JP2017193266A - シート装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態のトノカバー装置1は、図1に示すハッチバックタイプの乗用自動車の荷物収納部であるトノ部2の上部の開口部を遮蔽するシート材であるトノカバー3と、トノカバー3を巻き取り可能な巻取機構15を含む。トノ部2は、リアシート4の背面部(リアシートバック)からバックドア5に至るまで設けられた、ラッゲージサイドトリム6とラッゲージフロアトリム7とによって囲まれて上方に開口部を有する空間である。トノ部2の開口部を覆うトノカバー3は、例えばレザー(塩ビレザー(PVCレザー)やターポリンレザー等を含む)からなり、遮光性と柔軟性とを有するシート材である。
本実施形態の巻取機構15の巻取軸8は、回転可能であるとともに、トノカバー3の引出方向に沿って移動可能に保持されている。具体的には、図6に模式的に示すように、巻取軸8の中心軸線から側方に延びる突起12が、支持部11に設けられている、引出方向に沿って延びる長穴部13内に挿入されている。図6に示す例では巻取軸8と突起12が一体的に回転可能であり、かつ突起12が長穴部13内に位置する範囲内で巻取軸8が引出方向に移動可能である。さらに、支持部11には摺動部材14が支持されている。摺動部材14は本体部14aと付勢部材(例えばコイルばね14b)とを有し、本体部14aは、巻取軸8の突起12に当接する当接部14cと、当接部14cと一体に形成された棒状部14dを有する。当接部14cに設けられた半円状の凹部が突起12に当接しており、棒状部14dの外周にコイルばね14bが取り付けられている。従って、コイルばね14bの付勢力によって本体部14aが移動すると、それに伴って巻取軸8が引出方向に移動する。一例ではこのような構成が巻取軸8の両端にそれぞれ設けられており、巻取軸8の両端部が、摺動部材14によって互いに独立して移動可能である。
突起12は、図7〜9に示すように巻取軸8と一体に形成されて巻取軸8の回転とともに支持部11に対して回転する構成であってもよいが、巻取軸8と別に形成した突起12が巻取軸8に取り付けられた構成であってもよい。巻取軸8の回転時に、突起12は支持部11に対して回転不能であってもよく、その場合、図12に示すように、突起12の断面形状は円形に限らず、四角形状等であってもよい。突起12が支持部11に対して回転不能であり、突起12の断面形状が四角形状である場合には、摺動部材14の当接部14cの凹部は半円形状ではなく、突起12の形状に対応した形状(例えば四角形状)であってもよい。また、図13に示すように、摺動部材14の当接部14cに貫通孔14eを形成し、その貫通孔14eに突起12を挿入する構成であってもよい。当接部14cに、貫通孔14eの代わりに、突起12が当接する窪みが形成されていてもよい。このように摺動部材14の当接部14aには様々な形状の凹部14aや貫通孔14dや窪みが設けられているが、当接部14aが突起12に当接するならば、これらの特別な形状の部位は設けられなくても構わない。
以上説明した構成のトノカバー装置による動作について説明する。
まず、巻取軸8の一端部のみに、前述した支持部および摺動部材14が設けられた構成の動作について説明する。
巻取軸8からトノカバー3を引き出す際に、何らかの理由でトノカバー3が偏った姿勢で引き出された場合、図15に示すように、前述した支持部11および摺動部材14が設けられた側(図15の下側)においてトノカバー3が弛み、摺動部材14を持たない公知の軸受部が設けられた側(図15の上側)においてトノカバー3に張力がかかって張られた状態(第1の例)になる可能性がある。すなわち、図15(a1)〜(a2)に示す巻き取り位置から、図15(b1)〜(b2)に示すようにトノカバー3を引き出すと、トノカバー3を引き出す力によって、突起12および巻取軸8は回転しながら、摺動部材14のコイルばね14bを縮めつつ引き出し方向へ移動する。そして、図15(c1)〜(c2)に示すようにトノカバー3の被係止部9が係止部10に引っかけられて固定される。この時、トノカバー3は、摺動部材14が設けられた側で弛み、その反対側でピンと張った状態であり、トノカバー3の弛んだ側には張力がかからず、ピンと張った側にのみ張力がかかっている。係止部10によって被係止部9が係止されることにより、トノカバー3がさらに引き出されることはない。トノカバー3の弛んだ側には張力がかからないため、縮んだコイルばね14bの復元力によって摺動部材14が突起12を押して、巻取軸8を、トノカバー3の引き出し方向の反対方向(引き出し側端部および係止部10から離れる方向であって、本実施形態では車両後方)へ押す。それによって、図15(d1)〜(d2)に示すように、トノカバー3が引っ張られて弛みが無くなる。トノカバー3の両側における引き出し量(巻取軸8から引き出し側端部までの距離)が一致して、トノカバー3の引出側端部の幅方向と、巻取軸8の長手方向とが平行になるため、見栄えと遮蔽効果が良好で、巻取動作が円滑に行えるため、巻取手段の操作性が悪化せず、破損等を引き起こすおそれはない。そして、トノカバー3の幅方向の両側に均等に張力がかかっているため、この状態において安定して保持される。この図15と後述する図16〜18では、巻取軸8が本来の位置(一部の図面に破線で図示)からずれて傾斜した状態になって弛みが生じた例を示しているが、巻取軸8が所定の位置にあって係止部10による被係止部の係止位置が何らかの要因でずれることにより弛みが生じる場合も、本発明の構成は有効であって弛み解消の効果が得られる。
