JP2017202572A - 充填液交換装置 - Google Patents

充填液交換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017202572A
JP2017202572A JP2016093760A JP2016093760A JP2017202572A JP 2017202572 A JP2017202572 A JP 2017202572A JP 2016093760 A JP2016093760 A JP 2016093760A JP 2016093760 A JP2016093760 A JP 2016093760A JP 2017202572 A JP2017202572 A JP 2017202572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning liquid
liquid
cleaning
filling
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016093760A
Other languages
English (en)
Inventor
小野克昭
Katsuaki Ono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2016093760A priority Critical patent/JP2017202572A/ja
Publication of JP2017202572A publication Critical patent/JP2017202572A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

【課題】充填液の種類に応じて第一洗浄液が変更されても、コストを増大させずに第一洗浄液の通過した流路を洗浄でき、かつ作業者が該流路を清掃する必要がない充填液交換装置を提供する。
【解決手段】圧力付与手段210と、第一洗浄液を貯蔵した第一貯留部107と、異なる種類の第二洗浄液を貯蔵した第二貯留部108と、廃液回収部104,103と、圧力付与手段、第一貯留部、第二貯留部及び廃液回収部のそれぞれ流路に接続する流路接続手段400,401,402と、流路接続手段に着脱可能な液滴吐出ヘッド部101と、ヘッド部に充填する充填液を収容した充填液収容部106と、を備える充填液交換装置100において、ヘッド洗浄動作の終了後に、別な種類の第一洗浄液を使用する場合には、第一貯留部107内の第一洗浄液を第二洗浄液に入れ替えた後、第一洗浄液が通過した流路に第二洗浄液を流して第一洗浄液が通過した流路を洗浄する。
【選択図】図5

Description

本発明は、充填液交換装置に関する。
インクジェット記録装置のヘッドに充填されるインクは複数種類あるため、充填液交換装置でも、自動ヘッド洗浄を行うために、インクの種類に応じた複数種類の洗浄液(第1洗浄液)が使用される。洗浄液同士が混合すると洗浄効果が無くなるなどの副作用があるため、インクの洗浄液同士の混合を防止する必要がある。現在の充填液交換装置では、異なる洗浄液を使用する度に、洗浄液が通過した流路を含む洗浄液ユニット一式を交換する必要があるため、洗浄液(第一洗浄液)毎に部品が必要になり、洗浄液(第一洗浄液)が増える度に洗浄液ユニットの部品が必要になって、コストが増大する。
従来の充填液交換装置では、(1)洗浄液ユニットを交換し、(2)洗浄液ユニットを充填液交換装置から取り外し、第二洗浄液(アセトン等)で洗浄液ユニットを清掃していた。
しかし、洗浄液が通過する流路を含む洗浄液(第一洗浄液)ユニットが洗浄液毎に必要になるためコストが高くなる。また、洗浄液ユニットを取り外して第二洗浄液(アセトン等)で清掃する作業は作業者にとって時間がかかり、危険でもある。
特許文献1は、インクジェットヘッドの洗浄工程において、ヘッドの向きに適した洗浄方法を行うインクジェトヘッド洗浄装置を開示している。この装置では、第一洗浄液と第二洗浄液が使用され、インクジェットヘッドを支持する固定台の回転部を回転させ、ヘッドの向きに適した洗浄を行うことで、ヘッド内のゴミや泡が取り除かれる。しかし、使用すべき第一洗浄液はインク毎に異なるため、異なるインクを使用したヘッドを洗浄する場合には第一洗浄液の種類も変える必要がある。異なる第一洗浄液の混合を防止する必要があるが、この装置では異なる洗浄液を使用した場合の対処方法は無く、第一洗浄液の流路内で異なる洗浄液が混合してしまう。
また第二洗浄液は、第一洗浄液の混合比を変えただけなので、異なる第二洗浄液を使用する場合も同様に第二洗浄液の流路内で異なる洗浄液が混合する不具合が発生してしまう。
そこで本発明は、充填液の種類に応じて第一洗浄液が変更されても、コストを増大させずに第一洗浄液の通過した流路を洗浄でき、かつ作業者が第一洗浄液の通過した流路を清掃する必要がない充填液交換装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するため、圧力付与手段と、第一洗浄液を貯蔵した第一洗浄液貯留部と、前記第一洗浄液とは異なる種類の第二洗浄液を貯蔵した第二洗浄液貯留部と、廃液回収部と、前記圧力付与手段、前記第一洗浄液貯留部、前記第二洗浄液貯留部、及び、前記廃液回収部のそれぞれ流路に接続する流路接続手段と、前記流路接続手段に着脱可能な液滴吐出ヘッド部と、前記液滴吐出ヘッド部に充填する充填液を収容した充填液収容部と、を備え、前記圧力付与手段により前記充填液を前記液滴吐出ヘッド部に供給して前記充填液の交換と、前記第一洗浄液及び前記第二洗浄液を前記液滴吐出ヘッド部に供給して前記液滴吐出ヘッド部の洗浄とを行う、充填液交換装置において、ヘッド洗浄動作の終了後に、別な種類の第一洗浄液を使用する場合には、前記第一洗浄液貯留部内の前記第一洗浄液を前記第二洗浄液に入れ替えた後、前記第一洗浄液が通過した流路に前記第二洗浄液を流して前記第一洗浄液が通過した流路を洗浄することを特徴とする充填液交換装置を提案する。
