JP2017190316A - 2,5−フランジカルボン酸の精製方法 - Google Patents

2,5−フランジカルボン酸の精製方法 Download PDF

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Yasuyo Saito
保代 斉藤
公徳 川上
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Abstract

【課題】ポリエステル類を製造する際の原料モノマーとして、着色が少なく重合活性が高いFDCAを提供すること。【解決手段】2,5−フランジカルボン酸(以下、FDCAという)溶液を、100℃以上、200℃以下の温度で加熱する加熱工程と、前記加熱工程で加熱したFDCA溶液から、FDCAを固体で析出させる回収工程、とを含むFDCAの精製方法。【選択図】 なし

Description

本発明は、2,5−フランジカルボン酸(以下、FDCAという)の精製方法に関する。
2,5−フランジカルボン酸(以下、FDCAという)は、石油原料に依存しないバイオマス由来のプラスチック、特にバイオポリエステル類の製造において、原料モノマーとして有用な化合物である。
FDCAを製造する方法としては、フルクトースやグルコースの脱水反応生成物である5−ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)を酸化する方法(特許文献1)や、ガラクトースの酸化生成物であるムチン酸を脱水する方法(非特許文献1)等が知られている。
特表2013−534219号公報
Polish J.Chem., 75, 1943-1946, 2001
しかし、特許文献1や非特許文献1の方法でFDCAを製造した場合、反応原料に含まれる金属、または反応中に使用した金属、特にナトリウムやカルシウムが、不純物として大量にFDCAに含まれるという問題がある。これらの金属不純物はポリエステル等の重合反応に悪影響を及ぼすことが課題である。
また、特許文献1や非特許文献1に記載の方法では、得られたFDCAの異性体である2,3−フランジカルボン酸(以下、2,3−FDCAという)が含まれることがあり、モノマーとして活用する場合、ポリエステルに重合した場合のいずれにおいても、着色を引き起こすという課題があった。
FDCAは、通常、特許文献1に記載のように、FDCA水溶液を酸性にして酸析による精製ならびに固体回収を実施しているが、FDCAは水および有機溶媒に対する溶解度が著しく低く、ナトリウムや2,3−FDCAといった不純物の除去が大変困難である。また、本発明者らの検討に拠れば、FDCAは加熱することで分解反応が進行するため、加熱精製を実施した場合にはFDCA回収率が低下するという問題点が明らかとなった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ポリエステル類を製造する際の原料モノマーとして、着色が少なく重合活性が高いFDCAを提供することができる。
発明者らの検討の結果、適切な温度で加熱処理を行うことにより、上記課題が解決できることを見出し、本発明に至った。さらに、溶媒量を特定の範囲とすることによりさらに効率的に上記課題を解決できるに至った。
すなわち本発明の要旨は、
[1]2,5−フランジカルボン酸(以下、FDCAという)溶液を、100℃以上、200℃以下の温度で加熱する加熱工程と、
前記加熱工程で加熱したFDCA溶液から、FDCAを固体で析出させる回収工程、と
を含むFDCAの精製方法。
[2]前記加熱工程におけるFDCA溶液が、溶媒として水を含む、[1]に記載のFDCAの精製方法。
[3]前記加熱工程における加熱温度が、180℃以下である、[1]又は[2]に記載のFDCAの精製方法。
[4]前記加熱工程のFDCA溶液において、FDCA1gに対する溶媒の量が2〜50mLである、[1]〜[3]のいずれかに記載のFDCAの精製方法。
[5]前記加熱工程のFDCA溶液が、ナトリウムおよび/または2,3−FDCAを含む、[1]〜[4]のいずれかに記載のFDCAの精製方法。
