JP2016020034A - 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サーバ装置から設定データを取得して使用する情報処理装置で、設定データの取得及び設定データの更新を行うタイミングを、情報処理装置の電源の制御状態に応じて適切に制御する技術を提供する。【解決手段】デジタル複合機(情報処理装置)のCPUは、デジタル複合機で使用すべき設定データを保持するサーバから、当該設定データが当該サーバにおいて更新されたことを示す更新通知を受信すると(S701で「YES」)、デジタル複合機が備える複数のデバイスに対する電源の制御状態が、スリープ状態へ移行する可能性がある、スリープ移行状態であるか否かを判定する(S702)。CPUは、電源の制御状態が、スリープ移行状態である場合、電源の制御状態がスリープ状態から復帰した後に、デジタル複合機で使用すべき設定データを更新通知に基づいて更新するよう、受信した更新通知をHDDに格納する(S705)。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラムに関するものである。
近年、インターネット上に存在するデータストレージサービス等の様々なサービスを活用するクラウドコンピューティングが一般化してきている。このようなサービスの活用事例としては、例えば、例えば、ネットワーク上の各装置の設定値をデータストレージサービスに記録し、複数の設定値をサービス側で一元管理する例がある。また、ネットワーク上の各装置からデータストレージサービス上の同一データへのアクセスを可能にすることによってデータ共有を実現する例がある。一般的に、インターネット上のサービス(サーバ)装置とクライアント装置との間にはファイアウォールが配置されるため、クライアント装置からサーバ装置への一方向のアクセスのみが可能である。このため、サーバ装置で管理されている設定値等のデータの、クライアント装置間での同期(共有)は、クライアント装置からのアクションによって実行される。ただし、インターネット上のサーバ装置は、多数のクライアント装置からの要求に応じた通信処理を行う必要があるため、通信量が大幅に増大しうる。
一方、このような場合に通信量を削減する技術として、常時コネクションを維持することが可能なプロトコル(例えば、非特許文献1)を利用した双方向通信が存在する。このようなプロトコルを利用することにより、例えば、サーバ装置(サービス側)で保持している設定値の更新が行われたタイミングに、サービス側からクライアント装置に対して更新が行われたことを通知することが可能となる。クライアント装置は、サービス側からこのような通知を受信した場合、適当なタイミングにサービス側から設定値を取得し、これを自装置に反映させることが可能である。
しかし、このようにサービス側から設定値を取得したクライアント装置が、取得した設定値を不適切なタイミング(例えば、ジョブの実行中)に自装置に反映させてしまうことで、クライアント装置の動作に不具合が生じる可能性がある。このような動作の不具合の発生を防止する技術として、取得した設定値がクライアント装置に反映されるタイミングを、クライアント装置の動作内容によって制御する技術が提案されている(特許文献1)。
これらの技術を利用することで、クライアント装置は、サービス側で設定値が変更されたタイミングにその設定値を取得することが可能となる。更に、クライアント装置は、設定値の取得タイミングにおけるクライアント装置の動作に影響を与えることなく、取得した設定値を反映することが可能となる。
特許第4227568号公報
RFC 6455"The WebSocket Protocol", [online], 2011年12月, <URL: http://tools.ietf.org/html/rfc6455>
特許文献1の技術を用いた場合、クライアント装置は、サービス側から取得した設定値を反映させるか否かを、クライアント装置の動作内容に基づいて判断する。この場合、クライアント装置は、電源管理状態(電源状態)を考慮せずに設定値の反映を実行することになる。このため、クライアント装置が省電力状態に移行する直前であっても、取得した設定値の反映を実行してしまい、設定値の反映を実行している最中にクライアント装置が省電力状態に移行してしまうことがある。この場合、クライアント装置は、その後、設定値の反映が不十分な(例えば、一部の設定値のみが反映された)状態で省電力状態から復帰する。その結果、クライアント装置は、サービス側で設定値を変更したユーザが意図しない動作を実行してしまうことがあり、クライアント装置の動作に不具合が生じうる。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものである。本発明は、サーバ装置から設定データを取得して使用する情報処理装置(クライアント装置)で、設定データの取得及び設定データの更新を行うタイミングを、情報処理装置の電源の制御状態に応じて適切に制御する技術を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、情報処理装置として実現できる。本発明の一態様に係る情報処理装置は、サーバ装置と通信可能な情報処理装置であって、前記情報処理装置で使用すべき設定データを保持するサーバ装置から、前記設定データが前記サーバ装置において更新されたことを示す更新通知を受信する受信手段と、前記受信手段によって前記更新通知が受信されると、前記情報処理装置が備える複数のデバイスに対する電源の制御状態が、前記複数のデバイスのうちの一部に通電させるスリープ状態へ移行する可能性があるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって、前記制御状態が前記スリープ状態へ移行する可能性がないと判定された場合には、前記サーバ装置から設定データを取得して、取得した設定データで、前記情報処理装置で使用すべき設定データを更新する更新処理を実行し、前記制御状態が前記スリープ状態に移行する可能性があると判定された場合には、前記制御状態が前記スリープ状態に移行して、前記スリープ状態から復帰した後に、前記更新処理を実行する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、サーバ装置から設定データを取得して使用する情報処理装置(クライアント装置)で、設定データの取得及び設定データの更新を行うタイミングを、情報処理装置の電源の制御状態に応じて適切に制御することができる。これにより、設定データの更新に起因したクライアント装置の動作の不具合を防ぐことができる。
