JP6429516B2 - 超音波モータ - Google Patents

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Description

本発明は、振動子に楕円振動を発生させ、振動子に加圧接触する被駆動体を駆動する超音波モータに関する。
従来から無音動作、低速から高速までの駆動が可能、高トルク出力などの特徴をいかして、例えば、カメラやレンズの駆動源として超音波モータが採用されている。特許文献1に開示された超音波モータは、回転軸を有する円環状の被駆動体と複数の振動子とから構成され、振動子は被駆動体に加圧された摩擦接触状態で、円環状の被駆動体上に所定の間隔を隔てて配置される。その摩擦接触状態で上記振動子に超音波振動が励起されると、振動子の被駆動体と接している部分に楕円運動が生じ、被駆動体が回転軸を中心に回転駆動される。上記振動子の被駆動体への加圧力は、振動子の中央付近に設定された振動の節にあたる中立軸付近において振動子を、ホルダ部材、押圧部材を介して板バネにより被駆動体へ付勢することで得られる。そして、その加圧力の調節は、上記板バネの固定部近傍に設けられたビスと調整ワッシャーによってなされる。
特開2006−158052号公報 特開2004−304887号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された上記超音波モータにおける上記振動子の保持機構は、構成部品が多く複雑であった。特に、超音波モータの駆動時に圧電素子からもれ出た振動によりホルダ部材や押圧部材から不快な異音が発生してしまう。また、振動子を被駆動体に対して安定した加圧状態で保持するために支持軸を振動子の中立軸付近に設ける必要があり、部品点数が多く、組立も複雑であった。また、大型の圧電素子を用いているためコストが高い構成となっていた。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、簡単な構成で駆動時に超音波振動のもれによる不快な異音を発生させずに振動子を被駆動体に対して安定した加圧状態で保持することが可能な超音波モータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の超音波モータは以下のような構成としている。
振動板と圧電素子からなる振動子と、振動子により駆動される被駆動体と、振動子を保持する保持手段と、保持手段を介して振動子を被駆動体に加圧する加圧手段とを備え、振動子に発生させる振動により被駆動体を駆動する超音波モータにおいて、振動子中央部に圧電素子が固定され、前記振動子の周辺部には保持手段に位置決めするための位置決め部が設けられ、振動子と保持手段との間には、前記振動子と前記保持手段とに接触して振動子の中央部から辺部の方向へ延在する緩衝部材が設けられ、加圧手段による加圧時の緩衝部材の変形量は、周辺部よりも中央部で大きくなっている
本発明によれば、簡単な構成で駆動時に超音波振動のもれによる不快な異音を発生させずに振動子を被駆動体に対して安定した加圧状態で保持することが可能な超音波モータを提供することができる。
本発明による超音波モータの全体を示す斜視図である。 本発明による超音波モータを分解した状態を示す斜視図である。 本発明による超音波モータの振動板と保持部材との連結状態を説明するための拡大斜視図である。 図3の各部材について分解した状態を示す斜視図である。 (A)は各部材を組込んだ状態を示し、相対駆動方向と加圧方向とに平行な拡大断面図であり、(B)は各部材を組込んだ状態を示し、(A)の断面に直交する拡大断面図である。 ロータが傾いた状態を示し、相対駆動方向と加圧方向とに平行な拡大断面図である。 本発明による超音波モータを有するレンズ鏡筒の断面図である。
[実施例]
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。なお、本実施例の超音波モータは、デジタルカメラのレンズ鏡筒の駆動用アクチュエータとしてユニット化した回転駆動型超音波モータを例に説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態である超音波モータ100を示す図である。図1は本発明による超音波モータ100の全体を示す斜視図であり、図2は図1の超音波モータ100を分解した状態を示す斜視図である。なお、それぞれの図において同一部材は同一符号で図示される。
