JP6429160B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

本願は、インクジェットプリンタに関する。
近年、インクジェットプリンタが普及の一途を辿っている。インクジェットプリンタには、インクの供給経路を保守するための各種機能を備えたものがある(例えば、特許文献1−3を参照)。
特開2010−264678号公報 特開2005−59476号公報 特開2007−216442号公報
インクジェットプリンタの内部にあるインクの供給経路は、通常、インクで満たされている。よって、例えば、インクの供給経路の部品が劣化等により交換される場合、経路内のインクは抜き取られる。
ところで、インクジェットプリンタには、例えば、メインタンクから補給されるインクをインクヘッドへ至る経路の途中で一時的に蓄えるサブタンク等のインクタンクを予め備えたものがある。このようなインクタンクを備えたインクジェットプリンタには、インクタンク内のインクを脱気するための循環経路があり、ポンプ、脱気モジュール、フィルタ等の機器が備わる。そこで、インクを抜き取りたい場合、例えば、インクの循環経路に備わっているポンプを逆転させてインクを経路内から抜き取ることが考えられる。
しかし、インクタンクが、例えば、インクに混ざっている気泡がタンク内のインクに溶け込みにくいよう、タンク内の上部からインクを流入させる構造を採用している場合、ポンプを逆転させてインクタンク内のインクを抜き取ることは難しい。
また、インクの補給経路は、通常、補給に便利なポンプの吸込み側に設けられる。この場合、ポンプの吸込み側の循環経路には、ポンプの吸込み側をインクタンクと補給経路との間で切り替える三方弁が設けられることになる。ところが、三方弁は、1つの経路を2つある他の経路の何れかへ繋ぐものであり、構造上、2つある他の経路同士を繋ぐことはできない。よって、ポンプの吸込み側に設けられる三方弁は、ポンプを介さずにインクタンクを補給経路へ直接繋ぐ経路を形成することができない。したがって、インクタンクのインクを補給経路へ流してインクタンクのインクを抜き取ることもできない。
そこで、本願は、供給経路内のインクを容易に抜き取り可能なインクジェットプリンタを開示する。
本願は、次のようなインクジェットプリンタを開示する。すなわち、本願は、インクジェットプリンタであって、インクジェットプリンタに補給されるインクを、インクの補給経路からインクジェットプリンタのインクヘッドへ至る経路の途中で一時的に蓄えるインクタンクと、インクタンク内の下部からポンプで吸い込んだインクを、脱気手段を通してからインクタンク内の上部へ返送する循環経路と、インクタンク内の下部からポンプへ繋がる経路を形成する循環経路の一部に設けられ、ポンプの吸込み側をインクタンク内の下部から補給経路へ切り替え可能な三方弁と、インクタンクのインクを脱気する場合には、三方弁でポンプの吸込み側をインクタンク内へ繋いだ第1状態でポンプを正転させ、インクタンクへインクを補給する場合には、三方弁でポンプの吸込み側を補給経路へ繋いだ第2状態でポンプを正転させる制御装置と、を備え、制御装置は、インクタンクのインクを抜く場合、第1状態でポンプを正転させる第1工程と、第2状態でポンプを逆転させる第2工程とを交互に繰り返す。
上記のインクジェットプリンタであれば、供給経路内のインクを容易に抜き取り可能である。
図1は、実施形態に係るインクジェットプリンタを示した図である。 図2は、インクの供給経路の構成を示した第1の状態図である。 図3は、インクの供給経路の構成を示した第2の状態図である。 図4は、実施形態に係るインクジェットプリンタの制御装置が実行するインク回収の処理フローを示した図である。 図5は、ステップS101の処理が実行されている間のインクの流れを示した図である。 図6は、ステップS102の処理が実行されている間のインクの流れを示した図である。 図7は、サブタンク内における脱気モジュールからのインクの流入経路の変形例を示した図である。 図8は、一般的な三方弁における流体の流れを示した図である。 図9は、三方弁では実現不能なインクの流れを示した図である。 図10は、変形例に係るインクジェットプリンタを示した図である。 図11は、変形例に係るインクジェットプリンタにおいて制御装置が実行するインク回収の処理フローを示した図である。
