JP2017190424A - ビニル共重合体 - Google Patents

ビニル共重合体 Download PDF

Info

Publication number
JP2017190424A
JP2017190424A JP2016081865A JP2016081865A JP2017190424A JP 2017190424 A JP2017190424 A JP 2017190424A JP 2016081865 A JP2016081865 A JP 2016081865A JP 2016081865 A JP2016081865 A JP 2016081865A JP 2017190424 A JP2017190424 A JP 2017190424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
chemical formula
carbon atoms
vinyl copolymer
structural unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016081865A
Other languages
English (en)
Inventor
章宏 古田
Akihiro Furuta
章宏 古田
静佳 有賀
Shizuka ARIGA
静佳 有賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Original Assignee
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takemoto Oil and Fat Co Ltd filed Critical Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Priority to JP2016081865A priority Critical patent/JP2017190424A/ja
Publication of JP2017190424A publication Critical patent/JP2017190424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

【課題】例えば水硬性セメント組成物の流動性を保持するための流動性保持剤として有用な、新規のビニル共重合体を提供する。【解決手段】全構成単位中にカルボキシル基を有する特定の構成単位Aを1〜99モル%及びポリアルキレングリコール残基を有する特定の構成単位Bを1〜99モル%(合計100モル%)の割合で有する重量平均分子量8000〜200000のビニル共重合体とした。【選択図】なし

