JP2017206672A - インク及びインクジェット記録方法 - Google Patents

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麻衣子 岩見
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Abstract

【課題】非吸収性の記録メディアに付着させたインクのドット径が大きいインク、そのインクを用いるインクジェット記録方法、及びそのインクが付着した記録メディアの提供。【解決手段】水不溶性の着色剤、分散剤、及びインクの総質量に対して15質量%より多く45質量%未満のグリコールエーテルを含有するインクであって、前記分散剤がA−Bブロックポリマーであり、Aブロックを構成するモノマーがベンジルメタクリレートであり、Bブロックを構成するモノマーがアルキルメタクリレート及びメタクリル酸であるインクにより、前記の課題を解決できた。【選択図】なし

Description

本発明は、水性インク、そのインクを用いるインクジェット記録方法、及びそのインクが付着した記録メディアに関する。
各種のカラー記録方法の中で、インクジェットプリンタを用いるインクジェット記録方法は、代表的方法の1つである。この方法は、インクの小滴を発生させ、これを紙等の記録メディアに付着させ記録を行う。近年では産業用インクジェット記録の需要が高まり、様々な記録メディアへ記録ができるインクジェット記録方法が求められている。
塩ビシート等に代表されるインク非吸収性メディアに対して用いられるインクとしては、有機溶剤を主成分とした溶剤インク、重合性モノマーを含有させたUVインク等が提案されてきた。しかしながら、これらのインクはVOCや皮膚感作性のような、環境及び生物安全性上の問題が多い。このため、その用途が限定されることから、水性インクの開発が強く望まれてきた。
特許文献1及び2には、非吸収性の記録メディア上にも印字される水性インクが開示されている。
特許第5504890号公報 特許第5343366号公報
本発明は、非吸収性の記録メディアに付着させたインクのドット径が大きいインク、そのインクを用いるインクジェット記録方法、及びそのインクが付着した記録メディアの提供を課題とする。
本発明者らは、前記したような課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、着色剤、分散剤、及び特定の量のグリコールエーテルを含有するインクにより、前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は以下の1)〜10)に関する。
1)
水不溶性の着色剤、分散剤、及び、インクの総質量に対して15質量%より多く45質量%未満のグリコールエーテルを含有するインクであって、前記分散剤がA−Bブロックポリマーであり、Aブロックを構成するモノマーがベンジルメタクリレートであり、Bブロックを構成するモノマーがアルキルメタクリレート及びメタクリル酸であるインク。
2)
前記分散剤の酸価が、90〜200mgKOH/gである前記1)に記載のインク。
3)
前記分散剤の重量平均分子量が10000〜60000である前記1)又は2)に記載のインク。
4)
前記の水不溶性の着色剤が、顔料又は分散染料である前記1)〜3)のいずれか一項に記載のインク。
5)
前記グリコールエーテルが、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル及びジエチレングリコールモノブチルエーテルから選択されるグリコールエーテルである、前記1)に記載のインク。
6)
前記グリコールエーテルが、ジエチレングリコールモノエチルエーテル及びジエチレングリコールモノブチルエーテルから選択されるグリコールエーテルである、前記1)に記載のインク。
7)
前記グリコールエーテルが、ジエチレングリコールモノブチルエーテルである前記1)に記載のインク。
8)
前記1)〜7)のいずれか一項に記載のインクの液滴を記録信号に応じて吐出させて、記録メディアに付着させることにより記録を行うインクジェット記録方法。
9)
前記1)〜7)のいずれか一項に記載のインクが付着した記録メディア。
10)
前記1)〜7)のいずれか一項に記載のインクを含有する容器を有するインクジェットプリンタ。
本発明により、非吸収性の記録メディアに付着させたインクのドット径が大きいインク、そのインクを用いるインクジェット記録方法、及びそのインクが付着した記録メディアを提供できた。
本明細書において、「C.I.」とは、「カラーインデックス」を意味する。また、本明細書においては、実施例等も含めて「%」及び「部」は、特に断りのない限り、いずれも質量基準で記載する。
[水不溶性の着色剤]
