JP2017193727A - 導電フィラー用粉末 - Google Patents

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文宏 前澤
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Abstract

【課題】導電性に優れ、かつ低コストで得られうる導電フィラー用粉末の提供。【解決手段】導電フィラー用粉末は、多数の粒子からなる。これらの粒子の材質は、(1)1種若しくは2種以上のシリサイド相、又は1種若しくは2種以上のAl−Ni相及び(2)Ag相を含む合金である。この合金におけるAgの含有率は、1at%以上50at%以下である。粒子は、シリサイド相又はAl−Ni相からなるコアと、Ag相からなるシェルとを有している。導電フィラー用粉末の平均粒径は、20μm以下である。【選択図】なし

Description

本発明は、導電性樹脂、導電性プラスチック、導電性ペースト、電子機器、電子部品等に用いられる導電フィラーに適した粉末に関する。詳細には、本発明は、その材質がAg相を有する合金である粉末に関する。
導電性物質に含有されるフィラーに、Au、Ag、Pt及びCuのような貴金属の粒子が用いられている。他の金属の表面に貴金属がコーティングされた粒子も、導電フィラーとして用いられている。貴金属の電気抵抗は小さいので、この貴金属を含むフィラーは導電性に優れる。貴金属を含む粒子の凝集により、粒子同士の大きな接触面積が得られるので、この観点からも貴金属はフィラーの導電性に寄与する。貴金属はさらに、熱伝導性にも優れる。
貴金属は、高価である。従って、貴金属を含む導電性物質は、高コストである。しかも、貴金属は高比重である。従って、貴金属を含む導電性物質は、重い。コスト低減及び軽量化の観点から、貴金属以外の元素を含む合金の検討が、種々なされている。
特開2004−47404公報には、Si系化合物からなる粒子の表面に、炭素がコーティングされた導電フィラー用合金が開示されている。この粒子では、Siの微結晶がSi系化合物に分散している。
特開2006−54061公報には、Agからなる粒子の表面に、Si又はSi系化合物がコーティングされた導電フィラー用合金が開示されている。
特開2008−262916公報には、Agと、0.01−10質量%のSiとを含有する導電フィラー用合金が開示されている。この合金では、Agの粒子の表面に、SiOのゲルがコーティングされている。
特開2006−302525公報には、Al又はSiを含むAg合金からなる導電フィラー用粉末が開示されている。
国際公開WO99/22411号公報には、Siと、0.001at%以上20at%以下の添加元素とを含む導電性合金が開示されている。
特許第4337501号公報には、Niがベースであり、Mg、Ti、Zr、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Fe、Al又はSiを含む導電性ペーストが開示されている。この公報にはさらに、Cuがベースであり、Mg、Ca、Ti、Zr、V、Nb、Mn、Fe、Co、Al又はSiを含む導電性ペーストも開示されている。
特許第4678654号公報には、Ag、Cu、Au、Pt、Ti、Zn、Al、Fe、Si又はNiを含む高融点金属粒子と、Sn、In又はBiを含む低融点金属粒子とを有する導電層が開示されている。
特許第5066885号公報には、Ag、Au、Cu、Al、Ni、Pt又はPdからなる扁平粒子が開示されている。この粒子の径は、10μm以下である。
特開2012−92442公報には、平均粒径が15μm以下である銀粉を粉砕する工程を含む粉末製造方法が開示されている。
特開2004−47404公報 特開2006−54061公報 特開2008−262916公報 特開2006−302525公報 国際公開WO99/22411号公報 特許第4337501号公報 特許第4678654号公報 特許第5066885号公報 特開2012−92442公報
