JP2017198489A - 電線の露出芯線部の検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】芯線に含まれる素線数が多い場合でも、電線の端部の露出芯線部の状態をより確実に検査できるようにすることを目的とする。
【解決手段】電線の露出芯線部の検査装置20は、露出芯線部13をその先端側から撮像する撮像部(例えば、第1撮像部30)と、撮像部で撮像された画像に基づいて露出芯線部13に含まれる複数の素線12aの端部を認識し、その認識結果に基づいて露出芯線部13の状態を検査する検査部50とを備える。検査部50は、例えば、撮像部で撮像された画像に基づいて露出芯線部に含まれる複数の素線の端部のエッジを抽出し、そのエッジ画像に基づいて、複数の素線の中心の候補位置を投票し、その投票結果に基づいて、複数の素線の中心位置及び複数の素線の数の少なくとも一方を求め、その結果に基づいて、露出芯線部の良否判定を行う。
【選択図】図1

Description

この発明は、電線の端部の露出芯線部の状態を検査する技術に関する。
従来より、電線の端部に露出した露出芯線部を側方から撮像し、その撮像画像に基づいて、露出芯線部の良否を検出する技術がある。しかしながら、この場合、撮像画像の死角となる部分の不良については、当該不良を検出することができない。
ここで、特許文献1は、電線の端面画像を撮影し、その画像のうち芯線と認識された部分の面積を求め、その面積に基づいて芯線切れ等の不良を検出する技術を開示している。
特開2004−156910号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術によると、芯線に含まれる素線数が多いと、その不良を確実に検出することが困難になるという問題がある。芯線に含まれる素線数が多いと、そのうちの1本が素線切れ等した場合でも、面積の減少率は少ないため、その変化に基づいて不良を検出することは困難だからである。
そこで、本発明は、芯線に含まれる素線数が多い場合でも、電線の端部の露出芯線部の状態をより確実に検査できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様にかかる電線の露出芯線部の検査装置は、露出芯線部をその先端側から撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像された画像に基づいて露出芯線部に含まれる複数の素線の端部を認識し、その認識結果に基づいて露出芯線部の状態を検査する検査部とを備える。
第2の態様は、第1の態様に係る露出芯線部の検査装置であって、前記検査部は、前記撮像部で撮像された画像に基づいて露出芯線部に含まれる複数の素線の端部の数を認識し、その認識された複数の素線の端部の数に基づいて露出芯線部の状態の良否を検査するものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係る電線の露出芯線部の検査装置であって、前記検査部は、前記撮像部で撮像された画像に基づいて露出芯線部に含まれる複数の素線の端部の位置を認識し、その認識された複数の素線の端部の位置に基づいて露出芯線部の状態の良否を検査するものである。
第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係る電線の露出芯線部の検査装置であって、前記検査部は、(a)前記撮像部で撮像された画像に基づいて露出芯線部に含まれる複数の素線の端部のエッジを抽出するステップと、(b)前記ステップ(a)で抽出された複数の素線の端部のエッジに基づいて、複数の素線の中心の候補位置を投票するステップと、(c)前記ステップ(c)の投票結果に基づいて、複数の素線の中心位置及び複数の素線の数の少なくとも一方を求めるステップと、(d)前記ステップ(c)で求められた結果に基づいて、露出芯線部の良否判定を行うステップとを実行するものである。
第1の態様によると、露出芯線部をその先端側から撮像する撮像部と、撮像部で撮像された画像に基づいて露出芯線部に含まれる複数の素線の端部を認識し、その認識結果に基づいて露出芯線部の状態を検査するため、芯線に含まれる素線数が多い場合でも、電線の端部の露出芯線部の状態をより確実に検査できる。
