JP2010128916A - 作業内容分析方法、プログラム及び作業内容分析システム - Google Patents

作業内容分析方法、プログラム及び作業内容分析システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010128916A
JP2010128916A JP2008304556A JP2008304556A JP2010128916A JP 2010128916 A JP2010128916 A JP 2010128916A JP 2008304556 A JP2008304556 A JP 2008304556A JP 2008304556 A JP2008304556 A JP 2008304556A JP 2010128916 A JP2010128916 A JP 2010128916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
name
work
software
information
operation information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008304556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5353208B2 (ja
Inventor
Takao Sakurai
隆雄 櫻井
Masashi Egi
正史 恵木
Yasuhide Mori
靖英 森
Takeshi Naono
健 直野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2008304556A priority Critical patent/JP5353208B2/ja
Publication of JP2010128916A publication Critical patent/JP2010128916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5353208B2 publication Critical patent/JP5353208B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】業務との関連が特定されていないアプリケーションを使用した場合にも計算機に対する操作と業務との関連を正確に把握する。
【解決手段】ソフトウェアを特定する情報に業務の名称を対応付けた作業名定義を記憶部に設定し、入力装置からの指令によって切り替えられたソフトウェアの識別子を操作情報として生成し、入力装置からの指令によってクリップボードに対するコピーを行ったデータの送信元のソフトウェアの識別子と、クリップボードからペーストを行ったソフトウェアの識別子をデータ授受情報として生成し、操作情報で作業名定義を検索して操作情報に対応する業務の名称を特定し、当該業務の名称を当該操作情報の作業名として設定し、データ授受情報で作業名定義を検索してデータ授受情報に対応する業務の名称を特定し、当該データ授受情報に対応する操作情報の作業名に当該業務の名称を設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンピュータを用いた業務の分析方法に関し、特に、複数のアプリケーションまたは複数のオブジェクトを利用する計算機の操作履歴から業務の分析を行う方法及びシステムに関する。
パーソナルコンピュータやワークステーションなどの計算機(以下、PCとする)の普及とネットワークの普及に伴って、近年のオフィスでは従業員毎(または作業者毎)にPCを保有し、PC上で作業を行うことが一般的になっている。
帳票などを用いた過去の作業に比して、PCを主体にした業務(デスクワーク)ではデータの集計などが容易になって業務の効率を向上させることができる。反面、PCを主体にした業務の場合、情報の作成、加工が主体となるため、過去の例のように帳票などの形のあるものが必ず出力されるわけではない。過去の例では、業務の進捗度が低い従業員の机には、多くの帳票や資料が存在する場合が多い。そして、過去の例では、業務の管理者が、各従業員が保有する帳票や資料の量を目安に、業務の配分を検討することが可能であった。
一方、近年のPCを主体にした業務では、情報の操作が主体であるため、業務の管理者が従業員の作業量(事務量)を的確に把握するのが難しい。
従業員毎の作業量の捕捉は、従業員に対する対面ヒアリングの結果によっても得ることができるが、ヒアリング結果はそのヒアリング対象である経営者や従業員の主観が含まれているため、客観的な分析を行うことができない。
そこで、オフィスのPCのディスプレイ上に、業務の内容を示すアイコンを業務の種類毎に表示させておき、従業員が業務を開始する度に、開始する業務の種類に応じたアイコンをクリックさせて、従業員の業務内容を把握するものが知られている(例えば、特許文献1)。この従来例では、従業員が電話の応対を行う場合には、PCのディスプレイ上の電話のアイコンをクリックし、帳票の作成または修正を行う場合には、帳票のアイコンをクリックし、後にクリックした内容を集計することで、従業員毎の業務内容を把握しようとするものである。
さらに、従業員が行ったPCに対する操作と業務との関連を自動的に把握する手法も提案されている(例えば、非特許文献1)。この従来例では、PCで稼動するアプリケーションのウィンドウタイトルと時刻を取得し、予め設定しておいたウィンドウタイトルと作業名から、従業員が行った作業名を時系列的に分類するものである。
特開2002−107473号 直野 健、恵木 正史、「受注センタにおける業務解析事例」、情報処理学会研究報告 [分散システム/インターネット運用技術]、社団法人情報処理学会、2006年3月、Vol.2006, No.38(20060329) pp.103-108
しかしながら、上記特許文献1では、従業員が新たな業務を開始する度に、アイコンをクリックしなければならず、アイコンをクリックしない場合には、前回クリックした業務内容が継続していると見なされるため、従業員の業務内容を測定することは難しい、という問題があった。また、上記特許文献1では、業務内容を測定するために新たな作業を従業員に要求するため、従業員にしてみれば業務の負荷が増えるだけであり、業務の効率を低下させるだけであった。
また、上記非特許文献1では、予め作業名(または業務)が定義されているウィンドウタイトルについては作業名を特定できるが、作業名が定義されていないウィンドウタイトルについては作業名を特定することができない、という問題があった。すなわち、従業員がPCを操作して業務を行う際に、電卓やメモ帳といったアプリケーションを補助的に使用し、これらの補助的なアプリケーションでデータを加工し、加工したデータをコピーまたはカットし、作業名が定義されているウィンドウタイトルのアプリケーションにペーストすることが行われている。同様に、従業員が個人的に用意したウィンドウタイトルでデータを加工し、加工したデータをコピーまたはカットし、作業名が定義されているウィンドウタイトルのアプリケーションにペーストすることが行われている。これらの補助的に使用されるアプリケーションは、様々なアプリケーションと共に利用されるため、ウィンドウタイトルを特定の作業名に関連づけることができず、上記非特許文献1では、このような補助的なアプリケーションを使用した時間帯の作業の内容が把握できないという問題があった。同様に、従業員が個人的に作成したウィンドウタイトルについては業務(作業名)との関連付けを行うことが難しく上記非特許文献1では、このような定義されていないウィンドウタイトルを使用した時間帯の作業の内容が把握できないという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、業務との関連が特定されていないアプリケーションやウィンドウタイトルを使用した場合にも、計算機に対する操作と業務との関連を正確に把握することを目的とする。