巻取軸8の両端部に、前述した支持部および摺動部材14が設けられた構成の動作について説明する。この構成では、基本的に、前述した第1の例と同じ動作が行われる。
例えば、図17(a1)〜17(a2)に示すように、図面の下側においてトノカバー3が弛み、上側においてトノカバー3に張力がかかって張られた状態(第3の例)になると、トノカバー3を引き出す際に縮んだ上側のコイルばね14bの復元力によって、図17(b1)〜17(b2)に示すように摺動部材14が突起12を押して、巻取軸8を後退させる。それによって、トノカバー3が引っ張られて弛みが無くなる。
前述した例では、巻取機構15がバックドア側に、係止部10がリアシートバック側にそれぞれ設けられているが、巻取機構15をリアシートバックや荷室側壁部等のトノ部2内に設け、係止部10をバックドア側に設けても同様の効果を発揮する。いずれの場合も開口部の一側部に配置された巻取軸8から引き出されたトノカバー3がトノ部2の開口部を覆う。
2 トノ部(荷物収納部)
3 トノカバー(シート材)
4 リアシート
5 バックドア
6 ラッゲージサイドトリム
7 ラッゲージフロアトリム
8 巻取軸
9 被係止部
10 係止部(他部材)
11 支持部
11a 基部
11b 立壁部
11c 上押さえ部
11d 下押さえ部
11e 奥壁部
12 突起
13 長穴部
14 摺動部材
14a 本体部
14b コイルばね(付勢部材)
14c 当接部
14d 棒状部
14e 貫通孔
15 巻取機構
16 把持部
Claims (13)
- シート体と、前記シート体の一端部が固定されている回転可能な巻取軸と、を含み、
前記シート体の他端部側には、該シート体が引き出された状態で他部材によって係止可能な被係止部が設けられており、
前記巻取軸は、前記シート体の引出方向に沿って移動可能に保持されている、シート装置。 - 前記巻取軸の両端部のうちのいずれか一方または両方に、該巻取軸を前記引出方向またはその反対方向に移動させる摺動部材が設けられている、請求項1に記載のシート装置。
- 前記摺動部材は、前記巻取軸に直接または間接的に係合する本体部と、前記本体部を前記シート体の引出方向またはその反対方向に付勢する付勢部材とを含む、請求項2に記載のシート装置。
- 前記付勢部材は、前記シート体の幅方向の両側部の張力差をなくす方向に前記本体部を付勢する、請求項3に記載のシート装置。
- 前記巻取軸の前記摺動部材が設けられている端部に突起を有し、
前記巻取軸の前記摺動部材が設けられている端部を支持する支持部をさらに有し、
前記支持部は、前記突起が挿入される長穴部を有し、
前記摺動部材は、前記長穴部内に挿入された前記突起に当接し、かつ前記引出方向に沿って移動可能に、前記支持部によって支持されている、請求項1から4のいずれか1項に記載のシート装置。 - 前記支持部は乗物の内部に移動不能に設けられている、請求項5に記載のシート装置。
- 前記シート体が、さらなる巻き取りが不能になるまで前記巻取軸に巻き取られた状態で、前記突起は前記長穴部の両端部の間の中間部に位置する、請求項5または6に記載のシート装置。
- 前記巻取軸の両端部がそれぞれ独立して前記引出方向に沿って移動可能である、請求項1から7のいずれか1項に記載のシート装置。
- 前記巻取軸は、前記引出方向に直交する方向に対して傾斜した状態になるように変位可能である、請求項1から8のいずれか1項に記載のシート装置。
- 前記被係止部を係止して前記シート体を引き出された位置に固定する係止部をさらに有する、請求項1から9のいずれか1項に記載のシート装置。
- 前記係止部は乗物の内部に移動不能に設けられている、請求項10に記載のシート装置。
- 前記巻取軸は車両の荷物収納部の開口部の一側部に配置され、前記シート体は前記開口部を覆うように引き出されるトノカバーである、請求項1から11のいずれか1項に記載のシート装置。
- 前記巻取軸は車両の窓部の一側部に配置され、前記シート体は前記窓部を覆うように引き出されるサンシェードである、請求項1から11のいずれか1項に記載のシート装置。
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