JP5034928B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5034928B2
JP5034928B2 JP2007332364A JP2007332364A JP5034928B2 JP 5034928 B2 JP5034928 B2 JP 5034928B2 JP 2007332364 A JP2007332364 A JP 2007332364A JP 2007332364 A JP2007332364 A JP 2007332364A JP 5034928 B2 JP5034928 B2 JP 5034928B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
unit
head unit
outlet
inlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007332364A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009154319A (ja
Inventor
不二夫 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2007332364A priority Critical patent/JP5034928B2/ja
Publication of JP2009154319A publication Critical patent/JP2009154319A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5034928B2 publication Critical patent/JP5034928B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、液体吐出装置に係り、特に、インクを吐出する液体吐出装置に関する。
近年、液体吐出装置としてインクを射出するインクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置には、液体であるインクを吐出するヘッドユニットと、ヘッドユニットに対してインクを供給するためのインク流路系とが設けられている。ここで、インクに気泡が混在していると、ヘッドユニットのノズル内にまで気泡が達してしまい、吐出不良を誘発するおそれがある。これを防止すべく、インクの気泡を除去する気泡除去装置をインクジェット記録装置に搭載する技術が知られている。
例えば、ヘッドユニットに対してインレット、アウトレットが設けられた構成の気泡除去装置では、インレットからインクを流し、ヘッドユニット内を通過させてアウトレットへ排出させるメンテナンスを行うことでヘッドユニット内の気泡を除去できるようになっている。
また、メンテナンスにより廃棄するインクをサブタンクで一旦貯留することで気泡を除去し、その後、循環させて再度ヘッドユニットに供給する技術(例えば特許文献1参照)が開発されている。
また、気泡除去装置を設けなくとも、ヘッドユニット内のインク内蔵体積を大きくすることで、ヘッドユニット内のインクに気泡が混入していたとしても、当該ユニット内で気泡が消えノズル内には気泡が流れ込まないようにする技術も開発されている。
特開平3−169564号公報 特開2005−96208号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインクジェット記録装置では、ヘッドユニットから排出されたインクは一旦貯留されている際にサブタンク内部の空気に触れることで脱気度が低下してしまうことになっていた。
一方、特許文献2に記載のインクジェット記録装置では、ヘッドユニット内で完全に気泡が消えることはなく、僅かであってもノズルに流れ込んでしまっていた。また、ヘッドユニット内で消えた気泡により空気とインクとが触れることで脱気度が低下してしまうことになっていた。
このため、サブタンクや、ヘッドユニット内にあるインクを脱気する例えば膜脱気装置等を新たに搭載することが考えられるが、膜脱気装置では性能が低く、吐出不良を防止するには不完全であった。
そこで、本発明の課題は、液体の脱気状態を維持して、吐出不良を防止することである。
請求項1記載の発明に係る液体吐出装置は、
液体を貯留するメインタンクと、
それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットの前記ノズルを開閉するキャップ部と、
前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
前記第1液体流路の途中に配置されて、前記メインタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで供給する供給ポンプと、
下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
前記バッファタンク内の前記液体を前記入出口から前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
前記ヘッドユニット、前記供給ポンプ、前記キャップ部及び前記再供給部を制御する制御部とを備え
前記制御部は、前記ヘッドユニットのメンテナンス時に、前記キャップ部により前記ノズルが閉ざされた状態で、前記液体が、前記液体流入口、前記液体入出口という順で前記ヘッドユニットを通過し、前記入出口から前記バッファタンク内に貯留され、その後、前記入出口から流出し、前記液体入出口、前記ノズルという順で前記ヘッドユニットを通過するように、前記ヘッドユニット、前記供給ポンプ、前記キャップ部及び前記再供給部を制御することを特徴としている。
請求項2記載の発明に係る液体吐出装置は、
液体を貯留するメインタンクと、
それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
前記バッファタンク内の前記液体を前記入出口から前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
前記ヘッドユニット及び前記再供給部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記バッファタンク内への一時的な貯留量を制御していることを特徴としている。
請求項3記載の発明に係る液体吐出装置は、
液体を貯留するメインタンクと、
それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
前記第1液体流路の途中に設けられ、前記液体を一時的に貯留するサブタンクと、
前記第1液体流路の途中に前記サブタンクと前記ヘッドユニットの間に配置された第1開閉弁と、
下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
前記第2液体流路の途中に配置された第2開閉弁と、
前記バッファタンク及び前記サブタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
