JP2017196910A - 液体噴射装置 - Google Patents
液体噴射装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017196910A JP2017196910A JP2017134406A JP2017134406A JP2017196910A JP 2017196910 A JP2017196910 A JP 2017196910A JP 2017134406 A JP2017134406 A JP 2017134406A JP 2017134406 A JP2017134406 A JP 2017134406A JP 2017196910 A JP2017196910 A JP 2017196910A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- liquid ejecting
- cap member
- discharge tube
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】プリンタは、インクジェットヘッドのインク噴射性能が低下したときにその性能を回復させるキャップ装置などを有している。キャップ装置は、インクジェットヘッドのインク噴射面に密着可能なキャップ部材12と、2つの固定部材65、66を有し、キャップ部材12を下方から支持するキャップホルダ60と、キャップ部材12に一端が接続された2本の排出チューブ80、81などを備えている。そして、2本の排出チューブ80、81は、キャップホルダ60の2つの固定部材65、66によって接続部分とは異なる部分が固定されている。
【選択図】図6
Description
図1は、本実施形態に係るプリンタの概略構成を示す平面図である。図1に示すように、プリンタ1は、一方向に沿って往復移動可能に構成されたキャリッジ2と、このキャリッジ2に搭載されたインクジェットヘッド3(液体噴射ヘッド)及びサブタンク4a〜4dと、記録用紙Pを紙送り方向に搬送する搬送機構5と、インクを貯留するインクカートリッジ6a〜6dと、インクジェットヘッド3のインク噴射性能が低下したときにその性能を回復させるキャップ装置7などを備えている。
インクジェットヘッド3は、圧電式のアクチュエータと、複数のノズル35及び4つのサブタンク4a〜4dから供給されたインクを複数のノズル35に送るインク流路が形成された流路ユニットとからなる。そして、インクジェットヘッド3は、圧電式のアクチュエータにより、4つのサブタンク4a〜4dから流路ユニットのインク流路内に供給されたインクを複数のノズル35から噴射させる。複数のノズル35は、インクジェットヘッド3の下面から開口し、紙送り方向に複数並べて配置されてノズル列を形成しているとともに、このノズル列が走査方向に4列配列されている。このインクジェットヘッド3の下面が、複数のノズル35がそれぞれ開口するインク噴射面38(図5(a)参照)となっており、ノズル列ごとに、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクが噴射される。
次に、キャップ装置7について説明する。図2は、キャップ装置の斜視図である。図3は、キャップ装置の側面図である。なお、以下においては、走査方向に沿った図2の左方を左方とし、図2の右方を右方とし、紙送り方向に沿った図2の上方(紙送り方向上流側)を前方とし、図2の下方(紙送り方向下流側)を後方として説明する。また、図3においては、図2に示す駆動モータ42の図示を省略している。キャップ装置7は、インクジェットヘッド3のノズル35から強制的にインクを排出させる吸引パージを行って、インクジェットヘッド3のインク噴射性能を回復させるものである。
まず、キャップ部材12について説明する。図4は、キャップホルダを上方から見た斜視図である。図5(a)は、図4のA−A線断面図であり、図5(b)は、図4のB−B線断面図である。図4及び図5(a)、(b)に示すように、キャップ部材12は、ゴムなどの弾性部材からなり、一体成型された、矩形状の底壁50と、底壁50の縁に沿って立設した環状のリップ51と、底壁50から立設し、環状のリップ51と底壁50とから構成される凹部の内部空間を2つに仕切る仕切り板52と、を有している。
次に、キャップホルダ60について説明する。図6は、キャップホルダを下方から見た斜視図である。図4〜図6に示すように、キャップホルダ60は、キャップ部材12よりも硬質な合成樹脂などの部材からなり、紙送り方向両端部が上方に立設したコの字状をしており、その凹みにキャップ部材12が載置されて下方から保持されている。また、キャップホルダ60は、バネ68(図7(a)参照)を介してキャップリフトホルダ69に支持されている。このキャップリフトホルダ69は、キャップ駆動機構40の後述するキャップスライドカム41に対して傾動可能に連結されている。キャップホルダ60の、平面視で、キャップ部材12の底壁50の貫通孔55と重なる位置には下方に突出する突出部61と突出部61の軸芯を貫通する接続孔63が形成されており、且つ、キャップ部材12の底壁50の貫通孔56と重なる位置には下方に突出する突出部62と突出部62の軸芯を貫通する接続孔64が形成されている。
次に、キャップ駆動機構40について説明する。図7は、キャップ部材の離接動作について説明する図であり、(a)はキャップ部材が退避位置にあるときであり、(b)はキャップ部材がキャッピング位置にあるときである。図2及び図3に示すように、キャップ駆動機構40は、紙送り方向に移動可能であり、その移動によってキャップホルダ60を昇降駆動するキャップスライドカム41(スライド部材)と、キャップスライドカム41を紙送り方向に移動させる駆動モータ42(駆動手段)などを有している。
次に、キャップ部材12のインクジェットヘッド3のインク噴射面38に対する離接動作について説明する。図7(a)に示すように、吸引パージを開始する前には、キャップスライドカム41は紙送り方向の前方端部に位置している。このとき、キャップリフトホルダ69の下面はキャップスライドカム41の水平面41cに接触して降下した状態となっており、キャップ部材12はインクジェットヘッド3のインク噴射面38から離接した退避位置に位置する。
次に、切換手段15について説明する。図8は、図3を下方から見た底面図である。なお、図8においては、図3に示す2本の排出チューブ80、81を2点鎖線で示している。図3及び図8に示すように、切換手段15は、吸引ポンプ14の接続先をキャップ部材12のブラックインク用の凹部57の内部空間53とカラーインク用の凹部58の内部空間54に選択的に切り換えるものであり、キャップスライドカム41を挟んでキャップリフトホルダ69の下方に配置されている。
次に、2本の排出チューブ80、81のキャップホルダ60から切換手段15までの引き回しの構成について説明する。図6に示すように、排出チューブ80の一端は、ブラックインク用の凹部57に形成された貫通孔55と連通するキャップホルダ60の接続孔63に接続されている。そして、一端が接続孔63に接続され、鉛直方向に延在する排出チューブ80は、後方に曲げられて、固定部材65の2つの側壁65a、65bの間に引き回され、2つの側壁65a、65bに挟まれた状態で第1突起65cによって下方から固定される。すなわち、排出チューブ80の2つの側壁65a、65bに挟まれた部分では、走査方向に関する変位が拘束されるとともに、下方への変位が拘束される。これにより、排出チューブ80が、キャップホルダ60との接続部近傍において固定部材65により固定されるため、自重により下方にたれてキャップスライドカム41に接触するのを防止することができる。
次に、吸引パージについて説明する。まず、キャリッジ2をメンテナンス位置に移動させて、インクジェットヘッド3のインク噴射面38をキャップ部材12と対向させた状態で、駆動モータ42によりピニオンギヤ44を駆動して、キャップスライドカム41を退避位置からキャッピング位置に移動させる。すると、キャップ部材12がインクジェットヘッド3のインク噴射面38に密着してノズル35を覆う。
3 インクジェットヘッド
12 キャップ部材
38 インク噴射面
50 底壁
51 リップ
53、54 凹部
60 キャップホルダ
65、66 固定部
80、81 排出チューブ
Claims (8)
- ノズルが形成された液体噴射面を有する液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射面に対向可能な凹部を有するキャップ部材と、
前記キャップ部材の前記液体噴射ヘッドと反対側から前記キャップ部材を支持するキャップホルダと、
前記キャップ部材の前記凹部内に連通し、前記キャップホルダの前記キャップ部材と反対側に位置する排出チューブと、
前記凹部が前記ノズルを覆うキャッピング位置と、前記キャッピング位置よりも前記キャップ部材が前記液体噴射面から離間する離間位置とに前記キャップ部材を位置付けるように、前記キャップ部材と前記キャップホルダを一体的に移動させるキャップ移動機構と、を備え、
前記キャップホルダは、
前記キャップ部材の前記液体噴射ヘッドと反対側に位置する支持部と、
前記支持部の前記キャップ部材と反対側に立設し、互いに間隔をあけて配置される第1壁および第2壁と、
前記第1壁の先端に設けられ、前記第2壁に向かって延在する突起と、を有し、
前記排出チューブは、前記第1壁と前記第2壁の間で且つ前記突起と前記支持部の間に位置することを特徴とする液体噴射装置。 - 前記排出チューブは、
前記キャップホルダから前記キャップ部材と反対側に離れる方向に延在する第1チューブ部と、前記第1チューブ部に繋がり、前記液体噴射面と平行な方向に沿って前記キャップホルダの外側へ延在する第2チューブ部と、を有し、
前記第2チューブ部が、前記第1壁と前記第2壁の間で且つ前記突起と前記支持部の間に位置することを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。 - 駆動手段と、
前記キャップホルダの前記キャップ部材と反対側に配置され、前記駆動手段により前記液体噴射面と平行な方向に沿ってスライドさせられるスライド部材と、
を備え、
前記排出チューブが、前記キャップホルダと前記スライド部材の間に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の液体噴射装置。 - 前記液体噴射ヘッドを搭載し、前記液体噴射面と平行な方向である走査方向に往復移動
可能なキャリッジを更に備え、
前記第1壁と前記第2壁は、前記走査方向に並んで配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体噴射装置。 - 前記液体噴射ヘッドには、前記液体噴射面と平行な方向である配列方向に前記ノズルが複数並んで設けられ、
前記第1壁と第2壁は、前記支持部の前記配列方向における端から立設されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体噴射装置。 - 前記液体噴射ヘッドには、前記液体噴射面と平行な方向である配列方向に前記ノズルが複数並んで設けられ、
前記第1チューブ部は、前記配列方向において前記第2チューブ部よりも前記支持部の中央側に対応する位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射装置。 - 前記キャップホルダは、前記スライド部材に傾動可能に連結されていることを特徴とする請求項3に記載の液体噴射装置
- 前記第1壁と前記第2壁が並ぶ方向と、前記スライド部材がスライドさせられる方向とは、互いに交差することを特徴とする請求項3に記載の液体噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017134406A JP6432648B2 (ja) | 2017-07-10 | 2017-07-10 | 液体噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017134406A JP6432648B2 (ja) | 2017-07-10 | 2017-07-10 | 液体噴射装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016009506A Division JP6172590B2 (ja) | 2016-01-21 | 2016-01-21 | 液体噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017196910A true JP2017196910A (ja) | 2017-11-02 |
JP6432648B2 JP6432648B2 (ja) | 2018-12-05 |
Family
ID=60237172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017134406A Active JP6432648B2 (ja) | 2017-07-10 | 2017-07-10 | 液体噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6432648B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999061250A1 (en) * | 1998-05-28 | 1999-12-02 | Citizen Watch Co., Ltd. | Ink jet printer provided with maintenance system |
US6402293B1 (en) * | 2000-06-16 | 2002-06-11 | Xerox Corp. | Vacuum accumulator and ink manifold |
JP2002355982A (ja) * | 2001-05-31 | 2002-12-10 | Olympus Optical Co Ltd | インクジェットプリンタの回復装置 |
JP2008221836A (ja) * | 2007-02-13 | 2008-09-25 | Brother Ind Ltd | 吐出ヘッドのキャップ装置および回復装置 |
JP2008221837A (ja) * | 2007-02-13 | 2008-09-25 | Brother Ind Ltd | 吐出ヘッドの回復装置及び回復方法 |
JP2009034990A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-02-19 | Canon Inc | インクジェット記録装置 |
-
2017
- 2017-07-10 JP JP2017134406A patent/JP6432648B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999061250A1 (en) * | 1998-05-28 | 1999-12-02 | Citizen Watch Co., Ltd. | Ink jet printer provided with maintenance system |
US6402293B1 (en) * | 2000-06-16 | 2002-06-11 | Xerox Corp. | Vacuum accumulator and ink manifold |
JP2002355982A (ja) * | 2001-05-31 | 2002-12-10 | Olympus Optical Co Ltd | インクジェットプリンタの回復装置 |
JP2008221836A (ja) * | 2007-02-13 | 2008-09-25 | Brother Ind Ltd | 吐出ヘッドのキャップ装置および回復装置 |
JP2008221837A (ja) * | 2007-02-13 | 2008-09-25 | Brother Ind Ltd | 吐出ヘッドの回復装置及び回復方法 |
JP2009034990A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-02-19 | Canon Inc | インクジェット記録装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6432648B2 (ja) | 2018-12-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10137689B2 (en) | Liquid ejecting device | |
JP4577510B2 (ja) | 記録装置 | |
US10086614B2 (en) | Cap device and liquid jetting apparatus provided with the same | |
JP2009143071A (ja) | 液体吐出装置 | |
JP4905309B2 (ja) | 液滴噴射装置 | |
JP7314541B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
EP2781358B1 (en) | Image recording apparatus | |
JP5043610B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6606984B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び画像形成装置 | |
JP6172590B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP5874786B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP6432648B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2017065180A (ja) | 液体吐出装置 | |
JP6583238B2 (ja) | 記録ヘッド及びそれを備えたヘッドクリーニング機構並びにインクジェット記録装置 | |
CN100430233C (zh) | 记录装置和液体喷射装置 | |
JP2012176531A (ja) | 液滴噴射装置 | |
JP2005262773A (ja) | 液体噴射装置および液体噴射装置のヘッド走査制御方法 | |
JP4687087B2 (ja) | インクジェット式記録装置 | |
US20230311514A1 (en) | Liquid discharging apparatus | |
JP6296377B2 (ja) | 液体カートリッジ | |
JP2006240039A (ja) | 送液装置及びインクジェット記録装置 | |
JP4867868B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
JP2019025709A (ja) | ヘッドクリーニング機構及びそれを備えたインクジェット記録装置 | |
JP2018094786A (ja) | 記録ヘッドの回復システム及びそれを備えたインクジェット記録装置、並びに記録ヘッドの回復方法 | |
JP2005053186A (ja) | 液体噴射装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170803 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180522 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180529 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180724 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181009 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181022 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6432648 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |