JP2007011809A - 業務フローを搭載した業務管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】会社内の複雑な複数の業務処理を実行するために複数のプログラムを選択するためのメニューを有する統合型の業務管理システムにおいては、その業務遂行に必要な処理プログラムを選択するためには、それぞれのプログラムの処理機能を主眼として選択ボタンなどを階層的に配置して利用者の選択の困難性を緩和しようとしている。しかし、業務が複雑で、かつ処理プログラムも多岐にわたるとプログラムの有する機能別階層表示のみでは目的とする処理プログラムを見つけ出すことが困難となってきた。
【解決手段】業務処理に必要な処理プログラムと、業務フローとが一対一ないしはそれに近い関係にあることに着目し、業務担当者が熟知している業務フローにそった処理プログラムの選択メニューを構成する業務管理システムを提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】業務処理に必要な処理プログラムと、業務フローとが一対一ないしはそれに近い関係にあることに着目し、業務担当者が熟知している業務フローにそった処理プログラムの選択メニューを構成する業務管理システムを提供する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、業務フローをシステムのメニューに反映した業務管理システムに関する。
従来から、会社内の複雑な複数の業務処理を実行するために複数のプログラムを選択するためのメニューを有する統合型の業務管理システムが利用されている。(例えば、特許文献1。)
特開2002−91651号公報
この種のシステムでは、その業務遂行に必要な処理プログラムを選択するためには、それぞれのプログラムの処理機能を主眼として選択ボタンなどを階層的に配置して利用者の選択の困難性を緩和しようとしている。しかし、業務が複雑で、かつ処理プログラムも多岐にわたると、プログラムの有する機能別階層表示のみでは目的とする処理プログラムを見つけ出すことが困難となってきた。また、複雑な業務の中には複数の社員によって共同作業が行なわれる場合もあるが、共同作業を進めるために他のメンバーがどの程度まで作業を進めたか知りたい場合もあるが、膨大なデータを検索して他のメンバーがどの程度の作業進行度合いにあるかを知るのはさらに処理プログラム選択よりも困難であった。このような場合に、処理プログラムの選択メニュー画面として社員が熟知している業務フローを利用できればプログラムの選択困難性などを解消できると期待できる。
本発明は、かかる課題を解決するために業務処理に必要な処理プログラムと、業務フローとが一対一ないしはそれに近い関係にあることに着目し、業務フローにそった処理プログラムの選択メニューを構成する業務管理システムを提供する。
第一の発明は、業務識別情報と、その業務にて利用すべき処理プログラム識別情報とを関連付けてシステム内に保持し、業務を想起させるようなグラフィックを選択することでその業務にて利用すべき処理プログラムを選択することが可能なようにした。
第二の発明は、さらに業務フロー情報を保持し、前記グラフィックを業務のみならず業務フローを表す画面の中で容易に業務を想起させるようなグラフィックを選択できるようにした。第一の発明との相違点は業務フローをも選択のための情報として選択メニュー画面に利用した点にある。
第三の発明は、さらに前記保持されている業務フロー情報の変更、追加、削除を可能とする構成とした。
第四の発明は、業務フローをグラフィック表示し、表示されたグラフィックをドラッグ・ドロップすることにより簡単に前記保持されている業務フロー情報の変更を行なうことができるようにした。
第五の発明は、選択メニュー画面にグラフィックにて表示される業務は、業務フローと一対一に対応していることを特徴とする。
第六の発明は、業務の処理状況であるステータスを業務の担当者等が入力し、入力されたステータスを他の関連業務の担当者等に通知等することが可能であるような構成とした。
第七の発明は、さらに入力されたステータス情報を業務と関連付けて表示することが可能であるような構成とした。
第八の発明は、システム内にシステム外処理プログラム識別情報を追加することが可能であるように構成した。
第九の発明は、システム内に保持される処理プログラムは、単なる表示プログラムを含んでいることを特徴とする。
第十の発明は、さらに業務スケジュール情報を保持し、現在時刻等の時間情報と業務スケジュールに基づいて、スケジュールに関連する通知を選択メニュー画面中に表示することが可能であるように構成した。
以上のように、本発明に係る業務管理システムにおいては、業務フローにそった処理プログラムの選択メニューを構成するため、使い勝手の良い選択メニューを提供することができ、プログラムの選択困難性などを解消することができた。また、業務の処理状況等を選択メニュー画面に表示したり、他の関連業務の担当者に通知等したりすることが可能であるので、一つの業務を複数の担当者により共同作業を行なうような場合であっても、自分以外の担当者の進捗状況を把握することが容易となった。
本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、以下の実施形態と請求項の関係は次の通りである。実施形態1は、主に請求項1、11、14などについて説明する。実施形態2は、主に請求項2、5、12、15などについて説明する。実施形態3は、主に請求項3などについて説明する。実施形態4は、主に請求項4などについて説明する。実施形態5は、主に請求項6、13、16などについて説明する。実施形態6は、主に請求項7などについて説明する。実施形態7は、主に請求項8などについて説明する。実施形態8は、主に請求項9などについて説明する。実施形態9は、主に請求項10などについて説明する。
(実施形態1)
(実施形態1)
(実施形態1:概要)
本実施形態は、業務識別情報と、処理プログラム識別情報とを関連付けてシステム内に保持し、業務を想起させるようなグラフィックを選択することでその業務にて利用すべき処理プログラムを選択することが可能な業務管理システムに関する。
(実施形態1:構成)
本実施形態に係る業務管理システムの機能ブロックを図1に例示する。「業務管理システム」(0100)は、「業務識別情報保持部」(0101)と、「グラフィック情報保持部」(0102)と、「処理プログラム識別情報保持部」(0103)と、「業務識別情報抽出部」(0104)と、「選択メニュー画面生成部」(0105)と、を有する。
なお、本件発明の構成要素である各部は、ハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアの両方のいずれかによって構成される。例えば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、バス、メモリ、インタフェース、周辺装置などで構成されるハードウェアと、それらハードウェア上で実行可能なソフトウェアがある。ソフトウェアとしては、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インタフェースを介して入力されるデータの加工、保存、出力などにより各部の機能が実現される。さらに具体的には、図2は一般的なコンピュータの構成を例示する図でありコンピュータが主にCPU(0210)、入出力インタフェース(I/O)(0220)、ハードディスク(HDD)(0230)、RAM(0240)、ROM(0250)等から構成されることを示しているが、本件発明に係る業務管理システムは図2と同様の構成にて実現される。(明細書の全体を通じて同様である。)