第一洗浄液毎に洗浄液ユニットを変える必要がないためコストの増大が生じず、作業者が洗浄液ユニットを清掃する必要もない。
実施形態に係る充填液交換装置100の構成図である。 液滴吐出ヘッド部101を示す図である。 実施形態に係る充填液交換装置の制御ブロック図の一例である。 充填液交換装置100と第一洗浄液ユニット600を示す図である。 実施形態1に係る第一洗浄液ユニット600の洗浄動作を示す図である。 図5の洗浄動作を示すフローチャートである。 実施形態2に係る第一洗浄液ユニット600の洗浄動作を示す図である。 図7の洗浄動作を示すフローチャートである。 実施形態3に係る第一洗浄液ユニット600の洗浄動作を示す図である。 図9の洗浄動作を示すフローチャートである。
図1は実施形態に係る充填液交換装置100の構成図である。
本実施形態に係る充填液交換装置100は、圧力付与手段としての加圧ポンプ210と、第一洗浄液を貯蔵した第一洗浄液貯留部としての第一洗浄液タンク107と、第一洗浄液とは異なる種類の第二洗浄液を貯蔵した第二洗浄液貯留部としての第二洗浄液タンク108と、を有する。また、充填液交換装置100は、廃液回収部としての第二廃液タンク104及び第一廃液タンク103と、加圧ポンプ210、加圧タンク109、第一洗浄液タンク107、第二洗浄液タンク108、第二廃液タンク104、第一廃液タンク103のそれぞれ流路に接続する流路接続手段としての第一流路継手400、第二流路継手401、第三流路継手402と、流路接続手段に着脱可能な液滴吐出ヘッド部101と、液滴吐出ヘッド部に充填する充填液を収容した充填液収容部としてのインクタンク106と、を備える。充填液交換装置100では、加圧ポンプ210により充填液を液滴吐出ヘッド部101の流路内に供給して充填液の交換と、第一洗浄液及び第二洗浄液を液滴吐出ヘッド部101の流路内に供給して液滴吐出ヘッド部の洗浄とを行う。
次に、充填液交換装置100の構成部品の機能を説明する。
液滴吐出ヘッド部101は、インクジェット記録装置のヘッドである。
減圧タンク102は、充填液交換装置100及びこれに接続する流路を減圧する時に減圧ポンプ211によって減圧されるタンクであり、減圧されたエアを貯留する。
廃液回収部としての第一廃液タンク103は、インクタンク106及び第一洗浄液タンク107から流入する液体(廃液)を貯蔵するタンクである。第一廃液タンク103が液体(廃液)で満杯になったら、液体(廃液)は廃棄される。
廃液回収部としての第二廃液タンク104は、第二洗浄液タンク108から流入する液体(廃液)を貯蔵するタンクである。第二廃液タンク104が液体(廃液)で満杯になったら、液体(廃液)は廃棄される。
ワイピングユニット105は、液滴吐出ヘッド部101の洗浄後にヘッドノズル面の払拭を行う装置である。図示のように、ワイピングユニット105はIOコントローラ部501(図3参照)によって上下左右に移動され、頂部の布でヘッドノズル面を清掃する。
充填液収容部としてのインクタンク106は、液滴吐出ヘッド部101に充填するためのインクを貯蔵しているタンクである。ヘッドにインクを充填する際には、インクタンク106をヘッド流路入口にある第一流路継手400に接続し、インクを充填する。
第一洗浄液貯留部としての第一洗浄液タンク107は、その内部に第一洗浄液を貯蔵し、第一洗浄液を送り出すためのタンクである。
第二洗浄液貯留部としての第二洗浄液タンク108は、その内部に第二洗浄液を貯蔵し、第二洗浄液を送り出すためのタンクである。第二洗浄液は第一洗浄液とは異なる種類の液体である。
圧力付与手段を構成する加圧タンク109は、充填液交換装置100及びこれに接続する流路を加圧する時に加圧ポンプ210によって加圧されるタンクであり、加圧されたエアを貯留する。
第5電磁弁200は、加圧タンク109を密閉又は開放する弁であり、電源ONにより弁が開き、電源OFFにより弁が閉じるようにIOコントローラ部501(図3参照)によって制御される。加圧ポンプ210により加圧タンク109内のエアを加圧する場合には、第5電磁弁200は電源OFFにより密閉するが、加圧を解除する場合には第5電磁弁200は電源ONにより開放する。
本実施形態では、第1電磁弁203以外の9箇所の電磁弁は全て、電源ONで開くようにIOコントローラ部501(図3参照)によって制御される。
第4電磁弁201は、第二洗浄液タンク108と液滴吐出ヘッド部101の第一流路継手400との間の流路に設けられ、電源ONで弁が開くようにIOコントローラ部501(図3参照)によって制御される。第二洗浄液タンク108から液滴吐出ヘッド部101へ、第二洗浄液タンク108内の第二洗浄液を送る際に第4電磁弁201が開き、これにより第二洗浄液が送られる。
第3電磁弁202は、加圧タンク109と液滴吐出ヘッド部101の第一流路継手400との間の流路に設けられ、電源ONで弁が開くようにIOコントローラ部501(図3参照)によって制御される。加圧タンク109から液滴吐出ヘッド部101へ、加圧タンク109内のエアを送る際に第3電磁弁202が開き、これによりエアが送られる。
第1電磁弁203は、IOコントローラ部501(図3参照)によって制御され、図示の通り第一洗浄液タンク107からの流路と、第二洗浄液タンク108及び加圧タンク109からの流路との交差部に設けられ、電源ON・OFFにより送り方向を変える機能を有する。具体的には、第一洗浄液タンク107から液滴吐出ヘッド部101へ第一洗浄液を送る際には、第1電磁弁203は電源ONされ、これにより第一洗浄液が送られる。第二洗浄液タンク108から液滴吐出ヘッド部101へ第二洗浄液を送る際と、加圧タンク109から液滴吐出ヘッド部101へエアを送る際には、第1電磁弁203は電源OFFされ、これにより第二洗浄液とエアが送られる。
第2電磁弁204は、第一洗浄液タンク107と第1電磁弁203の間の流路に設けられ、電源ONで弁が開くようにIOコントローラ部501(図3参照)によって制御される。第一洗浄液タンク107から液滴吐出ヘッド部101へ第一洗浄液を送る際に第2電磁弁204が開き、これにより洗浄液が送られる。
第6電磁弁205は、液滴吐出ヘッド部101のノズル面出口に接続される弁であり、電源ONで弁が開くようにIOコントローラ部501(図3参照)によって制御される。第一流路継手400を介して第一洗浄液タンク107側から液滴吐出ヘッド部101へ流入してきた第一洗浄液又はインクを第三流路継手402側へ送る際に、第6電磁弁205はONし、これにより第一洗浄液又はインクが送られる。
第7電磁弁206は、第一廃液タンク103及び第二廃液タンク104と液滴吐出ヘッド部101の第二流路継手401との間の流路に設けられ、電源ONで弁が開くようにIOコントローラ部501(図3参照)によって制御される。第一流路継手400を介して洗浄液タンク側から流れてきた洗浄液(第一洗浄液及び第二洗浄液)又はインクを第二流路継手401側へ送る際に、第7電磁弁206はONし、これにより洗浄液又はインクが送られる。
第9電磁弁207は、第6電磁弁205又は第7電磁弁206と第一廃液タンク103との間の流路に設けられ、電源ONで弁が開くようにIOコントローラ部501(図3参照)によって制御される。第9電磁弁207は、第一洗浄液タンク107から流れてくる液体をインクタンク106又は第一廃液タンク103に送る際にONし、これによりインク又は洗浄液が送られる。
第10電磁弁208は、第二廃液タンク104に延びる流路に設けられ、電源ONで弁が開くようにIOコントローラ部501(図3参照)によって制御される。第10電磁弁208は、第二洗浄液タンク108から流れてくる液体を第二廃液タンク104に送る際にONし、これにより第二洗浄液が送られる。
第8電磁弁209は、減圧タンク102を密閉又は開放する弁であり、電源ONで弁が開き、電源OFFにより弁が閉じるようにIOコントローラ部501(図3参照)によって制御される。減圧ポンプ211により減圧タンク102内のエアを減圧する場合には、第8電磁弁209は電源ONにより開放し、減圧を解除する場合に電源OFFにより密閉する。
圧力付与手段を構成する加圧ポンプ210は、IOコントローラ部501からの信号を受けて加圧タンク109を加圧するポンプであり、加圧によりタンク内のエア、第一洗浄タンク107内の液体、第二洗浄タンク108内の液体が送られる。
減圧ポンプ211は、IOコントローラ部501からの信号を受けて減圧タンク102を減圧するポンプであり、インクタンク106内にある液体を搬送するために使用される。
第一圧力検知センサ300は、加圧タンク109の圧力(正圧)を検知するセンサであり、検知された圧力値は加圧ポンプ210を制御するために使用される。
第二満杯検知センサ301は第二廃液タンク104が液体で満杯になったことを検知するセンサである。第二廃液タンク104が満杯になったら第二満杯検知センサ301はIOコントローラ部501(図3参照)に信号を出し、これ以上第二廃液タンクに液体が流れないように動作を停止させる。
第一満杯検知センサ302は第一廃液タンク103の満杯を検知するセンサである。第一廃液タンク103が満杯になったら第一満杯検知センサ302はIOコントローラ部501(図3参照)に信号を出し、これ以上第一廃液タンクに液体が流れないように動作を停止させる。
第二圧力検知センサ303は、減圧タンク102の圧力(負圧)を検知するセンサであり、検知された圧力値は減圧ポンプ211を制御するために使用される。
流路接続手段としての第一流路継手400、第二流路継手401、第三流路継手402は、各継手が配置された場所で、液滴吐出ヘッド部101とこれに接続される流路を脱着可能に繋ぐための継手である。
本実施形態の充填液交換装置100は、試験対象である液滴吐出ヘッド部101が3箇所の流路継手400,401,402によって充填液交換装置100に着脱可能に構成されている。ここで、流路継手のために着脱時における着脱容易性や液垂れ防止を考慮してチューブカップリング(管継手)を用いるのが望ましい。
本実施例における充填液交換装置は、主として、インクタンク106を第一流路継手400又は第三流路継手402に接続し、第二流路継手401と第7電磁弁206間を接続して行うインク充填動作と、第1電磁弁203と第一流路継手400間を接続し、第6電磁弁205と第三流路継手402間を接続し、第二流路継手401と第7電磁弁206間を接続して行う、ヘッド洗浄動作を行う。
インク充填動作では、IOコントローラ部501によって減圧ポンプ211を動作させ、減圧タンク102内の圧力を所要の圧力に下げ、第7電磁弁206及び第9電磁弁207の電源をONし、これらの弁を開通させる。このとき、他の電磁弁の電源はOFFになっており、弁は閉じられている。これにより、充填液交換装置100では、インクタンク106から液滴吐出ヘッド部101のヘッド流路、第7電磁弁206、第9電磁弁207を通って第一廃液タンク103に至る流路が形成され、第一廃液タンク103は減圧タンク102に連通している。よって、インクタンク106に貯留しているインクは負圧によってヘッド内へ充填される。ヘッド内を通過したインクは第一廃液タンク103に排出され、貯留される。
ヘッド洗浄動作では、ヘッド内の充填済み充填液を抜く充填液抜き動作と、第一洗浄液タンク107内の第一洗浄液をヘッド流路に流す第一洗浄動作と、第一洗浄液を洗浄するために第二洗浄液タンク108内の第二洗浄液をヘッド流路に流す第二洗浄動作と、ヘッド内流路を乾燥させるためエア送りする乾燥動作に分けられる。