前記ヘッドユニット、前記第1開閉弁の駆動、前記第2開閉弁の駆動及び前記再供給部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を選択的に開いた状態で前記再供給部により前記サブタンク及び前記バッファタンク内の前記液体を選択的に再供給することを特徴としている。
請求項4記載の発明に係る液体吐出装置は、
液体を貯留するメインタンクと、
それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
前記バッファタンク内の前記液体を前記入出口から前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
廃液タンクと、
前記第2液体流路の途中から前記廃液タンクに連通する第3液体流路と、
前記第3液体流路の途中に配置された第3開閉弁と、
前記ヘッドユニット、前記第3開閉弁の駆動及び前記再供給部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記第3開閉弁を閉ざした状態で、前記バッファタンク内の前記液体を前記再供給部により所定量前記ヘッドユニットに供給した後に、前記第3開閉弁を開いて、前記バッファタンク内の前記液体を前記廃液タンクに排出させることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記第1液体流路の途中に配置されて、前記制御部の制御に基づき前記メインタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで供給する供給ポンプを備えることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項記載の液体吐出装置において、
前記制御部の制御に基づき、前記ヘッドユニットの前記ノズルを開閉するキャップ部を備えることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、前記ヘッドユニットのメンテナンス時に、前記キャップ部により前記ノズルが閉ざされた状態で、前記液体が、前記液体流入口、前記液体入出口という順で前記ヘッドユニットを通過し、前記入出口から前記バッファタンク内に貯留され、その後、前記入出口から流出し、前記液体入出口、前記ノズルという順で前記ヘッドユニットを通過するように、前記ヘッドユニット、前記供給ポンプ、前記キャップ部及び前記再供給部を制御することを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項1、6、7のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記キャップ部の内部を負圧にして、前記ノズルから前記液体を吸引する吸引ポンプを有し、
前記吸引ポンプが前記再供給部であることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、前記液体が前記バッファタンクに所定時間貯留された後に、前記入出口から流出するように、前記再供給部を制御することを特徴としている。
請求項10記載の発明は、請求項記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記バッファタンク内への一時的な貯留量を制御していることを特徴としている。
請求項11記載の発明は、請求項1、2、4のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記第1液体流路の途中に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第1開閉弁と、前記第2液体流路の途中に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第2開閉弁との少なくとも一方が設けられていることを特徴としている。
請求項12記載の発明は、請求項1、2、4のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記第1液体流路の途中には、前記液体を一時的に貯留するサブタンクが設けられていて、
前記再供給部は、前記バッファタンク及び前記サブタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで再供給することを特徴としている。
請求項13記載の発明は、請求項12記載の液体吐出装置において、
前記第1液体流路の途中に前記サブタンクと前記ヘッドユニットの間に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第1開閉弁と、
前記第2液体流路の途中に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第2開閉弁と、を備え、
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を選択的に開いた状態で前記再供給部により前記サブタンク及び前記バッファタンク内の前記液体を選択的に再供給することを特徴としている。
請求項14記載の発明は、請求項3又は13に記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、前記バッファタンク及び前記サブタンクに前記液体を貯留して、前記再供給部を一定時間駆動させてから、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の少なくとも一方を1回開閉させることを特徴としている。
請求項15記載の発明は、請求項3、13、14のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を選択的に開閉することを特徴としている。
請求項16記載の発明は、請求項1〜15のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記バッファタンク内の液量を検出する液量センサを備え、
前記制御部は、前記液量センサの検出結果に基づき、前記再供給部による再供給タイミングを決定していることを特徴としている。
請求項17記載の発明は、請求項1〜16のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記バッファタンクは、前記ヘッドユニットよりも高い位置に配置されていることを特徴としている。
請求項18記載の発明は、請求項1〜17のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記液体は、前記メインタンクに貯留される以前に脱気されていることを特徴としている。
本発明によれば、ヘッドユニット内の液体を一時的に貯留するバッファタンクと、バッファタンク内の液体を入出口からヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部とが設けられているので、ヘッドユニット内の液体に気泡が混入していたとしても、当該液体がバッファタンク内で一時的に貯留されることで、気泡はバッファタンク内の液体上部に集められることになる。そして、入出口はバッファタンクの下端部に設けられているために、液体をバッファタンクからヘッドユニットに再供給する際には、空気と触れ合いの少ない液体がヘッドユニットに供給されることになる。これにより、再供給後、ヘッドユニット内に残った液体は脱気状態が維持されて、吐出不良が防止されることになる。