Description

本発明は新規のビニル共重合体に関する。
従来から、多種多様な共重合体が開発されてきた。これには例えば、水性インクのバインダー樹脂や顔料分散樹脂として有効な共重合体として、スチレン−無水マレイン酸共重合体にナフトエ酸−2−ヒドロキシエチルエステルを縮合したもの(例えば、特許文献1参照)、種々の有機溶媒に可溶で光分解性を有する共重合体として、α、β−不飽和ケトンと、フェノール性水酸基を保護したヒドロキシスチレン誘導体とを共重合した、側鎖にケトン基を有する共重合体(例えば、特許文献2参照)、化粧料の配合原料で極めて優れた使用感を有する共重合体として、ヒドロキシエチルアクリルアミドとアクリルアミド誘導体の共重合体(例えば、特許文献3参照)、コンクリートやモルタル等の水硬性組成物の流動性や流動保持性の向上のための混和剤として有用な共重合体として、不飽和結合を有するポリアルキレングリコールモノエステル系単量体と、アクリル酸系及び/又は不飽和ジカルボン酸系単量体とを共重合したもの(例えば、特許文献4参照)が挙げられる。
特開2015−117354号公報 特開2011−063789号公報 特開2006−045439号公報 特開2000−086314号公報
本発明が解決しようとする課題は、カルボキシル基を有する特定の構成単位と、ポリアルキレングリコール残基を有する特定の構成単位とを特定の割合で有する新規のビニル共重合体を提供することにある。
前記の課題を解決する本発明は、全構成単位中に下記の化1で示される構成単位Aを1〜99モル%及び下記の化2で示される構成単位Bを1〜99モル%(合計100モル%)の割合で有する重量平均分子量8000〜200000のビニル共重合体に係る。
Figure 2017190424
Figure 2017190424
化1及び化2において、
,R:水素原子又はメチル基又は下記の化3で示される有機基
p:0又は1
X:下記の化4で示される有機基
Y:下記の化5で示される有機基
:水素原子、アンモニウム基、有機アミン基、アルカリ金属又は1/2当量のアルカリ土類金属
Figure 2017190424
化3において、
r:0又は1
:水素原子、アンモニウム基、有機アミン基、アルカリ金属又は1/2当量のアルカリ土類金属
Figure 2017190424
化4において、
AO:炭素数2〜4のオキシアルキレン基
m:1〜10の整数
:ヘテロ原子を含む場合のあるアルキレン基、芳香環基又は不飽和炭化水素
Figure 2017190424
化5において、
s:0〜4の整数
t:0又は1
AO:炭素数2〜4のオキシアルキレン基
n:0〜300の整数
:水素原子、炭素数1〜22のアルキル基又は炭素数1〜22の脂肪族アシル基(但し、n=0のときはRは炭素数1〜22のアルキル基又は炭素数1〜22の脂肪族アシル基)
本発明に係るビニル共重合体(以下、本発明のビニル共重合体という)は、全構成単位中に前記の化1で示される構成単位Aを1〜99モル%及び前記の化2で示される構成単位Bを1〜99モル%(合計100モル%)の割合で有する質量平均分子量8000〜200000のビニル共重合体である。
先ず、化1で示される構成単位Aについて説明する。化1において、Rは水素原子、メチル基又は前記の化3で示される有機基、pは0又は1、Xは前記の化4で示される有機基、Mは水素原子、アンモニウム基、有機アミン基、アルカリ金属又は1/2当量のアルカリ土類金属であるが、化3で示される有機基は具体的にはカルボキシル基又はメチレンカルボキシル基である。
化4において、AOのオキシアルキレン基としては、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基が挙げられるが、オキシエチレン基、オキシプロピレン基が好ましく、オキシエチレン基がより好ましい。これらは2種以上の混合であってもよい。mは1〜10の整数であるが、1〜5の整数が好ましく、1又は2がより好ましい。Rはヘテロ原子を含む場合のあるアルキレン基、芳香環基又は不飽和炭化水素基である。かかるアルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、シクロヘキシル基、オキシメチレン基、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基等が挙げられ、またかかる芳香環基としては、フェニレン基、トリレン基、ナフチレン基等のアリーレン基、チオフェン、フラン、ピロール、ベンゾチオフェン、ベンゾフラン、ベンゾピロール、トリアジン、イミダゾール、ベンゾイミダゾール、トリアゾール、チアジアゾール、チアゾール等のヘテロ環を含むものが挙げられ、更にかかる不飽和炭化水素基としてはエチニル基、プロピニル基、ブチニル基等が挙げられる。
化4において、Rとしては下記の化6で示される有機基が好ましい。
Figure 2017190424
化6において、Rはヘテロ原子を含む場合のある炭素数1〜22のアルキレン基、芳香環基又は不飽和炭化水素基であるが、炭素数1〜6のアルキレン基、芳香環基又は不飽和炭化水素基が好ましく、uは0〜2の整数、Mは水素原子、有機アンモニウム基、有機基、アルカリ金属又は1/2当量のアルカリ土類金属である。
