JP2017199076A - データ階層表示装置、データ階層表示プログラムおよびデータ階層表示方法 - Google Patents

Abstract

【課題】情報要素の編集時における操作性を向上可能なデータ階層表示装置を得る。【解決手段】各階層にある情報要素のファイル、並びに同一階層や異階層にある情報要素間の接続関係と、上位階層および下位階層にある情報要素間の従属関係とを表す関連付け情報を格納するデータベース部と、データ階層表示の入力操作を行う入力操作部と、データ階層表示を行う表示画面を持つ出力表示部と、入力操作部により情報要素が選択された場合に、情報要素のファイルおよび関連付け情報に基づいて、枠を用いて表示画面上に該当する情報要素を表示するとともに、枠内に情報要素を編集するための編集ボタンを表示する表示制御部と、入力操作部により編集ボタンが押された場合に、入力された編集情報に基づいて、データベース部に格納された情報要素のファイルおよび関連付け情報を編集するデータベース編集部とを備える。【選択図】図１

Description

この発明は、階層に分けられる複数の情報要素からなる集合情報を、各情報要素それぞれと階層構造の関係を識別可能にして表示するデータ階層表示装置、データ階層表示プログラムおよびデータ階層表示方法に関する。

従来から、限られた領域の表示画面に対して、階層構造を構成する複数の情報要素を、把握し易いように有効に表示可能とするデータ階層表示装置が提案されている（例えば、特許文献１参照）。

このデータ階層表示装置は、各階層にある１つ以上の情報要素のファイルおよび関連付け情報を格納するデータベース部と、入力操作部により上位階層にある情報要素を選択した際に、情報要素のファイルと関連付け情報に基づいて、枠を用いて表示画面上に上位階層にある情報要素を表示し、当該情報要素が複数存在する場合には、接続線を用いて関連を表示し、また上位階層の各情報要素に関連する下位階層の情報要素が存在する場合には、上位階層の各情報要素の枠内の所定の部分に、それぞれ従属する下位階層の情報要素の件数を数字で表示するように処理を行う情報処理部とを備えている。

特開２００６−１８５９６号公報

しかしながら、特許文献１に記載されたデータ階層表示装置では、階層構造を構成する複数の情報要素を、把握し易いように有効に表示することはできるものの、データベース部に格納された情報要素を編集することについては、考慮されていない。

すなわち、利用者が表示画面上に表示された情報要素を編集したい場合であっても、利用者は、階層構造の関係が表示された画面上で編集を行うことができない。そのため、利用者は、例えばメニュー画面等に戻って編集用の画面を開き、当該画面上で作業を行う必要があり、操作性が悪いという問題がある。

この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、情報要素の編集時における操作性を向上させることができるデータ階層表示装置を得ることを目的とする。

この発明に係るデータ階層表示装置は、階層に分けられる複数の情報要素からなる集合情報を、各情報要素それぞれと階層構造の関係を識別可能にして表示するデータ階層表示装置であって、各階層にある情報要素のファイル、並びに同一階層や異階層にある情報要素間の接続関係と、上位階層および下位階層にある情報要素間の従属関係とを表す関連付け情報を格納するデータベース部と、データ階層表示の入力操作を行う入力操作部と、データ階層表示を行う表示画面を持つ出力表示部と、入力操作部により情報要素が選択された場合に、情報要素のファイルおよび関連付け情報に基づいて、枠を用いて表示画面上に該当する情報要素を表示するとともに、枠内に情報要素を編集するための編集ボタンを表示する表示制御部と、入力操作部により編集ボタンが押された場合に、入力された編集情報に基づいて、データベース部に格納された情報要素のファイルおよび関連付け情報を編集するデータベース編集部と、を備えたものである。

この発明に係るデータ階層表示装置によれば、表示制御部は、入力操作部により情報要素が選択された場合に、情報要素のファイルおよび関連付け情報に基づいて、枠を用いて表示画面上に該当する情報要素を表示するとともに、枠内に情報要素を編集するための編集ボタンを表示し、データベース編集部は、入力操作部により編集ボタンが押された場合に、入力された編集情報に基づいて、データベース部に格納された情報要素のファイルおよび関連付け情報を編集する。
そのため、情報要素の編集時における操作性を向上させることができる。