第2の態様によると、認識された複数の素線の端部の数に基づいて露出芯線部の状態の良否を検査することで、露出芯線部において素線切れが生じているような場合を不良として判定できる。
第3の態様によると、認識された複数の素線の端部の位置に基づいて露出芯線部の状態の良否を検査することで、露出芯線部の複数の素線がばらけているような場合を不良として判定できる。
第4の態様によると、露出芯線部をその先端側から撮像した画像に基づいて、複数の素線の中心位置及び複数の素線の数の少なくとも一方を求め、これに基づいて、露出芯線部の良否判定を行うことができる。
実施形態に係る電線の露出芯線部の検査装置を示す概略図である。 は電線の露出芯線部の検査装置の電気的構成を示すブロック図である。 検査部の検査処理を示すフローチャートである。 撮像画像例を示す図である。 撮像画像をエッジ抽出した画像例である。 エッジ抽出した画像に投票処理を行った画像例である。 投票処理例を示す説明図である。 投票処理された画像から投票数が最大となる座標をスキャンした様子を示す図である。 投票処理された画像を部分的にゼロクリアした様子を示す図である。 投票処理された画像から次に投票数が最大となる座標をスキャンした様子を示す図である。 投票処理された画像から投票数が最大となる座標を順次スキャンした様子を示す図である。 素線切れした露出芯線部を示す説明図である。 素線がばらけた露出芯線部を示す説明図である。 第2撮像部で撮像された画像に基づいて検査を行う例を示す説明図である。
以下、実施形態に係る電線の露出芯線部の検査装置について説明する。図1は電線の露出芯線部の検査装置20を示す概略図である。
電線10は、芯線12と被覆14とを備える。芯線12は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等によって形成された金属製の素線12aを複数集合させた構成とされている。通常、複数の素線12aは、撚り合わされている。この芯線12の周囲に樹脂の押出被覆等によって被覆14が形成されている。電線10は、その端部に端子等が接続された端子付電線に加工されて、車両等における配線材として用いられる。電線10の端部に端子を接続するにあたって、端部の被覆14を皮剥ぎして、端部に露出芯線部13を形成する。この露出芯線部13に端子が圧着等される。被覆14の皮剥は、皮剥刃を被覆14に切込ませた後、皮剥刃を電線10の端部に引っ張ることによりなされる。ここで、皮剥刃が芯線12に達していると、露出芯線部13の根元で一部の素線12aが切断される、素線切れが生じ得る。露出芯線部13において素線切れが生じていると、端子を圧着する部分で所要の断面積を確保できず、圧着強度不足、電気抵抗値の増大といった問題が生じ得る。また、被覆14が除去された露出芯線部13では、素線12aがばらけることがあり、この場合にも、ばらけた素線12aが端子の圧着部からはみ出てしまい、上記と同様に、圧着強度不足、電気抵抗値の増大といった問題が生じ得る。本検査装置20は、好ましくは、電線10の端部の被覆14を皮剥する装置において、露出芯線部13をその先端側から撮像可能なように組込まれ、露出芯線部13の素線切れ、ばらつきを検査するための装置として用いられる。
この電線の露出芯線部の検査装置20は、第1撮像部30と、第2撮像部40と、検査部50とを備える。
第1撮像部30及び第2撮像部40は、例えば、二次元イメージセンサおよび結像レンズ等を備える一般的な撮像カメラである。
第1撮像部30は、露出芯線部13をその先端側から撮像可能な位置に設けられている。ここでは、第1撮像部30は、露出芯線部13の先端側であって露出芯線部13の軸延長上に設けられている。これにより、第1撮像部30は、露出芯線部13をその真正面側から撮像することができる。第1撮像部30は、露出芯線部13の軸延長上から外れた位置に設けられていてもよい。第1撮像部30で取得された撮像画像は、検査部50に与えられる。