情報処理システムの構成例を示す図。 デジタル複合機のハードウェア構成例を示すブロック図。 設定データ管理アプリケーションプログラムの構成例を示すブロック図。 電源管理アプリケーションプログラムの構成例を示すブロック図。 電源管理アプリケーションによる処理の手順を示すフローチャート。 電源管理アプリケーションによる処理の手順を示すフローチャート。 設定データ管理アプリケーションによる処理の手順を示すフローチャート。 設定データ管理アプリケーションによる処理の手順を示すフローチャート。 デジタル複合機の電源の制御状態の遷移を示す状態遷移図。 設定データ管理アプリケーションによる処理の手順を示すフローチャート。 設定データ管理アプリケーションによる処理の手順を示すフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[第1の実施形態]
<情報処理システムの構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図1に示すように、情報処理システムは、デジタル複合機(以下、「複合機」)110a,110b、PC(Personal Computer)120、及びサーバ140を含む。複合機110a,110b(以下、複合機110と表記する。)、及びPC120は、LAN等のネットワーク100を介して通信可能である。また、複合機110及びPC120は、ネットワーク100及びファイアウォール130を介してインターネット150に接続し、インターネット150上のサーバ140と通信可能である。サーバ140は、複合機110の設定データを管理するサーバ装置である。
サーバ140は、複合機110の設定データを保持している。このような設定データには、例えば、オートスリープの設定等の電力制御情報、IPアドレスフィルタやMACアドレスフィルタ等のフィルタ情報等が含まれる。管理者ユーザは、PC120からサーバ140にアクセスすることで、サーバ140が保持している設定データを変更可能である。複合機110は、特定のタイミングにサーバ140から設定データを取得して、取得したデータによって自装置の設定データを変更できる。これにより、管理者ユーザがサーバ140にアクセスして設定した設定データが、各複合機110に設定される。また、管理者ユーザが、複合機110に対して設定変更を行った場合、複合機110は、変更された設定データをサーバ140に通知する。これにより、複合機110とサーバ140とで設定データの同期が行われる。
<デジタル複合機のハードウェア構成>
図2は、本実施形態に係る複合機110のハードウェア構成例を示すブロック図である。複合機110は、コントローラユニット200、操作部220、スキャナ部230、及びプリンタ部240を備える。コントローラユニット200には、操作部220が接続されるとともに、画像入力デバイスであるスキャナ部230、及び画像出力デバイスであるプリンタ部240が接続される。
コントローラユニット200は、複合機110全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)202を備える。CPU202は、システムバス210を介して、操作部インタフェース(I/F)201、RAM203、デバイスI/F204、記憶装置205、ROM(Read Only Memory)206、ネットワークI/F207、及び画像処理部208と接続される。本実施形態の記憶装置205は、一例としてHDD(Hard Disk Drive)である。
CPU202は、ROM206に格納されているブートプログラムによってOS(Operating System)を立ち上げる。コントローラユニット200(CPU202)は、このOS上で、HDD205に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、これによって各種処理を実行する。RAM203は、CPU202のための作業領域を提供するとともに、画像データを一時的に記憶するための画像メモリ領域、及びアプリケーションプログラムによって利用されるデータを一時的に記憶するための記憶領域を提供する。HDD205には、上記のアプリケーションプログラム、画像データ、アプリケーションプログラムが利用するデータ等の、各種のデータが格納される。
操作部I/F201は、タッチパネルを有する操作部220とのインタフェースであり、操作部220に表示すべき画像データを操作部220に対して出力する。また、操作部I/F201は、操作部220においてユーザにより入力された情報を、CPU202に送信する。デバイスI/F204は、スキャナ部230及びプリンタ部240とのインタフェースであり、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。ネットワークI/F207は、ネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介して接続される各装置との間でデータ通信を行う。画像処理部208は、スキャナ部230から入力された画像データに対する入力画像処理、プリンタ部240へ出力される画像データに対する出力画像処理、画像回転、画像圧縮、解像度変換、色空間変換、階調変換等の、各種の画像処理を行う。
<デジタル複合機のソフトウェア構成>