「業務識別情報保持部」(0101)は、複数の業務識別情報を保持する機能を有する。「業務識別情報」とは、業務を識別するための識別情報である。
図3は、業務識別情報保持部の具体例を示す。本例では、業務識別情報保持部が業務識別情報DBというデータベースで実装されている場合を示す。また、業務識別情報テーブルというテーブルに業務IDと業務名が保持されている。業務IDは業務識別情報に該当し、業務名は業務識別情報によって識別される業務を表す。さらに具体的には、業務識別情報保持部は、HDD、RAM、ROM等の所定の記憶領域にこのようなデータベース等として業務識別情報を保持することにより実現される。
「グラフィック情報保持部」(0102)は、業務識別情報と関連付けられたグラフィック情報を保持する機能を有する。「グラフィック情報」とは、後に詳述する選択メニュー画面生成部(0105)によって生成される選択メニュー画面の一部を構成するグラフィックを実現するための画像情報である。例えば、図6に例示する選択メニュー画面(0602)の作業項目に表示される業務名のグラフィック(0603)を実現するための画像情報等が該当する。より具体的には、BMP、GIF(Graphics Interchange Format)、JPG(Joint Photographic Experts Group)、PNG(Portable Network Graphics)などの形式による画像ファイルなどが該当する。
図4は、グラフィック情報保持部の具体例を示す。業務IDは図3と同様に業務識別情報であり、画像IDはグラフィック情報を識別するための識別情報であり、画像ファイル名は、グラフィック情報のファイル名である。すなわち、グラフィック情報は、図4における画像ファイル名で示される画像ファイル(図示しない)によって実現されている。また、業務識別情報とグラフィック情報の関連付けがグラフィック情報DBというデータベースのグラフィック情報テーブルというテーブルによって実装されているということである。さらに具体的には、グラフィック情報保持部は、HDD、RAM、ROM等の所定の記憶領域にこのような画像ファイル等によってグラフィック情報を保持し、データベース等によってグラフィック情報と業務識別情報との関連付けを保持する等により実現される。
「処理プログラム識別情報保持部」(0103)は、業務識別情報と関連付けられた処理プログラム識別情報を保持する機能を有する。「処理プログラム識別情報」とは、処理プログラムを識別するための識別情報であり、後に詳述する選択メニュー画面生成部(0105)によって生成される選択メニュー画面において、グラフィックが選択されたことをトリガーとして出力される情報である。
図5は、処理プログラム識別情報保持部の具体例を示す。本例では、処理プログラム識別情報保持部が処理プログラム識別情報DBというデータベースで実装されている場合を示す。また、処理プログラム識別情報テーブルというテーブルに業務IDとプログラムIDとプログラム名が保持されている。業務IDは図3と同様に業務識別情報であり、プログラムIDは処理プログラム識別情報に該当する。また、プログラム名は、プログラムIDで識別される処理プログラムの実行ファイルなどのファイル名である。さらに具体的には、処理プログラム識別情報保持部は、HDD、RAM、ROM等の所定の記憶領域にこのようなデータベース等として処理プログラム識別情報を保持することにより実現される。
「業務識別情報抽出部」(0104)は、業務識別情報保持部(0101)に保持された業務識別情報を抽出する機能を有する。「抽出する」とは、業務識別情報保持部(0101)に保持されている複数の業務識別情報のうち、必要となる業務識別情報を選び出す、という意味である。すなわち、実際に図3のような業務識別情報DBに対し抽出条件をSQLクエリー等によって問い合わせることにより業務識別情報をデータとして取得する場合もあるが、業務識別情報DBに問い合わせずとも、他の業務識別情報を保持しているデータベース等に問い合わせることによって必要とする業務識別情報を選び出すようになっていてもよい。また、抽出した業務識別情報は、後に詳述する選択メニュー画面生成部(0105)によって選択メニュー画面が生成される際に使用される。業務識別情報抽出部における具体的な処理としては、例えば、図3のような業務識別情報DBに対して抽出条件をSQLクエリー等によって問い合わせることにより、業務識別情報を抽出する。また、業務識別情報抽出部は、このような処理を実行するためのプログラムを含んでいてもよい。
「選択メニュー画面生成部」(0105)は、業務識別情報抽出部(0104)にて抽出された業務識別情報と関連付けられたグラフィック情報保持部(0102)に保持されているグラフィック情報を利用して、グラフィックの選択によりそのグラフィック情報に関連付けられている業務識別情報とさらに関連付けられている処理プログラム識別情報を出力可能な選択メニュー画面を生成する機能を有する。まず、選択メニュー画面生成部によって生成される選択メニュー画面の具体例を図6に示す。図6は、業務管理システムの画面を例示している。また、図6においては、業務がカテゴリーに分けられている場合を例示している。例えば、領域0601に挙げられている項目がカテゴリーであり、ユーザが領域0601の「マスタ情報」をクリックすると、「マスタ情報」のカテゴリーに属する業務が領域0602に表示される。このような画面において、選択メニュー画面とは領域0602を指す。すなわち、図6はユーザが「マスタ情報」を選択したことをトリガーとして、選択メニュー画面生成部によって領域0602に例示するような選択メニュー画面が生成された状態を示している。
図7は、選択メニュー画面生成部の具体例を示す。図6の選択メニュー画面の具体例を基に説明する。例えば、ユーザが図6における領域0601の「マスタ情報」をクリック等して選択する。すると、「マスタ情報」に属する業務の業務識別情報である業務ID「syori_0135」「syori_0136」「syori_0137」「syori_0138」「syori_0139」等が前記業務識別情報抽出部(0701)にて抽出され、抽出された業務識別情報に関連付けられているグラフィック情報である画像ファイル等が前記グラフィック情報保持部(0702)から取得される。さらに、取得されたグラフィック情報を利用して選択メニュー画面(0602)が生成される。すなわち、図6の選択メニュー画面(0602)において「作業項目」という欄に表示されている業務は、業務識別情報抽出部(0701)によって抽出された業務識別情報で識別される業務であり、選択メニュー画面(0602)のグラフィックはグラフィック情報保持部(0702)にて取得されたグラフィック情報を利用したものである。さらに、例えば、ユーザが「作業項目」欄に表示されるグラフィックのうち、「サーバ処理照会」をクリック等して選択すると、グラフィック情報に関連付けられている業務識別情報が「syori_0135」であることが分かるため、さらにこの業務識別情報と関連付けられている処理プログラム識別情報である「prog_0554」を処理プログラム識別情報保持部(0703)にて取得する等して出力することができる。また、出力された処理プログラム識別情報に基づいて、該当する実行プログラムが起動される等して業務処理を実行することができる。また、選択メニュー画面生成部は、このような処理を実行するためのプログラムを含んでもよい。
(実施形態1:処理の流れ)