化1、化3、化6において、M、M、Mは水素原子、アンモニウム基、有機アミン基、アルカリ金属又は1/2当量のアルカリ土類金属である。これらは単独であっても、又は2種以上であってもよい。これらのうちでアンモニウム基としては、アンモニウム基、テトラメチルアンモニウム基、テトラブチルアンモニウム基等が挙げられる。また有機アミン基としては、メチルアミン基、ジメチルアミン基、トリメチルアミン基、トリエチルアミン基等のアルキルアミン基、ジエタノールアミン基、トリエタノールアミン基等のアルカノールアミン基、ピリジニウム基、ルチジニウム基等の芳香族アミン基が挙げられる。更にアルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム等が挙げられる。そしてアルカリ土類金属としては、カルシウム、マグネシウム、バリウム等が挙げられるが、これらは1/2当量である。
構成単位Aは相当する単量体を重合することにより形成される。かかる単量体としては、2−アクリロイロキシエチルコハク酸、2−メタクリロイロキシエチルコハク酸、2−アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2−アクリロイロキシエチルフタル酸等が挙げられ、またヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレンモノ(メタ)アクリル酸エステル等の末端に水酸基を有する不飽和カルボン酸エステルと2〜4塩基性カルボン酸無水物との縮合物が挙げられる。かかる縮合物を得るために用いる末端に水酸基を有する不飽和カルボン酸エステルとしては、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレート、ポリオキシアルキレンモノ(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。また2〜4塩基性カルボン酸無水物としては、コハク酸無水物、マレイン酸無水物、トリメリット酸無水物、シクロヘキシル1,2ジカルボン酸無水物、ピロメリット酸無水物等が挙げられる。これらを適宜に組合わせて用い、縮合させることにより縮合物を得るが、なかでもヒドロキシエチル(メタ)アクリレートと2〜4塩基性カルボン酸無水物との縮合物が好ましい。
前記の縮合物は公知の方法で得ることができる。これには例えば、無溶媒下で末端に水酸基を有する不飽和カルボン酸エステルと2〜4塩基性カルボン酸無水物とを加熱撹拌する方法や溶媒及び縮合剤存在下で末端に水酸基を有する不飽和カルボン酸エステルと2〜4塩基性カルボン酸無水物とを縮合させる方法等が挙げられる。
次に、化2で示される構成単位Bについて説明する。化2において、Rは水素原子、メチル基又は前記の化3で示される有機基、Yは前記の化5で示される有機基である。
化5において、sは0〜4の整数、tは0又は1、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、nは0〜300の整数、Rは水素原子、炭素数1〜22のアルキル基又は炭素数1〜22の脂肪族アシル基である。但し、n=0のときはRは炭素数1〜22のアルキル基又は炭素数1〜22の脂肪族アシル基である。
化5において、Rとしては、1)水素原子、2)メチル基、エチル基、ブチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基、ヘンエイコシル基、ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、2−メチル−ペンチル基、2−エチル−ヘキシル基、2−プロピル−ヘプチル基、2−ブチル−オクチル基、2−ペンチル−ノニル基、2−ヘキシル−デシル基、2−ヘプチル−ウンデシル基、2−オクチル−ドデシル基、2−ノニル−トリデシル基、2−デシル−テトラデシル基、2−ウンデシル−ペンタデシル基、2−ドデシル−ヘキサデシル基等の炭素数1〜22のアルキル基、3)ホルミル基、アセチル基、プロパノイル基、ブタノイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイル基、オクタノイル基、ノナノイル基、デカノイル基、ヘキサデカノイル基、オクタデカノイル基、ヘキサデセノイル基、エイコセノイル基、オクタデセノイル基等の炭素数1〜22の脂肪族アシル基が挙げられる。なかでもRとしては、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4の脂肪族アシル基が好ましい。
化5中のAOは化4中のAOについて前記したとおりである。構成単位Bは相当する単量体を重合することにより形成される。かかる単量体としては、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、α−アリル−ω−アセチル−(ポリ)オキシエチレン、α−アリル−ω−アセチル−(ポリ)オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレン、α−アリル−ω−ヒドロキシ−(ポリ)オキシエチレン、α−アリル−ω−ヒドロキシ−(ポリ)オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレン、α−メタリル−ω−ヒドロキシ−(ポリ)オキシエチレン、α−メタリル−ω−メトキシ−(ポリ)オキシエチレン、α−メタリル−ω−ヒドロキシ−(ポリ)オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレン、−メタリル−ω−アセチル−(ポリ)オキシエチレン、α−(3−メチル−3−ブテニル)−ω−ヒドロキシ−(ポリ)オキシエチレン、α−(3−メチル−3−ブテニル)−ω−ブトキシ−(ポリ)オキシエチレン、α−(3−メチル−3−ブテニル)−ω−ヒドロキシ−(ポリ)オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレン、α−(3−メチル−3−ブテニル)−ω−アセチル−(ポリ)オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレン、α−アクリロイル−ω−ヒドロキシ−(ポリ)オキシエチレン、α−アクリロイル−ω−メトキシ−(ポリ)オキシエチレン、α−アクリロイル−ω−ブトキシ−(ポリ)オキシエチレン、α−アクリロイル−ω−メトキシ−(ポリ)オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレン、α−メタクリロイル−ω−ヒドロキシ−(ポリ)オキシエチレン、α−メタクリロイル−ω−メトキシ−(ポリ)オキシエチレン、α−メタクリロイル−ω−ブトキシ−(ポリ)オキシエチレン、α−アクリロイル−ω−メトキシ−(ポリ)オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレン、α−メタクリロイル−ω−ヒドロキシ−(ポリ)オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレン、α−メタクリロイル−ω−アセチル−(ポリ)オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレン等が挙げられる。
化2で示される構成単位Bは、以上例示した単量体の1種又は2種以上を用いて重合することにより形成されるが、なかでも2種以上用いる場合が好ましく、化5中のnが0〜8である場合の単量体と化5中のnが9〜160である場合の単量体の2種を用いる場合がより好ましい。
本発明のビニル共重合体は、構成単位として、以上説明した構成単位Aと構成単位Bを合計で100モル%となるように有するものである。かかるビニル共重合体における構成単位Aの含有割合は全構成単位中に1〜99モル%とするが、50〜99モル%とするのが好ましい。また構成単位Bの含有割合は全構成単位中に1〜99モル%とするが、1〜50モル%とするのが好ましい。
本発明のビニル共重合体は、その質量平均分子量が8000〜200000のものであるが、9000〜150000のものが好ましく、10000〜100000のものがより好ましい。 本発明において質量平均分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)によるポリエチレングリコール換算の値である。
本発明のビニル共重合体は、公知の方法で合成することができる。これには例えば、構成単位Aを形成することとなる単量体と構成単位Bを形成することとなる単量体とを共重合する方法、別に(メタ)アクリル酸等の高分子主鎖を形成することとなる単量体を得ておいた後、これをグラフト反応させる方法が挙げられるが、前者の方法が好ましい。共重合は、溶媒に水を用いたラジカル重合、溶媒に有機溶媒を用いたラジカル重合、無溶媒のラジカル重合のいずれでもよく、またかかるラジカル重合に用いるラジカル重合開始剤は、過酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム等の過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物のように、重合反応温度下において分解し、ラジカル発生するものであればその種類は特に制限されない。適宜還元剤を一緒に用いたレドックス開始剤として使用することもできる。かかるラジカル重合に際して、得られるビニル共重合体の質量平均分子量を所望の範囲のものとするため、連鎖移動剤を使用することもできる。かかる連鎖移動剤としては、ビニル共重合体の分子量の調整ができる化合物であれば特に制限されず、公知の連鎖移動剤が使用できる。具体的には、1)メルカプトエタノール、チオグリセロール、チオグリコール酸、メルカプトプロピオン酸、2−メルカプトプロピオン酸、3−メルカプトプロピオン酸、チオリンゴ酸、チオグリコール酸オクチル、3−メルカプトプロピオン酸オクチル、2−メルカプトエタンスルホン酸、n−ドデシルメルカプタン、オクチルメルカプタン、ブチルチオグリコレート等のチオール系連鎖移動剤、2)四塩化炭素、四臭化炭素、塩化メチレン、ブロモホルム、ブロモトリクロロエタン等のハロゲン化物、3)α−メチルスチレンダイマー、α−テルピネン、γ−テルピネン、ジペンテン、ターピノーレン等の不飽和炭化水素化合物、4)2−アミノプロパン−1−オール等の1級アルコールや、イソプロパノール等の2級アルコール、5)亜リン酸、次亜リン酸、その塩(次亜リン酸ナトリウム、次亜リン酸カリウム等)や、亜硫酸、亜硫酸水素、亜二チオン酸、メタ重亜硫酸、その塩(亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素カリウム、亜二チオン酸ナトリウム、亜二チオン酸カリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム等)等の低級酸化物やその塩等が挙げられる。また以上のようなラジカル重合だけではなく、アニオン重合やカチオン重合でもよく、これらの重合における開始剤としては、アルカリ金属、ブチルリチウム、グリニャール試薬、金属アルコキシド、三フッ化ホウ素等のルイス酸、硫酸等のブレンステッド酸等が挙げられるが、前記したラジカル重合が好ましい。