[6]前記加熱工程及び回収工程を連続する工程として、2〜5回繰り返す、[1]〜[5]のいずれかに記載のFDCAの精製方法。
[7]下記式(1)の化合物を酸化する反応によりFDCAを合成するFDCA合成工程と、
FDCA合成工程により得られたFDCA溶液を、[1]〜[6]のいずれかに記載のFDCAの精製方法にて精製する精製工程、とを含む、FDCAの製造方法。
Figure 2017190316
(式中、
はメチル基、ホルミル基、カルボキシル基、置換基を有するメチル基を表し、該置換基がヒドロキシル基、アルコキシ基、オキシアシル基、またはハロゲノ基のいずれかである。
はメチル基、ホルミル基、置換基を有するメチル基を表し、該置換基がヒドロキシル基、アルコキシ基、オキシアシル基、またはハロゲノ基のいずれかである。)
本発明のFDCAの精製方法によれば、FDCA回収率を維持しつつ、FDCA溶液に含有される金属量を低減することに加えて、着色成分のひとつである2,3−FDCAを低減することができる。よって、本発明の精製方法で得られたFDCAを原料にポリマー化すれば、高い重合度の透明なポリマーを合成することができる。
以下、本発明について具体的に説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内であれば種々に変更して実施することができる。
本発明のFDCAの精製方法(以下、本発明の精製方法と称する)は、2,5−フランジカルボン酸(以下、FDCAという)溶液を、100℃以上、200℃以下の温度で加熱する加熱処理工程と、該加熱処理工程で加熱したFDCA溶液から、FDCAを固体で析出させる回収工程、とを含む。
また、本発明のFDCAの製造方法(以下、本発明の製造方法と称する)は、下記式(1)の化合物を酸化する反応によりFDCAを合成するFDCA合成工程にて得られたFDCA溶液を、本発明の精製方法に従い精製する精製工程、とを含む。
Figure 2017190316
式中のRはメチル基、ホルミル基、カルボキシル基、置換基を有するメチル基を表し、該置換基がヒドロキシル基、アルコキシ基、オキシアシル基、またはハロゲノ基のいずれかである。また、Rはメチル基、ホルミル基、置換基を有するメチル基を表し、該置換基がヒドロキシル基、アルコキシ基、オキシアシル基、またはハロゲノ基のいずれかである。
以下、各工程に分けて詳細を説明する。
<2,5−フランジカルボン酸(FDCA)合成工程>
FDCA合成工程は、従来公知の一般的な手法によって2,5−フランジカルボン酸(FDCA)を製造できればよく、通常、下記式(1)の化合物を酸化する反応によりFDCAを合成する。
Figure 2017190316
ここで、Rはメチル基(CH)、ホルミル基(COH)、カルボキシル基(COOH)、置換基を有するメチル基を表し、該置換基がヒドロキシル基、アルコキシ基、オキシアシル基、またはハロゲノ基のいずれかである。Rの置換基を有するメチル基としては、例えば、CHOH、CHOR’、CHOCOR’、CHXが挙げられる。なお、R’は炭素数1〜10の炭化水素基を表し、Xはハロゲン原子を表す。Rのハロゲノ基としては、例えば、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基が挙げられる。
はメチル基、(CH)、ホルミル基(COH)、置換基を有するメチル基を表し、該置換基がヒドロキシル基、アルコキシ基、オキシアシル基、またはハロゲノ基のいずれかである。Rの置換基を有するメチル基としては、例えば、CHOH、CHOR’、CHOCOR’、CHXが挙げられる。なお、R’は炭素数1〜10の炭化水素基を表し、Xはハロゲン原子を表す。Rのハロゲノ基としては、例えば、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基が挙げられる。
上記式(1)の化合物の具体的な例としては、下記で表記される構造が挙げられる。
Figure 2017190316
これらの構造のうち、式(1)におけるRおよびRに相当する側鎖を酸化する反応により、FDCAを合成することができる。ここで、上記式(1)の化合物を得るための方法およびその原料は特に限定されず、公知の手法により、化学的合成法又は生物学的手法を用いて得ることができる。