以下、本発明に係る液体吐出装置として、インクを吐出するインクジェット記録装置を例示し説明する。図1はインクジェット記録装置の概略構成を示す説明図である。図1に示すように、インクジェット記録装置1には、液体としてのインクを貯留するメインタンク2と、メインタンク2からのインクを一時的に貯留するサブタンク3と、サブタンク3から供給されたインクを吐出するヘッドユニット4と、ヘッドユニット4のメンテナンスを行うメンテナンス部5と、メンテナスにより排出されたインクを貯留する廃液タンク6とが設けられている。
メインタンク2は、着脱自在となっていて、交換時期になると新たなメインタンク2に交換されるようになっている。ここで、メインタンク2内のインクは、貯留される以前に脱気されており、その脱気度は例えば2〜3ppmであることが好ましい。
メインタンク2とサブタンク3との間には、メインタンク2内のインクをサブタンク3まで導く第1インク流路7が配設されている。第1インク流路7の途中にはメインタンク2内のインクをサブタンク3まで供給するための供給ポンプ8が設けられている。
サブタンク3は、インクの貯留量により変動する可撓性の膜面31を有しており、その膜面31の位置によってサブタンク3内の内圧を検出する膜面センサ32が設けられている。また、サブタンク3には、サブタンク3内の液面位置が所定位置であるか否かを検出する液面スイッチ33と、サブタンク3内部と外気とを連通するための連通管35と、連通管35の途中で連通状態を切り替える大気連通弁34とが設けられている。
サブタンク3とヘッドユニット4との間には、サブタンク3内のインクをヘッドユニット4まで導く第2インク流路9が配設されている。第2インク流路9の途中には、当該第2インク流路9を開閉する第1開閉弁10が配置されている。ここで、第1インク流路7と第2インク流路9が本発明に係る第1液体流路である。
ヘッドユニット4はシリアルタイプのヘッドユニット4であり、このヘッドユニット4には、複数の記録ヘッド41と、これら各記録ヘッド41に対してインクを案内する共通流路42とが設けられている。
記録ヘッド41のノズル面43には、共通流路42に連通しインクを吐出するノズル(図省略)が多数配列されている。
また、共通流路42の一端部には、第2インク流路9が連結された液体流入口44が設けられるとともに、共通流路42の他端部には、後述する第3インク流路11(第2液体流路)が連結された液体入出口45が設けられている。つまり、液体流入口44、液体入出口45及びノズルは互いにそれぞれ連通することになる。
メンテナンス部5には、各記録ヘッド41内のインクをノズルから吸引する吸引部51と、ヘッドユニット4内のインクを共通流路42側から取り込み一時的に格納するバッファ部52とが設けられている。
吸引部51には、吸引タイミングになると各記録ヘッド41のノズルを覆うようにノズル面43に密着するキャップ部511と、キャップ部511及び廃液タンク6を連通する吸引管512と、吸引管512の途中で、キャップ部511内部を負圧にし、ノズルからインクを吸引する吸引ポンプ513とが設けられている。
バッファ部52には、下端部にインクの入出口521を有し、インクを一時的に貯留するバッファタンク522と、バッファタンク522の入出口521及びヘッドユニット4の液体入出口45を連通する第3インク流路11とが設けられている。
バッファタンク522は、その入出口521がヘッドユニット4よりも高くなる位置に配置されている。バッファタンク522には、バッファタンク522内の液面に応じて昇降することで、当該バッファタンク522内のインク量を検出する液面変位センサ523(液量センサ)が内蔵されている。
また、第3インク流路11の途中には、当該第3インク流路11を開閉する第2開閉弁12が配置されている。そして、第3インク流路11は、第2開閉弁12よりもバッファタンク522側となる部分が分岐していて、その分岐路111(第3液体流路)の先端部は、廃液タンク6に連通した廃液受け61に面している。この分岐路111の途中には、当該分岐路111を開閉する廃液弁112(第3開閉弁)が設けられている。
また、メンテナンス部5には、各記録ヘッド41のノズル面43を摺擦するブレード部53(図2参照)と、当該ノズル面43に付着したインクを吸収する吸収部54(図2参照)とが設けられている。
図2は、インクジェット記録装置1の主制御構成を示すブロック図である。この図2に示すようにインクジェット記録装置1には、上述した液面スイッチ33、膜面センサ32、大気連通弁34、供給ポンプ8、第1開閉弁10、第2開閉弁10、記録ヘッド41、キャップ部511、吸引ポンプ513、液面変位センサ523、廃液弁112、ブレード部53、吸収部54と電気的に接続されていてこれらを制御する制御部90が設けられている。また、制御部90は、記録ヘッド41のノズル面43に対向するように記録媒体を搬送する記録媒体搬送部81と、記録媒体の搬送方向に直交する方向にヘッドユニット4を走査させるキャリッジである走査部82と、画像データが入力される入力部80とも電気的に接続されていて、これらを制御するようになっている。
制御部90は、ROM91、RAM92、CPU93からなり、ROM22に記録された処理プログラムをRAM23に展開してCPU21によりこの処理プログラムを実行することで、画像データを基にして各部を制御し画像記録処理を施すようになっている。
処理プログラムには、背圧設定プログラム、インク導入プログラム、通常吸引プログラム、ピンチ吸引プログラム、ブレードワイピングプログラム、吸収ワイピングプログラム、バッファタンク廃棄プログラム、画像記録処理プログラム等が設けられている。
背圧設定プログラムは、ヘッドユニット4内にインクを導入する前に実行されるプログラムであり、ヘッドユニット4内の背圧が臨界背圧内に収まるように各部を制御するためのプログラムである。図3は背圧設定プログラムの実行時における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。図3に示すように背圧設定処理時においては、制御部90は、図3中のA1段階では、画像形成領域から離れた待機位置にヘッドユニット4が配置されるように走査部82を制御している。また、制御部90は、記録ヘッド41のノズル面43を密閉する密閉位置にキャップ部511を配置させるとともに、記録ヘッド41のノズル面43から離間した待機位置に吸収部54及びブレード部53を配置させている。そして、制御部90は、供給ポンプ8を送液状態、膜面センサ32を計測状態、大気連通弁34を開状態、第1開閉弁10を閉状態、第2開閉弁12を閉状態、廃液弁112を閉状態、液面変位センサ523をoff状態、吸引ポンプ513をoff状態としている。このとき、液面スイッチ33はoff状態となっている。これにより、供給ポンプ8がインクをメインタンク2から第1インク流路7を介してサブタンク3に供給することになるが、サブタンク3にインクが貯まって液面スイッチ33がon状態に切り替わると、制御部90はA2段階に移行する。