101は被駆動体たるロータであり、後述する振動子が摩擦接触する円環形状の接触面101aを備える。102は、接触面101aに摩擦接触状態で加圧保持される振動板であり、103は、振動板102に接着剤などにより圧着された圧電素子である。そして、振動板102と圧電素子103が圧着された状態で、圧電素子103に電圧を印加することにより振動板102で楕円運動を発生させることができる。なお、振動子は振動板102と圧電素子103により構成される。そして、本実施例では3組の振動子でロータ101を回転駆動する。なお、図1においては、図の煩雑さを防ぐため3組のうち1組のみに符号を付す。104は、圧電素子103と後述する保持部材105の間に配置され、すなわち、振動子と保持部材105とにより挟持され、圧電素子103の振動を阻害せずに保持部材105に伝搬させないよう吸収する緩衝部材であり、フェルトにより構成される。105は、緩衝部材104を介して振動子を位置決めして保持する保持手段としての保持部材である。106はリング部材であり、保持部材105、および、後述する加圧軸107、板バネ108などを保持する。107は、リング部材106の穴部106aに受け入れられる加圧軸であり、接触面101aに垂直な方向にのみ進退移動可能に保持され、後述する板バネ108により緩衝部材104と保持部材105を介して振動子を付勢してロータ101の接触面101aへ加圧している。108は板バネであり、両端部を2本のビス109にてリング部材106へ固定され、加圧力を発生させる。そして、この加圧軸107と板バネ108は、本発明の加圧手段を構成している。以上のように、上述した各部材が組み立てられ、超音波モータとしてユニット化される。なお、実際のレンズ鏡筒などに組み込まれる際には、ロータ101をフォーカス機構やズーム機構に連結して駆動する。
次に、図3及び図4を用いて振動子保持構造の詳細について説明する。図3は、図1及び図2における振動板102と保持部材105との連結状態を説明するための拡大斜視図であり、ロータ101側からみた図である。図4は、図3の各部材について分解した状態を示す斜視図である。
図において振動板102の中央部102aには、2か所の突起部102bが形成される。突起部の上端面、すなわち、ロータ101の接触面101aと当接する2つの面は同一面で形成され、接触面との当接状態を良好にするため、製造時には研磨工程などにより均一な面に仕上げられる。
一方、中央部102aの裏面側には圧電素子103が接着剤などにより圧着されている。この圧電素子103は複数の圧電素子膜を積層して一体化したものである。そして、この圧電素子103に接合されたフレキシブルプリント基板(不図示)などを介して、所望の交流電圧を圧電素子103に印加し、振動板102に2つの振動モードを励起する。このとき2つの振動モードの振動位相が所望の位相差となるように設定することで、突起部102bには、図3の矢印Rで示すような楕円運動が発生する。この楕円運動を図1及び図2に示すような3か所の振動子で発生させ、ロータ101の接触面101aに伝達することで、振動子とロータ101の間に相対駆動力を発生させ、ロータ101を回転駆動させることが可能となる。なお、上記圧電素子103の積層構造や振動モードに関する詳細は、特許文献2に記載されている内容と同様であるため、詳細な説明は省略する。
振動板102の両端には、腕部102cを介して周辺部102dが形成され接続されている。周辺部102dには位置決め用の穴部102eが形成され、保持部材105の軸部(位置決めピン)105cと位置決めされる。なお、本発明の構成において、穴部102eが位置決め部に対応している。腕部102cは、図のように中央部102aに対しては十分に細い形状となっており、中央部102aにおいて発生する振動を周辺部102dに伝達しにくい構成となっている。
圧電素子103の圧着面の裏側には緩衝部材104が配置され、振動板102の中央部102aに対応した中央部104aと、振動板102の周辺部102dに対応した周辺部104bとが一体で形成される。周辺部104bには、保持部材105の軸部105cと位置決めするための穴部104cが形成されている。
緩衝部材104の圧電素子103との当接面の裏側には保持部材105が配置され、保持部材105は、緩衝部材104の中央部104aに対応した中央部105aと緩衝部材104の周辺部104bに対応した周辺部105bとから形成され、それらは互いに異なる面高さで構成される。周辺部105bには軸部105cが形成され、軸部105cは、緩衝部材104の穴部104cと振動板102の周辺部102dの穴部102eとに収容されるようにされており、それらを位置決めしている。
