JP2017192171A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシレスモータの更なる低騒音化を目的とする。【解決手段】本発明の一実施形態に係るブラシレスモータ10は、ロータ30と、ロータ30の軸方向にロータ30と対向して配置されたプレート部51と、プレート部51とでロータ30を収容するカバー80とを備える。カバー80には、ロータ30の周囲を囲う周囲壁92と、周囲壁92の外側に設けられ、プレート部51と嵌合された嵌合壁93と、周囲壁92と嵌合壁93とを連結する連結リブ(第一連結リブ101)が形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ブラシレスモータに関する。
従来、ブラシレスモータとしては、環状のステータと、このステータの径方向外側にステータと対向して配置されたロータマグネットを有するロータと、このロータを収容するカバーとを備えるものがある。
特開2012−70615号公報
上記ブラシレスモータのように、ロータがカバーに収容されていると、ロータの磁気音が外部に漏れることを抑制できる。しかしながら、ロータをカバーで覆っても、ロータの振動がカバー内の空気を介してカバーに伝搬し、カバーが振動して騒音が生じる虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、ブラシレスモータの更なる低騒音化を目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のブラシレスモータは、回転するロータと、前記ロータの軸方向に前記ロータと対向して配置されたプレート部と、前記プレート部とで前記ロータを収容するカバーと、前記カバーに形成され、前記ロータの周囲を囲う周囲壁と、前記カバーに形成されると共に、前記周囲壁の外側に設けられ、前記プレート部と嵌合された嵌合壁と、前記周囲壁と前記嵌合壁とを連結する連結リブと、を備える。
このブラシレスモータによれば、ロータを収容するカバーには、ロータの周囲を囲う周囲壁が形成されている。したがって、ロータの磁気音(共振音)が外部に漏れることを周囲壁によって抑制することができる。
しかも、カバーには、周囲壁の外側に設けられ、プレート部と嵌合された嵌合壁が形成されており、この嵌合壁と上述の周囲壁とは、連結リブによって連結されている。したがって、連結リブによって周囲壁の剛性を高めることができるので、ロータの磁気音によって周囲壁が共鳴したり、周囲壁内の空気が振動したり、周囲壁からの振動伝搬により嵌合壁が振動して発音が生じたりすることを抑制することができる。これにより、例えば、連結リブを用いずにロータの周囲を周囲壁で単に囲う場合に比して、ブラシレスモータの更なる低騒音化を実現することができる。
また、連結リブを介して周囲壁と連結されているのは、プレート部と嵌合されることで剛性が高められた嵌合壁であるので、周囲壁の剛性をより一層効率良く高めることができる。
なお、請求項2に記載のように、請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、前記周囲壁と前記嵌合壁との間には、空間が形成され、前記連結リブは、前記周囲壁の周方向に間隔を空けて複数設けられ、前記空間は、複数の前記連結リブによって複数の空間に分割されていても良い。
このブラシレスモータによれば、連結リブは、周囲壁の周方向に間隔を空けて複数設けられており、周囲壁と嵌合壁との間に形成された空間は、複数の連結リブによって複数の空間に分割されている。したがって、空間が一つである場合に比して、複数の空間の一つ当たりの体積が小さくなることにより、各空間の共振周波数を高くすることができる。これにより、各空間の共振周波数と、ロータの共振周波数とを異ならせることができるので、各空間とロータとの共振を抑制して、より一層の低騒音化を図ることができる。
また、請求項3に記載のように、請求項1又は請求項2に記載のブラシレスモータにおいて、前記連結リブは、前記周囲壁の径方向に延びていても良い。
このブラシレスモータによれば、連結リブは、周囲壁の径方向に延びているので、周囲壁の剛性を効果的に高めることができる。これにより、周囲壁や周囲壁内の空気に対する振動抑制効果を高めることができる。
請求項4に記載のように、請求項3に記載のブラシレスモータにおいて、前記カバーには、前記周囲壁の径方向外方に位置し、外部から冷却風を取り入れる冷却風取入口が形成され、前記嵌合壁は、前記カバーの軸方向視で前記周囲壁と前記冷却風取入口との間に開口を有する開放形状であり、前記嵌合壁の前記開口には、前記カバーに形成され、前記周囲壁の接線方向に延びる整流壁が配置され、前記周囲壁と前記嵌合壁とは、前記周囲壁の径方向に延びる前記連結リブとしての第一連結リブによって連結され、前記周囲壁と前記整流壁とは、前記カバーの軸方向視で前記整流壁と直角を成す第二連結リブによって連結されていても良い。
このブラシレスモータによれば、開放形状である嵌合壁の開口には、周囲壁の接線方向に延びる整流壁が配置されており、この整流壁と上述の周囲壁とは、第二連結リブによって連結されている。したがって、第二連結リブによって整流壁の剛性を高めることができるので、整流壁の振動による発音も抑制することができる。
しかも、第二連結リブは、カバーの軸方向視で整流壁と直角を成しているので、整流壁の剛性を効果的に高めることができる。これにより、整流壁に対する振動抑制効果を高めることができる。
請求項5に記載のように、請求項4に記載のブラシレスモータにおいて、前記嵌合壁は、前記周囲壁を挟んだ両側に配置された一対の対向壁と、前記一対の対向壁の長さ方向の一端部同士を連結する連結壁とを有し、前記一対の対向壁は、前記周囲壁と接続されていても良い。
このブラシレスモータによれば、嵌合壁に形成された一対の対向壁は、周囲壁と接続されている。したがって、周囲壁が全周に亘って振動することを抑制することができるので、周囲壁に対する振動抑制効果を高めることができる。
請求項6に記載のように、請求項5に記載のブラシレスモータにおいて、前記整流壁の長さ方向の両端部は、前記一対の対向壁と接続されていても良い。
このブラシレスモータによれば、整流壁の長さ方向の両端部は、一対の対向壁と接続されている。したがって、整流壁によって一対の対向壁の剛性を高めることができるので、一対の対向壁を含む嵌合壁全体の振動をより一層効果的に抑制することができる。
請求項7に記載のように、請求項5又は請求項6に記載のブラシレスモータにおいて、前記カバーには、前記嵌合壁の周囲を囲う外周壁が形成され、前記一対の対向壁の長さ方向の他端部は、前記外周壁に接続されていても良い。
このブラシレスモータによれば、一対の対向壁の長さ方向の他端部は、嵌合壁の周囲を囲う外周壁に接続されている。したがって、例えば、一対の対向壁の長さ方向の他端部が自由端である場合に比して、一対の対向壁の剛性を高めることができるので、このことによっても、一対の対向壁を含む嵌合壁全体の振動をより一層効果的に抑制することができる。
請求項8に記載のように、請求項4〜請求項7のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、前記カバーには、前記嵌合壁の周囲を囲う外周壁が形成され、前記外周壁と前記整流壁とは、前記カバーの軸方向視で前記整流壁と直角を成し、前記冷却風取入口の側に向けて延びる第三連結リブによって連結されていても良い。
このブラシレスモータによれば、嵌合壁の周囲を囲う外周壁と、上述の整流壁とは、第三連結リブによって連結されている。したがって、第三連結リブによって整流壁の剛性を高めることができると共に、第二連結リブを介して整流壁と連結された周囲壁の剛性も高めることができる。これにより、周囲壁及び整流壁の振動をより一層効果的に抑制することができる。
しかも、第三連結リブは、カバーの軸方向視で整流壁と直角を成しているので、整流壁の剛性、ひいては、第二連結リブを介して整流壁と連結された周囲壁の剛性を効果的に高めることができる。これにより、整流壁及び周囲壁に対する振動抑制効果を高めることができる。