A2段階では、制御部90は、液面スイッチ33以外の各部を所定時間a1だけA1段階と同じ状態に維持させてから、A3段階に移行する。
A3段階では、制御部90は、大気連通弁34を閉状態に切り替えてから、供給ポンプ8を送液状態から逆転させて、サブタンク3内のインクをメインタンク2に戻す。この戻しの最中に、膜面センサ32の計測結果によりサブタンク3内の背圧が臨界背圧内に収まると、制御部90はA4段階に移行する。
A4段階では、制御部90は、膜面センサ32の計測結果が常に臨界背圧内となるように、供給ポンプ8を背圧制御し、背圧設定処理を完了する。
インク導入プログラムは、背圧を維持した状態でヘッドユニット4内にインクを供給する際に実行されるプログラムである。
図4はインク導入プログラムの実行時における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。図4に示すようにインク導入処理時においては、制御部90は、図4中のB1段階では、待機位置にヘッドユニット4が配置されるように走査部82を制御している。また、制御部90は、密閉位置にキャップ部511を配置させるとともに、待機位置に吸収部54及びブレード部53を配置させている。そして、制御部90は、供給ポンプ8を送液状態、膜面センサ32をoff状態、大気連通弁34を閉状態、第1開閉弁10を開状態、第2開閉弁12を開状態、廃液弁112を閉状態、液面変位センサ523を計測状態、吸引ポンプ513をoff状態としている。このとき液面スイッチ33はon状態となっている。そして、供給ポンプ8の送液によって、サブタンク3内のインクは第2インク流路9を介してヘッドユニット4の共通流路42に進入し、その後バッファタンク522まで達する。そして、液面変位センサ523がバッファタンク522の所定量以上インクが貯留されたことを検出すると、制御部90はヘッドユニット4内にインクが充填されたことを認識しB2段階に移行する。
B2段階では、制御部90は、供給ポンプ8の送液を停止し、所定時間b1経過後、インク導入処理を完了する。
通常吸引プログラムは、通常のメンテナンスモードをヘッドユニット4に実行するプログラムのことである。図5は通常吸引プログラムの実行時における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。図5に示すように通常吸引処理時においては、制御部90は、図5中のC1段階では、待機位置にヘッドユニット4が配置されるように走査部82を制御している。また、制御部90は、記録ヘッド41のノズル面43を密閉する密閉位置にキャップ部511を配置させるとともに、待機位置に吸収部54及びブレード部53を配置させている。そして、制御部90は、供給ポンプ8を背圧制御、膜面センサ32を計測状態、大気連通弁34を閉状態、第1開閉弁10を閉状態、第2開閉弁12を開状態、廃液弁112を閉状態、液面変位センサ523をoff状態、吸引ポンプ513をon状態としている。このとき液面スイッチ33はon状態となっている。これにより、バッファタンク522内のインクは、第3インク流路11を介してヘッドユニット4内に再供給され、記録ヘッド41のノズルを通過してキャップ部511内に吸引されることになる。そして、吸引開始から所定時間c1経過すると、制御部90はC2段階に移行する。なお、所定時間c1は、バッファタンク522内のインクの上澄み部分、つまり気泡が残留している部分が吸引されない時間に設定されている。これにより、C1段階後には、バッファタンク522内に気泡を多量に含んだインクが残留することになる。
C2段階では、制御部90は、吸引ポンプ513をoff状態に切り替え、所定時間c2経過後、C3段階に移行する。なお、メンテナンスのレベルに応じて、C1段階とC2段階を所定回数繰り返した後にC3段階に移行するようにしてもよい。
C3段階では、制御部90は、ノズル面43との密閉状態が解除される位置までキャップ部511を配置させるとともに、第1開閉弁10を開状態としてから、吸引ポンプ513を再度on状態に切り替える。このC3段階の切り替え直後には、キャップ部511内のインクがノズル面43まで達することになり、ノズル面43上で固着したインクを融解することができ、その後の吸引で吸い取られ、ノズル面43上を洗浄することができる。これをwet吸引という。C3段階が所定時間c3経過すると制御部90は通常吸引を完了する。
ピンチ吸引プログラムは、通常吸引ではノズル欠が解消しない場合により強力に吸引するためのメンテナンスモードをヘッドユニット4に実行するプログラムのことである。図6はピンチ吸引プログラムの実行時における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。図6に示すようにピンチ吸引処理時においては、制御部90は、図6中のD1段階では、待機位置にヘッドユニット4が配置されるように走査部82を制御している。また、制御部90は、密閉位置にキャップ部511を配置させるとともに、待機位置に吸収部54及びブレード部53を配置させている。そして、制御部90は、供給ポンプ8をoff状態、膜面センサ32をoff状態、大気連通弁34を開状態、第1開閉弁10を閉状態、第2開閉弁12を閉状態、廃液弁112を閉状態、液面変位センサ523をoff状態、吸引ポンプ513をon状態としている。このとき液面スイッチ33はoff状態となっている。このように第1開閉弁10及び第2開閉弁12が閉状態で吸引が実行されるので、ヘッドユニット4内のインクのみがノズルからキャップ部511内に吸引されることになる。つまり、ヘッドユニット4内に係る負圧が通常吸引よりも強力になってノズル欠をより防止することが可能となる。そして、吸引開始から所定時間d1経過すると、制御部90はD2段階に移行する。
D2段階では、制御部90は、吸引ポンプ513をoff状態に切り替えてから、第2開閉弁12を開状態、第1開閉弁10を開状態or閉状態とし、所定時間d2経過後、ピンチ吸引処理を完了する。なお、メンテナンスのレベルに応じて、D1段階とD2段階を所定回数繰り返してもよい。
ブレードワイピングプログラムは、記録ヘッド41のノズル面43をブレード部で摺擦することで、ノズル内のメニスカスを形成するためのプログラムである。図7はブレードワイピングプログラムの実行時における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。図7に示すようにブレードワイピング処理時においては、制御部90は、図7中のE1段階では、待機位置にヘッドユニット4が配置されるように走査部82を制御している。また、制御部90は、待機位置に吸収部54、キャップ部511及びブレード部53を配置させている。そして、制御部90は、供給ポンプ8を背圧制御、膜面センサ32を計測状態、大気連通弁34を閉状態、第1開閉弁10を開状態、第2開閉弁12を開状態、廃液弁112を閉状態、液面変位センサ523をoff状態、吸引ポンプ513をoff状態としている。このとき、液面スイッチ33はon状態となっている。所定時間e1経過すると、制御部90はE2段階に移行する。