図8は、本実施形態に係る業務管理システムにおける処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、業務識別情報保持部に保持された業務識別情報を抽出する。この処理は業務識別情報抽出部によって実行される(業務識別情報抽出ステップ S0801)。
次に、前記業務識別情報抽出ステップ(S0801)にて抽出された業務識別情報と関連付けられたグラフィック情報保持部にて保持されているグラフィック情報を利用して、グラフィックの選択によりそのグラフィック情報に関連付けられている業務識別情報とさらに関連付けられている処理プログラム識別情報を出力可能な選択メニュー画面を生成する。この処理は選択メニュー画面生成部によって実行される(選択メニュー画面生成ステップ S0802)。
最後に、処理が終了したか判断する。ここでの判断が終了したとの判断である場合には、処理を終了する。ここでの判断が終了していないとの判断である場合には、前記業務識別情報抽出ステップ(S0801)に移行する。なお、処理が終了する場合とは、例えば、業務管理システムが終了した場合等が考えられる(終了判断ステップ S0803)。
(実施形態1:効果)
本実施形態に係る業務管理システムは、複数の業務識別情報を保持し、業務識別情報に関連付けてグラフィック情報と処理プログラム識別情報とを保持しており、ユーザのクリック等をトリガーとして、必要となる業務識別情報を抽出し、抽出した業務識別情報とグラフィック情報を利用して選択メニュー画面を生成することができる。
(実施形態2)
(実施形態2)
(実施形態2:概要)
本実施形態は、業務フロー情報を保持し、保持された業務フロー情報に基づいて業務フローにそったメニュー構成を有する選択メニュー画面を生成することを特徴とする業務管理システムに関する。
(実施形態2:構成)
本実施形態に係る業務管理システムの機能ブロックを図9に例示する。「業務管理システム」(0900)は、「業務識別情報保持部」(0901)と、「グラフィック情報保持部」(0902)と、「処理プログラム識別情報保持部」(0903)と、「業務識別情報抽出部」(0904)と、「選択メニュー画面生成部」(0905)と、「業務フロー情報保持部」(0906)と、を有する。また、前記選択メニュー画面生成部(0905)は、「業務フロー依存メニュー画面生成手段」(0907)を有する。前記業務フロー情報保持部(0906)と、前記業務フロー依存メニュー画面生成手段(0907)以外の構成に関しては、実施形態1に係る業務管理システムの構成と同様である。
「業務フロー情報保持部」(0906)は、業務フロー情報を保持する機能を有する。「業務フロー情報」とは、業務の流れを表す業務フローを示す情報である。まず、図10に業務フローの具体例を示す。図10(a)の業務フローは、図6に例示した選択メニュー画面(0602)に表示された「マスタ情報」に属する業務の業務フローを示したものである。矢印で接続された業務同士においては、矢印の終点の業務は、矢印の始点の業務が終了しなければ処理を開始することができない。よって、図10(a)の業務フローにおいては、上から下に向かって順番に業務が処理されていくことを示している。なお、図10(a)における業務フローにおいては、一つの業務から一つの業務のみに向かって矢印が伸びているが、図10(b)のように複数の業務に向かって矢印が伸びていてもよい。すなわち、一つの業務の処理が終了した後に、二以上の業務が処理されるようになっていてもよい。また、前記選択メニュー画面生成部(0905)にて生成される選択メニュー画面に表示されるグラフィックで識別される業務は、業務フロー情報保持部に保持されている業務識別情報と一対一に対応していてもよい。つまり、業務フロー情報にて示される業務フローに含まれる業務の処理順番等が、選択メニュー画面に表示される業務の並び順等にそのまま反映されていると、選択メニュー画面を視認するユーザも業務の処理順番が直感的に把握できて便利である。
図11は、業務フロー情報の具体例を示す。本例では、業務フロー情報保持部がデータベースにより実現され、業務フロー情報が業務フロー情報テーブルによって保持されている場合を示す。また、図11(a)の業務フロー情報テーブルは図10(a)の業務フローに、図11(b)の業務フロー情報テーブルは図10(b)の業務フローにそれぞれ対応する。各業務フロー情報テーブルには、業務IDと前業務IDが保持されているが、前業務IDとは業務フローにおいて先に処理される業務の業務IDである。例えば、「任意検索マスタ登録」の業務IDは、「syori_0136」であるが、直前に「サーバ処理照会」が処理されるため、前業務IDは「サーバ処理照会」の業務識別情報である「syori_0135」となる。また、図11においては、各業務に関連する業務の業務IDである関連業務IDもともに保持されているが、必須ではない。さらに具体的には、業務フロー情報保持部は、HDD、RAM、ROM等の所定の記憶領域にこのようなデータベース等として業務フロー情報を保持する等により実現される。
「業務フロー依存メニュー画面生成手段」(0907)は、業務フロー情報保持部(0906)に保持された業務フロー情報と、各グラフィックに関連付けられた業務識別情報と、にしたがって選択メニュー画面を生成する機能を有する。すなわち、前記業務フロー情報保持部に保持されている業務フロー情報により業務の処理順番が定められるため、図6のような選択メニュー画面(0602)を生成する際に業務を並べる順番を業務フローで定められた処理順番で並べて生成する。また、業務を並べる順番は、図11のような業務フロー情報テーブルにおける前業務IDに基づいて業務IDを辿っていくことにより、業務を業務フローどおりに並べることができる。また、このような場合においては、前記業務識別情報抽出部(0904)において業務識別情報を抽出する際に、業務フローに含まれる業務であることを条件にして業務識別情報を抽出することになると思われる。業務フロー依存メニュー画面生成手段の具体的な処理としては、前記選択メニュー画面生成部における処理と同様であるが、選択メニュー画面を生成する際に前記業務フロー情報保持部(0906)から業務フロー情報を読出し、例えば、業務フロー情報に含まれる業務識別情報を抽出し、さらに業務フロー情報に基づいて各業務のグラフィックを並べて選択メニュー画面を生成する。また、業務フロー依存メニュー画面生成手段は、このような処理を実行するためのプログラムを含んでいてもよい。
(実施形態2:処理の流れ)
図12は、本実施形態に係る業務管理システムにおける処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、業務識別情報保持部に保持された業務識別情報を抽出する。この処理は業務識別情報抽出部によって実行される(業務識別情報抽出ステップ S1201)。
次に、業務フロー情報保持部にて保持されている業務フロー情報と、前記業務識別情報抽出ステップ(S1201)にて抽出された業務識別情報と関連付けられたグラフィック情報保持部にて保持されているグラフィック情報を利用して、グラフィックの選択によりそのグラフィック情報に関連付けられている業務識別情報とさらに関連付けられている処理プログラム識別情報を出力可能な選択メニュー画面を生成する。この処理は業務フロー依存メニュー画面生成手段によって実行される(業務フロー依存メニュー画面生成ステップ S1202)。
最後に、処理が終了したか判断する。ここでの判断が終了したとの判断である場合には、処理を終了する。ここでの判断が終了していないとの判断である場合には、前記業務識別情報抽出ステップ(S1201)に移行する。なお、処理が終了する場合とは、例えば、業務管理システムが終了した場合等が考えられる(終了判断ステップ S1203)。
