JP5704776B1 - コネクタ - Google Patents
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Abstract
Description
(1)フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、前記FPC又は前記FFCと接触する接触部、及び基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと、該コンタクトが保持されるとともに前記FPC又は前記FFCが挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記嵌合口の反対側に、前記FPC又は前記FFCに前記コンタクトを押圧するスライダーとを備え、前記接触部が、前記FPC又は前記FFCの少なくとも上面と接触するコネクタにおいて、前記コンタクトは、前記FPC又は前記FFCの上面側に位置しかつ前記接触部である第1接触部と前記接続部である第1接続部との間に第1連結部を設けるとともに、前記第1接触部と前記第1連結部と前記第1接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記第1接続部と対向する位置に前記第1連結部の一端から延設された第1押受部と、前記第1連結部の他端から前記第1接触部と同じ方向に延設され、前記FPC又は前記FFCの下面側に位置する第1延設部とを設けてなる第1コンタクトを含み、前記ハウジングには、前記スライダーが装着される側から嵌合口側に向かう方向に延び、前記第1コンタクトの前記第1延設部の、前記第1接触部に対向する側の表面部分が、全長にわたって露出した状態で前記第1コンタクトを保持する第1挿入溝が設けられ、前記スライダーは、長手方向両端に回転軸を有し、該回転軸周りに回転するように構成され、所要数の前記第1コンタクトの前記第1押受部の先端と係合するように係止孔を形成して、隣接するコンタクト間に仕切り壁を有し、長手方向に連設し、前記第1押受部と前記第1接続部との間に、断面が細長形状をもつ押圧部を有し、前記押圧部は、少なくとも長軸の両端面の、前記スライダーの回転可動範囲で前記第1押受部及び前記第1接続部に接触する部分が、連続した曲率をもち、前記スライダーの軸周りの回転に伴い、前記押圧部が前記第1コンタクトの前記第1押受部に作用して、前記第1押受部が前記押圧部の前記細長形状を利用して押し上げられると同時に、前記押圧部が前記FPC又は前記FFCを直に押圧することなく、前記第1接触部が前記FPC又は前記FFC側に下方変位して、前記FPC又は前記FFCと押圧接触して安定した電気接続を得ることを特徴とするコネクタ。
の前記第1押受部及び前記第2コンタクトの前記第2押受部に少なくとも作用して、前記第1及び第2押受部が前記押圧部の前記細長形状を利用して押し上げられると同時に、前記押圧部が前記FPC又は前記FFCを直に押圧することなく、前記第1及び前記第2接触部が、前記FPC又は前記FFC側に下方変位して、前記FPC又は前記FFCと押圧接触して安定した電気接続を得る上記(1)に記載のコネクタ。
させることができる。
図1(A)、(B)は、本発明のコネクタを示したものであって、図1(A)はスライダーが開いた状態の嵌合口側から見た場合、図1(B)はスライダーが開いた状態の接続部側から見た場合を示し、また、図2(A)、(B)は、図1(A)に示すコネクタをあるコンタクト部分で切断したときの斜視図であって、図2(A)はスライダが開いた状態、図2(B)はFPCが挿入されスライダが閉じた状態を示し、さらに、図3はスライダーの斜視図である。図4は2つの接触部を持った第1コンタクトの斜視図である。
まず、本発明のポイントである第1コンタクト14について説明する。この第1コンタクト14は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記第1コンタクト14の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
第1コンタクト14の第1突出部26が係合する係止孔30とを備えている。前記軸28は、前記スライダー16を回転させるための軸であり、前記ハウジング12の長手方向両側に前記スライダー16が回転可能に適宜装着されている。また、長手方向両側には、前記第1コンタクト14の第1押受部20aを押圧した際にスライダー16が高さ(図面の上)方向に持ち上がらないようにするために前記ハウジング12と係合するロック部が設けられている。ロック部の形状や大きさ等は、ハウジング12に係合できれば如何なるものでもよく、上述の役割やコネクタの大きさや強度等を考慮して適宜設計する。
12、121、62 ハウジング