ヘッド洗浄動作の充填液抜き動作では、IOコントローラ部501によって加圧ポンプ210を動作させ、加圧タンク109内のエアの圧力を所要の圧力に上げて、第3電磁弁202、第1電磁弁203、第7電磁弁206、第9電磁弁207の電源をONし、これらの弁を開通させる。このとき、他の電磁弁の電源はOFFになっており、弁は閉じられている。これにより、充填液交換装置100では、加圧タンク109から第3電磁弁202、第1電磁弁203、液滴吐出ヘッド部101のヘッド流路、第7電磁弁206、第9電磁弁207を通って第一廃液タンク103に至る流路が形成され、加圧タンク109内のエアはこの順に流路を通る。この際、ヘッド流路の充填液抜き動作が行われる。
同様に、IOコントローラ部501によって第3電磁弁202、第1電磁弁203、第6電磁弁205、第9電磁弁207の電源をONし、これらの弁を開通させる。このとき、他の電磁弁の電源はOFFになっており、弁は閉じられている。これにより、充填液交換装置100では、加圧タンク109から第3電磁弁202、第1電磁弁203、液滴吐出ヘッド部101のノズル面、第6電磁弁205、第9電磁弁207を通って第一廃液タンク103に至る流路が形成され、加圧タンク109内のエアはこの順に流路を通る。この際、ノズル面の充填液抜き動作が行われる。
これらの充填液抜き動作により、ヘッド流路とノズル面からの廃液は第一廃液タンク103に排出される。
ヘッド洗浄動作の第一洗浄動作では、IOコントローラ部501によって加圧ポンプ210を動作させ、加圧タンク109内のエアの圧力を所要の圧力に上げて、第2電磁弁204、第1電磁弁203、第7電磁弁206、第9電磁弁207の電源をONし、これらの弁を開通させる。このとき、他の電磁弁の電源はOFFになっており、弁は閉じられている。これにより、充填液交換装置100では、加圧タンク109から第一洗浄液タンク107、第2電磁弁204、第1電磁弁203、液滴吐出ヘッド部101のヘッド流路、第7電磁弁206、第9電磁弁207を通って第一廃液タンク103に至る流路が形成され、第一洗浄液タンク107内の第一洗浄液はこの順に流路を通る。よって、第一洗浄液タンク107に貯留している第一洗浄液がヘッド流路に流れ、ヘッド流路が洗浄される。
また同様に、IOコントローラ部501によって第2電磁弁204、第1電磁弁203、第6電磁弁205、第9電磁弁207の電源をONし、これらの弁を開通させる。このとき、他の電磁弁の電源はOFFになっており、弁は閉じられている。これにより、充填液交換装置100では、加圧タンク109から第一洗浄液タンク107、第2電磁弁204、第1電磁弁203、液滴吐出ヘッド部101のノズル面、第6電磁弁205、第9電磁弁207を通って第一廃液タンク103に至る流路が形成され、第一洗浄液タンク107内の第一洗浄液はこの順に流路を通る。よって、第一洗浄液タンク107に貯留している第一洗浄液がノズル面に流れ、ノズル面が洗浄される。
ヘッド洗浄動作の第二洗浄動作では、IOコントローラ部501によって加圧ポンプ210を動作させ、加圧タンク109内の圧力を所要の圧力に上げて、第4電磁弁201、第1電磁弁203、第7電磁弁206、第10電磁弁208の電源をONして弁を開通させる。このとき、他の電磁弁の電源はOFFになっており、他の弁は閉じられている。これにより、充填液交換装置100では、加圧タンク109から第二洗浄液タンク108、第4電磁弁201、第1電磁弁203、液滴吐出ヘッド部101のヘッド流路、第7電磁弁206、第10電磁弁208を通って第二廃液タンク104に至る流路が形成される。第二洗浄液タンク108内の第二洗浄液は、この順に流路を通る。このようにして、第二洗浄液タンク108に貯留している第二洗浄液がヘッド流路に流れ、ヘッド流路が洗浄される。
また同様に、IOコントローラ部501によって加圧ポンプ210を動作させ、加圧タンク109内の圧力を所要の圧力に上げて、第4電磁弁201、第1電磁弁203、第6電磁弁205、第10電磁弁208の電源をONし、これらの弁を開通させる。このとき、他の電磁弁の電源はOFFになっており、弁は閉じられている。これにより、充填液交換装置100では、加圧タンク109から第二洗浄液タンク108、第4電磁弁201、第1電磁弁203、液滴吐出ヘッド部101のノズル面、第6電磁弁205、第10電磁弁208を通って第二廃液タンク104に至る流路が形成される。第二洗浄液タンク108内の第二洗浄液は、この順に流路を通る。このようにして、第二洗浄液タンク108に貯留している第二洗浄液がノズル面に流れ、ノズル面が洗浄される。
なお、第一洗浄動作と第二洗浄動作において、洗浄液を排出する廃液タンクを第一廃液タンク103と第二廃液タンク104に分けているのは、第一洗浄液、第二洗浄液及びインクのそれぞれの液体の性質により混合できない(混合すると凝固等の不都合が発生する)場合があるためである。従って、用いられるインク及び洗浄液の種類によっては、必ずしも廃液タンクを分ける必要なない。
ヘッド洗浄動作の乾燥動作では、IOコントローラ部501によって第2電磁弁204及び第4電磁弁201の電源をOFFして弁を閉め、加圧ポンプ210を動作させ、加圧タンク109内の圧力を所要の圧力に上げて、第3電磁弁202、第1電磁弁203、第7電磁弁206、第10電磁弁208の電源をONして弁を開通させる。このとき、他の電磁弁の電源はOFFになっており、他の弁は閉じられている。これにより、充填液交換装置100では、加圧タンク109から第3電磁弁202、第1電磁弁203、液滴吐出ヘッド部101のヘッド流路、第7電磁弁206、第10電磁弁208を通って第二廃液タンク104に至る流路が形成される。加圧タンク109内のエアは、この順に流路を通る。このようにして、エアがヘッド流路に供給されてヘッド流路の乾燥動作が行われる。このとき、ヘッド流路に残っていた廃液は第二廃液タンク104に排出される。
また同様に、IOコントローラ部501によって第3電磁弁202、第1電磁弁203、第6電磁弁205、第10電磁弁208の電源をONして弁を開通させる。このとき、他の電磁弁の電源はOFFになっており、他の弁は閉じられている。これにより、充填液交換装置100では、加圧タンク109から第3電磁弁202、第1電磁弁203、液滴吐出ヘッド部101のノズル面、第6電磁弁205、第10電磁弁208を通って第二廃液タンク104に至る流路が形成される。加圧タンク109内のエアは、この順に流路を通る。このようにして、エアがノズル面に供給されてノズル面の乾燥動作が行われる。このとき、ノズル面に残っていた廃液は第二廃液タンク104に排出される。