以下、実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、単なる例示であり、本開示の技術的範囲を以下の態様に限定するものではない。
図1は、実施形態に係るインクジェットプリンタを示した図である。本実施形態に係るインクジェットプリンタ1は、インクジェット方式のプリンタであり、サブタンク2(本願でいう「インクタンク」の一例である)、電磁弁3、循環経路4、インク用ポンプ5、ろ過フィルタ6、脱気モジュール7、真空ポンプ8、インクヘッド9、制御装置10を備える。また、インクジェットプリンタ1は、図示しない紙送り機構、その他の各種駆動機構やセンサ類を備える。
サブタンク2は、インクジェットプリンタ1の補給経路11に接続されたメインタンク12から補給されるインクを、補給経路11からインクヘッド9へ至る経路の途中で一時的に蓄えるインクタンクである。サブタンク2は、インクヘッド9に供給されるインクの圧力が規定の範囲内となるよう、インクヘッド9に対して適当な高低差となる位置に配置される。
電磁弁3は、電磁コイルの励磁状態に応じて経路を切り替え可能な三方弁であり、インク用ポンプ5の吸込み側をサブタンク2とメインタンク12の何れかへ繋ぐ。電磁弁3は、制御装置10から送られる制御信号に従って作動する。
インク用ポンプ5は、インクを加圧して送り出すことが可能な流体ポンプである。インク用ポンプ5は、インクを何れの方向へも吐出可能な各種ポンプを適用可能である。インクを何れの方向へも吐出可能なポンプとしては、例えば、電動のチュービングポンプを挙げることができる。インク用ポンプ5は、駆動モータが正転すると、吸込み側である電磁弁3側のインクを吸い込み、吐出側であるろ過フィルタ6側へ吐出する。また、インク用ポンプ5は、駆動モータが逆転すると、吐出側であるろ過フィルタ6側のインクを吸い込み、吸込み側である電磁弁3側へ吐出する。
ろ過フィルタ6は、インクに混入している異物を除去するフィルタである。脱気モジュール7は、インクを脱気する。脱気モジュール7は、インク成分の透過不能な中空糸膜でモジュール内が区画されており、インクが流通しない方の区画(以下、「真空室」という)が真空ポンプ8で負圧に調整されることにより、他方の区画(以下、「インク室」という)を流通するインクに含まれる空気等のガス成分を除去する。
循環経路4は、サブタンク2内の下部から電磁弁3、インク用ポンプ5、ろ過フィルタ6、脱気モジュール7を経由して再びサブタンク2内の上部へ至るインクの循環経路である。循環経路4の途中には逆止弁が設置されていない。よって、循環経路4は、サブタンク2内の下部から電磁弁3、インク用ポンプ5、ろ過フィルタ6、脱気モジュール7を経由して再びサブタンク2内へ至る順に従ってインクを流すこともできるし、サブタンク2内の上部から脱気モジュール7、ろ過フィルタ6、インク用ポンプ5、電磁弁3を経由して再びサブタンク2内へ至る順に従ってインクを流すこともできる。
インクヘッド9は、インクを吐出するノズル、ノズルから吐出させるインクを加圧する微細なインク室等を備える。インクヘッド9は、インク室で加圧されたインクをノズルから下方の印刷用紙へ吐出する。
制御装置10は、インクジェットプリンタ1に備わっている駆動装置類を制御する。制御装置10は、インクジェットプリンタ1に備わっている駆動装置類を電子的に制御可能なあらゆる制御器を適用できる。インクジェットプリンタ1に備わっている駆動装置類を電子的に制御可能なあらゆる制御器としては、例えば、コンピュータプログラムを実行して各種の数値制御を行うマイクロコンピュータ、その他の各種制御器を適用できる。制御装置10は、少なくとも電磁弁3およびインク用ポンプ5を制御可能である。
メインタンク12は、インクジェットプリンタ1に着脱自在な交換式のインクタンクである。なお、インクジェットプリンタ1は、着脱自在な交換式のインクタンクをメインタンク12として用いたものに限定されない。インクジェットプリンタ1は、着脱不能な非交換式のインクタンクをメインタンク12として用いたものであってもよい。着脱不能な非交換式のインクタンクがメインタンク12として用いられる場合、メインタンク12へのインクの補充は、補充用のインクが充填された各種の詰め替え用容器から行われる。
本実施形態のインクジェットプリンタ1では、通常、次のような動作が行われる。