この発明の実施の形態１に係るデータ階層表示装置を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態１に係るデータ階層表示装置における情報要素の表示例を示す説明図である。 この発明の実施の形態１に係るデータ階層表示装置における表示画面の表示例を示す説明図である。 この発明の実施の形態１に係るデータ階層表示装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態１に係るデータ階層表示装置における階層表示の例を示す説明図である。 この発明の実施の形態１に係るデータ階層表示装置における階層表示の他の例を示す説明図である。

以下、この発明に係るデータ階層表示装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。

実施の形態１．
図１は、この発明の実施の形態１に係るデータ階層表示装置を示すブロック構成図である。図１において、このデータ階層表示装置は、情報処理部１００、入力操作部２００、出力表示部３００およびデータベース部４００を備えている。

情報処理部１００は、データ階層表示プログラムやその他の所定のプログラムに従って制御を行うＣＰＵを備えた、例えばパーソナルコンピュータで構成されている。また、情報処理部１００は、情報取得部１０１、表示制御部１０２およびデータベース編集部１０３を有している。

入力操作部２００は、キーボードやマウスで代表される利用者による入力手段である。また、出力表示部３００は、ＣＲＴ（Ｃａｔｈｏｄｅ Ｒａｙ Ｔｕｂｅ）、液晶、プラズマなどのディスプレイである。

データベース部４００は、最上位の階層にある１つ以上の情報要素のファイル（例えば情報Ａ ４１１）、その下位の階層にある１つ以上の情報要素のファイル（例えば情報Ｂ ４１２）、さらにその下位の階層にある１つ以上の情報要素のファイル（例えば情報Ｃ ４１３）のように複数の情報要素を格納している。

ここで、情報Ａ、情報Ｂおよび情報Ｃは、階層を構成していて、冒頭で述べた１つの集合情報を構成している。また、データベース部４００は、各階層の情報Ａ、情報Ｂおよび情報の間を関連付けるための関連付け情報４２０を格納している。この関連付け情報４２０は、同一階層や異階層にある情報要素間の繋がり、すなわち接続関係、上位階層にある情報要素と下位階層にある情報要素との従属関係を表している。

これらデータベース部４００の情報要素は、情報処理部１００または他の装置であらかじめ作成される。また、データベース部４００の情報要素は、データベース編集部１０３により編集される。

情報取得部１０１は、入力操作部２００を介して入力されたキーワードに応じて、データベース部４００から所望の情報要素を抽出するとともに、関連する情報要素を読み出す。

表示制御部１０２は、入力操作部２００により情報要素が選択された場合に、情報要素のファイルおよび関連付け情報４２０に基づいて、枠を用いて表示画面上に該当する情報要素を表示するとともに、枠内に情報要素を編集するための編集ボタンを表示する。また、表示制御部１０２は、枠内に閲覧ボタンを表示する。表示制御部１０２により表示される情報要素の表示例を図２に示す。

図２において、情報要素３０は、情報の種別（例えば情報Ａ）を示すアイコン３１と、編集ボタンである登録ボタン３２、変更ボタン３３および削除ボタン３４と、閲覧ボタン３５とを有している。

ここで、表示制御部１０２は、入力操作部２００により閲覧ボタン３５が押された場合に、表示画面１０上に選択された情報要素の詳細な内容を表示する。表示制御部１０２により表示される表示画面の表示例を図３に示す。図３において、閲覧ボタン３５が押されると、表示画面１０の例えば下半分に詳細表示エリア３６が現れ、選択された情報要素の詳細情報が表示される。

データベース編集部１０３は、入力操作部２００により登録ボタン３２、変更ボタン３３および削除ボタン３４の何れかの編集ボタンが押された場合に、入力された編集情報に基づいて、データベース部４００に格納された情報要素のファイルおよび関連付け情報４２０を編集する。