ここで、保持部材105の中央部105aは、振動板102の裏面側に圧着された圧電素子103とフレキシブルプリント基板(不図示)との厚み分を考慮し、加圧方向のその面高さは周辺部105bより低く形成されている。しかしながら、中央部105aと周辺部105bとの面高さ差は、圧電素子103とフレキシブルプリント基板との厚み分より小さく設定されている。したがって、加圧手段による加圧時の緩衝部材104の加圧方向の変形量は中央部104aと周辺部104bでは異なり、中央部104aの方が大きくなるように設定している。これは、振動板102の加圧による周辺部102dの変形を避けるためと、緩衝部材104により不要な振動を吸収することで異音発生を抑制することとの両者を目的としている。
加圧軸107と板バネ108で発生する加圧力を保持部材105と、緩衝部材104と、圧電素子103と、振動板102とを介してロータ101へ伝達するため、振動板102の中央部102aでは、加圧力に応じた量だけ緩衝部材104が変形する。一方、振動板102の周辺部102dでは、緩衝部材104が中央部104aと同じ量だけ変形すると、振動板102の周辺部102dに加圧力に近い大きな力が発生してしまうため、強度の弱い腕部102c付近で変形が生じてしまう。したがって、振動板102の周辺部102dでは、加圧による変形が発生しない程度の緩衝部材104の小さな変形量となるように保持部材105の周辺部105bの面高さを設定している。このとき、振動板102の周辺部102dでは、振動板102と緩衝部材104が接触しないように構成することも考えられるが、そのような場合、振動板102からもれ出た振動が保持部材105の軸部を介して伝わることで異音発生の原因となってしまう。したがって、本発明では振動板102の周辺部102dでも振動板102と緩衝部材104が接触する構成、すなわち、振動板102の中央部102aから周辺部102dまで緩衝部材104が振動板102と保持部材105とに接触して延在する構成とし、振動を阻害せず振動吸収体として優れた特性を有する緩衝部材104にて、振動板102からもれ出た振動を吸収するようにしている。
図5(A)及び図5(B)は、各部材を組込んだ状態を示す拡大断面図で、3か所の振動子のうち1か所のみを拡大している。なお、残りの2か所についても同様の構成であるため説明は省略する。図5(A)は、図3における振動板102の2か所の突起部102bのほぼ中心を結ぶ線を含む面を切断面とした縦断面図である。図5(B)は、図5(A)の縦断面に直交し、2か所の突起部102b間のほぼ中間における横断面図である。
図5(A)において、110は、振動板102の2か所の突起部102b間のほぼ中間に位置し、ロータ101の接触面101aに直交する中心線である。また、図5(B)において、110は、突起部102bのほぼ中心に位置し、ロータ101の接触面101aに直交する中心線である。
振動板102の突起部102bの上端面はロータ101の接触面101aと当接し、摩擦接触状態にある。振動板102には、圧電素子103が接合される。圧電素子103と保持部材105の間には緩衝部材104が配置され、緩衝部材104の中央部104aの加圧時の寸法は図中Aで示される加圧時厚さを有する。また、周辺部104bにおいても、振動板102と保持部材105の間に緩衝部材が配置され、緩衝部材104の周辺部104bでの加圧時の寸法は図中Bで示される加圧時厚さを有する。そして、緩衝部材104の加圧が無い状態での厚みをCとすると、加圧された状態における中央部104aでの緩衝部材104の変形量Xcと周辺部104bでの緩衝部材104の変形量Xpとは以下の式(1)、(2)で表される。
Xc=C−A (1)
Xp=C−B (2)
そして、変形量Xc、Xpには以下の式(3)で表される大小関係を有している。
Xc>Xp (3)
このとき、変形量Xpは振動板102を変形させない程度の小さな量に設定することで、振動板102の変形防止と振動板102からもれ出る不要な振動の吸収の両者を実現することができる。
保持部材105の軸部105dがリング部材106の穴部106bに受け入れられ、板バネ108による加圧方向において保持部材105が進退移動可能な状態でリング部材106に対して位置決めされる。保持部材105の上側中央付近には、図中で示す円111を紙面奥行方向に押し出した円筒形状の一部の面で形成された凸部105eが設けられている。そして、この凸部105eには加圧軸107の下端平面部が接触している。したがって、図5(A)に示す保持部材105の縦断面においては、凸部105eと加圧軸107の接触は点接触となり、保持部材105は円111の中心を回転中心として図5(A)の左右に傾斜可能な構成となっていて、対向する軸部105が相対的に搖動変位可能とされている。なお、図5(B)に示す保持部材105の横断面においては、凸部105eが上述したように円筒面で形成されているため、凸部105eと加圧軸107の接触は線接触となり、図5(B)の左右に、すなわち、保持部材105の横断方向においては傾斜できない構成となっている。