第2撮像部40は、露出芯線部13をその周囲から撮像可能な位置に設けられている。ここでは、第2撮像部40は、露出芯線部13の上方位置に設けられ、露出芯線部13をその上方から撮像可能な位置に設けられている。これにより、第2撮像部40は、露出芯線部13をその側方から撮像することができる。第2撮像部40は、露出芯線部13の下方に設けられ、露出芯線部13を下方から撮像してもよい。また、第2撮像部40の横方に設けられ、露出芯線部13を横から撮像してもよい。第2撮像部40で取得された撮像画像は、検査部50に与えられる。なお、第2撮像部40は、省略されてもよい。
検査部50は、第1撮像部30で撮像された画像に基づいて露出芯線部13に含まれる複数の素線12aの端部を認識し、その認識結果に基づいて露出芯線部13の状態を検査するように構成されている。ここでは、検査部50は、第1撮像部30で撮像された画像に基づいて露出芯線部13に含まれる複数の素線12aの端部の数を認識し、その認識された複数の素線12aの端部の数に基づいて露出芯線部13の状態の良否(素線切れ有無)を検査する。また、検査部50は、第1撮像部30で撮像された画像に基づいて露出芯線部13に含まれる複数の素線12aの端部の位置を認識し、その認識された複数の素線12aの端部の位置に基づいて露出芯線部13の状態の良否(ばらつき状態の良否)を検査する。これらの処理については、後でより具体的に説明する。
また、検査部50は、第2撮像部40で撮像された画像に基づいて、露出芯線部13の先端位置、被覆14の端部位置等を認識し、その認識結果に基づいて露出芯線部13の状態を検査する。この処理についても後に追加的に説明する。
図2は電線の露出芯線部の検査装置20の電気的構成を示すブロック図である。
上記検査部50は、例えば、CPU51、ROM52、RAM53、外部記憶装置54、入出インターフェース55、56等がバスライン57を介して相互接続された一般的なコンピュータによって構成されている。ROM52は基本プログラム等を格納しており、RAM53はCPU51が下記に説明する処理等を行う際の作業領域として供される。第1撮像部30及び第2撮像部40で取得された撮像画像データは、入出インターフェース55を介して本検査部50に入力される。また、本検査部50による処理結果は、入出インターフェース56を介して表示部60に出力され、或は、露出芯線部13の良否状態を示す信号として外部出力される。表示部60は、液晶表示装置、発光ダイオード等の発光表示部等であり、検査結果を外部に報知する報知部の一例である。報知部は、その他、ブザー音、音声等の音によって検査結果を外部に報知する構成であってもよい。外部出力は、例えば、電線の皮剥装置、本検査装置20の製造履歴を管理するサーバ装置等に送られる。
外部記憶装置54は、フラッシュメモリ、あるいは、ハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置によって構成されている。外部記憶装置54には、OS(オペレーションシステム)54a、検査プログラム54b等が格納されている。CPU51が、検査プログラム54bに記述された手順に従って、各種演算処理を行うことにより、後述する検査部50の検査機能が実現されるように構成されている。検査部50において実現される一部あるいは全部の機能は、専用の論理回路等でハードウェア的に実現されてもよい。
なお、検査部50には、例えば、キーボード、各種スイッチ、タッチパネル等の少なくとも1つを含む入力デバイスが接続される。オペレータからの各種の操作(コマンドや各種データの入力といった操作)は、当該入力デバイスを通じて受付けられる。
図3は検査部50の検査処理を示すフローチャートである。ここでは、第1撮像部30で取得された撮像画像に基づいて行われる検査処理について説明する。
まず、ステップS1において、第1撮像部30で取得された撮像画像を取込む。撮像画像は、図4に示すように、露出芯線部13の各素線12aの先端側の端面が明るく、その他の背景部分が暗い画像となる。
次ステップS2では、撮像画像に対して、領域制限処理、画像圧縮処理等の前処理を行って、検査対象画像を生成する。領域制限処理は、処理の対象となる撮像画像の範囲を、予め設定された所定の領域に制限する処理である。ここでは、図4で2点鎖線で示すように、撮像画像において、露出芯線部13が存在すると想定される方形領域を抽出している。また、画像圧縮処理は、処理速度、判定の精度等に鑑みて、画像を圧縮して、後述する処理を行うのに適した画素数の画像に変換する処理である。本ステップS2は必須ではない。