前述の通り、導電フィラーとして貴金属からなる粒子が用いられている。典型的な粒子は、Ag粒子、Agコーティング粒子及びCu粒子である。Ag粒子は導電性に極めて優れるが、このAg粒子ではイオンマイグレーションによって劣化が生じやすい。このAg粒子は、導電性の長期的安定性に劣る。Agコーティング粒子でも、イオンマイグレーションによって劣化が生じやすい。さらにAgコーティング粒子では、コート層の剥離が生じやすい。Agコーティング粒子は、導電性の長期的安定性に劣る。一次粒子に凝集が生じている場合、Agのコーティング(メッキ等)が十分にはなされ得ない。しかも、コーティングにはコストがかかる。Cu粒子では、腐食が生じやすい。このCu粒子も、導電性の長期的安定性に劣る。導電性の長期的安定性に優れた粉末が、望まれている。
Ag粒子と他の金属の粒子とを含む粉末も、提案されている。この粉末では、Ag同士の接触が十分ではない。従ってこの粉末は、導電性に劣る。
Ag合金からなる粉末も、提案されている。この粉末では、Agと他の金属とが、金属間化合物を形成しやすい。この金属間化合物の導電性は、不十分である。さらにこの合金では、Agが粒子の内部に点在する組織を有するので、Ag同士の接触が十分ではない。従ってこの粉末は、導電性に劣る。
前述の通り、Au、Ag、Pt及びCuのような貴金属は、高価である。さらに、貴金属以外の導電性元素であるAl、Cr、Mg、Na、Mo、Rh、W、Be、Ir、Zn、K、Cd、Ru、In、Li、Os、Co、Pt、P、Pd、Sn、Ni、Ta、Rb、Tl、Th、Pb、Sr、V、Sb、Zr、Ca等も、比較的高価である。これらの元素は、導電フィラー用粉末のコストを押し上げる。Feは比較的低コストで得られるが、酸化されやすい。Feからなる粒子には、防錆対策が必要である。この防錆対策は、粉末のコストを押し上げる。さらに、Al、Mg、Na、Be、K、Li、P、Rb、Tl、Th、Pb、Sr、Zr及びCaの純金属元素は活性であり、微細粉末の状態では粉塵爆発の危険性を有する。これらの元素からなる粉末には、爆発防止対策が必要である。この対策は、粉末のコストを押し上げる。低コストで得られる粉末が、望まれている。
導電フィラー用粉末が樹脂粉末とブレンドされ、このブレンドによって得られた混合物から成形体が成形されることが多い。この成形では、一般的には、混合物が加熱される。加熱により、樹脂が溶融する。導電フィラー用粉末の密度が過大であると、樹脂が溶融した状態では、混合物中で導電フィラー用粉末が沈降する。沈降により、導電フィラー用粉末の偏在が生じる。この成形体では、局部的に電気伝導ネットワークが寸断される。密度が小さな導電フィラー用粉末が、望まれている。
導電フィラー用粉末の効率のよい製造方法として、アトマイズが知られている。アトマイズで得られる粒子は、通常は、電解法、化学還元法等で得られる粒子に比べて大きい。従って、用途によっては、この粒子に分級処理が施される必要がある。しかし、分級により材料の歩留が低下する。高い歩留が達成されるには、アトマイズで得られた粒子に粉砕処理が施され、微細化される必要がある。展延性が大きい材質からなる粒子に粉砕処理が施された場合、扁平化が生じ、微細化しにくい。粉砕しやすいフィラー用合金が、望まれている。
炭素系の粉末は、比重が小さくかつ低コストである点で、有利である。しかし、炭素系の粉末の導電性は、十分ではない。
特開2004−47404公報に開示された粉末は、Siの微結晶を多量に含有する。この粉末の導電性は、不十分である。
特開2006−54061公報に開示された粉末はAgを多量に含むので、高価である。同様に、特開2008−262916公報に開示された粉末及び特開2006−302525公報に開示された粉末も、高価である。
国際公開WO99/22411号公報に開示された合金は、多量のSiを含む。この合金からアトマイズによって得られた粉末では、Si相が導電性を阻害する。
特許第4337501号公報に開示された粉末には、Ni相及びCu相が存在する。この粉末の平均粒径は、極めて小さい。この粉末は、アトマイズ及び機械的撹拌では得られにくい。この粉末の製造コストは、高い。
特許第4678654号公報には、Ag、Cu、Au、Pt、Ti、Zn、Al、Fe、Si又はNiを含む粉末が開示されている。しかしこの公報には、粉末の組成、組織等についての具体的な言及はない。
特許第5066885号公報に開示された粉末は、微細である。この公報には、この粉末を得る方法についての開示がない。
特開2012−92442公報に開示された製造方法では、歩留まりが悪い。この製造方法のコストは、高い。
本発明の目的は、導電性に優れ、かつ低コストで得られうる導電フィラー用粉末の提供にある。
本発明に係る導電フィラー用粉末は、多数の粒子からなる。これらの粒子の材質は、
(1)1種若しくは2種以上のシリサイド相、又は1種若しくは2種以上のAl−Ni相及び
(2)Ag相
を含む合金である。この合金におけるAgの含有率は、1at%以上50at%以下である。粒子は、シリサイド相又は上記Al−Ni相からなるコアと、Ag相からなるシェルとを有する。この粉末の平均粒径は、20μm以下である。
好ましくは、合金は、Ag、Si及び導電性元素X1を含有する。この合金の残部は、不可避的不純物である。Ag相における不純物の含有率は、5at%以下である。合金は、シリサイド相を有する。このシリサイド相は、Siと元素X1とを含有する。元素X1は、
(a)Ni、Mn及びCaのうちのいずれか1種
又は
(b)B、Na、Mg、Ca、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co及びNiからなる群から選択された2種以上
である。
元素X1が、
(c)Ti、V、Cr及びFeのうちのいずれか1種
であってもよい。
好ましくは、合金において、Siの含有率は、15at%以上70at%以下である。元素X1の含有率は、20at%以上70at%以下である。
合金が、Ag、Al及びNiを含有してもよい。この合金の残部は、不可避的不純物である。Ag相における不純物の含有率は、5at%以下である。合金は、Al−Ni相を有する。このAl−Ni相は、AlとNiとの金属間化合物を含有する。
好ましくは、この合金において、Alの含有率は20at%以上75at%以下であり、Niの含有率は20at%以上75at%以下である。
本発明に係る導電フィラー用粉末では、それぞれの粒子は、いわゆるコア−シェル構造を有する。コアは主として、シリサイド相又はAl−Ni相からなる。シェルは主として、Ag相からなる。粒子と他の粒子とが接するとき、Ag相と他のAg相とが接する。Agの電気抵抗値は極めて低いので、Ag相と他のAg相とが接することにより、優れた導電性が発現される。シリサイド相及びAl−Ni相の電気抵抗値は、Agのそれよりは高いものの、かなり低い。従って、粒子自体の電気抵抗値も、低い。このフィラー用粉末を含む製品は、導電性に極めて優れる。
本発明に係る導電フィラー用粉末は、多数の粒子の集合である。それぞれの粒子は、シリサイド相又はAl−Ni相からなるコアと、Ag相からなるシェルとを有している。この粒子は、いわゆるコア−シェル構造を有する。
[第一の実施形態]
本発明の好ましい実施形態によれば、粒子の材質は、Ag、Si及び導電性元素X1を含有する合金である。好ましくは、この合金の残部は、不可避的不純物である。
この合金は、
(1)Ag相
及び
(2)Siと元素X1とを含有するシリサイド相
を有している。好ましくは、この合金は、実質的に、Ag相及びシリサイド相のみからなる。この粒子において、コアの主成分はシリサイド相であり、シェルの主成分はAg相である。
元素X1は、
(a)Ni、Mn及びCaのうちのいずれか1種、
(b)B、Na、Mg、Ca、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co及びNiからなる群から選択された2種以上、
又は
(c)Ti、V、Cr及びFeのうちのいずれか1種
である。この元素X1は、導電性である。元素X1の電気伝導度は、100AV−1−1以上である。
シェルがAg相からなるので、粒子と他の粒子とが接触している状態では、Ag相が他のAg相と接触する。Ag相の電気抵抗値は小さいので、粒子間の接触抵抗は小さい。この粉末を含む製品では、Agのネットワークにより、優れた導電性が発現されうる。