本発明のビニル共重合体は、種々の用途に有用であるが、特に水硬性セメント組成物の流動性を保持するための流動性保持剤として有用である。
以上説明した本発明には、カルボキシル基を有する特定の構成単位と、ポリアルキレングリコール残基を有する特定の構成単位とを特定の割合で有する新規のビニル共重合体を提供できるという効果がある。
以下、本発明の構成をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明が該実施例に限定されるというものではない。なお、以下の実施例等において、別に記載しない限り、%は質量%を、また部は質量部を意味する。
試験区分1(構成単位Aを形成することとなる単量体の合成)
・単量体(A−5)の合成
ヒドロキシエチルアクリレート127.7g、トリメリット酸無水物192.1g、4−メトキシフェノール0.64g、ピリジン300mLを温度計、撹拌機、空気導入管を備えた反応容器に仕込み、撹拌しながら均一に溶解した後、乾燥した空気を5mL/分の流量で吹き込みながら昇温し、80℃の温度で8時間反応させた。反応終了後、エバポレーターにてピリジンを留去することにより、単量体としてヒドロキシエチルアクリレートとトリメリット酸のモノエステル体(A−5)を得た。
・単量体(A−6)の合成
ヒドロキシプロピルアクリレート130.1g、コハク酸無水物110.1g、フェノチアジン0.13gを温度計、撹拌機、空気導入管を備えた反応容器に仕込み、乾燥した空気を3mL/分の流量で吹き込みながら昇温し、100℃で10時間反応させた。反応終了後、冷却することにより単量体としてヒドロキシプロピルアクリレートとコハク酸のモノエステル体(A−6)を得た。
試験区分2(ビニル共重合体の合成)
・実施例1{ビニル共重合体(EX−1)の合成}
イオン交換水27.9g、α−(3−メチル−3−ブテニル)−ω−ヒドロキシ−ポリ(n=53)オキシエチレン173.0gを温度計、撹拌機、滴下ロート、窒素導入管を備えた反応容器に仕込み、攪拌しながら均一に溶解した後、雰囲気を窒素置換し、反応系の温度を温水浴にて65℃とした。次に3.5%過酸化水素水10.8gを3時間かけて滴下すると共に、イオン交換水173.0gに2−アクリロイロキシエチルコハク酸43.2gを懸濁させた水溶液を3時間かけて滴下し、またイオン交換6.1gにL−アスコルビン酸0.9gと3―メルカプトプロピオン酸0.7gを溶解させた水溶液を4時間かけて滴下した。その後に2時間、65℃を維持し、重合反応を終了した。重合反応終了後、30%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH6に調整し、イオン交換水にて濃度を40%に調整して反応物の水性液を得た。この反応物をビニル共重合体(EX−1)とした。
・実施例2{ビニル共重合体(EX−2)の合成}
イオン交換水50.0gを温度計、撹拌機、滴下ロート、窒素導入管を備えた反応容器に仕込み、攪拌しながら雰囲気を窒素置換し、反応系の温度を温水浴にて60℃とした。イオン交換水103.1g、α−メタクリロイル−ω−メトキシ−ポリ(n=23)オキシエチレン175.0g、2−メタクリロイロキシエチルコハク酸19.4g、メルカプトエタノール1.9gを均一に溶解した水溶液を3時間かけて滴下し、また5.7%過硫酸ナトリウム43.8gを4時間かけて滴下した。その後に1時間、65℃を維持し、重合反応を終了した。重合反応終了後、30%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH6に調整し、イオン交換水にて濃度を40%に調整して反応物の水性液を得た。この反応物をビニル共重合体(EX−2)とした。
・実施例3〜8{ビニル共重合体(EX−3)〜(EX−8)の合成}
実施例1や2の場合と同様にして、但し、単量体の種類や使用量等を表1記載のように変え、ビニル共重合体(EX−3)〜(EX−8)を合成した。
・実施例9{ビニル共重合体(EX−9)の合成}
イオン交換水29.2g、α−(3−メチル−3−ブテニル)−ω−ヒドロキシ−ポリ(n=53)オキシエチレン174.2gを温度計、撹拌機、滴下ロート、窒素導入管を備えた反応容器に仕込み、攪拌しながら均一に溶解した後、雰囲気を窒素置換し、反応系の温度を温水浴にて65℃とした。次に3.5%過酸化水素水10.8gを3時間かけて滴下すると共に、イオン交換水174.2gに2−アクリロイロキシエチルコハク酸15.2gとヒドロキシエチルアクリレート28.3gを懸濁させた水溶液を3時間かけて滴下し、またイオン交換7.3gにL−アスコルビン酸1.0gとメルカプトエタノール0.8gを溶解させた水溶液を4時間かけて滴下した。その後に2時間、65℃を維持し、重合反応を終了した。重合反応終了後、30%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH6に調整し、イオン交換水にて濃度を40%に調整して反応物の水性液を得た。この反応物をビニル共重合体(EX−9)とした。
