JP2017191818A - コイルユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】結合係数を高く維持すると共に使用するフェライト量の低減を図ることができ、金属シールドの温度が高くなることを抑制することができるコイルユニットを提案する。【解決手段】送電コイル12ユニットは、フェライト板24と、送電コイル12と、金属シールド23とを備え、フェライト板24は、曲げ部40に向かう方向に延びる複数の第1分割フェライト板24と長辺部41に向かう方向に延びる第2分割フェライト板24とを含み、金属シールド23のうち第1および第2分割フェライト板の間から露出する部分が、コイル領域と対向する対向面積を第1対向面積とし、金属シールド23のうち送電コイル12の短手方向に配列する第1分割フェライト板24の間から露出する部分が、コイル領域と対向する対向面積を第2対向面積とすると、コイル面積を基準とした場合において、第1対向面積と第2対向面積の合計面積の面積比は、0.05以上0.6以下である。【選択図】図6

Description

本発明は、非接触充電装置に用いられるコイルユニットに関する。
従来から非接触充電に用いられるコイルユニットについて各種提案されている(特許文献1〜5)。たとえば、特開2008−120239号公報に記載されたコイルユニットは、コイルを嵌め込む溝部が形成されたE型コアと、E型コアに装着されたコイルとを含む。E型コアは、複数の分割フェライトを積層して形成されている。
特開2013−154815号公報 特開2013−146154号公報 特開2013−146148号公報 特開2013−110822号公報 特開2013−126327号公報 特開2008−120239号公報
特開2008−120239号公報に記載されたE型コアは、複数の分割コアを略隙間なく積層することで構成されており、E型コアに用いられるフェライト量は多い。そこで、使用するフェライト量を減らしつつも、結合係数を高く維持する必要がある。
そこで、発明者等は、結合係数を高く維持しつつも、使用するフェライト量を低減することができるコイルユニットを検討した。
発明者等が検討したコイルユニットは、フェライト板と、フェライト板の上面に配置されたコイルとを備える。コイルは、長方形形状に形成されており、コイルの外周縁部は、長辺部と、短辺部とを含む。コイルは中央に中空部が形成されており、フェライト板は複数の分割フェライトから形成されている。フェライト板は、コイルの中空部から角部に向けて延びる複数の第1分割フェライトと、コイルの中空部から長辺部に向けて延びる複数の第2分割フェライトとを含む。そして、第1分割フェライトと第2分割フェライトとの間に切欠部が形成されている。フェライト板の短手方向に隣り合う第1分割フェライト間にも切欠部が形成されている。各切欠部は、コイル下に達するように形成されている。
発明者等は、上記のコイルユニットを用いて電力伝送を行うと、切欠部から露出する金属シールドに磁束が入射して、金属シールドの温度が高くなることを見出した。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、結合係数を高く維持すると共に使用するフェライト量の低減を図ることができ、金属シールドの温度が高くなることを抑制することができるコイルユニットを提案することである。
本発明に係るコイルユニットは、1つの局面では、厚さ方向に配列する第1主表面および第2主表面とを含む板状のフェライトと、第1主表面上に配置されると共に、中央に中空部が形成された長方形形状のコイルと、第2主表面側に配置された金属シールドとを備える。
上記コイルの外周縁部は、複数の曲げ部と、長辺部と、短辺部とを含む。上記フェライトは、コイルの中空部から曲げ部に向かう方向に延びる複数の第1分割フェライトと、コイルの長手方向に隣り合う第1分割フェライト間に配置されると共に中空部から長辺部に向かう方向に延びる第2分割フェライトとを含む。
上記第1主表面から厚さ方向に離れた位置からコイルを平面視したときにおいて、コイルの外周および内周によって区画されたコイル領域の面積をコイル面積とする。上記金属シールドのうち第1分割フェライトおよび第2分割フェライトの間から露出する部分が、コイル領域と対向する対向面積を第1対向面積とする。
上記金属シールドのうちコイルの短手方向に配列する第1分割フェライトの間から露出する部分が、コイル領域と対向する対向面積を第2対向面積とする。