導電性の観点から、Ag相における不純物の含有率は5at%以下が好ましく、3at%以下がより好ましく、2at%以下が特に好ましい。理想的には、この含有率は、ゼロである。
Siは、電気伝導度の低い金属である。一方、シリサイド相の電気伝導度は、Agには及ばないものの、高い。その理由は、このシリサイド相における電気伝導を担うキャリアの濃度が、Siにおけるそれと比べて極めて高いためと推測される。このシリサイド相をコアに含み、かつAg相をシェルに含む粉末は、導電性に優れる。導電性の観点から、この合金が不可避的不純物以外のSi相を含まないことが、好ましい。
このシリサイド相の密度は、小さい。このシリサイド相を有する粉末は、軽量である。
合金におけるAgの含有率は、1at%以上50at%以下が好ましい。含有率が1at%以上である合金は、導電性に優れる。この観点から含有率は3at%以上が特に好ましい。含有率が50at%以下である合金では、イオンマイグレーションが生じにくい。さらに、含有率が50at%以下である合金は、低コストで得られうる。これらの観点から、含有率は40at%以下が特に好ましい。
軽量及び低コストの観点から、合金におけるSiの含有率は15at%以上が好ましく、20at%以上がより好ましく、25at%以上が特に好ましい。合金が十分なAg及び元素X1を含有しうるとの観点から、Siの含有率は70at%以下が好ましく、65at%以下が特に好ましい。
導電性の観点から、合金における元素X1の含有率は20at%以上が好ましく、35at%以上がより好ましく、30at%以上が特に好ましい。合金が十分なAg及びSiを含有しうるとの観点から、元素X1の含有率は70at%以下が好ましく、65at%以下が特に好ましい。
合金における、元素X1の原子組成百分率(at%)とSiの原子組成百分率(at%)との比(X1/Si)は、0.5以上4.6以下が好ましい。この比(X1/Si)が0.5以上である合金では、Si相が生じにくい。この観点から、この比(X1/Si)は0.7以上が特に好ましい。この比(X1/Si)が4.6以下である合金では、元素X1の単相が生じにくい。この観点から、この比(X1/Si)は3.0以下が特に好ましい。
シリサイド相を形成しうる三元系合金の具体例として、Si−Ni−Ag系合金、Si−Ca−Ag系合金、Si−Ti−Ag系合金、Si−V−Ag系合金、Si−Cr−Ag系合金、Si−Fe−Ag系合金及びSi−Mn−Ag系合金が挙げられる。Si−Ni−Ag系合金の場合、NiのSiに対する比(at%比)は、0.5以上3.0以下が好ましい。Si−Ca−Ag系合金の場合、CaのSiに対する比(at%比)は、0.5以上、1.0以下が好ましい。Si−Ti−Ag系合金の場合、TiのSiに対する比(at%比)は、0.50以上0.82以下が好ましい。Si−V−Ag系合金の場合、VのSiに対する比(at%比)は、0.50以上0.72以下が好ましい。Si−Cr−Ag系合金の場合、CrのSiに対する比(at%比)は、0.50以上1.86以下が好ましい。Si−Fe−Ag系合金の場合、FeのSiに対する比(at%比)は、0.5以上3.5以下が好ましい。Si−Mn−Ag系合金の場合、MnのSiに対する比(at%比)は、0.55以上4.6以下が好ましい。比がこれらの範囲内である合金では、Si相が形成されにくく、Agの金属間化合物が形成されにくく、かつAg相が不純物を含みにくい。
合金は、(Cr,Ti)Siのような、常温において熱力学的に不安定なシリサイド相を含みうる。このようなシリサイド相は、アトマイズ時の急冷によって生じうる。
合金が、融点の低い元素X2を含んでもよい。この場合、好ましくは、合金は、
(1)Si
(2)元素X1
(3)Ag
(4)元素X2
及び
(5)不可避的不純物
のみを含む。元素X2の具体例として、Bi、Ga、Sn、In及びZnが例示される。
粉末の電気伝導度は、粒子内部のバルク抵抗と、粒子同士の接触抵抗に、主として支配される。元素X2は、粒子同士の密着性を高める。従って元素X2は、粉末の電気伝導度を高める。この観点から、合金における元素X2の量は1at%以上が好ましく、2at%以上が特に好ましい。