本発明に使用される着色剤は、水不溶性の着色剤であれば特に限定されない。例えば、公知の顔料、分散染料、及び溶剤染料等が使用できる。本明細書において水不溶性の着色剤とは、25℃の水1リットルに対する溶解度が通常5g以下、好ましくは3g以下、より好ましくは1g以下、さらに好ましくは0.5g以下の着色剤を意味する。溶解度の下限は0gを含む。
なお、特に断りのない限り「水不溶性の着色剤」を、以下「着色剤」という。
着色剤は併用することができる。前記インクが含有する着色剤の種類は通常3種類以上、黒インクのときは3〜5種類が好ましく、黒インク以外のカラーインクのときは通常3種類、好ましくは2種類、又は1種類である。但し、黒インクが着色剤としてカーボンブラックを含有するときは、着色剤の種類は2種類、又は1種類が好ましい。本明細書において、カラーインクとは黒インク以外の有色インク(例えばイエロー、マゼンタ、シアン、レッド、オレンジ、ブラウン、バイオレット、ブルー、グリーン等の各色のインク)を意味する。
また、顔料、分散染料、及び溶剤染料の中では顔料が好ましい。顔料としては、無機顔料、有機顔料、及び体質顔料等が挙げられる。
無機顔料としては、例えばカーボンブラック、金属酸化物、水酸化物、硫化物、フェロシアン化物、及び金属塩化物等が挙げられる。
黒インクが含有する着色剤としてはサーマルブラック、アセチレンブラック、オイルファーネスブラック、ガスファーネスブラック、ランプブラック、ガスブラック、及びチャンネルブラック等のカーボンブラックが好ましい。カーボンブラックの具体例としては、例えば、コロンビア・カーボン社製のRavenシリーズ;キャボット社製のMonarchシリーズ、Regalシリーズ、及びMogulシリーズ;オリオンエンジニアドカーボンズ社製のColorBlackシリーズ、Printexシリーズ、SpecIalBlackシリーズ、及びNeroxシリーズ;三菱化学社製のMAシリーズ、MCFシリーズ、No.25、No.33、No.40、No.47、No.52、No.900、及びNo.2300等が挙げられる。
有機顔料として、例えばアゾ、ジアゾ、フタロシアニン、キナクリドン、イソインドリノン、ジオキサジン、ペリレン、ペリノン、チオインジゴ、アンソラキノン、及びキノフタロン等の各種の顔料が挙げられる。
有機顔料の具体例としては、例えばC.I.Pigment Yellow 1、2、3、12、13、14、16、17、24、55、73、74、75、83、93、94、95、97、98、108、114、128、129、138、139、150、151、154、180、185、193、199、202、213等のイエロー;C.I.Pigment Red 5、7、12、48、48:1、57、88、112、122、123、146、149、150、166、168、177、178、179、184、185、202、206、207、254、255、257、260、264、272等のレッド;C.I.Pigment Blue 1、2、3、15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、22、25、60、66、80等のブルー;C.I.Pigment Violet 19、23、29、37、38、50等のバイオレット;C.I.Pigment Orange 13、16、68、69、71、73等のオレンジ;C.I.Pigment Green7、36、54等のグリーン;C.I.Pigment Black 1等のブラックの各色の顔料が挙げられる。
体質顔料としては、例えば、シリカ、炭酸カルシウム、タルク、クレー、硫酸バリウム、及びホワイトカーボン等が挙げられる。体質顔料は、他の着色剤と併用されることが多い。
分散染料としては、公知の分散染料が挙げられる。それらの中ではC.I.Dispersから選択される染料が好ましい。その具体例としては、例えば、C.I.Dispers Yellow9、23、33、42、49、54、58、60、64、66、71、76、79、83、86、90、93、99、114、116、119、122、126、149、160、163、165、180、183、186、198、200、211、224、226、227、231、237等のイエロー;C.I.Dispers Red 60、73、88、91、92,111、127、131、143、145、146、152、153、154、167、179、191、192、206、221、258、283等のレッド;C.I.Dispers Orange 9、25、29、30、31、32、37、38、42、44、45、53、54、55、56、61、71、73、76、80、96、97等のオレンジ;C.I.Dispers Violet 25、27、28、54、57、60、73、77、79、79:1等のバイオレット;C.I.Dispers Blue 27、56、60、79:1、87、143、165、165:1、165:2、181、185、197、202、225、257、266、267、281、341、353、354、358、364、365、368等のブルーの各色の分散染料が挙げられる。