本発明は、プロセッサと記憶部と入力装置及び出力装置を備えた計算機と、前記計算機で稼動するOS上で実行される複数のソフトウェアと、を備え、前記ソフトウェアに対する前記入力装置からの操作の履歴に基づいて前記計算機の使用者が行った業務の内容を前記計算機で分析する作業内容分析方法において、前記プロセッサに実行されるOSが、前記入力装置からのコピーまたはカットの指令に基づいて前記ソフトウェアのデータを保持し、前記入力装置からのペーストの指令に基づいて前記保持したデータを選択されたソフトウェアに送信する記憶領域を前記記憶部に設定するステップと、前記ソフトウェアを特定する情報に前記業務の名称を対応付けた作業名定義を予め前記記憶部に設定するステップと、前記入力装置からの指令によって前記OS上で稼動する複数のソフトウェアのうちのひとつに切り替えられたことを検知し、前記切り替えられたソフトウェアの第1の識別子と前記指令のあった第1の時刻を操作情報として生成するステップと、前記取得した操作情報を前記記憶部へ蓄積するステップと、前記入力装置からの指令によって前記記憶領域に対するコピーまたはカットを行ったデータの送信元のソフトウェアの第2の識別子と、前記記憶領域からのペーストを行ったデータの送信先のソフトウェアの第3の識別子及び第2の時刻をデータ授受情報として生成するステップと、前記取得したデータ授受情報を前記記憶部へ蓄積するステップと、前記蓄積した操作情報で前記作業名定義を検索し、前記操作情報に対応する前記業務の名称を特定し、前記特定した業務の名称を当該操作情報の作業名として設定するステップと、前記データ授受情報で前記作業名定義を検索し、前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を特定し、当該データ授受情報に対応する前記操作情報の作業名として前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を設定するステップと、を含む。
したがって、本発明は、業務との関連が特定されていないアプリケーションやウィンドウタイトルを使用した場合にも、計算機に対する操作と業務との関連を正確に把握することができ、業務の分析精度を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態を示し、本発明を適用する計算機システムの一例を示すブロック図である。図1はオフィスで使用される計算機システムを示し、N個のクライアントコンピュータ(クライアント計算機)1−A〜1−Nを複数のユーザ(あるいは従業員または使用者)がそれぞれ操作して、業務を実行する。そして、各ユーザは各自のクライアントコンピュータ1−A〜1−Nを操作して複数のアプリケーション51、52を実行させ、報告書の作成やデータベース(図示省略)の参照や修正を行うことが主な業務となる。なお、クライアントコンピュータ1−A〜1−Nは同一の構成であるため、以下の説明では、クライアントコンピュータ1−Aのみについて説明する。
ユーザが業務を行うクライアントコンピュータ1−A、演算処理を実行するプロセッサ11と、プログラムやデータを一時的に格納するメモリ12と、プロセッサ11とI/Oのアクセスを制御するI/Oコントローラ13と、ネットワーク40に接続されたネットワークインターフェース(図中I/F)14と、マウスやキーボードなどで構成されて情報の入力を行う入力装置18と、ディスプレイ等で構成されて情報の表示を行う出力装置19が設けられている。
メモリ12には、オペレーティングシステム(以下、OS)30と、業務で使用するアプリケーション51、52と、ユーザの操作を捕捉する業務モニタエージェント25としての操作情報収集プログラム20とデータ授受情報収集プログラム21がロードされており、プロセッサ11がこれらのOS30とアプリケーション51、52及び業務モニタエージェント25(操作情報収集プログラム20とデータ授受情報収集プログラム21)を実行する。
また、OS30は、ユーザが入力装置18でコピーまたはカットの操作を指示したときに、指定されたデータを格納し、ユーザが入力装置18でペーストの操作を指示したときに、格納されたデータを指定されたアプリケーションのウィンドウに転送するクリップボード31を管理する。なお、OS30は、メモリ12の所定の領域をクリップボード31が利用する記憶領域として確保し、管理する。なお、アプリケーション51、52は、例えば、ワードプロセッサ、表計算、ブラウザ、電卓、メモ帳などで構成される。また、クライアントコンピュータ1−Aは、図示しないストレージ装置を備えており、OS30、アプリケーション51,52、業務モニタエージェント25を格納する記憶媒体として機能する。
図1において、ネットワーク40には、ユーザが操作する複数のクライアントコンピュータ1−A〜1−Nが接続され、また、各クライアントコンピュータ1−A〜1−Nで行われた業務の内容を分析するサーバコンピュータ100が接続される。
クライアントコンピュータ1−Aで行われた操作は、業務モニタエージェント25を構成する操作情報収集プログラム20が、ユーザの操作でアクティブウィンドウ(フォアグラウンド)に切り替えたアプリケーション51の名称とウィンドウタイトルとファイル名(またはURL)及び時刻を操作情報として取得し、メモリ12の操作情報41に格納する。なお、アプリケーションの名称とウィンドウタイトルとファイル名(またはURL)がクライアントコンピュータ1−Aで実行される複数のソフトウェアを特定するための識別子を構成する。クライアントコンピュータ1−Aで行われた操作のうちクリップボード31へのコピーまたはカットや、クリップボード31からアプリケーション51やファイルへのペーストについては、業務モニタエージェント25を構成するデータ授受情報収集プログラム21が、コピー(またはカット)を行ったウィンドウタイトルと時刻及びペーストを行ったウィンドウタイトルと時刻をデータ授受情報として取得し、メモリ12のデータ授受情報42へ格納する。
クライアントコンピュータ1−Aのメモリ12に格納された操作情報41及びデータ授受情報42は、所定のタイミング(例えば、数時間周期など)でサーバコンピュータ100に送信される。操作情報41及びデータ授受情報42の送信は、業務モニタエージェント25が実行する。
サーバコンピュータ100では、後述する作業名定義プログラム210を主体とする作業内容可視化システムが稼働し、各クライアントコンピュータ1−A〜1−Nから収集した操作情報41とデータ授受情報42を分析し、分析結果を出力装置に出力する。各ユーザを管理する業務の管理者は、サーバコンピュータ100で分析した結果を参照することで、各ユーザが行った業務の内容を所定の時間間隔毎に閲覧することができる。なお、サーバコンピュータ100で行う業務内容の分析処理は、管理者などが任意のタイミングで行うことができる。
サーバコンピュータ100は、演算処理を実行するプロセッサ111と、プログラムやデータを一時的に格納するメモリ112と、プロセッサ111とI/Oのアクセスを制御するI/Oコントローラ113と、ネットワーク40に接続されたネットワークインターフェース(図中I/F)114と、マウスやキーボードなどで構成されて情報の入力を行う入力装置118と、ディスプレイ等で構成されて情報の表示を行う出力装置119と、情報を格納するストレージ装置120が設けられている。
サーバコンピュータ100のメモリ112には、OS130と、操作情報41を受信する操作情報収集部211と、データ授受情報42を受信するデータ授受情報収集部212と、業務の分析を行う作業名定義プログラム210がロードされて、プロセッサ111により実行される。また、ストレージ装置120には、操作情報収集部211がクライアントコンピュータ1−A〜1−Nから受信した操作情報41を格納する操作情報蓄積部300と、データ授受情報収集部212がクライアントコンピュータ1−A〜1−Nから受信したデータ授受情報42を格納するデータ授受情報蓄積部320と、予め設定された作業名定義格納部310が保持されており、作業名定義プログラム210で利用される。また、ストレージ装置120は、作業名定義プログラム210を格納する記憶媒体としても機能する。
図2は、図1に示したクライアントコンピュータ1−Aとサーバコンピュータ100で稼動するソフトウェアの機能を示すブロック図である。
クライアントコンピュータ1−Aでは、OS30上で業務を行うためのアプリケーション51、52と、アプリケーション51、52やOS30に対するユーザの操作を検出して、メモリ12の操作情報41及びデータ授受情報42に格納する業務モニタエージェント25が稼動する。
図2において、業務モニタエージェント25は、クライアントコンピュータ1−Aで実行するソフトウェア(例えば、アプリケーションとファイル)に対するユーザの操作(操作情報)を検出し、操作の履歴(ログ)をメモリ12の操作情報41に格納する操作情報収集プログラム20と、クリップボード31のコピー(またはカット)やペーストを検知してデータ授受情報42に格納するデータ授受情報収集プログラム21を主体に構成される。