次ステップS3では、ステップS2で得られた検査対象画像に対してエッジ抽出処理を行う(ステップ(a))。エッジ抽出処理は、例えば、検査対象画像に対してX方向にソーベルフィルタを掛けてエッジ画像∂Xを作成すると共に、検査対象画像に対してY方向にソーベルフィルタを掛けてエッジ画像∂Yを作成することによって行うことができる。得られたエッジ画像は、例えば、図5に示すようになる。
次ステップS4では、エッジ画像において、予め設定された基準強度を上回る座標(x、y)をスキャンする。予め設定された基準強度は、エッジ画像において、素線12aの端面の縁を表すものとして実験的、経験的に設定された値である。ステップS4において、基準強度を上回る座標(x、y)有りと判定されると、ステップS5に進む。
ステップS5では、ステップS5において基準強度を上回ると判定された座標(x、y)に基づいて、中心候補線Lを投票する(ステップ(b))。
この後、ステップS4に戻り、予め設定された基準強度を上回る座標(x、y)をスキャンし、別途、基準強度を上回る座標有りと判定されると、ステップS5に進む。一方、予め設定された基準強度を上回る座標(x、y)が無いと判定されると、ステップS6に進む。なお、ステップS4において、基準強度と同じ強度の座標については、基準強度を上回る座標であると判定(ステップS5に進む)してもよいし、基準強度を上回る座標ではないと判定(ステップS6に進む)してもよい。
図6は基準強度を上回る全ての座標に対して中心候補線Lを投票した投票画像Vを示しており、図7は基準強度を上回るある座標(x、y)から中心候補線Lを投票した様子を示す説明図である。なお、図6、図8〜図13では、通常、黒色で表れる背景領域を斜線領域で示している。
すなわち、基準強度を上回る座標(x、y)がスキャンされた場合に、この注目点(x、y)に基づいて素線12aの中心が存在する可能性がある箇所に中心候補線Lを投票する。ここで、注目点(x、y)に対して素線12aの中心が存在する向き又はその逆向きで、注目点(x、y)の強度差は最も大きくなると考えられるため、注目点(x、y)における強度の勾配に沿った方向に素線12aの中心が存在すると考えられる。そこで、注目点(x、y)から当該勾配に沿った線上において、素線12aの中心が存在すると考えられる距離の範囲に中心候補線Lを設定する。中心候補線Lが存在すると考えられる距離の範囲は、素線12aの内径に、その変形による変動を考慮して、実験的、経験的に求められ、事前に設定された値である。
上記を繰返していくと、素線12aの中心点が存在する可能性が高い座標(x、y)で、多数の中心候補線Lが交差することになる(図6及び図7参照)。そこで、下記処理では、中心候補線Lの交差状態に基づいて、素線12aの端部を検出していく。なお、上記中心候補線Lは、素線12aが存在すると想定される内側領域の外側にも設定されるが、中心候補線L同士が交差する数は、内側領域よりも外側領域では、極端に少ない。このため、下記処理には、影響を与えない。
ステップS6では、投票画像Vに対して平滑化フィルタを掛ける。なお、ステップS6は省略されてもよい。
次ステップS7では、投票画像Vにおいて、投票数が最大となる座標(x、y)をスキャンする。投票数は、中心候補線Lの交差の数で評価される。図8において、投票数が最大であると判定された座標(x、y)を星印M1で示している。
そして、次ステップS8で、ステップS7でスキャンされた、投票数が最大となる座標(x、y)の投票数が基準投票数以上であるか否かが判定され、基準投票数以上であると判定されると、ステップS9に進む。なお、基準投票数は、素線12aの中心であると推測するのに適した中心候補線Lの交差数であり、実験的、経験的に事前に設定された値である。
ステップS9では、ステップS8において、基準投票数以上であると判定された座標(x、y)を素線12aの中心位置として設定する。また、当該素線12aの中心位置を中心とする周辺領域E1を図9に示すように、ゼロクリアする。周辺領域は、素線12aの1本分の存在領域を想定した領域であり、実験的、経験的に設定することができる。