次に、複合機110の動作を制御するためのアプリケーション(ソフトウェア)として、設定データ管理アプリケーション300(図3)及び電源管理アプリケーション400(図4)について説明する。本実施形態では、設定データ管理アプリケーション300及び電源管理アプリケーション400に対応するプログラムは、HDD205またはROM206に予め格納されている。CPU202は、HDD205またはROM206に格納されたこれらのプログラムをRAM203に読み出して実行することによって、以下で説明する制御を実現する。
(設定データ管理アプリケーション)
図3は、複合機110で動作する設定データ管理アプリケーションプログラムの構成例を示すブロック図である。設定データ管理アプリケーション300は、設定データ管理部310と、通信制御部330と、電源管理通信部340とから構成される。設定データ管理部310は、複合機110の設定データを管理する。設定データ管理部310によって管理される設定データ311は、HDD205、RAM203、ROM206等の記憶デバイスに保存される。通信制御部330は、複数の機能ブロックから構成され、ネットワークI/F207を介して行う通信の制御を行う。電源管理通信部340は、複合機110の電源の制御状態(電源状態)に関する情報について、後述する電源管理アプリケーション400との通信を行う。また、電源管理通信部340は、電源管理アプリケーション400から受信した情報を、通信制御部330に通知する。
通信制御部330は、通信制御部330全体を制御する制御部331と、設定データの同期タイミングを管理するタイミング管理部332と、ネットワークI/F207を介した通信処理を行う通信処理部333とから構成される。
通信制御部330において、制御部331は、タイミング管理部332によって管理される同期タイミングになったことを検知すると、通信処理部333に対して、サーバ140への差分データの取得要求を行う。通信処理部333は、設定データ管理部310によって管理される設定データ311とサーバ140によって管理される設定データとの間に差分があるか否かを、サーバ140に問い合わせる。サーバ140への問い合わせの結果、差分があった場合は、制御部331は、サーバ140から差分データを取得するとともに、設定データ管理部310に対して、取得した差分データの反映を指示する。設定データ管理部310は、サーバ140から取得された差分データを、設定データ311に上書きすることで、設定データ311に対して差分データを反映させる。サーバ140への問い合わせの結果、差分がなかった場合、制御部331は、何らの処理も行わない。
本実施形態で、複合機110とサーバ140との間では、複数の通信コネクションを確立することができる。通信処理部333は、サーバ140に対する差分データの問い合わせに使用する一時的な通信コネクション(以下「一時コネクション」と称する。)を管理する。通信処理部333は、更に、サーバ140との間で長時間にわたって維持する常時的な通信コネクション(以下、「常時コネクション」と称する。)も管理する。通信処理部333は、サーバ140に保持されている複合機110の設定データが変更(更新)されたことを示す、設定データの更新通知を、常時コネクションを通じてサーバ140から受信しうる。通信処理部333は、設定データの更新通知をサーバ140から受信した場合、設定データの変更(更新)を制御部331に通知する。このような常時コネクションは、例えばネットワークプロトコルの1つであるWebSocketを用いて実現可能であるが、他の方法(プロトコル)で実現されてもよい。
(電源管理アプリケーション)
図4は、複合機110で動作する電源管理アプリケーションプログラムのブロック構成図である。電源管理アプリケーション400は、制御部410と、監視部420と、モジュール通信部430とから構成される。制御部410は、電源管理アプリケーション400全体を制御し、後述する各機能ブロックに対する処理の実行指示、及びその実行結果の取得を行うことにより、複合機110の電源制御を実現する。監視部420は、復帰条件監視部421とスリープ条件監視部422とから構成される。
復帰条件監視部421とスリープ条件監視部422は、それぞれ、複合機110の動作状態を監視して、複合機110の各電源状態(図9)への移行条件(即ち、スリープ復帰条件及びスリープ移行条件)が満たされたか否かをそれぞれ判定する。
ここで、図9は、複合機110の電源の制御状態(電源状態)の遷移を示す状態遷移図である。図9に示すように、複合機110は、電源状態として、通常状態910と、スリープ移行状態920と、スリープ状態930と、スリープ復帰状態940とを有する。
通常状態910は、図2に示す、複合機110内の各構成ユニット(複数のデバイス)に通電(電力が供給)されており、複合機110が通常動作可能な状態である。通常状態910において、複合機110の電源状態をスリープ状態930へ移行させるための所定のスリープ移行条件が満たされると、複合機110の電源状態は、スリープ移行状態920に遷移する。スリープ移行条件は、例えば、複合機110が何らの動作(ジョブ)も実行しない状態で所定の時間が経過したこと、または、操作部220に設けられた、スリープ状態への移行/復帰用のボタンが押下されたことである。
スリープ移行状態920は、通常状態910からスリープ状態930へと移行する間の過渡状態である。具体的には、スリープ状態930において通電を必要とする構成ユニットを除くユニットへの通電を遮断し、またプリンタ部240の駆動エンジンが一定温度以下にクールダウンさせるなどのスリープ移行処理を実行している状態である。スリープ移行処理が完了した場合はスリープ状態930に遷移する。ただし、スリープ移行処理の途中で、後述する所定のスリープ復帰条件が満たされた場合には、後述するスリープ復帰状態に遷移する。このように、スリープ移行状態920は、複合機110の電源状態をスリープ状態930へ移行させるための処理(スリープ処理処理)が行われている状態である。即ち、スリープ移行状態920は、複合機110の電源状態が、スリープ状態930に移行する可能性がある状態に相当する。