具体的には、データベース編集部１０３は、例えば登録ボタン３２が押された場合には、入力された編集情報を新たな情報要素としてデータベース部４００に登録するとともに、入力された編集情報を既にデータベース部４００に格納された情報要素のファイルと比較し、関連付け情報４２０を更新する。

以下、図４のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態１に係るデータ階層表示装置の動作について説明する。

まず、利用者は、出力表示部３００に検索画面を呼び出し、入力操作部２００を操作して検索画面にキーワードを入力することで検索を行うと（ステップＳＴ１）、情報取得部１０１がキーワードに関連するデータをデータベース部４００から抽出する（ステップＳＴ２）。この抽出されたデータは、この段階では最上位にある情報、例えば情報Ａに関するタイトルの類である。

次に、利用者は、その中から目的としている該当データを選択する（ステップＳＴ３）。すなわち、該当データが情報Ａである場合、表示されている複数タイトルの中から情報Ａを選択することになる。

すると、情報取得部１０１は、データベース部４００から情報Ａを構成している最上位の階層の情報要素Ａ１〜Ａ４を読み出すとともに、関連付け情報４２０から情報要素Ａ１〜Ａ４間の接続関係のデータを読み出す。

また、このとき、情報取得部１０１は、関連付け情報４２０の従属関係のデータを用いて、情報要素Ａ１〜Ａ４のそれぞれに関連する下位階層のデータ（ここでは、情報Ｂを構成している情報要素）の件数を計数して取り出す（ステップＳＴ４）。

ステップＳＴ４で読み出されたデータは、表示制御部１０２において表示のための処理が施され、出力表示部３００で表示される（ステップＳＴ５）。このときの情報Ａに関する表示画面１０は、図５に示されるようになる。

図５において、最上位階層の情報要素Ａ１〜Ａ４が大枠で表示され、これら相互の関係が接続線で表示される。また、各大枠の中には小枠が設けられ、小枠の中に数字が記載されている。この小枠内の数字は、情報要素Ａ１〜Ａ４のそれぞれに従属する下位階層の情報要素の件数を表している。例えば情報要素Ａ２では、情報Ｂの階層にある４件の情報要素を持つことを表している。

なお、上記小枠を敢えて表示せず、数字だけを所定の位置を決めて表示するようにしてもよい。また、下位階層の情報要素の件数については、処理時に従属関係のデータを用いて計数する代わりに、あらかじめ計数した値を上位階層の情報要素と対応づけ、関連付け情報４２０として格納しておいたものを読み出すようにしてもよい。

したがって、下位階層の情報要素の件数を上位階層のＧＵＩ（Ｇｒａｐｈｉｃａｌ Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）表示内の小枠（例えば、クリックボタン）内に数値表示することにより、画面表示領域の効率的な活用と階層構造の容易な把握を可能にすることができる。

これにより、例えば下位階層の件数が増加した場合でも、表示画面の表示領域が下位階層の図形表示で占められることがなく、また、下位階層の情報要素の件数を一目で確認できるので、従来のように枠数を１つずつ計数する煩わしさもなくなる。

次に、操作を続行する場合（ステップＳＴ６）であって、下位階層のデータを展開したい場合には、件数を表す小枠（クリックボタン）を選択する（ステップＳＴ７）。この操作は、図６（Ｌ）に示すように、例えばマウスにより対象とする情報要素Ａ３の小枠内を左クリックすることにより実行される。

すると、情報取得部１０１は、データベース部４００の関連付け情報の従属関係のデータに基づいて、下位階層の情報Ｂの中から情報要素Ａ３に関連するデータ（３件の情報要素Ｂ３１、Ｂ３２、Ｂ３３とする。）を取得し、関連付け情報とともに表示制御部１０２に渡す。

また、このとき、情報取得部１０１は、従属関係のデータを参照して３件の情報要素Ｂ３１、Ｂ３２、Ｂ３３のそれぞれに従属する下位階層の情報Ｃの情報要素の件数を取得し、表示制御部１０２に渡す（ステップＳＴ８）。