図2は、インクの供給経路の構成を示した第1の状態図である。制御装置10は、サブタンク2のインクを脱気する場合、電磁弁3の状態を調整し、インク用ポンプ5の吸込み側をサブタンク2内の下部へ繋ぐ(図2の符号Aと符号Cとを繋ぐ)。インク用ポンプ5の吸込み側が電磁弁3によってサブタンク2内の下部へ繋がれた経路構成の状態を、以下、第1状態という。制御装置10は、経路構成を第1状態にした後、インク用ポンプ5を正転させる。経路構成が第1状態でインク用ポンプ5が正転されると、真空室が真空ポンプ8によって真空引きされた脱気モジュール7のインク室をインクが通過する過程で、インク中に含まれるガスが除去され、インクが脱気される。
図3は、インクの供給経路の構成を示した第2の状態図である。制御装置10は、サブタンク2のインクを補給する場合、電磁弁3の状態を調整し、インク用ポンプ5の吸込み側をメインタンク12へ繋ぐ(図2の符号Bと符号Cとを繋ぐ)。インク用ポンプ5の吸込み側が電磁弁3によってメインタンク12へ繋がれた経路構成の状態を、以下、第2状態という。制御装置10は、経路構成を第2状態にした後、インク用ポンプ5を正転させる。経路構成が第2状態でインク用ポンプ5が正転されると、メインタンク12内のインクがインク用ポンプ5に吸引されてサブタンク2へ流れる。経路構成が第2状態の場合、インク用ポンプ5は、サブタンク2内のインクの液位に応じて発停し、サブタンク2内のインクの液位を所定の範囲に保つ。
以下、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1の制御装置10が実行するインク回収処理について説明する。
図4は、実施形態に係るインクジェットプリンタ1の制御装置10が実行するインク回収の処理フローを示した図である。インクジェットプリンタ1の管理者がインク回収の処理の実行を選択すると、制御装置10は、以下のような処理を実行する。
すなわち、制御装置10は、インク用ポンプ5の吸込み側をサブタンク2内へ繋いだ第1状態でインク用ポンプ5を一定時間正転させる(S101)。ステップS101におけるインク用ポンプ5の正転時間は、タイマーで予め設定された時間である。ステップS101におけるインク用ポンプ5の正転時間は、ろ過フィルタ6や脱気モジュール7を含む循環経路4内の容積、インク用ポンプ5の容量等に基づいて適宜設定される時間である。ステップS101におけるインク用ポンプ5の正転時間は、循環経路4内からインクが抜けている状態でインク用ポンプ5が正転を開始しても、インク用ポンプ5に吸い込まれたサブタンク2内のインクによって循環経路4が満たされる時間が好ましく、例えば、数秒程度の時間である。
図5は、ステップS101の処理が実行されている間のインクの流れを示した図である。例えば、循環経路4内からインクが抜けている状態でインク用ポンプ5が正転を開始すると、インク用ポンプ5に吸い込まれたサブタンク2内のインクによって循環経路4が満たされる。
制御装置10は、ステップS101の処理を実行した後、インク用ポンプ5の吸込み側をメインタンク12へ繋いだ第2状態にしてインク用ポンプ5を一定時間逆転させる(S102)。ステップS102におけるインク用ポンプ5の逆転時間は、タイマーで予め設定された時間である。ステップS102におけるインク用ポンプ5の逆転時間は、ろ過フィルタ6や脱気モジュール7を含む循環経路4内の容積、インク用ポンプ5の容量、補給経路11の容量に応じて適宜設定される時間である。ステップS102におけるインク用ポンプ5の逆転時間は、循環経路4内に満たされていたインクの多くがメインタンク12へ抜ける程度の時間が好ましく、例えば、数秒程度の時間である。
図6は、ステップS102の処理が実行されている間のインクの流れを示した図である。ステップS101の処理の実行によって循環経路4内に満たされたインクは、ステップS102におけるインク用ポンプ5の逆転により、メインタンク12へ送られる。循環経路4内に満たされていたインクがメインタンク12へ送られると、循環経路4の少なくとも一部は、インクが抜けた状態になる。
なお、制御装置10は、ステップS101およびステップS102の処理を、タイマーの設定時間に従って実行している。しかし、上記実施形態は、このような形態に限定されるものではない。例えば、循環経路4の適宜の箇所にインクの有無を検知するセンサが設けられており、制御装置10は、ステップS101において正転するインク用ポンプ5を停止するタイミング、及び、ステップS102において逆転するインク用ポンプ5を停止するタイミングを、センサの検出状態に基づいて決定してもよい。
