JP2008247450A - 液体充填装置及び液体充填方法 - Google Patents

液体充填装置及び液体充填方法 Download PDF

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Masayuki Kobayashi
雅幸 小林
Tomoyuki Kaide
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Abstract

【課題】液体充填容器内に充填する液体原料の種類の変更があった場合にも、その充填に係る作業効率の低下を抑制できる液体充填装置及び液体充填方法を提供する。
【解決手段】複数種類のインク原料を充填タンク13内に充填する充填装置11であって、インク原料を充填タンク13内に充填する際にインク原料を流動させるためのインク原料供給ユニット15〜18が着脱交換可能な状態で設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数種類の液体原料を液体充填容器内に充填する液体充填装置及び液体充填方法に関する。
一般に、液体噴射ヘッドのノズルからインクを噴射する液体噴射装置として、インクジェット式プリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)が知られている。このようなプリンタには、色の異なる複数種類(シアン、マゼンタなど)のインクを各別に貯留するインクカートリッジが着脱可能に装着され、このインクカートリッジから供給されたインクが液体噴射ヘッドからターゲット(用紙など)に噴射されることにより印刷が実行されるようになっている。
こうしたプリンタで使用される各種インクは、複数種類の液体原料(グリセリン、ジエチレングリコールなど)を調合することによりそれぞれ生成されるようになっている。そして、この種のインクを生成する際に用いられる装置として、従来、特許文献1に記載の液体充填装置(以下、「従来充填装置」という。)が提案されている。
この従来充填装置は、複数種類の液体原料を調合することにより一種類のインク(例えばシアンインク)を生成するための装置であって、各種液体原料を各別に貯留する複数の貯留容器毎に配管された複数の導出パイプと、該各導出パイプを介してポンプ駆動に基づき各貯留容器から供給される各種液体原料が充填される充填タンク(液体充填容器)とを備えている。
特開2006−232309号公報
ところで、近時は、同色のインクであっても調合する液体原料の種類が異なる複数種類のインクの生成がなされることがある。そうした場合、従来充填装置では、それまで各導出パイプが各々差し込まれていた各貯留容器のうち少なくとも一つの貯留容器が別の液体原料を貯留した新たな貯留容器に交換されると共に、その交換された新たな貯留容器と対応する導出パイプ内を洗浄することが必要とされていた。そのため、従来充填装置では、導出パイプ内を洗浄する工程が必要な分だけ、作業効率が低下してしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体充填容器内に供給する液体原料の種類の変更があった場合にも、その供給に係る作業効率の低下を抑制できる液体充填装置及び液体充填方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の液体充填装置は、複数種類の液体原料が充填される単一の液体充填容器と、該液体充填容器内に前記液体原料を供給するための液体原料供給ユニットとを備える液体充填装置であって、該液体充填装置には、前記液体原料供給ユニットが着脱交換可能な状態で設けられている。
この発明によれば、単一の液体充填容器内に供給する液体原料の種類を変更する場合には、それまで使用していた液体原料供給ユニットから別の液体原料供給ユニットに交換し、その後、液体充填容器内への液体原料の供給を再開させる。そのため、従来充填装置の場合と異なり、液体原料供給ユニットを洗浄する工程を設ける必要がない。したがって、液体充填容器内に供給する液体原料の種類の変更があった場合にも、その供給に係る作業効率の低下を抑制できる。
本発明の液体充填装置において、前記液体原料供給ユニットは、前記複数種類の液体原料毎に個別に設けられている。
この発明によれば、液体充填容器内に供給する液体原料の種類を変更する場合には、その変更により液体充填容器内への供給を行なう必要のなくなった液体原料に個別に対応する液体原料供給ユニットのみを取り外し、新たに供給する液体原料に個別に対応する液体原料供給ユニットと交換するだけでよい。そのため、液体充填装置を、複数のコンパクトな液体原料供給ユニットが各々個別に着脱交換可能とされた便宜な構成にでき、供給する液体原料の種類の変更に伴う液体原料供給ユニットの交換に係る作業負担を低減できる。