粉末から成形体が形成されるとき、元素X2の融点以上に加熱されれば、この元素X2が溶融する。その後に凝固した元素X2は、粒子の表面に優先的に存在する。凝固した元素X2は、粒子同士の密着性をさらに高める。
元素X2は、導電性及び粉砕性を阻害するおそれがある。さらに、Bi、Sn、In及びZnの密度は、シリサイド相の密度よりも大きい。導電性、粉砕性及び軽量の観点から、合金における元素X2の量は10at%以下が好ましく、5at%以下が特に好ましい。
粉末の平均粒径は、20μm以下である。この粉末は、樹脂等との混合が容易である。さらにこの粉末は、微細配線に用いられる導電ペーストにも適している。この観点から、平均粒径は15μm以下が特に好ましい。平均粒径は、1μm以上が好ましい。
平均粒径は、粉体の全体積を100%として累積カーブが求められたとき、その累積カーブが50%となる点の粒子径である。粒子径は、日機装社のレーザー回折・散乱式粒子径分布測定装置「マイクロトラックMT3000」により測定される。この装置のセル内に、粉末が純水と共に流し込まれ、粒子の光散乱情報に基づいて、平均粒径が検出される。
[第二の実施形態]
本発明の好ましい他の実施形態によれば、粒子の材質は、Ag、Al及びNiを含有する合金である。好ましくは、この合金の残部は、不可避的不純物である。
この合金は、
(1)Ag相
及び
(2)Al−Ni相
を有している。好ましくは、この合金は、実質的に、Ag相及びAl−Ni相のみからなる。この粒子において、コアの主成分はAl−Ni相であり、シェルの主成分はAg相である。Al−Ni相は、AlとNiとの金属間化合物を含有する。
シェルがAg相からなるので、粒子と他の粒子とが接触している状態では、Ag相が他のAg相と接触する。Ag相の電気抵抗値は小さいので、粒子間の接触抵抗は小さい。この粉末を含む製品では、Agのネットワークにより、優れた導電性が発現されうる。
導電性の観点から、Ag相における不純物の含有率は5at%以下が好ましく、3at%以下がより好ましく、2at%以下が特に好ましい。理想的には、この含有率は、ゼロである。
Alは、Ag、Cu及びAuについで導電性が高い。このAlとNiとの化合物であるAl−Ni相の電気伝導度は、Agには及ばないものの、高い。このAl−Ni相をコアに含み、かつAg相をシェルに含む粉末は、導電性に優れる。
このAl−Ni相の密度は、小さい。このAl−Ni相を有する粉末は、軽量である。
合金におけるAgの含有率は、1at%以上50at%以下が好ましい。含有率が1at%以上である合金は、導電性に優れる。この観点から含有率は3at%以上が特に好ましい。含有率が50at%以下である合金では、イオンマイグレーションが生じにくい。さらに、含有率が50at%以下である合金は、低コストで得られうる。これらの観点から、含有率は40at%以下が特に好ましい。
軽量及び低コストの観点から、合金におけるAlの含有率は20at%以上が好ましく、25at%以上がより好ましく、30at%以上が特に好ましい。合金が十分なAg及びNiを含有しうるとの観点から、Alの含有率は75at%以下が好ましく、70at%以下が特に好ましい。
軽量及び低コストの観点から、合金におけるNiの含有率は20at%以上が好ましく、25at%以上がより好ましく、30at%以上が特に好ましい。合金が十分なAg及びAlを含有しうるとの観点から、Niの含有率は75at%以下が好ましく、70at%以下が特に好ましい。
合金におけるNiの原子組成百分率(at%)とAlの原子組成百分率(at%)との比(Ni/Al)は、0.33以上1.67以下が好ましい。比(Ni/Al)がこの範囲内である合金では、Agの金属間化合物が形成されにくい。
合金が、融点の低い元素X2を含んでもよい。この場合、好ましくは、合金は、
(1)Al
(2)Ni
(3)Ag
(4)元素X2
及び
(5)不可避的不純物
のみを含む。元素X2の具体例として、Bi、Ga、Sn、In及びZnが例示される。
