JP6440236B6 - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本目的の低背位化は、コンタクト14の接触部22と接続部24との間に弾性部34と支点部32とを設けるとともに接触部22と弾性部34と支点部32と接続部24とを略クランク形状に配置し、かつ、接続部24と対向する位置に弾性部34から延設された押受部20を設け、スライダー16に長手方向に連設した押圧部36を設け、押圧部36がコンタクト14の接続部22と押受部20との間で回動自在にスライダー16をハウジング12に装着することにより達成できる。
【選択図】 図2
Description
(1)基板上に実装され、フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)である接続対象物が着脱自在に挿入されるコネクタであって、所要数のコンタクトと、前記接続対象物の挿入口を有し、前記コンタクトを、配列ピッチ方向に間隔をおいた状態で保持する電気絶縁性のハウジングと、前記ハウジングの、前記挿入口とは反対側に位置し、前記コンタクトを押圧するスライダーと、を備えるコネクタにおいて、前記コンタクトは、前記挿入口側に位置し前記接続対象物と接触する第1接触部、前記挿入口とは反対側であるスライダーが位置する側に位置し前記基板に実装される第1接続部、前記第1接触部と前記第1接続部との間に位置する第1連結部、及び前記第1接続部に対向して位置し前記スライダーにより押圧される第1押受部を有する第1コンタクトを含み、該第1コンタクトは、前記第1接触部と前記第1連結部と前記第1接続部とが略クランク形状の位置関係をなし、かつ、前記第1接触部、前記第1接続部、前記第1連結部及び前記第1押受部が同一の金属材料からなる一体成形品であり、前記スライダーは、前記第1押受部が前記基板実装面から離れる方向へ移動する第1スライダー姿勢と、該第1スライダー姿勢から前記第1押受部が前記基板実装面側へ近づく方向に移動する第2スライダー姿勢と、の間で回転可能に構成され、かつ、前記第1スライダー姿勢にて前記第1コンタクトの前記第1押受部を押圧する前記配列ピッチ方向に延在した押圧部と、前記押圧部に対向し前記配列ピッチ方向に延在する対向壁と、前記配列ピッチ方向に延在する前記押圧部及び前記対向壁を前記配列ピッチ方向で間隔をおいた状態で連結する連結壁とによって区画形成される貫通孔を有し、前記第1スライダー姿勢および前記第2スライダー姿勢のうち少なくとも前記第2スライダー姿勢において、前記貫通孔に前記第1押受部が挿入されていることを特徴とするコネクタ。
図1(A)、(B)は、本発明のコネクタを示したものであって、図1(A)はスライダーが開いた状態(第2スライダー姿勢にある状態)のハウジングの挿入口側から見た場合、図1(B)はスライダーが開いた状態で挿入口とは反対側の、スライダーが位置する側から見た場合を示し、また、図2(A)、(B)は、図1(A)に示すコネクタを、あるコンタクト(第1コンタクト)の部分で切断したときの斜視図であって、図2(A)はスライダーが開いた状態(第2スライダー姿勢)、図2(B)は接続対象物(FPC)が挿入された後にスライダーが閉じた状態(第1スライダー姿勢にある状態)で示し、さらに、図3はスライダーの斜視図であり、図4(A)は1つの接触部を持ったコンタクトの斜視図であり、図4(B)は2つの接触部を持った他のコンタクトの斜視図である。
まず、本発明のポイントであるコンタクトについて説明する。コンタクトは、FPC又はFFCの接続対象物40と接触する接触部と、基板(図示せず)に表面実装される接続部と、スライダー16により押圧される押受部と、延設部とを有し、接触部、接続部、押受部及び延設部が、同一の金属材料から一体的に形成されている。接触部は、挿入口側に位置し、接続部は、挿入口側、又は挿入口側とは反対側であるスライダーが位置する側に位置し、押受部は、スライダーが位置する側に位置し、そして延設部は、接続部とは反対側、すなわち、スライダー16が位置する側又は挿入口側に位置する。このコンタクトは金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。コンタクトの材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
