JP2017195712A - 振動波モータ及び振動波モータが搭載された光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユニット全体を小型化した振動波モータを提供する。【解決手段】印加される高周波電圧により振動する振動子100と、振動子100が固定される振動子基台102と、該振動子基台102を保持する枠部材105と、振動子基台102と枠部材105とを連結するための連結手段121とを有し、振動により振動子100と振動子100と摩擦接触する摺動部材115とが相対移動する振動波モータ3であって、連結手段121は、1つの転動部材106と磁力部材107とにより構成され、振動子基台102と枠部材105とは、転動部材106を介して磁力部材107が発生する磁力により付勢されることを特徴とする。【選択図】 図2

Description

本発明は、振動波モータに関する。
従来、超音波モータでは、高周波電圧の印加により周期的に振動する振動子を摺動部材に加圧し接触させることで摺動部材を駆動していた。特許文献1において、振動子は保持される枠部材に対して、加圧される方向には自由に相対的に可動であり、摺動部材と隙間なく接触され、相対移動方向には付勢されると共にガタなく連結される構成となっている。
特開2015−126692号公報
しかしながら、特許文献1においては、上記連結の手段を構成する付勢部材に金属板バネが用いられているため、ユニットの小型化に伴い金属板バネも同時に小型化されると、付勢部材が所望の付勢力を発生するための弾性変位領域を確保することが困難となる。そのため付勢力が不足する、もしくは付勢部材が少ない変位量で塑性変形するのでガタの吸収領域がきわめて少なくなる。このため、従来の金属板バネを用いた付勢手段では、連結手段をさらに小型化することが困難であった。
本発明の目的は、ユニット全体を小型化した振動波モータを提供することである。
上記の目的を達成するために本発明における振動波モータは、印加される高周波電圧により振動する振動子と、前記振動子が固定される振動子基台と、該振動子基台を保持する枠部材と、前記振動子基台と前記枠部材とを前記連結するための連結手段とを有し、前記振動により前記振動子と前記振動子と摩擦接触する摺動部材とが相対移動する振動波モータであって、前記連結手段は、1つの転動部材と磁力部材とにより構成され、前記振動子基台と前記枠部材とは、前記転動部材を介して前記磁力部材が発生する磁力により付勢されることを特徴とする。
本発明によれば、ユニット全体を小型化した振動波モータを提供することができる。
本発明の振動波モータ3のY軸方向の断面図である。 (A)本発明の振動波モータ3のX軸方向の断面図である。(B)拡大図である。 (A)従来の構成の連結手段を示す分解斜視図である。(B)本発明の連結手段121を示す分解斜視図である。 (A)〜(C)本発明の振動子100と振動子基台102との相対的動作を示す図である。 (A)、(B)本発明の振動波モータ3の実施例1及び実施例2を示す図である。 本発明の振動波モータ3を光学機器のレンズ鏡筒2に適用した適用例を示す断面図である。
以下、図1から図4を参照して、本発明の実施形態の振動波モータ3(超音波モータ)について説明する。まず初めに本発明の概要を説明する。本発明においては、省スペース化により一方向の長さが確保できないような場合でも、連結手段121の構成に磁力を用いることにより、幅と厚さの積である体積空間(スペース)が確保されれば付勢力を得ることができる。また、磁力を発生する部材と磁性部材との距離を一定に保つことにより安定した付勢力が得られ、弾性変形の心配もない。
以下に、本発明の実施形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図面において同一部分は同一符号で示されている。また、振動波モータ3の振動子100の移動方向をX軸方向、振動子100が加圧される加圧方向をZ軸方向とし、X軸方向及びZ軸方向共に直交する方向をY軸方向と定義する。図1は、本発明の実施形態を示す振動波モータ3の要部断面図(移動方向に対して直角方向における断面図)であり、図2(A)は、本発明の実施形態を表す振動波モータ3の移動方向における要部断面図である。図2(B)は、後述の連結手段121を構成する部分の拡大図である。また、本実施形態は直動型(リニア型)の振動波モータ3を例に説明するが、該振動波モータ3は、回転型やその他のタイプへの応用も可能である。
振動波モータ3は、振動板101を備えている。振動板101は振動子100を保持する振動子基台102に対して接着などにより固定される。この振動子基台102は枠形状に構成されると共に、振動板101の厚さよりも厚い樹脂又は金属で構成される。
また、振動板101には圧電素子103が接着剤などにより固着されている。圧電素子103は高周波電圧が印加されると、振動板101が長手方向と短手方向のそれぞれの方向で共振を起こすように設定されている。なお、振動板101と圧電素子103とで振動子100を構成する。振動子100は高周波電圧が印加されることで超音波領域の周波数の振動を起こすように構成されている。
その結果、図2(A)に示すように、振動板101に形成された圧接部101aの先端が楕円運動を起こす。圧電素子103に印加する高周波電圧の周波数や位相を変えることで、回転方向や楕円比を適宜変化させて所望の動きを発生させることができる。これにより相手部品である摺動部材としてのスライダ115と摩擦接触することにより相対的に移動させる駆動力を発生させ、振動子100を矢印Xに示す相対移動方向(図1において紙面垂直方向、図2(A)において左右方向)に駆動することが可能となる。なお、この相対移動方向は後述する振動波モータ3が組み込まれる鏡筒においては、光軸OL方向に相当する。スライダ115は、後述するユニット支持部材117に締結手段(ネジ)によって固定されている。なお、本実施形態では振動子100が移動してスライダ115が移動しない構成であるが、振動子100が移動せずスライダ115が移動する構成でもよい。また、スライダ115を振動波モータ3の構成要件に含まず、振動波モータ3以外の部材の一部を摺動部材として用いてもよい。
図2(A)及び図2(B)において、枠部材105は、振動子100が固定された振動子基台102と連結手段121によって連結される。図2(A)において転動部材である円筒形のローラ106は、振動板101の圧接部101aの位置より外側である場所の片側1か所に設けられている。すなわち、振動子100の移動方向の1か所にローラ106が設けられている。
図2(B)における破線の円で囲われた図は、連結手段121の拡大断面図である。枠部材105には下方に延設された延設部105aが形成され、振動子基台102の連結部102bと延設部105aとの間に磁力部材107を構成する磁石107aと磁性部材である2つの磁性板金107b1、107b2及びローラ106が組み込まれる。所定の磁力を有する磁石107aは、一方である右側の磁性板金107b1と共に振動子基台102の連結部102bに固定される。そして、他方である左側の磁性板金107b2は枠部材105の延設部105aに固定される。この時、磁石107aと左側の磁性板金107b2との間に発生する磁力により、振動子基台102と枠部材105とは、ローラ106を挟持して図2(A)の左右方向に連結され、加圧方向Zには移動自在である。このように、ローラ106及び磁力部材107により、本発明の連結手段121が構成される。
このときの磁力は、後述する振動子100の加圧方向Zに対して直交する方向(相対移動方向と等しい方向)に印加される。以上のように構成することで、相対移動方向にはガタの発生が無く、加圧方向Z(図2(A)において上下方向)には、ローラ106の作用により摺動抵抗が殆ど発生しない連結手段121を実現することができる。この時、磁石107aの付勢力は、枠部材105及び後述する被駆動部(図6におけるフォーカスレンズ保持枠15及びフォーカスレンズG2)の作動開始時及び停止時に発生する加減速による慣性力よりも大きくなるように設定される。この設定により振動子基台102及び振動子100と枠部材105とは、駆動時の慣性力による移動方向の相対変位が発生せず安定した駆動制御を実現することができる。
加圧板108は、後述の可撓性を有する弾性部材109を挟んで、圧電素子103を押圧保持するように構成されている。加圧バネ110は、バネ保持部材111及びバネ地板112との間に組み込まれ、加圧バネユニットとして構成される。この時、バネ保持部材111の先端に設けられた大径部111aは、バネ地板112の嵌合部112aに遊嵌の状態で組み込まれるので、組み込み後は加圧バネ110のバネ力に抗してユニット状態を維持できる。
バネ地板112の外径部には、円周方向の数か所にバヨネット突部112bが形成されている。このバヨネット突部112bは組み込み状態において、枠部材105に形成されたバヨネット係合部105cにより加圧方向Zの位置が規定される。この時、バネ保持部材111の先端に設けられた押圧部111bは、加圧バネ110の付勢力により加圧板108及び弾性部材109を介して振動子100をスライダ115に押圧する。よって、振動子100とスライダ115とが摩擦接触することが可能となる。なお、加圧バネ110、バネ保持部材111、バネ地板112により加圧手段120が構成される。
ガイド部の一部を構成する移動板113は、枠部材105の当接部105bに接着やネジ止めで固定されている。移動板113には、枠部材105を光軸方向にガイドする複数のV字型の断面を有する溝部113aが形成されており、この溝部113aにボール114が配置されている。カバープレート116は、ユニット支持部材117にネジにより固定される。
カバープレート116も前述のガイド部の一部を構成しており、カバープレート116には移動板113の溝部113aに対向する位置にV字型の断面を有する溝部116aが設けられており、溝部113aと溝部116aとによってボール114が挟持される。このような構成によって、枠部材105を移動方向(図1において紙面垂直方向、図2(A)において左右方向)に沿って進退可能に支持することを可能としている。以上の構成により本発明の実施形態の直動型の振動波モータ3が完成する。
図3(A)は、従来技術における振動子200の連結手段の構成を示す分解斜視図であり、図3(B)は、本発明の振動子100の連結手段121の構成を示す分解斜視図である。従来技術の構成の場合、振動子基台202を枠部材205へ相対移動方向に付勢するために板バネ207が用いられ、2つのローラ206a、206bが必要とされる。板バネ207は、振動子基台202へ不図示の接着手段などにより固定され、連結部202aを端として、ローラ206aを介して枠部材205を図3(A)のX軸マイナス方向へ付勢する。そして、枠部材205は、図3(A)の紙面右側においてローラ206bを介して、振動子基台202の連結部202bへ付勢される。この時、付勢による振動子基台202の可動規制は、本発明の構成と同様のものである。
ここで、振動波モータ3は、後述する光学機器の鏡筒部等に組み込まれる都合上、図3(A)におけるY軸方向にはスペースの制限がある。従来技術の構成において、Y軸方向の寸法を短くすると、板バネ207の梁の長さLが短くなるため、付勢力を得る弾性変位領域を確保することが困難となる。つまり、従来技術の構成ではY軸方向の寸法を短くすることは非常に困難である。
一方、図3(B)に示す本発明の連結手段121の構成において、磁石107aが発生する磁力は、厚さとなるX軸方向の寸法と幅となるZ軸方向の寸法とYの軸方向の寸法との積である体積により決定される。すなわち、図3(A)におけるY軸方向の寸法が短い場合においても、上記体積を得ることができれば、本発明の要件を満たす付勢力を得ることが可能である。また、図3(B)において、磁石107aとローラ106とは常に接する構成となっており、その距離が一定であるため安定した付勢力を得ることができる。このような構成から、振動子100を枠部材105に対して加圧方向Zに相対的に可動かつ相対移動方向にガタがなく連結するための連結手段121を小型化することが実現でき、ユニット全体を小型化した振動波モータ3を提供することができる。
次に図4(A)〜(C)を用いて、本発明の連結手段121で実現される、振動子100を含む振動子基台102と枠部材105との相対的動作について説明する。各図における破線の円で囲われた図は、連結手段121の拡大断面図を示す。図4(A)は、ローラ106がローラ106の左端の接触点106aで枠部材105側の磁性板金107b2と接し、同様に右端の接触点106bで磁石107aのZ軸方向のほぼ中央部と接している状態を示している。そして、X軸方向と平行な破線で示された基準線300上に振動板101の二つの圧接部101aが位置する、いわゆる通常状態における振動子基台102と枠部材105との位置関係が示されている。
図4(B)は、振動子基台102が枠部材105に対して相対的にZ軸方向の下方向に下がった状態を示している。すなわち、通常状態よりも下がった状態つまり、振動板101の二つの圧接部101aが基準線300よりも下がっている。この時、ローラ106は時計回りに回転し、振動子基台102及び枠部材105との左右の接触点106a、106bは、ローラ106の円周上をそれぞれ逆方向に移り変わる。このようにして、紙面左右方向にガタがない状態を保ちながら摺動抵抗の少ない上下方向の相対的動作が可能になっている。また、振動板101と振動子基台102とが、枠部材105に対して相対的に上がる動作においても、ローラ106が逆回転することで、同様の動作が可能である。
図4(C)は、振動子基台102が枠部材105に対して相対的に時計回りに回動した状態を示している。この時、ローラ106は回転せず、振動子基台102側との接触点106bがZ軸方向の下方向へと移り変わる。このようにして、紙面左右方向にガタがない状態を保ちながら摺動抵抗の少ない回動方向の相対的動作が可能になっている。また、振動子基台102が枠部材105に対して相対的に反時計に回る動作においても、接触点が逆方向である上方向へと移り変わることで同様の動作が可能である。
なお、振動子100の二つの圧接部101aがスライダ115に接触する2つの接触点を結ぶ直線を軸に、振動子100とそれに接続する振動子基台102が回動することをローリングと呼ぶ。このローリングを防止するために、相対移動方向に直行する方向に振動子基台102と枠部材105とが接触又は摺動する摺動ガイド(不図示)を設けてもよい。この摺動ガイドは、壁の形状をしており、振動子基台102と枠部材105との関係がずれないようにガイドする役割を有する。
以上説明したように、枠部材105と振動子100が固定された振動子基台102との連結をローラ106及び磁石107a、磁性板金107b1、107b2を介して行う構成とした。これにより相対移動方向にガタなく摺動抵抗の少ない連結手段121を狭いスペースに配置することが可能になっている。
(実施例1)
図5(A)を用いて、本発明の実施例1について説明する。実施例1では、磁石107aが極の中心301を有するように分極しており、磁性金属で形成されているローラ106は、磁力による付勢力と垂直な方向において、安定位置である磁石107aの極の中心301に位置している。この安定位置を中心とする一定の近傍領域(安定領域)において、ローラ106は、紙面上下方向に大きな規制を受けることなく安定して自由に転動することができる。この時、前述の振動板101の楕円運動の加圧方向Zへの変位量は、この安定領域に対して十分に小さいため、磁力は転動抵抗にならない。
さらに磁力による付勢力がローラ106の中心を通るので、振動子基台102を回転させるようなモーメントは発生しにくい。すなわち、磁力による付勢力は、ローラ106を中立位置に定在させようとする力として働き、ローラ106を極の中心301に位置決めすることができる。そして、定在させようとする力は、枠部材105と振動子基台102との抜け止めの作用として機能する。また、磁力部材107による磁力線303は、磁石107aの両脇を磁性板金107b1、107b2が挟むことにより閉磁路として形成される。よって、磁力部材107の外側への磁力の影響を抑えることができる。
(実施例2)
次に、図5(B)は、本発明の実施例2を示す。ローラ106は、付勢力と垂直な方向の前記以外のもう1つの安定位置である磁石107aの極の中心302に位置している。この安定位置を中心とする一定の近傍領域(安定領域)において、ローラ106は、前述と同様に紙面上下に大きな規制をうけることなく安定して自由に転動することができる。このように、磁石107aの分極状態に応じてローラ106の位置決めをすることがでる。また、実施例2においても同様に、磁石107aは磁性板金107b1、107b2によって挟まれ閉磁路が形成されているため、磁力部材107の外側への磁力の影響を抑えることができる。
(適用例)
図6は、本発明の振動波モータ3を光学機器であるレンズ鏡筒2に搭載した場合の適用例における断面図を示す。本適用例では、レンズ鏡筒2がカメラ本体1に対して交換可能な交換レンズである場合として説明する。なお、レンズ鏡筒2はほぼ軸対称の形状であるため、レンズ鏡筒2の上側半分のみが示されている。また、図6では、レンズ鏡筒2がカメラ本体1に着脱可能な構成であるが、光学機器である撮像装置が振動波モータ3を内蔵した構成でもよい。
カメラ本体1には、レンズ鏡筒2が着脱自在に取り付けられ、カメラ本体1内には撮像素子1aが設けられている。マウント11は、フランジ部及びレンズ鏡筒2をカメラ本体1に取り付けるためのバヨネット部を有している。固定筒12は、マウント11のフランジ部と当接し、不図示のビスによってマウント11を固定している。固定筒12には、第1のレンズG1を保持する前鏡筒13と第3のレンズG3を保持する後鏡筒14とが固定されている。
フォーカスレンズG2は、フォーカスレンズ保持枠15により保持されている。フォーカスレンズ保持枠15は、振動波モータ3の出力部(不図示)に接続されると共に、前鏡筒13と後鏡筒14とに保持された公知のガイドバー16によって直進移動可能となっている。振動波モータ3のユニット支持部材117には、フランジ部が形成されており(不図示)、後鏡筒14にビスにて固定されている。
上記のような構成で、振動波モータ3の駆動部である振動子100が駆動されると、振動波モータ3の駆動力は、駆動力伝達部104を介してフォーカスレンズ保持枠15に伝達される。フォーカスレンズ保持枠15は、振動子100の駆動力によって、ガイドバー16上を直線移動する。なお、振動波モータ3は、フォーカスレンズを移動するために用いられるだけではなく、ズームレンズや像振れ補正レンズを移動するために用いられてもよい。
以上、本発明の実施形態及び実施例に関わる振動波モータ3及びそれを組み込んだ光学機器に関してその適用例を詳述したが、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく様々な形態をとることができる。
2 レンズ鏡筒(光学機器)
3 振動波モータ
100 振動子
102 振動子基台
105 枠部材
106 ローラ(転動部材)
107 磁力部材
107a 磁石
107b1、107b2 磁性板金(磁性部材)
115 スライダ(摺動部材)
120 加圧手段
121 連結手段
303 磁力線

Claims (11)

  1. 印加される高周波電圧により振動する振動子と、
    前記振動子が固定される振動子基台と、
    該振動子基台を保持する枠部材と、
    前記振動子基台と前記枠部材とを連結するための連結手段とを有し、
    前記振動により前記振動子と前記振動子と摩擦接触する摺動部材とが相対移動する振動波モータであって、
    前記連結手段は、1つの転動部材と磁力部材とにより構成され、前記振動子基台と前記枠部材とは、前記転動部材を介して前記磁力部材が発生する磁力により付勢されることを特徴とする振動波モータ。
  2. 前記転動部材と前記磁力部材とは、前記相対移動の方向に沿って配置されることを特徴とする、請求項1に記載の振動波モータ。
  3. 前記磁力部材は、磁石と二つの磁性部材から構成され、一方の磁性部材が前記振動子基台に、他方の磁性部材が前記枠部材に備えられており、前記連結手段は、前記転動部材を前記磁石と前記一方の磁性部材とにより挟持し、前記振動子基台と前記枠部材とを連結することを特徴とする、請求項1又は2に記載の振動波モータ。
  4. 前記転動部材は磁性金属であり、前記磁力部材は、その分極状態により前記転動部材を前記相対移動の方向と垂直な方向に位置決めすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の振動波モータ。
  5. 前記振動子基台と前記枠部材との間には、摺動ガイドが設けられていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の振動波モータ。
  6. 前記転動部材には、前記磁力部材が発生する磁力の中立位置に定在しようとする力が生じ、前記力は前記振動子基台と前記枠部材との抜け止めの作用となることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の振動波モータ。
  7. 前記転動部材は磁性金属であり、前記磁力部材が発生する磁力による付勢力を強めることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の振動波モータ。
  8. 前記磁力部材が発生する磁力線は、前記連結手段を構成する部材の間で閉じられていることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の振動波モータ。
  9. 前記振動子を前記摺動部材に対して加圧する加圧手段をさらに有することを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の振動波モータ。
  10. 前記振動波モータは、超音波領域の周波数の振動をする超音波モータであることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の振動波モータ。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の振動波モータが搭載された光学機器。
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