また、第三連結リブは、カバーの軸方向視で整流壁と直角を成すと共に、冷却風取入口の側に向けて延びるので、冷却風取入口から取り入れられた冷却風の流れに沿って第三連結リブを配置することができる。これにより、冷却風取入口から取り入れられた冷却風の流れが第三連結リブによって阻害されることを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るブラシレスモータの一部断面を含む正面図である。 図1に示されるブラシレスモータを軸方向一方側から見た分解斜視図である。 図1に示されるブラシレスモータを軸方向他方側から見た分解斜視図である。 図1に示されるカバーをプレート部側から軸方向視した図である。 比較例に係るカバーを図4と同様の方向から見た図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係るブラシレスモータ10は、モータシャフト12と、ステータ20と、ロータ30と、ベアリングホルダ40と、センターピース50と、回路基板60と、回路ケース70と、カバー80とを備える(図2、図3も適宜参照)。図1〜図3において、矢印A1は、ブラシレスモータ10の軸方向一方側を示し、矢印A2は、ブラシレスモータ10の軸方向他方側を示している。
ステータ20は、ステータコア21と、インシュレータ22と、複数の巻線23とを有する。ステータコア21は、放射状に延びる複数のティース部24を有する。インシュレータ22は、ステータコア21の表面に装着されており、巻線23は、インシュレータ22を介して各ティース部24に巻回されている。ステータコア21を含むステータ20の全体は、モータシャフト12の軸方向回りに環状を成しており、ステータコア21の内周部の周方向における適宜箇所には、防振ゴム25が取り付けられている。このステータ20は、その周方向に回転磁界を形成する。
ロータ30は、ロータハウジング31及びロータマグネット32を有する。ロータハウジング31は、周壁部33及び天壁部34を有する有天円筒状に形成されており、ステータ20を収容している。天壁部34の中央部に形成された筒状部35の内側には、モータシャフト12が圧入されており、これにより、ロータハウジング31は、モータシャフト12に一体回転可能に固定されている。ロータマグネット32は、周壁部33の内周面に固着されており、ステータ20の径方向外側にステータ20と対向して配置されている。
ベアリングホルダ40は、ホルダ部41及び円筒部42を有する。ホルダ部41は、円筒部42よりも大径の円環状に形成されており、円筒部42の軸方向一方側に位置する。ホルダ部41の内側には、ボールベアリングである第一ベアリング45が圧入されている。第一ベアリング45の内輪の内側には、モータシャフト12が圧入されており、円筒部42の内側には、モータシャフト12が挿通されている。
センターピース50は、プレート部51及び軸部52を有する。プレート部51は、モータシャフト12の軸方向を板厚方向とする概略平板状に形成されている。このプレート部51は、ロータ30の軸方向他方側にロータ30と対向して配置されており、有天円筒状に形成されたロータハウジング31の開口を覆っている。軸部52は、プレート部51の中心部からステータ20の側に突出しており、ステータ20の内側に挿入されている。この軸部52は、概略円筒状に形成されている。軸部52の内側には、上述のベアリングホルダ40の円筒部42が圧入されており、これにより、ベアリングホルダ40は、センターピース50に固定されている。
また、軸部52には、ステータ20の軸方向他方側に位置する台座部53が形成されている。ホルダ部41と台座部53は、ステータ20の軸方向の両側から防振ゴム25を挟持しており、これにより、ステータ20は、防振ゴム25を介してセンターピース50に保持されている。プレート部51の中央部における軸部52と反対側には、軸部52が突出する側と反対側に開口する凹状の収容部54が形成されている。
収容部54の内側には、ボールベアリングである第二ベアリング55が圧入されている。この第二ベアリング55の内輪の内側には、モータシャフト12が圧入されている。第二ベアリング55と、上述の第一ベアリング45によって、モータシャフト12は、ベアリングホルダ40及びセンターピース50に回転可能に支持されている。
回路基板60は、ステータ20を駆動させるものであり、プレート部51に対するロータ30と反対側に配置されている。この回路基板60には、複数の電子部品が実装されている。この複数の電子部品には、例えば、複数の巻線23と電気的に接続されて複数の巻線23に流れる電流の向きを切り替えるスイッチング素子や、このスイッチング素子の切替動作を制御する制御素子等が含まれる。
複数の巻線23に流れる電流の向きが切り替えられると、ステータ20によって回転磁界が形成される。また、この回転磁界に応じてロータマグネット32に吸引及び反発力が作用し、これにより、ロータ30がモータシャフト12と共に回転する。
回路ケース70は、プレート部51に対するロータ30と反対側に配置されており、プレート部51に組み付けられている。回路ケース70は、プレート部51側に開口する概略凹形に形成されており、プレート部51とで回路基板60を収容している。
カバー80は、プレート部51に対する回路ケース70と反対側に配置されており、プレート部51及び回路ケース70と組み付けられている。このカバー80は、プレート部51側に開口する概略凹形に形成されており、プレート部51とでロータ30を収容している。
カバー80及び回路ケース70には、ブラシレスモータ10の径方向に延びるダクト形成部71、81がそれぞれ形成されており、この一対のダクト形成部71、81により筒状のダクト82が形成されている。カバー80に形成されたダクト形成部81は、より具体的には、概略凹形に形成されたカバー80の開口側の端部からカバー80の径方向外側に延びている。カバー80に形成されたダクト形成部81の先端部には、外部から冷却風を取り入れる冷却風取入口83が形成されている。冷却風取入口83から取り入れられた冷却風は、ダクト82の内側を通じて回路ケース70の内側やロータハウジング31の内側に供給される。
カバー80は、樹脂製であり、以下に詳述するように、複数の壁やリブ等を有して構成されている。図4は、図1に示されるカバー80をプレート部51側から軸方向視した図である。この図4に示されるように、カバー80には、天井壁91、周囲壁92、嵌合壁93、整流壁94、外周壁95、第一連結リブ101、第二連結リブ102、及び、第三連結リブ103が形成されている。
上述のブラシレスモータ10の軸方向をカバー80の軸方向と同じとした場合に、天井壁91は、カバー80の軸方向と交差する方向に広がっている。また、周囲壁92、嵌合壁93、整流壁94、外周壁95、複数の第一連結リブ101、複数の第二連結リブ102、及び、複数の第三連結リブ103は、いずれもカバー80の軸方向を高さ方向して形成されている。この周囲壁92、嵌合壁93、整流壁94、外周壁95、複数の第一連結リブ101、複数の第二連結リブ102、及び、複数の第三連結リブ103は、いずれも天壁部34から図1に示されるプレート部51の側に向けて立設されている。
周囲壁92は、円環状に形成されており、上述のロータ30(図1参照)の周囲を囲っている。嵌合壁93は、周囲壁92の外側に設けられている。図2に示されるように、プレート部51の外周部には、この外周部に沿って二重の壁56が形成されており、図4に示される嵌合壁93は、図2に示される二重の壁56の間に嵌合される。
図4に示されるように、嵌合壁93は、カバー80の軸方向視で周囲壁92と冷却風取入口83との間に開口93Aを有する開放形状とされている。つまり、この嵌合壁93は、周囲壁92を挟んだ両側に配置された一対の対向壁96と、一対の対向壁96の長さ方向の一端部同士を連結する連結壁97とを有している。
連結壁97は、周囲壁92の径方向外方に位置する冷却風取入口83の側と反対側に位置している。一対の対向壁96は、互いに平行であり、周囲壁92の接線方向にそれぞれ延びている。一対の対向壁96の長さ方向の中央部は、周囲壁92と接続されており、この周囲壁92と一体化されている。また、一対の対向壁96の長さ方向の他端部は、後述する外周壁95に接続されている。この嵌合壁93は、周囲壁92よりも高さが高く形成されている。