また、溶剤染料としてはC.I.Solventから選択される染料が好ましい。
前記インクの総質量に対する着色剤の含有量は、通常1〜30%、好ましくは1〜10%、より好ましくは2〜7%である。
また、着色剤の平均粒径は通常50nm〜250nm、好ましくは60nm〜200nmである。本明細書において平均粒径とは、レーザ光散乱法を用いて測定した粒子の平均粒径を言う。
[分散剤]
前記の分散剤は、Aブロック及びBブロックの2つのブロックから構成される、A−Bブロックポリマーであり、好ましくは水不溶性のA−Bブロックポリマーである。ここでいう「水不溶性」とは、25℃の水1リットルに対する溶解度が通常5g以下、好ましくは3g以下、より好ましくは1g以下、さらに好ましくは0.5g以下の分散剤を意味する。溶解度の下限は0gを含む。そのようなA−Bブロックポリマーとしては、例えば、国際公開2013/115071号ガゼットが開示するリビングラジカル重合法により得られるA−Bブロックポリマーが好ましい。また、このガゼットがA−Bブロックポリマー及びその合成方法として好ましい、及びより好ましい等として開示する内容は、前記の分散剤においても同様の意味を有する。
前記のうち、Aブロックはベンジルメタクリレートから構成されるのが好ましい。また、Bブロックはアルキルメタクリレート及びメタクリル酸から構成されるのが好ましい。アルキルメタクリレートとしては、アルキル部分が直鎖、又は分岐鎖のアルキルメタクリレートが挙げられ、直鎖のアルキルメタクリレートが好ましい。アルキル部分の炭素数は通常C3−C8、好ましくはC3−C6、特に好ましくはC4である。
前記の分散剤は、例えば国際公開2013/115071号ガゼットが開示する合成方法により得ることができる。
前記の分散剤の酸価は通常90〜200mgKOH/g、好ましくは100〜150mgKOH/g、より好ましくは100〜120mgKOH/gである。
分散剤の重量平均分子量は通常10000〜60000、好ましくは10000〜40000、より好ましくは15000〜30000である。
着色剤の総質量に対する分散剤の使用比率は通常0.1〜1.0、好ましくは0.1〜0.6、より好ましくは0.2〜0.5である。
[グリコールエーテル]
グリコールエーテルとしては、モノ、ジ又はトリC2−C4アルキレングリコールモノアルキルエーテルが挙げられる。好ましくはモノ、ジ又はトリC2−C3アルキレングリコールモノC1−C6アルキルエーテル、より好ましくはモノ又はジC2−C3アルキレングリコールモノC1−C6アルキルエーテル、さらに好ましくはモノ又はジC2−C3アルキレングリコールモノC1−C4アルキルエーテル、特に好ましくはジC2−C3アルキレングリコールモノC1−C4アルキルエーテルである。これらのアルキル部分は直鎖又は分岐鎖が好ましく、直鎖がより好ましい。その具体例としては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル等のモノC2アルキレングリコールモノC1−C6アルキルエーテル;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルジグリコール)等のジC2アルキレングリコールモノC1−C6アルキルエーテル;トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル等のトリC2アルキレングリコールモノC1−C6アルキルエーテル;及び、プロピレングリコールモノプロピルエーテル等のモノC3アルキレングリコールモノC1−C6アルキルエーテル等が挙げられる。これらのグリコールエーテルは1種類を使用することも、2種類以上を併用することもできる。
これらの中ではエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、及びジエチレングリコールモノブチルエーテルから選択されるグリコールエーテルが好ましく、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、及びジエチレングリコールモノブチルエーテルから選択されるグリコールエーテルがより好ましく、ジエチレングリコールモノブチルエーテルがさらに好ましい。
インクの総質量に対するグリコールエーテルの含有量は通常15%より多く45%未満、好ましくは18%〜42%、より好ましくは20%〜40%である。
前記の中和剤としては、例えば、アンモニア、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ土類金属の水酸化物、脂肪族アミン化合物及びアルカノールアミン化合物等が挙げられる。これらの中ではアルカリ金属の水酸化物が好ましい。これらの中和剤は1種類を使用することも、2種類以上を併用することもできる。