FDCA合成の具体的な例としては、以下の方法が挙げられる。
1)フルクトースやグルコースの脱水反応生成物である5−ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)を酸化する方法
式(1)の化合物の具体的な例として上記で示した構造のHMF類縁体を酸化する方法としては、パラキシレンのテレフタル酸製造で使用されるCo-Mn-Br系の触媒酸化に加えて、Pd、Pt、Au、Ag、Cu、Co等の貴金属触媒を用いた酸化、硝酸酸化、過マンガン酸カリウム、次亜塩素酸塩を用いた酸化反応が挙げられる。反応条件等は公知の手法を用いることができる。
2)ガラクトースの酸化生成物であるムチン酸を脱水する方法
ガラクトースの酸化生成物であるムチン酸(ガラクタル酸)を、パラトルエンスルホン酸やHBrといった強酸で脱水する方法が挙げられる。また、炭素数4以上のアルコールといった油水分離が可能な溶媒と共存させて反応させることで、フランジカルボン酸ジエステルを製造した後、加水分解する方法が挙げられる。
3)不均化による製造
フルフラールを上記1)で示した酸化反応でフランカルボン酸に誘導したあと、ヘンケル反応を用いて不均化し、フランジカルボン酸を製造する方法や、5−ヒドロキシメチル−フランカルボン酸をカニッツアーロ反応で不均化して、フランジカルボン酸を製造する方法が挙げられる。
上述のFDCA合成工程で得られたFDCAは、公知の何れの方法においても、反応中に使用するナトリウムやカルシウムなどの金属、および/または、FDCAの異性体である2,3−フランジカルボン酸(以下、2,3−FDCAという)が不純物として含まれる。そのため、これらの不純物を除去するための精製工程を実施することが好ましい。
本発明の精製方法、および本発明の製造方法における精製工程は、以下の加熱工程と回収工程を含む。
<加熱工程>
加熱工程においては、FDCA溶液を、100℃以上、200℃以下の温度で加熱する。前記FDCA合成工程で得られたFDCAを適当な溶媒に溶解しFDCA溶液とすればよい。
FDCAを溶解する溶媒としては、水、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒が挙げられ、少なくとも水を含むことが好ましい。これらの溶媒は1種を単独で用いてもよいし、複数種を混合して用いてもよい。不純物である金属の溶解性の理由から、好ましくは溶媒全体量の50体積%以上が水であることが好ましく、より好ましくは75体積%以上、さらに好ましくは90体積%以上、最も好ましくは水のみである。
FDCA溶液中のFDCA1gに対する溶媒の量は2〜50mLであることが好ましく、より好ましくは5mL以上、さらに好ましくは15mL以上であって、より好ましくは40mL以下、さらに好ましくは30mL以下である。上記上限値以下であると生産効率の点で好ましく、上記下限値以上であるとFDCAの溶解性の点で好ましい。
FDCA溶液の加熱温度は、FDCAを十分に溶解させ精製効果を高めるために100℃以上とし、FDCAの加熱による分解を抑えるために200℃以下とする必要がある。好ましくは110℃以上、さらに好ましくは120℃以上であって、より好ましくは180℃以下である。
FDCA溶液の加熱時間は、不純物を溶解するための時間があれば特に制限はないが、0.1時間以上であることが好ましく、より好ましくは0.5時間以上、さらに好ましく
は1時間以上であって、生産効率の観点から24時間以下であることが好ましく、より好ましくは10時間以下、さらに好ましくは5時間以下である。
<回収工程>
上記加熱工程により、FDCA溶液中には、不純物が溶媒に完全に溶解した状態となっている。この加熱したFDCA溶液から、FDCAを固体で析出させることで、FDCAの精製結晶を回収することができる。
FDCAの固体としての回収方法は、公知の技術を用いることができるが、温度差を利用した再結晶法や、貧溶媒を用いる晶析法が挙げられる。これらの方法で、FDCAを固体で析出させる析出操作を行うことができる。なかでも、溶媒回収、及び溶媒再利用の観点から再結晶法が好ましい。