操作情報収集プログラム20は、OS30が入力装置18のマウスのクリック動作や、キーボードのタイプ動作などを検知して、操作対象のアプリケーション51に対して発行する操作メッセージ(操作情報)をフックし、ユーザが実行した操作の内容と、操作対象のアプリケーション51の名称とファイルの名称(ウィンドウタイトル、ファイルパスまたはURL等)とを取得する。
そして、操作情報収集プログラム20は、取得した操作内容がアプリケーション51をアクティブウィンドウへ切り替える指令の場合に、操作を行った時刻(または日時)と操作対象のアプリケーション51の名称及びファイルの名称またはURLとを一組にした操作履歴(ログ)を生成してメモリ12の操作情報41へ格納する。したがって、メモリ12の操作情報41には、
また、データ授受情報収集プログラム21は、OS30が入力装置18のマウスのクリック動作や、キーボードのタイプ動作などのうち、操作対象のアプリケーション51に対して発行する操作メッセージをフックし、ユーザがコピー(またはカット)またはペーストを実行した操作の内容と、操作対象のアプリケーション51の名称とファイルの名称(ウィンドウタイトル等)を取得する。なお、データ授受情報収集プログラム21は、操作情報収集プログラム20がフックしたOS30からの操作メッセージを入力するようにしても良い。
そして、データ授受情報収集プログラム21は、取得した情報について、ペーストを行った時刻と、コピー(またはカット)元のアプリケーション51の名称及びコピー(またはカット)元のファイルの名称と、ペースト先のアプリケーション51の名称及びペースト先のファイルの名称と、を一組にした操作履歴(ログ)を生成してメモリ12のデータ授受情報42へ格納する。
メモリ12に格納された操作履歴(操作情報41及びデータ授受情報42)は、上記所定の周期で業務モニタエージェント25によりサーバコンピュータ100へ送信される。
次に、図2において、各クライアントコンピュータ1−A〜1−Nの操作履歴を収集して、各ユーザが行った業務内容を分析するサーバコンピュータ100のワークスタイル可視化システムについて説明する。
ワークスタイル可視化システムは、各クライアントコンピュータ1−A〜1−Nから受信した操作情報41をストレージ装置120の操作情報蓄積部300に蓄積する操作情報収集部211と、各クライアントコンピュータ1−A〜1−Nから受信したデータ授受情報42をストレージ装置120のデータ授受情報蓄積部320に蓄積するデータ授受情報収集部212と、ユーザ毎の業務内容を分析する作業名定義プログラム210と、から構成される。
操作情報収集部211は、各クライアントコンピュータ1−A〜1−Nから受信した操作情報41を、各クライアントコンピュータ1−A〜1−N毎にストレージ装置120の操作情報蓄積部300へ格納する。
操作情報収集部211がストレージ装置120の操作情報蓄積部300へ格納した操作情報41は、図7で示すように、クライアントコンピュータ1−Aのユーザが行った操作履歴が蓄積される。
図7は、あるユーザの操作情報41を蓄積した操作情報蓄積部300の一例を示す説明図である。図7に示す操作情報蓄積部300は、作業名定義プログラム210が付加したシリアル値を格納するシリアル番号301と、操作情報収集プログラム20が操作情報41を取得した時刻302と、OS30の操作メッセージからフックした操作対象のアプリケーションの名称を格納するアプリケーション名303と、OS30の操作メッセージからフックしたウィンドウタイトルを格納するタイトル304と、同じくOS30の操作メッセージからフックしたファイルパスまたはURLを格納するURL305と、後述する作業名定義プログラム210が使用する作業名306から一つのレコード(またはエントリ)が構成される。
図7において、時刻302が「9:30:08」のレコードは、ユーザの操作によって「Browser」がアクティブウィンドウ(フォアグラウンド)に切り替えたことを示し、このブラウザが開いたタイトル304が「帳票入力」であることを示し、URL305に格納されたアドレスにブラウザがアクセスしたことを示す。なお、アプリケーションをアクティブウィンドウに切り替えるユーザの操作としては、マウスによってカーソルを操作したポインティングや所定のキーの操作などである。これらの操作を受け付けたOS30は、上記操作によって指定されたアプリケーション51に対してアクティブウィンドウに切り替える操作メッセージを通知して、当該アプリケーション51をアクティブウィンドウ(フォアグラウンド)へ切り替える。
このように、クライアントコンピュータ1−A〜1−Nから所定のタイミングでサーバコンピュータ100に送信された操作情報41は、ユーザがアクティブウィンドウに切り替えたアプリケーション名とファイル名の時系列的な記録として操作情報蓄積部300に蓄積されていく。
ここで、アプリケーション名とファイル名は、例えばOS30がWindows(登録商標)の場合では、ウィンドウのタイトルバーに表示されるものである。
データ授受情報収集部212がストレージ装置120のデータ授受情報蓄積部320へ格納したデータ授受情報42は、図10で示すように、クライアントコンピュータ1−Aのユーザが行ったコピー(またはカット)及びペーストに関する操作履歴が蓄積される。
また、操作情報収集部211は、前回の操作メッセージが発生した時刻から所定時間Xを経過してユーザからの入力がない場合には、前回の操作メッセージが発生した時刻で「入力無し」をアプリケーション名とした操作情報41を生成する。
図10は、あるユーザのデータ授受情報42を蓄積したデータ授受情報蓄積部320の一例を示す説明図である。図10に示すデータ授受情報蓄積部320は、作業名定義プログラム210が付加したシリアル値を格納するシリアル番号321と、ペーストを行った時刻を格納するペースト時刻322と、ペーストしたデータのコピー(またはカット)元のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名(ファイルパスまたはURL)を格納するコピー元323と、ペースト先のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名(ファイルパスまたはURL)を格納するペースト先324から一つのレコードが構成される。
クライアントコンピュータ1−Aのデータ授受情報収集プログラム21は、OS30からの操作メッセージがコピーのときには、当該操作メッセージをフックして、コピーまたはカットを実施したアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名(ファイルパスまたはURL)を取得する。
そして、データ授受情報収集プログラム21は、OS30からの操作メッセージがペーストのときには、当該操作メッセージをフックして、ペーストを実施したアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名(ファイルパスまたはURL)を取得し、既に取得したコピーまたはカット元の情報を一組のデータとして、ペーストを実行した時刻と共にデータ授受情報42に格納する。
図10において、ペースト時刻322が「9:42:52」のレコードは、コピー元323のデータが、アプリケーション名が「Browser」でウィンドウタイトルが「帳票入力」で、アドレスが「http://www.〜」からコピーまたはカットしたデータであることを示し、ペースト先324のアプリケーション名が「Calc」で、ウィンドウタイトルが「電卓」であることを示している。すなわち、ブラウザがアクセスした帳票入力のデータをコピーまたはカットして、電卓に貼り付けたことを示している。
このように、クライアントコンピュータ1−A〜1−Nから所定のタイミングでサーバコンピュータ100に送信されたデータ授受情報42は、ユーザがコピーまたはカットとペースト行ったアプリケーション名とファイル名の時系列的な記録としてデータ授受情報蓄積部320に蓄積されていく。
ここで、作業名定義プログラム210が利用する作業名定義格納部310は、図8で示すように予め設定されたものである。
図8は、予め設定された作業名定義格納部310の一例を示す説明図である。図8において、作業名定義格納部310は、作業名定義プログラム210が付与したシリアル値を格納するシリアル番号311と、アプリケーションの名称を格納するアプリ312と、ウィンドウタイトルを格納するウィンドウタイトル313と、ファイルパスやURLを格納するURL/ファイル314と、業務の内容を示す作業名を格納する作業名315から一つのレコードが構成される。