アルカリ金属の水酸化物としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、及び水酸化カリウムが挙げられ、水酸化リチウム、及び水酸化ナトリウムが好ましい。アルカリ土類金属の水酸化物として、例えば、水酸化ベリリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、及び水酸化ストロンチウム等が挙げられる。
脂肪族アミン化合物としては、例えば、モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン及びトリエチルアミン等の、モノ、ジ又はトリC1−C4アルキルアミン;好ましくはモノ、ジ又はトリC1−C3アルキルアミン;より好ましくはモノ、ジ又はトリC1−C2アルキルアミンが挙げられる。
アルカノールアミン化合物としては、モノ、ジ又はトリ(ヒドロキシC2−C4アルキル)アミン;好ましくはモノ、ジ又はトリ(ヒドロキシC2−C3アルキル)アミン;より好ましくはトリ(ヒドロキシC2−C3アルキル)アミンが挙げられる。その具体例としては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、メチルエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン及びメチルジエタノールアミン等が挙げられる。
中和剤の使用量は特に制限されない。その目安としては、分散剤の酸価の理論等量で中和したときを100%中和度として、通常30〜200%中和度、より好ましくは50〜120%中和度である。
前記インクのpHは、インクの保存安定性の向上、及びインクジェットプリンタ部材の腐食の防止等を目的として通常5〜11、好ましくは7〜10である。
また、インクの表面張力は通常10〜50mN/m、好ましくは20〜40mN/mである。
また、インクの粘度は通常30mPa・s以下、好ましくは20mPa・s以下、下限は0.1mPa・s程度である。
前記インクは必要に応じ、前記以外の成分としてインク調製剤を含有することができる。インク調製剤としては水溶性有機溶剤、防腐剤、防黴剤、pH調整剤、キレート試薬、防錆剤、水溶性紫外線吸収剤、酸化防止剤、界面活性剤、ワックス剤等のインク調製剤が挙げられる。インク調製剤は、1種類を使用することも、2種類以上を併用することもできる。
水溶性有機溶剤としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、第二ブタノール又は第三ブタノール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン等のC1−C6アルカノール;N,N−ジメチルホルムアミド又はN,N−ジメチルアセトアミド等のカルボン酸アミド;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン又はN−メチルピロリジン−2−オン等のラクタム;1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−オン又は1,3−ジメチルヘキサヒドロピリミド−2−オン等の環式尿素類;アセトン、2−メチル−2−ヒドロキシペンタン−4−オン、エチレンカーボネート等のケトン又はケトアルコール;テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル;エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,6−ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、分子量400、800、1540又はそれ以上のポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、チオジグリコール又はジチオジグリコール等のC2−C6アルキレン単位を有するモノ、オリゴ又はポリアルキレングリコール又はチオグリコール;グリセリン、ジグリセリン、ヘキサン−1,2,6−トリオール等のポリオール(トリオール);γ−ブチロラクトン又はジメチルスルホキシド等が挙げられる。
防腐剤の例としては、例えば有機硫黄系、有機窒素硫黄系、有機ハロゲン系、ハロアリールスルホン系、ヨードプロパギル系、ハロアルキルチオ系、ニトリル系、ピリジン系、8−オキシキノリン系、ベンゾチアゾール系、イソチアゾリン系、ジチオール系、ピリジンオキシド系、ニトロプロパン系、有機スズ系、フェノール系、第4アンモニウム塩系、トリアジン系、チアジン系、アニリド系、アダマンタン系、ジチオカーバメイト系、ブロム化インダノン系、ベンジルブロムアセテート系、又は無機塩系等の化合物が挙げられる。
また、アーチケミカル社製の商品名プロクセルGXL(S)、及びプロクセルXL−2(S)等のプロクセルシリーズが好ましく挙げられる。
防黴剤の具体例としては、デヒドロ酢酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ナトリウムピリジンチオン−1−オキシド、p−ヒドロキシ安息香酸エチルエステル、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン及びその塩等が挙げられる。
pH調整剤は、pHを前記の範囲に調整できる任意の物質を使用できる。その具体例としては、例えば、前記の中和剤;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩;ケイ酸ナトリウム、酢酸カリウム等の有機酸のアルカリ金属塩;及び、リン酸二ナトリウム等のアルカリ金属のリン酸塩等が挙げられる。
キレート試薬の具体例としては、例えばエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、及びウラシル二酢酸ナトリウム等が挙げられる。
防錆剤の具体例としては、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオグリコール酸アンモニウム、ジイソプロピルアンモニウムナイトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、及びジシクロヘキシルアンモニウムナイトライト等が挙げられる。
水溶性紫外線吸収剤の例としては、例えばスルホ化されたベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾ−ル系化合物、サリチル酸系化合物、桂皮酸系化合物、及びトリアジン系化合物が挙げられる。
酸化防止剤の例としては、例えば、各種の有機系及び金属錯体系の褪色防止剤を使用することができる。前記有機系の褪色防止剤の例としては、ハイドロキノン類、アルコキシフェノール類、ジアルコキシフェノール類、フェノール類、アニリン類、アミン類、インダン類、クロマン類、アルコキシアニリン類、及び複素環類等が挙げられる。
界面活性剤の例としては、例えばアニオン、カチオン、ノニオン、両性、シリコーン系、フッ素系等の、公知の界面活性剤が挙げられる。これらの中ではノニオン、及びシリコーン系から選択される界面活性剤が好ましく、シリコーン系がより好ましい。
アニオン界面活性剤としてはアルキルスルホカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、N−アシルアミノ酸又はその塩、N−アシルメチルタウリン塩、アルキル硫酸塩ポリオキシアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ロジン酸石鹸、ヒマシ油硫酸エステル塩、ラウリルアルコール硫酸エステル塩、アルキルフェノール型リン酸エステル、アルキル型リン酸エステル、アルキルアリールスルホン酸塩、ジエチルスルホ琥珀酸塩、ジエチルヘキシルスルホ琥珀酸塩、ジオクチルスルホ琥珀酸塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては2−ビニルピリジン誘導体、ポリ4−ビニルピリジン誘導体等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としてはポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のエーテル系;ポリオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンジステアリン酸エステル、ソルビタンラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンステアレート等のエステル系;2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール等のアセチレングリコール(アルコール)系、及びそれらのC2−C4アルキレンオキシ付加物;ポリグリコールエーテル系等が挙げられる。
両性界面活性剤としてはラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ポリオクチルポリアミノエチルグリシン、イミダゾリン誘導体等が挙げられる。
シリコーン系界面活性剤としては、ポリエーテル変性シロキサン、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン等が挙げられる。その一例としては、エアープロダクツ社製のダイノール960、ダイノール980、日信化学株式会社製のシルフェイスSAG001、シルフェイスSAG002、シルフェイスSAG003、シルフェイスSAG005、シルフェイスSAG503A、シルフェイスSAG008、シルフェイスSAG009、シルフェイスSAG010、及びビックケミー社製のBYK−345、BYK−347、BYK−348、BYK−349、BYK−3455等が挙げられる。これらの中では、ビックケミー社製のBYKシリーズ等で知られるポリエーテル変性シロキサンが好ましい。
フッ素系界面活性剤としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸化合物、パーフルオロアルキルカルボン酸系化合物、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物等が挙げられる。フッ素系界面活性剤は、例えばDuPont社、オムノバ社、DIC株式会社、及びビックケミー社等から、様々な種類の製品を容易に購入することができる。
前記インクを調製するときは、公知の分散インクの製造方法を使用することができる。その一例としては、例えば、着色剤と分散剤とから水性の分散液を調製し、この分散液にグリコールエーテル、及び必要に応じてインク調製剤を加えて混合することにより、インクを調製する方法が挙げられる。
水不溶性の分散剤により着色剤を分散する方法としては、例えば、転相乳化法が挙げられる。すなわち、2−ブタノン等の有機溶剤に分散剤を溶解し、中和剤の水溶液を加えて乳化液を調製する。得られた乳化液に着色剤を加えて分散処理を行う。このようにして得られた液から有機溶剤と一部の水を減圧留去することにより、目的とする着色剤の分散液を得ることができる。
分散処理としては、例えば、着色剤と分散剤とをサンドミル(ビーズミル)、ロールミル、ボールミル、ペイントシェーカー、超音波分散機、マイクロフルイダイザー等に入れて、分散を行う方法が挙げられる。一例として、サンドミルを用いるときは、粒子径が0.01mm〜1mm程度のビーズを使用し、ビーズの充填率を適宜設定して分散処理を行うことができる。
前記のようにして得られた分散液に対して、ろ過及び/又は遠心分離等の操作をすることができる。この操作により、分散液が含有する粒子の粒子径の大きさを揃えることができる。
前記インクをインクジェットインクとして使用するときは、金属陽イオンの塩化物(例えば塩化ナトリウム)、及び硫酸塩(例えば硫酸ナトリウム)等の無機不純物の含有量の少ないインクが好ましい。このような無機不純物は、市販品の着色剤に含まれることが多い。無機不純物含有量の目安は、おおよそ着色剤の総質量に対して1質量%以下程度であり、下限は分析機器の検出限界以下、すなわち0%でよい。無機不純物の少ない着色剤を得る方法としては、例えば、逆浸透膜を用いる方法;着色剤の固体をメタノール等のC1−C4アルコール及び水の混合溶媒中で懸濁撹拌し、着色体を濾過分離して、乾燥する方法;又は、イオン交換樹脂で無機不純物を交換吸着する方法;等の脱塩処理が挙げられる。このような方法により、着色剤の総質量に対する無機不純物の含有量を1%以下とするのが好ましい。下限は検出機器の検出限界以下、すなわち0%とすることができる。
また、前記インクをインクジェットインクとして使用するときは、インクを精密濾過することが好ましい。精密濾過をするときは、メンブランフィルター及び/又はガラス濾紙等を用いることができる。精密濾過を行うときのフィルター等の孔径は通常0.5μm〜20μm、好ましくは0.5μm〜10μmである。
前記インクは、各種の記録・印刷分野に使用することができる。例えば、筆記、印刷、情報記録、捺染等の用途に好適である。特に、インクジェット記録に用いることが好ましい。
前記インクジェット記録方法は、前記インクの液滴を記録信号に応じて吐出させて、記録メディアに付着させることにより記録を行う方法である。インクの吐出を行うインクジェットプリンタのインクノズル等については特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
インクジェット記録方法としては、インク中の着色剤の含有量の低いインクを小さい体積で多数射出して画質を改良する方法;実質的に同じ色相で、インク中の着色剤の含有量が異なる複数のインクを用いて画質を改良する方法;及び、無色透明のインクと、着色剤を含有するインクとを併用することにより、記録メディアに対する着色剤の定着性を向上させる方法等も挙げられる。前記インクは、これらの方法においても着色剤を含有するインクとして使用することができる。
インクジェット記録方式は、公知の方式を使用できる。その一例としては、例えば、電荷制御方式、ドロップオンデマンド方式(圧力パルス方式ともいう。)、音響インクジェット方式、サーマルインクジェット方式等が挙げられる。