14 第1コンタクト
142 第2コンタクト
16、161、66 スライダー
18 嵌合口
20a、20b 第1及び第2押受部
22a〜22d 第1〜第4接触部
24a、24b 第1及び第2接続部
26 第1または第2突出部
28 軸
30 係止孔
34a、34b 第1及び第2連結部
36、68 押圧部
38 挿入溝
40 FPC
42、42a 固定部
44 第2延設部
70 受け部
72 スリット
74 装着部
76 固定具
Claims (16)
- フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、
前記FPC又は前記FFCと接触する接触部、及び基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと、該コンタクトが保持されるとともに前記FPC又は前記FFCが挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記嵌合口の反対側に、前記FPC又は前記FFCに前記コンタクトを押圧するスライダーとを備え、前記接触部が、前記FPC又は前記FFCの少なくとも上面と接触するコネクタにおいて、
前記コンタクトは、前記FPC又は前記FFCの上面側に位置しかつ前記接触部である第1接触部と前記接続部である第1接続部との間に第1連結部を設けるとともに、前記第1接触部と前記第1連結部と前記第1接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記第1接続部と対向する位置に前記第1連結部の一端から延設された第1押受部と、前記第1連結部の他端から前記第1接触部と同じ方向に延設され、前記FPC又は前記FFCの下面側に位置する第1延設部とを設けてなる第1コンタクトを含み、
前記ハウジングには、前記スライダーが装着される側から嵌合口側に向かう方向に延び、前記第1コンタクトの前記第1延設部の、前記第1接触部に対向する側の表面部分が、全長にわたって露出した状態で前記第1コンタクトを保持する第1挿入溝が設けられ、
前記スライダーは、長手方向両端に回転軸を有し、該回転軸周りに回転するように構成され、所要数の前記第1コンタクトの前記第1押受部の先端と係合するように係止孔を形成して、隣接する前記コンタクト間に仕切り壁を有し、長手方向に連設し、前記第1押受部と前記第1接続部との間に、断面が細長形状をもつ押圧部を有し、前記押圧部は、少なくとも長軸の両端面の、前記スライダーの回転可動範囲で前記第1押受部及び前記第1接続部に接触する部分が、連続した曲率をもち、
前記スライダーの軸周りの回転に伴い、前記押圧部が前記第1コンタクトの前記第1押受部に作用して、前記第1押受部が前記押圧部の前記細長形状を利用して押し上げられると同時に、前記押圧部が前記FPC又は前記FFCを直に押圧することなく、前記第1接触部が前記FPC又は前記FFC側に下方変位して、前記FPC又は前記FFCと押圧接触して安定した電気接続を得ることを特徴とするコネクタ。 - 前記コンタクトは、2種類の異なるコンタクトである第1及び第2コンタクトを備え、
これら第1及び第2コンタクトは、ハウジングへの挿入方向を互い違いに変えて千鳥に配置され、
前記ハウジングには、前記スライダーが装着される側から嵌合口側に向かう方向に延びる第1挿入溝と、嵌合口側から前記スライダーが装着される側に向かう方向に延びる第2挿入溝が設けられ、前記第1コンタクトは前記第1挿入溝に挿入され、前記第2コンタクトは前記第2挿入溝に挿入され、
前記第1コンタクトには、前記FPC又は前記FFCの上面側に位置しかつ前記接触部である第1接触部と、前記接続部である第1接続部との間に第1連結部を設けるとともに、前記第1接触部と前記第1連結部と前記第1接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記第1接続部と対向する位置に前記第1連結部の一端から延設された第1押受部と、前記第1連結部の他端から前記第1接触部と同じ方向に延設され、前記FPC又は前記FFCの下面側に位置する第1延設部とを設け、
前記第2コンタクトには、前記FPC又は前記FFCの上面側に位置しかつ前記接触部である第2接触部と、前記接続部である第2接続部との間に第2連結部を設けるとともに、前記第2接触部と前記第2連結部と前記第2接続部とを略コ字状に配置し、かつ、前記第2連結部の一端から前記第2接触部と反対方向に延設された第2押受部を設け、
前記スライダーは、長手方向両端に回転軸を有し、該回転軸周りに回転するように構成され、所要数の前記第1及び第2コンタクトの前記第1及び第2押受部の先端と係合するように係止孔を形成して、隣接するコンタクト間に仕切り壁を有し、長手方向に連設し、前記第1押受部と前記第1接続部との間および前記第2押受部の直下位置に、断面が細長形状をもつ押圧部を有し、前記押圧部は、少なくとも長軸の両端面の、前記スライダーの回転可動範囲で前記第1及び第2押受部並びに前記第1接続部に少なくとも接触する部分が、連続した曲率をもち、