E2段階では、制御部90は、記録ヘッド41のノズル面43を摺擦可能な摺擦位置までブレード部53を移動させてから、走査部82によりヘッドユニット4を移動させて、記録ヘッド41のノズル面43をブレード部53で摺擦させる。それを所定時間e2だけ実行した後、制御部90は、ブレードワイピング処理を完了する。
吸収ワイピングプログラムは、記録ヘッド41のノズル面43を吸収部54により摺擦することで、メンテナンスによりノズル面43上に付着したインクを除去するためのプログラムである。図8は吸収ワイピングプログラムの実行時における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。図8に示すようにブレードワイピング処理時においては、制御部90は、図8中のF1段階では、吸収部54に対向する吸収体位置にヘッドユニット4が配置されるように走査部82を制御している。また、制御部90は、待機位置に吸収部54、キャップ部511及びブレード部53を配置させている。そして、制御部90は、供給ポンプ8を背圧制御、膜面センサ32を計測状態、大気連通弁34を閉状態、第1開閉弁10を開状態、第2開閉弁12を開状態、廃液弁112を閉状態、液面変位センサ523をoff状態、吸引ポンプ513をoff状態としている。このとき、液面スイッチ33はon状態となっている。所定時間f1経過すると、制御部90はF2段階に移行する。
F2段階では、制御部90は、記録ヘッド41のノズル面43を摺擦可能な摺擦位置まで吸収部54を移動させてから、走査部82によりヘッドユニット4を移動させて、記録ヘッド41のノズル面43を吸収部54で摺擦させる。それを所定時間f2だけ実行した後、制御部90はF3段階に移行する。
F3段階では、制御部90は、走査部82によりヘッドユニット4を待機位置まで移動させるとともに、吸収部54を待機位置まで移動させて吸収ブレードワイピング処理を完了する。
バッファタンク廃棄プログラムは、通常吸引処理後にバッファタンク522内に残留したインクを廃棄するためのプログラムである。このバッファタンク廃棄処理時には、制御部90は、第2開閉弁12を閉状態として、廃液弁112を開状態とする。これにより、バッファタンク522内の、気泡を多量に含んだインクは廃液受け61を介して廃液タンク6に排出されることになる。
画像記録処理プログラムは、記録媒体搬送部81により搬送された記録媒体に対して、インクを吐出し画像を記録するプログラムである。この画像記録処理時には、制御部90は、入力部80から入力された画像データを基に、走査部82、記録媒体搬送部81、記録ヘッド41を制御して、記録媒体上に画像を形成する。
次に本実施形態の作用について説明する。
まず、画像記録処理時には、制御部90は、入力部80から入力された画像データを基に、走査部82、記録媒体搬送部81、記録ヘッド41を制御して、記録媒体上に画像を形成する。画像記録が所定回数実行されて、通常のメンテナンスモードの開始タイミングになると、制御部90は、ヘッドユニット4にインクを導入するために、背圧設定プログラムを実行することで、ヘッドユニット4内の背圧が臨界背圧内に収まるように各部を制御する。
その後、制御部90は、インク導入プログラムを実行して、ヘッドユニット4内にインクを導入する。この際、インクは、供給ポンプ8の送液状態に基づいて、図9(a)に示すように第2インク流路9から液体流入口44を介してヘッドユニット4の共通流路42内に流入する。さらに、インクは図9(b)に示すようにヘッドユニット4の液体入出口45から第3インク流路11を介してバッファタンク522内に進入する。バッファタンク522内にインクが所定量貯留すると、液面変位センサ523は液面が設定位置に達したことを検出し、供給ポンプ8がoff状態となる。これにより、ヘッドユニット4内の気泡を含んだインクがバッファタンク522に一時的に貯留することになる。そして、所定時間b1経過後、インク導入プログラムが完了することになるが、この所定時間b1によって、バッファタンク522内のインク上に気泡が浮上し、インクと気泡とが分離することになる。
そして、制御部90は、通常吸引プログラムを実行し、図9(c)に示すようにバッファタンク522内のインクを、液体入出口45からヘッドユニット4内に再供給し、記録ヘッド41のノズルを通過させてキャップ部511内に吸引させる。このとき、バッファタンク522内のインクの上澄み部分、つまり気泡が残留している部分は吸引されず、バッファタンク522内に残留することになる。
通常吸引が完了すると、制御部90は、バッファタンク廃棄プログラムを実行し、図9(d)に示すように、バッファタンク522内に残留したインクを廃棄する。これにより、バッファタンク522内の気泡も除去されることになる。
通常吸引が完了すると、制御部90は、ブレードワイピングプログラムを実行し、記録ヘッド41のノズル面43をブレード部53で摺擦することで、ノズル内のメニスカスを形成する。
その後、制御部90は、吸収ワイピングプログラムを実行し、記録ヘッド41のノズル面43を吸収部54により摺擦することで、メンテナンスによりノズル面43上に付着したインクを除去する。
また、ピンチ吸引タイミングになると、制御部90は、ピンチ吸引プログラムを実行し、通常吸引ではノズル欠が解消しない場合により強力に吸引するためのメンテナンスモードをヘッドユニット4に実行する。
以上のように、本実施形態によれば、ヘッドユニット4のメンテナンス時に、キャップ部511によりノズルが閉ざされた状態で、インクが、液体流入口44、液体入出口45という順でヘッドユニット4を通過し、入出口521からバッファタンク522内に貯留され、その後、入出口521から流出し、液体入出口45、ノズルという順でヘッドユニット4を通過するので、ヘッドユニット4内のインクに気泡が混入していたとしても、当該インクがバッファタンク522内で一時的に貯留されることで、気泡はバッファタンク522内のインク上部に集められることになる。そして、入出口521はバッファタンク522の下端部に設けられているために、インクをバッファタンク522からヘッドユニット4に再供給する際には、空気と触れ合いの少ないインクがヘッドユニット4に供給されることになる。これにより、再供給後、ヘッドユニット4内に残った液体は脱気状態が維持されて、吐出不良が防止されることになる。
また、バッファタンク522内のインクを入出口521からヘッドユニット4まで再供給し、メンテナンスする本発明に係る再供給部が、吸引ポンプ513であるので、再供給専用のポンプ等を設けなくとも、吸引ポンプ513の稼動により再供給が可能となる。これにより、部品点数を抑えることができる。
また、インクがバッファタンク522に所定時間貯留された後に、入出口521から流出しているので、インクと気泡とが分離した後に流出することになり、再供給されるインク内に気泡が混在することを防止することができる。
液面変位センサ523の検出結果に基づき、吸引ポンプ513による再供給タイミングが決定されているので、再供給量を確実に確保してから再供給を実行することが可能となる。