作業名定義格納部310には、作業名315を設定すべきアプリケーション名またはウィンドウタイトルあるいはファイル名の条件が定義されている。例えば、シリアル番号311が「5」のレコードでは、アプリ312が「Mailer」のアプリケーション名の場合は、ウィンドウタイトル313やURL/ファイル314の内容に係わらず作業名315はメールとなる。また、ウィンドウタイトルが「*帳票*」の場合は、アプリケーション名に係わらず作業名315は帳票管理となる。なお、「*」はワイルドカードを意味し、この例では「帳票」の文字列を含むウィンドウタイトルであれば作業名315は帳票管理となる。さらに、アプリ312がブラウザの場合では、URLが「*google(登録商標)*」であれば、作業名315はWEB検索となる。
このように、作業名定義格納部310には、アプリケーション名、ウィンドウタイトルまたはURLあるいはファイル名の少なくとも一つから、ひとつの業務内容を示す作業名を付与するための条件が予め定義される。なお、作業名定義格納部310の作業名315に対するアプリ312、ウィンドウタイトル313、URL/ファイル314は、入力装置118から管理者などが入力しても良いし、予め作成したファイルを作業名定義格納部310へ格納しても良い。
次に、作業名定義プログラム210が行う処理の概要を、以下に説明する。
作業名定義プログラム210は、まず、入力装置118から管理者などがユーザのユーザ識別子(またはクライアントコンピュータ1−A〜1−Nの識別子)と、時刻(または日時)の範囲を受け付ける。作業名定義プログラム210は、受け付けたユーザの識別子と時刻範囲に該当する操作情報とデータ授受情報を操作情報蓄積部300とデータ授受情報蓄積部320から抽出する。
作業名定義プログラム210は、操作情報蓄積部300から抽出した操作情報のそれぞれについて、作業名定義格納部310を検索し、アプリ名303、タイトル304及びURL305が、作業名定義格納部310のアプリ312、ウィンドウタイトル313またはURL/ファイル314の条件と一致するレコードがあれば、作業名定義格納部310の作業名315を当該操作情報の作業名として取得し、操作情報蓄積部300の現在着目しているレコードの作業名306に設定する。この結果、図9で示すように、操作情報蓄積部300から抽出した操作情報で、作業名定義格納部310から作業名315が定まるレコードについて作業名306が更新される。なお、図9は、操作情報のみで作業名定義格納部310から作業名306を特定した後の操作情報蓄積部300の一例を示す説明図である。
一方、作業名定義プログラム210は、作業名306が作業名定義格納部310から定まらない操作情報については、データ授受情報蓄積部320から抽出したデータ授受情報のコピー元323に当該操作情報のタイトル304を含むレコードを検索する。操作情報のタイトル304を含むコピー元323が存在する場合には、このレコードのペースト先324の内容から作業名定義格納部310を検索し、作業名306を設定する。一方、ペースト先324の内容で作業名306が定まらない場合には、さらにペースト先324の内容をコピー元323に持つレコードをデータ授受情報から検索し、一致するレコードがあれば当該レコードのペースト先324の内容で作業名定義格納部310から作業名315を取得する。
つまり操作情報で作業名定義格納部310の作業名315を特定できない場合でも、データ授受情報に操作情報のタイトル304を含むコピー元323があれば、このコピー元323からペースト先324を辿り、ペースト先324の内容で作業名定義格納部310の作業名315が特定できれば、操作情報の作業名306をペースト先324の内容とする。
この結果、図9で作業名306が定まっていなかった操作情報蓄積部300は、データ授受情報蓄積部320のコピーとペーストの履歴から、実際に作業を行っていたと推定される作業名306を決定することができる。例えば、図9のシリアル番号301が「2」と「8」のアプリ名303が「Calc」で示されるタイトル304=「電卓」は、作業名定義格納部310からは作業名315を特定できないが、図10に示すデータ授受情報蓄積部320のシリアル番号321=「1」、「2」のコピー及びペーストの履歴から、図11で示すようにシリアル番号301が「2」のアプリ名303が「Calc」で示される電卓は「文書作成」で利用され、シリアル番号301が「8」のアプリ名303が「Calc」で示される電卓は「顧客情報入力」で利用されたことが設定される。なお、図11は、操作情報に加えてデータ授受情報で作業名定義格納部310から作業名306を特定した後の操作情報蓄積部300の一例を示す説明図である。
このように、本発明では、作業名定義格納部310で作業名315が定義されていないアプリケーション名またはファイル名であっても、データ授受情報蓄積部320のコピー及びペーストの履歴から、実際に行っていた作業名315を推定し、操作情報蓄積部300の作業名306に反映させることができる。また、複数のコピー(またはカット)とペーストを伴う作業については、コピー元323からペースト先324を辿り、さらにペースト先324をコピー元323にレコードを連鎖的に探索し、このレコードのペースト先324の内容で作業名315が決定することができる。
このように、操作情報と作業名定義格納部310の定義から作業名306を検索するのに加えて、操作情報をコピー元323に含むデータ授受情報のペースト先324の内容で作業名定義格納部310の定義から作業名306を特定することができるので、作業名定義格納部310で定義する作業名315を必要最小限とすることができ、業務の分析にかかる運用コストを低減できる。
コピー及びペーストの履歴から推定した作業名315を反映した操作情報蓄積部300をGUIにて表示すると図12のようになる。図12は、サーバコンピュータ100の出力装置119に、コピーとペーストの履歴から推定した作業名315を反映した操作情報蓄積部300をGUIにて表示したウィンドウ190の一例を示す。
ウィンドウ190は作業名定義プログラム210が出力装置119に出力するもので、管理者などが入力装置118から入力したユーザのユーザ識別子(またはクライアントコンピュータ1−A〜1−Nの識別子)を表示する作業者ID192と、開始時刻193、終了時刻194及び作業内容196を含む。作業内容196は、ウィンドウ190の作業内容表示ボタン195をクリック(または選択)することで表示され、指定されたユーザ識別子及び時刻範囲の操作情報蓄積部300の操作情報について、作業名306を時刻302の時系列で表示したものである。なお、図12の例では、作業名定義格納部310の作業名315に予め色を設定しておき、操作情報蓄積部300の作業名306に対応する作業名定義格納部310の作業名315の色を時刻範囲を示す領域に出力したものである。
また、ウィンドウ190の授受情報表示ボタン197をクリック(または選択)することで、図13で示すように、指定されたユーザ識別子の時刻範囲に該当するデータ授受情報蓄積部320がウィンドウ190内にペースト時刻322の時系列で表示される。なお、図13を参照することでユーザがどのように補助的なアプリケーションを利用しているのかを知ることができる。
次に、クライアントコンピュータ1−A〜1−Nとサーバコンピュータ100で行われる処理の詳細についてフローチャートを参照しながら以下に詳述する。
図3は、クライアントコンピュータ1−A〜1−Nの操作情報収集プログラム20で行われる処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、OS30から操作メッセージがアプリケーション51(または52)へ発行されたときに実行される。
OS30から操作メッセージがアプリケーション51へ発行されると、ステップS1では、操作情報収集プログラム20は、OS30が発行した操作メッセージをフックして、当該操作メッセージの内容を取得し、また、OS30のシステム時刻(または日時)を現在時刻(または日時)として取得する。
ステップS2では、操作情報収集プログラム20は取得した操作メッセージの内容が、入力装置18を操作した(マウス操作またはキーボード操作)ことによる入力メッセージまたはアプリケーション51(または52)をアクティブウィンドウに変更するメッセージ(以下、アクティブウィンドウ変更メッセージとする)を含むか否かを判定する。取得した操作メッセージの内容が、入力メッセージまたはアクティブウィンドウ変更メッセージを含む場合にはステップS3へ進み、入力メッセージまたはアクティブウィンドウ変更メッセージを含まない場合にはそのまま処理を終了して、次回の操作メッセージが発行されるまで待機する。