粉末の電気伝導度は、粒子内部のバルク抵抗と、粒子同士の接触抵抗に、主として支配される。元素X2は、粒子同士の密着性を高める。従って元素X2は、粉末の電気伝導度を高める。この観点から、合金における元素X2の量は1at%以上が好ましく、2at%以上が特に好ましい。
粉末から成形体が形成されるとき、元素X2の融点以上に加熱されれば、この元素X2が溶融する。その後に凝固した元素X2は、粒子の表面に優先的に存在する。凝固した元素X2は、粒子同士の密着性をさらに高める。
元素X2は、導電性及び粉砕性を阻害するおそれがある。さらに、Bi、Sn、In及びZnの密度は、Al−Ni相の密度よりも大きい。導電性、粉砕性及び軽量の観点から、合金における元素X2の量は10at%以下が好ましく、5at%以下が特に好ましい。
粉末の平均粒径は、20μm以下である。この粉末は、樹脂等との混合が容易である。さらにこの粉末は、微細配線に用いられる導電ペーストにも適している。この観点から、平均粒径は15μm以下が特に好ましい。平均粒径は、1μm以上が好ましい。
[粉末の導電性]
本発明に係る導電フィラー用粉末の電気伝導度は、4700×10AV−1−1以上が好ましく、7000×10AV−1−1以上がより好ましく、10000×10AV−1−1以上が特に好ましい。電気伝導度の測定では、粉末と絶縁性の熱硬化性樹脂(EPOMET-F)が混合され、混合物が得られる。混合比は、1:1である。この混合物が、180℃の温度下で加圧され、直径が25mmである円柱状のサンプルが成形される。抵抗測定器(三菱化学アナリテック社製の低抵抗測定器「ロレスターGX」及びその測定プローブ)にて、このサンプルの電気伝導度が測定される。
[粉末の製造例1]
以下、本発明に係る導電フィラー用粉末の製造方法の一例が説明される。この製造方法は、
(I)アトマイズによって第一母粉末を得る工程、
(II)Agを主成分とする第二母粉末を得る工程、
及び
(III)粉砕工程
を含む。第一母粉末を得る工程と第二母粉末を得る工程との順序に、制限はない。第一母粉末が製作された後に第二母粉末が製作されてもよく、第二母粉末が製作された後に第一母粉末が製作されてもよい。第一母粉末の製作と第二母粉末の製作とが、同時に進行してもよい。
第一母粉末は、Si及び元素X1を含むシリサイド相、又はAl−Ni相を有する。好ましくは、第一母粉末は、シリサイド相及びAl−Ni相以外の相を有さない。この第一母粉末は、アトマイズによって得られる。アトマイズは、量産に適している。アトマイズにより、容易かつ安価に第一母粉末が製作されうる。好ましいアトマイズとして、水アトマイズ法、ガスアトマイズ法、ディスクアトマイズ法及びプラズマアトマイズ法が例示される。ガスアトマイズ法及びディスクアトマイズ法が、特に好ましい。以下、好ましいアトマイズの詳細が説明される。以下の記載において、アトマイズの条件は一例に過ぎない。条件は、用途等の事情に応じて適宜変更されうる。
ガスアトマイズ法では、底部に細孔を有する石英坩堝の中に、原料が投入される。この原料が、アルゴンガス雰囲気中で、高周波誘導炉によって加熱され、溶融する。アルゴンガス雰囲気において、細孔から流出する原料に、アルゴンガスが噴射される。原料は急冷されて凝固し、第一母粉末が得られる。噴射圧の調整により、凝固速度がコントロールされうる。噴射圧が大きいほど、凝固速度は大きい。凝固速度のコントロールにより、所望の粒度分布を有する第一母粉末が得られうる。凝固速度が速いほど、粒度分布の幅は小さい。
ディスクアトマイズ法では、底部に細孔を有する石英坩堝の中に、原料が投入される。この原料が、アルゴンガス雰囲気中で、高周波誘導炉によって加熱され、溶融する。アルゴンガス雰囲気において、細孔から流出する原料が、高速で回転するディスクの上に落とされる。回転速度は、40000rpmから60000rpmである。ディスクによって原料は急冷され、凝固して、第一母粉末が得られる。
第二母粉末の主成分は、Agである。好ましくは、第二母粉末は、Ag及び不可避的不純物のみを含有する。第二母粉末は、既知の種々の方法で製作されうる。典型的な方法は、アトマイズである。第一母粉末に関して前述されたアトマイズが、第二母粉末の製作にも適用されうる。
