JP2017187902A - 業務フロー分析プログラム、業務フロー分析方法、および業務フロー分析装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上記を鑑みて考案したものであり、企業情報システムの稼働状況を示す情報として代表的な業務アプリケーションログ情報から、業務フローを、それが持つ特性を判定して自動生成する業務フロー分析プログラム、業務フロー分析方法、業務フロー分析装置を提供する。
フロー表示手段114は、フロー判定手段113の結果を受け、プロセス・インスタンス群を、それが持つと判定された特性毎に区別して表示する。
図2は、本実施形態におけるシステム構成を示す図である。
業務システム210は、クライアントPC211、サーバマシン212で構成され、クライアントPC211とサーバマシン212がネットワーク213介して接続されている。業務システム210を利用する担当者は、クライアントPC211を操作して、サーバマシン212に要求を送信し、サーバマシン212上で稼働する業務アプリケーションはその要求を受信すると、プログラムに従って処理を実行する。この時、プログラム内で、前記業務実施情報を含むログ情報を出力する。
また、業務フロー分析装置220は、業務システム210とネットワーク230を介して接続され、サーバマシン212内に蓄積されているログ情報を、ネットワーク230を介して取得する。
図4は、業務フロー分析装置220の機能構成を示すブロック図である。業務フロー分析装置220は、業務実施情報格納部411、フロー抽出部412、フロー判定部413、フロー表示部414、終端作業格納部415で構成される。
業務実施情報格納部411は、業務システム210上における業務の実施情報を格納する。業務の実施情報とは、誰が、どのような案件の下で、どの作業を、いつ実施したのかという情報であり、本実施例では案件ID、作業ID、時刻を一対とするデータの集合である。図5は本実施例で用いる業務実施情報のデータ構造を示したテーブルである。なお、案件ID(501)について予めソートしてあり、案件ID=01、02、11、12に関するレコードは図5に現れている以外はないものとする。また、時刻(502)は整数i、jに対し、i<jであれば時刻ti<tjである。本実施例では、業務システム210の運用または保守の為に常時出力・蓄積しているログ情報を、ネットワーク227を介して取得し、業務の実施情報を抽出することができるものとする。
フロー抽出部412は、業務実施情報格納部411に格納された業務実施情報から、前記プロセス・インスタンスを抽出する。図6は、フロー抽出部412によって抽出されたプロセス・インスタンスの例である。案件ID(601)=”01”である案件について、作業がI、II、IIIの順番に実施されたことを表している。
フロー表示部414は、フロー判定部413で判定されたプロセス・インスタンスを、業務フロー分析装置220が持つディスプレイ225などに表示する。図8は、フロー判定部413の出力結果700を表示した表示例800であるが、説明の都合上業務フロー800を描画する途中段階の業務フロー900を用いて説明する。業務フロー902は業務が最後まで到達しておらず「中断」の特性を持つと判定されたものであり、業務フロー903は同一作業が2回出現し「手戻り」の特性を持つと判定されたものであり、業務フロー901は特に特性を持たないため「正常」と判定されたものである。それぞれの業務フローは、「中断」スイムレーン、「手戻り」スイムレーン、「正常」スイムレーン上に配置される。例えば、案件ID=“01”のプロセス・インスタンス(901)の各作業は、その判定区分はいずれも“正常”であるため正常スイムレーンに配置されているが、案件ID=“02”のプロセス・インスタンス(903)では、時刻t6、t7である作業の判定区分は手戻りであるため手戻りスイムレーンに配置されているが、それ以外(=時刻t4、t5、t8の作業)は正常スイムレーンに配置される。業務フロー900において、同一スイムレーン上にある同一作業を重ね合わせて業務フロー800を得る。
図11は、フロー抽出部412の処理手順を示すフローチャートである。フロー抽出部412は、業務フロー分析装置220の処理開始を受けて開始する。フロー抽出部412は、まず業務実施情報格納部411に格納された業務実施情報から全ての案件IDを取得する(ステップS101)。ステップS101で取得した案件ID毎に、これから述べるステップS102とS103を、この順に繰り返す。ステップS102では選択された1つの案件IDに関連する業務実施情報を抽出する。図5で示した業務実施情報を例にとると、選択された案件IDが“01”の場合、時刻t1、t2、t3であるレコードを抽出する。次にステップS103では、ステップS102で抽出したレコードを時系列に並び替える。このようにして、業務実施情報格納部411に格納された業務実施情報から、各案件IDに関するプロセス・インスタンスを抽出する。
第1の業務フロー判定方法の処理手順について説明する。本処理は、フロー判定部413のステップS202からの処理開始を受けて、開始する。まず、フロー判定部413は、フロー抽出部412で抽出した全案件のプロセス・インスタンスから1つ選択する(S301)。次に、選択したプロセス・インスタンス内に同一作業が2回出現しているかを調べ、あれば次のステップ303に進み、なければステップ301に戻る(S302)。ステップ303では、2回出現した作業(Rとする)のうち、1回目の作業Rの次の作業から、最後に出現した作業Rまでの各作業の判定区分を「手戻り」とする。次のプロセス・インスタンスがあればステップS301に戻り、なければ第1の業務フロー判定方法の処理を終了する。
120…業務システム、110…コンピュータ
Claims (6)
- 業務システムを利用して遂行される業務に対して、前記情報システムのログ情報から自動生成される業務フローを、それが持つ特性を判定してコンピュータに表示させる業務フロー分析プログラムであって、
前記ログ情報に含まれる作業を識別する作業識別子を、当該作業に付帯した前記ログ情報に含まれる案件を識別する案件識別子毎に、時系列に並べた作業列を生成するフロー抽出ステップと、
直前のステップで生成した作業列群から作業列が持つ特性を判定するフロー判定ステップと、
前記特性が異なる作業列を区別して表示するフロー表示ステップと、をコンピュータに実行させる業務フロー分析プログラム。 - 請求項1に記載の業務フロー分析プログラムにおいて、
前記特性には、前記作業の手戻りおよびドロップアウトが含まれることを特徴とする業務フロー分析プログラム。 - 業務システムを利用して遂行される業務に対して、前記情報システムのログ情報から自動生成される業務フローを、それが持つ特性を判定する業務フロー分析システムであって、
前記ログ情報に含まれる作業を識別する作業識別子を、当該作業に付帯した前記ログ情報に含まれる案件を識別する案件識別子毎に、時系列に並べた作業列を生成するフロー抽出手段と、
直前のステップで生成した作業列群から作業列が持つ特性を判定するフロー判定手段と、
前記特性が異なる作業列を区別して表示するフロー表示手段とを有することを特徴とする業務フロー分析システム。 - 請求項3に記載の業務フロー分析システムにおいて、
前記特性には、前記作業の手戻りおよびドロップアウトが含まれることを特徴とする業務フロー分析システム。 - 業務システムを利用して遂行される業務に対して、前記情報システムのログ情報から自動生成される業務フローを、それが持つ特性を判定してコンピュータに表示させる業務フロー分析方法であって、
前記コンピュータは、
前記ログ情報に含まれる作業を識別する作業識別子を、当該作業に付帯した前記ログ情報に含まれる案件を識別する案件識別子毎に、時系列に並べた作業列を生成するフロー抽出し、
直前のステップで生成した作業列群から作業列が持つ特性を判定し、
前記特性が異なる作業列を区別して表示することを特徴とする業務フロー分析方法。 - 請求項5に記載の業務フロー分析方法において、
前記特性には、前記作業の手戻りおよびドロップアウトが含まれることを特徴とする業務フロー分析方法。
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