(実施形態2:効果)
本実施形態に係る業務管理システムは、業務フロー情報を保持し、業務フロー情報にも基づいて、よりユーザの使い勝手の良い選択メニュー画面を生成することができる。
(実施形態3)
(実施形態3)
(実施形態3:概要)
本実施形態は、業務フロー情報保持部に保持されている業務フロー情報の変更、追加、削除を行なうことが可能な業務管理システムに関する。
(実施形態3:構成)
本実施形態に係る業務管理システムの機能ブロックを図13に例示する。「業務管理システム」(1300)は、「業務識別情報保持部」(1301)と、「グラフィック情報保持部」(1302)と、「処理プログラム識別情報保持部」(1303)と、「業務識別情報抽出部」(1304)と、「選択メニュー画面生成部」(1305)と、「業務フロー情報保持部」(1306)と、「業務フロー情報管理部」(1308)と、を有する。また、前記選択メニュー画面生成部(1305)は、「業務フロー依存メニュー画面生成手段」(1307)を有する。前記業務フロー情報管理部(1308)以外の構成に関しては、実施形態2に係る業務管理システムの構成と同様である。
「業務フロー情報管理部」(1308)は、前記業務フロー情報保持部(1306)に保持されている業務フロー情報の変更、追加、削除を行なうための機能を有する。
図14は、業務フロー情報管理部における処理の具体例を示す。例えば、業務フロー情報保持部(1401)に保持されている図11(a)のような業務フロー情報テーブル1402(関連業務IDは省略)に対して、業務フロー情報管理部にて、「update 業務フロー情報 set 前業務ID=’syori_0137’ where 業務ID=’syori_0136’」と、「update 業務フロー情報 set 前業務ID=’syori_0135’ where 業務ID=’syori_0137’」と、「update 業務フロー情報 set 前業務ID=’syori_0136’ where 業務ID=’syori_0138’」という更新のSQLクエリー(1404)を実行すると、業務フロー情報テーブルはテーブル1403のように更新される。なお、この更新によって、図10(a)における「任意検索マスタ登録」と「区分管理明細登録」の処理順番が入れ替わることになる。また、業務フロー情報管理部は、例えば、業務フローをGUI(Graphical User Interface)により表示し、ユーザがマウス等によりドラッグ・ドロップすることによって変更することができるようなユーザインタフェースを含んでいると、ユーザが簡単に業務フローの変更等ができるので便利である。また、業務フロー情報管理部は、このような処理を実行するためのプログラムを含んでいてもよい。
(実施形態3:処理の流れ)
本実施形態に係る業務管理システムにおける処理の流れは、実施形態2に係る業務管理システムにおける処理の流れと同様である。なお、業務フロー保持部により保持される業務フロー情報を随時、変更、追加、削除を行なう処理を含む。
(実施形態3:効果)
本実施形態に係る業務管理システムは、業務フロー情報保持部に保持されている業務フロー情報の変更、追加、削除を行なうことができる。また、業務フロー情報の変更、追加、削除に伴い、選択メニュー画面に表示される業務も変更される。なぜなら、業務フロー依存メニュー画面生成手段により、業務フロー情報に基づいて選択メニュー画面が生成されるからである。
(実施形態4)
(実施形態4)
(実施形態4:概要)
本実施形態は、業務フロー情報管理部は、グラフィックをドラッグ・ドロップすることにより業務フロー情報保持部に保持された業務フロー情報を変更可能である業務管理システムに関する。このような機能により、簡単に業務フローを変更することができる。
(実施形態4:構成)
本実施形態に係る業務管理システムの機能ブロックを図15に例示する。「業務管理システム」(1500)は、「業務識別情報保持部」(1501)と、「グラフィック情報保持部」(1502)と、「処理プログラム識別情報保持部」(1503)と、「業務識別情報抽出部」(1504)と、「選択メニュー画面生成部」(1505)と、「業務フロー情報保持部」(1506)と、「業務フロー情報管理部」(1508)と、を有する。また、前記選択メニュー画面生成部(1505)は、「業務フロー依存メニュー画面生成手段」(1507)を有する。また、前記業務フロー情報管理部(1508)は、「表示手段」(1509)と、「業務フロー変更手段」(1510)を有する。前記表示手段(1509)と、前記業務フロー変更手段(1510)以外の構成に関しては、実施形態3に係る業務管理システムの構成と同様である。
「表示手段」(1509)は、業務フローを業務識別情報で関連付けられているグラフィック情報を利用してグラフィック表示するための機能を有する。すなわち、表示手段は、具体的には、主にグラフィック表示により業務フローを表したGUI等が該当する。「業務識別情報で関連付けられているグラフィック情報を利用して」とは、前記グラフィック情報保持部(1502)に保持されているグラフィック情報を用いることを意味する。
「業務フロー変更手段」(1510)は、表示手段(1509)に表示されたグラフィックをドラッグ・ドロップすることで業務フロー情報保持部(1506)に保持された業務フロー情報を変更可能な機能を有する。
図16は、表示手段と業務フロー変更手段における処理の具体例を示す。例えば、業務フロー情報保持部(1601)に保持されている図11(a)のような業務フロー情報テーブル1602(関連業務IDは省略)に含まれる業務IDに基づいて、グラフィック情報保持部(1604)にて関連付けられているグラフィック情報が取得できる。さらに、取得したグラフィック情報を利用して業務フロー管理部の表示手段(1605)にて業務フローがグラフィック表示される。表示手段(1605)にてグラフィック表示されたグラフィックにおいて、例えば、「任意検索マスタ登録」を「区分管理明細登録」に重なるようにドラッグ・ドロップすると、「任意検索マスタ登録」と「区分管理明細登録」との順番が入れ替わる。この時、業務フロー変更手段(1606)では、図14にて説明したような三つのupdateクエリーが実行され、これにより、業務フロー情報保持部(1601)に保持されている業務フロー情報テーブルがテーブル1603のように更新される。また、表示手段と業務フロー変更手段は、このような処理を実行するためのプログラムを含んでいてもよい。
(実施形態4:処理の流れ)
本実施形態に係る業務管理システムにおける処理の流れは、実施形態3に係る業務管理システムにおける処理の流れと同様である。なお、業務フロー保持部により保持される業務フロー情報を随時、変更、追加、削除を行なう処理を含むが、変更処理は、業務フローを業務識別情報で関連付けられているグラフィック情報を利用してグラフィック表示し、表示されたグラフィックをドラッグ・ドロップすることで業務フロー情報を変更することを特徴とする。
(実施形態4:効果)
本実施形態に係る業務管理システムは、業務フロー情報管理部により業務フロー情報保持部に保持されている業務フロー情報の変更を行なう際に、グラフィックのドラッグ・ドロップにより変更処理を実行することができるため、業務フロー変更時の使い勝手が向上する。
(実施形態5)
(実施形態5)
(実施形態5:概要)
本実施形態は、選択メニュー画面の業務のステータスを示すステータス情報を入力することが可能な業務管理システムに関する。また、ステータス情報が入力された業務と関連性のある業務の担当者等にステータスが変更されたことを通知すること等も可能である。