再結晶法においては、FDCAを再結晶させるためにFDCAの溶媒中への溶解度の温度依存性を利用し、温度差、すなわち冷却することによってFDCAを析出させる。よって、上記加熱工程で加熱したFDCA溶液の温度を下げるが、適切な温度は溶媒量によって決定される。上述の好ましい溶媒量の範囲であれば、通常70℃以下、好ましくは60℃以下、更に好ましくは50℃以下である。一方、生産効率の観点ならびに溶媒の融点の関係から、通常0℃以上、このましくは5℃以上、更に好ましくは10℃以上である。この範囲の冷却温度による再結晶で、十分な精製度のFDCAを、高い回収率かつ経済的な溶媒使用量で得ることができる。
上記の析出操作により得られたFDCAの結晶は、濾過や遠心分離等の操作により回収する。また、適時水洗操作を行い、結晶に付着している不純物を取り除くなどの操作を行うことができる。回収したFDCAを、乾燥することによりFDCAの精製結晶が得られる。
本回収工程により、金属塩や2,3−FDCA等の不純物は溶液中に残留するため、回収されたFDCAの精製結晶からは不純物はほとんど除去される。
また、本回収工程により、粗FDCA中の着色成分も除去され、色相が著しく改善されたFDCAが得られる。さらにより脱色を進める為には、固体吸着剤で処理を行なえば良い。例えば、回収操作で得られたFDCAを再度、水等の溶媒に溶解し、少量の固体吸着剤による脱色処理を行なう。
<その他>
本発明の精製方法、および本発明の製造方法における精製工程においては、加熱処理工程及び回収工程を連続する工程(サイクル)として、該サイクルを2〜5回繰り返すことが好ましい。サイクルを複数回実施することにより、FDCAに含まれる不純物がより多く除去されることとなり、より高純度のFDCAを得ることができる。
以下に、本発明を具体的に示す実施例を説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これら実施例によって限定されるものではない。また、以下の実施例および比較例において、特記しない限り「%」は、「質量%」を意味する。
FDCAの回収率(%)は、精製前後のFDCAの重量を測定し、以下の式より、算出した。
回収率(%)=100×(精製後のFDCAの重量(g))/(精製前のFDCAの重量(g))
精製前のFDCAは、V&V Pharma社製のものを使用した。このFDCAは、以下に示す方法で分析したところ、Naを1000ppm、2,3−FDCAを0.66%含有しており、UVスペクトルを測定すると、310nmに吸収を示した。
精製前後のNa分析は、乾式灰化後酸溶解を行い、アジレントテクノロジー社製原子吸光分析装置SpectrAA−220型で測定した。
UVスペクトル分析は、以下に示す方法で試料を調製し、島津社製UV−VISIBLE SPECTROPHOMETER UV−1650PCで測定した。測定したスペク
トルは、希釈率が10000倍になるように補正し310nmのデータを読み取った。
<UV測定用サンプル調製>
FDCAを所定の量、正確に測りとり、重量比で10000倍付近になるようにH2Oを加え、25−30℃の超音波洗浄機に30分かけ完溶させた後、25℃のH2Oバスに30分以上いれ、結晶が析出してないことを確認してから、スペクトルを測定した。
また、FDCAの異性体である2,3−フランジカルボン酸(2,3−FDCA)、およびFDCAの分解物である2−フランカルボン酸(2−FCA)の分析は、高速液体クロマトグラフィーで、以下に示す条件で行った。2,3−FDCA(%)は、以下の式に示すように、2,3−FDCAとFDCAの面積比から算出した。
2,3−FDCA(%)=100*(2,3−FDCA area/FDCA area)
2−FCA(%)は、アルドリッチ社製の2−FCAを標品として検量線を作成し絶対検量線法で、算出した。
<LC分析条件>
カラム:ULTRON PS−80H 300mm×8.0mmI.D.(信和化工社製)
温度:60℃
溶離液:0.108質量%過塩素酸溶液
流量:1.0mL/min.
