JP5302858B2 - 被覆電線検査装置及びこれを備えた電線処理機 - Google Patents

被覆電線検査装置及びこれを備えた電線処理機 Download PDF

Info

Publication number
JP5302858B2
JP5302858B2 JP2009263767A JP2009263767A JP5302858B2 JP 5302858 B2 JP5302858 B2 JP 5302858B2 JP 2009263767 A JP2009263767 A JP 2009263767A JP 2009263767 A JP2009263767 A JP 2009263767A JP 5302858 B2 JP5302858 B2 JP 5302858B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
electric wire
imaging
core
covered electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009263767A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011107016A (ja
Inventor
哲也 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP2009263767A priority Critical patent/JP5302858B2/ja
Priority to CN2010105565880A priority patent/CN102072911B/zh
Publication of JP2011107016A publication Critical patent/JP2011107016A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5302858B2 publication Critical patent/JP5302858B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Description

本発明は、被覆が剥離された電線端部の良否を検査することのできる被覆電線検査装置及びこれを備えた電線処理機に関する。
従来、この種の被覆電線検査装置として、例えば次のようなものが存在する。即ち、この従来のものは、被覆が剥離された芯線端部に照明を当てる照明手段と、該照明手段に対向配置されて前記芯線端部の側部を撮像する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像を処理する画像処理手段と、該画像処理手段により処理された画像を表示するモニタとを備えている。そして、撮像手段による撮像面上に平面座標が設定され、撮像画像の輝度データから得られた被覆の皮剥ぎ端及び芯線端部の座標位置、芯線の傾き等に基づいて、電線端部の良否を検査するようにしたものである(特許文献1参照)。
特開平5−79824号公報 特開2004−156910号公報
しかしながら、上記従来のものは、芯線を一側部から撮像した画像のみを検査対象としているために、他側部側に於いて生じている一部芯線の欠落やばらけた状態等を検出することができないという問題点を有していた。その結果、次工程で芯線に端子が圧着されるような場合は、被覆の剥離不良や切断不良に起因する不良のハーネスが製造されてしまうばかりではなく、端子も無駄になるために大変不経済である。
これに対して、撮像手段により芯線の端面を撮像し、撮像画像のピントのぼけ具合に基づいて、各種の剥離不良を判定するようにしたものも存在する(特許文献2参照)。しかるに、ピントのぼけ具合に基づく判定には一定の限界があるために、各種の剥離不良を全て的確に判定するのは困難である。
それ故に、本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被覆が剥離された被覆電線端部の良否を的確に検査することのできる被覆電線検査装置及び電線処理機を提供することにある。
本発明に係る被覆電線検査装置は、被覆が剥離された被覆電線の端部の状態を検査する被覆電線検査装置であって、被覆が剥離された芯線の端面を撮像する第1撮像手段と、被覆が剥離された芯線の側面を撮像する第2撮像手段と、前記各撮像手段により撮像された画像に基づいて前記剥離の良否を判定する判定手段とを備えてなることを特徴としている。
上記被覆電線検査装置は、各撮像手段により被覆が剥離された芯線の端面と側面との両面を撮像し、これらの両画像に基づいて被覆の剥離の良否を判定手段により判定するために、その判定がより的確に行えることになる。
また、前記第1撮像手段による撮像画像から前記芯線の本数を計測する計測手段を更に備え、前記判定手段は、前記計測手段により計測された芯線の本数が予め定められた所定の本数と一致するか否かに基づいて前記剥離の良否を判定するように構成してもよい。