ステップS7以降が繰返し行われる。すなわち、ステップS7において、投票画像Vにおいて、投票数が最大となる座標(x、y)が再度スキャンされ、次に投票数が最大であると判定された座標(x、y)が求められる(図10で星印M2参照)。そして、ステップS8以降が実行される。素線切れが無く、また、複数の素線12aが全て対象領域内に存在していた場合、芯線12に含まれていた所定の本数分の素線12aの中心位置及び本数が認識される(図11で示す各星印の位置参照)。この後、ステップS8において、投票数が最大となる座標(x、y)の投票数が基準投票数以上でないと判定され、ステップS10に進む。
なお、ステップS7〜S9が、投票結果に基づいて、複数の素線12aの中心位置及び複数の素線の数の少なくとも一方を求めるステップ(c)である。ステップS7において、素線12aの中心位置のみ認識してもよいし、素線12aの本数のみカウントしてもよい。
ステップS10では、ステップS9において順次設定された素線12aの中心の数に基づいて、素線12aの中心数が第1条件を満たすか否かが判定される。第1条件は、“認識された素線12aの数が、当初の芯線12に含まれていた素線12aの数と同じである“という条件である。第1条件を満たす場合、素線切れが無いことが判定され、次ステップS11に進む。図12に示すように、素線切れが生じている場合、ステップS10において、第1条件を満たさない旨、すなわち、露出芯線部13の不良が検出され、ステップS12に進む。ステップS12では、露出芯線部13が不良である旨を示す不良判定が出力される。
ステップS11では、ステップS9において順次設定された素線12aの中心の位置に基づいて、素線12aの中心の位置が第2条件を満たすか否かが判定される。第2条件は、素線12aの中心の位置がまとまって存在しているか否か、すなわち、“複数の素線12aがばらばらになっていない”という条件である。具体的には、認識された素線12aの中心の位置の全てが、撮像画像において予め設定された所定の領域内に存在するか否か、或は、各素線12aの中心の位置間の距離が予め設定された所定の距離以下か又は所定の距離未満であるか否かを判断する処理によって、第2条件を満たすか否かを判定することができる。
第2条件を満たす場合、露出芯線部13の状態は良好であると判定して処理を終了する。一方、図13に示すように、一部の素線12aがばらけており、第2条件を満たさない場合、露出芯線部13の不良が検出され、ステップS12に進む。ステップS12では、露出芯線部13が不良である旨を示す不良判定が出力される。なお、ステップS10、S11の両方がなされることは必須ではなく、その一方のみ実行されてもよい。
なお、ステップS10及びS11が、露出芯線部13が不良であるか否かを判定するステップ(d)である。
ステップS12において、露出芯線部13が不良である旨を示す不良判定が出力されると、表示部60等を通じて当該不良である旨が作業者等に報知される。また、必要に応じて、不良判定が皮剥装置等に出力され、皮剥装置等の動作が停止する。これにより、作業者等によって、不良品の排出、手直し等を行うことができる。
なお、本検査部50は、図14に示すように、第2撮像部40で得られた撮像画像に基づいて、露出芯線部13の良否検査を行うことができる。
すなわち、第2撮像部40で得られた画像は、露出芯線部13をその延在方向に対して直交する方向から撮像した画像となっている。この画像に対して、露出芯線部13に対して直交する走査ラインQに沿って、当該露出芯線部13の延在方向に沿った複数箇所で走査を行う。各走査ラインQにおいて、強度、色等の変化を抽出することで、露出芯線部13の先端部の位置P1、被覆14の先端部の位置P2を抽出することができ、また、これらの位置P1、P2に基づいて、露出芯線部13の長さ寸法を求めることができる。また、被覆14にゴム栓等の部品が装着される場合には、被覆14の領域を走査することによって、当該ゴム栓等の部品の有無をも検出することができる。
従って、本検査装置20では、露出芯線部13を先端側から撮像した画像に基づいて、露出芯線部13の素線切れ、素線12aのばらつきを検出するだけではなく、露出芯線部13をその側方から撮像した画像に基づいて、露出芯線部13の先端部位置、被覆14の先端部位置、露出芯線部13の長さ寸法、ゴム栓等の部品の有無等をも検出することができる。これにより、電線10及び端子付電線の品質保証能力が向上する。第2撮像部40で得られた画像に基づく上記処理は、省略されてもよい。