上記コイル面積を基準とした場合において、第1対向面積と第2対向面積の合計面積の面積比は、0.05以上0.6以下である。
本発明に係るコイルユニットによれば、結合係数を高く維持すると共に使用するフェライト量の低減を図ることができ、金属シールドの温度が高くなることを抑制することができる。
非接触充電システム1を示す模式図である。 非接触充電システム1を模式的に示す回路図である。 送電装置3を示す斜視図である。 送電装置3を示す分解斜視図である。 図4に示すV−V線における断面図である。 図5に示す監察位置P1からコイルユニット14を平面視したときの平面図である。 図6に示すVII−VII線における断面図であり、第1分割フェライト43の延びる方向に対して垂直な方向における断面図である。 コイルユニット14を監察位置P1から平面視したときの平面図であり、コイル領域R1を示す平面図である。 コイルユニット14を監察位置P1から平面視したときの平面図である。 送電装置3の送電コイル12から受電装置4の受電コイル8に電力を送電している様子を模式的に示す斜視図である。 実施の形態1に係るコイルユニット14と受電コイル8との結合係数と、比較例1に係る状コイルユニットと受電コイル8との結合係数を示すグラフである。 図10のXII−XII線における断面図である。 図10のXIII−XIII線における断面図である。 各種のコイルユニットと、受電コイル8とを用いて電力伝送したときにおいて、コイルユニットに生じる損失(熱損失)を示すグラフである。 面積比ARおよび損失の関係と、面積比ARおよび結合係数の関係とを示すグラフである。 面積比ARが0.05とされたコイルユニット14Aを示す平面図である。 コイルユニット14Bを示す平面図である。
(実施の形態1)
図1は、非接触充電システム1を示す模式図であり、図2は、非接触充電システム1を模式的に示す回路図である。非接触充電システム1は、受電装置4およびバッテリ7を含む車両2と、電源10に接続された送電装置3とを備える。
受電装置4は、コイルユニット5と、コイルユニット5が受電した交流電力を直流電力に変換してバッテリ7に供給する整流器6とを含む。
コイルユニット5は、LC共振器であり、整流器6に接続された受電コイル8およびコンデンサ9を含む。コイルユニット5のQ値は100以上である。
送電装置3は、コイルユニット14と、電源10に接続された変換器11とを含む。変換器11は、電源10から供給される交流電力の周波数および電圧を調整して、コイルユニット14に供給する。コイルユニット14は、LC共振器であり、変換器11に接続された送電コイル12およびコンデンサ13を含む。コイルユニット14のQ値も100以上である。なお、コイルユニット14の共振周波数と、コイルユニット5の共振周波数とは、実質的に一致している。
なお、図1において「U」とは上方向Uを示し、「D」とは下方向Dを示す。「F」とは、前方向Fを示し、「B」とは後方向Bを示す。「L」とは、左方向Lを示す。なお、図2以降において示す「R」とは右方向Rを示す。
次に、図3などを用いて、送電装置3の構成について説明する。
図3は、送電装置3を示す斜視図であり、図4は、送電装置3を示す分解斜視図である。この図4において、送電装置3は、筐体20と、筐体20内に収容されたコイルユニット14とを含む。
筐体20は、上方に向けて開口するように形成されたケース本体21と、ケース本体21の開口部を閉塞する蓋22とを含む。ケース本体21は、アルミニウムなどの金属によって形成されており、蓋22は樹脂によって形成されている。
コイルユニット14は、金属シールド23と、フェライト板24と、ボビン25と、ボビン25に装着された送電コイル12とを含む。
フェライト板24は板状に形成されており、厚さ方向TDに配列する上面30および下面31を含む。
送電コイル12は、フェライト板24の上面30側に配置されている。送電コイル12は、上下方向に延びる巻回軸線O1の周囲を取り囲むように形成されている。送電コイル12は、たとえば、渦巻き型コイルである。
送電コイル12の中央部には、中空部33が形成されている。送電コイル12は、内周縁部34および外周縁部35を含む。
図5は、図4に示すV−V線における断面図である。この図5に示すように、ケース本体21には、金属シールド23の下面を支持する複数の支持壁27が形成されている。ケース本体21の底面と、金属シールド23との間には空間が形成されており、この空間内に変換器11などの機器が配置されている。
ボビン25は、フェライト板24の上面30側に配置されている。ボビン25は、たとえば、樹脂などのように磁束を透過する絶縁材料によって形成されている。ボビン25の上面には、送電コイル12が装着されるコイル溝32が形成されている。そして、ボビン25の下面とフェライト板24の上面とは離れている。ボビン25の下面には保護壁26が形成されている。保護壁26は、後述するフェライト板24の各フェライト片の周囲を取り囲むように形成されている。
なお、保護壁26の下方には、金属シールド23を間に挟んで、支持壁27が配置されている。このため、蓋22の上面に衝撃力が加えられたとしても、ボビン25の下面がフェライト板24と接触することが抑制されており、フェライト板24が保護されている。
金属シールド23は、フェライト板24の下面31側に配置されており、金属シールド23は、たとえば、アルミニウムなどの金属材料によって形成されている。
金属シールド23の外周縁部には、段差部28が形成されており、フェライト板24の外周縁部において、フェライト板24の下面31が金属シールド23から露出している。
図6は、図4に示す監察位置P1からコイルユニット14を平面視したときの平面図である。なお、監察位置P1は、フェライト板24の上面30から厚さ方向TD1に離れた位置である。この図6においては、ボビン25は、図示してない。
また、この図6に示す送電コイル12のコイル線を示しておらず、送電コイル12の内周縁部34および外周縁部35を示している。
送電コイル12の外周縁部35は、4つの曲げ部40と、一対の長辺部41と、一対の短辺部42とを含み、送電コイル12は、角部が円弧状の長方形形状に形成されている。
フェライト板24は、複数の第1分割フェライト43と、複数の第2分割フェライト44とを含み、フェライト板24の中央には、中空部39が形成されている。中空部39は、送電コイル12の中空部33内に位置している。
第1分割フェライト43は、送電コイル12の中空部33から曲げ部40に向かう方向に延びる。第1分割フェライト43の一端は、中空部33内に位置しており、第1分割フェライト43の他端は、曲げ部40よりも外方に突出している。第1分割フェライト43の他端によって、フェライト板24の角部47が形成されている。第1分割フェライト43は、互いに僅かに間隔をあけて配置された一対のフェライト片45を含む。フェライト片45間の空隙は、中空部33から曲げ部40に向かう方向に延びる。
第2分割フェライト44は、送電コイル12の長手方向LDに隣り合う第1分割フェライト43の間に配置されている。第2分割フェライト44は、中空部33から長辺部41に向かう方向に延びている。第2分割フェライト44の一端は、中空部33内に位置しており、第2分割フェライト44の他端は、長辺部41から僅かに突出している。第2分割フェライト44は、互いに僅かに間隔をあけて配置された一対のフェライト片46を含む。フェライト片46の間の空隙は、中空部33から長辺部41に向けて延びる。具体的には、内周縁部34および長辺部41に垂直となるように延びている。
各第1分割フェライト43の一端と、各第2分割フェライト44の一端によって、フェライト板24の中空部39が形成されている。
図7は、図6に示すVII−VII線における断面図であり、第1分割フェライト43の延びる方向に対して垂直な方向における断面図である。
ボビン25の保護壁26は、各フェライト片45(46)の周囲を取り囲むように形成されている。フェライト片45は、幅方向の長さは短いため、保護壁26同士の間隔も狭くなっている。そのため、タイヤなどの異物60から外力がコイルユニット14に加えられたとしてもフェライト片45(46)に当該外力が達することを抑制することができる。これにより、フェライト片45(46)が割れたりすることが抑制される。
図6において、第2分割フェライト44と第1分割フェライト43とによって切欠部50が形成されており、短手方向SDに隣り合う第1分割フェライト43間には、切欠部51が形成されている。
切欠部50は、送電コイル12の長辺部41側から内周縁部34に向かう方向に延びており、切欠部50は、送電コイル12の下側に達しており、切欠部50の先端部は、内周縁部34の近傍に達している。切欠部50の長手方向LDの幅は、外周縁部35側から内周縁部34側に向かうにつれて小さくなるように形成されている。外周縁部35側における切欠部50の長手方向LDの幅は、フェライト片46の長手方向LDの幅よりも大きい。