検出方法:UV(280nm)、RI
注入量:10μL
[実施例1]
未精製FDCA 2.01g、HO 30mlを100ml−3口フラスコにおさめ、容器内を窒素置換後、100℃に加温したオイルバスにいれ、1時間攪拌して加熱処理を行った。その後、25℃まで冷却させて白色固体を析出させ、内容物を減圧濾過した後、2mlの冷水で2回洗浄した。得られた白色固体(FDCA)は、100℃の真空乾燥機で恒量になるまで乾燥した。乾燥後の白色固体の重量は、1.93g(回収率96%)であり高い回収率であった。
得られた白色固体(FDCA)を分析したところ、Na含有量は、14.8ppm、2,3−FDCAは、0.35%、310nmの吸光度は、0.0303であった。得られた白色固体の不純物量を、未精製のFDCAの不純物(Na含有量:1000ppm、2,3−FDCA:0.66%,310nmの吸光度:0.0495)と比較すると、この処理による不純物の明らかな減少が観察され、高回収率で効果的に不純物を除去することができた。
なお、減圧濾過した際の濾液を分析したところ、2−FCAは、検出されず、本条件ではFDCAの2−FCAへの分解は起こっていなかった。
結果を表1にまとめて示す。
[実施例2]
用いる未精製FDCAの量を1.02gとした以外は、実施例1と同様にして乾燥後の白色固体(FDCA)を得た。乾燥後の白色固体の重量は、0.98g(回収率96%)
であり高い回収率であった。
得られた白色固体(FDCA)を分析したところ、Na含有量は、8.0ppm、2,3−FDCAは、0.31%、310nmの吸光度は0.0279であった。得られた白色固体の不純物量を、未精製のFDCAの不純物量と比較すると、この処理により、不純物の明らかな減少が観察され、高回収率で効果的に不純物が除去することができた。
なお、減圧濾過した際の濾液を分析したところ、2−FCAは、検出されず、本条件ではFDCAの2−FCAへの分解は起こっていなかった。
結果を表1にまとめて示す。
[実施例3]
未精製FDCA 2.03g、HO 60mlを100ml−3口フラスコにおさめ、容器内を窒素置換後、100℃に加温したオイルバスにいれ、1時間攪拌して加熱処理を行った。その後、25℃まで冷却させて白色固体を析出させ、内容物の減圧濾過を実施した。続けて、濾過して得られた白色固体を回収し100ml−3口フラスコに戻し、HO 60mlを加えて、再度、容器内を窒素置換後、100℃に加温したオイルバスに入れ、1時間攪拌し、25℃まで冷却後、減圧濾過を実施した。同様の操作をもう1度(合計3回)実施した。3回目の減圧濾過後、2mlの冷水で2回洗浄した。得られた白色固体(FDCA)は、100℃の真空乾燥機で恒量になるまで乾燥した。乾燥後の白色固体(FDCA)の重量は、1.91g(回収率94%)であり高い回収率であった。
得られた白色固体(FDCA)を分析したところ、Na含有量は、6.6ppmであり、2,3−FDCAは、検出されなかった。310nmの吸光度は0.0097であった。得られた白色固体の不純物量を、未精製のFDCAの不純物量と比較すると、この処理により、不純物の明らかな減少が観察され、高回収率で効果的に不純物が除去することができた。
なお、減圧濾過した際の1回目〜3回目の濾液をそれぞれ分析したところ、いずれの濾液からも2−FCAは、検出されず、本条件ではFDCAの2−FCAへの分解は起こってなかった。
結果を表1にまとめて示す。
[実施例4]
未精製FDCA 2.02g、HO 30mlをガラス製内筒容器におさめ、これを70mlハステロイC製オートクレーブにセットし、容器内を窒素置換後、オートクレーブを密閉し、電気炉で180℃に加温し、1時間攪拌して加熱処理を行った。その後、容器を25℃まで冷却して白色固体を析出させ、内容物を減圧濾過した後、2mlの冷水で2回洗浄した。得られた白色固体(FDCA)は、100℃の真空乾燥機で恒量になるまで乾燥した。乾燥後の白色固体の重量は、1.91g(回収率95%)であり高い回収率であった。
得られた白色固体(FDCA)を分析したところ、Na含有量は、4.7ppmであり、2,3−FDCAは、検出されなかった。310nmの吸光度は、0.0051であった。得られた白色固体の不純物量を、未精製のFDCAの不純物量と比較すると、この処理により、不純物の明らかな減少が観察され、高回収率で効果的に不純物を除去することができた。
なお、減圧濾過した際の濾液を分析したところ、FDCAの分解物である2−FCAの含有量は、0.29%であり、本条件でのFDCAの2−FCAへの分解は微量であった。
結果を表1にまとめて示す。
[比較例1]