なお、充填液抜き動作と乾燥動作において、洗浄液を排出する廃液タンクを第一廃液タンク103と第二廃液タンク104に分けているのは、前述の理由と同じである。特に乾燥動作は、第一洗浄動作と第二洗浄動作が実施された後に行われるため、洗浄液とインクの混合可否を配慮して廃液の排出先を選択しなければならない場合がある。
第5電磁弁200及び第8電磁弁209は、加圧タンク109及び減圧タンク102の圧力を大気圧に戻す際にIOコントローラ部501によって開かれる。特にポンプ動作開始前又は動作開始後にこれらタンク内の圧力は大気圧に戻される。
第一廃液タンク103及び第二廃液タンク104はそれぞれ、廃液の満杯状態を検知する第一満杯検知センサ302及び第二満杯検知センサ301を備える。センサが満杯状態を検知した場合は、充填液のオーバーフロー等を防止するために加圧ポンプ動作を停止する。満杯検知センサとしては、一般的にフロートセンサが用いられるが、廃液に非接触で満杯状態を検知できるファイバーセンサ等を用いてもよい。
第一圧力検知センサ300は、加圧タンク109内の正圧を検出でき、第二圧力検知センサ303は、減圧タンク102内の負圧を検出できる。
ワイピングユニット105は、ヘッド洗浄動作においてノズル面の洗浄(払拭)を行う。ワイピング動作を行う場合は、図2(a)に示す液滴吐出ヘッド本体403とこれに着脱可能なノズル面冶具404を取り外し、ノズル面を露出させた状態でIOコントローラ部501によってワイピングユニット105を動作させる。ワイピングの具体的方法は本発明の主眼ではないため詳細には述べないが、種々の方法により実現可能である。
また、図2(b)に示すヘッド流路チューブ405,406は液滴吐出ヘッド本体403に着脱可能であり、チューブ交換を容易に行うことができる。なお、本実施形態における充填液交換装置100の流路を成すチューブには、耐溶剤性能、耐薬品性能を有するものを用いるのが望ましい。
図3は、本発明の実施形態に係る充填液交換装置の制御ブロック図の一例である。
制御部500は、IOコントローラ部501、電源部502、操作部503、その他アクチュエータにより構成される。IOコントローラ部501は、中央演算処理装置(CPU)、記憶装置、外部インターフェース等を備える。そして予め実装されたプログラムに従って、作業者による操作部503の操作により指定された動作を実行する。また、図示の構成に代えて、制御部500は通信インターフェースを備えて外部端末から操作可能に構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る充填液交換装置100で使用するインクには複数の種類がある。
また、第一洗浄液にはインクの種類毎にマッチングされた洗浄液があり、異なった洗浄液でインクを洗浄すると洗浄効果が無くなる。このため、第一洗浄液の種類もインクの種類と同様に複数存在する。第一洗浄液同士を混合すると洗浄効果が無くなるなどの副作用があるため、混合は避けなければならない。このため、他の第一洗浄液を使用する場合には、第一洗浄液毎にこのユニットを交換するか、取り外して洗浄してから他の第一洗浄液で使用する。
図4は、充填液交換装置100と第一洗浄液ユニット600を示している。
第一洗浄液ユニット600は、第一洗浄液タンク107、これに接続する流路チューブ、第1電磁弁203、第2電磁弁204などを有する。充填液交換装置100では、複数種類のインクに応じて複数種類の第1洗浄液を使用する必要があるが、複数種類の第1洗浄液の混合を避ける必要がある。そこで、異なるインクを使用したヘッドを洗浄するためには、これらの部品を有する第一洗浄液ユニット600の一式を交換する必要があり、複数種類の第一洗浄液毎にこれらの部品が必要になるため、コストが掛かる。そこで、本発明では以下のように充填液交換装置100を構成することを発案した。
図5は、本発明の実施形態1に係る第一洗浄液ユニット600の洗浄動作を示す図である。
ヘッド洗浄動作の終了後に、次の第一洗浄液として別な種類の第一洗浄液を使用する場合には、図示のように、第一洗浄液タンク107内の第一洗浄液を第二洗浄液(アセトン等)で入れ替え、矢印で示すように第一洗浄液タンク107からヘッド流路に向かって第二洗浄液を流す。これにより、第一洗浄液が通過した第一洗浄液ユニット600の流路は第二洗浄液(アセトン等)により洗浄される。これにより、充填液交換装置100において、第一洗浄液ユニットの取り外しは不要となり、第一洗浄液毎に第一洗浄液ユニット一式の部品が必要にならなくなるため、コストダウンが可能となる。また、作業者が第一洗浄液ユニットを清掃する必要がない。この洗浄が終了したヘッドは外してダミーヘッドと交換する。または、ヘッドは充填液交換装置100に取り付けなくてもよい。
次に、図6のフローチャートを用いて図5の洗浄動作を具体的に説明する。
先ず、第一洗浄液タンク107に、第一洗浄液を洗浄するための第二洗浄液(アセトン等)を作業者が手動で入れ替える(S1)。次いで、作業者が、充填液交換装置100に設けられた、第一洗浄液ユニット600を洗浄する動作ボタンを押す(S2)。
次いで、IOコントローラ部501により加圧ポンプ210を動作させ、加圧タンク109内を加圧する(S3)。次いで、第一圧力検知センサ300が設定された圧を検知したら、IOコントローラ部501により第2電磁弁204、第1電磁弁203、第7電磁弁206、第10電磁弁208の電源を同時にONする(S4)。このとき、他の電磁弁は電源OFFのままである。
次いで、IOコントローラ部501により、設定時間だけ加圧ポンプ210を動作させた後、加圧ポンプの電源をOFFする(S5)。次いで、IOコントローラ部501により第2電磁弁204、第1電磁弁203、第7電磁弁206、第10電磁弁208の電源を同時にOFFさせ(S6)、第一洗浄液ユニット600の洗浄動作を終了する。
この際、加圧ポンプ210及び第一圧力検知センサ300は設定された圧で自動制御する。すなわち、加圧ポンプ210及び第一圧力検知センサ300は設定された圧以上で停止、設定された圧未満で動作する(定圧制御)。
第二廃液タンク104は、第二満杯検知センサ301で廃液の満杯を検知するように構成されている。第二廃液タンク104が満杯になったら充填液交換装置100の表示部に満杯が表示され、作業者は第二廃液タンク104内の廃液を破棄する。
ステップS5の動作により、第一洗浄液タンク107内の第二洗浄液が、加圧されたエアにより押され、開いた電磁弁を通過しながら、図5の矢印で示すように、第2電磁弁204、第1電磁弁203、第7電磁弁206、第10電磁弁208を通過して、第二廃液タンク104に排出される。この動作によって、第一洗浄液が通過した流路を第二洗浄液で洗浄することができるとともに、廃液(第一洗浄液と第二洗浄液)の混合を防止し、環境に配慮することができる。
図7は、本発明の実施形態2に係る第一洗浄液ユニット600の洗浄動作を示す図である。
ヘッド洗浄動作の終了後に、次の第一洗浄液として別な種類の第一洗浄液を使用する場合には、図示のように、第一洗浄液タンク107を充填液交換装置100から取り外してから、第一洗浄液タンク107が設置されていた箇所に、第二洗浄液(アセトン)を含む第二洗浄液タンク108を付け替え、付け替えた第二洗浄液タンク108から第二洗浄液(アセトン)を流す。これにより、第一洗浄液が通過した第一洗浄液ユニット600の流路は第二洗浄液(アセトン等)により洗浄される。これにより、充填液交換装置100において、第一洗浄液ユニットの取り外しは不要となり、第一洗浄液毎に第一洗浄液ユニット一式の部品が必要にならなくなるため、コストダウンが可能となる。また、作業者が第一洗浄液ユニットを清掃する必要がない。図5の実施形態1と同様に、洗浄が終了したヘッドは外してダミーヘッドと交換する。または、ヘッドは充填液交換装置100に取り付けなくてもよい。
次に、図8のフローチャートを用いて図7の洗浄動作を具体的に説明する。
先ず、作業者が、第一洗浄液タンク107を充填液交換装置100から手動で取り外す(S7)。次いで、作業者が、第二洗浄液タンク108を充填液交換装置100から取り外して元の第一洗浄液タンクの位置に設置する(S8)。次いで、作業者が、第二洗浄液タンク108を外した後のチューブ先端に蓋601を差し込む(S9)。
次いで、作業者が、充填液交換装置100に設けられた、第一洗浄液ユニット600を洗浄する動作ボタンを押す(S10)。次いで、IOコントローラ部501により加圧ポンプ210を動作させ、加圧タンク109内を加圧する(S11)。次いで、第一圧力検知センサ300が設定された圧を検知したら、IOコントローラ部501により第2電磁弁204、第1電磁弁203、第7電磁弁206、第10電磁弁208の電源を同時にONさせる(S12)。このとき、他の電磁弁は電源OFFのままである。
次いで、IOコントローラ部501により、設定時間だけ加圧ポンプ210を動作させた後、加圧ポンプの電源をOFFさせる(S13)。次いで、IOコントローラ部501により第2電磁弁204、第1電磁弁203、第7電磁弁206、第10電磁弁208の電源を同時にOFFさせ(S14)、第一洗浄液ユニット600の洗浄動作を終了する。
この際、加圧ポンプ210及び第一圧力検知センサ300は設定された圧で自動制御する。すなわち、加圧ポンプ210及び第一圧力検知センサ300は設定された圧以上で停止、設定された圧未満で動作する(定圧制御)。
第二廃液タンク104は、第二満杯検知センサ301で廃液の満杯を検知するように構成されている。第二廃液タンク104が満杯になったら充填液交換装置100の表示部に満杯が表示され、作業者は第二廃液タンク104内の廃液を破棄する。
ステップS13の動作により、第二洗浄液タンク108内の第二洗浄液が、加圧されたエアにより押され、開いた電磁弁を通過しながら、図7の矢印で示すように、第2電磁弁204、第1電磁弁203、第7電磁弁206、第10電磁弁208を通過して、第二廃液タンク104に排出される。この動作によって、第一洗浄液が通過した流路を第二洗浄液で洗浄することができるとともに、廃液(第一洗浄液と第二洗浄液)の混合を防止し、環境に配慮することができる。
図9は、本発明の実施形態3に係る第一洗浄液ユニット600の洗浄動作を示す図である。
充填液交換装置100は、第一洗浄液タンク107と第二洗浄液タンク108の間に第二圧力付与手段であるポンプ602を有している。そして、ヘッド洗浄動作の終了後に、次の第一洗浄液として別な種類の第一洗浄液を使用する場合には、図示のように、ポンプ602で第二洗浄液タンク108内の第二洗浄液(アセトン)を第一洗浄液タンク107に汲み上げて移した後、第一洗浄液タンク107から第二洗浄液(アセトン)を液滴吐出ヘッド部101に向かって流す。これにより、第一洗浄液が通過した第一洗浄液ユニット600の流路は第二洗浄液(アセトン等)により洗浄される。これにより、充填液交換装置100において、第一洗浄液ユニットの取り外しは不要となり、第一洗浄液毎に第一洗浄液ユニット一式の部品が必要にならなくなるため、コストダウンが可能となる。また、作業者が第一洗浄液ユニットを清掃する必要がない。図5の実施形態1と同様に、洗浄が終了したヘッドは外してダミーヘッドと交換する。または、ヘッドは充填液交換装置100に取り付けなくてもよい。
次に、図10のフローチャートを用いて図9の洗浄動作を具体的に説明する。
先ず、作業者が、充填液交換装置100に設けられた、第一洗浄液ユニット600を洗浄する動作ボタンを押す(S15)。すると、IOコントローラ部501によりポンプ602を所要時間動作させ、第二洗浄液タンク108内の第二洗浄液を第一洗浄液タンク107に入れる(S16)。次いで、IOコントローラ部501により加圧ポンプ210を動作させ、加圧タンク109内を加圧する(S17)。
次いで、第一圧力検知センサ300が設定された圧を検知したら、IOコントローラ部501により第2電磁弁204、第1電磁弁203、第7電磁弁206、第10電磁弁208の電源を同時にONさせる(S18)。このとき、他の電磁弁は電源OFFのままである。
次いで、IOコントローラ部501により、設定時間だけ加圧ポンプ210を動作させた後、加圧ポンプの動作をOFFさせる(S19)。次いで、IOコントローラ部501により第2電磁弁204、第1電磁弁203、第7電磁弁206、第10電磁弁208の電源を同時にOFFさせ(S20)、第一洗浄液ユニット600の洗浄動作を終了する。
この際、加圧ポンプ210及び第一圧力検知センサ300は設定された圧で自動制御する。すなわち、加圧ポンプ210及び第一圧力検知センサ300は設定された圧以上で停止、設定された圧未満で動作する(定圧制御)。
第二廃液タンク104は、第二満杯検知センサ301で廃液の満杯を検知するように構成されている。第二廃液タンク104が満杯になったら充填液交換装置100の表示部に満杯が表示され、作業者は第二廃液タンク104内の廃液を破棄する。
ステップS19の動作により、第一洗浄液タンク107内の第二洗浄液が、加圧されたエアにより押され、開いた電磁弁を通過しながら、図9の矢印で示すように、第2電磁弁204、第1電磁弁203、第7電磁弁206、第10電磁弁208を通過して、第二廃液タンク104に排出される。この動作によって、第一洗浄液が通過した流路を第二洗浄液で洗浄することができるとともに、廃液(第一洗浄液と第二洗浄液)の混合を防止し、環境に配慮することができる。
表1は、インクの種類に対応する、第1洗浄液及び第2洗浄液の種類を示している。
第1洗浄液の役目は使用されていたインクを洗浄することである。インク1に対しては洗浄液A1、インク2に対しては洗浄液A2、インク3に対しては洗浄液A3というように、各インクに対応する専用の第1洗浄液が用意されている。各インクの専用の洗浄液を使用することで、インクを効率的に洗浄することができる。
異なる第1洗浄液同士が混合すると、洗浄液の本来の洗浄力が損なわれるなどの不具合が生じる。そのため、第2洗浄液は第1洗浄液を洗浄し、かつ乾燥させる(蒸発させる)役目を有している。第2洗浄液としてはアセトンを使用する。
Figure 2017202572
以上のように、本発明によれば、ヘッド洗浄動作の終了後に、次の第一洗浄液として別な種類の第一洗浄液を使用する場合には、第二洗浄液(アセトン等)を、第一洗浄液が通過した第一洗浄液ユニット600の流路に流し、これにより流路が洗浄される。よって、自動インク交換/自動ヘッド洗浄装置である充填液交換装置100において、第一洗浄液ユニットの取り外しは不要となり、第一洗浄液毎に第一洗浄液ユニット一式の部品が必要にならなくなるため、コストダウンが可能となる。また、作業者が第一洗浄液ユニットを清掃する必要もない。
100 充填液交換装置
101 液滴吐出ヘッド部
103 第一廃液タンク(廃液回収部)
104 第二廃液タンク(廃液回収部)
106 インクタンク(充填液収容部)
107 第一洗浄液タンク(第一洗浄液貯留部)
108 第二洗浄液タンク(第二洗浄液貯留部)
210 加圧ポンプ(圧力付与手段)
400 第一流路継手(流路接続手段)
401 第二流路継手(流路接続手段)
402 第三流路継手(流路接続手段)
特開2006−181804号公報

Claims (4)

  1. 圧力付与手段と、
    第一洗浄液を貯蔵した第一洗浄液貯留部と、
    前記第一洗浄液とは異なる種類の第二洗浄液を貯蔵した第二洗浄液貯留部と、
    廃液回収部と、
    前記圧力付与手段、前記第一洗浄液貯留部、前記第二洗浄液貯留部、及び、前記廃液回収部のそれぞれ流路に接続する流路接続手段と、
    前記流路接続手段に着脱可能な液滴吐出ヘッド部と、
    前記液滴吐出ヘッド部に充填する充填液を収容した充填液収容部と、を備え、
    前記圧力付与手段により前記充填液を前記液滴吐出ヘッド部に供給して前記充填液の交換と、前記第一洗浄液及び前記第二洗浄液を前記液滴吐出ヘッド部に供給して前記液滴吐出ヘッド部の洗浄とを行う、充填液交換装置において、
    ヘッド洗浄動作の終了後に、別な種類の第一洗浄液を使用する場合には、前記第一洗浄液貯留部内の前記第一洗浄液を前記第二洗浄液に入れ替えた後、前記第一洗浄液が通過した流路に前記第二洗浄液を流して前記第一洗浄液が通過した流路を洗浄することを特徴とする充填液交換装置。
  2. 圧力付与手段と、
    第一洗浄液を貯蔵した第一洗浄液貯留部と、
    前記第一洗浄液とは異なる種類の第二洗浄液を貯蔵した第二洗浄液貯留部と、
    廃液回収部と、
    前記圧力付与手段、前記第一洗浄液貯留部、前記第二洗浄液貯留部、及び、前記廃液回収部のそれぞれ流路に接続する流路接続手段と、
    前記流路接続手段に着脱可能な液滴吐出ヘッド部と、
    前記液滴吐出ヘッド部に充填する充填液を収容した充填液収容部と、を備え、
    前記圧力付与手段により前記充填液を前記液滴吐出ヘッド部に供給して前記充填液の交換と、前記第一洗浄液及び前記第二洗浄液を前記液滴吐出ヘッド部に供給して前記液滴吐出ヘッド部の洗浄とを行う、充填液交換装置において、
    ヘッド洗浄動作の終了後に、別な種類の第一洗浄液を使用する場合には、前記第二洗浄液貯留部を前記第一洗浄液貯留部の箇所に付け替えた後、前記第一洗浄液が通過した流路に前記第二洗浄液を流して前記第一洗浄液が通過した流路を洗浄することを特徴とする充填液交換装置。
  3. 圧力付与手段と、
    第一洗浄液を貯蔵した第一洗浄液貯留部と、
    前記第一洗浄液とは異なる種類の第二洗浄液を貯蔵した第二洗浄液貯留部と、
