JP2017199699A5 - - Google Patents

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コネクタ
本発明は、携帯電話やノートパソコンやデジタルカメラ等に使用されるコネクタに関するもので、特にフレキシブルプリント基板(以下「FPC」という)やフレキシブルフラットケーブル(以下「FFC」という)の接続対象物にコンタクトを押し付ける機構に関するものである。
携帯電話やCCDカメラ等に使用されるコネクタは、狭ピッチで極薄(所謂軽薄短小)であり、主にハウジングとコンタクトとスライダーとから構成され、ハウジングとスライダーとでFPC又はFFCを挟持する構造である。ハウジングとスライダーとでFPC又はFFCを保持する方法には、色々考えられるが、中でもハウジングにFPC又はFFCを挿入した後にスライダーを挿入しFPC又はFFCをコンタクトに押しつける構造のものが多い。
ハウジングには、コンタクトが挿入される所要数の挿入孔が設けられるとともにFPC又はFFCが挿入される嵌合口が設けられている。
コンタクト64は図8のように略コ字形状をしており、主にFPC40又はFFCと接触する接触部22と基板等に接続する接続部24とハウジング62に固定される固定部42とから構成されている。このコンタクト64は、圧入等によってハウジング62に固定されている。
例えば、スライダー66は、図8のように略楔形状をしており、所要数のコンタクト64が配置されたハウジング62に、FPC40又はFFCを挿入した後に、前記スライダー66を挿入する。このようなスライダー66は、主にハウジング62に装着される装着部74(図7)とFPC40又はFFCをコンタクト64の接触部22に押圧する押圧部68とを備えている。FPC40又はFFCが挿入される以前は、スライダー66はハウジング62に仮装着された状態になっており、FPC40又はFFCが挿入された後にスライダー66を挿入すると、図8(B)のようにFPC40又はFFCと平行に前記スライダー66の押圧部68が挿入され、コンタクト64の接触部22にFPC40又はFFCが押圧されるようになる。
近年、この種のコネクタ60には、より低背位化の要求が強くなってきているが、上述した構造のコネクタ60では、図8(B)のように6層(ハウジング62の厚み方向両側の壁・コンタクト64の接触部22と受け部70の厚さ・スライダー66の押圧部68の厚さ・FPC40又はFFCの厚さ)構造になっている。低背位化を考えると、コンタクト64の受け部70を省略し、5層(ハウジング62の厚み方向両側の壁・コンタクト64の接触部22の厚さ・スライダー66の押圧部68の厚さ・FPC40又はFFCの厚さ)構造にすることはできるが、各部位の強度や仕様等からこれ以上低背位化が出来ないといった解決すべき課題があった。
また、上述のような構造のコネクタ60では、ハウジング62の挿入口(嵌合口18側のみで、FPC40又はFFCの挿入とコンタクト64の接触部22をFPC40又はFFCに押しつける動作を行っているので、コネクタが小型化すればするほど作業性が悪いとった問題点もある。
さらにまた、コネクタ60のピッチの狭小化が要求された場合、従来の構造のようにコンタクト64を一方向から挿入したのでは、コネクタの狭小化にも限界があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、各部位の強度や仕様等を損なうことなく、スライダーを動作させてFPC又はFFCの接続対象物に対し確実にコンタクトの接触部押圧接触するように構成することができ、作業性がよく、ピッチの狭小化や低背位化が可能なコネクタを提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明の要旨構成は以下の通りである。
(1)基板上に表面実装され、基板実装面に対し略平行方向から、フレキシブルプリント基板(FPC又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)の接続対象物が挿入されるコネクタであって、前記接続対象物と接触する接触部、及び前記基板に表面実装される接続部それぞれ有する所要数のコンタクトと前記接続対象物が挿入される挿入口をし、前記所要数のコンタクトを、間隔をおいた状態で配列保持する電気絶縁性のハウジングと該ハウジングの、前記挿入口とは反対側の位置に装着され、前記コンタクトを押圧するスライダーと、を備えるコネクタにおいて、前記コンタクトとして、前記接触部が、前記挿入口側に位置し、前記接続部が、前記挿入口側又は前記挿入口側とは反対側であるスライダー装着側に位置し、前記スライダー装着側に位置し前記スライダーにより押圧される押受部を有し、前記接触部、前記接続部及び前記押受部が、同一の金属材料から一体的に形成され、前記ハウジングに対する前記コンタクトの挿入方向でみて後方側で、かつ、基板実装面側の部分に、該挿入方向でみたときのハウジングの後方側端部と隣り合うように前記基板実装面へ向けて延出する第1延出部が形成された、コンタクトを含み、前記スライダーは、前記所要数のコンタクトの配列ピッチ方向に連設してなる、長短といった異なる寸法の断面形状をもつ押圧部と、該押圧部に対向して位置する対向壁と、前記押圧部および前記対向壁を連結する連結壁とによって区画形成され、前記スライダーの厚さ方向に延在する所要数の独立する貫通孔を有し、前記コンタクトの前記押受部の先端側部分が前記貫通孔の内部または前記貫通孔を通過した外部に位置する状態で、前記基板実装面に対し略垂直となる姿勢をとる第1スライダー位置から、前記コンタクトの前記押受部の先端側部分が前記連結壁間に位置する状態で、前記基板実装面に対し略平行となる姿勢をとる第2スライダー位置までの移動範囲にわたって、正逆回転可能に構成され、前記スライダーを前記移動範囲にわたって正回転させると、前記押圧部の、長い方の断面寸法に沿った部分が、前記基板実装面に対し起き上がるような動作態様で前記押圧部が回動し、前記コンタクトの少なくとも前記押受部が押圧されて、前記押受部の少なくとも先端側を前記基板から離れる方向に移動させるように構成されることを特徴とするコネクタ。