(実施形態5:構成)
本実施形態に係る業務管理システムの機能ブロックを図17に例示する。本実施形態に係る業務管理システムの構成は、実施形態2から4のいずれか一に係る業務管理システムの構成に、「ステータスボタン表示手段」(1711)と、「関連業務識別情報取得部」(1712)と、「ステータス情報出力部」(1713)を加えた構成となる。図17においては、実施形態4にて説明の業務管理システムの構成に前記ステータスボタン表示手段(1711)と前記関連業務識別情報取得部(1712)と前記ステータス情報出力部(1713)を加えた構成を例示している。「業務管理システム」(1700)は、「業務識別情報保持部」(1701)と、「グラフィック情報保持部」(1702)と、「処理プログラム識別情報保持部」(1703)と、「業務識別情報抽出部」(1704)と、「選択メニュー画面生成部」(1705)と、「業務フロー情報保持部」(1706)と、「業務フロー情報管理部」(1708)と、「関連業務識別情報取得部」(1712)と、「ステータス情報出力部」(1713)と、を有する。また、前記選択メニュー画面生成部(1705)は、「業務フロー依存メニュー画面生成手段」(1707)と、「ステータスボタン表示手段」(1711)を有する。また、前記業務フロー情報管理部(1708)は、「表示手段」(1709)と、「業務フロー変更手段」(1710)を有する。
「ステータスボタン表示手段」(1711)は、選択メニュー画面の業務のステータスを示すステータス情報をその業務と関連付けられたグラフィックを利用して入力するためのステータスボタンなどを表示するための機能を有する。「ステータス」とは、「作業中」「終了」「未着手」などの業務の処理状況である。これらは、ユーザが自由にテキストなどによって入力できるようになっていると、同じような処理状況であってもユーザによって表現方法が異なり、結果として業務管理システム全体としての統一が取れなくなってしまうことも予想されるため、予め業務管理システムによっていくつかのステータスの種類を用意しておき、そこからステータスを選択させるようになっているほうが好適であると思われる。また、「ステータスボタン」とは、例えば、図6の選択メニュー画面(0602)にて「作業中」「終了」「未着手」等と表示しているグラフィック(0604)であって、これらのグラフィックをクリック等して選択するとステータスが変更できるようになっていてもよいし、別途ステータスを変更するためのボタンが表示されるようになっていてもよい。また、「ステータスボタンなど」とは、ステータスボタンでなくとも、例えば、アイコン、プルダウンメニュー、ラジオボタン等であってもよいという意味である。
「関連業務識別情報取得部」(1712)は、ステータスボタン表示手段(1711)を利用してステータス情報が入力された業務と関連性のある業務を識別するための業務識別情報を、業務フロー情報保持部(1706)に保持されている業務フロー情報を利用して取得する機能を有する。すなわち、図11に例示するように業務フロー情報に関連業務IDのような関連業務に関する情報が保持されていることが前提である。図11のように、業務フロー情報テーブルに関連業務IDが保持されているとすると、例えば、業務ID「syori_0136」のステータス情報が入力された場合には、図11(a)のテーブルに対して、「select 関連業務ID from 業務フロー情報 where 業務ID=’syori_0136’」というような選択クエリーを実行すれば、業務ID「syori_0136」の業務に関連性のある業務を識別するための業務識別情報として、「syori_0137」という業務IDが取得できる。また、図11に例示する業務フロー情報テーブルには、関連業務IDが一つしか含まれていないが、複数含まれていることにより複数の関連業務IDが取得できても構わない。また、関連業務識別情報取得部は、このような処理を実行するためのプログラムを含んでいてもよい。
「ステータス情報出力部」(1713)は、関連業務識別情報取得部(1712)にて取得された関連業務を識別する業務識別情報である関連業務識別情報と関連付けて前記ステータス情報を出力する機能を有する。「関連業務識別情報と関連付けて」とは、例えば、ステータス情報の出力先として関連業務識別情報を利用するような場合等が想定される。例えば、選択メニュー画面の関連業務識別情報で識別される業務の欄にステータスが変更された旨の表示をしたり、関連業務識別情報で示される業務の担当者宛てにメール等にて通知を行なったりする場合が考えられる。ステータス情報出力部は、具体的には、例えば、ネットワークカード等やグラフィックカード等の出力インタフェースや、これらの処理を実行するためのプログラム等を含んでいてもよい。
(実施形態5:処理の流れ)
図18は、本実施形態に係る業務管理システムにおいて、ステータスボタン表示手段、関連業務識別情報取得部、ステータス情報出力部に関する処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、選択メニュー画面の業務のステータスを示すステータス情報をその業務と関連付けられたグラフィックを利用して入力するためのステータスボタンなどを表示する。この処理はステータスボタン表示手段によって実行される(ステータスボタン表示ステップ S1801)。
次に、前記ステータスボタン表示ステップ(S1801)にて表示されたステータスボタンなどによりステータス情報が入力された業務と関連性のある業務を識別するための業務識別情報を、業務フロー情報を利用して取得する。この処理は関連業務識別情報取得部によって実行される(関連業務識別情報取得ステップ S1802)。
最後に、前記関連業務識別情報取得ステップ(S1802)にて取得された関連業務を識別する関連業務識別情報と関連付けて前記ステータス情報を出力する。この処理はステータス情報出力部によって実行される(ステータス情報出力ステップ S1803)。
(実施形態5:効果)
本実施形態に係る業務管理システムは、選択メニュー画面の業務のステータス情報を入力することが可能であり、さらにステータスが入力された場合には、ステータス情報が入力された業務と関連性のある業務の担当者等にステータスが変更されたことを通知すること等が可能である。
(実施形態6)
(実施形態6)
(実施形態6:概要)
本実施形態は、ステータスボタン表示手段を利用して入力されるステータス情報を業務名等とともに表示することが可能な業務管理システムに関する。
(実施形態6:構成)
本実施形態に係る業務管理システムの機能ブロックを図19に例示する。「業務管理システム」(1900)は、「業務識別情報保持部」(1901)と、「グラフィック情報保持部」(1902)と、「処理プログラム識別情報保持部」(1903)と、「業務識別情報抽出部」(1904)と、「選択メニュー画面生成部」(1905)と、「業務フロー情報保持部」(1906)と、「業務フロー情報管理部」(1908)と、「関連業務識別情報取得部」(1912)と、「ステータス情報出力部」(1913)と、「ステータス表示部」(1914)と、を有する。また、前記選択メニュー画面生成部(1905)は、「業務フロー依存メニュー画面生成手段」(1907)と、「ステータスボタン表示手段」(1911)を有する。また、前記業務フロー情報管理部(1908)は、「表示手段」(1909)と、「業務フロー変更手段」(1910)を有する。前記ステータス表示部(1914)以外の構成に関しては、実施形態5に係る業務管理システムの構成と同様である。