・実施例10{ビニル共重合体(EX−10)の製造}
イオン交換水206.5g、α−メタクリロイル−ω−メトキシ−ポリ(n=23)オキシエチレン 151.7g、2−アクリロイロキシエチルコハク酸23.3gとヒドロキシエチルアクリレート19.4g、3−メルカプトプロピオン酸2.3gを温度計、撹拌機、滴下ロート、窒素導入管を備えた反応容器に仕込み、攪拌しながら雰囲気を窒素置換し、反応系の温度を温水浴にて70℃とした。3.0%過硫酸ナトリウム28.0g水溶液を加えて反応を開始した。反応開始から3時間後、3.0%過硫酸ナトリウム6.8g水溶液を加え、3時間、70℃を保持し、重合反応を終了した。重合反応終了後、30%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH6に調整し、イオン交換水にて濃度を40%に調整して、反応物の水性液を得た。この反応物をビニル共重合体(EX−10)とした。
・実施例11〜14{ビニル共重合体(EX−11)〜(EX−18)の合成}
実施例9や10の場合と同様にして、単量体の種類や使用量等を表1記載のように変え、ビニル共重合体(EX−11)〜(EX−18)を合成した。
合成した各ビニル共重合体の水性液から水を除去した後に、重水にて5%となるように溶液を調整し、300MHzのNMRにて測定を行い、各単量体が重合されていることを確認した。合成した各ビニル共重合体の組成と質量平均分子量を表1に示した。尚、質量平均分子量はGPCによるポリエチレングリコール換算の値である。
Figure 2017190424
表1において、
A−1:2−アクリロイロキシエチルコハク酸から形成された構成単位
A−2:2−メタクリロイロキシエチルコハク酸から形成された構成単位
A−3:2−アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸から形成された構成単位
A−4:2−アクリロイロキシエチルフタル酸から形成された構成単位
A−5:ヒドロキシエチルアクリレートとトリメリット酸のモノエステルから形成された構成単位
A−6:ヒドロキシプロピルアクリレートとコハク酸のモノエステルから形成された構成単位
A−7:ジエチレングリコールモノアクリレートとコハク酸のモノエステルから形成された構成単位
A−8:ポリオキシアルキレンモノ(メタ)アクリル酸エステルとトリメリット酸のモノエステルから形成された構成単位
M−1:α−(3−メチル−3−ブテニル)−ω−ヒドロキシ−ポリ(n=53)オキシエチレンから形成された構成単位
M−2:α−メタクリロイル−ω−メトキシ−ポリ(n=23)オキシエチレンから形成された構成単位
M−3:α−メタクリロイル−ω−メトキシ−ポリ(n=45)オキシエチレンから形成された構成単位
M−4:α−メタリル−ω−ヒドロキシ−ポリ(n=113)オキシエチレンから形成された構成単位
M−5:α−メタクリロイル−ω−メトキシ−ポリ(n=9)オキシエチレンから形成された構成単位
M−6:ヒドロキシエチルアクリレートから形成された構成単位
M−7:アクリル酸メチルから形成された構成単位
M−8:ヒドロキシプロピルアクリレートから形成された構成単位
M−9:ヒドロキシエチルメタクリレートから形成された構成単位
M−10:アクリル酸ブチル から形成された構成単位
試験区分3(水硬性セメント組成物の流動性保持剤としての適用例)
・水硬性セメント組成物の調製
55Lの強制二軸ミキサーに普通ポルトランドセメント(太平洋セメント社製、比重=3.16)、細骨材(大井川水系砂、比重=2.58)及び粗骨材(岡崎産砕石、比重=2.68)を順次投入して5秒間空練りした後、目標スランプが21±1.5cm及び空気量が4.5±0.5%の範囲となるよう、高性能AE減水剤(竹本油脂社製の商品名チューポールHP−11)をポルトランドセメントに対し0.7〜0.8%、本発明のビニル共重合体(EX−1)及び(EX−9)の20%水溶液をポルトランドセメントに対し0.1%、AE剤(竹本油脂社製の商品名AE−300)をポルトランドセメントに対し0.005%及び消泡剤(竹本油脂社製の商品名AFK−2)をポルトランドセメントに対し0.001%、練り混ぜ水と共に投入し、90秒練混ぜ、表2記載の水硬性セメント組成物を調製した。
Figure 2017190424
・評価
練り混ぜ直後から30分間隔で、下記の方法により、静置した水硬性セメント組成物のスランプ及び空気量を測定すると共に、24時間の圧縮強度及びブリーディング率を測定し、結果を表3にまとめて示した。
・スランプフロー:JIS−A1150に準拠して測定した。
・空気量:コンクリート組成物について、JIS−A1128に準拠して測定した。
・圧縮強度:JIS−A1108に準拠し、供試体寸法を直径100mm×長さ200mmとして測定した。
・ブリーディング:JIS−A1123に準拠して測定した。
Figure 2017190424
表3において、
HP−11:チューポールHP−11(竹本油脂社製の商品名)
添加割合(%):HP−11の場合は有り姿でのポルトランドセメントに対する質量%、EX−1及びEX−9の場合は20%水性液のポルトランドセメントに対する質量%
本発明のビニル共重合体は、例えば水硬性セメント組成物の流動性を保持するための流動性保持剤として利用することができる。