スリープ状態930は、前述のスリープ移行処理が完了し、複合機110内の構成ユニットのうちの一部の構成ユニットのみが通電されている状態であり、即ち、複合機110が備える複数のデバイスのうちの一部に通電させるスリープ状態の一例である。本実施形態では、スリープ状態930にある複合機110では、RAM203、及びネットワークI/F207の一部のみが通電される。このとき、ネットワークI/F207内で、通信処理部333による上述のような処理に必要な部分には通電されない。このため、スリープ状態930では、通信処理部333は、サーバ140との間で上述の一時コネクション及び常時コネクションを維持することはできない。一方、ネットワークI/F207内で、例えば外部のPC120からプリント指示等の、ハードウェア割り込みを受信する部分は通電される。ネットワークI/F207は、スリープ状態930においてそのようなハードウェア割り込みを受信すると、CPU202に対する動作指示を行う。この動作指示に応じて、CPU202は、RAM203にロードされた電源管理アプリケーション400を実行し、スリープ復帰状態940に移行するためのスリープ復帰処理を実行する。なお、スリープ復帰条件には、ネットワークI/F207によるハードウェア割り込みの受信の他に、上述の、スリープ状態への移行/復帰用のボタンが押下された場合が含まれる。
なお、スリープ状態930は、上述のような状態に限らず、例えば、より細かい(複数の)状態に分割されてもよく、分割された各状態において、異なる数の構成ユニットが対して段階的に通電されてもよい。
スリープ復帰状態940は、電源管理アプリケーション400による(後述する)スリープ復帰処理の実行により、スリープ状態930から通常状態910へと移行する間の過渡状態である。スリープ復帰処理の実行が完了すると、複合機110は、通常状態910で動作する。
ここで、図4の説明に戻り、復帰条件監視部421は、複合機110の電源状態をスリープ状態930から復帰させるための、上述のスリープ復帰条件に係る複合機110の動作状態を監視する。復帰条件監視部421は、スリープ復帰条件が満たされた場合に、制御部410にその旨を通知する。また、スリープ条件監視部422は、上述のスリープ移行条件に係る複合機110の動作状態を監視し、スリープ移行条件が満たされた場合に、制御部410にその旨を通知する。
モジュール通信部430は、通知部431と受信部432とから構成され、複合機110の電源状態に関する情報について、各アプリケーションモジュールと通信する。通知部431は、各アプリケーションモジュールに情報を通知する。受信部432は、各アプリケーションモジュールから通知される情報を受信する。通知部431は、制御部410からの指示に基づいて、各アプリケーションモジュールに対して、スリープ状態930への移行を示すスリープ移行通知を送信する。受信部432は、通知部431からのスリープ移行通知を受信した各アプリケーションモジュールから返信される、スリープ移行準備処理の実行結果を受信し、それを制御部410に通知する。
なお、複合機110のアプリケーションモジュールには、設定データ管理アプリケーション300及び電源管理アプリケーション400以外にも、様々なアプリケーションモジュールが存在する。例えば、プリント、スキャン等の画像形成に係る動作を制御するためのアプリケーション、複合機110全体のネットワーク状態を管理するためのアプリケーション、操作部220に表示する内容を制御するためのアプリケーション等に対応する、アプリケーションモジュールが存在する。複合機110では、CPU202が、これら複数のアプリケーションモジュールを並列に動作させることで、プリント、スキャン等の種々の機能を実現している。
<スリープ移行処理>
図5は、複合機110において電源管理アプリケーション400によって実行される、スリープ移行処理の手順を示すフローチャートである。図5に示す各ステップの処理は、CPU202が、電源管理アプリケーション400をHDD205またはROM206からRAM203に読み出して実行することによって、図4に示す各機能ブロックによる処理として複合機110上で実現される。
まずS501で、スリープ条件監視部422は、上述のスリープ移行条件に係る複合機110の動作状態を監視し、スリープ移行条件が満たされたか否かを判定する。スリープ条件監視部422は、スリープ移行条件が満たされていない限り、S501の判定を繰り返し、満たされた場合には、スリープ移行条件が満たされたことを制御部410に通知して、処理をS502に進める。
S502で、制御部410は、各アプリケーションモジュールに対して、スリープ状態930への移行を示すスリープ移行通知を送信するよう、通知部431に指示する。通知部431は、制御部410からの当該指示に従って、各アプリケーションモジュールに対してスリープ移行通知を送信する。次にS503で、受信部432は、スリープ移行通知の送信対象となった全てのアプリケーションモジュールから、スリープ状態930への移行準備が完了したことを示す通知の受信を監視する。これにより、受信部432は、全てのアプリケーションモジュールにおいてスリープ状態930への移行準備が完了したか否かを判定する。受信部432は、そのような全てのアプリケーションモジュールから通知を受信すると(S503で「YES」)、全てのアプリケーションモジュールにおいてスリープ状態930への移行準備が完了したことを制御部410に通知して、処理をS504に進める。それ以外の場合、受信部432は、S503の判定を繰り返す。
S504で、制御部410は、スリープ移行処理を実行する。これにより、複合機110の電源状態は、通常状態910からスリープ移行状態920に遷移する。スリープ移行処理の実行が完了すると、複合機110の電源状態は、スリープ移行状態920からスリープ状態930へ遷移する。以上により、図5に示すスリープ移行処理が終了する。
<スリープ復帰処理>
図6は、複合機110において電源管理アプリケーション400によって実行される、スリープ復帰処理の手順を示すフローチャートである。図6に示す手順は、複合機110の電源状態がスリープ移行状態920またはスリープ状態930である場合に実行される。図6に示す各ステップの処理は、CPU202が、電源管理アプリケーション400をHDD205またはROM206からRAM203に読み出して実行することによって、図4に示す各機能ブロックによる処理として複合機110上で実現される。