(2)前記押圧部の前記長い方の断面寸法が、前記スライダーの厚さ寸法よりも小さい上記(1)に記載のコネクタ。
(3)前記コンタクトの前記押受部の先端側部分は、前記スライダーが前記第2スライダー位置にある姿勢にて、前記ハウジングの厚さ領域内にある上記(1)または(2)に記載のコネクタ。
(4)前記コンタクトは、前記第1延出部と隣り合う前記ハウジングの前記後方側端部を挟み込むように、前記第1延出部から、前記コンタクトの前記挿入方向でみて前方側へ延出する第2延出部を有し、前記ハウジングの、前記第2延出部で挟み込まれた前記後方側端部は薄肉化されている上記(1)から(3)までのいずれか一に記載のコネクタ。
(5)前記コンタクトは、前記挿入口側に位置し前記接続対象物と接触する前記接触部である第1接触部、及び前記スライダー装着側に位置し前記スライダーにより押圧される前記押受部である第1押受部を有し、全体として略直線状に延びる第1作動片と、前記スライダー装着側に位置し前記基板に表面実装される前記接続部である第1接続部、及び前記挿入口側に位置する第1延設部を有し、前記第1作動片よりも前記基板側の位置にて、全体として略直線状に延びる第1基準片と、を有し、前記第1作動片及び前記第1基準片がともに、前記基板実装面と略平行に配置されてなる第1コンタクトを含む上記(1)から(4)までのいずれか一に記載のコネクタ。
(6)前記第1コンタクトは、前記スライダー装着側から前記ハウジング内に挿入され、配置されている(5)に記載のコネクタ。
(7)前記コンタクトは、前記挿入口側に位置し前記接続対象物と接触する前記接触部である第2接触部、及び前記スライダー装着側に位置し前記スライダーにより押圧される前記押受部である第2押受部を有し、全体として略直線状に延びる第2作動片と、前記挿入口側に位置し前記基板に表面実装される前記接続部である第2接続部、及び前記スライダー装着側に位置する第2延設部を有し、前記第2作動片よりも前記基板側の位置にて、全体として略直線状に延びる第2基準片と、を有し、前記第2作動片及び前記第2基準片がともに、前記基板実装面と略平行に配置されてなる第2コンタクトを含む上記(1)から(4)までのいずれか一に記載のコネクタ。
(8)前記コンタクトは、前記挿入口側に位置し前記接続対象物と接触する前記接触部である第1接触部、及び前記スライダー装着側に位置し前記スライダーにより押圧される前記押受部である第1押受部を有し、全体として略直線状に延びる第1作動片と、前記スライダー装着側に位置し前記基板に表面実装される前記接続部である第1接続部、及び前記挿入口側に位置する第1延設部を有し、前記第1作動片よりも前記基板側の位置にて、全体として略直線状に延びる第1基準片と、を有し、前記第1作動片及び前記第1基準片がともに、前記基板実装面と略平行に配置されてなる第1コンタクトと、前記挿入口側に位置し前記接続対象物と接触する前記接触部である第2接触部、及び前記スライダー装着側に位置し前記スライダーにより押圧される前記押受部である第2押受部を有し、全体として略直線状に延びる第2作動片と、前記挿入口側に位置し前記基板に表面実装される前記接続部である第2接続部、及び前記スライダー装着側に位置する第2延設部を有し、前記第2作動片よりも前記基板側の位置にて、全体として略直線状に延びる第2基準片と、を有し、前記第2作動片及び前記第2基準片がともに、前記基板実装面と略平行に配置されてなる第2コンタクトとで構成され、前記第1コンタクトの前記第1接続部及び前記第2コンタクトの前記第2接続部は、前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトを交互に前記ハウジングへの挿入方向を変えながら前記配列ピッチ方向に位置をずらして配置することによって千鳥状の配置関係になる上記(1)から(4)までのいずれか一に記載のコネクタ。
(9)前記第1コンタクトの前記第1接触部及び前記第2コンタクトの前記第2接触部は、前記配列ピッチ方向に対して直交する前記ハウジングの奥行方向の位置を相互にずらすことによって千鳥状の配置関係になる上記(8)に記載のコネクタ。
本発明のコネクタによれば、コンタクトとして、接触部が、挿入口側に位置し、接続部が、挿入口側又はスライダー装着側に位置し、スライダー装着側に位置しスライダーにより押圧される押受部を有し、接触部、接続部及び押受部が、同一の金属材料から一体的に形成され、前記ハウジングに対する前記コンタクトの挿入方向でみて後方側で、かつ、基板実装面側の部分に、該挿入方向でみたときのハウジングの後方側端部と隣り合うように前記基板実装面へ向けて延出する第1延出部が形成された、コンタクトを含み、スライダーは、所要数のコンタクトの配列ピッチ方向に連設してなる、長短といった異なる寸法の断面形状をもつ押圧部と、押圧部に対向して位置する対向壁と、押圧部および対向壁を連結する連結壁とによって区画形成され、スライダーの厚さ方向に延在する所要数の独立する貫通孔を有し、コンタクトの押受部の先端側部分が貫通孔の内部または貫通孔を通過した外部に位置する状態で、基板実装面に対し略垂直となる姿勢をとる第1スライダー位置から、コンタクトの押受部の先端側部分が連結壁間に位置する状態で、基板実装面に対し略平行となる姿勢をとる第2スライダー位置までの移動範囲にわたって、正逆回転可能に構成され、スライダーを前記移動範囲にわたって正回転させると、押圧部の、長い方の断面寸法に沿った部分が、基板実装面に対し起き上がるような動作態様で押圧部が回動し、コンタクトの少なくとも押受部が押圧されて、押受部の少なくとも先端側を基板から離れる方向に移動させるように構成され、これによって、次のような優れた効果が得られる