整流壁94は、冷却風取入口83の側に向けて開口する嵌合壁93の開口93Aに配置されている。整流壁94は、連結壁97と平行であり、周囲壁92の接線方向に延びている。この整流壁94は、カバー80の軸方向視で周囲壁92と冷却風取入口83との間に位置している。整流壁94は、冷却風取入口83を通じて外部から取り入れられた冷却風を図1に示される回路ケース70内の基板収容空間に向けて整流する機能を有する。整流壁94の長さ方向の両端部は、一対の対向壁96と接続されている。なお、図1に示されるように、この整流壁94も、上述の嵌合壁93と同様に、プレート部51の外周部に形成された二重の壁56の間に嵌合されている。
外周壁95は、カバー80の外周部に形成されており、円環状を成している。この外周壁95は、周囲壁92と同心円状に形成されており、嵌合壁93の周囲を囲っている。整流壁94の高さは、周囲壁92の高さと同じか、又は、周囲壁92の高さよりも高くなっている。
複数の第一連結リブ101のそれぞれは、本発明における「連結リブ」の一例である。この複数の第一連結リブ101は、周囲壁92と嵌合壁93との接続部よりも連結壁97側に位置している。この複数の第一連結リブ101は、周囲壁92の径方向に延びており、周囲壁92と嵌合壁93とを連結している。複数の第一連結リブ101は、周囲壁92の周方向に間隔を空けて設けられており、周囲壁92と嵌合壁93との間に形成された空間98は、複数の第一連結リブ101によって複数の空間98Aに分割されている。複数の第一連結リブ101の高さは、周囲壁92の高さと同等となっている。
複数の第二連結リブ102は、整流壁94から周囲壁92の側に向けて延びている。この複数の第二連結リブ102は、カバー80の軸方向視で整流壁94と直角を成しており、周囲壁92と整流壁94とを連結している。複数の第三連結リブ103は、整流壁94から冷却風取入口83の側に向けて延びている。この複数の第三連結リブ103は、カバー80の軸方向視で整流壁94と直角を成しており、外周壁95と整流壁94とを連結している。第二連結リブ102及び第三連結リブ103の高さは、整流壁94の高さと同等となっている。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
先ず、本発明の一実施形態に係る作用及び効果を明確にするために、比較例について説明する。図5は、比較例に係るカバーを図4と同様の方向から見た図である。図5に示される比較例に係るカバー180は、上述の本発明の一実施形態に係るカバー80に対し、複数の第一連結リブ101、複数の第二連結リブ102、及び、複数の第三連結リブ103が省かれている。
この比較例に係るカバー180によれば、ロータ30(図3等参照)の周囲を囲う周囲壁92が形成されているので、ロータ30の磁気音(共振音)が外部に漏れることを周囲壁92によって抑制することができる。
しかしながら、この比較例に係るカバー180では、ロータ30の磁気音によって周囲壁92が共鳴したり、周囲壁92内の空気振動が嵌合壁93へ伝搬して嵌合壁93が振動し発音が生じたりする虞がある。また、周囲壁92内の空気振動が嵌合壁93とプレート部51(図2等参照)との間の隙間を通じて外部に漏れて発音が生じる虞もある。したがって、更なる低騒音化が望まれる。
これに対し、図4に示される本発明の一実施形態に係るカバー80によれば、周囲壁92と、その外側に設けられた嵌合壁93とは、第一連結リブ101によって連結されている。したがって、第一連結リブ101によって周囲壁92の剛性を高めることができるので、図3等に示されるロータ30の磁気音によって周囲壁92が共鳴したり、周囲壁92内の空気が振動したり、周囲壁92からの振動伝搬により嵌合壁93が振動して発音が生じたりすることを抑制することができる。これにより、例えば、上述の比較例のように、連結リブを用いずにロータ30の周囲を周囲壁92で単に囲う場合に比して、更なる低騒音化を実現することができる。
しかも、第一連結リブ101は、周囲壁92の周方向に間隔を空けて複数設けられており、周囲壁92と嵌合壁93との間に形成された空間98は、複数の第一連結リブ101によって複数の空間98Aに分割されている。したがって、空間98が一つである場合に比して、複数の空間98Aの一つ当たりの体積が小さくなることにより、各空間98Aの共振周波数を高くすることができる。これにより、各空間98Aの共振周波数と、ロータ30の共振周波数とを異ならせることができるので、各空間98Aとロータ30との共振を抑制して、より一層の低騒音化を図ることができる。