以上のように構成された電線10の露出芯線部13の検査装置20によると、露出芯線部13をその先端側から撮像する第1撮像部30と、第1撮像部30で撮像された画像に基づいて露出芯線部13に含まれる素線12aの端部を認識し、その認識結果に基づいて露出芯線部13の状態を検査するため、芯線12に含まれる素線12aの数が多い場合でも、露出芯線部13の状態をより確実に検査できる。結果、端子付電線、端子付電線を含むワイヤーハーネスの製造品質向上、検査工程の省人化等を実現できる。
特に、認識された複数の素線の端部の数に基づいて露出芯線部13の状態の良否を検査することで、露出芯線部13において素線切れが生じているような場合を不良としてより確実に判定することができる。
なお、本実施形態では、芯線12が11本の素線12aを含む例で説明したが、芯線に12本以上の素線が含まれる場合、10本以下の素線が含まれる場合でも、同様に検査を行うことができる。
また、認識された複数の素線12aの端部の位置に基づいて露出芯線部13の状態を良否を検査することで、露出芯線部13の複数の素線12aがばらけているような場合を不良としてより確実に判定することができる。
また、検査部50は、第1撮像部30で撮像された画像に基づいて露出芯線部13に含まれる複数の素線12aの端部のエッジを抽出し、抽出された複数の素線12aの端部のエッジにも銅いて複数の素線12aの中心の候補位置を投票し、その投票結果に基づいて複数の素線12aの中心位置及び複数の素線12aの数の少なくとも一方を求め、複数の素線12aの中心位置及び複数の素線12aの数の少なくとも一方に基づいて、露出芯線部13の良否を判定するため、露出芯線部13の良否判定をより正確に行うことができる。
{変形例}
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 電線
12 芯線
12a 素線
13 露出芯線部
14 被覆
20 検査装置
30 第1撮像部
40 第2撮像部
50 検査部
54b 検査プログラム
L 中心候補線

Claims (4)

  1. 露出芯線部をその先端側から撮像する撮像部と、
    前記撮像部で撮像された画像に基づいて露出芯線部に含まれる複数の素線の端部を認識し、その認識結果に基づいて露出芯線部の状態を検査する検査部と、
    を備える電線の露出芯線部の検査装置。
  2. 請求項1に記載の電線の露出芯線部の検査装置であって、
    前記検査部は、前記撮像部で撮像された画像に基づいて露出芯線部に含まれる複数の素線の端部の数を認識し、その認識された複数の素線の端部の数に基づいて露出芯線部の状態の良否を検査する、電線の露出芯線部の検査装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電線の露出芯線部の検査装置であって、
    前記検査部は、前記撮像部で撮像された画像に基づいて露出芯線部に含まれる複数の素線の端部の位置を認識し、その認識された複数の素線の端部の位置に基づいて露出芯線部の状態の良否を検査する、電線の露出芯線部の検査装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電線の露出芯線部の検査装置であって、
    前記検査部は、
    (a)前記撮像部で撮像された画像に基づいて露出芯線部に含まれる複数の素線の端部のエッジを抽出するステップと、
    (b)前記ステップ(a)で抽出された複数の素線の端部のエッジに基づいて、複数の素線の中心の候補位置を投票するステップと、
    (c)前記ステップ(c)の投票結果に基づいて、複数の素線の中心位置及び複数の素線の数の少なくとも一方を求めるステップと、
    (d)前記ステップ(c)で求められた結果に基づいて、露出芯線部の良否判定を行うステップと、
    を実行する、電線の露出芯線部の検査装置。
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