(1)ハウジングの、挿入口とは反対側の位置に装着されたスライダーを回転させることで、ハウジングの挿入口側に位置するコンタクトの接触部を接続対象物に押圧接触させる構造にしているので、ハウジングの挿入口側にはスライダーが存在しない結果、スライダーの厚み分だけコネクタの低背位化が可能になる。
(2)接続対象物がハウジングの挿入口内に挿入された後に、スライダーの回転に伴い、コンタクトの少なくとも押受部が押圧されて、少なくとも押受部の先端側を前記基板から離れる方向に移動させることに伴って、接触部が接続対象物と押圧接触するので、確実にコンタクトの接触部と接続対象物とを電気接続することができる。
(3)スライダーの押圧部の形状を、長短といった異なる寸法の断面形状にし、接続対象物を挿入した状態で、スライダーを正回転させると、押圧部の、長い方の断面寸法の部分が、基板実装面に対し起き上がるような動作態様で押圧部を回動させて、確実にコンタクトの押受部を押圧することによって、接触部を接続対象物に容易に接触させることができる。
(4)スライダーは、所要数のコンタクトの配列ピッチ方向に連設してなる、長短といった異なる寸法の断面形状をもつ押圧部と、押圧部に対向して位置する対向壁と、押圧部および対向壁を連結する連結壁とによって区画形成され、スライダーの厚さ方向に延在する所要数の独立する貫通孔を有しているので、スライダーは、強固で、確実に回転することができ、かつ、変形が生じにくくなる。
(5)コンタクトを2種類のコンタクトである第1コンタクトと第2コンタクトとで構成し、第1コンタクト及び第2コンタクトを配列ピッチ方向にハウジングへの挿入方向を互い違いに変えて千鳥に配置した場合には、コンタクト間の配列ピッチの狭小化を図ることができる。
(A)スライダーが開いた状態(第1スライダー位置にある状態)でハウジングの挿入口側からた本発明のコネクタの斜視図である。(B)スライダーが開いた状態でハウジングのスライダー装着側から図1(A)に示すコネクタの斜視図である。 (A)スライダーが開いた状態のあるコンタクト部分で、コンタクトの延在方向に切断した本発明のコネクタの斜視図である。(B)FPCが挿入された後にスライダーが閉じた状態(第2スライダー位置にある状態)あるコンタクト部分で、コンタクトの延在方向に切断した本発明のコネクタの斜視図である。 本発明のコネクタから抜き出したスライダーの斜視図である。 (A)本発明のコネクタから1本だけ抜き出した、2つの接触部を持ったコンタクトの斜視図である。(B)1つの接触部を持った別のコンタクトの斜視図である。 本発明の他のコネクタの斜視図である。 (A)スライダーが開いた状態(第1スライダー位置にある状態)、ある第2コンタクト部分で、第2コンタクトの延在方向に切断した本発明ののコネクタの斜視図である。(B)FPCが挿入されスライダーが閉じた状態(第2スライダー位置にある状態)、ある第2コンタクト部分で、第2コンタクトの延在方向に切断した本発明ののコネクタの斜視図である。 FPCが挿入される前のハウジングの嵌合口(挿入口)側からみた従来のコネクタの斜視図である。 (A)FPCが挿入される前のあるコンタクト部分でコンタクトの延在方向に切断した従来のコネクタの断面図である。(B)FPCおよびスライダーが挿入された状態のあるコンタクト部分でコンタクトの延在方向に切断した従来のコネクタの断面図である。
図1から図4に基づいて、本発明のコネクタの一実施例について説明する。
図1(A)、(B)は、本発明のコネクタを示したものであって、図1(A)はスライダーが開いた状態(第1スライダー位置にある状態)ハウジングの挿入口側から見た場合、図1(B)はスライダーが開いた状態でハウジングのスライダー装着側から場合を示し、また、図2(A)、(B)は、図1(A)に示すコネクタを、あるコンタクト(第1コンタクト)の部分で切断したときの斜視図であって、図2(A)はスライダーが開いた状態、図2(B)は接続対象物(FPCが挿入された後にスライダーが閉じた状態(第2スライダー位置にある状態)で示し、さらに、図3はスライダーの斜視図であり、図4(A)はつの接触部を持ったコンタクトの斜視図であり、(B)はつの接触部を持った別のコンタクトの斜視図である。
本発明のコネクタ10は、主にハウジング12コンタクト14スライダー16とを備え、基板(図示せず)上に表面実装され、基板実装面に対し略平行方向から、フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)の接続対象物40が挿入可能な構成を有している。
図に基づいて本発明のコネクタの構成部品について説明する。
まず、本発明のポイントであるコンタクトについて説明する。コンタクトは、FPC又はFFCの接続対象物40と接触する接触部と、基板(図示せず)に表面実装される接続部と、スライダー16により押圧される押受部と、延設部とを有し、接触部、接続部、押受部及び延設部が、同一の金属材料から一体的に形成されている。接触部は、挿入口側に位置し、接続部は、挿入口側、又は挿入口側とは反対側であるスライダー装着側に位置し、押受部は、スライダー装着側に位置し、そして延設部は、接続部とは反対側、すなわち、スライダー装着側又は挿入口側に位置する。このコンタクトは金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。コンタクト14の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
