JP5034928B2 - 液体吐出装置 - Google Patents
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また、メンテナンスにより廃棄するインクをサブタンクで一旦貯留することで気泡を除去し、その後、循環させて再度ヘッドユニットに供給する技術(例えば特許文献1参照)が開発されている。
一方、特許文献2に記載のインクジェット記録装置では、ヘッドユニット内で完全に気泡が消えることはなく、僅かであってもノズルに流れ込んでしまっていた。また、ヘッドユニット内で消えた気泡により空気とインクとが触れることで脱気度が低下してしまうことになっていた。
このため、サブタンクや、ヘッドユニット内にあるインクを脱気する例えば膜脱気装置等を新たに搭載することが考えられるが、膜脱気装置では性能が低く、吐出不良を防止するには不完全であった。
そこで、本発明の課題は、液体の脱気状態を維持して、吐出不良を防止することである。
液体を貯留するメインタンクと、
それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットの前記ノズルを開閉するキャップ部と、
前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
前記第1液体流路の途中に配置されて、前記メインタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで供給する供給ポンプと、
下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
前記バッファタンク内の前記液体を前記入出口から前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
前記ヘッドユニット、前記供給ポンプ、前記キャップ部及び前記再供給部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記ヘッドユニットのメンテナンス時に、前記キャップ部により前記ノズルが閉ざされた状態で、前記液体が、前記液体流入口、前記液体入出口という順で前記ヘッドユニットを通過し、前記入出口から前記バッファタンク内に貯留され、その後、前記入出口から流出し、前記液体入出口、前記ノズルという順で前記ヘッドユニットを通過するように、前記ヘッドユニット、前記供給ポンプ、前記キャップ部及び前記再供給部を制御することを特徴としている。
請求項2記載の発明に係る液体吐出装置は、
液体を貯留するメインタンクと、
それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
前記バッファタンク内の前記液体を前記入出口から前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
前記ヘッドユニット及び前記再供給部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記バッファタンク内への一時的な貯留量を制御していることを特徴としている。
請求項3記載の発明に係る液体吐出装置は、
液体を貯留するメインタンクと、
それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
前記第1液体流路の途中に設けられ、前記液体を一時的に貯留するサブタンクと、
前記第1液体流路の途中に前記サブタンクと前記ヘッドユニットの間に配置された第1開閉弁と、
下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
前記第2液体流路の途中に配置された第2開閉弁と、
前記バッファタンク及び前記サブタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
前記ヘッドユニット、前記第1開閉弁の駆動、前記第2開閉弁の駆動及び前記再供給部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を選択的に開いた状態で前記再供給部により前記サブタンク及び前記バッファタンク内の前記液体を選択的に再供給することを特徴としている。
請求項4記載の発明に係る液体吐出装置は、
液体を貯留するメインタンクと、
それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
前記バッファタンク内の前記液体を前記入出口から前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
廃液タンクと、
前記第2液体流路の途中から前記廃液タンクに連通する第3液体流路と、
前記第3液体流路の途中に配置された第3開閉弁と、
前記ヘッドユニット、前記第3開閉弁の駆動及び前記再供給部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記第3開閉弁を閉ざした状態で、前記バッファタンク内の前記液体を前記再供給部により所定量前記ヘッドユニットに供給した後に、前記第3開閉弁を開いて、前記バッファタンク内の前記液体を前記廃液タンクに排出させることを特徴としている。
前記第1液体流路の途中に配置されて、前記制御部の制御に基づき前記メインタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで供給する供給ポンプを備えることを特徴としている。
前記制御部の制御に基づき、前記ヘッドユニットの前記ノズルを開閉するキャップ部を備えることを特徴としている。
前記制御部は、前記ヘッドユニットのメンテナンス時に、前記キャップ部により前記ノズルが閉ざされた状態で、前記液体が、前記液体流入口、前記液体入出口という順で前記ヘッドユニットを通過し、前記入出口から前記バッファタンク内に貯留され、その後、前記入出口から流出し、前記液体入出口、前記ノズルという順で前記ヘッドユニットを通過するように、前記ヘッドユニット、前記供給ポンプ、前記キャップ部及び前記再供給部を制御することを特徴としている。
前記キャップ部の内部を負圧にして、前記ノズルから前記液体を吸引する吸引ポンプを有し、
前記吸引ポンプが前記再供給部であることを特徴としている。
前記制御部は、前記液体が前記バッファタンクに所定時間貯留された後に、前記入出口から流出するように、前記再供給部を制御することを特徴としている。