ステップS3では、操作情報収集プログラム20は、前回の入力メッセージを取得した時刻から現在時刻までの時間が所定時間Xを経過しているか否かを判定し、所定時間X(例えば、5分間)を経過していればステップS4へ進み、所定時間Xを経過していなければステップS7に進む。
ステップS4では、操作情報収集プログラム20が、前回の入力メッセージを取得した時刻(前回操作時刻)から現在時刻までの操作情報としてアプリ名303が「入力無し」で、時刻302が前回操作時刻の操作情報を生成してメモリ12の操作情報41に格納してステップS5に進む。
ステップS5では、操作情報収集プログラム20が、取得した操作メッセージの内容が入力メッセージであるか否かを判定し、入力メッセージであればステップS6に進み、入力メッセージを含まない場合にはステップS7へ進む。
ステップS6では、現在のアクティブなウィンドウのアプリケーション名をアプリ名303、ウィンドウタイトルをタイトル304、ファイル名またはURLをURL305とし、時刻302を現在時刻とした操作情報を生成してメモリ12の操作情報41に格納してステップS9に進む。
ステップS7では、操作情報収集プログラム20が、取得した操作メッセージの内容がアクティブウィンドウ変更メッセージであるか否かを判定し、アクティブウィンドウ変更メッセージであればステップS8に進み、アクティブウィンドウ変更メッセージを含まない場合にはステップS9へ進む。
ステップS8では、操作情報収集プログラム20が、アクティブウィンドウ変更メッセージに含まれる内容から、ウィンドウをアクティブに変更するアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名またはURLを取得し、上記ステップS1で取得した時刻を加えて操作情報を生成し、メモリ12の操作情報41へ格納する。これにより、メモリ12の操作情報41には、図7の操作情報蓄積部300のエントリと同様に、時刻302、アプリ名303、タイトル304、URL305を含むデータが蓄積される。なお、メモリ12の操作情報41は、図7の操作情報蓄積部300の時刻302、アプリ名303、タイトル304、URL305で構成される。
ステップS9では、前回操作時刻の値を上記ステップS1で取得した操作メッセージの時刻に更新する。
以上のステップS1〜S9をOS30が操作メッセージを発行する度に実行することで、操作情報収集プログラム20はメモリ12に操作情報41を蓄積していく。また、操作情報収集プログラム20は、操作メッセージが発生したときに前回操作時刻からの経過時間が所定時間Xを越えていたら、前回操作時刻から操作メッセージが発生するまでの期間が離席などで入力無しの時間帯として推定する。
なお、本実施形態のOS30は、アクティブウィンドウ変更メッセージにウィンドウをフォアグラウンドにすべきアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名またはURLを少なくとも含むものとする。
図4は、クライアントコンピュータ1−A〜1−Nのデータ授受情報収集プログラム21で行われるコピーまたはカットが発生したときの処理の一例を示すフローチャートである。図4のフローチャートは、データ授受情報収集プログラム21が、OS30からの操作メッセージをフックして、当該操作メッセージの内容がクリップボード31へのコピー(またはカット、以下同様)のときに実行する処理である。
ステップS11では、データ授受情報収集プログラム21が、上記取得したコピーを含む操作メッセージの内容から、コピー元のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名またはURLを取得する。
ステップS12では、データ授受情報収集プログラム21が、上記ステップS11で取得したコピー元のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名またはURLをメモリ12上の所定の変数Yに書き込んで当該変数Yを更新する。
上記S11、S12の処理によって、コピーが発生する度に、データ授受情報収集プログラム21は、コピー元のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名(またはURL)を取得して変数Yに書き込んでいく。
図5は、クライアントコンピュータ1−A〜1−Nのデータ授受情報収集プログラム21で行われるペーストが発生したときの処理の一例を示すフローチャートである。図5の フローチャートは、データ授受情報収集プログラム21が、OS30からの操作メッセージをフックして、当該操作メッセージの内容がクリップボード31からのペーストのときに実行する処理である。
ステップS13では、データ授受情報収集プログラム21が、上記取得したペーストを含む操作メッセージの内容から、ペースト先のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名またはURLを取得する。また、データ授受情報収集プログラム21は、ペーストの発生した時刻をOS30のシステム時刻などから取得する。
ステップS14では、データ授受情報収集プログラム21が、上記ステップS13で取得したペーストが発生した時刻と、ペースト先のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名またはURLと、上記図4のステップS12で変数Yに格納されていたコピー元の情報をメモリ12のデータ授受情報42に格納する。
なお、メモリ12のデータ授受情報42は、図10に示したデータ授受情報蓄積部320のペースト時刻322とコピー元323及びペースト先324と同様のフォーマットで、コピー元のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名またはURLをメモリ12のデータ授受情報42に格納する。すなわち、ペーストが実行されると、ペースト時刻322に上記ステップS13で取得したペースト時刻が設定され、コピー元323には変数Yに格納したコピー元のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名またはURLを結合したデータ(あるいは文字列)が格納され、ペースト先324には上記ステップS13で取得したペースト先のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名またはURLを結合したデータ(あるいは文字列)が格納される。
図6は、サーバコンピュータ100の作業名定義プログラム210の処理の一例を示すフローチャートである。図6のフローチャートは、サーバコンピュータ100の管理者などが入力装置118から実行開始を指令したときなどに行われる処理を示す。
作業名定義プログラム210の処理は、上述したように、管理者などが入力装置118からユーザのユーザ識別子(またはクライアントコンピュータ1−A〜1−Nの識別子)と、時刻(または日時)の範囲を受け付けて、ユーザの識別子と時刻範囲に該当する操作情報とデータ授受情報を操作情報蓄積部300とデータ授受情報蓄積部320から抽出する。そして、操作情報蓄積部300とデータ授受情報蓄積部320から抽出したデータを処理対象として図6のフローチャートを実行する。なお、操作情報蓄積部300から抽出した操作情報は、図7で示すように時刻302の昇順でソートしておき、データ授受情報蓄積部320から抽出したデータは、図10で示すようにペースト時刻322の昇順でソートしておく。
なお、以下の説明では、ユーザの識別子と時刻範囲に該当する操作情報蓄積部300のデータを単に操作情報とし、同じくユーザの識別子と時刻範囲に該当するデータ授受情報蓄積部320のデータを単にデータ授受情報とする。
ステップS21では、プロセッサ11で実行される作業名定義プログラム210が、操作情報蓄積部300から抽出した操作情報から1レコードを読み込んで、アプリ名303、タイトル304、URL305を取得し、作業名定義格納部310(図中DB)を検索する。
ステップS22では、作業名定義プログラム210が、上記ステップS21で取得したアプリ名303、タイトル304またはURL305が、作業名定義格納部310のアプリ312、ウィンドウタイトル313、URL/ファイル314の条件と一致するレコードがあるか否かを判定し、作業名定義格納部310の条件と一致するレコードがあればステップS28へ進み、一致するレコード無い場合にはステップS23に進む。