前記記録メディアは、前記インクにより着色される物質であれば特に制限されない。その一例としては、インク受容層を有する紙、及び繊維等の記録メディア;及び、インク受容層を有さないインク難吸収性、及びインク非吸収性の記録メディアが挙げられる。これらの記録メディアはいずれも好ましい。
ここで、インク難吸収性、及び非吸収性の記録メディアに対して、通常の水性インクで記録を行うと、インクの吸収が困難であるためにモットリングを生じたり、インクがはじかれる現象が生じる。一方、前記インクはそのような記録メディアに対してもインクがはじかれることなく記録を行うことができる。このため、記録メディアとしてはインク難吸収性、及び非吸収性が好ましく、インク非吸収性が特に好ましい。インク難吸収性の記録メディアとしては、例えば普通紙、グラビア印刷やオフセット印刷等に用いられるメディア、アート紙、コート紙、マット紙、キャスト紙等が挙げられる。また、インク非吸収性の記録メディアとしては塩化ビニルシート、高分子シート、ガラス、ゴム等が挙げられる。
前記インクジェット記録方法で記録メディアに記録するときは、例えば前記インクを含有する容器(インクタンク等という。)をインクジェットプリンタの所定の位置に装填し、前記の記録方法で記録メディアに記録する。
前記インクジェット記録方法は、前記カラーインクから選択される複数のインクのインクセットとして、フルカラーの記録ができる。そのときは、各色のインクを含有する容器を前記と同様にインクジェットプリンタの所定の位置に装填し、前記の記録方法で記録メディアに記録する。
前記の全ての内容について、好ましいもの同士の組み合わせはより好ましく、より好ましいもの同士の組み合わせはさらに好ましい。好ましいものとより好ましいものとの組み合わせ、より好ましいものとさらに好ましいものとの組み合わせについても同様である。
本発明のインクは実施的に水を含有する水性インクであり、インクジェット専用紙等のインク受容層を有する記録メディア、及びインク受容層を有さない汎用普通紙、インク難吸収性、及びインク非吸収性の記録メディア等のいずれを使用しても、はじきのない高画質な記録画像を得ることができる。
また、本発明のインクにより得られた記録画像のインクのドット径は、通常のインクにより得られた記録画像のドット径よりも大きい。このため、複数のパスで印刷することなく、1パスの印刷でも効率よくベタ印刷が行えることから、本発明のインクを使用すると印刷時間、及びインクの消費量の両方を低減することができる。この効果は、産業用途において特に有用である。また、ドット径が小さいために複数のパスでベタ印刷を行うと、インクの使用量が増加するため記録画像がモットリング及び/又は粒状感を生じることがある。しかし、本発明のインクにより得られる記録画像は、そのような現象を生じることもない。
また、本発明のインクにより得られた記録画像は耐擦過性に優れ、記録メディア上でのインクドットの真円度が高く、平滑性があり、光沢感を損なわない画像が得られる。さらに、耐水性、耐光性、耐熱性、耐酸化ガス(例えば耐オゾンガス)性等の各種堅牢性に優れた記録画像を得ることができる。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例によって限定されるものではない。また、各合成反応等の操作は、特に断りのない限りいずれも攪拌下にて行った。
実施例において、分散液中の顔料固形分の定量が必要なときは、株式会社エイ・アンド・デイ社製のMS−70を用い、乾燥重量法により求めた。
[分散液1の調製]
国際公開第2013/115071号の合成例3に記載のブロック共重合体を調製し、以下、これを分散剤として用いた。得られた分散剤6部を2−ブタノン30部に溶解して溶液とした。この溶液に、0.44gの水酸化ナトリウムを41部のイオン交換水に溶解させた液を加え、1時間攪拌することにより乳化液を調製した。得られた液と、C.I.Pigment Blue 15:3(大日精化工業社製シアニンブルー A220J)20部をサンドグラインダー中に加え、1500rpmの条件下で15時間分散処理を行って液を得た。得られた液にイオン交換水100部を滴下した後、この液をろ過して分散用ビーズをろ別した。エバポレータでろ液から2−ブタノン、及び水の一部を減圧留去することにより、顔料固形分が11.9%のシアン分散液を得た。これを「分散液1」とする。
[インクの調製]
下記表1に記載の各成分を混合した後、3μmのメンブランフィルターでろ過することにより、評価試験用の各実施例、及び比較例のインクを得た。
Figure 2017206672
[ドット径の測定]
各実施例及び比較例のインクを、セイコーエプソン社製インクジェットプリンタ、商品名 PX205にてポリ塩化ビニルシート(メタマーク社製)に10%Duty画像としてベタ印刷を行い、記録画像を得た。得られた記録画像を室温で24時間静置し、これを評価試験用の試験片とした。
得られた各試験片のドット径を、光学顕微鏡(VHX−1000、キーエンス社製)にて測定した。測定結果を下記表2に示す。