本発明の液体充填装置において、前記液体原料供給ユニットは、前記液体原料を前記液体充填容器に向けて流動させるための液体原料流路と、該液体原料流路を介して前記液体原料を前記液体充填容器に向けて流動させる際に駆動される駆動ポンプとを備えている。
この発明によれば、液体充填容器内に供給する液体原料の種類を変更する場合、液体原料流路及び駆動ポンプを一体的に取り扱い可能なユニット単位として液体原料供給ユニットの交換作業を簡便に行なうことができる。
本発明の液体充填装置は、前記液体原料流路を介して前記液体充填容器に向けて流動させる液体原料の流動量を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶されている前記流動量に相当する量の液体原料が前記液体充填容器内に供給されるように前記駆動ポンプの駆動を制御する制御手段とをさらに備えた。
この発明によれば、記憶手段に記憶されている流動量に相当する量の液体原料が液体充填容器内に供給されるように駆動ポンプの駆動が制御される。そのため、液体充填容器内に充填される各液体原料の充填量を作業者が毎回目視等により確認する場合に比して、作業効率を向上させることができる。
本発明の液体充填方法は、複数種類の液体原料を単一の液体原料供給ユニットを介して供給することにより液体充填容器内に前記各液体原料が充填される液体充填方法であって、前記各液体原料のうち少なくとも一つの液体原料が他の液体原料と交換される場合には、その交換前の液体原料を前記液体充填容器に供給するために使用していた液体原料供給ユニットを、その交換後の液体原料を前記液体充填容器に供給するための別の液体原料供給ユニットに交換した後、前記液体充填容器内への前記各液体原料の充填を再開する。
この発明によれば、液体充填容器内に供給する液体原料の種類を変更する場合には、それまで使用していた液体原料供給ユニットから別の液体原料供給ユニットに交換に交換し、その後、液体充填容器内への液体原料の供給を再開させる。そのため、従来の液体充填方法による場合と異なり、液体原料供給ユニットを洗浄する工程を設ける必要がない。したがって、液体充填容器内に供給する液体原料の種類の変更があった場合にも、その供給に係る作業効率の低下を抑制できる。
以下、本発明の液体充填装置及び液体充填方法を具体化した一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の液体充填装置としての充填装置11は、インクジェット式プリンタにて使用される液体としてのインクを生成する際に使用される装置であって、インクは、複数種類の液体原料としてのインク原料(グリセリン、ジエチレングリコールなど)を調合することにより生成される。充填装置11は、複数種類(本実施形態では4種類)のインク原料を種類別に貯留する各貯留容器12(図2参照)から各種インク原料が充填される有底筒状をなす単一の充填タンク(液体充填容器)13と、該充填タンク13の重量を計量する計量装置14とを備えている。
また、図1に示す充填装置11には、各種のインク原料毎に個別対応する液体原料供給ユニットとしてのインク原料供給ユニット15,16,17,18が着脱交換可能な状態でそれぞれ設けられている。すなわち、第1インク原料供給ユニット15は、第1インク原料を充填タンク13内に供給するためのユニットである共に、第2インク原料供給ユニット16は、第1インク原料とは種類の異なる第2インク原料を充填タンク13内に供給するためのユニットである。また、第3インク原料供給ユニット17は、第1インク原料及び第2インク原料とは種類の異なる第3インク原料を充填タンク13内に供給するためのユニットである共に、第4インク原料供給ユニット18は、第1インク原料、第2インク原料及び第3インク原料とは種類の異なる第4インク原料を充填タンク13内に供給するためのユニットである。
次に、各インク原料供給ユニット15〜18の構成について図2に基づき以下説明する。なお、各インク原料供給ユニット15〜18は、供給のために流動させるインク原料の種類が異なる他は、そのユニットの構成要素が同一であるため、以下では第1インク原料供給ユニット15を代表例として説明することにする。そして、他のインク原料供給ユニット16,17,18については、ユニット交換に伴い新たに装着される第5インク原料供給ユニット35も含めて図2中に各符号を括弧書きするに止め、それらのユニット構成に関する重複した説明は省略するものとする。
図2に示すように、インク原料供給ユニット15は、上流端が貯留容器12内に差し入れられて該貯留容器12の底部付近に配置される第1原料流路19と、該第1原料流路19の下流端が接続される駆動ポンプ20(例えばダイヤフラム式ポンプ)とを備えている。そして、供給時(即ち、充填時)には駆動ポンプ20の駆動によって貯留容器12内のインク原料が第1原料流路19を介して汲み上げられるようになっている。また、駆動ポンプ20には、第2原料流路21の上流端が接続されている。この第2原料流路21の下流端には、切替機22を介して第3原料流路23の上流端と第4原料流路24の上流端とが接続されており、切替機22の切替え動作によって第3原料流路23又は第4原料流路24が第2原料流路21と選択的に連通するようになっている。
また、第3原料流路23の下流端及び第4原料流路24の下流端には、T字状をなすジョイント25の第1ポート26及び第2ポート27がそれぞれ接続されている。さらに、このジョイント25の第3ポート28には、第5原料流路29の上流端が接続されており、該第5原料流路29の下流端は、充填タンク13の上方に該充填タンク13内を指向するように配置されている。そして、貯留容器12内のインク原料は、駆動ポンプ20が駆動することにより、各原料流路19,21,23,24,29内を流動して第5原料流路29の下流端から充填タンク13内に供給(充填)されるようになっている。したがって、本実施形態では、各原料流路19,21,23,24,29により、インク原料(液体原料)を充填タンク13に向けて流動させるための液体原料流路が構成されている。
第3原料流路23の中途部位には、該部位の開口径を調整するための開口径調整バルブ30(例えばニードルバルブ)が設けられている。この開口径調整バルブ30は、自身のオリフィスの開度調整を行うことで第3原料流路23において開口径調整バルブ30が配置された部位の開口径を調整している。また、第3原料流路23において開口径調整バルブ30よりも下流側(即ち、ジョイント25側)には、開閉弁31(例えば電磁ソレノイドバルブ)が設けられている。この開閉弁31は、第3原料流路23において開閉弁31よりも上流側と下流側とを連通状態にしたり非連通状態にしたりすべく開閉動作するようになっている。したがって、第3原料流路23を介してインク原料を充填タンク13内に供給させる場合には、開口径調整バルブ30及び開閉弁31が個別に駆動することにより、単位時間当りのインク原料の供給量が調整される。
本実施形態の各インク原料供給ユニット15(16〜18,35)は、上述したように、充填装置11に対して着脱可能とされている。そのため、例えば、第1インクを生成するために第1、第2、第3及び第4インク原料を充填タンク13にそれぞれ充填させた後に、第1インクとは調合されるインク原料の種類が多少異なる第2インクを生成しようとする場合には、第2インクの生成時に必要のないインク原料供給ユニット(例えば、第4インク原料供給ユニット18)を交換する必要がある。なお、第2インクは、第1インクとは同色系のインクであって、第1、第2、第3インク原料と、第4インク原料とは異なる第5インク原料とをそれぞれ調合することにより生成されるインクであるものとする。
この場合、第4インク原料用の第4インク原料供給ユニット18のみが、まず充填装置11から取り外される。すなわち、第4インク原料供給ユニット18を構成する各原料流路19,21,23,24,29、駆動ポンプ20、開口径調整バルブ30及び開閉弁31が、一体的に取り扱い可能なユニット単位となって充填装置11から取り外される。その後、図3に示すように、第5インク原料用の第5インク原料供給ユニット35が第4インク原料供給ユニット18の代わりに充填装置11に装着される。なお、この場合も、第5インク原料供給ユニット35を構成する各原料流路19,21,23,24,29、駆動ポンプ20、開口径調整バルブ30及び開閉弁31が、一体的に取り扱い可能なユニット単位となって充填装置11に装着される。そして、第5インク原料供給ユニット35の第1原料流路19の上流端が、第5インク原料が貯留されている貯留容器12内に差し入れられた後、その時点で充填装置11に装着されている各インク原料供給ユニット15〜17,35を駆動させることにより、第1、第2、第3及び第5インク原料の充填タンク13内への供給が再開される。
次に、充填装置11の電気的構成について図1に基づき以下説明する。
図1に示すように、充填装置11には、該充填装置11全体を制御するための制御手段としての制御装置40が設けられている。この制御装置40の入力インターフェースには、計量装置14及び各インク原料供給ユニット15(16〜18,35)を駆動させる際に操作される操作部(図示略)等が接続されている。また、制御装置40の出力インターフェースには、各インク原料供給ユニット15(16〜18,35)の駆動ポンプ20、開口径調整バルブ30及び開閉弁31がそれぞれ電気的に接続されている。そして、図示しない操作部が操作された場合、制御装置40は、各インク原料供給ユニット15(16〜18,35)の駆動ポンプ20、開口径調整バルブ30及び開閉弁31の駆動を各別に制御するようになっている。