ステップS28では、操作情報のアプリ名303、タイトル304、URL305が一致した作業名定義格納部310のレコードから作業名315を取得し、作業名315の内容を、現在読み込んでいる操作情報の作業名306に設定する。そして、操作情報蓄積部300から抽出したすべての操作情報について作業名定義格納部310との比較が完了していなければステップS21へ戻って上記処理を繰り返す。
操作情報の作業名306が作業名定義格納部310の条件から定まらない場合のステップS23では、作業名定義プログラム210がデータ授受情報蓄積部320から抽出しておいたデータ授受情報を参照する。作業名定義プログラム210は、ステップS21で読み込んだ操作情報のウィンドウのタイトル304をコピー元323のウィンドウタイトルに含むレコードが、抽出しておいたデータ授受情報に存在するか否かを判定し、存在する場合にはステップS24へ進み、存在しなければステップS27へ進む。
ステップS24では、ステップS23で一致したデータ授受情報のペースト先324のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名(またはURL)から作業名定義格納部310を検索する。
次に、ステップS25では、作業名定義プログラム210は、データ授受情報のペースト先324のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名が作業名定義格納部310の条件に一致するか否かを判定し、一致した場合はステップS28へ進んでペースト先324の内容から作業名定義格納部310の作業名315を取得して、現在着目している操作情報蓄積部300の作業名306に設定する。
一方、ペースト先324のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名が作業名定義格納部310の条件に一致しない場合には、ステップS26へ進んで、現在着目しているペースト先324のウィンドウタイトルをコピー元323に含むレコードが抽出したデータ授受情報に存在するか否かを判定し、存在する場合はステップS24に戻って上記処理を繰り返し、存在しない場合にはステップS27に進む。
ステップS27では、現在着目している操作情報の作業名306は未定義とし、上述したように作業名306をブランクまたは未定義を示すデータに設定する。そして、操作情報蓄積部300から抽出したすべての操作情報について作業名定義格納部310との比較が完了していなければステップS21へ戻って上記処理を繰り返す。
上記処理によって、まず、ユーザ識別子と時刻範囲で操作情報蓄積部300から抽出した操作情報について、アプリケーション名303とタイトル304またはURL305が作業名定義格納部310の条件に一致した場合は、作業名定義格納部310の一致したレコードの作業名315を当該操作情報の作業名306として設定する。この結果、図9で示すように、作業名定義格納部310に設定されている条件から一義的に定まる作業名315を、操作情報の作業名306に設定する。
例えば、図7に示す、シリアル番号301=1のレコードは、タイトル304の「帳票入力」が、図8の作業名定義格納部310のシリアル番号311=2のウィンドウタイトル313の「*帳票*」の条件に一致するので、操作情報の作業名306に作業名定義格納部310の作業名315の「帳票管理」を図9のように設定する。
作業名定義プログラム210は、操作情報蓄積部300から抽出した次の操作情報であるシリアル番号301=2について作業名定義格納部310を検索する。当該操作情報のアプリ名303=「Calc」、タイトル304=「電卓」は、作業名定義格納部310に定義されていないので、図10に示すデータ授受情報蓄積部320から抽出したデータ授受情報を連鎖的に検索する。
作業名定義プログラム210は、タイトル304=「電卓」をコピー元323のタイトルに含むレコードをデータ授受情報から検索する。なお、この検索は、タイトル304=「電卓」がアクティブウィンドウになった時刻302=「9:30:08」以降のペースト時刻322を検索範囲とする。この検索の結果、図10のシリアル番号321=「2」のレコードがコピー元323のタイトル「電卓」で一致する(S23)。作業名定義プログラム210は、図10のシリアル番号321=「2」のレコードのペースト先324の内容(Wordprocessor、報告書類、c:document〜)で、作業名定義格納部310を検索する(S24)。この検索の結果、図8の作業名定義格納部310のシリアル番号301=「4」のアプリ312が「Wordprocessor」のレコードが検索条件に一致するので(S25)、作業名315の「文書作成」を取得する。そして、図11で示すように、シリアル番号321=「2」の作業名306として、図8のシリアル番号321=「4」のレコードの作業名315=「文書作成」を設定する(S25、S28)。つまり、この例では、タイトル304=「電卓」のアプリケーション=「Calc」で計算を行った結果を、「9:43:35」に「Wordprocessor」の「報告書類」にペーストしたことから、「電卓」の操作に対する業務の作業名は作業名定義格納部310に未定義であるが、「電卓」の使用対象は作業名定義格納部310に定義済みの作業名315=「文書作成」であるので、シリアル番号321=「2」の操作情報の作業名306を「文書作成」と推定するのである。
このように、作業名定義プログラム210は、操作情報の内容が作業名定義格納部310に定義されていない場合は、操作情報のタイトル304を含むデータ授受情報蓄積部320のコピー元323を検索し、一致したコピー元323のレコードのペースト先324の内容で作業名定義格納部310を検索し、作業名306を取得することができる。これにより、クライアントコンピュータ1−A〜1−Nで補助的に使用される汎用的なアプリケーションについて、作業名定義格納部310に設定することなく業務の内容を特定することが可能となるのである。
さらに、図6のステップS25でペースト先324の内容で作業名定義格納部310に定義が無い場合には、ペースト先324のウィンドウタイトルをコピー元323に有するデータ授受情報があれば、このデータ授受情報のペースト先324の内容で作業名定義格納部310から作業名306を決定することができる。
例えば、図9において、時刻302=「10:50:03」、シリアル番号321=「7」のアプリ名303=「Note」、タイトル304=「無題ドキュメント」は作業名定義格納部310に未定義であるので、図10のデータ授受情報を検索すると、「無題ドキュメント」をコピー元323に含むレコードとしてシリアル番号321=4(ペースト時刻322=11:03:12)が一致する。このレコードのペースト先324の内容は、タイトルが「電卓」なので作業名定義格納部310に未定義である。そこで、作業名定義プログラム210は、このペースト先324のタイトルである「電卓」をコピー元323に含むデータ授受情報を連鎖的に検索し、シリアル番号321=「5」のレコードを見つける。このレコードのペースト先324の内容はアプリケーション=「Note」(メモ帳)でタイトル=「無題ドキュメント」で作業名定義格納部310に未定義であるので、作業名定義プログラム210は、この「無題ドキュメント」をコピー元323に持つレコードを検索すると、シリアル番号321=「6」のレコードが一致する。このレコードのペースト先324の内容は、作業名定義格納部310に定義済みの「顧客情報入力」を含むので、図11のようにシリアル番号321=「7」のレコードの作業名306として「顧客情報入力」に決定する。この例では、アプリケーション=Noteの「無題ドキュメント」が、「電卓」にペーストされて計算が行われ、さらに「電卓」の計算結果がアプリケーション=Noteにペーストされて加工され、この加工された内容が、アプリケーション=Browserの「顧客情報入力」にペーストされた例であり、本発明では、ウィンドウタイトルが一致するコピー元323からペースト先324を探索し、作業名定義格納部310に未定義であればさらにペースト先324をコピー元323に持つデータ授受情報をペースト時刻322の昇順で辿ることで、複数の未定義の操作情報が存在する場合でも各操作情報の作業名306を特定することが可能となる。
このように、本発明では、作業名定義格納部310で作業名315が定義されていないアプリケーション名、ウィンドウタイトルまたはファイル名であっても、データ授受情報蓄積部320のコピー及びペーストの履歴を辿ることで、実際に行っていた作業名315を推定し、操作情報蓄積部300の作業名306に反映させることができる。