「ステータス表示部」(1914)は、ステータスボタン表示手段(1911)を利用して入力されるステータス情報を、そのステータスボタンに利用されたグラフィックにて識別される業務に関連付けて表示する機能を有する。「そのステータスボタンに利用されたグラフィックにて識別される業務」とは、すなわち、ステータスボタンによってステータス情報が入力された業務である。「業務に関連付けて表示する」とは、すなわち、どの業務のステータス情報であるかを明確にして表示するということである。ステータス情報を表示する方法としては、例えば、選択メニュー画面とは別にステータス情報を表示する専用の画面にて表示してもよいが、図6の選択メニュー画面(0602)のように各担当者の作業状況(0604)を一覧にして表示するようになっていると全体の作業状況を一見して把握しやすいため好適であると思われる。ステータス表示部の具体的な処理としては、例えば、ステータスボタン等を利用してステータス情報が入力されたことをトリガーとして、ステータスボタンと関連付けられている業務識別情報を取得し、業務識別情報保持部から業務名を取得、又はグラフィック情報保持部から取得した業務識別情報に関連付けられている画像ファイルを取得し、入力されたステータス情報とともに表示を行なう。また、ステータス表示部は、このような表示を実行するためのプログラムを含んでいてもよい。
(実施形態6:処理の流れ)
図20は、本実施形態に係る業務管理システムにおいて、ステータスボタン表示手段、ステータス表示部に関する処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、選択メニュー画面の業務のステータスを示すステータス情報をその業務と関連付けられたグラフィックを利用して入力するためのステータスボタンなどを表示する。この処理はステータスボタン表示手段によって実行される(ステータスボタン表示ステップ S2001)。
次に、前記ステータスボタン表示ステップ(S2001)にて表示されたボタンなどによりステータス情報が入力された業務を識別する業務識別情報を取得する(ステータス情報入力業務識別情報取得ステップ S2002)。
最後に、前記ステータス情報入力業務識別情報取得ステップ(S2002)にて取得された業務識別情報に基づいて、業務名等とともにステータス情報を表示する。この処理はステータス表示部によって実行される(ステータス表示ステップ S2003)。
(実施形態6:効果)
本実施形態に係る業務管理システムは、ステータスボタン表示手段を利用して入力されるステータス情報を業務名等とともに表示することが可能であるため、ステータス情報が入力された際には、他の業務の担当者等もステータスの変更を簡単に知ることができる。
(実施形態7)
(実施形態7)
(実施形態7:概要)
本実施形態は、処理プログラム識別情報保持部にシステム外処理プログラム識別情報を追加することが可能な業務管理システムに関する。すなわち、業務管理システムによって処理されない業務をも含めて管理することが可能である。
(実施形態7:構成)
本実施形態に係る業務管理システムの機能ブロックを図21に例示する。本実施形態に係る業務管理システムの構成は、実施形態1から6のいずれか一に係る業務管理システムの構成に、「処理プログラム識別情報追加手段」(2115)を加えた構成となる。図21においては、実施形態6にて説明の業務管理システムの構成に前記処理プログラム識別情報追加手段(2115)を加えた構成を例示している。「業務管理システム」(2100)は、「業務識別情報保持部」(2101)と、「グラフィック情報保持部」(2102)と、「処理プログラム識別情報保持部」(2103)と、「業務識別情報抽出部」(2104)と、「選択メニュー画面生成部」(2105)と、「業務フロー情報保持部」(2106)と、「業務フロー情報管理部」(2108)と、「関連業務識別情報取得部」(2112)と、「ステータス情報出力部」(2113)と、「ステータス表示部」(2114)と、を有する。また、前記処理プログラム識別情報保持部(2103)は、「処理プログラム識別情報追加手段」(2115)を有する。また、前記選択メニュー画面生成部(2105)は、「業務フロー依存メニュー画面生成手段」(2107)と、「ステータスボタン表示手段」(2111)を有する。また、前記業務フロー情報管理部(2108)は、「表示手段」(2109)と、「業務フロー変更手段」(2110)を有する。
「処理プログラム識別情報追加手段」(2115)は、システム外処理プログラム識別情報を追加する機能を有する。「システム外処理プログラム識別情報」とは、業務管理システムに含まれない処理プログラムを識別するための情報である。
図22は、処理プログラム識別情報追加手段における処理の具体例を示す。例えば、処理プログラム識別情報保持部(2201)に保持されている図5のような処理プログラム識別情報テーブル2202に対して、「insert into 処理プログラム識別情報 values (’syori_0201’,’prog_0711’,’GaibuProg003.exe’)」というような追加のSQLクエリー(2204)が実行されると、処理プログラム識別情報テーブルはテーブル2203のようにシステム外処理プログラム識別情報が追加される。なお、「GaibuProg003.exe」は、システム外処理プログラムを実行するためのプログラムなどである。なお、このようなクエリーを実行するために、例えば、ユーザが使い易いGUIを用いたユーザインタフェース(2205)が備わっていると便利である。また、処理プログラム識別情報追加手段は、このような処理を実行するためのプログラムを含んでいてもよい。
(実施形態7:処理の流れ)
本実施形態に係る業務管理システムにおける処理の流れは、実施形態1から6のいずれか一に係る業務管理システムにおける処理の流れと同様である。なお、処理プログラム識別情報保持部に対してシステム外処理プログラム識別情報を追加する処理を含む。
(実施形態7:効果)
本実施形態に係る業務管理システムは、処理プログラム識別情報保持部にシステム外処理プログラム識別情報を追加することができるため、業務管理システムによって処理されない業務をも含めて管理することが可能となる。
(実施形態8)
(実施形態8)
(実施形態8:概要)
本実施形態は、処理プログラムが単なる表示プログラムである場合を含むことを特徴とする業務管理システムに関する。
(実施形態8:構成)
本実施形態に係る業務管理システムの構成は、実施形態1から7のいずれか一に係る業務管理システムの構成と同様である。ただし、処理プログラム識別情報保持部にて保持されている処理プログラム識別情報で識別される処理プログラムは、単なる表示プログラムを含む。これにより、例えば、書類内容を確認するだけの処理を行なうような場合であっても、表示プログラムにより書類内容を表示させることで業務管理システムにて処理することができる。また、業務の処理手順などを表示プログラムにて表示することも可能であり、業務の担当者が途中で変わる場合などであっても、引継ぎを行なう手間を省くことができるなどの効果も期待できる。
(実施形態8:処理の流れ)
本実施形態に係る業務管理システムにおける処理の流れは、実施形態1から7のいずれか一に係る業務管理システムにおける処理の流れと同様である。
(実施形態8:効果)
本実施形態に係る業務管理システムは、処理プログラムが単なる表示プログラムを含むことが可能であるので、書類内容を確認するだけの処理を行なうような場合であっても、業務フローの形態を崩すことなく選択メニュー画面を構成することができ、業務管理システムを使用して実行することができる。
(実施形態9)
(実施形態9)
(実施形態9:概要)