まずS601で、復帰条件監視部421は、上述のスリープ復帰条件に係る複合機110の動作状態を監視し、スリープ復帰条件が満たされたか否かを判定する。復帰条件監視部421は、スリープ復帰条件が満たされていない限り、S601の判定を繰り返し、満たされた場合には、スリープ復帰条件が満たされたことを制御部410に通知して、処理をS602に進める。
S602で、制御部410は、各アプリケーションモジュールに対して、通常状態910への復帰を示すスリープ復帰通知を送信するよう、通知部431に指示する。このとき、複合機110の電源状態は、スリープ状態930からスリープ復帰状態940に遷移する。通知部431は、制御部410からの当該指示に従って、各アプリケーションモジュールに対してスリープ復帰通知を送信する。その結果、複合機110の電源状態が、スリープ復帰状態940から通常状態910に遷移する。図6に示すスリープ復帰処理が終了する。
<更新通知に基づく設定データの更新処理>
次に、図7及び図8を参照して、上述の電源管理アプリケーション400による処理に基づいて、設定データ管理アプリケーション300によって実行される処理について説明する。
まず、図7は、サーバ140に保持されている複合機110の設定データが更新された場合に、設定データ管理アプリケーション300によって実行される処理の手順を示すフローチャートである。図7に示す各ステップの処理は、CPU202が、設定データ管理アプリケーション300をHDD205またはROM206からRAM203に読み出して実行することによって、図3に示す各機能ブロックによる処理として複合機110上で実現される。なお、本実施形態で、常時コネクションは、複合機110の電源状態がスリープ状態930ではない間に維持される、サーバ140から更新通知を受信するための第1のコネクションの一例である。また、一時コネクションは、サーバ140から設定データを取得する際にのみ確立される、サーバ140から設定データを取得するために第2のコネクションの一例である。
図7に示す手順は、複合機110で使用すべき設定データを保持するサーバ140との間で、通信処理部333が管理する常時コネクションが維持された状態、即ち、複合機110の電源状態がスリープ状態930以外の状態である間に実行される。この状態で、複合機110は、常時コネクションを介して、サーバ140と通信可能な状態にある。まずS701で、通信処理部333は、サーバ140で保持されている複合機110の設定データが変更(更新)されたことを示す、設定データの更新通知を、サーバ140から受信したか否かを判定する。通信処理部333は、更新通知を受信していない場合には、判定を繰り返し、更新通知を受信した場合には、更新通知の受信を制御部331に通知して、処理をS702に進める。
S702で、制御部331は、複合機110内の設定データをサーバ140に保持されている設定データと同期させるタイミングに関する判定を実行するよう、タイミング管理部332に指示する。即ち、制御部331は、サーバ140との設定データの同期を即座に実行するか否かに関する判定を実行するよう、タイミング管理部332に指示する。タイミング管理部332は、制御部331からこのような指示を受けると、電源管理通信部340が電源管理アプリケーション400から受信した、複合機110の電源状態に関する情報に基づいて、現在の複合機110の電源状態を判定する。
具体的には、タイミング管理部332は、現在の複合機110の電源状態がスリープ移行状態920であるか否かを判定する。即ち、タイミング管理部332は、複合機110の電源状態が、スリープ状態930へ移行する可能性があるか否かを判定する。電源状態が通常状態910またはスリープ復帰状態940である(スリープ状態930へ移行する可能性がない)場合(S702で「NO」)、タイミング管理部332は、サーバ140との設定データの同期を即座に実行可能であると判定する。更に、タイミング管理部332は、その判定結果を制御部331に通知して、処理をS703に進める。一方、電源状態がスリープ移行状態920である(スリープ状態930へ移行する可能性がある)場合(S702で「YES」)、タイミング管理部332は、サーバ140との設定データの同期を即座には実行できないと判定し、処理をS705に進める。
S703で、制御部331は、通信処理部333に対して、変更された設定データをサーバ140から取得するよう指示する。当該指示に応じて、通信処理部333は、サーバ140との間に上述の一時コネクションを確立し、確立した一時コネクションを使用して、サーバ140からの変更された設定データの取得処理を実行する。その後、通信処理部333は、確立した一時コネクションを切断し、サーバ140から取得した設定データを設定データ管理部310に送信する。設定データ管理部310は、S704で、通信処理部333から受信した設定データを、複合機110の設定データとして設定データ311に反映させることで、複合機110で使用すべき設定データを更新する更新処理を実行する。設定データの反映が完了すると、処理が終了する。
一方、S705では、タイミング管理部332は、設定データの更新通知をサーバ140から受信したことを示す情報(更新情報)を、不揮発性記憶領域(本実施形態では一例としてHDD205とする。)に格納し、その旨を制御部331に通知した後、処理を終了する。これにより、電源状態がスリープ状態930に移行して、スリープ状態930から復帰した後に、設定データ311の更新処理(S804)が実行されることになる。なお、更新情報は、HDD205以外の記憶領域(例えばRAM203)に格納されてもよい。
<スリープ復帰時の設定データの更新処理>
図8は、電源管理アプリケーション400から、スリープ復帰通知(S602)を受信した場合に、設定データ管理アプリケーション300によって実行される処理の手順を示すフローチャートである。図8に示す各ステップの処理は、CPU202が、設定データ管理アプリケーション300をHDD205またはROM206からRAM203に読み出して実行することによって、図3に示す各機能ブロックによる処理として複合機110上で実現される。
図8に示す手順は、複合機110の電源状態がスリープ移行状態920またはスリープ状態930である間に実行される。まずS801で、受信部342は、電源管理アプリケーション400(の通知部431)から、通常状態910への復帰を示すスリープ復帰通知を受信したか否かを判定する。受信部342は、スリープ復帰通知を受信していない場合には、判定を繰り返し、スリープ復帰通知を受信した場合には、スリープ復帰通知の受信を通信制御部330の制御部331に通知して、処理をS802に進める。
S802で、制御部331は、復帰通知の受信が通知されると、通信処理部333に対して、サーバ140との間に現在、常時コネクションが確立されているか否かを問い合わせることで、常時コネクションが確立されているかを判定する。その結果、常時コネクションが確立されていない場合(S802で「NO」)、制御部331は、受信部342が電源管理アプリケーション400から受信したスリープ復帰通知が、スリープ状態930からの復帰を示すと判定し、処理をS806に進める。これは、スリープ状態930では常時コネクションは切断された状態であるためである。
S806で、通信処理部333は、サーバ140との間に常時コネクションを確立した上で、S804及びS805の処理を順に実行する。S804及びS805では、S703及びS704と同様の手順により、サーバ140からの設定データの取得、及びサーバ140から取得した設定データの設定データ311への反映が行われ、処理が終了する。
一方、常時コネクションが確立されている場合(S802で「YES」)、制御部331は、受信部342が電源管理アプリケーション400から受信したスリープ復帰通知が、スリープ移行状態920のからの復帰を示すと判定し、処理をS803に進める。これは、スリープ移行状態920(スリープ状態930以外の状態)では、常時コネクションは確立された状態であるためである。
S803で、制御部331は、複合機110内の設定データをサーバ140に保持されている設定データと同期させるタイミングに関する判定を実行するよう、タイミング管理部332に指示する。即ち、制御部331は、サーバ140との設定データの同期を即座に実行するか否かに関する判定を実行するよう、タイミング管理部332に指示する。
タイミング管理部332は、制御部331からこのような指示を受けると、設定データの更新通知をサーバ140から受信したことを示す情報(更新情報)が、現在、HDD205に格納されているか否かを判定する。ここで、スリープ移行状態920において更新通知をサーバ140から受信した場合(S702で「YES」の場合)、更新情報がHDD205に格納されている。判定の結果、更新情報がHDD205に格納されていない場合(S803で「NO」)、タイミング管理部332は、サーバ140との設定データの同期を実行する必要がないことを制御部331に通知し、処理を終了する。一方、更新情報がHDD205に格納されている場合(S803で「YES」)、サーバ140との設定データの同期を実行する必要があることを制御部331に通知し、処理をS804に進める。その際、タイミング管理部332は、HDD205に格納された更新情報を削除する。
その後、S804では、S703と同様の手順により、サーバ140からの設定データの取得が行われる。更に、S805では、S704と同様の手順により、サーバ140から取得した設定データの設定データ311への反映が行われ、処理が終了する。このように、複合機110の電源状態がスリープ状態930から復帰する際に(S820で「YES」)、HDD205に更新情報が格納されている場合(S803で「YES」)、S803及びS804において、設定データの更新処理が行われる。
以上の処理手順における、設定データの反映処理(S704)に要する時間は、通信処理部333がサーバ140から取得した設定データのサイズ等(及び数)が増大するに従って、長くなる。したがって、複合機110がスリープ移行状態920にある場合に設定データの反映処理を開始すると、設定データのサイズ等に依存して、設定データの反映が完了する前に、スリープ状態930への移行が完了してしまう可能性がある。この場合、スリープ状態930ではCPU202に対する通電が遮断されてしまうために、設定データの反映処理が完了していない状態で(例えば、一部の設定データが反映されていない状態で)、処理が強制的に終了してしまうことになる。その結果、複合機110は、各アプリケーションによって使用される設定データが、意図された変更が行われていない状態で、その後にスリープ状態930から通常状態910に復帰することになり、その動作に不具合が生じる可能性がある。
これに対して、本実施形態における上述の処理手順によれば、複合機110においてこのような動作の不具合が生じることを防ぐことが可能である。具体的には、CPU202は、常時コネクションを通じてサーバ140から設定データの更新通知を受信すると、複合機110が備える複数のデバイスに対する電源の制御状態(電源状態)がスリープ移行状態920であるか否かを判定する。即ち、CPU202は、電源状態がスリープ状態930へ移行する可能性があるか否かを判定する。CPU202は、電源状態がスリープ移行状態920である場合には、電源状態がスリープ状態930から復帰した後に、サーバ140との設定データの同期(S804,S805)を実行する。即ち、CPU202は、CPU202は、スリープ状態930に移行する可能性のない電源状態にのみ、サーバ140との設定データの同期(S703,S704)を即座に実行する。このため、上述のように、設定データの反映処理の途中で複合機110がスリープ状態930へ移行してしまうことがなく、複合機110の動作に不具合が生じることを防ぐことが可能である。
加えて、上述の処理手順によれば、スリープ移行状態920から、スリープ状態930に至ることなく、スリープ復帰状態940を経て通常状態910に移行する場合には、通信処理部333は、サーバ140との間で常時コネクションを維持する。即ち、通信処理部333は、スリープ状態930へ移行する可能性があると判定された後に(S702で「YES」)、スリープ状態930への移行が中止され、通常状態910に移行するときは、常時コネクションを切断することなく維持する。このため、サーバ140との間に常時コネクションを新たに確立する必要なく、サーバ140との設定データの同期を実行することが可能である。したがって、スリープ移行状態920から通常状態910へ復帰する際に設定データの同期が必要な場合に、常時コネクションの確立に要する処理時間を削減することが可能であり、サーバ140との設定データの同期を即時に実行可能である。
なお、本実施形態では、図7及び図8に示す処理手順を複合機110が実行する例を示したが、他の情報処理装置(PC120等)が実行することも可能である。また、スリープ復帰条件は、上述のような、ネットワークI/F207へのハードウェア割り込み、またはスリープ状態への移行/復帰用ボタンの押下に限られず、他の条件が追加されてもよい。例えば、複合機110の給紙段を開くこと、及び予めスリープ復帰時刻として設定データで定められた時刻に達したこと等の条件も、スリープ復帰条件に加えられてもよい。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、設定データ管理アプリケーション300は、サーバ140から設定データの更新通知を受信し、複合機110の電源状態がスリープ移行状態920である場合(S702で「YES」)、サーバ140からすぐには設定データを取得しない。この場合、設定データ管理アプリケーション300は、電源管理アプリケーション400からスリープ復帰通知を受信した後に(S801で「YES」)、設定データをサーバ140から取得する(S804)。これに対して、第2の実施形態では、複合機110の電源状態がスリープ移行状態920である場合であっても、更新通知に基づいて、すぐに設定データの取得を行う例を示す。なお、説明の簡略化のため、第1の実施形態と共通する部分の説明については説明を適宜省略する。
<更新通知に基づく設定データの更新処理>
図10は、本実施形態に係る、サーバ140に保持されている複合機110の設定データが更新された場合に、設定データ管理アプリケーション300によって実行される処理の手順を示すフローチャートである。図10は、第1の実施形態の図7と対応している。
図10において、図7と異なる部分は、S705において更新情報をHDD205に格納した後の処理である。本実施形態では、S705の処理の後、タイミング管理部332は、処理をS1001に進める。S1001で、制御部331は、S703と同様、通信処理部333に対して、変更された設定データをサーバ140から取得するよう指示する。これにより、当該指示に応じて、通信処理部333は、サーバ140との間に上述の一時コネクションを確立し、確立した一時コネクションを使用して、サーバ140からの変更された設定データの取得処理を実行する。その後、通信処理部333は、確立した一時コネクションを切断し、処理をS1002に進める。S1002で、通信処理部333は、取得した設定データを、揮発性記憶領域(本実施形態では一例としてRAM203とする。)に格納し、処理を終了する。なお、S1002において、設定データは、RAM203ではなく、HDD205等の他の記憶デバイスに格納されてもよい。
<スリープ復帰時の設定データの更新処理>
図11は、本実施形態に係る、電源管理アプリケーション400から、スリープ復帰通知(S602)を受信した場合に、設定データ管理アプリケーション300によって実行される処理の手順を示すフローチャートである。図11は、第1の実施形態の図8と対応している。
図11において、図8と異なる部分は、S803において、更新情報がHDD205に格納されていると判定された(S803で「YES」)後の処理、及び、S806で常時コネクションが確立された後の処理である。本実施形態では、これらの場合、次にS1101の処理が実行される。S1101で、制御部331は、タイミング管理部332に、設定データをサーバ140から取得するタイミングの判定、即ち、サーバ140からの設定データの取得を実行すべきか否かの判定を指示する。
当該指示を受けると、タイミング管理部332は、サーバ140から取得された設定データがRAM203に格納されているか否かを判定する。タイミング管理部332は、当該判定の結果、取得された設定データがRAM203に格納されていた場合(S1101で「YES」)、設定データの取得が不要であることを制御部331に通知するとともに、設定データ管理部310に設定データを送信する。その後、S805で、S805では、S704と同様の手順により、RAM203に格納されていた設定データの設定データ311への反映が行われ、処理が終了する。一方、タイミング管理部332は、設定データがRAM203に格納されていない場合(S1101で「NO」)、処理をS804に進める。その後、第1の実施形態と同様、S804では、S703と同様の手順により、サーバ140からの設定データの取得が行われる。更に、S805では、S704と同様の手順により、サーバ140から取得した設定データの設定データ311への反映が行われ、処理が終了する。
このように、本実施形態では、CPU202(設定データ管理アプリケーション300)は、複合機110の電源状態がスリープ移行状態920であっても、サーバ140から受信した設定データの更新通知に基づいて、設定データを取得する(S1001)。更に、CPU202(設定データ管理アプリケーション300)は、RAM203に格納されている設定データを用いて、設定データの更新を実行する(S1101で「YES」)。したがって、スリープ移行状態920からスリープ復帰状態940を経て通常状態910に遷移した際に、サーバ140との設定データの同期に要する時間を短くすることが可能となる。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
110:複合機、140:サーバ、200:コントローラユニット、202:CPU、300:設定データ管理アプリケーション、310:設定データ管理部、330:通信制御部、340:電源管理通信部、400:電源管理アプリケーション

Claims (10)

  1. サーバ装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記情報処理装置で使用すべき設定データを保持するサーバ装置から、前記設定データが前記サーバ装置において更新されたことを示す更新通知を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって前記更新通知が受信されると、前記情報処理装置が備える複数のデバイスに対する電源の制御状態が、前記複数のデバイスのうちの一部に通電させるスリープ状態へ移行する可能性があるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記制御状態が前記スリープ状態へ移行する可能性がないと判定された場合には、前記サーバ装置から設定データを取得して、取得した設定データで、前記情報処理装置で使用すべき設定データを更新する更新処理を実行し、前記制御状態が前記スリープ状態に移行する可能性があると判定された場合には、前記制御状態が前記スリープ状態に移行して、前記スリープ状態から復帰した後に、前記更新処理を実行する制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記制御状態が前記スリープ状態に移行する可能性があると判定すると、前記受信手段によって前記更新通知が受信されたことを示す更新情報を、前記情報処理装置の記憶手段に格納し、
    前記制御手段は、前記制御状態が前記スリープ状態から復帰する際に、前記記憶手段に前記更新情報が格納されていると、前記更新処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御状態が前記スリープ状態ではない間に維持される、前記サーバ装置から前記更新通知を受信するための第1のコネクションと、前記サーバ装置から設定データを取得する際にのみ確立される、前記サーバ装置から設定データを取得するために第2のコネクションとを、前記サーバ装置との間で確立する通信制御手段、
    を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通信制御手段は、前記判定手段によって前記制御状態が前記スリープ状態へ移行する可能性があると判定された場合において、前記スリープ状態への移行が中止され、前記制御状態が、前記複数のデバイスに通電させる状態に移行するときは、前記第1のコネクションを切断することなく維持する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記判定手段によって前記制御状態が前記スリープ状態へ移行する可能性があると判定された場合、
    前記制御状態の前記スリープ状態への移行が完了する前に、前記サーバ装置から設定データを取得して、前記情報処理装置の記憶手段に格納し、
    前記制御状態の前記スリープ状態からの復帰が完了した後に、前記記憶手段に格納された設定データで、前記情報処理装置で使用すべき設定データを更新する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記判定手段は、前記制御状態を前記スリープ状態へ移行させるための処理が行われている場合に、前記スリープ状態へ移行する可能性があると判定する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置の動作状態を監視して、前記制御状態を前記スリープ状態へ移行させるための所定の移行条件が満たされたか否かを判定する監視手段と、
    前記監視手段によって、前記所定の移行条件が満たされたと判定されると、前記制御状態を前記スリープ状態へ移行させるための処理を開始する電源制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記所定の条件は、前記情報処理装置の操作部に設けられた所定のボタンの操作が操作されたこと、または、前記情報処理装置がジョブを実行しない状態で所定の時間が経過したことである、
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. サーバ装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置で使用すべき設定データを保持するサーバ装置から、前記設定データが前記サーバ装置において更新されたことを示す更新通知を受信する受信工程と、
    前記受信工程で前記更新通知が受信されると、前記情報処理装置が備える複数のデバイスに対する電源の制御状態が、前記複数のデバイスのうちの一部に通電させるスリープ状態へ移行する可能性があるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程で、前記制御状態が前記スリープ状態へ移行する可能性がないと判定された場合には、前記サーバ装置から設定データを取得して、取得した設定データで、前記情報処理装置で使用すべき設定データを更新する更新処理を実行し、前記制御状態が前記スリープ状態に移行する可能性があると判定された場合には、前記制御状態が前記スリープ状態に移行して、前記スリープ状態から復帰した後に、前記更新処理を実行する制御工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  10. 請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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