表示制御部１０２は、関連付け情報の接続関係のデータに従って、情報要素Ａ３と情報要素Ｂ３１、Ｂ３２、Ｂ３３とが関連する表示データを生成し、出力表示部３００に送って図６（Ｒ）の破線枠内（破線は今回の説明上のもので表示されていないものとする。）のように表示させる（ステップＳＴ５）。

図６（Ｒ）において、情報要素Ｂ３１、Ｂ３２、Ｂ３３のそれぞれは、接続線により上位階層の情報要素Ａ３と関連付けられて大枠で表示され、また、下位階層の情報Ｃの情報要素の有無を小枠内の数字で表示する。

なお、情報要素Ａ３の大枠に対し情報要素Ｂ３１、Ｂ３２、Ｂ３３の大枠は、サイズを変えたり、枠線の太さを変えたり、または枠線の色を変えるなどして、上位階層の情報と区別できるようにしてもよい。また、下位階層の情報要素の展開状態は、小枠（クリックボタン）を再度クリックすることで非表示するようにしてもよい。

したがって、上位階層の情報要素に属する下位階層の情報要素を、その件数表示の小枠を選択指示することで展開するので、必要に応じたときに即座にデータの関係を把握することができる。

なお、複数のデータを表示している表示画面上で、使用しない不要な情報が表示されているケースが起りうる。これは、データの利用上紛らわしくなるので、不要な情報については表示画面上で非表示にしておいた方が好ましい。このような要求が生じた場合には、次のような処理を行う。

まず、図６（Ｒ）のデータ階層の表示画面１０上で、例えば情報要素Ｂ３３が不要な情報であるとした場合、この情報要素Ｂ３３を選択する（ステップＳＴ９）。この操作は、例えば情報要素Ｂ３３の大枠内にポインタを当ててマウスを右クリックすることで実行される。

すると、表示制御部１０２が働いて消去の可否を問い合わせる消去メニューを表示画面上１０に表示させる。次に、消去を選択すると（ステップＳＴ１０）、情報要素Ｂ３３を非表示とする処理を行う（ステップＳＴ１１）。

その結果、図６（Ｄ）の破線枠内に示すように、情報要素Ｂ３３は非表示となる。この表示状態において、情報要素Ａ３の小枠内には下位階層の情報要素の件数は「３」として残っているので、必要となった場合には、この小枠部分を選択すれば、情報要素Ｂ３３が再び表示されることになる。

したがって、下位階層の表示後、各情報要素について表示／非表示を利用者が任意に指定できるので、不要な情報を取り除いて画面表示領域の効率表示を可能とし、かつ表示情報の関連性を把握し易くすることができる。

また、操作を続行する場合（ステップＳＴ６）であって、入力操作部２００により登録ボタン３２、変更ボタン３３および削除ボタン３４の何れかの編集ボタンが押された場合には、データベース編集部１０３は、入力された編集情報に基づいて、情報要素のファイルを編集、すなわち登録、変更または削除し（ステップＳＴ１２）、関連付け情報４２０を更新する（ステップＳＴ１３）。

以上のように、実施の形態１によれば、表示制御部は、入力操作部により情報要素が選択された場合に、情報要素のファイルおよび関連付け情報に基づいて、枠を用いて表示画面上に該当する情報要素を表示するとともに、枠内に情報要素を編集するための編集ボタンを表示し、データベース編集部は、入力操作部により編集ボタンが押された場合に、入力された編集情報に基づいて、データベース部に格納された情報要素のファイルおよび関連付け情報を編集する。
そのため、情報要素の編集時における操作性を向上させることができる。

１０ 表示画面、３０ 情報要素、３１ アイコン、３２ 登録ボタン、３３ 変更ボタン、３４ 削除ボタン、３５ 閲覧ボタン、３６ 詳細表示エリア、１００ 情報処理部、１０１ 情報取得部、１０２ 表示制御部、１０３ データベース編集部、２００ 入力操作部、３００ 出力表示部、４００ データベース部、４２０ 関連付け情報。