また、廃液弁112を閉ざした状態で、バッファタンク522内のインクを吸引ポンプ513により所定量ヘッドユニット4に再供給した後に、廃液弁112を開いて、バッファタンク内のインクを廃液タンク6に排出させるので、所定量以上のインク、つまり気泡が多数混在したインクはバッファタンク522から排出されることになり、再供給により気泡がヘッドユニット4内に進入することを防止できる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、本実施形態では、本発明に係る再供給部が吸引ポンプ513である場合を例示して説明したが、バッファタンク522内を加圧することで、当該バッファタンク522内のインクをヘッドユニット4内に再供給する加圧手段を再供給部としてもよい。
また、本実施形態では、通常吸引モードが1モードである場合を例示して説明したが、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードが設けられている場合にはその再供給量に応じて、バッファタンク522内への一時的な貯留量を制御することが好ましい。これにより、いずれのメンテナンスモードであっても、気泡の混在しないインクを再供給することが可能となる。
また、本実施形態では、通常吸引時にバッファタンク522内のインクのみを再供給しているが、サブタンク3内のインクも一緒に再供給してもよい。
具体的には、メンテナンス時における図9(c)の工程が図10に示すような工程に変更される。この際、制御部90は、第1開閉弁10及び第2開閉弁12を開状態としてから、吸引ポンプ513を吸引状態とすることで、バッファタンク522内のインクを液体入出口45からヘッドユニット4内に再供給するとともに、サブタンク3内のインクを液体流入口44からヘッドユニット4内に再供給する。これら再供給されたインクは、共通流路42で合流して、記録ヘッド41のノズルを通過しキャップ部511内に吸引される。これにより、先の通常吸引処理よりも多量のインクがノズルを通過するだけでなく、ヘッドユニット4内を流れるインクの偏りを抑制することができ、メンテナンス効果が高くなる。
このように再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、第1開閉弁10及び第2開閉弁12を選択的に開閉して、サブタンク3及びバッファタンク522内のインクを選択的に再供給することで、各メンテナンスモードに最適な量だけインクを再供給することが可能となる。
そして、メンテナンス時に、供給ポンプ8によってバッファタンク522及びサブタンク3にインクを貯留して、吸引ポンプ513を一定時間駆動させてから、第1開閉弁10及び第2開閉弁12の少なくとも一方を1回開閉させることが、ヘッドユニット4内の圧力状態をリセットするうえでも好ましい。
また、本実施形態では、シリアルタイプのヘッドユニット4に対するメンテナンスについて説明したが、本発明の構成はラインタイプのヘッドユニットに対しても適用可能である。その場合、例えば図11に示すようにラインタイプのヘッドユニット4Aに対応するキャップ部511Aを設ける必要があるが、メンテナンスの各種処理についてはシリアルタイプのヘッドユニット4と同等にすることが可能である。
本実施形態に係るインクジェット記録装置の概略構成を示す説明図である。 図2のインクジェット記録装置の主制御構成を示すブロック図である。 図2の制御部で実行される背圧設定処理を示すタイミングチャートである。 図2の制御部で実行されるインク導入処理を示すタイミングチャートである。 図2の制御部で実行される通常吸引処理を示すタイミングチャートである。 図2の制御部で実行されるピンチ吸引処理を示すタイミングチャートである。 図2の制御部で実行されるブレードワイピング処理を示すタイミングチャートである。 図2の制御部で実行される吸収ワイピング処理を示すタイミングチャートである。 図1のインクジェット記録装置におけるメンテナンス時のインクの流れを示す説明図である。 図1のインクジェット記録装置における他のメンテナンス時におけるインクの流れを示す説明図である。 図1のインクジェット記録装置の変形例を示す説明図である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置(液体吐出装置)
2 メインタンク
3 サブタンク
4 ヘッドユニット
5 メンテナンス部
6 廃液タンク
7 第1インク流路(第1液体流路)
8 供給ポンプ
9 第2インク流路(第1液体流路)
10 第1開閉弁
11 第3インク流路(第2液体流路)
12 第2開閉弁
31 膜面
32 膜面センサ
33 液面スイッチ
34 大気連通弁
35 連通管
41 記録ヘッド
42 共通流路
43 ノズル面
44 液体流入口
45 液体入出口
51 吸引部
52 バッファ部
53 ブレード部
54 吸収部
80 入力部
81 記録媒体搬送部
82 走査部
90 制御部
111 分岐路(第3液体流路)
112 廃液弁(第3開閉弁)
511 キャップ部
512 吸引管
513 吸引ポンプ
521 入出口
522 バッファタンク
523 液面変位センサ(液量センサ)



Claims (18)

  1. 液体を貯留するメインタンクと、
    それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットの前記ノズルを開閉するキャップ部と、
    前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
    前記第1液体流路の途中に配置されて、前記メインタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで供給する供給ポンプと、
    下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
    前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
    前記バッファタンク内の前記液体を前記入出口から前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
    前記ヘッドユニット、前記供給ポンプ、前記キャップ部及び前記再供給部を制御する制御部とを備え
    前記制御部は、前記ヘッドユニットのメンテナンス時に、前記キャップ部により前記ノズルが閉ざされた状態で、前記液体が、前記液体流入口、前記液体入出口という順で前記ヘッドユニットを通過し、前記入出口から前記バッファタンク内に貯留され、その後、前記入出口から流出し、前記液体入出口、前記ノズルという順で前記ヘッドユニットを通過するように、前記ヘッドユニット、前記供給ポンプ、前記キャップ部及び前記再供給部を制御することを特徴とする液体吐出装置。
  2. 液体を貯留するメインタンクと、
    それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