Claims (4)

  1. 全構成単位中に下記の化1で示される構成単位Aを1〜99モル%及び下記の化2で示される構成単位Bを1〜99モル%(合計100モル%)の割合で有する質量平均分子量8000〜200000のビニル共重合体。
    Figure 2017190424
    Figure 2017190424
    (化1及び化2において、
    ,R:水素原子、メチル基又は下記の化3で示される有機基
    p:0又は1
    X:下記の化4で示される有機基
    Y:下記の化5で示される有機基
    :水素原子、アンモニウム基、有機アミン基、アルカリ金属又は1/2当量のアルカリ土類金属)
    Figure 2017190424
    (化3において、
    r:0又は1
    :水素原子、アンモニウム基、有機アミン基、アルカリ金属又は1/2当量のアルカリ土類金属)
    Figure 2017190424
    (化4において、
    AO:炭素数2〜4のオキシアルキレン基
    m:1〜10の整数
    :ヘテロ原子を含む場合のあるアルキレン基、芳香環基又は不飽和炭化水素基)


    Figure 2017190424
    (化5において、
    s:0〜4の整数
    t:0または1
    AO:炭素数2〜4のオキシアルキレン基
    n:0〜300の整数
    :水素原子、炭素数1〜22のアルキル基又は炭素数1〜22の脂肪族アシル基
    但し、n=0のときはRは炭素数1〜22のアルキル基又は炭素数1〜22の脂肪族アシル基)
  2. 化4中のRが、下記の化6で示される有機基である請求項1記載のビニル共重合体。
    Figure 2017190424
    (化6において、
    :ヘテロ原子を含む場合のある炭素数1〜22のアルキレン基、芳香環基又は不飽和炭化水素基
    u:0〜2の整数
    :水素原子、アンモニウム基、有機アミン基、アルカリ金属又は1/2超量のアルカリ土類金属)
  3. 化6中のRが、炭素数1〜6のアルキレン基、芳香環基又は不飽和炭化水素基である請求項1又は2記載のビニル共重合体。
  4. 構成単位Aが、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートと2〜4塩基性カルボン酸無水物との縮合物である請求項1〜3のいずれか一つの項記載のビニル共重合体。
JP2016081865A 2016-04-15 2016-04-15 ビニル共重合体 Pending JP2017190424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016081865A JP2017190424A (ja) 2016-04-15 2016-04-15 ビニル共重合体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016081865A JP2017190424A (ja) 2016-04-15 2016-04-15 ビニル共重合体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017190424A true JP2017190424A (ja) 2017-10-19

Family

ID=60085580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016081865A Pending JP2017190424A (ja) 2016-04-15 2016-04-15 ビニル共重合体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017190424A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017190270A (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 竹本油脂株式会社 水硬性組成物用分散保持剤
WO2020100212A1 (ja) * 2018-11-13 2020-05-22 竹本油脂株式会社 水硬性組成物用添加剤の製造方法

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05202347A (ja) * 1991-08-12 1993-08-10 Sekisui Chem Co Ltd アルカリ水溶性粘着剤及びマスキングテープ
JPH08283560A (ja) * 1995-04-14 1996-10-29 Toyo Ink Mfg Co Ltd 液状樹脂組成物
JP2004537610A (ja) * 2001-06-11 2004-12-16 シンジェンタ リミテッド エマルジョンの形成に反応性重合体状表面活性剤の使用
JP2006111676A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Canon Chemicals Inc 負荷電制御樹脂およびそれを用いた電子写真機能部品
JP2009062389A (ja) * 2000-12-01 2009-03-26 Takeda Chem Ind Ltd 生理活性物質含有製剤の製造法
JP2009108203A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Sekisui Chem Co Ltd ガラスペースト組成物、及び、プラズマディスプレイパネルの製造方法
JP2010266861A (ja) * 2009-04-16 2010-11-25 Fujifilm Corp カラーフィルタ用重合性組成物、カラーフィルタ、及び固体撮像素子
JP2011127092A (ja) * 2009-11-19 2011-06-30 Dnp Fine Chemicals Co Ltd レジストインキ用バインダー樹脂およびそれを用いたレジストインキ
JP2013213851A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Fujifilm Corp 平版印刷版の作製方法
WO2014084273A1 (ja) * 2012-11-30 2014-06-05 綜研化学株式会社 ペースト組成物、ならびに焼成体およびその製造方法
JP2015117354A (ja) * 2013-01-15 2015-06-25 株式会社リコー 共重合体、水性インク、インクカートリッジ
JP2015202987A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 日本カーバイド工業株式会社 セラミック成形用バインダー組成物及びこれを用いたセラミックグリーンシート
JP2016065178A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 Jsr株式会社 硬化性樹脂組成物、硬化膜、波長変換フィルム、発光素子および発光層の形成方法
JP2017090763A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 大日精化工業株式会社 カラーフィルター用着色組成物