未精製FDCA 2.02g、HO 30mlを用いて、40℃に加温したオイルバスに入れた以外は、実施例1と同様の操作を行って乾燥後の白色固体(FDCA)を得た。乾燥後の白色固体の重量は、1.94g(回収率96%)であり高い回収率であった。
しかし、この白色固体(FDCA)を分析したところ、Na含有量は、28.7ppm、2,3−FDCAは、0.49%、310nmの吸光度は、0.0487であり、未精製のFDCAの不純物量(Na含有量:、2,3−FDCA:0.66%,310nmの吸光度:0.0495)と比較すると、不純物が十分に除去できていなかった。
結果を表1にまとめて示す。
[比較例2]
未精製FDCA 2.01g、HO 30mlを用いて、60℃に加温したオイルバスに入れた以外は、実施例1と同様の操作を行って乾燥後の白色固体(FDCA)を得た。乾燥後の白色固体の重量は、1.93g(回収率96%)で高い回収率であった。
しかし、この白色固体(FDCA)を分析したところ、Na含有量は、22.0ppm、2,3−FDCAは、0.48%、310nmの吸光度は、0.0314であり、未精製のFDCAの不純物量と比較すると、不純物が十分に除去できていなかった。
結果を表1にまとめて示す。
[比較例3]
240℃に加温した電気炉で攪拌した以外は、実施例4と同様の操作を行って乾燥後の白色固体(FDCA)を得た。乾燥後の白色固体の重量は、1.76g(回収率87%)であり、回収率は高くなかった。
得られた白色固体(FDCA)を分析したところ、Na含有量は、4.0ppmであり、2,3−FDCAは検出されなかった。310nmの吸光度は、0.0042であった。得られた白色固体の不純物量を未精製のFDCAの不純物量と比較すると、不純物の除去はできていた。
しかし、減圧濾過した際の濾液を分析したところ、FDCAの分解物である2−FCAが2.55%検出され、本条件では、明らかにFDCAが分解していた。
結果を表1にまとめて示す。
Figure 2017190316
上記の結果より、Naおよび2,3−FDCAを含有しているFDCAは、FDCAが反応しないHO等の溶液ととともに100℃以上180℃以下で、加温攪拌し、FDCAを全部あるいは一部溶解した後、冷却させ、再沈(再結晶)、濾過することにより、Naおよび、2,3−FDCAを効率的に除去できた。
複数回繰り返すことにより、純度の高いFDCAを得ることができた。180℃以上で
も不純物の除去は可能であったが、2−FCAへの分解が観察され、回収率の低下が観察されたため、180℃以下で、実施することが望ましい。

Claims (7)

  1. 2,5−フランジカルボン酸(以下、FDCAという)溶液を、100℃以上、200℃以下の温度で加熱する加熱工程と、
    前記加熱工程で加熱したFDCA溶液から、FDCAを固体で析出させる回収工程、とを含むことを特徴とするFDCAの精製方法。
  2. 前記加熱工程におけるFDCA溶液が、溶媒として水を含む、請求項1に記載のFDCAの精製方法。
  3. 前記加熱工程における加熱温度が、180℃以下である、請求項1又は2に記載のFDCAの精製方法。
  4. 前記加熱工程のFDCA溶液において、FDCA1gに対する溶媒の量が2〜50mLである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のFDCAの精製方法。
  5. 前記加熱工程のFDCA溶液が、ナトリウムおよび/または2,3−FDCAを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のFDCAの精製方法。
  6. 前記加熱工程及び回収工程を連続する工程として、2〜5回繰り返す、請求項1〜5のいずれか1項に記載のFDCAの精製方法。
  7. 下記式(1)の化合物を酸化する反応によりFDCAを合成するFDCA合成工程と、
    FDCA合成工程により得られたFDCA溶液を、請求項1〜6のいずれか1項に記載のFDCAの精製方法にて精製する精製工程、とを含む、FDCAの製造方法。
    Figure 2017190316
    (式中、
    はメチル基、ホルミル基、カルボキシル基、置換基を有するメチル基を表し、該置換基がヒドロキシル基、アルコキシ基、オキシアシル基、またはハロゲノ基のいずれかである。
    はメチル基、ホルミル基、置換基を有するメチル基を表し、該置換基がヒドロキシル基、アルコキシ基、オキシアシル基、またはハロゲノ基のいずれかである。)
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