また、制御装置40には、CPU41と、RAMやROMなどから構成されるメモリ42と、出力インターフェースに電気的に接続されている各インク原料供給ユニット15(16〜18,35)を駆動させるための駆動回路(図示略)とが設けられている。メモリ42には、充填装置11を駆動させるための各種制御処理(後述するインク原料充填処理等)と、各種のテーブル(例えば図4に示すテーブル等)となどが記憶されている。
次に、充填タンク13内に充填される各種インク原料の充填量(即ち、各インク原料供給ユニット15〜18,35から供給される各種インク原料の供給量)を示すテーブルについて図4に基づき以下説明する。
図4に示すテーブルには、上記第1インク及び第2インクを生成する際における各種インク原料の充填量が設定量としてインク原料毎に示されている。すなわち、第1インクを生成する場合、充填タンク13内には、「10000」グラムの第1インク原料と、「3000」グラムの第2インク原料と、「1500」グラムの第3インク原料と、「500」グラムの第4インク原料とが充填される必要がある。また、第2インクを生成する場合、充填タンク13内には、「10000」グラムの第1インク原料と、「3000」グラムの第2インク原料と、「1000」グラムの第3インク原料と、「1000」グラムの第5インク原料とが充填される必要がある。したがって、本実施形態では、メモリ42が、各原料流路19,21,23,24,29を介して充填タンク13に向けて流動させる各インク原料の流動量に相当する設定量をインク原料毎に記憶する記憶手段として機能するようになっている。
次に、本実施形態の制御装置40が実行する各種制御処理のうち、充填装置11に装着されている各インク原料充填ユニットから各種インク原料を充填タンク13内に供給するときに実行されるインク原料充填処理ルーチンについて以下説明する。なお、以下の説明においては、充填装置11には、第1インクを生成するために必要なインク原料に対応する各インク原料供給ユニット15〜18が装着されており、第1インクを生成すべく各種インク原料を充填タンク13内に充填させる場合を前提に以下説明する。
さて、制御装置40は、上記操作部が操作された旨の信号を受信した場合、インク原料充填処理ルーチンを開始する。そして、このインク原料充填処理ルーチンにおいて、制御装置40は、まず始めに第1インク原料を充填タンク13に充填させるべく第1インク原料供給ユニット15の駆動を開始させる。すなわち、制御装置40は、第1インク原料供給ユニット15において、切替機22を駆動させることにより、第2原料流路21と第4原料流路24とを連通させ、駆動ポンプ20の駆動を開始させる。すると、貯留容器12内の第1インク原料は、第1原料流路19、第2原料流路21、第4原料流路24及び第5原料流路29を介して充填タンク13内に充填される。そして、制御装置40は、計量装置14から入力した信号に基づき充填タンク13の重量を検出し、該検出結果から充填タンク13内に充填された第1インク原料の充填量を検出する。
続いて、制御装置40は、検出した充填量がメモリ42に記憶されている第1インク原料の設定量(「10000」グラム)よりも予め設定された所定量(例えば「50」グラム)だけ少ない特定量(この場合「9950」グラム)に到達したか否かを判定する。そして、制御装置40は、充填タンク13内に充填された第1インク原料の充填量が特定量に到達した場合、駆動ポンプ20の駆動を一時停止させる。なお、このように第4原料流路24を介して充填タンク13内にインク原料(この場合は第1インク原料)を設定量よりも所定量だけ少ない特定量まで充填させることを、「第1充填ステップ」というものとする。
続いて、制御装置40は、切替機22を駆動させることにより、第2原料流路21と第3原料流路23とを連通させ、駆動ポンプ20の駆動を再開させる。すると、貯留容器12内の第1インク原料は、第1原料流路19、第2原料流路21、第3原料流路23及び第5原料流路29を介して充填タンク13内に充填される。なお、第3原料流路23には開口径調整バルブ30が設けられているため、第3原料流路23を介して第1インク原料を充填タンク13内に充填させる場合には、第4原料流路24を介して充填タンク13内に充填させる場合に比して、単位時間当りの第1インク原料の充填量が少なくなる。
また、制御装置40は、開閉弁31の開閉動作を繰り返し実行させる。その結果、充填タンク13内には、第1インク原料が間欠的に少しずつ充填される。そして、制御装置40は、計量装置14から入力した信号に基づき充填タンク13内に充填された第1インク原料の充填量を検出し、該検出結果が設定量に到達した場合、駆動ポンプ20の駆動を停止させ、第1インク原料供給ユニット15の駆動を停止させる。なお、第3原料流路23を介して充填タンク13内にインク原料(この場合は第1インク原料)を特定量から設定量まで間欠的に少しずつ充填させることを、「第2充填ステップ」というものとする。
そして次に、制御装置40は、第2インク原料を充填タンク13に充填させるべく第2インク原料供給ユニット16の駆動を開始させる。すなわち、制御装置40は、メモリ42に記憶されている第2インク原料の設定量(「3000」グラム)よりも所定量だけ少ない特定量(この場合「2950」グラム)の第2インク原料が充填タンク13内に充填されるまで第1充填ステップを実行する。そして、制御装置40は、第1充填ステップの終了後に第2充填ステップを実行する。
続いて、制御装置40は、第3インク原料を充填タンク13に充填させるべく第3インク原料供給ユニット17の駆動を開始させる。すなわち、制御装置40は、メモリ42に記憶されている第3インク原料の設定量(「1500」グラム)よりも所定量だけ少ない特定量(この場合「1450」グラム)の第3インク原料が充填タンク13内に充填されるまで第1充填ステップを実行する。そして、制御装置40は、第1充填ステップの終了後に第2充填ステップを実行する。
最後に、制御装置40は、第4インク原料を充填タンク13に充填させるべく第4インク原料供給ユニット18の駆動を開始させる。すなわち、制御装置40は、メモリ42に記憶されている第4インク原料の設定量(「500」グラム)よりも所定量だけ少ない特定量(この場合「450」グラム)の第4インク原料が充填タンク13内に充填されるまで第1充填ステップを実行する。そして、制御装置40は、第1充填ステップの終了後に第2充填ステップを実行する。
なお、第2インクを生成する場合においても、第4インク原料供給ユニット18の代わりに第5インク原料供給ユニット35が充填装置11に装着された状態で、上記と同様の処理が順次実行されることになる。
したがって、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)単一の充填タンク(液体充填容器)13内に供給するインク原料(液体原料)の種類を変更する場合には、それまで使用していた液体原料供給ユニット(例えば第4インク原料供給ユニット18)から別の液体原料供給ユニット(例えば第4インク原料供給ユニット35)に交換し、その後、充填タンク13内へのインク原料の供給を再開させる。そのため、充填タンク13内に供給するインク原料の種類を変更する際の作業段取りにおいて、従来とは異なり、交換前のインク原料が付着しているインク原料供給ユニット18を洗浄する工程を設ける必要がない。したがって、充填タンク13内に供給するインク原料の種類の変更があった場合にも、その供給に係る作業効率の低下を抑制できる。
(2)充填タンク(液体充填容器)13内に充填するインク原料(液体原料)の種類を変更する場合には、その変更により充填タンク13内への供給を行なう必要のなくなった第4インク原料に対応する第4インク原料供給ユニット(液体原料供給ユニット)18のみを充填装置11から取り外せばよい。そして、充填タンク13内に新たに供給する第5インク原料に対応する第5インク原料供給ユニット35が充填装置11に装着された後に、第1インク原料、第2インク原料、第3インク原料及び第5インク原料の充填タンク13内への供給が再開される。そのため、着脱交換されるインク原料供給ユニット15(16〜18,35)をインク原料毎に個別に対応したコンパクトなものに構成できるので、インク原料供給ユニット15(16〜18,35)の着脱交換に係る作業負担を低減することができる。
(3)インク原料供給ユニット15(16〜18,35)を着脱交換するに際しては、そのユニットを構成する原料流路(液体原料流路)19,21,23,24,29及び駆動ポンプ20を一体的なユニット単位として取り扱うことができるので、その交換作業を簡便に行なうことができる。
(4)制御装置(制御手段)40が駆動ポンプ20の駆動を制御することによりメモリ(記憶手段)42に記憶されている設定量(流動量)に相当する量のインク原料(液体原料)が確実に充填タンク(液体充填容器)13内に供給されるようになっている。そのため、充填タンク13内に供給される各種インク原料の供給量(充填量)の設定を作業者が毎回目視等により確認する場合に比して、作業効率を向上させることができる。
(5)本実施形態では、一つの種類のインク(例えば第1インク)を生成するために必要なインク原料(液体原料)を充填タンク(液体充填容器)13内に供給するためのインク原料供給ユニット15〜18を設けるだけでよい。そして、他の種類のインク(例えば第2インク)を生成する場合には、該第2インクの生成に不要な第4インク原料供給ユニット18を取り外し、第5インク原料供給ユニット35を装着させる。そのため、インクの生成に不要なインク原料供給ユニットを装着させたままの状態にする充填装置の場合に比して、装置自体のコンパクト化を図ることができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、各種インク原料の設定量を、充填タンク13に供給させる度に作業者が操作部からの入力操作により設定するようにしてもよい。
・上記実施形態において、インク原料の供給時に、第1充填ステップから第2充填ステップに切替えなくてもよい。すなわち、液体原料流路として第3原料流路23を設けなくてもよい。
・上記実施形態において、充填装置11を、4種類以外の複数種類(例えば6種類)のインク原料を調合してインクを生成するための充填装置に具体化してもよい。この場合、充填装置11には、4つ以外の複数(例えば6つ)のインク原料供給ユニットが設けられることになる。
・上記実施形態において、複数種類(例えば2種類)のインク原料(例えば第1インク原料と第2インク原料)を充填タンク13内に充填(供給)可能な構成のインク原料供給ユニットを、充填装置11に着脱交換可能に設けてもよい。この場合、そのインク原料供給ユニットには、第1インク原料用の各原料流路19,21,23,24,29及び駆動ポンプ20等と、第2インク原料用の各原料流路19,21,23,24,29及び駆動ポンプ20等とが並列に設けられることになる。
・上記実施形態において、各インク原料供給ユニット15〜18のうち少なくとも一つのインク原料供給ユニットだけ着脱交換可能としてもよい。
・上記実施形態では、液体充填装置を、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を生成するための液状体充填装置に具体化してもよい。この場合、液状体充填装置は、複数種類の液状体原料を充填タンク13内に充填させる。また、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を生成するための液体充填装置に具体化してもよい。この場合、液体充填装置は、複数種類の透明樹脂液原料を充填タンク13内に充填させる。また、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を生成するための流状体充填装置に具体化してもよい。この場合、流状体充填装置は、複数種類の流状体原料を充填タンク13内に充填させる。なお、本明細書における「液体」には、例えば、無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含むほか、液状体、流状体などが含まれる。
本実施形態における充填装置の模式図。 インク原料供給ユニットの模式図。 充填装置の模式図。 充填タンクに充填される各インク原料の設定量を示すテーブル。
符号の説明
11…充填装置(液体充填装置)、13…充填タンク(液体充填容器)、15〜18,35…インク原料供給ユニット(液体原料供給ユニット)、19,21,23,24,29…原料流路(液体原料流路)、20…駆動ポンプ、40…制御装置(制御手段)、42…メモリ(記憶手段)。

Claims (5)

  1. 複数種類の液体原料が充填される単一の液体充填容器と、該液体充填容器内に前記液体原料を供給するための液体原料供給ユニットとを備える液体充填装置であって、
    該液体充填装置には、前記液体原料供給ユニットが着脱交換可能な状態で設けられている液体充填装置。
  2. 前記液体原料供給ユニットは、前記複数種類の液体原料毎に個別に設けられている請求項1に記載の液体充填装置。
  3. 前記液体原料供給ユニットは、前記液体原料を前記液体充填容器に向けて流動させるための液体原料流路と、該液体原料流路を介して前記液体原料を前記液体充填容器に向けて流動させる際に駆動される駆動ポンプとを備えている請求項1又は請求項2に記載の液体充填装置。
  4. 前記液体原料流路を介して前記液体充填容器に向けて流動させる液体原料の流動量を記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶されている前記流動量に相当する量の液体原料が前記液体充填容器内に供給されるように前記駆動ポンプの駆動を制御する制御手段と
    をさらに備えた請求項3に記載の液体充填装置。
  5. 複数種類の液体原料を単一の液体原料供給ユニットを介して供給することにより液体充填容器内に前記各液体原料が充填される液体充填方法であって、
    前記各液体原料のうち少なくとも一つの液体原料が他の液体原料と交換される場合には、その交換前の液体原料を前記液体充填容器に供給するために使用していた液体原料供給ユニットを、その交換後の液体原料を前記液体充填容器に供給するための別の液体原料供給ユニットに交換した後、前記液体充填容器内への前記各液体原料の充填を再開する液体充填方法。
JP2007093432A 2007-03-30 2007-03-30 液体充填装置及び液体充填方法 Withdrawn JP2008247450A (ja)

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