第1コンタクト14は、ハウジング12の挿入口18側に位置し、FPC又はFFCの接続対象物(図2(B)ではFPC)40の、基板実装面(図示せず)とは反対側に位置する表面40aに接触可能な第1接触部22aと、スライダー16が位置する側に位置し基板に表面実装される第1接続部24aと、第1接触部22aと第1接続部24aとの間に位置する第1連結部34aと、挿入口18とは反対側であるスライダーが位置する側に位置しスライダー16により押圧される第1押受部20aと、第1接続部24aとは反対側である挿入口18側に位置する前記延設部である第1延設部22e(図4参照)を有し、第1接触部22a、第1接続部24a、第1連結部34a及び第1押受部20a、第1延設部22eが同一の金属材料からなる一体成形品であり、図4(A)のように略逆H字形状をしている。第1コンタクト14は、ハウジング12に固定する固定部42a(図4参照)を有する。第1コンタクト14において、第1接触部22aと第1連結部34aと第1接続部24aとは、略クランク形状の位置関係に配置されている。第1接触部22aは、FPC又はFFCの接続対象物40と接触し易いように凸部を有する形状にしており、第1接続部24aは本実施例では図1のように表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。第1延設部22eは第2接触部22cを有し、即ち、2つの接触部22a、22cを設けて、FPC又はFFCの接続対象物40を挟持するようにする。FPC又はFFCの接続対象物40の挿入方向に対して、直角方向両側に接触部22a,22cを設けることで、FPC又はFFCの接続対象物40を2つの接触部22a、22cで挟持することになり、確実にFPC又はFFCの接続対象物40と接触できるようになる。
12、121、62 ハウジング
14、141 第1コンタクト
142 第2コンタクト
16、161、66 スライダー
18 挿入口
20a、20b 第1、第2押受部
22a〜22d 第1〜第4接触部
22e 第1延設部
24a、24b 第1、第2接続部
26 突出部
28 軸部分
30 挿入孔
34a、34b 第1、第2連結部
35 対向壁
36、68 押圧部
37 連結壁
38 挿入溝
40 接続対象物
42、42a 固定部
44 第2延設部
70 受け部
72 スリット
74 装着部
76 固定具
Claims (3)
- 基板上に実装され、フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)である接続対象物が着脱自在に挿入されるコネクタであって、
所要数のコンタクトと、
前記接続対象物の挿入口を有し、前記コンタクトを、配列ピッチ方向に間隔をおいた状態で保持する電気絶縁性のハウジングと、
前記ハウジングの、前記挿入口とは反対側に位置し、前記コンタクトを押圧するスライダーと、を備えるコネクタにおいて、
前記コンタクトは、前記挿入口側に位置し前記接続対象物と接触する第1接触部、前記挿入口とは反対側であるスライダーが位置する側に位置し前記基板に実装される第1接続部、前記第1接触部と前記第1接続部との間に位置する第1連結部、及び前記第1接続部に対向して位置し前記スライダーにより押圧される第1押受部を有する第1コンタクトを含み、
該第1コンタクトは、前記第1接触部と前記第1連結部と前記第1接続部とが略クランク形状の位置関係をなし、かつ、前記第1接触部、前記第1接続部、前記第1連結部及び前記第1押受部が同一の金属材料からなる一体成形品であり、
前記スライダーは、前記第1押受部が前記基板実装面から離れる方向へ移動する第1スライダー姿勢と、該第1スライダー姿勢から前記第1押受部が前記基板実装面側へ近づく方向に移動する第2スライダー姿勢と、の間で回転可能に構成され、かつ、前記第1スライダー姿勢にて前記第1コンタクトの前記第1押受部を押圧する前記配列ピッチ方向に延在した押圧部と、前記押圧部に対向し前記配列ピッチ方向に延在する対向壁と、前記配列ピッチ方向に延在する前記押圧部及び前記対向壁を前記配列ピッチ方向で間隔をおいた状態で連結する連結壁とによって区画形成される貫通孔を有し、前記第1スライダー姿勢および前記第2スライダー姿勢のうち少なくとも前記第2スライダー姿勢において、前記貫通孔に前記第1押受部が挿入されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記第1コンタクトの前記第1押受部の先端部分に、前記第1スライダー姿勢時に、前記配列ピッチ方向における前記スライダーの中央部が前記接続対象物の挿入方向とは反対方向に膨れるのを防止するための突出部を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記第1接触部に対向して位置し前記第1接続部から前記挿入口側に延設された第1延設部をさらに有し、前記第1延設部上に第2接触部を有し、前記第1接触部と前記第2接触部とで前記接続対象物を挟持することを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
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