前記スライダーの軸周りの回転に伴い、前記押圧部が前記第1コンタクトの前記第1押受部及び前記第2コンタクトの前記第2押受部に少なくとも作用して、前記第1及び第2押受部が前記押圧部の前記細長形状を利用して押し上げられると同時に、前記押圧部が前記FPC又は前記FFCを直に押圧することなく、前記第1及び前記第2接触部が、前記FPC又は前記FFC側に下方変位して、前記FPC又は前記FFCと押圧接触して安定した電気接続を得る請求項1に記載のコネクタ。 - 前記第1挿入溝は、前記ハウジングを貫通しており、前記嵌合口側より前記第1延設部の全長が視認できるように構成してなる請求項1または2に記載のコネクタ。
- 前記スライダーの押圧部が少なくとも接触移動する、前記第2コンタクトの第2押受部の下面部分及び前記第2押受部に対向する前記ハウジングの上面部分を、フラットに形成してなる請求項2に記載のコネクタ。
- 前記第2コンタクトは、前記第2連結部の他端から前記第2接続部と反対方向に延設される第2延設部を有し、前記スライダーの押圧部が少なくとも接触移動する、前記第2コンタクトの第2押受部の下面部分及び前記第2延設部の上面部分を、フラットに形成してなる請求項2に記載のコネクタ。
- 前記第2挿入溝は、前記ハウジングを貫通している請求項2、4または5に記載のコネクタ。
- 前記第2コンタクトの前記第2接続部と前記第2連結部との間に、前記第2接触部と向き合うように前記FPC又は前記FFCの下面と接触する第4接触部が設けられている請求項2〜6のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記第2コンタクトは、前記第2押受部の直下位置で前記スライダーの前記押圧部を軸
周り回転させるときの前記スライダーの反発力に起因して、前記スライダーの中央部が嵌合口とは反対側の方向に膨れ移動するのを防止するための膨れ防止手段を有する請求項2〜7のいずれか1項に記載のコネクタ。 - 前記第2コンタクトの前記膨れ防止手段は、第2押受部の先端に設けた第2突出部である請求項8に記載のコネクタ。
- 前記第2コンタクトの第2押受部の少なくとも先端が、スライダーの回転可動範囲にわたって、前記スライダーの係止孔内に位置する請求項2〜9のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記第1コンタクトの前記第1延設部の先端には、前記第1接触部と向き合うように、前記FPC又は前記FFCの下面と接触する第3接触部が設けられる請求項1〜10のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記スライダーの押圧部が少なくとも接触移動する、前記第1コンタクトの第1押受部の下面部分及び前記第1接続部の上面部分を、ともにフラットに形成する請求項1〜11のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記第1コンタクトは、前記第1押受部及び前記第1接続部との間で前記スライダーの前記押圧部を軸周り回転させるときの前記スライダーの反発力に起因して、前記スライダーの中央部が嵌合口とは反対側の方向に膨れ移動するのを防止するための膨れ防止手段を有する請求項1〜12のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記第1コンタクトの前記膨れ防止手段は、第1押受部の先端に設けた第1突出部である請求項13に記載のコネクタ。
- 前記第1コンタクトの第1押受部の少なくとも先端が、スライダーの回転可動範囲にわたって、前記スライダーの係止孔内に位置する請求項1〜14のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記ハウジングは、前記スライダーの押圧部によって、前記コンタクトの押受部が押し上げられて上方変位する際、前記押受部の上方変位を妨げることのないよう、全てのコンタクトに対応する、前記ハウジングを切り欠いた一つの切欠部を有する請求項1〜15のいずれか1項に記載のコネクタ。
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JPH1131561A (ja) * | 1997-07-08 | 1999-02-02 | Omron Corp | コネクタ |
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