また、複数のコピー(またはカット)とペーストを伴う作業については、コピー元323からペースト先324を辿り、さらにペースト先324の内容をコピー元323に持つデータ授受情報を連鎖的に検索して、ペースト先324の内容で作業名315が定まるまで検索を繰り返す。
コピーとペーストの履歴を連鎖的に検索して作業名315を特定することで、操作情報の作業名306の特定と、コピー及びペーストに使用したアプリケーションの操作情報に対する作業名306の特定を行うことができ、業務の分析精度を高めることができる。
特に、補助的に使用される「電卓」や「メモ帳」のように、ユーザのスキルによって使用形態が異なるアプリケーションでは、作業名定義格納部310に定義をしなくても業務との関連を的確に推定することが可能となる。
<第2実施形態>
図14〜図18は、第2の実施形態を示し、前記第1実施形態の操作情報蓄積部300にファイルの更新を行ったか否かを示す更新情報を付加したものである。本第2実施形態では、クライアントコンピュータ1−Aの業務モニタエージェント25の操作情報収集プログラム20は、前記第1実施形態の操作情報41に加えて、ファイル等の更新の有無を示す更新情報43を収集し、サーバコンピュータ100に送信する。サーバコンピュータ100では、クライアントコンピュータ1−Aから受信した操作情報41と更新情報43を操作情報蓄積部300に格納する。サーバコンピュータ100の作業名定義プログラム210Aは、前記第1実施形態の操作情報41に更新情報43を加えた操作情報蓄積部300Aの作業名306を特定する。その他の構成は前記第1実施形態と同様である。
第2の実施形態では、前記第1実施形態で操作情報の内容のみから作業名定義格納部310で作業名306が特定された場合であっても、定義されている作業名306のデータをクリップボード31へコピーし、他の作業名306のファイルまたはURLへペーストを行った場合には、コピー元の作業名306をペースト先の作業名306に補正することで、業務内容をより正確に把握するものである。
すなわち、クライアントコンピュータ1−Aのユーザは、報告書類の作成等を行う際に、全ての文字やデータを入力装置18から入力するのではなく、既存の帳票入力や顧客情報入力などからデータをコピーし、作成中の書類にペーストすることでタイプ数を削減して業務の効率を向上させることがしばしば行われている。このような場合、業務内容を操作情報の内容で定まる作業名306で把握しようとすると、作業名306が短時間で切り替わる場合がある。このような場合では、複数の業務を並列的に行っている場合よりも、クリップボード31を介してデータのコピー(またはカット)とペーストによって業務を行っている場合が多い。本第2の実施形態では、このように、操作情報のみから作業名306が定まった場合でもコピー元とペースト先の関係から実際に処理を行っている作業名306をより正確に捕捉するものである。
図14は、前記第1実施形態の図2に示したサーバコンピュータ100で稼動するソフトウェアの機能を示すブロック図である。
図14において、操作情報蓄積部300Aには、クライアントコンピュータ1−Aの業務モニタエージェント25の操作情報収集プログラム20が収集した操作情報41と更新情報43は、操作情報収集部211によって操作情報蓄積部300Aへ格納される。
図17は、操作情報蓄積部300Aの一例を示す説明図である。図17の操作情報蓄積部300Aは、前記第1実施形態の図7に示した操作情報蓄積部300に、更新情報43を格納する更新307を加えた点が相違点であり、その他は前記第1実施形態と同等である。
更新307は、URL305に格納されたファイル名またはURLに対して更新があった場合に「有」を格納し、更新されなかった場合には「無」を格納する。なお、URL305に格納されている値がURLの場合には、Browserで当該URLを表示して、プルダウンメニューの選択や、テキストボックスの編集を行った場合に更新情報43が「有」となり、操作情報蓄積部300Aの更新307には「有」が格納される。なお、図17に示したアプリ名303=Browser、タイトル304=「帳票入力」などは、WEBシステムを利用して業務を遂行することを示している。
図15は、クライアントコンピュータ1−Aの操作情報収集プログラム20で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
このフローチャートは、OS30から操作メッセージがアプリケーション51(または52)へ発行されたときに実行される。
ステップS31〜S35は前記第1実施形態の図3に示したステップS1〜5と同様である。
ステップS31で、操作情報収集プログラム20は、OS30が発行した操作メッセージをフックして、当該操作メッセージの内容を取得し、また、OS30のシステム時刻(または日時)を現在時刻(または日時)として取得する。ステップS32では、操作情報収集プログラム20は取得した操作メッセージの内容が、入力装置18を操作したことによる入力メッセージまたはアプリケーション51をアクティブウィンドウに変更するメッセージ(アクティブウィンドウ変更メッセージ)を含むか否かを判定し、取得した操作メッセージの内容が、入力メッセージまたはアクティブウィンドウ変更メッセージを含む場合にはステップS33へ進み、入力メッセージまたはアクティブウィンドウ変更メッセージを含まない場合にはそのまま処理を終了して、次回の操作メッセージが発行されるまで待機する。
ステップS33では、操作情報収集プログラム20は、前回の入力メッセージを取得した時刻から現在時刻までの時間が所定時間Xを経過しているか否かを判定し、所定時間Xを経過していればステップS34へ進み、所定時間Xを経過していなければステップS37に進む。
ステップS34では、操作情報収集プログラム20が、前回の入力メッセージを取得した時刻(前回操作時刻)から現在時刻までの操作情報としてアプリ名303が「入力無し」で、時刻302が前回操作時刻の操作情報を生成してメモリ12の操作情報41に格納してステップS35に進む。
ステップS35では、操作情報収集プログラム20が、取得した操作メッセージの内容が入力メッセージであるか否かを判定し、入力であればステップS36に進み、入力メッセージを含まない場合にはステップS37へ進む。
ステップS36では、現在のアクティブなウィンドウのアプリケーション名をアプリ名303、ウィンドウタイトルをタイトル304、ファイル名またはURLをURL305とし、時刻302を現在時刻とした操作情報を生成し、また、更新情報43を「無」としてメモリ12の操作情報41に格納してステップS39に進む。
ステップS37では、操作情報収集プログラム20が、取得した操作メッセージの内容がアクティブウィンドウ変更メッセージであるか否かを判定し、アクティブウィンドウ変更メッセージであればステップS38に進み、アクティブウィンドウ変更メッセージを含まない場合にはステップS39へ進む。
ステップS38では、操作情報収集プログラム20が、アクティブウィンドウ変更メッセージに含まれる内容から、ウィンドウをアクティブに変更するアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名またはURLを取得し、上記ステップS31で取得した時刻とを加えて操作情報を生成し、また、更新情報43を「無」としてメモリ12の操作情報41へ格納する。これにより、メモリ12の操作情報41には、図17の操作情報蓄積部300Aのエントリと同様に、時刻302、更新307、アプリ名303、タイトル304、URL305を含むデータが蓄積される。なお、メモリ12の操作情報41は、操作情報蓄積部300Aと同様に更新307を含めてもよい。
ステップS39では、取得した操作メッセージの内容が入力メッセージで、当該入力メッセージがデータの更新を伴うか否かを判定する。ここで、データの更新の有無の判定は、入力メッセージにデータの更新を示す所定のキャラクタキーの操作が含まれる場合や、データの更新を示す所定のキー操作(Ctrl+S)が含まれる場合には、入力メッセージにデータの更新が含まれると判定してステップS40へ進み、そうでない場合にはステップS41へ進む。なお、キャラクタキーは、かな文字やアルファベット、数字、記号などのキャラクタ(文字)を入力するキーを示す。
ステップS40では、現在アクティブウィンドウになっているファイル名またはURLの更新情報43を「有」に設定してからステップS39へ進む。
ステップS41では、前回操作時刻の値を上記ステップS31で取得した操作メッセージの時刻に更新する。