但し、比較例3のインクは吐出性が悪く、サテライトと共に多数のピン欠けも発生し、均一なベタ画像が得られなかった。このため、ドット径の測定は行わなかった。
[(E)安定性試験]
前記実施例及び比較例の各インク50mlをサンプル瓶に入れ、これを密閉して60℃の恒温槽内で3日間保存した。保存後の各インクを約25℃の室温に戻した後、各インクの粘度を測定し、保存前後の粘度の変化率(%)を以下の基準で評価した。結果を下記表2に示す。なお、粘度測定には回転型粘度計(R115型粘度計、東機産業株式会社製)を用いた。
[安定性の評価基準]
A:粘度変化が初期値に対して5%以内。
B:粘度変化が初期値に対して5%より大きく、10%以内。
C:粘度変化が初期値に対して10%より大きい。
Figure 2017206672
表2の結果から明らかなように、実施例のインクは比較例2のインクと比較して約21%、比較例1のインクと比較すると26%もドット径の大きい記録画像が得られることが確認された。また、比較例3のインクは吐出性に加えて保存安定性も悪く、実用には耐えないことが確認された。
[分散液2及び3の調製]
C.I.Pigment Blue 15:3(大日精化工業社製シアニンブルー A220J)20部の代わりに、クラリアント社製Inkjet Magenta E−02を20部、又は、C.I.Pigment Red 150(冨士色素社製FUJI FAST CARMINE 522−1D、20部)をそれぞれ用いる以外は分散液1の調製と同様にして、下記する顔料固形分の分散液2、及び分散液3を得た。
Inkjet Magenta E−02は、C.I.Pigment Red 122とC.I.Pigment Violet 19の固溶体顔料である。
[顔料固形分]
分散液2:11.9%(Inkjet Magenta E−02)。
分散液3:12.0%(C.I.Pigment Red 150)。
[インクの調製]
表1の実施例1のインクにおいて、分散液1(42部)の代わりに、分散液2(29部)及び分散液3(13部)を併用する以外は実施例1と同様にして、実施例3のインクを調製した。
前記のようにして得た実施例3のインクを用い、前記と同様にして[ドット径の測定]及び[(E)安定性試験]を実施した。その結果、実施例3のインクでベタ印刷を行った試験片のドット径は29μm、保存安定性は評価「A」であり、実施例1及び実施例2と同等の効果を奏することが確認された。
本発明のインクによりドット径の大きい記録画像を得られる。すなわち、本発明のインクを使用すると印刷時間、及びインクの消費量の両方を低減することができる。このため、本発明のインクは各種の記録用インク、特にインクジェットインクとして極めて有用である。

Claims (10)

  1. 水不溶性の着色剤、分散剤、及び、インクの総質量に対して15質量%より多く45質量%未満のグリコールエーテルを含有するインクであって、前記分散剤がA−Bブロックポリマーであり、Aブロックを構成するモノマーがベンジルメタクリレートであり、Bブロックを構成するモノマーがアルキルメタクリレート及びメタクリル酸であるインク。
  2. 前記分散剤の酸価が、90〜200mgKOH/gである請求項1に記載のインク。
  3. 前記分散剤の重量平均分子量が10000〜60000である請求項1又は2に記載のインク。
  4. 前記の水不溶性の着色剤が、顔料又は分散染料である請求項1〜4のいずれか一項に記載のインク。
  5. 前記グリコールエーテルが、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル及びジエチレングリコールモノブチルエーテルから選択されるグリコールエーテルである、請求項1に記載のインク。
  6. 前記グリコールエーテルが、ジエチレングリコールモノエチルエーテル及びジエチレングリコールモノブチルエーテルから選択されるグリコールエーテルである、請求項1に記載のインク。
  7. 前記グリコールエーテルが、ジエチレングリコールモノブチルエーテルである請求項1に記載のインク。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のインクの液滴を記録信号に応じて吐出させて、記録メディアに付着させることにより記録を行うインクジェット記録方法。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のインクが付着した記録メディア。
  10. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のインクを含有する容器を有するインクジェットプリンタ。
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