JP2017188076A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017188076A
JP2017188076A JP2017010751A JP2017010751A JP2017188076A JP 2017188076 A JP2017188076 A JP 2017188076A JP 2017010751 A JP2017010751 A JP 2017010751A JP 2017010751 A JP2017010751 A JP 2017010751A JP 2017188076 A JP2017188076 A JP 2017188076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
server
information processing
processing apparatus
power saving
saving state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017010751A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6794281B2 (ja
JP2017188076A5 (ja
Inventor
峻 中村
Shun Nakamura
峻 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to US15/473,319 priority Critical patent/US10356220B2/en
Priority to CN201710200008.6A priority patent/CN107277099B/zh
Priority to KR1020170040430A priority patent/KR102115488B1/ko
Priority to CN202110824885.7A priority patent/CN113542425B/zh
Priority to EP17164058.4A priority patent/EP3226104B1/en
Publication of JP2017188076A publication Critical patent/JP2017188076A/ja
Priority to KR1020200060412A priority patent/KR102138041B1/ko
Publication of JP2017188076A5 publication Critical patent/JP2017188076A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6794281B2 publication Critical patent/JP6794281B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/10Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
    • H04L67/1095Replication or mirroring of data, e.g. scheduling or transport for data synchronisation between network nodes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/14Session management
    • H04L67/141Setup of application sessions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/14Session management
    • H04L67/142Managing session states for stateless protocols; Signalling session states; State transitions; Keeping-state mechanisms
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/14Session management
    • H04L67/143Termination or inactivation of sessions, e.g. event-controlled end of session
    • H04L67/145Termination or inactivation of sessions, e.g. event-controlled end of session avoiding end of session, e.g. keep-alive, heartbeats, resumption message or wake-up for inactive or interrupted session
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

【課題】 クライアントとサーバとが一体の装置として構成される場合、サーバとクライアントとの間の通信コネクションを切ることができなくなる。また、省電力状態に移行することができなくなる。
【解決手段】 サーバと情報処理装置とが一体として構成される装置であるか判定する判定部と、判定部の判定結果に応じて、サーバと情報処理装置との間の通信コネクション制御又は電力状態の移行制御を行う。
【選択図】 図5

Description

サーバとクライアントとの間で特定の情報を共有するための技術に関する。
従来、サーバとクライアントとの間で特定の情報を共有するための同期システムが知られている。特許文献1には、メール、カレンダ、又は、連絡先等の情報についての同期サービスを提供するサーバに、定期的にKeep−Aliveパケットを送信してサーバとの同期通信を行うクライアント(携帯電話)が開示されている。特許文献1に記載のクライアントは、クライアントのディスプレイの表示状態が表示から非表示に遷移すると、サーバへの定期的なKeep−Aliveパケットの送信を停止する。また特許文献1に記載のクライアントは、操作画面の表示状態が非表示から表示に遷移すると、サーバへのKeep−Aliveパケットの送信を再開する。
また特許文献2には、サーバとクライアントとの間で画像形成装置の設定データを共有するための同期システムが開示されている。特許文献2では、1台の画像形成装置がサーバとしての機能を実現するためのWebサーバ制御部と、クライアントとしての機能を実現するためのWebクライアント制御部とを併有する構成が開示されている。
WO2013/024553 特開2010−283618号公報
特許文献1のように、定期的に所定のパケットを送信してサーバとクライアントのとの間の通信コネクションを維持するシステムにおいて、特許文献2のように1台の装置にサーバ機能とクライアント機能を併有させると、以下の課題が生じる。すなわち、サーバ機能とクライアント機能とを併有する装置は、サーバとクライアントとの間の通信コネクションを切ることができなくなるという課題が生じる。
例えば、サーバはクライアントから前回Keep−Aliveパケットを受信してから所定時間が経過するまでにKeep―Aliveパケットを受信しなければ、クライアントとのコネクションを切る。サーバは管理対象の全てのクライアントとのコネクションが切られていることを条件として、省電力状態に移行することができる。
また、クライアントは装置が省電力状態に移行するための条件を満たした場合、サーバへのKeep−Aliveパケットの送信を中止し、サーバとのコネクションを切る。
ここで、サーバ機能を実現するサーバ部とクライアント機能を実現するクライアント部とを一体の装置として構成すると、以下のように動作する。
すなわち、クライアント部は自装置が省電力状態に移行可能となるまでスタンバイ状態を維持し、スタンバイ状態である間は、自装置のサーバ部に定期的にKeep−Aliveパケットを送信し続ける。
一方、サーバ部はクライアント部からKeep−Aliveパケットが定期的に送信されてくるので、クライアント部とのコネクションを切ることができず、自装置を省電力状態に移行させることができない。自装置が省電力状態に移行することができないため、クライアント部はKeep−Aliveパケットを自装置のサーバ部に送信し続ける。
このようにして、サーバ部とクライアント部とはコネクションを維持し続け、省電力状態に移行することができなくなる。
本発明は、
情報処理装置であって、前記情報処理装置は前記情報処理装置と通信を行うサーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であるか判定する判定手段と、前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であると判定した場合と、前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能な状態になったか否かに関わらず省電力状態に移行可能な装置であると判定した場合とで、前記情報処理装置と前記サーバとの間の通信コネクションの維持に関して異なる制御を行う制御手段とを有する。
あるいは本発明は、
情報処理装置であって、
サーバとの通信コネクションを確立するための処理を実行する通信制御手段と、
前記情報処理装置は、前記情報処理装置と通信を行うサーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であるか判定する判定手段と、
前記通信制御手段が確立した前記通信コネクションを前記サーバに維持させるための情報、又は、前記通信制御手段が確立した前記通信コネクションを前記サーバに解放させるための情報を、前記判定手段の判定結果に応じて前記サーバに通知する通知手段と
を有する。
このような構成によれば、情報処理装置がサーバ機能とクライアント機能とを併有する場合でも、サーバとクライアントとの間の通信コネクションを解放することができる。また、情報処理装置がサーバ機能とクライアント機能とを併有する場合でも、通信コネクションを解放して省電力状態に移行することができる。