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05202347A (ja) * 1991-08-12 1993-08-10 Sekisui Chem Co Ltd アルカリ水溶性粘着剤及びマスキングテープ
JPH08283560A (ja) * 1995-04-14 1996-10-29 Toyo Ink Mfg Co Ltd 液状樹脂組成物
JP2009062389A (ja) * 2000-12-01 2009-03-26 Takeda Chem Ind Ltd 生理活性物質含有製剤の製造法
JP2004537610A (ja) * 2001-06-11 2004-12-16 シンジェンタ リミテッド エマルジョンの形成に反応性重合体状表面活性剤の使用
JP2006111676A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Canon Chemicals Inc 負荷電制御樹脂およびそれを用いた電子写真機能部品
JP2009108203A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Sekisui Chem Co Ltd ガラスペースト組成物、及び、プラズマディスプレイパネルの製造方法
JP2010266861A (ja) * 2009-04-16 2010-11-25 Fujifilm Corp カラーフィルタ用重合性組成物、カラーフィルタ、及び固体撮像素子
JP2011127092A (ja) * 2009-11-19 2011-06-30 Dnp Fine Chemicals Co Ltd レジストインキ用バインダー樹脂およびそれを用いたレジストインキ
JP2013213851A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Fujifilm Corp 平版印刷版の作製方法
WO2014084273A1 (ja) * 2012-11-30 2014-06-05 綜研化学株式会社 ペースト組成物、ならびに焼成体およびその製造方法
JP2015117354A (ja) * 2013-01-15 2015-06-25 株式会社リコー 共重合体、水性インク、インクカートリッジ
JP2015202987A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 日本カーバイド工業株式会社 セラミック成形用バインダー組成物及びこれを用いたセラミックグリーンシート
JP2016065178A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 Jsr株式会社 硬化性樹脂組成物、硬化膜、波長変換フィルム、発光素子および発光層の形成方法
JP2017090763A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 大日精化工業株式会社 カラーフィルター用着色組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017190270A (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 竹本油脂株式会社 水硬性組成物用分散保持剤
WO2020100212A1 (ja) * 2018-11-13 2020-05-22 竹本油脂株式会社 水硬性組成物用添加剤の製造方法
JPWO2020100212A1 (ja) * 2018-11-13 2021-09-24 竹本油脂株式会社 水硬性組成物用添加剤の製造方法
JP7097104B2 (ja) 2018-11-13 2022-07-07 竹本油脂株式会社 水硬性組成物用添加剤の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2396047T3 (es) Aditivo para cemento y compuesto de aditivo para cemento
CN101701050B (zh) 梳形水泥分散剂的制备方法及梳形水泥分散剂
KR20170080628A (ko) 시멘트 혼화제에 사용하기 위한 합성 수분 보유제 및 유동성 개질제
JP4993149B2 (ja) 共重合体及び該共重合体からなるセメント分散剤
JPWO2016067826A1 (ja) コンクリート用後添加混和剤
JP2017190424A (ja) ビニル共重合体
JP6739781B2 (ja) 水硬性組成物用分散保持剤、水硬性組成物用分散保持剤の使用方法、及び水硬性組成物の調製方法
JP2007186396A (ja) コンクリート混和剤
JP5841834B2 (ja) 水硬性組成物用混和剤
KR102192163B1 (ko) 수경성 조성물용 분산유지제
WO2009154286A1 (ja) 水硬性組成物用分散剤
JP2009096672A (ja) 水硬性組成物用分散剤
WO2019053781A1 (ja) ビニル共重合体
CN104961868A (zh) 一种改善水泥浆体流变特性的减水剂
TWI721177B (zh) 水硬性組成物用分散保持劑
JP7097104B2 (ja) 水硬性組成物用添加剤の製造方法
TW201902958A (zh) 乙烯系共聚合體
JP5581461B1 (ja) セメント混和剤用共重合体(塩)およびその製造方法、並びにこれを用いたセメント組成物
JP7214218B2 (ja) 水硬性組成物用分散剤及び水硬性組成物
JP5311891B2 (ja) 水硬性組成物用添加剤組成物
JP5122501B2 (ja) 水硬性組成物
JP4593428B2 (ja) コンクリート用混和剤
JP5578437B2 (ja) セメント組成物
JP6986258B2 (ja) グラウト組成物
JP5582411B2 (ja) セメント組成物

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20171226

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200324

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201027