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記バッファタンク内への一時的な貯留量を制御していることを特徴としている。
前記第1液体流路の途中に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第1開閉弁と、前記第2液体流路の途中に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第2開閉弁との少なくとも一方が設けられていることを特徴としている。
前記第1液体流路の途中には、前記液体を一時的に貯留するサブタンクが設けられていて、
前記再供給部は、前記バッファタンク及び前記サブタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで再供給することを特徴としている。
前記第1液体流路の途中に前記サブタンクと前記ヘッドユニットの間に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第1開閉弁と、
前記第2液体流路の途中に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第2開閉弁と、を備え、
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を選択的に開いた状態で前記再供給部により前記サブタンク及び前記バッファタンク内の前記液体を選択的に再供給することを特徴としている。
前記制御部は、前記バッファタンク及び前記サブタンクに前記液体を貯留して、前記再供給部を一定時間駆動させてから、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の少なくとも一方を1回開閉させることを特徴としている。
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を選択的に開閉することを特徴としている。
前記バッファタンク内の液量を検出する液量センサを備え、
前記制御部は、前記液量センサの検出結果に基づき、前記再供給部による再供給タイミングを決定していることを特徴としている。
前記バッファタンクは、前記ヘッドユニットよりも高い位置に配置されていることを特徴としている。
前記液体は、前記メインタンクに貯留される以前に脱気されていることを特徴としている。
記録ヘッド41のノズル面43には、共通流路42に連通しインクを吐出するノズル(図省略)が多数配列されている。
また、共通流路42の一端部には、第2インク流路9が連結された液体流入口44が設けられるとともに、共通流路42の他端部には、後述する第3インク流路11(第2液体流路)が連結された液体入出口45が設けられている。つまり、液体流入口44、液体入出口45及びノズルは互いにそれぞれ連通することになる。
また、第3インク流路11の途中には、当該第3インク流路11を開閉する第2開閉弁12が配置されている。そして、第3インク流路11は、第2開閉弁12よりもバッファタンク522側となる部分が分岐していて、その分岐路111(第3液体流路)の先端部は、廃液タンク6に連通した廃液受け61に面している。この分岐路111の途中には、当該分岐路111を開閉する廃液弁112(第3開閉弁)が設けられている。
図4はインク導入プログラムの実行時における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。図4に示すようにインク導入処理時においては、制御部90は、図4中のB1段階では、待機位置にヘッドユニット4が配置されるように走査部82を制御している。また、制御部90は、密閉位置にキャップ部511を配置させるとともに、待機位置に吸収部54及びブレード部53を配置させている。そして、制御部90は、供給ポンプ8を送液状態、膜面センサ32をoff状態、大気連通弁34を閉状態、第1開閉弁10を開状態、第2開閉弁12を開状態、廃液弁112を閉状態、液面変位センサ523を計測状態、吸引ポンプ513をoff状態としている。このとき液面スイッチ33はon状態となっている。そして、供給ポンプ8の送液によって、サブタンク3内のインクは第2インク流路9を介してヘッドユニット4の共通流路42に進入し、その後バッファタンク522まで達する。そして、液面変位センサ523がバッファタンク522の所定量以上インクが貯留されたことを検出すると、制御部90はヘッドユニット4内にインクが充填されたことを認識しB2段階に移行する。
B2段階では、制御部90は、供給ポンプ8の送液を停止し、所定時間b1経過後、インク導入処理を完了する。
まず、画像記録処理時には、制御部90は、入力部80から入力された画像データを基に、走査部82、記録媒体搬送部81、記録ヘッド41を制御して、記録媒体上に画像を形成する。画像記録が所定回数実行されて、通常のメンテナンスモードの開始タイミングになると、制御部90は、ヘッドユニット4にインクを導入するために、背圧設定プログラムを実行することで、ヘッドユニット4内の背圧が臨界背圧内に収まるように各部を制御する。
通常吸引が完了すると、制御部90は、バッファタンク廃棄プログラムを実行し、図9(d)に示すように、バッファタンク522内に残留したインクを廃棄する。これにより、バッファタンク522内の気泡も除去されることになる。
その後、制御部90は、吸収ワイピングプログラムを実行し、記録ヘッド41のノズル面43を吸収部54により摺擦することで、メンテナンスによりノズル面43上に付着したインクを除去する。
例えば、本実施形態では、本発明に係る再供給部が吸引ポンプ513である場合を例示して説明したが、バッファタンク522内を加圧することで、当該バッファタンク522内のインクをヘッドユニット4内に再供給する加圧手段を再供給部としてもよい。
具体的には、メンテナンス時における図9(c)の工程が図10に示すような工程に変更される。この際、制御部90は、第1開閉弁10及び第2開閉弁12を開状態としてから、吸引ポンプ513を吸引状態とすることで、バッファタンク522内のインクを液体入出口45からヘッドユニット4内に再供給するとともに、サブタンク3内のインクを液体流入口44からヘッドユニット4内に再供給する。これら再供給されたインクは、共通流路42で合流して、記録ヘッド41のノズルを通過しキャップ部511内に吸引される。これにより、先の通常吸引処理よりも多量のインクがノズルを通過するだけでなく、ヘッドユニット4内を流れるインクの偏りを抑制することができ、メンテナンス効果が高くなる。