本実施形態は、業務スケジュールと現在時刻などの時間情報に基づいて、スケジュールに関連する通知を選択メニュー画面中に表示することが可能な業務管理システムに関する。
(実施形態9:構成)
本実施形態に係る業務管理システムの機能ブロックを図23に例示する。本実施形態に係る業務管理システムの構成は、実施形態1から8のいずれか一に係る業務管理システムの構成に、「業務スケジュール情報保持部」(2316)と、「時間情報取得部」(2317)と、「スケジュール通知表示手段」(2318)を加えた構成となる。図23においては、実施形態7にて説明の業務管理システムの構成に前記業務スケジュール情報保持部(2316)と時間情報取得部(2317)とスケジュール通知表示手段(2318)を加えた構成を例示している。「業務管理システム」(2300)は、「業務識別情報保持部」(2301)と、「グラフィック情報保持部」(2302)と、「処理プログラム識別情報保持部」(2303)と、「業務識別情報抽出部」(2304)と、「選択メニュー画面生成部」(2305)と、「業務フロー情報保持部」(2306)と、「業務フロー情報管理部」(2308)と、「関連業務識別情報取得部」(2312)と、「ステータス情報出力部」(2313)と、「ステータス表示部」(2314)と、「業務スケジュール情報保持部」(2316)と、「時間情報取得部」(2317)と、を有する。また、前記処理プログラム識別情報保持部(2303)は、「処理プログラム識別情報追加手段」(2315)を有する。また、前記選択メニュー画面生成部(2305)は、「業務フロー依存メニュー画面生成手段」(2307)と、「ステータスボタン表示手段」(2311)と、「スケジュール通知表示手段」(2318)を有する。また、前記業務フロー情報管理部(2308)は、「表示手段」(2309)と、「業務フロー変更手段」(2310)を有する。
「業務スケジュール情報保持部」(2316)は、業務識別情報を用いて業務スケジュールを示す情報である業務スケジュール情報を保持する機能を有する。「業務スケジュール」とは、各業務における、処理終了期限日時、処理終了予定日時、処理開始日時、処理終了日時、処理期間、等を含むことが想定される。さらに、担当者情報、ステータス情報、進捗率などを含んでいていてもよい。
図24は、業務スケジュール情報保持部の具体例を示す。本例では、業務スケジュール情報保持部が業務スケジュール情報DBというデータベースで実装されている場合を示す。また、業務スケジュールの内容として、業務ID、処理終了期限日、処理開始日、処理終了日、処理期間、の各情報が業務スケジュール情報テーブルというテーブルによって保持されている。さらに具体的には、業務スケジュール情報保持部は、HDD、RAM、ROM等の所定の記憶領域にこのようなデータベース等として業務スケジュール情報を保持することにより実現される。
「時間情報取得部」(2317)は、時間情報を取得する機能を有する。「時間情報」とは、主に現在時刻を示す情報を含み、例えば、業務管理システムがシステム内に保持しているシステム時間等から時間情報を取得する場合が想定される。
「スケジュール通知表示手段」(2318)は、時間情報取得部(2317)にて取得される時間情報と、業務スケジュール情報保持部(2316)にて保持されている業務スケジュール情報とに基づいて、業務スケジュール中でスケジュールされている業務の業務識別情報と関連付けられているグラフィックに対応させて選択メニュー画面中に所定の通知を表示する機能を有する。「所定の通知」とは、例えば、処理が終了していない業務であって処理終了期限日が過ぎている業務について、「処理終了期限が過ぎています。」等の警告や、処理終了期限日は過ぎていないが、処理開始日と処理期間とにより算出した場合に処理終了予定日が処理終了期限日を過ぎる可能性がある業務に対して、「処理終了期限までに処理が終了しない可能性があります。」等の警告を通知する場合などが考えられる。
図25は、スケジュール通知表示手段における処理の具体例を示す。なお、処理終了期限日が当日であって、処理が終了していない業務に対して警告を出す場合の一例を示す。業務スケジュール情報保持部(2501)には、図24に例示したような内容の業務スケジュール情報テーブルが保持されているとする。また、時間情報取得部(2502)にて時間情報として、「2005/5/19」という日付が取得されたとする。すると、スケジュール通知表示手段(2503)において、例えば、業務スケジュール情報保持部(2501)に保持されている業務スケジュール情報テーブルに対して、「select 業務ID from 業務スケジュール情報 where 処理終了期限日=’ 2005/5/19’ and 処理終了日=null」というような選択クエリーを実行すると、「業務ID=’syori_0137’」という結果が取得される。(なお、業務IDが’syori_0137’である業務は「区分管理明細登録」である。)これにより、通知すべき業務識別情報が取得できたことになるため、例えば、図6の「区分管理明細登録」の「状況」という欄(0605)に「処理終了期限は本日です。」等の通知を表示する。また、スケジュール通知表示手段は、このような処理を実行するためのプログラムを含んでいてもよい。
(実施形態9:処理の流れ)
図26は、本実施形態に係る業務管理システムにおいて、業務スケジュール情報保持部、時間情報取得部、スケジュール通知表示手段に関する処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、時間情報を取得する。この処理は時間情報取得部によって実行される(時間情報取得ステップ S2601)。
次に、前記時間情報取得ステップ(S2601)にて取得される時間情報と、業務スケジュール情報保持部にて保持されている業務スケジュール情報とに基づいて、通知すべき業務の業務識別情報を取得する。この処理はスケジュール通知表示手段によって実行される(スケジュール通知対象業務識別情報取得ステップ S2602)。
最後に、前記スケジュール通知対象業務識別情報取得ステップ(S2602)にて取得された業務識別情報と関連付けられているグラフィックに対応させて選択メニュー画面中に所定の通知を表示する。この処理はスケジュール通知表示手段によって実行される(スケジュール通知表示ステップ S2603)。
(実施形態9:効果)
本実施形態に係る業務管理システムは、業務スケジュールと現在時刻などの時間情報に基づいて、スケジュールに関連する通知を選択メニュー画面中に表示することが可能であるので、業務の担当者は業務の処理のみならずスケジュールの管理をも同時に行なうことができる。
0100 業務管理システム
0101 業務識別情報保持部
0102 グラフィック情報保持部
0103 処理プログラム識別情報保持部
0104 業務識別情報抽出部
0105 選択メニュー画面生成部
0602 選択メニュー画面
0906 業務フロー情報保持部
0907 業務フロー依存メニュー画面生成手段
0101 業務識別情報保持部
0102 グラフィック情報保持部
0103 処理プログラム識別情報保持部
0104 業務識別情報抽出部
0105 選択メニュー画面生成部
0602 選択メニュー画面
0906 業務フロー情報保持部
0907 業務フロー依存メニュー画面生成手段
Claims (16)
- 複数の業務識別情報を保持する業務識別情報保持部と、
業務識別情報と関連付けられたグラフィック情報を保持するグラフィック情報保持部と、
業務識別情報と関連付けられた処理プログラム識別情報を保持する処理プログラム識別情報保持部と、
業務識別情報保持部に保持された業務識別情報を抽出するための業務識別情報抽出部と、