    下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
    前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
    前記バッファタンク内の前記液体を前記入出口から前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
    前記ヘッドユニット及び前記再供給部を制御する制御部とを備え
    前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記バッファタンク内への一時的な貯留量を制御していることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 液体を貯留するメインタンクと、
    それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
    前記第1液体流路の途中に設けられ、前記液体を一時的に貯留するサブタンクと、
    前記第1液体流路の途中に前記サブタンクと前記ヘッドユニットの間に配置された第1開閉弁と、
    下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
    前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
    前記第2液体流路の途中に配置された第2開閉弁と、
    前記バッファタンク及び前記サブタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
    前記ヘッドユニット、前記第1開閉弁の駆動、前記第2開閉弁の駆動及び前記再供給部を制御する制御部とを備え
    前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を選択的に開いた状態で前記再供給部により前記サブタンク及び前記バッファタンク内の前記液体を選択的に再供給することを特徴とする液体吐出装置。
  4. 液体を貯留するメインタンクと、
    それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
    下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
    前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
    前記バッファタンク内の前記液体を前記入出口から前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
    廃液タンクと、
    前記第2液体流路の途中から前記廃液タンクに連通する第3液体流路と、
    前記第3液体流路の途中に配置された第3開閉弁と、
    前記ヘッドユニット、前記第3開閉弁の駆動及び前記再供給部を制御する制御部とを備え
    前記制御部は、前記第3開閉弁を閉ざした状態で、前記バッファタンク内の前記液体を前記再供給部により所定量前記ヘッドユニットに供給した後に、前記第3開閉弁を開いて、前記バッファタンク内の前記液体を前記廃液タンクに排出させることを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記第1液体流路の途中に配置されて、前記制御部の制御に基づき前記メインタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで供給する供給ポンプを備えることを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項記載の液体吐出装置において、
    前記制御部の制御に基づき、前記ヘッドユニットの前記ノズルを開閉するキャップ部を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  7. 請求項記載の液体吐出装置において、
    前記制御部は、前記ヘッドユニットのメンテナンス時に、前記キャップ部により前記ノズルが閉ざされた状態で、前記液体が、前記液体流入口、前記液体入出口という順で前記ヘッドユニットを通過し、前記入出口から前記バッファタンク内に貯留され、その後、前記入出口から流出し、前記液体入出口、前記ノズルという順で前記ヘッドユニットを通過するように、前記ヘッドユニット、前記供給ポンプ、前記キャップ部及び前記再供給部を制御することを特徴とする液体吐出装置。
  8. 請求項1、6、7のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記キャップ部の内部を負圧にして、前記ノズルから前記液体を吸引する吸引ポンプを有し、
    前記吸引ポンプが前記再供給部であることを特徴とする液体吐出装置。
  9. 請求項記載の液体吐出装置において、
    前記制御部は、前記液体が前記バッファタンクに所定時間貯留された後に、前記入出口から流出するように、前記再供給部を制御することを特徴とする液体吐出装置。
  10. 請求項記載の液体吐出装置において、
    前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記バッファタンク内への一時的な貯留量を制御していることを特徴とする液体吐出装置。
  11. 請求項1、2、4のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記第1液体流路の途中に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第1開閉弁と、前記第2液体流路の途中に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第2開閉弁との少なくとも一方が設けられていることを特徴とする液体吐出装置。
  12. 請求項1、2、4のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記第1液体流路の途中には、前記液体を一時的に貯留するサブタンクが設けられていて、
    前記再供給部は、前記バッファタンク及び前記サブタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで再供給することを特徴とする液体吐出装置。
  13. 請求項12記載の液体吐出装置において、
    前記第1液体流路の途中に前記サブタンクと前記ヘッドユニットの間に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第1開閉弁と、
    前記第2液体流路の途中に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第2開閉弁と、を備え、
    前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を選択的に開いた状態で前記再供給部により前記サブタンク及び前記バッファタンク内の前記液体を選択的に再供給することを特徴とする液体吐出装置。