切欠部51は、短辺部42側から内周縁部34に向かう方向に延びており、送電コイル12の下側に達しており、切欠部51の先端部は、内周縁部34の近傍に達している。切欠部51の短手方向SDの幅は、短辺部42側から内周縁部34側に向かうにつれて小さくなるように形成されている。短辺部42側の切欠部51の短手方向SDの幅は、第1分割フェライト43の短手方向SDの幅よりも大きい。
金属シールド23は、長方形形状に形成されており、送電コイル12よりも大きい。金属シールド23の外周縁部は、フェライト板24の各角部47を通る。金属シールド23は、各切欠部50,51でフェライト板24から露出している。また、金属シールド23は、中空部39においてフェライト板24から露出している。
図8は、コイルユニット14を監察位置P1から平面視したときの平面図であり、コイル領域R1を示す平面図である。この図8において、送電コイル12の内周縁部34と外周縁部35とによって形成された領域をコイル領域R1とし、このコイル領域R1の面積をコイル面積S0とする。
図9は、コイルユニット14を監察位置P1から平面視したときの平面図である。この図9において、金属シールド23のうち切欠部50においてフェライト板24から露出する部分がコイル領域R1と対向する対向面積を、第1対向面積S1とする。
図9に示す例においては、金属シールド23のうち1つの切欠部50から露出する部分がコイル領域R1と対向する面積を対向面積S11とすると、第1対向面積S1は、対向面積S11の4倍である。
金属シールド23のうち、切欠部51から露出する部分が、コイル領域R1と対向する面積を、第2対向面積S2とする。なお、金属シールド23のうち1つ切欠部51から露出する部分がコイル領域R1と対向する面積を対向面積S22とすると、第2対向面積S2は、対向面積S22の2倍である。
ここで、本実施の形態1に係るコイルユニット14においては、コイル面積S0を基準としたときにおいて、第1対向面積S1と第2対向面積S2との合計面積の面積比AR((第1対向面積S1+第2対向面積S2)/コイル面積S0)は、0.45である。
次に、上記のように構成された送電装置3を用いて、受電装置4に電力伝送したときの状況について説明する。
図10は、送電装置3の送電コイル12から受電装置4の受電コイル8に電力を送電している様子を模式的に示す斜視図である。
この図10において、送電コイル12に所定周波数の交流電流が供給され、送電コイル12の周囲に磁束MFが発生する。磁束MFは、主に、中空部33から延びる磁束経路MFP1および磁束経路MFP2の一方を流れる。磁束経路MFP1は、フェライト板24と、エアギャップと、受電コイル8と、エアギャップと、フェライト板24と、送電コイル12とを順次通る磁束通路である。磁束経路MFP2は、フェライト板24を通り、送電コイル12の周囲を取り囲む磁束経路である。
磁束経路MFP1を流れる磁束MFによって、受電コイル8に受電電流が流れる。磁束経路MFP1,MFP2はいずれも、監察位置P1から視ると、中空部33から放射状に延びる。
第1分割フェライト43および第2分割フェライト44は、中空部33から放射状に延びるように形成されているため、磁束MFが第1分割フェライト43および第2分割フェライト44内を良好に流れることができる。
フェライト片45間の空隙は、中空部33から曲げ部40に向かう方向に延びており、当該空隙の延びる方向と、磁束MFが第1分割フェライト43内を流れる方向とが一致している。そのため、第1分割フェライト43内を流れる磁束MFが、フェライト片45間の空隙を通ることが抑制されている。
フェライト片46間の空隙は、内周縁部34および外周縁部35に対して垂直な方向に延びており、第2分割フェライト44内を通る磁束MFがフェライト片46間の空隙を通ることが抑制されている。
このように、送電コイル12内を流れる磁束MFが、空隙を通ることが抑制されているので、フェライト板24の磁気抵抗が高くなることが抑制されている。これにより、受電コイル8と、送電コイル12との間の結合係数が低くなることが抑制される。
図11は、実施の形態1に係るコイルユニット14と受電コイル8との結合係数と、比較例1に係る状コイルユニットと受電コイル8との結合係数を示すグラフである。
なお、比較例1に係るコイルユニットのフェライト板は、フェライト板24と同じ大きさであって、分割されておらず、切欠部50,51も形成されていない。
この図11に示すように、本実施の形態1に係るコイルユニット14を用いて電力伝送と行ったとしても、結合係数が殆ど低下していないことが分かる。