本発明のコネクタ10は、所要数のコンタクトを備え、これら所要数のコンタクトは、第1コンタクト14および第2コンタクト142の少なくとも一方を含んでおり、図1に示すコネクタ10では、所要数のコンタクトの全てが図4に示す第1コンタクト14で構成されている場合を示す。
第1コンタクト14は、ハウジング12の挿入口18側に位置し、FPC又はFFCの接続対象物(図2(B)ではFFC40)の、基板実装面(図示せず)とは反対側に位置する表面40aに接触可能な第1接触部22aと、挿入口18とは反対側であるスライダー装着側に位置しスライダー16により押圧される第1押受部20aとを含み、全体として略直線状に延びる第1作動片と、スライダー装着側に位置し基板に表面実装される第1接続部24a、及び第1接続部24aとは反対側である挿入口18側に位置する前記延設部である第1延設部22eを有し、第1作動片よりも基板側の位置にて、全体として略直線状に延びる第1基準片と、一端が、第1作動片の、第1接触部22a及び第1押受部20aの間に位置する部分に連結され、他端が、第1基準片の、第1延設部22e及び第1接続部24aの間に位置する部分に連結される第1連結片(第1連結部34a)とを有し、第1作動片及び第1基準片がともに、第1連結片(第1連結部34a)により一体に連結された状態で、基板実装面と略平行に配置され、図4(A)のように、全体として略H字形状をしている。第1コンタクト14の、ハウジング12に対する該第1コンタクト14の挿入方向でみて後方側で、かつ、基板実装面側の部分には、該挿入方向でみたときのハウジング12の後方側端部(この場合にはスライダー装着側の端部)と隣り合うように基板実装面へ向けて延出する第1延出部14aが形成されている。また、図2からも分かるように、第1コンタクト14には、第1延出部14aと隣り合うハウジング12の上記後方側端部を挟み込むように、第1延出部14aから、第1コンタクト14の挿入方向でみて前方側(挿入口18側)へ延出する第2延出部14bが形成され、ハウジング12の、第2延出部14bで挟み込まれた上記後方側端部は薄肉化されている。
また、図4(A)に示す第1コンタクト14は、ハウジング12に保持または固定する第1固定部42、第1延設部22eに接続対象物40と接触する第3接触部22とをさらに備えており、第1接触部22第1連結部34aと第1接続部24とは、略クランク形状となる位置関係で配置された場合を示している。加えて、第1及び第3接触部22a、22cは、接続対象物0と接触し易いように凸部形状にしており、この場合、2つの接触部である第1及び第3接触部22、22cによって接続対象物40を挟持するように構成されており、このように挿入される接続対象物40の表面40aを挟んで直角方向両側の位置第1及び第3接触部22a、22cを設けることで、接続対象物40を第1及び第3接触部22、22で挟持するようになる結果接続対象物40に対して確実に押圧接触できるようになる。なお、第1接続部24aは、図1に示すように表面実装タイプ(SMT)で構成されている。
第1連結部34a第1押受部20とは、接続対象物0が挿入された際に、第1コンタクト14が接続対象物40と押圧接触するようにするため、次のような動作態様を示す第1コンタクト14の部分である。すなわち、接続対象物0がハウジング12の挿入口18内に挿入された後に、スライダー16の所定の回転軸線X周りの回転、例えば図3に示す実施形態においては軸部分28周りの回転によって、押圧部36が、第1コンタクト14の第1押受部20aに作用して、第1押受部20aを押圧することで、第1接触部22aが接続対象物40に対して押圧接触する構成を可能にしている。軸部分28周りの回転は一実施形態にすぎず、スライダー16の回転は、押圧部36が、第1コンタクト14の第1押受部20aに作用して、第1押受部20aを押圧することで、第1接触部22aが接続対象物40に押圧接触する構成であれば、如何なる回転であってもよい。第1連結部34aと第1押受部20の大きさや形状は、このような動作態様を示す構成にするために、適宜設計されている。
また、第1コンタクト14は、スライダーを装着する側の部分(例えば第1押受部20の先端側部分)膨れ防止手段を設けることが好ましい。スライダー16の回転によって、押圧部36が第1コンタクト14の第1押受部20aに対して押圧力を作用させるとき、スライダー16の回に対する反発力が強い為に、スライダー16の中央部が図1(B)の矢印「」方向に膨れて移動する傾向があるが、この膨れ防止手段を設けることにより、かかる傾向を防ぐことができるためである。さらに、膨れ防止手段として第1押受部20aの先端側部分に第1突出部26を設けることが好適である。第1突出部26の大きさは、上記役割を果たすことが出来れば如何なる大きさでもよく、スライダー16の押圧部36が引っ掛かる程度に適宜設計する。加えて、スライダー16の押圧部36が少なくとも接触移動する、第1コンタクト14の第1押受部20aの部分及び第1接続部24aの部分を、図2に示すように、ともにフラットに形成することが好ましい。なお、フラットに形成する部分は、第1突出部26等の膨れ防止手段を設けた場合には、膨れ防止手段を除いた部分とする。さらに、第1コンタクト14は、第1押受部20aの少なくとも先端側部分が、スライダーが開いた状態(第1スライダー位置にある状態)では貫通孔30の内部に位置するか、あるいは図2(A)に示すように貫通孔30を通過した外部に位置し、また、スライダーが閉じた状態(第2スライダー位置にある状態)では、図2(B)に示すように連結壁37、37間に位置するようにハウジング12内に配置されている。また、第1コンタクト14の第1押受部20aの先端側部分の上端位置は、スライダーが閉じた状態にて、図2(B)に示すように、貫通孔30を構成する押圧部36の上方にあって、かつ連結壁37の上端面37aを越えない位置にあることが好ましい。
加えて、第1コンタクト14の寸法は、第1押受部20aの先端側部分(特にその上端部分)を、第2スライダー位置にあるスライダー16の姿勢にて、ハウジング12の厚さ領域内にあるように構成することが好ましい。
図4(B)に基づいて、別のコンタクトについて説明する。ここでは、上述した第1コンタクト14との相違部分についてのみ説明する。コンタクト141は、第1連結部34aの、第1基準片側の端部から延設した方向に設けた、接続対象物40と接触する第3接触部22を削除したものであり、形状を略h字形状にした。
次に、本発明のもう一つのポイントであるスライダーについて説明する。このスライダーは電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。該スライダー16は、所定の回転軸線Xを中心として回転するように構成されている。例えばスライダー16は、図3に示す一実施形態においては、主にハウジング12の挿入口18とは反対側に回可能に装着される軸部分8と、第1コンタクト14の第1押受部20を押圧する押圧部36と、スライダー16の厚さ方向に延在する所要数の独立する貫通孔30とを備えている。前記軸部分28は、スライダー16を回させるための軸としての機能をもち、ハウジング12の長手方向(コンタクトの配列ピッチ方向)両側に、スライダー16が回可能に適宜装着されている。軸部分28は一実施形態にすぎず、スライダー16の回転は、第1スライダー位置から第2スライダー位置まで回転可能であれば如何なる回転でもよい。また、貫通孔30は、押圧部36と、押圧部36に対向して位置する対向壁35と、押圧部36および対向壁35を連結する(2つの)連結壁37とによって区画形成されている。さらに、スライダー16の長手方向(コンタクトの配列ピッチ方向)両側には、第1コンタクト14の第1押受部20を押圧した際にスライダー16の操作部が高さ方(第2スライダー位置から第1スライダー位置へ向かう回転方向で、図2(A)の矢印「イ」方向とは反対の方向)に持ち上がらないようにするためにハウジング12と係合するロック部(図示せず)を設けることが好ましい。ロック部の形状や大きさ等は、ハウジング12に係合できれば如何なるものでもよく、上述の役割やコネクタの大きさや強度等を考慮して適宜設計する。
スライダー16は、第1コンタクト14の第1押受部20aの先端側部分が貫通孔30の内部または貫通孔30を通過した外部に位置する状態で、基板実装面に対し略垂直となる姿勢をとる第1スライダー位置(図2(A)に示すスライダー位置)から、第1コンタクト14の第1押受部20aの先端側部分が連結壁37、37間に位置する状態で、基板実装面に対し略平行となる姿勢をとる第2スライダー位置(図2(B)に示すスライダー位置)までの移動範囲にわたって、押圧部36が第1コンタクト14の第1押受部20aの先端から外方に離脱しない状態で正逆回転可能に構成されている。
スライダー16は、接続対象物40を挿入した状態で、前記移動範囲にわたって正回転させると、押圧部36の、長い方の断面寸法に沿った部分が、基板実装面に対し起き上がるような動作態様で押圧部36が回動し、第1コンタクト14の少なくとも第1押受部20aが押圧されて、第1押受部20aの少なくとも先端側を基板から離れる方向に移動させるように構成されている。
圧部36は、コンタクトの配列ピッチ方向に連設してなり、第1コンタクト14の少なくとも第1押受部20aの先端側が基板から離れる方向に押圧接触可能である第1押受部20aの隣接位置に配設され、接続対象物40との電気接続時に第1コンタクト14の第1押受部20aに押し付けられるスライダー16の部分であり、その形状としては、例えば長軸及び短軸をもつ楕円形状のように長短といった異なる寸法をもつ断面形状を有している。押圧部36は、具体的には、スライダー16の回転可動範囲(前記移動範囲)で第1コンタクト14に接触する少なくとも一部分を、滑らかな凸曲面で形成することが好ましい。押圧部36の好適な断面形状としては、例えば細長形状や楕円形状を含んだ長円形状などが挙げられる。押圧部36を前記断面形状にすることによって、図2(A)のようにスライダー16を矢印「イ」方向に回させ、前記断面形状をもつ押圧部36で第1コンタクト14の第1押受部20a及び第1接続部24aの双方を押圧し、押圧部36の大きさ(寸法)の変化により、第1コンタクト14の第1押受部20aの少なくとも先端側を、基板から離れる方向に移動させ、それに伴って第1コンタクト14の第1接触部22aを接続対象物40に対して押圧接触させることができる。押圧部36の形状としては、スライダー16の回転に伴い、第1コンタクト14の第1押受部20aに対して押圧力を作用させて、長短といった異なる寸法(大きさの違いにより第1コンタクト14の第1押受部20、基板から離れる方向に押圧する構成であれば、如何なるものでもよい。
さらに、押圧部36の大きさ(寸法)は、押圧部36の断面形状で見て、長い方の断面寸法をスライダー16の厚さ寸法よりも小さくすることが好ましい。また、第1コンタクト14の第1押受部20aの先端側部分は、第2スライダー位置にあるスライダー16の姿勢にて、ハウジング12の厚さ領域内に収容されることがより好ましい。
また、スライダー16を回した際に、スライダー16の回に対する反発力が強く、スライダー16の中央部が図1(B)の矢印「」方向に膨れてしまうことを防ぐようにする為に、第1コンタクト14の第1突出部26が係合する貫通孔30が、押圧部36、対向壁35、および(2つの)連結壁37により画定されていて、別個独立に設けられている。このように貫通孔30別個独立に設けることで、スライダー16の強度アップや回時の変形を防止できる