  14. 請求項3又は13に記載の液体吐出装置において、
    前記制御部は、前記バッファタンク及び前記サブタンクに前記液体を貯留して、前記再供給部を一定時間駆動させてから、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の少なくとも一方を1回開閉させることを特徴とする液体吐出装置。
  15. 請求項3、13、14のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を選択的に開閉することを特徴とする液体吐出装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記バッファタンク内の液量を検出する液量センサを備え、
    前記制御部は、前記液量センサの検出結果に基づき、前記再供給部による再供給タイミングを決定していることを特徴とする液体吐出装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記バッファタンクは、前記ヘッドユニットよりも高い位置に配置されていることを特徴とする液体吐出装置。
  18. 請求項1〜17のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記液体は、前記メインタンクに貯留される以前に脱気されていることを特徴とする液体吐出装置。
JP2007332364A 2007-12-25 2007-12-25 液体吐出装置 Expired - Fee Related JP5034928B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007332364A JP5034928B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 液体吐出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007332364A JP5034928B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 液体吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009154319A JP2009154319A (ja) 2009-07-16
JP5034928B2 true JP5034928B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=40958870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007332364A Expired - Fee Related JP5034928B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 液体吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5034928B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112571958B (zh) * 2019-09-30 2023-04-21 精工爱普生株式会社 液体喷出装置和液体喷出装置的控制方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3181138B2 (ja) * 1993-05-27 2001-07-03 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
JP3666537B2 (ja) * 1996-11-14 2005-06-29 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置用インクカートリッジの製造方法
JP4384067B2 (ja) * 2004-03-23 2009-12-16 キヤノン株式会社 液体吐出装置および液体処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009154319A (ja) 2009-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5200878B2 (ja) 画像形成装置
US8465119B2 (en) Cleaning control method for a fluid ejection head, and a fluid ejection device
JP5246107B2 (ja) 液体噴射装置
JP2006327123A (ja) フェイス面清掃方法及びインクジェット方式画像形成装置
JP2007268894A (ja) インクジェットプリンタ装置およびインクカートリッジの装着方法
JP4071156B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2012096492A (ja) インクジェット記録装置
JP2004009475A (ja) インクジェット記録装置及びそれに用いるインク供給装置
JP5445248B2 (ja) ノズルクリーニング装置およびインクジェットプリンタ
JP5034928B2 (ja) 液体吐出装置
JP2008126414A (ja) 回復方法
JP2010005850A (ja) 満タン検出方法及びインクジェット方式画像形成装置
JP6167730B2 (ja) 画像形成装置
JP2004050472A (ja) インクジェット記録装置
JP2012218173A (ja) インクジェット記録装置
JP2008132690A (ja) 液体噴射装置及び液体噴射装置のクリーニング方法
JP2010023237A (ja) インクカートリッジ及びインクジェット方式画像形成装置
JP2008213463A (ja) インクジェット記録装置およびそのクリーニング制御方法
JP4807062B2 (ja) 液体噴射装置およびそのメンテナンス方法
JP2009160896A (ja) インクジェット方式画像形成装置
JP2008137176A (ja) インクジェット方式画像形成装置及び回復方法
JP2009234160A (ja) インクジェット方式画像形成装置
JP2013022851A (ja) インクジェット記録装置
JP2006264205A (ja) 画像形成装置
JP2012035432A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120313

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120502

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120618

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees