JP2017196942A - 車両のバッテリ搭載構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】高電圧ハーネスの保護性能に優れた車両のバッテリ搭載構造を提供することを目的とする。【解決手段】骨格部材2の間に掛け渡されたフロアパネル16が設けられ、バッテリパック15は、複数の単電池からなるバッテリモジュール17を複数有するとともに、複数のバッテリモジュール17がフロアパネル16に沿いかつ車両の幅方向に向けて配列され、車両の幅方向に並んでいるバッテリモジュール17同士の間に所定の間隔があけられるとともに、間隔があいている箇所に、ハーネス26が配置された収容部28が設けられ、収容部28は、車両の幅方向での両側に位置する一対の側壁部28aを有し、少なくとも一方の側壁部28aは、車両の幅方向に向けた直線Lについて垂直な基準面Pに対して傾斜している。【選択図】図2

Description

この発明は、車両のバッテリ搭載構造に関し、特に、車両が走行するための電力を蓄電し、また放電するバッテリを搭載するための構造に関する。
フロアパネルの下側に複数のバッテリを配置した構造が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された構造では、複数のバッテリを垂直方向に積層した第1のバッテリユニットと、複数のバッテリを車両横断方向に積層した第2のバッテリユニットとが設けられている。第1バッテリユニットは、車両の前後方向でのほぼ中央部でかつ車幅方向での中心部に所定の間隔をあけた左右両側に車両の前後方向に沿って複数個配置されている。第2バッテリユニットは、第1バッテリユニットより車両の前後方向で後ろ側に、バッテリの積層方向を車幅方向に向けて配置されている。そして、これらのバッテリユニットに接続されたハーネスが、車幅方向において第1バッテリユニット同士の間に形成されたスペースを通って第1バッテリユニットより車両前方側に引き出されている。
国際公開第2010/098271号
特許文献1に記載されている上記の第1バッテリユニットおよび第2バッテリユニットや制御ユニットならびにハーネスなどは、板の上に矩形枠を形成したバッテリ搭載フレームに載せられ、その状態で車体のサイドシルの間でかつフロアパネルの下側に搭載されている。サイドシルは車体のフロア側における骨格部材であり、側面衝突などによる横からの荷重が掛かった場合に、その荷重を受けて車体の変形を抑えるように機能する。しかしながら、車体は変形により衝突エネルギを吸収するように構成されているから、サイドシルが車幅方向に変形することがある。その場合、特許文献1に記載された搭載構造では、サイドシルに押されてバッテリ搭載フレームが変形するとともに、その上に載せられている第1バッテリユニットが車幅方向に移動する可能性がある。この第1バッテリユニット同士の間にハーネスが通されているので、第1バッテリユニットが車幅方向に移動すると、ハーネスが第1バッテリユニット同士によって挟み付けられて圧壊し、破損する可能性がある。このような不都合は、特許文献1に記載された搭載構造に限らず、車幅方向にバッテリを並べて搭載し、かつそれらのバッテリ同士の間に車両の前後方向に向けてハーネスを通した構造で共通して生じる。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、車幅方向に並べて配置されたバッテリモジュールの間のスペースを有効利用してハーネスを配置するとともに、車幅方向に大きい荷重が掛かった場合にハーネスの損傷を防止もしくは抑制することのできる車両のバッテリ搭載構造を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、車両の左右両側に車両の前後方向に向けて配置された骨格部材の間に前記車両の走行のための動力源となるバッテリパックが配置された車両のバッテリ搭載構造において、前記骨格部材の間に掛け渡されたフロアパネルが設けられ、前記バッテリパックは、複数の単電池からなるバッテリモジュールを複数有するとともに、複数の前記バッテリモジュールが前記フロアパネルに沿いかつ前記車両の幅方向に向けて配列され、前記車両の幅方向に並んでいるバッテリモジュール同士の間に所定の間隔があけられるとともに、前記間隔があいている箇所に、ハーネスが配置された収容部が設けられ、前記収容部は、前記車両の幅方向での両側に位置する一対の側壁部を有し、前記一対の側壁部のうちの少なくとも一方の側壁部は、前記車両の幅方向に向けた直線について垂直な基準面に対して傾斜していることを特徴とするものである。
この発明によれば、側面衝突などにより車両の幅方向に大きい荷重が作用した場合、骨格部材の変形に伴ってバッテリモジュールが車両の幅方向に移動することがある。車両の幅方向に移動するバッテリモジュールによって収容部が車両の幅方向に変形すると、収容部を形成している側壁部の間にハーネスが挟み込まれる。その場合、少なくとも一方の側壁部がいわゆる傾斜壁となっているので、その傾斜壁からハーネスに作用する荷重は、斜め上向きもしくは斜め下向きの荷重となり、ハーネスを収容部から押し出す方向に分力が作用する。すなわち、ハーネスを側壁部同士の間に挟み付ける荷重が、側壁部に作用する車両の幅方向の荷重に対して減じられる。そのため、この発明によれば、ハーネスの損傷を防止もしくは抑制することができる。
この発明の実施例における車両の一例を模式的に示す図である。 図1のII−II線に沿う部分断面図である。 そのバッテリモジュールの一つを一部省略して示す斜視図である。 この発明の他の実施例を示す部分断面図であって、図2と同様の部分断面図である。 低電圧ハーネスをサイドシルとバッテリパックとの間に配置した例を示す部分断面図である。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は、この発明を適用した車両1を底面側から見た構造を概略的に示しており、矢印FRは車両1の前後方向での前方側を示し、矢印LHは車幅方向での左側を示している。この車両1の骨格は以下のとおりである。車幅方向での左右両側のそれぞれに車両1の前後方向に向けたサイドシル(ロッカと称されることもある)2,2が設けられており、これらのサイドシル2,2の前端部(車両の前後方向での前側の端部)同士がダッシュボードクロスメンバもしくはフロントクロスメンバ(以下、単にフロントクロスと称することがある)3によって連結されている。なお、サイドシル2,2がこの発明の実施例における骨格部材に相当している。フロントクロス3における左右対称となる位置に前方に向けて延びた一対のフロントサイドメンバ4,4が取り付けられている。そのフロントサイドメンバ4,4のそれぞれによって、図示しないサスペンションを介して前輪5,5が支持されている。
図1に示す車両1では前輪5,5が操舵輪であると同時に駆動輪になっており、車両1の前方側に形成されているフロントコンパートメント6内に前輪5,5を駆動する走行装置7が設けられている。走行装置7は、車両1が走行するための駆動力を出力する装置であり、エンジンやモータなどの動力装置および変速機などの動力伝達装置を備えている。また、フロントコンパートメント6内には、DC/DCコンバータ8が配置されている。走行装置7がモータを含む場合には、DC/DCコンバータ8と走行装置7とは電気的に接続されている。
サイドシル2,2の後端部(車両の前後方向での後ろ側の端部)のそれぞれには、車両1の後方に延びたリヤサイドメンバ9,9が一体化されており、そのリヤサイドメンバ9,9のそれぞれによって、図示しないサスペンションを介して後輪10,10が支持されている。これらの後輪10,10も駆動輪となっており、車両1の後方側に形成されているリヤコンパートメント11内に後輪10,10を駆動するモータ12が配置されている。モータ12は例えば同期電動機であり、このモータ12を制御するためのインバータ13がモータ12と共にリヤコンパートメント11内に配置されている。リヤサイドメンバ9,9の基端部(サイドシル2,2側の端部)の間にリヤクロスメンバ(以下、単にリヤクロスと称することがある)14が配置されて、リヤサイドメンバ9,9同士がこのリヤクロス14によって連結されている。