業務識別情報抽出部にて抽出された業務識別情報と関連付けられたグラフィック情報保持部に保持されているグラフィック情報を利用して、グラフィックの選択によりそのグラフィック情報に関連付けられている業務識別情報とさらに関連付けられている処理プログラム識別情報を出力可能な選択メニュー画面を生成する選択メニュー画面生成部と、
を有する業務管理システム。 - 業務フロー情報を保持する業務フロー情報保持部と、
選択メニュー画面生成部は、業務フロー情報保持部に保持された業務フロー情報と、各グラフィックに関連付けられた業務識別情報と、にしたがって選択メニュー画面を生成する業務フロー依存メニュー画面生成手段を有する請求項1に記載の業務管理システム。 - 前記業務フロー情報保持部に保持されている業務フロー情報の変更、追加、削除を行なうための業務フロー情報管理部を有する請求項2に記載の業務管理システム。
- 業務フロー情報管理部は、
業務フローを業務識別情報で関連付けられているグラフィック情報を利用してグラフィック表示するための表示手段と、
表示手段に表示されたグラフィックをドラッグ・ドロップすることで業務フロー情報保持部に保持された業務フロー情報を変更可能な業務フロー変更手段と、
をさらに有する請求項3に記載の業務管理システム。 - 選択メニュー画面生成部にて生成される選択メニュー画面に表示されるグラフィックで識別される業務は、業務フロー情報保持部に保持されている業務識別情報と一対一に対応している請求項2から4のいずれか一に記載の業務管理システム。
- 選択メニュー画面生成部は、選択メニュー画面の業務のステータスを示すステータス情報をその業務と関連付けられたグラフィックを利用して入力するためのステータスボタンなどを表示するためのステータスボタン表示手段を有し、
ステータスボタン表示手段を利用してステータス情報が入力された業務と関連性のある業務を識別するための業務識別情報を、業務フロー情報保持部に保持されている業務フロー情報を利用して取得する関連業務識別情報取得部と、
関連業務識別情報取得部にて取得された関連業務を識別する業務識別情報である関連業務識別情報と関連付けて前記ステータス情報を出力するステータス情報出力部と、
をさらに有する請求項2から5のいずれか一に記載の業務管理システム。 - ステータスボタン表示手段を利用して入力されるステータス情報を、そのステータスボタンに利用されたグラフィックにて識別される業務に関連付けて表示するステータス表示部をさらに有する請求項6に記載の業務管理システム。
- 処理プログラム識別情報保持部は、システム外処理プログラム識別情報を追加する処理プログラム識別情報追加手段をさらに有する請求項1から7のいずれか一に記載の業務管理システム。
- 処理プログラム識別情報保持部にて保持されている処理プログラム識別情報で識別される処理プログラムは、単なる表示プログラムを含む請求項1から8のいずれか一に記載の業務管理システム。
- 業務識別情報を用いて業務スケジュールを示す情報である業務スケジュール情報を保持する業務スケジュール情報保持部と、
時間情報を取得する時間情報取得部と、
を有し、
前記選択メニュー画面生成部は、
時間情報取得部にて取得される時間情報と、業務スケジュール情報保持部にて保持されている業務スケジュール情報とに基づいて、業務スケジュール中でスケジュールされている業務の業務識別情報と関連付けられているグラフィックに対応させて選択メニュー画面中に所定の通知を表示するスケジュール通知表示手段を有する請求項1から9のいずれか一に記載の業務管理システム。 - 複数の業務識別情報を保持する業務識別情報保持部と、グラフィック情報と、業務識別情報と、を関連付けて保持するグラフィック情報保持部と、処理プログラム識別情報と、業務識別情報とを関連付けて保持する処理プログラム識別情報保持部と、を有する業務管理システムの動作方法であって、
業務識別情報を抽出するための業務識別情報抽出ステップと、
業務識別情報抽出ステップにて抽出された業務識別情報と関連付けられたグラフィック情報を利用して、グラフィックの選択によりそのグラフィック情報に関連付けられている業務識別情報とさらに関連付けられている処理プログラム識別情報を出力可能な選択メニュー画面を生成する選択メニュー画面生成ステップと、
を有する業務管理システムの動作方法。 - 業務フロー情報を保持する業務フロー情報保持部を有する業務管理システムの動作方法であって、
選択メニュー画面生成ステップは、業務フロー情報保持部にて保持された業務フロー情報と、各グラフィックに関連付けられた業務識別情報と、にしたがってメニュー画面を生成する業務フロー依存メニュー画面生成ステップをさらに有する請求項11に記載の業務管理システムの動作方法。 - 選択メニュー画面生成ステップは、選択メニュー画面の業務のステータスを示すステータス情報をその業務と関連付けられたグラフィックを利用して入力するためのステータスボタンなどを表示するためのステータスボタン表示ステップを有し、
ステータスボタン表示ステップにてステータス情報が入力された業務と関連性のある業務を識別するための業務識別情報を、業務フロー情報保持部にて保持されている業務フロー情報を利用して取得する関連業務識別情報取得ステップと、
関連業務識別情報取得ステップにて取得された関連業務を識別する業務識別情報である関連業務識別情報と関連付けて前記ステータス情報を出力するステータス情報出力ステップと、
をさらに有する請求項12に記載の業務管理システムの動作方法。 - 複数の業務識別情報を保持する業務識別情報保持部と、グラフィック情報と、業務識別情報と、を関連付けて保持するグラフィック情報保持部と、処理プログラム識別情報と、業務識別情報とを関連付けて保持する処理プログラム識別情報保持部と、を有する業務管理システムの動作方法であって、
業務識別情報を抽出するための業務識別情報抽出ステップと、
業務識別情報抽出ステップにて抽出された業務識別情報と関連付けられたグラフィック情報を利用して、グラフィックの選択によりそのグラフィック情報に関連付けられている業務識別情報とさらに関連付けられている処理プログラム識別情報を出力可能な選択メニュー画面を生成する選択メニュー画面生成ステップと、
を有する計算機が読取可能なプログラムを記録した記録媒体。 - 業務フロー情報を保持する業務フロー情報保持部を有する業務管理システムの動作方法であって、
選択メニュー画面生成ステップは、業務フロー情報保持部にて保持された業務フロー情報と、各グラフィックに関連付けられた業務識別情報と、にしたがってメニュー画面を生成する業務フロー依存メニュー画面生成ステップをさらに有する請求項14に記載の計算機が読取可能なプログラムを記録した記録媒体。 - 選択メニュー画面生成ステップは、選択メニュー画面の業務のステータスを示すステータス情報をその業務と関連付けられたグラフィックを利用して入力するためのステータスボタンなどを表示するためのステータスボタン表示ステップを有し、
ステータスボタン表示ステップにてステータス情報が入力された業務と関連性のある業務を識別するための業務識別情報を、業務フロー情報保持部にて保持されている業務フロー情報を利用して取得する関連業務識別情報取得ステップと、
関連業務識別情報取得ステップにて取得された関連業務を識別する業務識別情報である関連業務識別情報と関連付けて前記ステータス情報を出力するステータス情報出力ステップと、
をさらに有する請求項15に記載の計算機が読取可能なプログラムを記録した記録媒体。
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