これによると、第1撮像手段が撮像した被覆電線の端面画像から計測手段が芯線の本数を計測し、これが予め定められた所定の本数と一致するか否かに基づいて、芯線の欠落の有無を検出するものであるために、より正確に且つ確実にその検出を行うことができる。これにより、被覆が剥離された被覆電線端部の良否を的確に検査することが可能になる。
また、前記計測手段による芯線の本数の計測は、前記第1撮像手段による撮像画像から抽出される端面形状の外径と、予め前記判定手段が備える前記芯線の端面形状の外径に関するデータとを対比して行われるようにしてもよい。
この場合、撮像画像から端面形状の外径の抽出は比較的容易に行うことができるために、これを判定手段が備える芯線の端面形状の外径に関するデータと対比することにより、芯線の欠落の有無を適切に検出することが可能になる。また、芯線の外径に関する良否についても判定することができる。
更に、芯線に曲がりやばらけ等が生じているような場合は、芯線の円形画像の外径が小さく撮像されるために、これが芯線の欠落として検出されることになる。即ち、芯線本数を計測することにより、芯線が単に切断している場合だけではなく、芯線に不当な曲がりやばらけ等が生じているような場合にも、芯線の欠落として検出することができる。よって、芯線に生じている不良の種類の如何を問わず、不良品を未然に排除することが可能になる。これにより、その後に行われる端子圧着工程に於いて、被覆の剥離切断不良による不良ハーネスの発生を適切に防止することができる。
また、前記第1撮像手段と第2撮像手段とが前記被覆電線の長手方向と直交する方向に配設されると共に、前記第2撮像手段の撮像軸を撮像すべき前記芯線の側面に導くべく、前記第2撮像手段の前方位置には反射鏡が配設され、しかも前記第1撮像手段の撮像部は、少なくとも撮像時に前記芯線の端面と正対するように配置されても構わない。
これによると、反射鏡を介して第2撮像手段により剥離された芯線の側面が撮像され、第1像手段により芯線の端面が撮像されることになる。各撮像手段は被覆電線の長手方向と直交する方向に配設されているために、幅方向にスペースを取るようなこともなく、よってコンパクトに製作することが可能になる。
更に、本発明に係る電線処理機は、以上のような被覆電線検査装置と、前記被覆電線を保持しつつ搬送する搬送ユニットと、前記被覆電線を切断すると共に、その被覆を剥離するカッタユニットと、前記被覆電線の芯線に端子を圧着する端子圧着ユニットとを備えていることを特徴としている。
これによれば、カッタユニットにより剥離切断された被覆電線は搬送ユニットにより被覆電線検査装置に搬送されて、この被覆電線検査装置により被覆電線の端部が検査される。そして、例えば被覆電線検査装置により良品であると判定された被覆電線の芯線には、端子圧着ユニットによって端子が圧着される。一方、被覆電線検査装置により不良品であると判定された被覆電線は排除される。これにより、被覆の剥離切断不良による不良ハーネスの発生を未然に排除することができる。
また、前記第1撮像手段と第2撮像手段とが並ぶ方向は、前記被覆電線が搬送される方向と直交するようにしてもよい。
これによると、被覆電線の搬送方向のコンパクト化が図れるために、電線処理機による一連の処理を迅速に且つ効率良く行うことが可能になる。
以上のように、本発明によれば、被覆が剥離された被覆電線の端部の良否を的確に検査することができる。
本発明に係る被覆電線検査装置の一実施形態を示す模式図である。 被覆電線検査装置の装置本体の一実施形態を示す斜視図である。 被覆電線の端面及び側面画像が表示されたモニタを示す正面図である。 本発明に係る電線処理機の一実施形態を示す平面図である。 被覆電線についての検査手順を示すフローチャートである。 (a)〜(d)は被覆電線の芯線の側面に関する不良パターンを示す側面図である。 (a)〜(d)は被覆電線の芯線の側面に関する不良パターンを示す側面図である。
以下、本発明に係る被覆電線検査装置の一実施形態について、図面に従って説明する。図1に示す被覆電線検査装置Aは、図2に示すように前面の略中央に凹部2を有して、縦長の箱状に形成された装置本体1と、該装置本体1内に上下に所定間隔を有して前後方向に配設された二機のCCDカメラ3a、3bと、凹部2内を幅方向(矢印P方向)に搬送される被覆電線Dを検知する光電センサ4と、被覆電線Dの芯線Sの本数を計測すると共に、被覆電線Dについて被覆の剥離状態の良否を判定する、計測手段及び判定手段としてのパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)9とを備えている。
下方に位置する一方のCCDカメラ3aは、被覆電線Dの芯線Sの端面Tを撮像するものであり、上方に位置する他方のCCDカメラ3bは、被覆電線Dの芯線Sの側面を撮像するものである。一方のCCDカメラ3aのレンズ(図示せず)の前方に位置する凹部2の奥部側面5には、角孔6が形成されており、角孔6は透明のガラス板7により閉鎖されている。また、CCDカメラ3aのレンズは、被覆電線Dの撮像時に於いて、その芯線Sの端面Tと正対するように配置されている。ガラス板7の内側には、CCDカメラ3a