    廃液回収部と、
    前記圧力付与手段、前記第一洗浄液貯留部、前記第二洗浄液貯留部、及び、前記廃液回収部のそれぞれ流路に接続する流路接続手段と、
    前記流路接続手段に着脱可能な液滴吐出ヘッド部と、
    前記液滴吐出ヘッド部に充填する充填液を収容した充填液収容部と
    前記第一洗浄液貯留部と前記第二洗浄液貯留部の間に第二圧力付与手段、を備え、
    前記圧力付与手段により前記充填液を前記液滴吐出ヘッド部に供給して前記充填液の交換と、前記第一洗浄液及び前記第二洗浄液を前記液滴吐出ヘッド部に供給して前記液滴吐出ヘッド部の洗浄とを行う、充填液交換装置において、
    ヘッド洗浄動作の終了後に、別な種類の第一洗浄液を使用する場合には、前記第二圧力付与手段により前記第二洗浄液を前記第一洗浄液貯留部に移した後、前記第一洗浄液が通過した流路に前記第二洗浄液を流して前記第一洗浄液が通過した流路を洗浄することを特徴とする充填液交換装置。
  4. 前記第一洗浄液が通過した流路を洗浄するために流された前記第二洗浄液を前記第二洗浄液用の前記廃液回収部に回収することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の充填液交換装置。
JP2016093760A 2016-05-09 2016-05-09 充填液交換装置 Pending JP2017202572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016093760A JP2017202572A (ja) 2016-05-09 2016-05-09 充填液交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016093760A JP2017202572A (ja) 2016-05-09 2016-05-09 充填液交換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017202572A true JP2017202572A (ja) 2017-11-16

Family

ID=60321951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016093760A Pending JP2017202572A (ja) 2016-05-09 2016-05-09 充填液交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017202572A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021053903A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置、液体吐出装置の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021053903A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置、液体吐出装置の制御方法
JP7310505B2 (ja) 2019-09-30 2023-07-19 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置、液体吐出装置の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8915186B2 (en) Method of and system for cleaning off ink in flexographic printing machine
TWI573630B (zh) Liquid material dispensing device cleaning device and cleaning method
JP5775664B2 (ja) 被印刷体コーティングシステムと、このようなシステムの動作方法
CN108394182B (zh) 一种陶瓷喷墨打印机喷头清洗控制系统
JP2009131842A6 (ja) 塗装機械
CN203974237U (zh) 一种喷墨打印机用喷头供墨系统
US10557410B2 (en) Apparatus and method for engine cleaning
CN109693381B (zh) 3d喷墨打印材料更换装置及打印设备
JP2017202572A (ja) 充填液交換装置
US9409386B2 (en) Method for cleaning a color system of a rotary printing press as well as color system
CN107571631A (zh) 一种自动清洗喷头装置
JP2004351641A (ja) インクジェット記録装置
JP2014082513A5 (ja)
JP2627865B2 (ja) 輪転印刷機のインク供給及び洗浄装置
JP6429160B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2017196738A (ja) 充填液交換装置
JP2007152830A (ja) 回復機構
CN205412859U (zh) 一种液体配置罐
JP2016037003A (ja) 液体転写装置および液体転写装置用チャンバーの洗浄方法
JP6663263B2 (ja) インクカートリッジの交換方法、吐出ヘッドへのインク充填方法および印刷装置
JP2008086846A (ja) 印刷装置
JP2018065256A5 (ja)
JP2008247450A (ja) 液体充填装置及び液体充填方法
JP2009136743A (ja) 塗料供給装置及びその洗浄方法
JP2019051635A (ja) 液体噴射装置、液体噴射装置の液体排出方法