加圧軸107は、リング部材106の中央付近に形成された穴部106aに受け入れられ、板ばね108による加圧方向にのみ進退移動可能に保持される。加圧軸107の上側の凸部に、板バネ108が変形した状態で、すなわち、加圧力を付加した状態で接触していて、中心軸110に沿う加圧方向に加圧軸107を付勢している。板バネ108は、その両端部をビス109によってリング部材106に固定される。そして、この板バネ108の変形による加圧力が、加圧軸107、保持部材105、緩衝部材104を介して、圧電素子103と一体化された振動板102へ伝達され、振動板102の突起部102bの上端面をロータ101の接触面101aに加圧することが可能となっている。なお、板バネ108は、形状を円弧に沿うような形とし、できるだけ長く薄い板材で形成し、バネ定数を小さくするようにしている。そうすることで、部品の誤差が生じた場合でも、調整することなく加圧力のばらつきを小さく抑えることが可能となる。
図6は、図5(A)と同じ断面における各部材を組込んだ状態を示す拡大断面図であり、ロータ101がリング部材106に対して傾いた状態を示す。図において、振動板102の突起部102bは、ロータ101の接触面101aに追従し、摩擦接触状態を保つことができている。
これは、ロータ101の傾斜に合わせて、振動板102と圧電素子103からなる振動子が傾斜し、緩衝部材104を介して連結された保持部材105が円筒面で形成された凸部105eの円筒の中心を回転中心として傾斜することが可能だからである。従って、各部材の寸法誤差や組立誤差で傾きが生じた場合や、駆動時の振動や外乱により傾きが生じた場合でも、2か所の突起部102bにおけるロータ101に対する安定した摩擦接触状態を保つことが可能となる。すなわち、ロータ101に対する振動子のイコライズ性を向上させることが可能となっている。なお、図6の説明では、傾いた状態を分かりやすく説明するため傾き量を誇張して表示している。実際の傾き量は、保持部材105のリング部材106に対する組み込みガタの分だけである。
以上のように、本実施例では、緩衝部材104を振動板102の中央部102aから周辺部102dまで一体で構成し、振動板102の中央部102aに対応した緩衝材104の中央部104aと、振動板102の周辺部102dに対応した緩衝材104の周辺部104bで加圧時の変形量を異なるように構成した。具体的には、緩衝部材104の周辺部104bに比べて中央部104aの変形量の方が大きくなるように構成した。これにより、振動のもれによる不快な異音を発生させずに振動子を被駆動体に対して安定した加圧状態で保持することが可能となる。
図7は、本発明の超音波モータ100を組込んだレンズ駆動装置としてのレンズ鏡筒200の断面図を示し、レンズ鏡筒200は撮像装置に着脱自在に取り付けられる(不図示)。
超音波モータ100はレンズ鏡筒200のフォーカスレンズ群G1、G2、G3を駆動するアクチュエータとして配置されている。レンズ鏡筒200はレンズ鏡筒の光軸Lを中心に略回転対称形であるため、図7では上側半分のみを表示している。また、図の煩雑さを防ぐためにフォーカスレンズ群G1、G2、G3以外のレンズ及びレンズ鏡筒は図7においては省略してある。なお、レンズ鏡筒200は交換レンズ式のカメラに着脱可能なレンズ鏡筒である。
レンズ鏡筒200は、超音波モータ100、固定筒201、固定筒202、固定筒203、固定筒204、緩衝部材205、回転部材206、回転コロ207及び回転コロ保持部材208を備える。レンズ鏡筒200は更に、フォーカス調整部材209、カム筒210、軸部材211、ビス212、固定筒213、レンズ保持枠214、フォーカスレンズ群G1、フォーカスレンズ群G2及びフォーカスレンズ群G3を備える。
図において超音波モータ100は、左側に光軸Lを回転中心として回転駆動が可能な可動部、右側に回転駆動が不可能な固定部が配置されている。
レンズ鏡筒200の本体を構成する固定筒201、202、203、204は、それぞれビス等(不図示)により連結されている。そして、固定筒203は超音波モータ100の固定部を保持し、固定筒204は可動部であるロータ101(被駆動部)を回転可能な状態で保持している。
緩衝部材205はロータ101に固定され、ロータ101と一体で回転する。回転部材206もまた、ロータ101及び緩衝部材205と一体で回転する。
回転コロ207は、中心線CL1を回転中心に回転し、ロータ101と一体で回転する回転部材206に接触している。回転コロ保持部材208は、回転コロ207を回転可能に保持し、光軸Lを回転中心として回転する。フォーカス調整部材209は、撮影者が直接操作可能であり、光軸Lを回転中心として回転する。