最後に、ハウジング12について説明する。このハウジングは電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。ハウジング12には、所要数の第1コンタクト14が装着され、間隔をおいた状態で配列保持される所要数の第1挿入溝38が設けられており、各第1コンタクト14の配列保持(固定)は、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって行うことができる第1挿入溝38は、図2に示すように、ハウジング12を貫通しており、前記挿入口18側から見て、第1延設部22eの、基板に対向する表面とは反対側の表面の全体が視認できるように形成することが好ましい。
また、図1に示すコネクタでは、一実施例としてハウジング12の長手方向両側に、スライダー16の軸部分28が回可能に装着される軸受部が設けられている場合を示している。この軸受部の形状や大きさは、スライダー16の軸部分28が回できるように装着されていれば如何なるものでもよく、この役割やハウジング12の強度や大きさ等を考慮して適宜設計する。軸部分28は一実施形態にすぎず、スライダー16の回転は、第1スライダー位置から第2スライダー位置まで回転可能であれば如何なる回転でもよい。なお、ハウジング12の長手方向両側には、スライダー16のロック部に対応した位置に係止部(図示せず)が設けられている。また、ハウジング12は、スライダー16の押圧部36によって、第1コンタクト14の第1押受部20aが押圧されて変位する際、第1押受部20aの変位を妨げることのないよう、全ての第1コンタクト14に対応する、ハウジング12を切り欠いた一つの切欠部を有することが好ましい(図2(A)及び(B)参照)。
次に、図5及び図6に基づいて、本発明の別の実施例について説明する。主な構成部品は上述したものと同様で、ハウジング121とコンタクト14、142とスライダー161とを備えている。本実施例の特徴は、2種類のコンタクト14、142をハウジング121への挿入方向を互い違いに変えて千鳥に配列している点にあり、より具体的には、第1コンタクト14及び第2コンタクト142を交互にハウジング121への挿入方向を変えながら配列ピッチ方向に位置をずらして配置することによって、第1コンタクト14の第1接続部24a及び第2コンタクト142の第2接続部24bを千鳥状の配置関係になるようにする点にある。挿入方向を変えて千鳥に配列することによって配設ピッチの狭小化と低背位化に対応させたものである。また、図6(A)に示す実施形態では、第1コンタクト14の第1接触部及22a及び第2コンタクト142の第2接触部22bを、配列ピッチ方向に対して直交するハウジング121の奥行方向の位置を相互にずらすことによって千鳥状の配置関係にした場合を示している。ハウジング121とスライダー161は上述した図1に示すコネクタ10のハウジング12とスライダー16と基本的な構成がであり、異なる点は、ハウジング121には、所要数の第2コンタクト142が装着される第2挿入溝が設けられていることと、スライダー161には、後述する第2コンタクト142の第2押受部20bの先端側部分が通過(貫通)可能であって、第2押受部20bに対応するスライダー161の厚さ方向に延在する所要数の独立する貫通孔30を備えていることである。また、2種類のコンタクト14、142のうち、一方のコンタクトである第1コンタクト14は、上述した図4のものと同様であるため、説明を省略する。図5は別のコネクタの斜視図であり、図6(A)はスライダーが開いた状態(第1スライダー位置にある状態)、ある第2コンタクト142の部分で、第2コンタクト142の延在方向に切断した本発明のコネクタの斜視図であり、図6(B)はFPCが挿入されスライダーが閉じた状態(第2スライダー位置にある状態)、ある第2コンタクト142の部分で延在方向に切断した本発明のコネクタの斜視図である。
2種類のコンタクト14、142のうち、もう一方のコンタクトである第2コンタクト142について説明する。第2コンタクト142も金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。材質は、第1コンタクト14と同様である。
図6に示す第2コンタクト142は、ハウジング121の挿入口18側に位置し、接続対象物40の、基板実装面とは反対側に位置する表面40aに接触可能な第2接触部22b、及びスライダー装着側に位置し前記スライダー161により押圧される第2押受部20bを有し、全体として略直線状に延びる第2作動片と、挿入口18側に位置し基板に表面実装される第2接続部24b、及びスライダー装着側に位置する第2延設部44を有し、第2作動片よりも基板側の位置にて、全体として略直線状に延びる第2基準片と、一端が、第2作動片の、第2接触部22b及び第2押受部20bの間に位置する部分に連結され、他端が、第2基準片の、第2接続部24b及び第2延設部44の間に位置する部分に連結される第2連結片とを有し、第2作動片及び第2基準片がともに、第2連結片(第2連結部34b)により一体に連結された状態で、基板実装面と略平行に配置され、図6では、全体として略H字形状をしている。第1コンタクト14と同様に、第2コンタクト142の、ハウジング12に対する該第2コンタクト142の挿入方向でみて後方側で、かつ、基板実装面側の部分には、該挿入方向でみたときのハウジング12の後方側端部(この場合には挿入口18側の端部)と隣り合うように基板実装面へ向けて延出する第1延出部142aが形成されている。また、図6からも分かるように、第2コンタクト142には、第1延出部142aと隣り合うハウジング12の上記後方側端部を挟み込むように、第2延出部14aから、第2コンタクト142の挿入方向でみて前方側(スライダー側)へ延出する第2延出部142bが形成され、ハウジング12の、第2延出部142bで挟み込まれた上記後方側端部は薄肉化されている。
さらに、図6に示す第2コンタクト142は、第2接触部22、第2接続部24ハウジング121に保持または固定する第2固定部(図示せず)、第2連結部34bと、第2押受部20bと第2延設部44とを備えており、第2接触部22第2連結部34b第2接続部24とは、略コ字形状となる位置関係で配置されている。加えて、図6の実施例では、第2コンタクト142の第2接続部24bと第2連結部34bとの間に、第2接触部22bと向き合う位置関係にあり、接続対象物40の、基板実装面側に位置する表面に接触可能な第4接触部22dが設けられている場合を示している。第2接触部22b及び第4接触部22dは、接続対象物0と接触し易いように凸部形状にしている。即ち、2つの接触部である第2及び第4接触部22b、22dによって、接続対象物40を挟持するように構成されている。このように挿入される接続対象物40を挟んで直角方向両側に第2及び第4接触部22b、22dを設けることで、接続対象物40を第2及び第4接触部22b、22dで挟持するようになる結果、接続対象物40に対して確実に押圧接触できるようになる。なお、第2接続部246に示すように表面実装タイプ(SMT)で構成されている
第2連結部34bと第2押受部20とは、スライダー161を正回転させて押圧部36を回動させたときに、第1コンタクト14の第1連結部34a及び第1押受部20aと同様に動作し例えば接続対象物0が挿入された際に、スライダー161の回転に伴い、押圧部36が第2コンタクト142の第2押受部20bに作用して、第2押受部20bを押圧することで、第2接触部22bが接続対象物40に対して押圧接触する構成を可能にしている。第2連結部34bと第2押受部20の大きさや形状は、このような動作態様を示す構成にするために、適宜設計されている。
また、第2コンタクト142は、スライダーを装着する側の部分(例えば第2押受部20の先端側部分)、第1突出部26と同様な形状をもつ第2突出部(図示せず)のような膨れ防止手段を設けることもできる。スライダー161の回転に伴い、押圧部36を第2コンタクト142の第2押受部20bに対して押圧力を作用させるとき、スライダー161の回に対する反発力が強い為に、スライダー161の中央部が図6(B)の矢印「ハ」方向に膨れて移動する傾向があるが、第2突出部を設けることにより、かかる傾向を防ぐようにすることができる。第2突出部の大きさは、このような役割を果たすことが出来れば如何なる大きさでもよく、スライダー161の押圧部36が引っ掛かる程度に適宜設計する。加えて、スライダー161の押圧部36が少なくとも接触移動する、第2コンタクト142の第2押受部20bの部分及び第2延設部44の部分を、図6に示すように、ともにフラットに形成することが好ましい。なお、フラットに形成する部分は、第2突出部等の膨れ防止手段を設けた場合には、膨れ防止手段を除いた部分とする。さらに、第2コンタクト142の第2押受部20bの少なくとも先端側部分は、スライダーが開いた状態では、貫通孔30の内部、または図6(A)に示すように、貫通孔30を通過して貫通孔30の外部に位置し、また、スライダー161が閉じた状態では、図6(B)に示すように、貫通孔30を構成する押圧部36の上方にあって、かつハウジング121の厚さ領域内にあることが好ましい。さらに図6(B)に示すようにハウジングの厚さ領域内であって、かつ連結壁37の上端面37aも越えない位置にあることが好ましい。さらにまた、ハウジング121に形成する第2挿入溝は、ハウジング121を貫通していることがより好ましい。
本発明によれば、各部位の強度や仕様等を損なうことなく、スライダーの回転に伴い、スライダーで接続対象物に確実にコンタクトの接触部を押圧接触させて安定した電気接続を得ることができ、作業性がよく、配設ピッチの狭小化や低背位化が可能なコネクタを提供することが可能になった。
10、60 コネクタ
12、121、62 ハウジング
第1コンタクト
14a 第1延出部
14b 第2延出部
142 第2コンタクト
142a 第1延出部
142b 第2延出部
16、161、66 スライダー
18 挿入
20a、20b 第1及び第2押受部
22a〜22d 第1〜第4接触部
22e 第1延設部
24a、24b 第1及び第2接続部
26 第1突出部
28 軸部分
30 貫通
34a、34b 第1及び第2連結部
35 対向壁
36、68 押圧部
37 連結壁
38 第1挿入溝
40 接続対象物
42、42a 固定部
44 第2延設部
70 受け部
72 スリット
74 装着部
76 固定具

Claims (9)

  1. 基板上に表面実装され、基板実装面に対し略平行方向から、フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)の接続対象物が挿入されるコネクタであって、
    前記接続対象物と接触する接触部、及び前記基板に表面実装される接続部それぞれ有する所要数のコンタクトと、
    前記接続対象物が挿入される挿入口を有し、前記所要数のコンタクトを、間隔をおいた状態で配列保持する電気絶縁性のハウジングと、
    該ハウジングの、前記挿入口とは反対側の位置に装着され、前記コンタクト押圧するスライダーと
    を備えるコネクタにおいて、
    前記コンタクトとして、
    前記接触部が、前記挿入口側に位置し、前記接続部が、前記挿入口側又は前記挿入口側とは反対側であるスライダー装着側に位置し、
    前記スライダー装着側に位置し前記スライダーにより押圧される押受部を有し、前記接触部、前記接続部及び前記押受部が、同一の金属材料から一体的に形成され、
    前記ハウジングに対する前記コンタクトの挿入方向でみて後方側で、かつ、基板実装面側の部分に、該挿入方向でみたときのハウジングの後方側端部と隣り合うように前記基板実装面へ向けて延出する第1延出部が形成された、コンタクトを含み、