実施形態1における情報処理システムの構成例を示す図。 複合機120の構成例を示す図。 クライアントアプリケーション300のモジュール構成を示す図。 サーバアプリケーション400のモジュール構成を示す図。 実施形態1におけるクライアントアプリケーション300による処理を示すフロー図。 実施形態1におけるサーバアプリケーション400による処理を示すフロー図。 実施形態2におけるクライアントアプリケーション300による処理を示すフロー図。 実施形態3におけるクライアントアプリケーション300による処理を示すフロー図。 実施形態3におけるサーバアプリケーション400による処理を示すフロー図。 実施形態4におけるサーバアプリケーション400による処理を示すフロー図。 実施形態5におけるクライアントアプリケーション300のモジュール構成を示す図。 実施形態5におけるクライアントアプリケーション300による処理を示すフロー図。
以下、本発明を実施するための実施形態について図面を用いて説明する。
<実施形態1>
図1は、実施形態1における設定値の同期システムを示す構成図である。図1の例では、ネットワーク100に、情報処理装置としての複合機120a、120b、及び120cが接続される。複合機120aの内部にはサーバ110が存在する。以下、複合機120a、120b、及び、120cを総称して、複合機120と表記する。
本実施形態において同期とは、サーバ110が管理するマスタデータ401、及び、複合機120が管理する設定データ311の一方が更新された場合に、他方にも当該更新内容を反映させて共通の値とすることをいう。本実施形態では、サーバ110と複合機120との間で双方向に設定情報の送信を行う例について説明するが、本発明は、何れか一方向に設定情報を送信するシステムにも適用可能である。
サーバ110は、マスタデータ401を管理することにより、複合機120の設定値を管理する。マスタデータ401はサーバ110が管理する設定情報である。マスタデータ401が更新された場合は、複合機120にネットワーク100を介して更新情報を通知する。この更新情報は、マスタデータ401の更新内容を示す情報である。また、複合機120から設定値の更新情報を受信した際には、サーバ110は受信した更新情報を用いてマスタデータ401の値を更新する。なお、本実施形態においてサーバ110は一般的なHTTPサーバの機能を満たし、HTTP1.1におけるKeep−Alive機能を使用可能とする。
複合機120は複数種類の機能、例えばコピーやFAX等を実現する画像形成装置であり、内部にそれらの機能の実行時に利用する設定データ311を記憶する。複合機120に替えて、コピー機能のみ、FAX機能のみ、又は、スキャナ機能のみ等のように、単独の機能を有する画像形成装置であってもよい。
クラアイントとしての複合機120は、自身が管理する設定情報である設定データ311に更新があった場合は、サーバ110にネットワーク100を介して更新情報(第1の更新情報)を通知する。この更新情報は、設定データ311の更新内容を示す情報である。またクラアイントとしての複合機120は、サーバ110からマスタデータ401の更新情報(第2の更新情報)を取得した際には、取得した更新情報を用いて、自身が管理する設定データ311の内容を更新する。
上述の構成により、サーバ110と複合機120は設定データの同期処理を行う。複合機120は、第1の更新情報の通知処理、又は、第2の更新情報の取得処理を行うために、サーバ110とのコネクションを確立するための処理を行う。そして、確立されたコネクションを用いて、第1の更新情報をサーバ110に通知したり、第2の更新情報をサーバから取得したりする。
図2は本実施形態における複合機120の構成を表すブロック図である。複合機120は、コントローラユニット200、操作部220、スキャナ230、プリンタ240を含んでいる。コントローラユニット200には、操作部220が接続される。またコントローラユニット200には、画像入力デバイスであるスキャナ230や画像出力デバイスであるプリンタ240が接続される。
コントローラユニット200は、CPU(Central Processing Unit)202を有する。CPU202は、ROM(Read Only Memory)206に格納されているブートプログラムを実行してOS(Operation System)を起動する。CPU202は、このOS上で、HDD(Hard Disk Drive)205に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、これによって各種処理を実行する。このCPU202の作業領域としてはRAM(Random Access Memory)203が用いられる。また、RAM203は、作業領域を提供するとともに、画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。HDD205は、上記アプリケーションプログラムや画像データ、各種設定値を格納する。
CPU202には、システムバス210を介して、ROM206およびRAM203とともに、操作部I/F201、デバイスI/F204、NetworkI/F207、及び、画像処理部208が接続される。操作部I/F201は、タッチパネルを有する操作部220とのインタフェースである。操作部220に表示すべき画像データを操作部220に対して出力する。また、操作部I/F201は、操作部220によってユーザにより入力された情報をCPU202に送出する。デバイスI/F204には、スキャナ230およびプリンタ240が接続される。NetworkI/F207は、ネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介してネットワーク100上の各装置との間で情報の入出力を行う。画像処理部208は、スキャナ230からの入力画像処理やプリンタ240への出力画像処理、画像回転、画像圧縮、解像度変換、色空間変換、階調変換などの処理を行う。
ROM206又はHDD205には、後述のクライアントアプリケーション300及びサーバアプリケーション400が記憶される。複合機120のCPU302はクライアントアプリケーション300を実行することにより、サーバ110のクライアントとしての機能を実現する。また複合機120のCPU302は、サーバアプリケーション400を有効化して実行することにより、サーバ110としても機能することができる。サーバアプリケーション400を有効化するか否かは、ユーザが切り替えることができるものとする。
本実施形態では、複合機120aにおいてはサーバアプリケーション400が有効化されているものとする。また複合機120aはクライアントアプリケーション300も実行する。複合機120aはサーバ110としても動作し、かつ、サーバ110に対するクライアントとしても動作する。
複合機120b及び複合機120cではクライアントアプリケーション300のみが実行され、サーバアプリケーション400は無効化されているものとする。複合機120b及び複合機120cは、サーバ110に対するクライアントとして動作する。
次に、クライアントとしての複合機120の機能を実現するためのクライアントアプリケーション300の構成について図3を用いて説明する。クライアントアプリケーション300は、ROM206又はHDD205等の記憶部に保持され、CPU202によって読みだされて実行される。
図3では、複合機120において実行されるクライアントアプリケーション300の構成について説明する。
設定データ管理部310は、複合機120の設定データ311を管理する。設定データ311は、クライアントとしての複合機120が動作するために用いる各種の設定値を含む。設定データは例えば、アドレス帳情報や、ユーザごとにカスタマイズされた設定値等を含む。複合機120のユーザごとにカスタマイズされた設定値とは例えば、操作画面のボタン配置や表示言語等の設定値を含む。設定データ311は、HDD205、RAM203、又は、ROM206などの記憶部に記憶される。
設定データ管理部310は、通信制御部320がサーバ110からマスタデータ401の更新情報を取得した場合に、取得した更新情報を設定データ311に反映させる制御を行う。また設定データ管理部310は、設定データ311が複合機120において更新された場合、設定データ311の更新内容を示す更新情報をサーバ110のマスタデータ401に反映させるための処理を通信制御部320に実行させる。
通信制御部320は、NetworkI/F207を制御して他装置との通信を行う。通信制御部320は制御部321及び通信処理部322を含む。制御部321はサーバ110との設定値の同期処理についての制御を行う。通信処理部322は、NetworkI/F207を介した通信処理の制御を行う。通信処理部322は、後述の通信処理部422と協働して、サーバ110と情報処理装置との間の通信コネクション(以下、コネクション)を確立するための処理を実行する。例えば、通信制御部320は、TCP(Transimission Control Protocol)の手順に則ってコネクションを確立したり、解放したりすることができるが、これに限らない。以下、コネクションを確立することを、コネクションを接続すると表現する事がある。コネクションを解放することを、コネクションを切断すると表現することがある。また、本実施形態においてコネクションとは、複合機120とサーバ110との間で確立される仮想的な通信路である。一旦所定の通信手順を実行して複合機120とサーバ110との間でコネクション確立することにより、以降の通信では両者の間では簡易な手順でデータの送受信ができるようにすることができる。
通信制御部320は、サーバ110との設定値の同期通信を制御する。また制御部321は、通信処理部322がサーバより取得したマスタデータ401の更新情報を受信する。制御部321は、受信したマスタデータ401の更新情報を設定データ311に反映させるように設定データ管理部310に依頼する。また通信制御部320は、サーバ110が自装置内に配置されているか否かを判定する処理を行う。すなわち自装置である複合機120とサーバ110とが一体として構成される装置であるか判定する。本実施形態では、複合機120がサーバ110と一体として構成される装置である場合には複合機120はサーバ110が省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であると判定(第1の判定)する。また、本実施形態では、サーバ110と複合機120とが異なる装置である場合には、複合機120は前記サーバが省電力状態に移行可能な状態になったか否かに関わらず省電力状態に移行可能な装置であると判定(第2の判定)する。複合機120は第1の判定をした場合と第2の判定をした場合とで、前記情報処理装置と前記サーバとの間の通信コネクションの維持に関して異なる制御を行う。判定処理の例は、図5を用いて後述する。