この発明に係るデータ階層表示装置は、階層に分けられる複数の情報要素からなる集合情報を、各情報要素それぞれと階層構造の関係を識別可能にして表示するデータ階層表示装置であって、各階層にある情報要素のファイル、並びに同一階層や異階層にある情報要素間の接続関係と、上位階層および下位階層にある情報要素間の従属関係とを表す関連付け情報を格納するデータベース部と、データ階層表示の入力操作を行う入力操作部と、データ階層表示を行う表示画面を持つ出力表示部と、入力操作部により情報要素が選択された場合に、情報要素のファイルおよび関連付け情報に基づいて、枠を用いて表示画面上に該当する情報要素を枠内に表示するとともに、枠内の情報要素を編集するための編集ボタンを枠内に表示する表示制御部と、入力操作部により編集ボタンが押された場合に、入力された編集情報に基づいて、データベース部に格納された枠内の情報要素のファイルおよび関連付け情報を編集するデータベース編集部と、を備えたものである。

Claims (5)

1. 階層に分けられる複数の情報要素からなる集合情報を、各情報要素それぞれと階層構造の関係を識別可能にして表示するデータ階層表示装置であって、
   各階層にある情報要素のファイル、並びに同一階層や異階層にある情報要素間の接続関係と、上位階層および下位階層にある情報要素間の従属関係とを表す関連付け情報を格納するデータベース部と、
   データ階層表示の入力操作を行う入力操作部と、
   データ階層表示を行う表示画面を持つ出力表示部と、
   前記入力操作部により情報要素が選択された場合に、前記情報要素のファイルおよび前記関連付け情報に基づいて、枠を用いて前記表示画面上に該当する情報要素を表示するとともに、前記枠内に情報要素を編集するための編集ボタンを表示する表示制御部と、
   前記入力操作部により前記編集ボタンが押された場合に、入力された編集情報に基づいて、前記データベース部に格納された前記情報要素のファイルおよび前記関連付け情報を編集するデータベース編集部と、
   を備えたデータ階層表示装置。
2. 前記編集ボタンは、登録ボタン、変更ボタンおよび削除ボタンの少なくとも１つを含む
   請求項１に記載のデータ階層表示装置。
3. 前記表示制御部は、前記枠内に閲覧ボタンを表示し、前記入力操作部により前記閲覧ボタンが押された場合に、前記表示画面上に選択された情報要素の詳細な内容を表示する
   請求項１または請求項２に記載のデータ階層表示装置。
4. 階層に分けられる複数の情報要素からなる集合情報を、各情報要素それぞれと階層構造の関係を識別可能に表示処理するコンピュータのデータ階層表示プログラムであって、
   各階層にある情報要素のファイル、並びに同一階層や異階層にある情報要素間の接続関係と、上位階層および下位階層にある情報要素間の従属関係とを表す関連付け情報に基づいて、枠を用いて表示画面上に情報要素を表示する処理と、
   入力操作部により前記表示画面上の編集ボタンが押された場合に、入力された編集情報に基づいて、前記情報要素のファイルおよび前記関連付け情報を編集する処理と、
   を実行するデータ階層表示プログラム。
5. 階層に分けられる複数の情報要素からなる集合情報を、各情報要素それぞれと階層構造の関係を識別可能にして表示するデータ階層表示装置で実現されるデータ階層表示方法であって、
   各階層にある情報要素のファイル、並びに同一階層や異階層にある情報要素間の接続関係と、上位階層および下位階層にある情報要素間の従属関係とを表す関連付け情報に基づいて、入力操作部により情報要素が選択された場合に、枠を用いて前記表示画面上に該当する情報要素を表示するステップと、
   前記枠内に情報要素を編集するための編集ボタンを表示するステップと、
   前記編集ボタンが押された場合に、入力された編集情報に基づいて、データベース部に格納された前記情報要素のファイルおよび前記関連付け情報を編集するステップと、
   を有するデータ階層表示方法。

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