の撮像軸Xを囲むようにして照明部8が設けられている。この照明部8は、略環状に配置される多数のLED群からなっている。他方のCCDカメラ3bの前方位置には、その撮像軸Yに対して側面視約45°の角度で傾斜する反射鏡11が配置されている。前記凹部2の上部内面に形成された角孔(図示せず)は、透明のガラス板12により閉鎖されている。CCDカメラ3bの撮像軸Yは、反射鏡11及びガラス板12を介して撮像すべき被覆電線Dの側面に導かれるように構成されている。
また、光電センサ4は、装置本体1の一側面に所定間隔を有して配置される投光部4aと受光部4bとからなっている。尚、CCDカメラ3a、3bと照明部8とは、光電センサ4による被覆電線Dの検知信号に基づいて作動するように構成されている。即ち、被覆電線DがCCDカメラ3aの撮像軸X及びCCDカメラ3bの撮像軸Y付近を通過する際に、被覆電線Dに対して照明部8が発光されると共に、CCDカメラ3aにより被覆電線Dの端面Tが撮像され、同時にCCDカメラ3bにより被覆電線Dの側面が撮像される。
パソコン9は、CCDカメラ3aによる撮像画像から被覆電線Dの芯線Sの本数を計測すると共に、その計測結果及びCCDカメラ3bによる芯線Sの側面画像に基づいて剥離の良否を判定する。CCDカメラ3a、3bにより撮像された芯線Sの各画像と、パソコン9による判定結果等は、図3に示すようにモニタ10に表示される。また、パソコン9は、検査対象となる種々の被覆電線Dに関するデータベースを有しているが、これについては後述する。
本実施形態に係る被覆電線検査装置Aは、以上のように構成されている。かかる被覆電線検査装置Aは、例えば図4に示すような電線処理装置Bに組込んで使用される。この電線処理機Bは、中央側先端部を相互に接近させて、略同一線上に配置されるフロント側搬送ユニット30及びリア側搬送ユニット31と、各搬送ユニット30、31の先端部間に配設されるカッタユニット32と、被覆電線Dの芯線Sに端子を圧着する一対の端子圧着ユニット33とを備えている。被覆電線検査装置Aは、その凹部2がカッタユニット32側に配置されるように、各搬送ユニット30、31の側方に設けられる。
各搬送ユニット30、31の先端部には、夫々被覆電線Dを保持可能なクランプ機構34、35を有しており、フロント側搬送ユニット30内を移送されてくる被覆電線Dは、リア側搬送ユニット31のクランプ機構35に供給される。また、各搬送ユニット30、31は、モータ等により基端部側を中心に回転駆動される。
カッタユニット32は、中央に被覆電線Dを切断する切断刃36と、その両側に設けられる一対の剥離刃37とを備えており、剥離刃37により被覆電線Dの被覆が剥離される。
以上のような構成からなる電線処理機Bにあっては、次のようにして被覆電線Dの芯線Sに端子が圧着される。先ず、被覆電線Dはフロント側搬送ユニット30からリア側搬送ユニット31へと移送されて、この状態で各クランプ機構34、35により保持される。そして、カッタユニット32の切断刃36により被覆電線Dが切断される。次に、各搬送ユニット30、31は相互に逆方向に回転して停止し、剥離刃37によって各被覆電線Dの被覆が剥離される。
その後、更に各搬送ユニット30、31が略同時に回転し、図2の如く被覆電線検査装置Aの凹部2を横切るように搬送される。その際に、各被覆電線検査装置Aにより被覆電線Dの被覆の剥離状態が検査されることになる。このように、2本の被覆電線Dについて略同時に検査を行うようにしているので、この種の電線処理機Bに要求される高速性が損なわれることはない。
被覆電線Dの通過は光電センサ4により検知され、これに連動して被覆電線Dの芯線Sの端面TがCCDカメラ3aの撮像軸Xを略通過すると共に、芯線Sの側面がCCDカメラ3bの撮像軸Yを略通過する時点で、照明部8が発光すると共に、各CCDカメラ3a、3bにより芯線Sの端面T及び側面が夫々撮像される。これらの各撮像画像は、図3に示すように、モニタ10に表示される。左側上下がフロント側の画像で、右側上下がリア側の画像である。
芯線Sの端面画像に関しては、以下のような処理がなされる。図5に示すように、先ず撮像された画像はパソコン9に取込まれ(ステップ100)、予め設定された閾値に基づいて2値化処理がなされる(ステップ101)。この処理は、撮像された端面画像中、最も明るい部位を基準として所定以上の輝度を有する部分と、それ以下の部分とを2値画像に変換するものである。また、撮像画像については、その端面Tのエッジ部分が明確になるように所謂エッジ強調処理がなされる。かかるエッジ強調処理は必要に応じて行われるものであり、特に端面画像に問題がなければ省略される。
次に、パソコン9のデータベースから検査対象の被覆電線Dに関するデータが検索される。このデータは、電線種類、芯線全体の外径を示す導体径、芯線1本の外径を示す芯線外径d、芯線本数等を内容とするものである。ここでは、データ中の芯線外径dと芯線本数とが利用される。