その一方で、実施の形態1に係るコイルユニット14おいては、フェライト板24に複数の切欠部50および切欠部51が形成されている。そのため、切欠部50,51が形成されていない比較例1のフェライト板と比較すると、必要となるフェライト量を少なく抑えることができる。これにより、フェライト板24の製造コストを低く抑えることができる。
図12は、図10のXII−XII線における断面図である。この図12に示すように、送電コイル12の周囲に形成された磁束MFは、樹脂で形成されたボビン25を透過する。
そして、金属シールド23のうち、切欠部51から露出する部分であって、送電コイル12(コイル領域R1)と対向する部分には、多くの磁束MFが入射する。
金属シールド23のうち、フェライト板24で覆われている部分においては、フェライト板24の磁気抵抗が低いため、磁束MFがフェライト板24内を流れ、磁束MFが金属シールド23に漏れることが抑制されている。
図13は、図10のXIII−XIII線における断面図である。金属シールド23のうち切欠部50から露出する部分であって、送電コイル12(コイル領域R1)と対向する部分には、多くの磁束MFが入射する。金属シールド23に磁束MFが入射すると、金属シールド23の表面に渦電流が流れ、熱損失が発生する。これにより、金属シールド23の温度が上昇する。
なお、フェライト片45間およびフェライト片46間の空隙の間隔は、狭く、当該空隙から露出する金属シールド23に磁束MFが入射しようとしても、空気よりも磁気抵抗の低いフェライト片45またはフェライト片46に磁束MFが入り込む。
そのため、金属シールド23のうち、フェライト片45間の空隙やフェライト片46間の空隙から露出する部分において、損失は殆ど発生しない。
図14は、各種のコイルユニットと、受電コイル8とを用いて電力伝送したときにおいて、コイルユニットに生じる損失(熱損失)を示すグラフである。
この図14において、比較例2に係るコイルユニットは、フェライト板24を備えておらず、金属シールド23の上面側に送電コイル12が配置されている。なお、比較例1に係るコイルユニットにおいては、金属シールド23の上面の略全部がフェライト板24によって覆われている。
図14に示すように、比較例1に係るコイルユニットに生じる損失と、実施の形態1に係るコイルユニットに生じる損失の差は、実施の形態1に係るコイルユニットに生じる損失と比較例2に係るコイルユニットに生じる損失の差よりも遥かに小さい。
このように、本実施の形態1に係るコイルユニットは、大きな損失の発生を抑制できることが分かる。このため、本実施の形態1に係るコイルユニットにおいて、金属シールド23およびコイルユニット自体が高温となることを抑制することができる。
このように、本実施の形態1に係るコイルユニット14は、結合係数を維持しながら、フェライト板24に必要なフェライト量を低減することができると共に、コイルユニット14が高温になることが抑制されている。
上記図1から図14を用いて、面積比ARが0.45であるコイルユニット14の作用および効果について説明したが、本発明者等は、各種のコイルユニットについて検証した結果、面積比ARが0.05以上0.6以下であれば、同様の作用効果を得ることができることを見出した。
そこで、本実施の形態の各種の変形例に係るコイルユニット14の構成、面積比ARおよびその作用・効果について説明する。
図15は、面積比ARおよび損失の関係と、面積比ARおよび結合係数の関係とを示すグラフである。図15に示すグラフの横軸は、面積比ARを示す。右側の縦軸は損失を示し、左側の縦軸は結合係数を示す。実線の折れ線は、損失を示し、一点鎖線の折れ線は結合係数を示す。
なお、面積比ARが「0」とは、フェライト板24に切欠部が形成されておらず、金属シールド23の上面の全面がフェライト板24によって覆われていることを示す。面積比ARが「1」とは、フェライト板24が設けられていないことを示す。「損失」とは、電力伝送時に、金属シールド23において生じる熱損失である。
このグラフに示すように、面積比ARが0.05以上0.6以下の範囲内となるように切欠部を形成することで、高い結合係数を維持しながら、損失を低く抑えることができることが分かる。
そこで、まず、面積比ARが0.05とされたコイルユニットの構成について説明する。
図16は、面積比ARが0.05とされたコイルユニット14Aを示す平面図である。なお、図16などに示す構成において、上記図6などで示した構成と同一または実質的に同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