カム筒210は、カム溝を有し、固定筒204に形成された溝部(不図示)を介して回転コロ保持部材208と連結され、光軸Lを回転中心として同時に回転する。
軸部材211は、カム筒210のカム溝に係合し、ビス212によりレンズ保持枠214に固定される。固定筒213は直進溝を有し、固定筒204に固定される。また、軸部材210と直進溝で係合しており、カム筒210の回転移動により軸部材210が直進溝を直進移動する。
フォーカスレンズのレンズ保持枠214は、フォーカスレンズ群G1、G2、G3を保持しており、軸部材211により固定筒213に対し直進に可動に配置される。なお、レンズ保持枠214は1か所の軸部材211で図示されているが、おおよそ等間隔に配置された3か所以上の軸部材で保持されていても良い。
上記のような構成により、レンズ鏡筒200は以下のような移動機構を備える。
超音波モータ100のロータ101が回転した際に、回転部材206も連動して回転し、それに伴い回転コロ207が転動する。このとき、フォーカス調整部材209は、固定鏡筒203、204との摩擦により静止する。その際、回転コロ207の転動に伴い、回転コロ保持部材208が光軸Lを中心として回転し、カム筒210、固定筒213を介して、フォーカスレンズのレンズ保持枠214が直線移動する。
一方、フォーカス調整部材209が操作された場合には、超音波モータ100のロータ101が摩擦により静止し、それと連動する回転部材206も静止する。その際、回転コロ207の転動により、超音波モータ100でロータ101が回転する場合と同様に、フォーカスレンズのレンズ保持枠214を直線移動することができる。
以上、本発明に関する上記実施例では、被駆動体たるロータが回転駆動される超音波モータを例に説明したが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、被駆動体たるスライダが直線駆動される超音波モータにおいても適用可能である。
101 ロータ
102 振動板
102a 中央部
102d 周辺部
103 圧電素子
104 緩衝部材
105 保持部材
107 加圧軸
108 板バネ
200 レンズ鏡筒

Claims (9)

  1. 動板と圧電素子とからなる振動子と、前記振動子により駆動される被駆動体と、前記振動子を保持する保持手段と、前記保持手段を介して前記振動子を前記被駆動体に加圧する加圧手段とを備え、前記振動子に発生させる振動により前記被駆動体を駆動する超音波モータにおいて、
    前記振動子中央部に前記圧電素子が固定され、前記振動子の周辺部には前記保持手段に置決めするための位置決め部が設けられ、前記振動子と前記保持手段との間には、前記振動子と前記保持手段とに接触して前記振動子の前記中央部から記周辺部の方向へ延在する緩衝部材が設けられ
    前記加圧手段による加圧時の前記緩衝部材の変形量は、前記周辺部よりも前記中央部で大きいことを特徴とする超音波モータ。
  2. 請求項1に記載の超音波モータであって、前記中央部と前記周辺部との間には前記中央部より幅が細い腕部が設けられていることを特徴とする超音波モータ。
  3. 請求項2に記載の超音波モータであって、前記緩衝部材は前記中央部から前記腕部を含み前記周辺部まで延在することを特徴とする超音波モータ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の超音波モータであって、前記位置決め部は、前記振動子の長手方向の両端に設けられていることを特徴とする超音波モータ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の超音波モータであって、前記振動子の前記位置決め部は穴からなり、前記保持手段に設けられた位置決めピンを収容することを特徴とする超音波モータ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の超音波モータであって、前記被駆動体は回転駆動されるロータであることを特徴とする超音波モータ。
  7. 請求項1から5のいずれか一項に記載の超音波モータであって、前記被駆動体は直線駆動されるスライダであることを特徴とする超音波モータ。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の超音波モータと、レンズと、前記レンズを保持するレンズ保持枠と、前記超音波モータの前記被駆動体の駆動に連動して前記レンズ保持枠を移動させる移動機構とを備えることを特徴とするレンズ駆動装置。
  9. 請求項8に記載のレンズ駆動装置を有することを特徴とする撮像装置。
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