また、第一連結リブ101を介して周囲壁92と連結されているのは、プレート部51と嵌合されることで剛性が高められた嵌合壁93であるので、周囲壁92の剛性をより一層効率良く高めることができる。
また、第一連結リブ101は、周囲壁92の径方向に延びているので、周囲壁92の剛性を効果的に高めることができる。これにより、周囲壁92や周囲壁92内の空気に対する振動抑制効果を高めることができる。
また、開放形状である嵌合壁93の開口93Aには、周囲壁92の接線方向に延びる整流壁94が配置されており、この整流壁94と上述の周囲壁92とは、第二連結リブ102によって連結されている。したがって、第二連結リブ102によって整流壁94の剛性を高めることができるので、整流壁94の振動による発音も抑制することができる。
しかも、第二連結リブ102は、カバー80の軸方向視で整流壁94と直角を成しているので、整流壁94の剛性を効果的に高めることができる。これにより、整流壁94に対する振動抑制効果を高めることができる。
また、嵌合壁93に形成された一対の対向壁96は、周囲壁92と接続されている。したがって、周囲壁92が全周に亘って振動することを抑制することができるので、周囲壁92に対する振動抑制効果を高めることができる。
また、整流壁94の長さ方向の両端部は、一対の対向壁96と接続されている。したがって、整流壁94によって一対の対向壁96の剛性を高めることができるので、一対の対向壁96を含む嵌合壁93全体の振動をより一層効果的に抑制することができる。
また、一対の対向壁96の長さ方向の他端部は、嵌合壁93の周囲を囲う外周壁95に接続されている。したがって、例えば、一対の対向壁96の長さ方向の他端部が自由端である場合に比して、一対の対向壁96の剛性を高めることができるので、このことによっても、一対の対向壁96を含む嵌合壁93全体の振動をより一層効果的に抑制することができる。
また、嵌合壁93の周囲を囲う外周壁95と、上述の整流壁94とは、第三連結リブ103によって連結されている。したがって、第三連結リブ103によって整流壁94の剛性を高めることができると共に、第二連結リブ102を介して整流壁94と連結された周囲壁92の剛性も高めることができる。これにより、周囲壁92及び整流壁94の振動をより一層効果的に抑制することができる。
しかも、第三連結リブ103は、カバー80の軸方向視で整流壁94と直角を成しているので、整流壁94の剛性、ひいては、第二連結リブ102を介して整流壁94と連結された周囲壁92の剛性を効果的に高めることができる。これにより、整流壁94及び周囲壁92に対する振動抑制効果を高めることができる。
また、第三連結リブ103は、カバー80の軸方向視で整流壁94と直角を成すと共に、冷却風取入口83の側に向けて延びるので、冷却風取入口83から取り入れられた冷却風の流れに沿って第三連結リブ103を配置することができる。これにより、冷却風取入口83から取り入れられた冷却風の流れが第三連結リブ103によって阻害されることを抑制することができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、第一連結リブ101は、好ましくは、周囲壁92の周方向に間隔を空けて複数設けられるが、一つでも良い。
また、上記実施形態において、第一連結リブ101は、好ましくは、周囲壁92の径方向に延びるが、周囲壁92の径方向に延びていなくても良い。
また、上記実施形態において、第二連結リブ102及び第三連結リブ103は、好ましくは、カバー80の軸方向視で整流壁94と直角を成すが、カバー80の軸方向視で整流壁94と直角を成していなくても良い。
また、上記実施形態において、嵌合壁93は、開放形状とされているが、周囲壁92を囲う環状に形成されていても良い。
また、上記実施形態において、整流壁94の長さ方向の両端部は、好ましくは、一対の対向壁96と接続されるが、一対の対向壁96と接続されていなくても良い。
また、上記実施形態において、一対の対向壁96の長さ方向の他端部は、好ましくは、外周壁95に接続されるが、外周壁95に接続されていなくても良い。