2値化処理により抽出された芯線Sの端面画像中に、芯線外径dに合致する円形画像があるかどうかがサーチされる(ステップ102、ステップ103)。この場合、芯線外径dの−10%〜+5%の範囲内にあれば、芯線1本として計数されることになり(ステップ104)、芯線外径dに合致する円形画像がなくなるまで、このサーチが繰返し行われる(ステップ103)。但し、芯線1本として計数される円形画像の範囲は適宜変更が可能であり、上記−10%〜+5%の範囲内に限定されるものではない。その結果、芯線本数に欠落が認められる場合は、被覆の剥離状態は不適正であるとして、その被覆電線Dは不良品と判定される(ステップ108)。
一方、CCDカメラ3aによる芯線Sの側面画像に関しては、以下のような処理がなされる。先ず、撮像された芯線Sの側面画像はパソコン9に取込まれ、端面画像の処理の場合と同様にしてエッジ強調処理がなされる。その後、パソコン9のデータベースから検査対象の被覆電線Dに関するデータに基づいて、芯線Sの剥離状態の良否が判定される。尚、側面画像の判定に関しては、図6及び図7に示すような複数の不良パターンが予め登録されており、これらに該当する場合は不良品と判定される。以下、この不良パターンについて説明する。
図6(a)に示すのは、芯線Sのばらけに関するものであり、芯線Sの先端部に於ける芯線群の幅Wが計測され、これと根元部に於ける芯線群の幅Wとの差が予め設定されている閾値以上である場合は不良とされる。同図(b)に示すのは、芯線Sの引き抜けに関するものであり、長短芯線Sの先端部間に於ける直線度αが計測され、これが閾値以上である場合は不良とされる。同図(c)に示すのは、芯線Sの曲がりに関するものであり、芯線Sの先端部の直線度βが計測され、これが閾値以上である場合は不良とされる。同図(d)に示すのは、芯線Sの切断に関するものであり、計測された芯線群の幅Wが閾値以下である場合は不良とされる。これは、上記した芯線Sの端面Tによる判定を補完することになる。
また、図7(a)及び(b)に示すのは、剥離長さの長短に関するものであり、剥離長さLが閾値の範囲内にない場合は不良とされる。同図(c)に示すのは、剥離刃37が芯線Sまで切断してしまった場合であり、芯線群の幅Wを計測できなかった時は不良とされる。同図(d)に示すのは、剥離刃37が被覆電線Dの被覆を剥離しなかった場合であり、同様に芯線群の幅Wを計測できなかった時は不良とされる。
以上の端面T及び側面双方からの検査により(ステップ106)、何れも良品であると判定された場合は(ステップ107)、搬送ユニット30、31が回転して被覆電線Dは各端子圧着ユニット33に搬送され、被覆電線Dの芯線部分に端子が圧着される。これに対して、何れか一方に於いて不良品であると判定された場合は(ステップ108)、例えば搬送ユニット30、31により外部に排出されることになる。
以上で説明したように、本実施形態に係る被覆電線検査装置Aは、各CCDカメラ3a、3bにより被覆が剥離された芯線Sの端面Tと側面との両面を撮像し、これらの両画像に基づいて被覆の剥離の良否をパソコン9により判定するために、その判定がより的確に行えることになる。
また、被覆電線検査装置Aは、CCDカメラ3aにより撮像された被覆電線Dの端面画像から芯線Sの本数を計測して、芯線Sの欠落の有無を検出するものであるために、より正確に且つ確実にその検出を行うことができる。これにより、被覆が剥離された被覆電線端部の良否を的確に検査することが可能になる。
更に、芯線Sに曲がりやばらけ等が生じているような場合は、芯線Sの円形画像の外径が小さく撮像されるために、これが前記許容範囲から外れていれば、芯線Sの欠落として検出されることになる。即ち、芯線本数を計測することにより、芯線Sが単に切断している場合だけではなく、芯線Sに不当な曲がりやばらけ等が生じているような場合にも、芯線Sの欠落として検出することができる。よって、芯線Sに生じている不良の種類の如何を問わず、不良品を未然に排除することが可能になる。これにより、その後に行われる端子圧着工程に於いて、被覆の剥離切断不良による不良ハーネスの発生を適切に防止することができる。
また、芯線Sの外径に関してその良否を判定することができるために、不当に外径が変形した芯線Sを有するような被覆電線Dも未然に排除することが可能である。
更に、本実施形態に係る被覆電線検査装置Aでは、反射鏡11をCCDカメラ3bの前方位置に配置することにより、両CCDカメラ3a、3bを上下に配することが可能になる。これにより、装置本体1を縦長形状に形成することできるために、さほどスペースを取らずに既存の電線処理機Bにも簡単に組込むことができる。また、被覆電線Dの搬送方向のコンパクト化が図れるために、電線処理機Bによる一連の処理を迅速に且つ効率良く行うことが可能になる。更に、被覆電線検査装置Aは全体の構成が非常に簡易であるために、その製作も容易に且つ安価に行えるという実用的な利点もある。
尚、本発明に係る被覆電線検査装置Aは、必ずしも上記実施形態のような電線処理機Bに組込む必要はない。例えば、被覆電線Dの被覆を剥離切断するだけの装置に組込んだり、検査専用機として単品で使用することも可能である。
また、第1及び第2撮像手段としてCCDカメラ3a、3bは、上記実施形態のように平面視に於いて重なるように上下に配設しなくてもよい。要は、被覆電線Dの長手方向と直交する方向にCCDカメラ3a、3bが配設されればよい。更に、各撮像手段はCCDカメラ3a、3bである必要はない。
また、上記実施形態では、パソコン9に計測手段及び判定手段としての機能を備えさせているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、計測手段と判定手段とを別装置で構成してもよい。
更に、上記実施形態に於いては、CCDカメラ3aによる撮像画像から被覆電線Dの芯線数を計測するようにしているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、例えば前記特許文献2に開示されたものと同様に、芯線Sの端面Tの全面積を計測するようにしても構わない。
また、上記実施形態では、CCDカメラ3a、3bを上下に配設すると共に、CCDカメラ3bの前方位置に反射鏡11を配置して、その撮像軸Yを撮像すべき被覆電線Dの側面に導くようにしている。しかるに、本発明はこれに限定されず、例えばCCDカメラ3bの撮像部が、少なくとも撮像時に於いて被覆電線Dの側面と正対するように、CCDカメラ3bを下向きに配置してもよい。これによると、反射鏡11を省略することができる。
更に、上記実施形態に於ける各搬送ユニット30、31は、基端部を中心として回転するように構成しているが、必ずしもこのように構成する必要はない。例えば、各搬送ユニット30、31を水平方向にスライド移動するように構成して、被覆電線Dの搬送を行っても構わない。
また、上記実施形態では、芯線Sの外径が同一である被覆電線Dについて説明したが、本発明に係る被覆電線検査装置A及び電線処理機Bは、一部外径が異なる芯線Sを有する被覆電線Dについても適用可能である。
その他、被覆電線検査装置Aや電線処理機Bの各部の具体的な構成も、本発明の意図する範囲内に於いて任意に設計変更自在である。
3a、3b CCDカメラ(第1、第2撮像手段)
9 パソコン(判定手段)
30、31 搬送ユニット
32 カッタユニット
33 端子圧着ユニット
A 被覆電線検査装置
B 電線処理機
D 被覆電線
S 芯線
T 端面

Claims (6)

  1. 被覆が剥離された被覆電線の端部の状態を検査する被覆電線検査装置であって、
    被覆が剥離された芯線の端面を撮像する第1撮像手段と、
    被覆が剥離された芯線の側面を撮像する第2撮像手段と、
    前記各撮像手段により撮像された画像に基づいて前記剥離の良否を判定する判定手段とを備えてなることを特徴とする被覆電線検査装置。
  2. 前記第1撮像手段による撮像画像から前記芯線の本数を計測する計測手段を更に備え、前記判定手段は、前記計測手段により計測された芯線の本数が予め定められた所定の本数と一致するか否かに基づいて前記剥離の良否を判定する請求項1記載の被覆電線検査装置。
  3. 前記計測手段による芯線の本数の計測は、前記第1撮像手段による撮像画像から抽出される端面形状の外径と、予め前記判定手段が備える前記芯線の端面形状の外径に関するデータとを対比して行われる請求項2記載の被覆電線検査装置。
  4. 前記第1撮像手段と第2撮像手段とが前記被覆電線の長手方向と直交する方向に配設されると共に、前記第2撮像手段の撮像軸を撮像すべき前記芯線の側面に導くべく、前記第2撮像手段の前方位置には反射鏡が配設され、しかも前記第1撮像手段の撮像部は、少なくとも撮像時に前記芯線の端面と正対するように配置されている請求項1〜3の何れか一つに記載の被覆電線検査装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一つに記載の被覆電線検査装置と、
    被覆電線を保持しつつ搬送する搬送ユニットと、
    前記被覆電線を切断すると共に、その被覆を剥離するカッタユニットと、
    前記被覆電線の芯線に端子を圧着する端子圧着ユニットとを備えてなることを特徴とする電線処理機。
  6. 前記第1撮像手段と第2撮像手段とが並ぶ方向が、前記被覆電線が搬送される方向と直交する請求項5記載の電線処理機。
JP2009263767A 2009-11-19 2009-11-19 被覆電線検査装置及びこれを備えた電線処理機 Active JP5302858B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009263767A JP5302858B2 (ja) 2009-11-19 2009-11-19 被覆電線検査装置及びこれを備えた電線処理機
CN2010105565880A CN102072911B (zh) 2009-11-19 2010-11-18 包覆电线检查装置以及具备该装置的电线处理机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009263767A JP5302858B2 (ja) 2009-11-19 2009-11-19 被覆電線検査装置及びこれを備えた電線処理機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011107016A JP2011107016A (ja) 2011-06-02
JP5302858B2 true JP5302858B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=44031535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009263767A Active JP5302858B2 (ja) 2009-11-19 2009-11-19 被覆電線検査装置及びこれを備えた電線処理機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5302858B2 (ja)
CN (1) CN102072911B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102556989B1 (ko) * 2022-01-20 2023-07-19 주식회사 대운메탈 사용편의성이 향상되어 사용자가 로컬영역에서 바로 폐전선 탈피작업을 수행할 수 있는 동시에 이에 따른 탄소감축 실적이 자동으로 기록되는 폐전선 자동탈피기 제어방법

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102661715A (zh) * 2012-06-08 2012-09-12 苏州富鑫林光电科技有限公司 Ccd式的间隙测量系统及方法
CN103151119B (zh) * 2013-03-25 2016-01-13 株洲兆能机电科技有限公司 一种绕组线生产时绕组线表面质量观察方法及辅助装置
CN104457652A (zh) * 2013-09-25 2015-03-25 珠海格力电器股份有限公司 端子压接质量检测装置、方法及端子压接系统
CN103726371B (zh) * 2014-01-03 2016-03-30 陈洁 一种线缆上皮装置
CN104316538A (zh) * 2014-11-07 2015-01-28 北京凯瑞德图像技术有限责任公司 一种电缆包覆流程中闪缝检测方法及装置
CN104953515A (zh) * 2015-07-08 2015-09-30 安庆市德创机电产品设计有限公司 一种半自动剥线机的线皮回收组件
JP6276734B2 (ja) * 2015-07-22 2018-02-07 矢崎総業株式会社 検査装置及び検査方法
JP2017198489A (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 住友電装株式会社 電線の露出芯線部の検査装置
CN106017233A (zh) * 2016-05-13 2016-10-12 重庆大学 一种单刀剥离导爆索的进刀曲线控制技术
CN107255996B (zh) * 2017-07-04 2019-07-26 上海应用技术大学 一种自动线束包覆控制装置及其自动控制方法
EP3611493A1 (de) * 2018-08-13 2020-02-19 Komax Holding Ag Überprüfungsvorrichtung zum überprüfen einer kabelspitze eines kabels und verfahren zum reinigen
CN111257321B (zh) * 2018-11-30 2023-07-28 泰科电子(上海)有限公司 线缆检测设备
CN109687354B (zh) * 2018-12-28 2020-10-02 合肥汇优科技有限公司 电力系统架空线路绝缘导线剥皮器的芯线检测和调刀方法
CN111174705B (zh) * 2019-12-04 2022-04-22 广州市德力达智能设备有限公司 线缆裁剥质量监控装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57198850A (en) * 1981-06-01 1982-12-06 Hitachi Ltd Monitoring method for state or exfoliation of insulation coating of electric wire
JPS61161404A (ja) * 1985-01-10 1986-07-22 Shin Meiwa Ind Co Ltd 端子圧着電線の端子圧着部検査装置
JPH0635621Y2 (ja) * 1988-12-27 1994-09-14 新明和工業株式会社 電線の端末処理状態検査装置
JP2624054B2 (ja) * 1991-09-19 1997-06-25 住友電装株式会社 電線皮剥ぎ状態検査方法
JPH07103718A (ja) * 1993-10-07 1995-04-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd コイル状物体寸法検出装置
JP3538701B2 (ja) * 1999-02-10 2004-06-14 住友電装株式会社 端子圧着状態検査装置およびそれを備えた端子圧着装置
JP3935048B2 (ja) * 2002-11-01 2007-06-20 新明和工業株式会社 被覆電線検査装置
JP2005106776A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Mitsubishi Cable Ind Ltd ケーブル横断面寸法測定方法及びその測定装置
JP4438534B2 (ja) * 2004-07-02 2010-03-24 住友電装株式会社 成形品検査装置及び成形品検査方法
JP4535061B2 (ja) * 2006-12-07 2010-09-01 住友電気工業株式会社 ケーブルの素線の配列周期把握方法、及びケーブルの形状状態測定方法、これに用いるケーブルの形状状態測定システム、ケーブルの形状状態測定プログラム
CN101566584A (zh) * 2008-04-25 2009-10-28 北京中视中科光电技术有限公司 一种光纤端面检测仪

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102556989B1 (ko) * 2022-01-20 2023-07-19 주식회사 대운메탈 사용편의성이 향상되어 사용자가 로컬영역에서 바로 폐전선 탈피작업을 수행할 수 있는 동시에 이에 따른 탄소감축 실적이 자동으로 기록되는 폐전선 자동탈피기 제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
CN102072911B (zh) 2012-11-21
CN102072911A (zh) 2011-05-25
JP2011107016A (ja) 2011-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5302858B2 (ja) 被覆電線検査装置及びこれを備えた電線処理機
JP5460527B2 (ja) 被覆電線検査装置およびそれを備えた電線処理機
JP5824984B2 (ja) 太陽電池セル検査装置
JP5660810B2 (ja) 部品実装機の吸着ノズル検査装置
JPH0579824A (ja) 電線皮剥ぎ状態検査方法
JP2009293999A (ja) 木材欠陥検出装置
US9911666B2 (en) Apparatus and method for inspecting a semiconductor package
CN111033243A (zh) 外观检查装置及外观检查方法
JP2002022671A (ja) 円筒内壁面検査装置および検査方法
JP2010025566A (ja) 電極用素材の異物検出装置
JP2002257736A (ja) ハニカム構造体の端面検査方法及び装置
JPH05272939A (ja) 圧着端子画像処理検査における照明方法及び画像処理方法
JP2009042093A (ja) 電子部品検査装置および電子部品検査方法
JP3935048B2 (ja) 被覆電線検査装置
JP5356202B2 (ja) 被覆電線検査装置及びこれを備えた電線処理機
JP2010266366A (ja) 画像の特徴抽出方法並びに工具欠陥検査方法と工具欠陥検査装置
JP2008101926A (ja) 金属パターンを有する基板の検査方法及び検査装置
JP6202739B2 (ja) 基板の飛散半田ボール検査方法
JPH11111784A (ja) バンプ高さ良否判定装置
JP2017009469A (ja) 端子圧着不良検出装置
JP2006284308A (ja) 半導体装置の外観検査方法
JP2014225712A (ja) 部品実装機の吸着ノズル検査装置
JP5011991B2 (ja) リードフレームの検査方法及びその装置
EP4318556A1 (en) Inspection method, conductive member, and inspection device
TWI639829B (zh) 太陽能電池的檢測方法與檢測系統

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130621

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5302858

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250