このように再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、第1開閉弁10及び第2開閉弁12を選択的に開閉して、サブタンク3及びバッファタンク522内のインクを選択的に再供給することで、各メンテナンスモードに最適な量だけインクを再供給することが可能となる。
そして、メンテナンス時に、供給ポンプ8によってバッファタンク522及びサブタンク3にインクを貯留して、吸引ポンプ513を一定時間駆動させてから、第1開閉弁10及び第2開閉弁12の少なくとも一方を1回開閉させることが、ヘッドユニット4内の圧力状態をリセットするうえでも好ましい。
2 メインタンク
3 サブタンク
4 ヘッドユニット
5 メンテナンス部
6 廃液タンク
7 第1インク流路(第1液体流路)
8 供給ポンプ
9 第2インク流路(第1液体流路)
10 第1開閉弁
11 第3インク流路(第2液体流路)
12 第2開閉弁
31 膜面
32 膜面センサ
33 液面スイッチ
34 大気連通弁
35 連通管
41 記録ヘッド
42 共通流路
43 ノズル面
44 液体流入口
45 液体入出口
51 吸引部
52 バッファ部
53 ブレード部
54 吸収部
80 入力部
81 記録媒体搬送部
82 走査部
90 制御部
111 分岐路(第3液体流路)
112 廃液弁(第3開閉弁)
511 キャップ部
512 吸引管
513 吸引ポンプ
521 入出口
522 バッファタンク
523 液面変位センサ(液量センサ)
Claims (18)
- 液体を貯留するメインタンクと、
それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットの前記ノズルを開閉するキャップ部と、
前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
前記第1液体流路の途中に配置されて、前記メインタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで供給する供給ポンプと、
下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
前記バッファタンク内の前記液体を前記入出口から前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
前記ヘッドユニット、前記供給ポンプ、前記キャップ部及び前記再供給部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記ヘッドユニットのメンテナンス時に、前記キャップ部により前記ノズルが閉ざされた状態で、前記液体が、前記液体流入口、前記液体入出口という順で前記ヘッドユニットを通過し、前記入出口から前記バッファタンク内に貯留され、その後、前記入出口から流出し、前記液体入出口、前記ノズルという順で前記ヘッドユニットを通過するように、前記ヘッドユニット、前記供給ポンプ、前記キャップ部及び前記再供給部を制御することを特徴とする液体吐出装置。 - 液体を貯留するメインタンクと、
それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
前記バッファタンク内の前記液体を前記入出口から前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
前記ヘッドユニット及び前記再供給部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記バッファタンク内への一時的な貯留量を制御していることを特徴とする液体吐出装置。 - 液体を貯留するメインタンクと、
それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
前記第1液体流路の途中に設けられ、前記液体を一時的に貯留するサブタンクと、
前記第1液体流路の途中に前記サブタンクと前記ヘッドユニットの間に配置された第1開閉弁と、
下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
前記第2液体流路の途中に配置された第2開閉弁と、
前記バッファタンク及び前記サブタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
前記ヘッドユニット、前記第1開閉弁の駆動、前記第2開閉弁の駆動及び前記再供給部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を選択的に開いた状態で前記再供給部により前記サブタンク及び前記バッファタンク内の前記液体を選択的に再供給することを特徴とする液体吐出装置。 - 液体を貯留するメインタンクと、
それぞれ連通した液体流入口、液体入出口及びノズルを個別に有し、前記液体流入口若しくは前記液体入出口から流入したインクを前記ノズルから吐出するヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットの前記液体流入口と前記メインタンクとを連通し、前記メインタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第1液体流路と、
下端部に前記液体の入出口を有し、前記液体を一時的に貯留するバッファタンクと、
前記ヘッドユニットの前記液体入出口と前記バッファタンクの入出口とを連通し、前記バッファタンクから前記ヘッドユニットまでの前記液体の流路となる第2液体流路と、
前記バッファタンク内の前記液体を前記入出口から前記ヘッドユニットまで再供給し、メンテナンスする再供給部と、
廃液タンクと、
前記第2液体流路の途中から前記廃液タンクに連通する第3液体流路と、
前記第3液体流路の途中に配置された第3開閉弁と、
前記ヘッドユニット、前記第3開閉弁の駆動及び前記再供給部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記第3開閉弁を閉ざした状態で、前記バッファタンク内の前記液体を前記再供給部により所定量前記ヘッドユニットに供給した後に、前記第3開閉弁を開いて、前記バッファタンク内の前記液体を前記廃液タンクに排出させることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項2〜4のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記第1液体流路の途中に配置されて、前記制御部の制御に基づき前記メインタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで供給する供給ポンプを備えることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項5記載の液体吐出装置において、