コイルユニット14Aは、フェライト板24Aと、フェライト板24Aの上面に設けられた送電コイル12と、フェライト板24Aの下面に設けられた金属シールド23とを含む。
フェライト板24Aは、複数の第1分割フェライト43Aと、複数の第2分割フェライト44とを含む。第1分割フェライト43Aも、第1分割フェライト43と同様に、内周縁部34から曲げ部40に向かう方向に延びている。第1分割フェライト43Aは、フェライト片45Aと、フェライト片45Aの両側に設けられた2枚のフェライト片45Bとを含む。フェライト片45Aとフェライト片45Bとの間の空隙も内周縁部34から曲げ部40に向かう方向に延びている。
第1分割フェライト43Aが延びる方向に対して垂直な方向における第1分割フェライト43Aの幅を幅W2とする。同様に、図6において、第1分割フェライト43の幅を幅W1とすると、幅W2は、幅W1よりも長い。その一方で、第1分割フェライト43Aは、3つのフェライト片で構成されているため、各フェライト片45A,45Bの幅がフェライト片45の幅に近似している。
このため、フェライト片45A,45Bの周囲を取り囲む保護壁26の間隔も狭くなっており、外部から異物が衝突などしても、フェライト片45A,45Bに大きな外力が加えられることが抑制されている。
第1分割フェライト43Aと第2分割フェライト44との間には切欠部50Aが形成されている。短手方向SDに隣り合う第1分割フェライト43Aの間にも切欠部51Aが形成されている。
コイルユニット14Aの切欠部50A,51Aの面積は、図6に示す14の切欠部50,51の面積よりも小さい。
ここで、金属シールド23のうち切欠部50Aから露出する部分が、コイル領域R1(送電コイル12)と対向する面積を第1対向面積S3とする。金属シールド23が1つの切欠部50Aから露出する部分がコイル領域R1と対向する面積を対向面積S33とすると、第1対向面積S3は、対向面積S33の4倍である。
金属シールド23のうち切欠部51Aから露出する部分が、コイル領域R1と対向するする面積を第2対向面積S4とする。金属シールド23のうち1つの切欠部51Aから露出する部分が、コイル領域R1と対向する面積を対向面積S44とすると、第2対向面積S4は、対向面積S44の2倍である。
この図16に示すコイルユニット14Aにおいては、面積比AR((第1対向面積S3+第2対向面積S4)/コイル面積S0)は、0.05である。
図15のグラフに示すように、コイルユニット14Aにおいても、高い結合係数を維持することができると共に、損失を低く抑えることができることが分かる。また、切欠部50A,51Aがある程度の大きさになるため、フェライト板24Aに必要なフェライト量を低減することができる。その一方で、面積比ARが0.05よりも小さくなると、切欠部50A,51Aの面積が小さくなり、フェライト板に必要なフェライト量が多くなる。
次に、面積比ARが0.6とされたコイルユニット14Bについて説明する。図17は、コイルユニット14Bを示す平面図である。コイルユニット14Bは、フェライト板24Bと、フェライト板24Bの上面に設けられた送電コイル12と、フェライト板24Bの下面に設けられた金属シールド23とを含む。
フェライト板24Bは、複数の第1分割フェライト43Bと、複数の第2分割フェライト44とを含む。各第1分割フェライト43Bは、内周縁部34から曲げ部40に向けて延びている。なお、第1分割フェライト43Bは、1枚のフェライト片から形成されている。第1分割フェライト43Bが延びる方向に垂直な方向における第1分割フェライト43Bの幅を幅W3とする。幅W3は、図16に示す幅W2および図6に示す幅W1よりも小さい。
第1分割フェライト43Bと、第2分割フェライト44との間には切欠部50Bが形成されており、短手方向SDに隣り合う第1分割フェライト43Bの間には切欠部51Bが形成されている。切欠部50Bの面積は切欠部50,50Aよりも大きく、切欠部51Bの面積は、切欠部51,51Aよりも大きい。
金属シールド23のうち、切欠部50Bから露出した部分が、コイル領域R1と対向する対向面積を第1対向面積S5とし、金属シールド23のうち、切欠部51Bから露出する部分が、コイル領域R1と対向する対向面積を第1対向面積S6とする。
金属シールド23のうち1つの切欠部50B,51Bから露出した部分がコイル領域R1と対向する対向面積を対向面積S55,S66とすると、第1対向面積S5は、対向面積S55の4倍であり、第1対向面積S6は、対向面積S66の2倍である。
このように構成されたコイルユニット14Bの面積比AR((第1対向面積S5+第1対向面積S6)/コイル面積S0)は、0.6である。