粉砕工程では、第一母粉末と第二母粉末との混合物が粉砕される。前述の通り、第一母粉末はアトマイズによって製作される。従って、この第一母粉末の粒子の径は、比較的大きい。一方、第一母粉末はシリサイド相又はAl−Ni相を有するので、靱性に劣る。従って第一母粉末は、容易に粉砕される。粉砕工程で得られた粉末の粒子は、微細である。しかも、第一母粉末が靱性に劣るので、粉砕工程で得られた粉末の粒子は、扁平化していない。
第二母粉末は靱性に優れるので、粉砕工程で展延し、粉砕された第一母粉末の表面に付着する。これにより、コア−シェル構造を有する粒子が得られる。コアの主成分は、シリサイド相又はAl−Ni相である。シェルの主成分は、Ag相である。
粉砕は、量産に適している。さらに、粉砕による歩留まりは、高い。アトマイズと粉砕とが組み合わされた方法により、導電フィラー用粉末が低コストで製造されうる。
粉砕は、メカニカルミリングによってなされうる。メカニカルミリングの装置の具体例として、ボールミル、ロッドミル、アトライタ、ジェット粉砕機、コールドストリーム機等が挙げられる。
典型的な粉砕装置は、ボールミルである。ボールミルが用いられた粉砕では、容器に第一母粉末及び第二母粉末が投入される。容器にはさらに、ボールが投入される。容器の回転により、ボールが第一母粉末及び第二母粉末に衝突する。この衝突により、粒子が粉砕される。この衝突により、コア−シェル構造を有する粒子が得られる。
粉砕工程では、任意の比率で、第一母粉末と第二母粉末とが混合されうる。従って、アトマイズのみでは製造不可能な組成の粉末が、得られうる。例えば、Si、Ag及び他の元素からなる合金であって、Agの金属間化合物を有さない合金が、製造されうる。Si、Ag及び他の元素からなる合金が液相から急冷されて粉末が得られると、Agの金属間化合物が生成しやすい。この金属間化合物は、粉末の導電性を損なう。本発明に係る製造方法では、アトマイズの後にAg粉末が添加されるので、メカニカルミリング中に金属の溶融が生じないかぎり、Agの金属間化合物は生成しない。
[粉末の製造例2]
以下、本発明に係る導電フィラー用粉末の製造方法の他の例が説明される。この製造方法は、
(I)アトマイズによって母粉末を得る工程、
及び
(II)粉砕工程
を含む。
母粉末の材質は、Ag、Si及び導電性元素X1を含有する合金、又はAg、Al及びNiを含有する合金である。前述の製造例1では、Agの粉末が、他の成分からなる第一母粉末と混合される。一方、製造例2では、上記工程(I)のアトマイズにより、Agと他の成分とを含む合金からなる母粉末が得られる。
母粉末は、Si及び元素X1を含むシリサイド相、又はAl−Ni相を有する。母粉末はさらに、Ag相を有する。好ましくは、母粉末は、シリサイド相、Al−Ni相及びAg相以外の相を有さない。
母粉末は、アトマイズによって得られる。アトマイズは、量産に適している。アトマイズにより、容易かつ安価に母粉末が製作されうる。製造例1に関して前述されたアトマイズ法が、製造例2にも適用されうる。
粉砕工程では、母粉末が粉砕される。母粉末に含まれるシリサイド相又はAl−Ni相は、靱性に劣る。従って、これらの相は容易に粉砕される。これらの相の粉砕で得られた粉末の粒子は、微細である。しかも、これらの相の粉砕で得られた粉末の粒子は、扁平化していない。
Ag相は靱性に優れるので、粉砕工程で展延する。粉砕されたシリサイド相及びAl−Ni相の表面に、Ag相が付着する。これにより、コア−シェル構造を有する粒子が得られる。コアの主成分は、シリサイド相又はAl−Ni相である。シェルの主成分は、Ag相である。
粉砕は、量産に適している。さらに、粉砕による歩留まりは、高い。アトマイズと粉砕とが組み合わされた方法により、導電フィラー用粉末が低コストで製造されうる。製造例1に関して前述された粉砕法が、製造例2にも適用されうる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[Si含有合金]