前述した一対のサイドシル2,2ならびにフロントクロス3およびリヤクロス14によって矩形状の枠部が構成されており、この枠部の内部にバッテリパック15が搭載されている。バッテリパック15は、フロアパネルの上面側あるいは下面側のいずれに配置されていてもよく、以下の説明では、図2に部分断面図として示すように、フロアパネル16の下面側にフロアパネル16に沿って設けられている例について説明する。バッテリパック15は、複数の単セルを積層してバッテリモジュール17とし、複数(図1の例では10個)のバッテリモジュール17を直方体状のケース18に収納し、かつそれらのバッテリモジュール17を直列もしくは並列に適宜に接続するとともに電力を外部に取り出すことができるように構成されている。図1に示す例では、10個のバッテリモジュール17は、車幅方向および前後方向のそれぞれに所定の間隔をあけて互いに平行に、かつ前後方向で5行、幅方向で2列のマトリックス状に配列されている。
フロアパネル16は、左右両側のサイドシル2,2に掛け渡した状態で配置されてこれらのサイドシル2,2に固定されてサイドシル2,2の間の部分を覆っている。また、サイドシル2,2の長手方向(車両1の前後方向)でのほぼ中央部を挟んだ前後両側に一対のフロアクロスリーンフォースメント(以下、単にフロアクロスと記す)19が所定の間隔をあけて互いに平行に配置されている。フロアクロス19は車両1の車幅方向に向けて配置された補強部材であり、押し出し成形もしくはプレス成形されたハット形断面(もしくはカップ形断面)をなし、その開口端側をフロアパネル16に密着させて閉じた状態にフロアパネル16の下面に取り付けられ、さらに長手方向の両端部がサイドシル2,2に固定されている。これらのフロアクロス19の間隔は、車両1の前後方向における前述したバッテリモジュール17の幅より幾分大きい間隔である。フロアクロス19同士の間にバッテリモジュール17を配置するためである。
ここで、上記のバッテリモジュール17の構成について説明する。図3は、バッテリモジュール17の一例を示す斜視図である。図3では、矢印FR方向が車両前後方向のうちの前方向を、矢印LH方向が車幅方向のうちの左方向を、矢印UP方向が車両上下方向のうちの上方向をそれぞれ示している。図3に示すようにバッテリモジュール17は、平板形状の複数の単セル(単電池)20を積層したバッテリスタック21と、そのバッテリスタック21の積層方向での両端部に配置された一対のエンドプレート22と、バッテリスタック21を上下両側から挟みかつ長手方向の両端部がエンドプレート22にそれぞれボルト23によって連結された一対のテンションプレート24とを備えている。単セル20は固体電解質を使用したいわゆる全固体電池であって、ボルト23を締め込むことにより前記一対のエンドプレート22によって強固に密着させられている。なお、図3における符号25は端子を示している。
バッテリパック15における各バッテリモジュール17とDC/DCコンバータ8、およびDC/DCコンバータ8とモータ12もしくはインバータ13とが高電圧ハーネス26によって電気的に接続されている。また、低電圧ハーネス27によって各バッテリモジュール17ならびにDC/DCコンバータ8およびインバータ13が電気的に接続されている。図1に示す構造では、高電圧ハーネス26は、車幅方向での中央部でかつ各バッテリモジュール17の間に、車両1の前後方向に向けて配置されている。これに対して低電圧ハーネス27は、車幅方向での両側でサイドシル2に沿った位置に配置されている。これらのハーネス26,27の配置状態を図2に模式的に示してある。
バッテリパック15におけるケース18の上蓋のうち、車幅方向での中央部でかつバッテリモジュール17の間に対応する部分は、フロアパネル16の下面側もしくはフロアクロス19の下面側に窪んでいて、その窪んでいる箇所はバッテリパック15の前後両端部に到る凹溝状をなしており、この凹溝状の部分が高電圧ハーネス26の収容部28となっている。したがって、収容部28は車幅方向における左右両側の側壁部28aによって区画された凹部であって、その側壁部28aは車幅方向に向けた直線Lに垂直な基準面Pに対して所定の角度θで交差する傾斜面とされている。図2に示す例では、左右両方の側壁部28aが傾斜面となっており、これらの側壁部28aは、収容部28の底部側での間隔が狭く、開口側(上側)での間隔が広いいわゆる上広がりの傾斜面とされている。そして、収容部28に配置されている高電圧ハーネス26の上側にスペースがあいている。なお、この発明の実施例では、左右いずれか一方の側壁部28aのみが傾斜面とされ、他方の側壁部28aは前記基準面Pに一致する垂直面であってもよい。
一方、低電圧ハーネス27は図2に示す例では、サイドシル2,2の内部に配置されている。サイドシル2,2は、押し出し成形材あるいは板金加工材であって剛性を維持しつつ軽量化するために中空構造とされており、その内部に左右方向(車幅方向)での補強を兼ねた板状の仕切り部2aが設けられている。低電圧ハーネス27は、その仕切り部2aに載せた状態でサイドシル2,2の内部に配置されている。なお、低電圧ハーネス27は、サイドシル2,2の車両1の前後方向での端部から引き出されてDC/DCコンバータ8やインバータ13に接続されている。なお、これらの接続を行うための結線部を適宜に設けてもよい。また、サイドシル2,2の内部には、DC/DCコンバータ8やインバータ13を冷却するための冷却媒体(例えば水)を流通させる冷却配管を、低電圧ハーネス27と併せて配置してもよい。
ここで、サイドシル2,2に対するバッテリパック15の締結構造について簡単に説明すると、バッテリパック15におけるケース18の左右両側部には、サイドシル2,2の下側に延び出ているフランジ部18aが一体化して設けられている。このフランジ部18aは中空構造であって、サイドシル2,2に対して溶接やボルト止めなどの適宜の手段で固定されている。
上述した図1および図2に示すバッテリ搭載構造では、側面衝突などによってサイドシル2,2に対して大きい荷重が掛かると、サイドシル2,2が車幅方向に変形して衝撃を緩和するとともに、バッテリモジュール17が車幅方向の荷重を受けてケース18などを介して他のバッテリモジュール17などに荷重を分散して伝達する。すなわち、バッテリモジュール17が車幅方向の荷重を受けて分散させる補強部材もしくは強度部材として機能する。その場合、バッテリモジュール17が車幅方向に移動し、高電圧ハーネス26の収容部28を車幅方向に変形させることがある。このような変形は、収容部28における各側壁部28aが互いに接近して収容部28の幅が狭くなる変形であり、側壁部28aが高電圧ハーネス26を車幅方向に押すことになる。
その側壁部28aは前述したように傾斜しているから、側壁部28aは高電圧ハーネス26を車幅方向だけでなく上方向にも押す。そのため、側壁部28aによって押圧された高電圧ハーネス26は上側に逃げるとともに、高電圧ハーネス26を側壁部28a同士の間に挟み付ける力が側壁部28aに掛かる車幅方向の荷重より小さくなる。その結果、側面衝突などによって車幅方向に大きい荷重が作用したとしても、高電圧ハーネス26が押し潰されたり、損傷する可能性が低くなる。言い換えれば、高電圧ハーネス26の保護性能を向上させることができる。
また、上述したバッテリ搭載構造では、高電圧ハーネス26と低電圧ハーネス27とが離れて配置されており、さらに高電圧ハーネス26がフロアパネル16とバッテリパック15のケース18との間に収容された状態になるので、高電圧ハーネス26から発生する電磁波を特別な遮蔽部材を設けることなく遮蔽でき、また低電圧ハーネス27に対するノイズを低減できる。またさらに、図1および図2に示す構造では、バッテリモジュール17同士の間やサイドシル2,2の内部などのスペースを利用してハーネス26,27を配置するので、バッテリパック15や車両1の小型軽量化に有利になり、またバッテリパック15の大容量化に有利になる。
図1に示す例は、前後の四輪を駆動する四輪駆動車の例であり、その構成から前記モータ12やインバータ13を取り除くことにより二輪駆動車として構成することができる。すなわち、バッテリパック15やその搭載構造を特には変更することなく、四輪駆動車および二輪駆動車として構成することができ、四輪駆動車と二輪駆動車とに共通して使用できるので、車両1の低コスト化を図ることができる。そして、サイドシル2,2側に設けた低電圧ハーネス27や冷却配管は破損によるダメージが少ない部品であり、これらの部品が側面衝突などによる大きい荷重で破損した場合、その破損に伴ってエネルギを吸収し、車両1に対する衝撃が緩和される。すなわち、車両1の全体としてダメージを抑制しつつ衝撃を低減できる。
図4はこの発明の他の実施例を示し、前述した図2と同様の部分断面図である。ここに示す例は、収容部28がバッテリパック15の下部に形成されている例である。具体的に説明すると、バッテリパック15におけるケース18の底板のうち、車幅方向での中央部でかつバッテリモジュール17の間に対応する部分は、ケース18の内側に向けて凸となっている。バッテリパック15の下面側から見た場合には、上側に窪んでいる。その凸となっている部分(窪んでいる箇所)は、車両1の下側から見た場合、バッテリパック15の前後両端部に到る凹溝状をなしており、この凹溝状の部分が高電圧ハーネス26の収容部28となっている。したがって、収容部28は車幅方向における左右両側の側壁部28aによって区画された凹部であって、その側壁部28aは図2に示す例と同様に、車幅方向に向けた直線に垂直な基準面P対して所定の角度で交差する傾斜面とされている。なお、傾斜方向は図2の例とは反対になっている。
図4に示す例では、左右両方の側壁部28aが傾斜面となっており、これらの側壁部28aは、収容部28の底部側(図4での上側)での間隔が狭く、開口側(図4での下側)での間隔が広いいわゆる下広がりの傾斜面とされている。凹溝状の収容部28の開口端(バッテリパック15の下面)には、その開口端を閉じるように補強材29が取り付けられている。その補強材29はハット形断面もしくはカップ形断面をなしていて、バッテリパック15の内側に向けて窪んでいる収容部28と共に、車両1の前後方向に長い閉じた断面形状の中空部を形成している。したがって、これら収容部28と補強材29とによって、ケース18の車両1の前後方向における剛性が高められている。そして、収容部28の内部で高電圧ハーネス26と補強材29との間、すなわち高電圧ハーネス26の下側に所定のスペースがあいている。なお、図4に示すように構成した場合であっても、左右いずれか一方の側壁部28aのみが傾斜面とされ、他方の側壁部28aは前記基準面Pに一致する垂直面であってもよい。
なお、この発明は、高電圧ハーネス26が車幅方向での中央部に形成されかつ傾斜面である側壁部28aを有する収容部28に配置されていればよく、低電圧ハーネス27は必ずしも骨格部材であるサイドシル2,2の内部に配置されていなくてもよい。例えば図5に示すように、サイドシル2,2とバッテリパック15の側面との間にスペースを設け、そのスペースに低電圧ハーネス27を通してもよい。また、この発明では、バッテリパックをフロアパネルの上側に配置してもよい。
1…車両、 2…サイドシル(ロッカ)、 8…DC/DCコンバータ、 12…モータ、 13…インバータ、 15…バッテリパック、 16…フロアパネル、 17…バッテリモジュール、 18…ケース、 26…高電圧ハーネス、 27…低電圧ハーネス、 28…収容部、 28a…側壁部、 L…(車幅方向の)直線、 P…基準面。

Claims (1)

  1. 車両の左右両側に車両の前後方向に向けて配置された骨格部材の間に前記車両の走行のための動力源となるバッテリパックが配置された車両のバッテリ搭載構造において、
    前記骨格部材の間に掛け渡されたフロアパネルが設けられ、
    前記バッテリパックは、複数の単電池からなるバッテリモジュールを複数有するとともに、複数の前記バッテリモジュールが前記フロアパネルに沿いかつ前記車両の幅方向に向けて配列され、
    前記車両の幅方向に並んでいるバッテリモジュール同士の間に所定の間隔があけられるとともに、前記間隔があいている箇所に、ハーネスが配置された収容部が設けられ、
    前記収容部は、前記車両の幅方向での両側に位置する一対の側壁部を有し、
    前記一対の側壁部のうちの少なくとも一方の側壁部は、前記車両の幅方向に向けた直線について垂直な基準面に対して傾斜している
    ことを特徴とする車両のバッテリ搭載構造。
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