次に、サーバ110の機能を実現するためのサーバアプリケーション400の構成について図4を用いて説明する。サーバアプリケーション400は、RAM203、HDD205、又は、ROM206などの記憶部に記憶され、CPU202により実行される。
マスタデータ管理部410は、マスタデータ401を管理する。マスタデータ管理部410は、通信制御部420からの指示に応じてマスタデータ401の更新情報を読み出したり、マスタデータ401を更新したりする。
マスタデータ管理部410は、通信制御部420がクライアントアプリケーション300から受信した更新情報をマスタデータ401に反映させる処理を行う。また、マスタデータ管理部410は、通信制御部420がクライアントアプリケーション300からマスタデータ401の更新情報の取得要求を受信した場合に、マスタデータ401の更新情報を作成し、通信制御部420に通知する処理を行う。マスタデータ管理部410が管理するマスタデータ401は、HDD205、RAM203、または、ROM206などの記憶部に保存される。
通信制御部420は、NetworkI/F207を介した通信の制御を行う。通信制御部420は、制御部421及び通信処理部422を含む。制御部421は、クライアントアプリケーション300との設定値の同期処理を制御する。通信処理部422は、NetworkI/F207を介した通信処理の制御を行う。
制御部421は、通信処理部422がクライアントアプリケーション300から設定データ311の更新情報を受信した場合に、受信した更新情報をマスタデータ管理部410に通知する。また、制御部421は、通信処理部422がクライアントアプリケーション300からマスタデータ401の更新情報の取得要求を受信した場合に、マスタデータ管理部410よりマスタデータ401の更新情報を取得する。そして、取得した更新情報をクライアントアプリケーション300に送信するよう通信処理部422に指示する。
通信処理部422は、クライアントアプリケーション300との通信処理を実行する。通信処理部422は、通信処理部322と協働して、サーバ110と情報処理装置との間の通信コネクションを確立するための処理を実行する。例えばTCPで規定される所定の手順に則って、複合機120とのコネクションを確立したり、解放したりする。
ここで、本実施形態にかかるサーバ110と複合機120との間の通信コネクションの維持と、サーバ110及び複合機120の省電力状態への移行処理の関係について説明する。
サーバ110はクライアントとしての複合機120からコネクションを維持することを要求する通知を受信しなければ、複合機120とのコネクションを切る。コネクションを維持することを要求する通知とは、後述のKeep−Alive通信を行うことを要求する通知である。複合機120は、サーバ110として動作している場合には管理対象の全ての複合機120とのコネクションが切断されていることを条件として、省電力状態に移行可能であると判断する。
また、クライアントとしての複合機120は、装置が省電力状態に移行するための条件を満たした場合、コネクションを維持する通知の送信をやめ、サーバ110とのコネクションを解放する。装置が省電力状態に移行するための条件とは、例えば、複合機120において所定の処理が所定期間実行されないこと等を含む。所定の処理とは例えば、印刷処理、スキャン処理、又は、FAX処理の実行等を含む。また本実施形態では、複合機120と一体として構成されたサーバ110が、少なくとも1台の複合機120とコネクションを維持している場合にも、所定の処理が実行されていると判断する。この少なくとも1台の複合機120には、サーバ110と一体の装置として構成された、クライアントとしての複合機120も含まれる。
例えば、複合機120は、サーバ機能が有効化されていない場合には、実行中或いは待機中のジョブが無く、操作の受け付けも無い状態で所定時間経過すると、サーバ110とコネクションを維持しているか否かに関わらず、省電力状態に移行する。
また例えば、複合機120は、サーバ110としても動作している場合には、実行中或いは待機中のジョブが無く、操作の受け付けも無い状態で所定時間経過し、かつ、サーバ110が他の複合機120とコネクションを維持していない場合に省電力状態に移行する。
次にクライアントとしての複合機120の動作について、図5を用いて説明する。図5に示した処理は、CPU202がHDD205またはROM206などから読み出したクライアントアプリケーション300を実行することにより実現される。
図5のフローチャートは、複合機120において所定の同期開始条件が満たされた場合に開始される。同期開始条件は、例えば、クライアントアプリケーション300がサーバアプリケーション400へマスタデータ401の設定情報(例えば、更新情報)の取得要求を行った場合に満たされる。また、同期開始条件は、例えば、複合機120において設定データ311が更新された場合に満たされる。その他、複合機120とサーバ110との間で設定値を同期するタイミングであればよく、その条件の内容は問わない。
まず制御部321は、サーバ110とのコネクションが維持されているかを判定する(S500)。サーバ110とのコネクションが維持されていると判定した場合、後述のステップS550の処理に進む。一方、サーバとのコネクションが維持されていないと判定した場合、ステップS510の処理にすすむ。ステップS500の判定は、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)のKeep−Aliveの仕組みを用いたコネクション管理の方式に従うことができるが、判定の方法は特に限定しない。
ステップS510において、制御部321は、サーバ110のアドレス情報を読み出す。このアドレス情報は、クライアントアプリケーション300がサーバアプリケーション400と通信を行うために用いる通信アドレスである。複合機120が接続すべきサーバ110のアドレス情報は、例えば、管理者等によって予め複合機120に登録されているものとする。本実施形態では、接続すべきサーバ110のアドレス情報は、設定データ311の一部としてクライアントアプリケーション300が管理する。
次にステップS520において、制御部321は、ステップS510で取得したアドレス情報を用いて、サーバ110のサーバアプリケーション400とのコネクションを確立する制御を行う。制御部321は、通信処理部322を制御して、サーバアプリケーション400とのコネクションの確立処理を実行させる。
次にステップS530において、制御部321は、サーバアプリケーション400が、クライアントアプリケーション300を実行している複合機120と同じ装置上で有効化されているか否かを判定する。制御部321は、ステップS510において取得したサーバ110のアドレス情報に基づいてステップS530の判定処理を行う。
例えば制御部321は、サーバ110のアドレス情報として”localhost”という所定の値が設定されている場合には、サーバアプリケーション400が複合機120と同じ装置で有効化されていると判定する。また例えば制御部321は、サーバ110のアドレス情報としてローカルループバックアドレスのような所定の値が設定されている場は、サーバアプリケーション400が複合機120と同じ装置上で有効化されていると判定する。ローカルループバックアドレスとして、例えば、”127.0.0.1”,“::1”や、“OnThisDevice”等を用いることができる。一方、サーバ110のアドレス情報が所定の値ではない場合には、制御部321はサーバ110が複合機120とは別の装置として構成されていると判定する。
また例えば、複合機120のクライアントアプリケーション300が管理している複合機120のIPアドレスと、ステップS510で取得したサーバのIPアドレスとを比較してステップS530の判定を行うこととしてもよい。制御部321は、両者が一致した場合に、サーバアプリケーション400が複合機120と同じ装置で有効化されていると判定する。一方、制御部321は、両者が一致しない場合には、サーバアプリケーション400が複合機120とは別の装置において実行されていると判定する。
また例えば、複合機120は自装置のサーバアプリケーション400のサーバ機能を有効化した際に、所定の記憶領域にサーバ機能を有効化したことを示す情報(例えば、サーバ機能の有効化フラグON)を記憶させることとしてもよい。制御部321は、自装置のサーバ機能が有効化されていることを示す情報が所定の記憶領域に記憶されているかを判定することによりステップS530の判定を行うこととしてもよい。
ステップS530において、サーバ110が複合機120と同じ装置として構成されていると判定した場合(S530でYESの場合)にはステップS540に進む。すなわち、判定結果が、サーバアプリケーション400が複合機120と同じ装置上で有効化されていることを示すものであることに応じて、ステップS540に進む。またステップS530において、判定結果が、サーバ110が複合機120とは別の装置として構成されていることを示すものであることに応じてステップS550に進む。
本実施形態では、サーバ110の機能が有効化された複合機120aの処理として図5のフローを実施する場合には、ステップS530の判定においてサーバ110が複合機120と同じ装置として構成されていると判定される。一方、サーバ110の機能が有効化されていない複合機120b、または、120cの処理として図5のフローを実施する場合、ステップS530ではサーバ110が複合機120と異なる装置として構成されていると判定される。複合機120b、または、120cがサーバ110の機能(サーバアプリケーション400)を有さない場合も同様である。
ステップS540では、制御部321は、通信処理部322を制御してサーバアプリケーション400に同期要求を送信させる。ステップS540において送信される同期要求には、同期通信が終了した後にサーバアプリケーション400とのコネクションを解放することを示す情報が含まれる。