表1−8に示された組成を有する実施例1−104及び比較例1−173の粉末を得た。各粉末は、表1−8に記載されていない不可避的不純物を含む。各粉末において生成されている相は、無作為に抽出された100個の粒子の断面を電子顕微鏡で観察することで特定した。表4−8において、本発明の発明特定事項を満たさない箇所に、下線が付されている。
[Al−Ni系合金]
表9及び10に示された組成を有する実施例105−133及び比較例174−220の粉末を得た。各粉末は、表9及び10に記載されていない不可避的不純物を含む。各粉末において生成されている相は、無作為に抽出された100個の粒子の断面を電子顕微鏡で観察することで特定した。表9及び10において、本発明の発明特定事項を満たさない箇所に、下線が付されている。
[電気伝導度]
前述の方法にて、各粉末の電気伝導度を測定した。この結果が、下記の表1−10に示されている。
Figure 2017193727
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表1−10における製造プロセスの詳細は、下記の通りである。
G.A.:ガスアトマイズ法
D.A.:ディスクアトマイズ法
表1−10に示される通り、各実施例の粉末の導電性は、優れている。一方、各比較例の粉末では、
(1)Agを含有する
(2)Si相を有さない
(3)Agの金属間化合物を有さない
(4)平均粒径が20μm以下である
という4つの条件の内のいずれかを満たさない。
以上の評価結果から、本発明の優位性は明かである。
本発明に係る粉末は、導電性樹脂、導電性プラスチック、導電性ペースト、電子機器、電子部品等に用いられ得る。

Claims (6)

  1. 多数の粒子からなり、
    これらの粒子の材質が、
    (1)1種若しくは2種以上のシリサイド相、又は1種若しくは2種以上のAl−Ni相及び
    (2)Ag相
    を含む合金であり、
    上記合金におけるAgの含有率が、1at%以上50at%以下であり、
    上記粒子が、上記シリサイド相又は上記Al−Ni相からなるコアと、上記Ag相からなるシェルとを有しており、
    平均粒径が20μm以下である導電フィラー用粉末。
  2. 上記合金がAg、Si及び導電性元素X1を含有しており、かつ残部が不可避的不純物であり、
    上記Ag相における不純物の含有率が5at%以下であり、
    上記合金が上記シリサイド相を有し、かつこのシリサイド相がSiと上記元素X1とを含有しており、
    上記元素X1が、
    (a)Ni、Mn及びCaのうちのいずれか1種
    又は
    (b)B、Na、Mg、Ca、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co及びNiからなる群から選択された2種以上
    である請求項1に記載の導電フィラー用粉末。
  3. 上記合金がAg、Si及び導電性元素X1を含有しており、かつ残部が不可避的不純物であり、
    上記Ag相における不純物の含有率が5at%以下であり、
    上記合金が上記シリサイド相を有し、かつこのシリサイド相がSiと上記元素X1とを含有しており、
    上記元素X1が、
    (c)Ti、V、Cr及びFeのうちのいずれか1種
    である請求項1に記載の導電フィラー用粉末。
  4. 上記合金において、Siの含有率が15at%以上70at%以下であり、元素X1の含有率が20at%以上70at%以下である請求項2又は3に記載の導電フィラー用粉末。
  5. 上記合金がAg、Al及びNiを含有しており、かつ残部が不可避的不純物であり、
    上記Ag相における不純物の含有率が5at%以下であり、
    上記合金が上記Al−Ni相を有し、かつこのAl−Ni相がAlとNiとの金属間化合物を含有している請求項1に記載の導電フィラー用粉末。
  6. 上記合金において、Alの含有率が20at%以上75at%以下であり、Niの含有率が20at%以上75at%以下である請求項5に記載の導電フィラー用粉末。
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