制御装置10は、ステップS102の処理を実行した後、インク回収の処理フローを終了するか否かの判定処理を実行する(S103)。制御装置10は、ステップS103の処理で否定判定を行った場合、ステップS101以降の処理を再び実行する。また、制御装置10は、ステップS103の処理で肯定判定を行った場合、ステップS101からステップS103までの一連の処理を終了する。
ステップS103の判定処理に用いられる判定条件としては、各種のものが挙げられる。制御装置10は、例えば、ステップS101とステップS102の処理の実行回数が、予め設定された規定の回数に達した場合、ステップS103で肯定判定を行うようにしてもよい。また、制御装置10は、例えば、サブタンク2の液位が測定限界を下回ってからのステップS101とステップS102の処理の実行回数が、予め設定された規定の回数に達した場合、ステップS103で肯定判定を行うようにしてもよい。また、制御装置10は、循環経路4の適宜の箇所に設けられたセンサがインクを検知しなくなった場合にステップS103で肯定判定を行うようにしてもよい。
上記ステップS101からステップS103までの一連の処理が実行されることにより、インクジェットプリンタ1のインクの経路を満たしていたインクが自動的に抜き取られる。
図7は、サブタンク2内における脱気モジュール7からのインクの流入経路の変形例を示した図である。上記実施形態のインクジェットプリンタ1のような、補給されるインクをインクヘッドへ至る経路の途中で一時的に蓄えるインクタンクを備えたインクジェットプリンタにおいて、インクの経路内のインクを抜き取り可能にしたい場合、例えば、サブタンク2内における脱気モジュール7からのインクの流入経路の先端をサブタンク2内の下部に配置しておき、インクを抜き取りたい場合は逆転するインク用ポンプ5でサブタンク2内のインクを直接抜き取ることが考えられる。しかし、サブタンク2内において、脱気モジュール7からのインクの流入経路の先端がサブタンク2内の下部に配置されていると、インク用ポンプ5からサブタンク2へ送られるインクに気泡が含まれていた場合に、サブタンク2内のインクが泡立ってしまう。サブタンク2内のインクが泡立つと、サブタンク2からインクヘッド9へ流れるインクに気泡が混入し、インクヘッド9が故障する可能性が生ずる。したがって、サブタンク2では、インクに混ざっている気泡がサブタンク2内のインクに溶け込みにくいよう、サブタンク2内の上部からインクが流入する構造を採用することが求められ、脱気モジュール7からのインクの流入経路の先端をサブタンク2内の下部に配置することは難しい。
図8は、一般的な三方弁における流体の流れを示した図である。また、図9は、三方弁では実現不能なインクの流れを示した図である。インクの補給経路11は、上記実施形態のインクジェットプリンタ1のように、通常、補給に便利なインク用ポンプ5の吸込み側に設けられる。よって、上記実施形態のインクジェットプリンタ1の循環経路4のような、インクが循環する経路を備えるプリンタの場合、インク用ポンプ5の吸込み側の循環経路4には、インク用ポンプ5の吸込み側をサブタンク2と補給経路11との間で切り替える三方弁3が設けられる。ところが、三方弁3は、図8(A)に示すように1つの経路を2つある他の経路の何れかへ繋ぐものであり、図8(B)に示すように2つある他の経路同士を繋ぐことはできない。よって、ポンプの吸込み側に設けられる三方弁3は、インク用サブタンク2を補給経路11へ直接繋ぐ経路を形成することができない。したがって、図9に示すように、サブタンク2のインクを補給経路11へ流してインクを抜き取ることもできない。
一方、上記実施形態のインクジェットプリンタ1であれば、上記ステップS101とステップS102の処理とが繰り返されることにより、ろ過フィルタ6や脱気モジュール7を含めた循環経路4内の容積を利用したインクの移送が行われ、サブタンク2や循環経路4にあるインクがメインタンク12へ自動的に抜き取られる。よって、例えば、循環経路4の部品交換等の各種メンテナンスを極めて容易に行うことができる。
図10は、変形例に係るインクジェットプリンタを示した図である。本変形例に係るインクジェットプリンタ1Aは、実施形態に係るインクジェットプリンタ1に、サブタンク2に繋がるパージ用ポンプ13を加えたものである。よって、実施形態に係るインクジェットプリンタ1と同様の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