    前記スライダーは、
    前記所要数のコンタクトの配列ピッチ方向に連設してなる、長短といった異なる寸法の断面形状をもつ押圧部と、該押圧部に対向して位置する対向壁と、前記押圧部および前記対向壁を連結する連結壁とによって区画形成され、前記スライダーの厚さ方向に延在する所要数の独立する貫通孔を有し、
    前記コンタクトの前記押受部の先端側部分が前記貫通孔の内部または前記貫通孔を通過した外部に位置する状態で、前記基板実装面に対し略垂直となる姿勢をとる第1スライダー位置から、前記コンタクトの前記押受部の先端側部分が前記連結壁間に位置する状態で、前記基板実装面に対し略平行となる姿勢をとる第2スライダー位置までの移動範囲にわたって、正逆回転可能に構成され、
    前記スライダーを前記移動範囲にわたって正回転させると、前記押圧部の、長い方の断面寸法に沿った部分が、前記基板実装面に対し起き上がるような動作態様で前記押圧部が回動し、前記コンタクトの少なくとも前記押受部が押圧されて、前記押受部の少なくとも先端側を前記基板から離れる方向に移動させるように構成されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記押圧部の前記長い方の断面寸法が、前記スライダーの厚さ寸法よりも小さい請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記コンタクトの前記押受部の先端側部分は、前記スライダーが前記第2スライダー位置にある姿勢にて、前記ハウジングの厚さ領域内にある請求項1または2に記載のコネクタ。
  4. 前記コンタクトは、前記第1延出部と隣り合う前記ハウジングの前記後方側端部を挟み込むように、前記第1延出部から、前記コンタクトの前記挿入方向でみて前方側へ延出する第2延出部を有し、前記ハウジングの、前記第2延出部で挟み込まれた前記後方側端部は薄肉化されている請求項1から3までのいずれか一項に記載のコネクタ。
  5. 前記コンタクトは、
    前記挿入口側に位置し前記接続対象物と接触する前記接触部である第1接触部、及び前記スライダー装着側に位置し前記スライダーにより押圧される前記押受部である第1押受部を有し、全体として略直線状に延びる第1作動片と、
    前記スライダー装着側に位置し前記基板に表面実装される前記接続部である第1接続部、及び前記挿入口側に位置する第1延設部を有し、前記第1作動片よりも前記基板側の位置にて、全体として略直線状に延びる第1基準片と、
    を有し、
    前記第1作動片及び前記第1基準片がともに、前記基板実装面と略平行に配置されてなる第1コンタクトを含む請求項1から4までのいずれか一項に記載のコネクタ。
  6. 前記第1コンタクトは、前記スライダー装着側から前記ハウジング内に挿入され、配置されている請求項5に記載のコネクタ。
  7. 前記コンタクトは、
    前記挿入口側に位置し前記接続対象物と接触する前記接触部である第2接触部、及び前記スライダー装着側に位置し前記スライダーにより押圧される前記押受部である第2押受部を有し、全体として略直線状に延びる第2作動片と、
    前記挿入口側に位置し前記基板に表面実装される前記接続部である第2接続部、及び前記スライダー装着側に位置する第2延設部を有し、前記第2作動片よりも前記基板側の位置にて、全体として略直線状に延びる第2基準片と、
    を有し、
    前記第2作動片及び前記第2基準片がともに、前記基板実装面と略平行に配置されてなる第2コンタクトを含む請求項1から4までのいずれか一項に記載のコネクタ。
  8. 前記コンタクトは、
    前記挿入口側に位置し前記接続対象物と接触する前記接触部である第1接触部、及び前記スライダー装着側に位置し前記スライダーにより押圧される前記押受部である第1押受部を有し、全体として略直線状に延びる第1作動片と、
    前記スライダー装着側に位置し前記基板に表面実装される前記接続部である第1接続部、及び前記挿入口側に位置する第1延設部を有し、前記第1作動片よりも前記基板側の位置にて、全体として略直線状に延びる第1基準片と、
    を有し、
    前記第1作動片及び前記第1基準片がともに、前記基板実装面と略平行に配置されてなる第1コンタクトと、
    前記挿入口側に位置し前記接続対象物と接触する前記接触部である第2接触部、及び前記スライダー装着側に位置し前記スライダーにより押圧される前記押受部である第2押受部を有し、全体として略直線状に延びる第2作動片と、
    前記挿入口側に位置し前記基板に表面実装される前記接続部である第2接続部、及び前記スライダー装着側に位置する第2延設部を有し、前記第2作動片よりも前記基板側の位置にて、全体として略直線状に延びる第2基準片と、
    を有し、
    前記第2作動片及び前記第2基準片がともに、前記基板実装面と略平行に配置されてなる第2コンタクトと
    で構成され、
    前記第1コンタクトの前記第1接続部及び前記第2コンタクトの前記第2接続部は、前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトを交互に前記ハウジングへの挿入方向を変えながら前記配列ピッチ方向に位置をずらして配置することによって千鳥状の配置関係になる請求項1から4までのいずれか一項に記載のコネクタ。
  9. 前記第1コンタクトの前記第1接触部及び前記第2コンタクトの前記第2接触部は、前記配列ピッチ方向に対して直交する前記ハウジングの奥行方向の位置を相互にずらすことによって千鳥状の配置関係になる請求項8に記載のコネクタ。
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