この同期通信は、マスタデータ401の更新内容を示す更新情報の取得要求をサーバアプリケーション400に送信し、その応答としてサーバアプリケーション400から更新情報を取得する通信処理を含む。またこの同期通信は、クライアントアプリケーション300が管理する設定データ311の更新内容を示す更新情報をサーバアプリケーション400に送信する通信処理を含む。
また、同期通信の終了後にサーバアプリケーション400とのコネクションを解放することを示す情報とは、例えば、HTTP通信を行うためのパケットのリクエストヘッダにおける”Connection”フィールドの値である”close”である。このようにして、コネクションをサーバ110に解放させるための情報を、同期要求と共にサーバ110に通知することができる。すなわち、以下、同期通信の終了後にサーバアプリケーション400とのコネクションを解放する通信のことを非Keep−Alive通信と呼ぶ。
このようにして、複合機120がサーバと一体として構成される装置であると判定したことに応じて、ステップS540では、コネクションをサーバに解放させるための情報をサーバ110に通知する。ステップS540の処理を実行することにより、サーバ110と複合機120との間で確立したコネクションをサーバに解放させることができる。サーバ110は、すべての複合機120とのコネクションが解放されると、省電力状態へ移行可能な状態になる。このようにして、省電力状態へ移行可能な状態にするために必要な1又は複数の条件のうち少なくとも一つの条件を満たすようにする。
ステップS550においても、制御部321は、通信処理部322を制御してサーバアプリケーション400に同期要求を送信させる。しかしステップS550において送信される同期要求には、同期通信が終了した後にサーバアプリケーション400とのコネクションを解放することを示す情報が含まれない。ステップS550において送信される同期要求には、クライアントアプリケーション300とサーバアプリケーション400との通信コネクションを所定の時間維持することを示す情報を含むこととしてもよい。例えば、HTTP通信のリクエストヘッダにおける”Connection”フィールドの値に”Keep−Alive”を指定して、同期要求をサーバ110に通知することができる。このようにして、コネクションをサーバ110に維持させるための情報を、同期要求と共にサーバ110に送信することができる。以下、同期通信が終了してもサーバアプリケーション400とのコネクションを維持する通信の事をKeep−Alive通信と呼ぶ。
このように、複合機120がサーバ110と異なる装置であると判定したことに応じて、ステップS550では、確立したコネクションをサーバに維持させるための情報を複合機120からサーバ110に通知させる制御を行う。
ステップS540およびステップS550の処理は、同期通信の終了後にサーバアプリケーション400とのコネクションを維持するのか否かをサーバアプリケーション400が区別できるものであればよい。例えば、ステップS550においてサーバアプリケーション400との通信コネクションを所定の時間維持することを示す情報が含まれる場合、ステップS540ではサーバアプリケーション400とのコネクションを解放する情報を送信しなくてもよい。
ステップS560において、制御部321は、通信処理部322を介して同期要求の応答を受信する。受信される情報は、例えば、クライアントアプリケーション300からサーバアプリケーション400に送信した更新情報がサーバアプリケーションによって正常に受信されたことを示す応答である。あるいは受信される情報は、クライアントアプリケーション300が送信した更新情報の取得要求に対する応答としての、マスタデータ401の更新情報である。
次に、サーバ110としての複合機120の動作について、図6を用いて説明する。図6に示した処理は、CPU202が、HDD205またはROM206などから読み出したサーバアプリケーション400を実行することにより実現される。図6の処理は、サーバアプリケーション400がクライアントアプリケーション300から同期要求を受信した際に開始される。
ステップS610において、制御部421は、通信処理部422を介して受信した同期要求に応じた処理を実行する。同期要求に応じた処理とは例えば、クライアントアプリケーション300から受信した更新情報をマスタデータ401に反映させる処理である。あるいは、同期要求に応じた処理とは例えば、クライアントアプリケーション300から受信した取得要求に応答して、マスタデータ401の更新情報を生成する処理である。制御部421は、マスタデータ管理部410を制御してこれらの処理を実行させる。
ステップS620において、制御部421は、通信処理部422を介して、同期要求に対する応答をクライアントアプリケーション300に対して行う。この応答は例えば、クライアントアプリケーション300から受信した更新情報をマスタデータ401に反映させたことを示す情報である。あるいは、この応答は例えば、ステップS610において生成したマスタデータ401の更新情報の送信である。
ステップS630において、制御部421は、クライアントアプリケーション300から受信した同期要求が非Keep−Alive通信を要求するものであるかを判定する。例えば制御部421は、同期要求のHTTPヘッダの”Connection”フィールドの値を取得し、その値に基づき設定値同期要求が非Keep−Alive通信の要求であるか否かを判定する。”Connection”フィールド値が”close”であった場合には、ステップS630がYESとしてステップS840に進む。”Connection”フィールド値が”close”以外の値の場合、もしくは”Connection”フィールドがなかった場合には、ステップS630がNOとしてステップS650に進む。
ステップS640において、制御部421は、クライアントアプリケーション300とサーバアプリケーション400との間で確立されたコネクションの解放処理を通信処理部422に指示する。これを受けた通信処理部422は、該当するコネクションの解放処理を実行し、図6に示すフローを終了する。
ステップS650において、制御部421は、クライアントアプリケーション300とサーバアプリケーション400との間で確立されたコネクションを維持したまま、図6に示すフローを終了する。
このような構成によれば、情報処理装置がサーバ機能とクライアント機能とを併有する場合でも、サーバとクライアントとの間の通信コネクションを解放することができる。また、情報処理装置がサーバ機能とクライアント機能とを併有する場合でも、通信コネクションを解放して省電力状態に移行することができる。
すなわち、サーバ110と一体として構成されたクライアントとしての複合機120aは、各同期通信が終了する度にサーバ110とのコネクションを解放する。また複合機120b、及び、120cは各装置で省電力状態へ移行する条件が満たされた場合に、サーバ110とのコネクションを解放する。このようにして、サーバ110が管理するクライアントとしての複合機120a、120b、及び、120cのいずれともコネクションを確立していない状態を実現することができる。
サーバ110が複合機120a、120b、及び、120cのいずれともコネクションを確立していない場合、上述のとおり、サーバ110と一体の装置として構成された120aは、省電力状態に移行することが可能となる。
このようにして、サーバと一体の装置として構成されたクライアントとのコネクションを切ることができず、一体の装置として構成されたサーバ及びクライアントは省電力状態に移行することができないという従来技術の課題を解消することができる。従って、より省電力で運用可能な同期システムを構築することができる。
また上記の実施形態によれば、サーバ110と一体の装置として構成されていない複合機120b及び120cは、サーバ110とKeep−Alive通信を行うことができる。従って、2回目の同期要求の送信からは、同期要求を行う度にサーバ110とのコネクションを確立する必要がなく、速やかに同期処理を実行することができる。
<実施形態2>
実施形態1においては、サーバアプリケーション400がクライアントアプリケーション300を実行している複合機120と同じ装置上で有効化されている場合、クライアントアプリケーション300は非Keep−Alive同期通信を要求する例について説明した。実施形態2では、サーバアプリケーション400が複合機120と同じ装置上で有効化されている場合でも、同期要求を送信する契機となった動作の種別によって非Keep−Alive同期通信を要求するかKeep−Alive同期通信を要求するかを切り替える例について説明する。同期要求を送信する契機となった動作の種別として、例えば、ポーリング処理、又は、ユーザが複合機120の設定変更等の所定の処理の実行等の種別があるものとする。ここで、同期要求を送信する契機となる動作が実行されると、上述の同期開始条件が満たされるものとして説明する。
本実施形態における構成については、実施形態1と同一のものは説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態において、クライアントアプリケーション300の通信処理部322は所定の時間間隔でサーバアプリケーション400に対して同期要求を行う。この同期要求は、マスタデータ401の更新情報の取得要求である。マスタデータ401の更新情報は、クライアントアプリケーション300が前回マスタデータ401の設定情報(例えば、更新情報)を受信した時刻以降にマスタデータ401が更新された更新内容を示す情報である。通信処理部322は、クライアントアプリケーション300の識別情報と、前回マスタデータ401の設定情報を取得した時刻を示す時刻情報とを含む同期要求をサーバアプリケーション400に送信する。以下では、マスタデータ401の更新情報の取得要求を順次送信する処理をポーリング処理と呼び、特に所定の時間間隔で取得要求を送信する処理を定期ポーリング処理と呼ぶ。本実施形態では、クライアントアプリケーション300は定期ポーリングを実行する例について説明するが、定期間隔ではないポーリング処理を行うこととしてもよい。
また本実施形態において、通信処理部322は、複合機120においてユーザのログイン処理が実行されたことに応じて、マスタデータ401の更新情報の取得要求を送信する。また通信処理部322は、ユーザが操作部220を操作して複合機120の設定(設定データ311)を更新した場合、当該更新の内容を示す更新情報をサーバアプリケーション400に送信する。この更新情報の送信は、当該更新情報を用いてマスタデータ401を更新することをサーバアプリケーション400に要求する同期要求である。