パージ用ポンプ13は、空気を圧縮するポンプであり、吐出側がサブタンク2内の上部と繋がっている。パージ用ポンプ13は、サブタンク2内の気相部へ高圧空気を送り込んでサブタンク2内のインクを加圧する。パージ用ポンプ13は、基本的にインクヘッド9におけるインクのノズル詰まりを防止する目的で設置されるポンプである。本変形例では、このパージ用ポンプ13をインクの抜き取りに用いる。
図11は、本変形例に係るインクジェットプリンタ1Aにおいて制御装置10が実行するインク回収の処理フローを示した図である。インクジェットプリンタ1Aの管理者がインク回収の処理の実行を選択すると、制御装置10は、以下のような処理を実行する。なお、上記実施形態に係るインクジェットプリンタ1において制御装置10が実行するインク回収の処理フローの処理内容と同様の処理については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
制御装置10は、ステップS101の処理を実行した後、インク用ポンプ5の吸込み側をメインタンク12へ繋いだ第2状態にしてパージ用ポンプ13を始動させると共に、インク用ポンプ5を逆転させる(S102A)。そして、制御装置10は、一定時間経過後、パージ用ポンプ13とインク用ポンプ5を停止する(S102B)。
制御装置10は、ステップS102Bの処理を実行した後、上述したステップS102の処理の終了後と同様、ステップS103の処理を実行する。
本変形例に係るインクジェットプリンタ1Aであれば、ステップS102Aの処理でインク用ポンプ5が逆転し、循環経路4内のインクがメインタンク12へ送られる際、インクがパージ用ポンプ13の圧縮空気でサブタンク2側からメインタンク12側へ向けて加圧されるので、インクの抜き取りが効果的に行われる。このため、インク回収にかかる時間を、実施形態に係るインクジェットプリンタ1よりも短縮化することができる。
1,1A・・インクジェットプリンタ:2・・サブタンク:3・・電磁弁:4・・循環経路:5・・インク用ポンプ:6・・ろ過フィルタ:7・・脱気モジュール:8・・真空ポンプ:9・・インクヘッド:10・・制御装置:11・・補給経路:12・・メインタンク:13・・パージ用ポンプ

Claims (4)

  1. インクジェットプリンタに補給されるインクを、前記インクの補給経路から前記インクジェットプリンタのインクヘッドへ至る経路の途中で一時的に蓄えるインクタンクと、
    前記インクタンク内の下部からポンプで吸い込んだインクを、脱気手段を通してから前記インクタンク内の上部へ返送する循環経路と、
    前記インクタンク内の下部から前記ポンプへ繋がる経路を形成する前記循環経路の一部に設けられ、前記ポンプの吸込み側を前記インクタンク内の下部から前記補給経路へ切り替え可能な三方弁と、
    前記インクタンクのインクを脱気する場合には、前記三方弁で前記ポンプの吸込み側を前記インクタンク内へ繋いだ第1状態で前記ポンプを正転させ、前記インクタンクへインクを補給する場合には、前記三方弁で前記ポンプの吸込み側を前記補給経路へ繋いだ第2状態で前記ポンプを正転させる制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記インクタンクのインクを抜く場合、前記第1状態で前記ポンプを正転させる第1工程と、前記第2状態で前記ポンプを逆転させる第2工程とを交互に繰り返す、
    インクジェットプリンタ。
  2. 前記補給経路は、前記インクジェットプリンタに補給するインクを蓄えたメインタンクに繋がっている、
    請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記制御装置は、前記第1工程と前記第2工程を、予め設定された時間で各々実行する、
    請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記インクタンク内を加圧する加圧ポンプを更に備え、
    前記制御装置は、前記第2工程の実行中、前記加圧ポンプを更に作動させる、
    請求項1から3の何れか一項に記載のインクジェットプリンタ。
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