また、上記実施形態において、好ましくは、第二連結リブ102及び第三連結リブ103が用いられるが、例えば、周囲壁92、整流壁94、及び、嵌合壁93等の振動を抑制できる場合には、第二連結リブ102及び第三連結リブ103が省かれても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10…ブラシレスモータ、12…モータシャフト、20…ステータ、21…ステータコア、22…インシュレータ、23…巻線、24…ティース部、25…防振ゴム、30…ロータ、31…ロータハウジング、32…ロータマグネット、33…周壁部、34…天壁部、35…筒状部、40…ベアリングホルダ、41…ホルダ部、42…円筒部、45…第一ベアリング、50…センターピース、51…プレート部、52…軸部、53…台座部、54…収容部、55…第二ベアリング、56…二重の壁、60…回路基板、70…回路ケース、71…ダクト形成部、80…カバー、81…ダクト形成部、82…ダクト、83…冷却風取入口、91…天井壁、92…周囲壁、93…嵌合壁、93A…開口、94…整流壁、95…外周壁、96…対向壁、97…連結壁、98…空間、98A…複数の空間、101…第一連結リブ(連結リブの一例)、102…第二連結リブ、103…第三連結リブ

Claims (8)

  1. 回転するロータと、
    前記ロータの軸方向に前記ロータと対向して配置されたプレート部と、
    前記プレート部とで前記ロータを収容するカバーと、
    前記カバーに形成され、前記ロータの周囲を囲う周囲壁と、
    前記カバーに形成されると共に、前記周囲壁の外側に設けられ、前記プレート部と嵌合された嵌合壁と、
    前記周囲壁と前記嵌合壁とを連結する連結リブと、
    を備えるブラシレスモータ。
  2. 前記周囲壁と前記嵌合壁との間には、空間が形成され、
    前記連結リブは、前記周囲壁の周方向に間隔を空けて複数設けられ、
    前記空間は、複数の前記連結リブによって複数の空間に分割されている、
    請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記連結リブは、前記周囲壁の径方向に延びている、
    請求項1又は請求項2に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記カバーには、前記周囲壁の径方向外方に位置し、外部から冷却風を取り入れる冷却風取入口が形成され、
    前記嵌合壁は、前記カバーの軸方向視で前記周囲壁と前記冷却風取入口との間に開口を有する開放形状であり、
    前記嵌合壁の前記開口には、前記カバーに形成され、前記周囲壁の接線方向に延びる整流壁が配置され、
    前記周囲壁と前記嵌合壁とは、前記周囲壁の径方向に延びる前記連結リブとしての第一連結リブによって連結され、
    前記周囲壁と前記整流壁とは、前記カバーの軸方向視で前記整流壁と直角を成す第二連結リブによって連結されている、
    請求項3に記載のブラシレスモータ。
  5. 前記嵌合壁は、前記周囲壁を挟んだ両側に配置された一対の対向壁と、前記一対の対向壁の長さ方向の一端部同士を連結する連結壁とを有し、
    前記一対の対向壁は、前記周囲壁と接続されている、
    請求項4に記載のブラシレスモータ。
  6. 前記整流壁の長さ方向の両端部は、前記一対の対向壁と接続されている、
    請求項5に記載のブラシレスモータ。
  7. 前記カバーには、前記嵌合壁の周囲を囲う外周壁が形成され、
    前記一対の対向壁の長さ方向の他端部は、前記外周壁に接続されている、
    請求項5又は請求項6に記載のブラシレスモータ。
  8. 前記カバーには、前記嵌合壁の周囲を囲う外周壁が形成され、
    前記外周壁と前記整流壁とは、前記カバーの軸方向視で前記整流壁と直角を成し、前記冷却風取入口の側に向けて延びる第三連結リブによって連結されている、
    請求項4〜請求項7のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
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