図15に示すように、面積比ARが0.6である場合には、結合係数を高く維持することができると共に、損失が高くなりすぎることを抑制することができる。
このように、第1分割フェライトおよび第2分割フェライトを含むフェライト板24を用いたコイルユニット14においては、面積比ARを0.05以上0.6以下とすることで、高い結合係数を維持しながら、フェライト量の低減および、コイルユニット14の高温化の抑制を図ることができることが分かる。
特に、面積比ARが0.05以上0.45以下とすることで、特に、必要となるフェライト量を大きく低減でき、さらに、結合係数を高く維持しながら、金属シールド23で生じる熱損失を小さく抑えることができることが分かる。
なお、面積比ARの下限値としては、好ましくは、0.1である。具体的には、図16において、面積比ARが0.1以上となるように、幅W2を設定するのが好ましい。この場合、各フェライト片45A,45Bの幅が狭くなる。これに伴い、保護壁26の幅も狭くなり、タイヤなどによって、コイルユニット14が踏まれたとしても、フェライト片45A,45Bに大きな外力が加えられることを抑制することができる。
なお、上記の実施の形態においては、送電装置に搭載されたコイルユニット14に本発明を提供した例について説明したが、受電装置4のコイルユニット5にも適用することができる。
以上、本発明に基づいた各実施の形態について説明したが、今回開示された事項はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、コイルユニットに適用することができる。
1 非接触充電システム、2 車両、3 送電装置、4 受電装置、5,14,14A,14B コイルユニット、6 整流器、7 バッテリ、8 受電コイル、9,13 コンデンサ、10 電源、11 変換器、12 送電コイル、20 筐体、21 ケース本体、22 蓋、23 金属シールド、24,24A,24B フェライト板、25 ボビン、26 保護壁、27 支持壁、28 段差部、30 上面、31 下面、32 コイル溝、33,39 中空部、34 内周縁部、35 外周縁部、40 曲げ部、41 長辺部、42 短辺部、43,43A,43B 第1分割フェライト、44 第2分割フェライト、45,45A,45B,46 フェライト片、47 角部、50,50A,50B,51,51A,51B 切欠部、60 異物、AR 面積比、B 後方向、D 下方向、F 前方向、L 左方向、LD 長手方向、MF 磁束、MFP1,MFP2 磁束経路、O1 巻回軸線、P1 監察位置、R 右方向、R1 コイル領域、S0 コイル面積、S1,S3,S5,S6 第1対向面積、S2,S4 第2対向面積、S11,S22,S33,S44,S55,S66 対向面積、SD 短手方向、TD,TD1 厚さ方向、U 上方向、W1,W2,W3 幅。

Claims (2)

  1. 厚さ方向に配列する第1主表面および第2主表面とを含む板状のフェライトと、
    前記第1主表面上に配置されると共に、中央に中空部が形成された長方形形状のコイルと、
    前記第2主表面側に配置された金属シールドと、
    を備え、
    前記コイルの外周縁部は、複数の曲げ部と、長辺部と、短辺部とを含み、
    前記フェライトは、前記コイルの中空部から曲げ部に向かう方向に延びる複数の第1分割フェライトと、前記コイルの長手方向に隣り合う第1分割フェライト間に配置されると共に前記中空部から前記長辺部に向かう方向に延びる第2分割フェライトとを含み、
    前記第1主表面から前記厚さ方向に離れた位置から前記コイルを平面視したときにおいて、前記コイルの外周および内周によって区画されたコイル領域の面積をコイル面積とし、
    前記金属シールドのうち前記第1分割フェライトおよび前記第2分割フェライトの間から露出する部分が、前記コイル領域と対向する対向面積を第1対向面積とし、
    前記金属シールドのうち前記コイルの短手方向に配列する第1分割フェライトの間から露出する部分が、前記コイル領域と対向する対向面積を第2対向面積とすると、
    前記コイル面積を基準とした場合において、第1対向面積と前記第2対向面積の合計面積の面積比は、0.05以上0.6以下である、コイルユニット。
  2. 前記面積比は、0.05以上0.45以下である、請求項1に記載のコイルユニット。
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