前記制御部の制御に基づき、前記ヘッドユニットの前記ノズルを開閉するキャップ部を備えることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項6記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、前記ヘッドユニットのメンテナンス時に、前記キャップ部により前記ノズルが閉ざされた状態で、前記液体が、前記液体流入口、前記液体入出口という順で前記ヘッドユニットを通過し、前記入出口から前記バッファタンク内に貯留され、その後、前記入出口から流出し、前記液体入出口、前記ノズルという順で前記ヘッドユニットを通過するように、前記ヘッドユニット、前記供給ポンプ、前記キャップ部及び前記再供給部を制御することを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1、6、7のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記キャップ部の内部を負圧にして、前記ノズルから前記液体を吸引する吸引ポンプを有し、
前記吸引ポンプが前記再供給部であることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項8記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、前記液体が前記バッファタンクに所定時間貯留された後に、前記入出口から流出するように、前記再供給部を制御することを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項4記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記バッファタンク内への一時的な貯留量を制御していることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1、2、4のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記第1液体流路の途中に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第1開閉弁と、前記第2液体流路の途中に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第2開閉弁との少なくとも一方が設けられていることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1、2、4のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記第1液体流路の途中には、前記液体を一時的に貯留するサブタンクが設けられていて、
前記再供給部は、前記バッファタンク及び前記サブタンク内の前記液体を前記ヘッドユニットまで再供給することを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項12記載の液体吐出装置において、
前記第1液体流路の途中に前記サブタンクと前記ヘッドユニットの間に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第1開閉弁と、
前記第2液体流路の途中に配置され、前記制御部の制御に基づき駆動する第2開閉弁と、を備え、
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を選択的に開いた状態で前記再供給部により前記サブタンク及び前記バッファタンク内の前記液体を選択的に再供給することを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項3又は13に記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、前記バッファタンク及び前記サブタンクに前記液体を貯留して、前記再供給部を一定時間駆動させてから、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の少なくとも一方を1回開閉させることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項3、13、14のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、再供給量の異なる複数のメンテナンスモードに応じて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を選択的に開閉することを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1〜15のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記バッファタンク内の液量を検出する液量センサを備え、
前記制御部は、前記液量センサの検出結果に基づき、前記再供給部による再供給タイミングを決定していることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1〜16のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記バッファタンクは、前記ヘッドユニットよりも高い位置に配置されていることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1〜17のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記液体は、前記メインタンクに貯留される以前に脱気されていることを特徴とする液体吐出装置。
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