本実施形態におけるクライアントアプリケーション300の動作について、図7を用いて説明する。図7に示した処理は、CPU202がHDD205またはROM206などから読み出したクライアントアプリケーション300を実行することにより実現される。実施形態1において図5を用いて説明した処理については、図5と同じステップ番号を付し、その説明を省略する。
図7のフローチャートは、図5と同様に、所定の同期開始条件が満たされた場合に開始される。同期開始条件は、例えば、クライアントアプリケーション300がサーバアプリケーション400へマスタデータ401の設定情報(例えば、更新情報)の取得要求を行った場合に満たされる。また、同期開始条件は、例えば、複合機120において設定データ311が更新された場合に満たされる。その他、複合機120とサーバ110との間で設定値を同期するタイミングであればよく、その条件の内容は問わない。
制御部321は、ステップS530において接続先のサーバ110が自装置内に存在すると判定した場合(S530でYESの場合)、ステップS701の処理を実行する。
ステップS701では、制御部321は、図7の処理が開始される契機となった動作の種別が、ポーリング処理であるか否かを判定する。判定の結果、ポーリング処理であった場合(S701においてYESの場合)には上述のステップS540の処理を実行する。一方、ポーリングでない場合(S701においてNOの場合)にはステップS550の処理を実行する。その他の処理は図5を用いて説明した内容と同様である。
以上の手順では、複合機120が実行する処理が更新情報の通知処理であり、かつ、複合機120がサーバ110と一体として構成される装置であると判定した場合には、コネクションをサーバ110に維持させるための情報をサーバ110に通知する。また、複合機120が実行する処理が更新情報の取得処理であり、かつ、複合機120がサーバ110と一体として構成される装置であると判定した場合には、コネクションをサーバ110に解放させるための情報をサーバ110に通知する。
このような手順で処理が実行されることにより、ポーリング処理のような、複合機120のバックグラウンドで実行される通信処理のみが実行されている状況では、サーバアプリケーション400とのコネクションが解放される。従って、実施形態1において説明したのと同様の理由により複合機120は省電力状態に遷移することが可能となる。
また本実施形態では、クライアントとしての複合機120とサーバ110とが一体の装置として構成されている場合であっても、複合機120に対するユーザ操作に応じた動作を契機として同期処理が開始された場合にはコネクションを維持する。コネクションを維持することにより、1つの同期処理を実行する度にサーバ110とのコネクションを構築する必要がなくなるので、同期処理を速やかに実行することができる。
本実施形態によれば、クライアントとしての複合機120とサーバ110とが一体の装置として構成されている場合であっても、複合機120に対するユーザ操作に応じて同期処理が開始された場合には、同期処理を速やかに実行することができる。従ってユーザは速やかに操作を進めることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
<実施形態3>
本実施形態では、クライアントアプリケーション300からのKeep−Alive通信の要求を受けても、サーバ110は自装置で動作するクライアントアプリケーション300からの要求である場合にはコネクションを解放する例について説明する。このような構成によっても、実施形態1と同様に、サーバ110と一体の装置として構成された120aは、省電力状態に移行することが可能となる。
本実施形態における構成については、実施形態1と同一のものは説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図4を用いて説明したサーバアプリケーション400の制御部421は、同期要求を行ったクライアントアプリケーション300は、自装置で動作しているクライアントアプリケーション300であるかを判定する処理を行う。
本実施形態に係る複合機120のクライアントアプリケーション300が実施する通信処理の手順について図8を用いて説明する。図8に示した処理は、CPU202がHDD205またはROM206などから読み出したクライアントアプリケーション300を実行することにより実現される。実施形態1において図5を用いて説明した処理と同じ処理については、図5と同じステップ番号を付して説明する。
本実施形態に係る複合機120は、実施形態1において図5を用いて説明した処理と比較し、ステップS530及びステップS540の処理を実行しない点で異なる。制御部321は、ステップS520の処理を実行すると、次にステップS550の処理を実行する。このようにして、本実施形態に係る複合機120は、同期開始条件を満たす動作が複合機120において発生すると、常にKeep−Alive通信を要求する同期要求をサーバ110へ送信する。
次に本実施形態に係るサーバ110のサーバアプリケーション400が実施する通信処理の手順について、図9を用いて説明する。図9に示した処理は、CPU202が、HDD205またはROM206などから読み出したサーバアプリケーション400を実行することにより実現される。図9の処理は、サーバアプリケーション400がクライアントアプリケーション300から同期要求を受信した際に開始される。実施形態1において図6を用いて説明した処理と同じ処理については、図6と同じステップ番号を付して説明する。
サーバアプリケーション400は、ステップS620においてクライアントアプリケーション300から取得した同期要求に対するレスポンスを送信した後、ステップS910の処理を実行する。
ステップS910では、制御部421は、同期要求の要求元であるクライアントアプリケーション300が、自装置において動作しているクライアントアプリケーション300であるかを判定する。すなわち、制御部421は、ステップS910において、制御部421はサーバ110と一体の装置として構成されるクライアントとしての複合機120から同期要求を受信したかを判定する。
この判定は、例えば同期要求に含まれる”Host”ヘッダフィールドの値と、予め設定された複合機120のIPアドレス情報とを比較することで判定することができる。両者が一致した場合には、制御部421は、同期要求の要求元であるクライアントアプリケーション300が、自装置において動作しているクライアントアプリケーション300であると判定する。一方、両者が異なる場合には、他装置において動作しているクライアントアプリケーション300であると判定する。判定の方法はこれに限らず、特に限定しない。
判定の結果、同期要求の要求元のクライアントアプリケーション300が自装置において実行されている場合(ステップS910でYESの場合)にはステップS840に進む。一方、同期要求の要求元のクライアントアプリケーション300が他装置において実行されている場合(ステップS910でNOの場合)にはステップS830に進む。
例えば、サーバ110が動作する複合機120aのクライアントアプリケーション300からの同期要求を受信した場合には、制御部421は、ステップS910においてYESと判定し、ステップS840の処理を実行する。一方、サーバ110と別装置である複合機120b又は120cのクライアントアプリケーション300からの同期要求を受信した場合には、制御部421はステップS910においてNOと判定し、ステップS850の処理を実行する。その他の処理は、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
このようにして、複合機120がサーバ110と一体として構成される装置であると判定した場合には、サーバ110は、複合機120との間で確立したコネクションを解放する。
本実施形態では、クライアントアプリケーション300からのKeep−Alive通信の要求を受けても、サーバ110は自装置で動作するクライアントアプリケーション300からの要求である場合にはコネクションを解放する。本実施形態によれば、サーバ110は管理下にあるすべての複合機120とのコネクションを切ることが可能となる。従って、サーバ110は省電力状態に移行可能な状態となる。このようにして、サーバ110と一体の装置として構成された120aは、省電力状態に移行することが可能となる。
<実施形態4>
本実施形態では、サーバ110が複合機120とのコネクションを維持している場合であっても、所定の場合には省電力状態への移行を可能とする例について説明する。すなわち、コネクションを維持している相手が、自装置で動作するクライアントアプリケーション300のみである場合には、省電力状態への移行を可能とする。
本実施形態における構成については、実施形態1と同一のものは説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態において、サーバアプリケーション400の制御部421は、通信処理部422が確立しているコネクションの管理状況に応じて、複合機120が省電力状態に移行可能な状態であるか否かを判定する。
また本実施形態において、クライアントアプリケーション300の制御部321は、複合機120において所定の条件が満たされた場合に、サーバアプリケーション400に対して省電力状態への移行が可能であるか否かを問い合わせる処理を実行する。
本実施形態に係るサーバアプリケーション400が実行する処理について、図10を用いて説明する。図10の処理は、サーバアプリケーション400が、クライアントアプリケーション300から、省電力状態への移行が可能であるかについての問い合わせを受けた場合に開始される。図10に示した処理は、CPU202が、HDD205またはROM206などから読み出したサーバアプリケーション400を実行することにより実現される。
まずステップS1010において、制御部421は、制御部421が現在管理しているコネクションの情報を取得する。コネクションの情報とは、例えば、IPアドレスとポート番号の組であるソケット情報と、維持あるいは解放を表す状態情報とを少なくとも含む情報である。通信コネクションの情報は、クライアントアプリケーション300とのコネクションが確立された際に、RAM303もしくはHDD305に保持される。
続くステップS1020において、制御部421は、維持しているコネクションについての情報に基づいて、同一装置で動作するクライアントアプリケーション300を示すコネクションのみが存在しているか否かを判定する。
判定の結果、同一装置で動作するクライアントアプリケーション300を示すコネクションのみが存在している(ステップS1320がYES)場合には、ステップS1030に進む。ステップS1030では、省電力状態に移行可能である情報を保持して本フローを終了する。
一方、同一装置で動作するクライアントアプリケーション300以外を示すコネクションが存在する場合には、省電力状態に移行不可である旨を示す情報を保持して本フローを終了する。
省電力状態に移行可能である情報を保持している場合には、複合機120は、他の移行条件がそろった場合に、省電力状態に移行する。このようにして、複合機120がサーバと一体として構成される装置であると判定した場合であって、サーバ110がクライアントとしての複合機120とのみ通信コネクションを確立している場合には、以下のように判断する。すなわち、同一の装置として構成されるサーバ110及び複合機120は省電力状態に移行可能であると判断する
本実施形態によれば、サーバ110において維持中のコネクションが存在する場合でも、それらが自装置のクライアントアプリケーション300とのコネクションのみである場合には、複合機120を省電力状態に移行するよう制御することが可能となる。
<実施形態5>
実施形態1においては、サーバアプリケーション400がクライアントアプリケーション300を実行している複合機120と同じ装置上で有効化されている場合、クライアントアプリケーション300は非Keep−Alive同期通信を要求する例について説明した。
これに対して本実施形態では、サーバアプリケーション400が複合機120と同じ装置上で有効化されている場合でも、複数の同期要求に係る通信を連続的に実行する必要がある場合には、それら複数の同期要求の実行期間内はKeep−Alive同期通信を要求することで同期処理を速やかに実行できることを示す例について説明する。本実施形態では、上記連続的に実行される複数の同期要求の組を、同期ジョブと呼ぶ。
本実施形態における構成については、実施形態1と同一のものは説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態におけるクライアントアプリケーションのソフトウェア構成について、図11を用いて説明する。本実施形態において、通信制御部320は、強制Keep−Aliveフラグ1101を有する。強制Keep−Aliveフラグ1101は、制御部321が通信処理部322を介してサーバアプリケーション400に対して送信する同期要求の内容に応じて制御部321が設定し、通信処理部322が通信実行時に参照する。通信処理部322は、参照した強制Keep−Aliveフラグ1101の値に応じて、サーバアプリケーション400に対してKeep−Alive同期要求を送信するか、非Keep−Alive同期要求を送信するかを切り替える。強制Keep−Aliveフラグ1101は、HDD205、ROM206、RAM203のいずれかに記憶される。
本実施形態におけるクライアントアプリケーション300の動作について、図12を用いて説明する。図12に示した処理は、CPU202がHDD205またはROM206などから読みだしたクライアントアプリケーション300を実行することにより実現される。実施形態1において図5を用いて説明した処理については、図5と同じステップ番号を付し、その説明を省略する。
図12のフローチャートは、所定の同期ジョブ開始条件が満たされた場合に開始される。所定の同期ジョブ開始条件とは、例えば、複合機120がサーバ110の保持するマスタデータ401を設定データ311に初めて同期を実施する場合であることや、ユーザの指示により設定データ311をマスタデータ401で強制的に同期を実施する場合であることなどがある。これらの場合では、設定データ311をマスタデータ401で同期するために、マスタデータ401を構成する複数のデータそれぞれに対する同期要求を連続的に実施する。そのため、これらの場合制御部321は、複数の同期要求をまとめて1つの同期ジョブとして扱って、通信処理部322を介してサーバアプリケーション400との同期通信を実行する。ただし、所定の同期ジョブ開始条件はここで例示したものでなくてもよく、その条件の内容は問わない。
ステップS1210において、制御部321は、実行する同期通信が、上述したような同期ジョブ開始条件に基づいて開始された同期ジョブであるか否かを判定する。判定の結果、同期ジョブ開始条件に基づいて開始された同期ジョブであった場合(ステップS1210がYESであった場合)にはステップS1220に進み、そうでなかった場合(ステップS1210がNOであった場合)にはステップS1230に進む。ステップS1220において、制御部321は、強制Keep−Aliveフラグ1101にONを書き込み、ステップS1230に進む。ステップS1230において、制御部321は、同期ジョブに含まれる未実施の同期要求を1つ読み込み、ステップS500に進む。ステップS500における判定がNOであった場合、ステップS1240において、通信処理部322は、強制Keep−Aliveフラグ1101の値を取得し、フラグがONであるか否かを判定する。フラグがONであった場合(ステップS1240がYESであった場合)、ステップS550に進み、通信処理部322はKeep−Alive通信要求を含む同期要求をサーバアプリケーション400に対して送信し、その旨を制御部321に通知してステップS1250に進む。ステップS1250において、制御部321は、同期ジョブに未実施の同期要求が含まれているか否かを判定する。判定の結果、未実施の同期要求が含まれていた場合(ステップS1250がYESの場合)、ステップS1230に進み、含まれていない場合(ステップS1260がNOの場合)、ステップS1260に進む。ステップS1260において、制御部321は、同期ジョブが完了したものとみなし、強制Keep−AliveフラグをOFFにして、本フローを終了する。
本実施形態によれば、クライアントとしての複合機120とサーバ110とが一体の装置として構成されている場合であっても、連続した複数の通信を伴う同期処理を実行する場合でも、処理を速やかに実行することができるようになる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
110 サーバ
120 複合機
401 マスタデータ
300 クライアントアプリケーション
400 サーバプリケーション

Claims (18)

  1. 情報処理装置であって、
    前記情報処理装置は前記情報処理装置と通信を行うサーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であるか判定する判定手段と、
    前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であると判定した場合と、前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能な状態になったか否かに関わらず省電力状態に移行可能な装置であると判定した場合とで、前記情報処理装置と前記サーバとの間の通信コネクションの維持に関して異なる制御を行う制御手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記サーバと前記情報処理装置との間の通信コネクションを確立するための処理を実行する通信制御手段を有し、
    前記判定手段は、前記サーバと前記情報処理装置とが異なる装置である場合には、前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能な状態になったか否かに関わらず省電力状態に移行可能な装置であると判定し、
    前記制御手段は、前記サーバと前記情報処理装置とが異なる装置であると前記判定手段が判定したことに応じて、前記通信制御手段が確立した前記通信コネクションを前記サーバに維持させるための情報を前記情報処理装置から前記サーバに通知させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記サーバと前記情報処理装置との間の通信コネクションを確立するための処理を実行する通信制御手段を有し、
    前記判定手段は、前記情報処理装置が前記サーバと一体として構成される装置である場合には、前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であると判定し、
    前記制御手段は、前記情報処理装置が前記サーバと一体として構成される装置であると前記判定手段が判定したことに応じて、前記前記通信制御手段が確立した前記通信コネクションを前記サーバに解放させるための情報を前記サーバのクライアントとしての前記情報処理装置から前記サーバに通知させる制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記サーバと前記情報処理装置との間の通信コネクションを確立するための処理を実行する通信制御手段を有し、
    前記判定手段は、前記情報処理装置が前記サーバと一体として構成される装置である場合には、前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であると判定し、
    前記制御手段は、前記情報処理装置が前記サーバと一体として構成される装置であると前記判定手段が判定した場合には、前記通信制御手段が確立した前記通信コネクションを解放する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置が前記サーバと一体として構成される装置であると前記判定手段が判定した場合であって、前記サーバがクライアントとしての前記情報処理装置とのみ通信コネクションを確立している場合には、前記情報処理装置は前記省電力状態に移行可能であると判断する判断手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置であって、
    サーバとの通信コネクションを確立するための処理を実行する通信制御手段と、
    前記情報処理装置は前記情報処理装置と通信を行うサーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であるか判定する判定手段と、
    前記通信制御手段が確立した前記通信コネクションを前記サーバに維持させるための情報、又は、前記通信制御手段が確立した前記通信コネクションを前記サーバに解放させるための情報を、前記判定手段の判定結果に応じて前記サーバに通知する通知手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  7. 前記判定手段は、前記サーバと前記情報処理装置とが異なる装置である場合には、前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能な状態になったか否かに関わらず省電力状態に移行可能な装置であると判定し、
    前記通知手段は、前記サーバは前記情報処理装置と異なる装置であると前記判定手段が判定したことに応じて、前記通信制御手段が確立した前記通信コネクションを前記サーバに維持させるための情報を前記サーバに通知することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記判定手段は、前記情報処理装置が前記サーバと一体として構成される装置である場合には、前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であると判定し、
    前記通知手段は、前記情報処理装置が前記サーバと一体として構成される装置であると前記判定手段が判定したことに応じて、前記前記通信制御手段が確立した前記通信コネクションを前記サーバに解放させるための情報を前記サーバに通知することを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理装置。
  9. 前記情報処理装置の設定情報を管理する管理手段を有し、
    前記通信制御手段は、前記管理手段が管理する前記設定情報の更新内容を示す第1の更新情報をサーバに通知する通知処理、又は、前記サーバが管理する設定情報の更新内容を示す第2の更新情報を前記サーバから取得する取得処理の少なくとも何れかの処理を実行するために、前記サーバとのコネクションを確立することを特徴とする請求項6から8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記通信制御手段は、前記第1の更新情報をサーバに通知する前記通知処理、及び、前記第2の更新情報を前記サーバから取得する前記取得処理を実行し、
    前記判定手段は、前記情報処理装置が前記サーバと一体として構成される装置である場合には、前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であると判定し、
    前記通知手段は、前記通信制御手段が実行する処理が前記通知処理であり、かつ、前記情報処理装置が前記サーバと一体として構成される装置であると前記判定手段が判定した場合には、前記通信制御手段が確立した前記通信コネクションを前記サーバに維持させるための情報を前記サーバに通知し、前記通信制御手段が実行する処理が前記取得処理であり、かつ、前記情報処理装置が前記サーバと一体として構成される装置であると前記判定手段が判定した場合には、前記通信制御手段が確立した前記通信コネクションを前記サーバに解放させるための情報を前記サーバに通知することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記通知手段は、前記前記通信コネクションを前記サーバに維持させるための情報を、前記2の更新情報の取得要求、または、前記第1の更新情報と共に前記サーバに通知することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 前記通知手段は、前記前記通信コネクションを前記サーバに解放させるための情報を、前記2の更新情報の取得要求、または、前記第1の更新情報と共に前記サーバに通知することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  13. 前記サーバは、前記サーバと他の情報処理装置との通信コネクションが確立されていないことを条件として、省電力状態に移行可能であると判断するサーバであることを特徴とする請求項6から12の何れか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記情報処理装置と通信を行うサーバのアドレスを記憶する記憶手段を更に有し、
    前記判定手段は、前記記憶部に記憶されたサーバのアドレスが所定のアドレスである場合には、前記情報処理装置は、前記情報処理装置と通信を行うサーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であると判定し、前記記憶部に記憶されたサーバのアドレスが所定のアドレスではない場合には、前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能な状態になったか否かに関わらず省電力状態に移行可能な装置であると判定することを特徴とする請求項1又は6に記載の情報処理装置。
  15. 情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置は前記情報処理装置と通信を行うサーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であるか判定する判定ステップと、
    前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であると判定した場合と、前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能な状態になったか否かに関わらず省電力状態に移行可能な装置であると判定した場合とで、前記情報処理装置と前記サーバとの間の通信コネクションの維持に関して異なる制御を行う制御ステップと
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  16. 情報処理装置の制御方法であって、
    サーバとの通信コネクションを確立するための処理を実行する通信制御ステップと、
    前記情報処理装置は前記情報処理装置と通信を行うサーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であるか判定する判定手段と、前記通信制御ステップにおいて確立した前記通信コネクションを前記サーバに維持させるための情報、又は、前記通信制御ステップにおいて確立した前記通信コネクションを前記サーバに解放させるための情報を、前記判定ステップにおける判定結果に応じて前記サーバに通知する通知ステップと
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  17. 情報処理装置に、
    前記情報処理装置は前記情報処理装置と通信を行うサーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であるか判定する判定手順と、
    前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であると判定した場合と、前記情報処理装置は前記サーバが省電力状態に移行可能な状態になったか否かに関わらず省電力状態に移行可能な装置であると判定した場合とで、前記情報処理装置と前記サーバとの間の通信コネクションの維持に関して異なる制御を行う制御手順と
    を実行させるためのプログラム。
  18. 情報処理装置に、
    サーバとの通信コネクションを確立するための処理を実行する通信制御手順と、
    前記情報処理装置は前記情報処理装置と通信を行うサーバが省電力状態に移行可能になったことを少なくとも条件として省電力状態に移行可能となる装置であるか判定する判定手順と、
    前記通信制御手順において確立した前記通信コネクションを前記サーバに維持させるための情報、又は、前記通信制御手段が確立した前記通信コネクションを前記サーバに解放させるための情報を、前記判定手順における判定結果に応じて前記サーバに通知する通知手順と
    を実行させるためのプログラム。
JP2017010751A 2016-03-31 2017-01-24 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム Active JP6794281B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/473,319 US10356220B2 (en) 2016-03-31 2017-03-29 Information processing apparatus, method for controlling information processing apparatus, and storage medium
KR1020170040430A KR102115488B1 (ko) 2016-03-31 2017-03-30 정보 처리 장치, 정보 처리 장치의 제어 방법, 및 프로그램
CN202110824885.7A CN113542425B (zh) 2016-03-31 2017-03-30 信息处理装置及信息处理装置的控制方法
CN201710200008.6A CN107277099B (zh) 2016-03-31 2017-03-30 信息处理装置及信息处理装置的控制方法
EP17164058.4A EP3226104B1 (en) 2016-03-31 2017-03-31 Efficient transition to power saving mode respecting connection state with server
KR1020200060412A KR102138041B1 (ko) 2016-03-31 2020-05-20 정보 처리 장치, 정보 처리 장치의 제어 방법, 및 프로그램

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016072593 2016-03-31
JP2016072593 2016-03-31

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017188076A true JP2017188076A (ja) 2017-10-12
JP2017188076A5 JP2017188076A5 (ja) 2020-08-27
JP6794281B2 JP6794281B2 (ja) 2020-12-02

Family

ID=60044074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017010751A Active JP6794281B2 (ja) 2016-03-31 2017-01-24 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6794281B2 (ja)
KR (2) KR102115488B1 (ja)
CN (2) CN107277099B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019205058A (ja) * 2018-05-23 2019-11-28 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置、ネットワーク接続方法およびネットワーク接続プログラム
JP2020173506A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 キヤノン株式会社 通信装置、その制御方法、およびそのプログラム

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4368637B2 (ja) * 2003-08-05 2009-11-18 株式会社リコー 多機能複合機、サーバ、環境負荷低減方法、および、プログラム
US8319989B2 (en) * 2006-02-21 2012-11-27 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus for processing and communicating with an information processing apparatus which does not have an image processing apparatus driver software
US8965954B2 (en) 2008-10-21 2015-02-24 Google Inc. Always ready client/server data synchronization
JP5274294B2 (ja) * 2009-02-18 2013-08-28 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法、並びに画像処理装置及びその制御方法
JP2010244464A (ja) * 2009-04-09 2010-10-28 Canon Inc 情報処理装置、ネットワークインターフェース装置、それらの制御方法、プログラム
JP5521511B2 (ja) 2009-11-27 2014-06-18 村田機械株式会社 ネットワーク機器
JP5701041B2 (ja) * 2010-12-15 2015-04-15 キヤノン株式会社 サーバ装置、画像処理システム、サーバ装置の制御方法、及びプログラム
US9143550B2 (en) * 2012-12-01 2015-09-22 Qualcomm Innovation Center, Inc. Graceful degradation of websocket connections to nonpersistent HTTP-based communications
JP6130675B2 (ja) * 2013-01-18 2017-05-17 キヤノン株式会社 画像形成装置、サーバ、画像形成システム及び画像形成システムの制御方法
JP6243654B2 (ja) * 2013-08-05 2017-12-06 キヤノン株式会社 通信システム、情報処理装置とその制御方法、及びプログラム
JP5679078B1 (ja) * 2014-02-04 2015-03-04 富士ゼロックス株式会社 データ保存システム、画像処理装置、およびプログラム
JP6364866B2 (ja) * 2014-03-27 2018-08-01 富士通株式会社 端末装置、通信制御システム及び通信制御方法
JP6318959B2 (ja) * 2014-08-01 2018-05-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理システム及び情報処理プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019205058A (ja) * 2018-05-23 2019-11-28 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置、ネットワーク接続方法およびネットワーク接続プログラム
JP7024602B2 (ja) 2018-05-23 2022-02-24 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置、ネットワーク接続方法およびネットワーク接続プログラム
JP2020173506A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 キヤノン株式会社 通信装置、その制御方法、およびそのプログラム
JP7309422B2 (ja) 2019-04-08 2023-07-18 キヤノン株式会社 通信装置、その制御方法、およびそのプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN107277099A (zh) 2017-10-20
CN113542425B (zh) 2024-04-02
JP6794281B2 (ja) 2020-12-02
CN107277099B (zh) 2021-07-23
KR102138041B1 (ko) 2020-07-27
KR102115488B1 (ko) 2020-05-26
KR20200059205A (ko) 2020-05-28
CN113542425A (zh) 2021-10-22
KR20170113382A (ko) 2017-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5885410B2 (ja) プルプリントシステム、プリントサーバおよびその制御方法、並びにプログラム
JP5639441B2 (ja) 情報処理装置、印刷装置、印刷データ処理方法およびプログラム
JP5995525B2 (ja) システム、画像形成装置、サーバー及びその制御方法
JP6217266B2 (ja) 機器、情報処理端末、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP5803991B2 (ja) プリントシステム、中間サーバ、印刷装置、ジョブシステム、印刷ジョブ実行方法、およびコンピュータプログラム
JP2011232893A (ja) 印刷データ作成サーバ及び印刷装置及び印刷システム
JP5791367B2 (ja) 画像形成装置とプロキシサーバを有するネットワークシステムおよび、その制御方法、制御プログラム、並びにプロキシサーバ
JP5772807B2 (ja) 印刷システム及び画像形成装置並びに代理応答方法並びにプログラム
JP2013218452A (ja) 管理装置、管理システム、及び制御方法
JP2012208922A (ja) 情報処理装置、省電力制御方法、プログラムおよび記録媒体
KR102138041B1 (ko) 정보 처리 장치, 정보 처리 장치의 제어 방법, 및 프로그램
JP2012129822A (ja) 画像処理装置、サーバ装置、それらの制御方法、及びプログラム
JP2018061142A (ja) 管理装置、制御方法、及びプログラム
EP3226104B1 (en) Efficient transition to power saving mode respecting connection state with server
JP2020013195A (ja) プリントサーバー、制御方法、およびそのプログラム
JP2007214853A (ja) 画像処理装置
JP2016020034A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP6701116B2 (ja) 印刷装置およびプログラム
JP5311996B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びコンピュータプログラム
JP2018116524A (ja) 画像形成装置、アクセス支援方法、およびコンピュータプログラム
JP5108571B2 (ja) 機器、データ転送システム、データ転送方法、プログラムおよび記録媒体
JP6436208B2 (ja) 機器、情報処理端末、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
US11467787B2 (en) Communication system, first server, second server, non-transitory computer-readable recording medium storing computer-readable instructions for first server and non-transitory computer-readable recording medium storing computer-readable instructions for second server
JP2009134584A (ja) 情報処理装置管理システム及び情報処理装置管理方法ならびに、プログラムおよび記憶媒体
JP2024036076A (ja) 情報処理装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201111

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6794281

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151