以上のステップS31〜S41をOS30が操作メッセージを発行する度に実行することで、操作情報収集プログラム20はメモリ12に操作情報41及び更新情報43を蓄積していく。
図16は作業名定義プログラム210Aで行われる処理の一例を示すフローチャートである。図6のフローチャートは、サーバコンピュータ100の管理者などが入力装置118から実行開始を指令したときなどに行われる処理を示す。
作業名定義プログラム210の処理は、前記第1実施形態の図6と同様に、管理者などが入力装置118からユーザのユーザ識別子と、時刻(または日時)の範囲を受け付けて、ユーザの識別子と時刻範囲に該当する操作情報とデータ授受情報を操作情報蓄積部300Aとデータ授受情報蓄積部320から抽出する。そして、操作情報蓄積部300Aとデータ授受情報蓄積部320から抽出したデータを処理対象として図16のフローチャートを実行する。なお、操作情報蓄積部300Aから抽出した操作情報は、図17で示すように時刻302の昇順でソートしておき、データ授受情報蓄積部320から抽出したデータは、図10で示すようにペースト時刻322の昇順でソートしておく。
ステップS51では、作業名定義プログラム210Aが、操作情報蓄積部300Aから抽出した操作情報から1レコードを読み込んで、アプリ名303、タイトル304、URL305及び更新307を取得し、作業名定義格納部310(図中DB)を検索する。
ステップS52では、作業名定義プログラム210が、上記ステップS51で取得したアプリ名303、タイトル304またはURL305が、作業名定義格納部310のアプリ312、ウィンドウタイトル313、URL/ファイル314の条件と一致するレコードがあるか否かを判定し、作業名定義格納部310の条件と一致するレコードがあればステップS53へ進み、一致するレコード無い場合にはステップS55に進む。
ステップS53では、更新307が「有」でデータの更新を伴う操作情報であるか否かを判定し、データの更新を伴う場合にはステップS61へ進み、データの更新が無い場合にはステップS54へ進む。
ステップS54では、作業名定義プログラム210Aがデータ授受情報蓄積部320から抽出しておいたデータ授受情報を参照する。作業名定義プログラム210Aは、ステップS51で読み込んだ操作情報のウィンドウのタイトル304をコピー元323に含むレコードが、抽出しておいたデータ授受情報に存在するか否かを判定し、存在する場合にはステップS56へ進み、存在しなければステップS61へ進む。
一方、ステップS52の判定で、操作情報から作業名306が特定できない場合には、ステップS55で、作業名定義プログラム210Aは、ステップS51で読み込んだ操作情報のウィンドウのタイトル304をコピー元323に含むレコードが、抽出しておいたデータ授受情報に存在するか否かを判定し、存在する場合にはステップS56へ進み、存在しなければステップS60へ進む。
ステップS56では、データ授受情報のコピー元323に操作情報のタイトル304を含むレコードのペースト先324の操作情報の更新307が「有」であるか否かを判定する。この判定は、ペースト先324のアプリケーション名、ウィンドウタイトル、ファイル名またはURLを、アプリ名303、タイトル304、URL305に含む操作情報を検索し、更新307が「有」であればステップS57に進み、更新307が「無」であればステップS59へ進む。
ステップS57では、ステップS54またはS55で一致したデータ授受情報のペースト先324のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名(またはURL)から作業名定義格納部310を検索する。
次に、ステップS58では、作業名定義プログラム210Aは、データ授受情報のペースト先324のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名が作業名定義格納部310の条件に一致するか否かを判定し、一致した場合はステップS61へ進んでペースト先324の内容から作業名定義格納部310の作業名315を取得して、現在着目している操作情報蓄積部300Aの作業名306に設定する。一方、データ授受情報のペースト先324のアプリケーション名とウィンドウタイトル及びファイル名が作業名定義格納部310の条件に一致しなければステップS59へ進む。
ステップS59では、現在着目しているペースト先324のウィンドウタイトルをコピー元323に含むレコードが抽出したデータ授受情報に存在するか否かを判定し、存在する場合はステップS56に戻って上記処理を繰り返し、存在しない場合にはステップS60に進む。
ステップS59では、現在着目している操作情報蓄積部300Aの操作情報の作業名306は未定義とし、上述したように作業名306をブランクまたは未定義を示すデータに設定する。そして、操作情報蓄積部300Aから抽出したすべての操作情報について作業名定義格納部310との比較が完了していなければステップS51へ戻って上記処理を繰り返す。
一方、ステップS61では、操作情報のアプリ名303、タイトル304、URL305が一致した作業名定義格納部310のレコードから作業名315を取得し、作業名315の内容を、現在読み込んでいる操作情報蓄積部300Aのレコードの作業名306に設定する。そして、操作情報蓄積部300Aから抽出したすべての操作情報について作業名定義格納部310との比較が完了していなければステップS51へ戻って上記処理を繰り返す。
上記処理によって、まず、ユーザ識別子と時刻範囲で操作情報蓄積部300から抽出した操作情報について、アプリケーション名303とタイトル304またはURL305が作業名定義格納部310の条件に一致し、かつ更新307が「有」の場合には、作業名定義格納部310の一致したレコードの作業名315を当該操作情報の作業名306として設定する。この結果、図9で示すように、作業名定義格納部310に設定されている条件から一義的に定まる作業名315を、操作情報の作業名306に設定する。
一方、操作情報のアプリケーション名303とタイトル304またはURL305が作業名定義格納部310の条件に一致し、かつ更新307が「無」の場合には、データ授受情報のペースト先324から作業名306を特定する。すなわち、操作情報で作業名定義格納部310から作業名306が特定できる場合であっても、更新307が「無」の場合の操作情報は、作業名定義格納部310で特定される作業名315がユーザの業務を反映していないと推定できる。
そこで、操作情報のタイトル304をコピー元323に含むデータ授受情報が存在する場合には、当該データ授受情報のペースト先324のアプリケーション名、ウィンドウタイトル、ファイル名またはURLから作業名定義格納部310を検索して作業名315を取得する。そして、取得した作業名315を現在着目している操作情報の作業名306に設定する。
これにより、図17に示すシリアル番号301=「1」の操作情報蓄積部300Aのレコードは、タイトル304が「帳票入力」であるので、図8の作業名定義格納部310からは作業名315=「帳票管理」として作業名306を特定することができる。しかし、この操作情報は、更新307が「無」であることから、ユーザは入力したデータを更新しておらず、結果として「帳票管理」の作業は行われなかったことになる。そこで、図10のデータ授受情報を参照し、タイトル304の「帳票入力」を含むコピー元323を検索すると、ペースト時刻322が「9:42:52」で、操作情報の時刻302の「9:30:08」よりも後のペースト時刻322を有するシリアル番号321=「1」のデータ授受情報のコピー元323に「帳票入力」が含まれる。
作業名定義プログラム210Aは、このシリアル番号321=「1」のデータ授受情報のペースト先324の内容は「Calc、電卓」で作業名定義格納部310には定義されていないので、さらに、「Calc、電卓」を含むデータ授受情報を検索する。この結果、シリアル番号321=「2」のデータ授受情報を抽出し、このペースト先324のアプリケーション名=「Wordprocessor」から作業名定義格納部310の作業名315=「文書作成」を取得する。こうして、作業名定義プログラム210Aは、操作情報の作業名306には、タイトル304から定まる「帳票管理」に代わって、データ授受情報のペースト先324の内容から定まる「文書作成」を作業名306として特定することができる。
すなわち、図17のシリアル番号301=「1」において、ユーザは、9:30:08にBrowserでタイトル304=「帳票入力」にアクセスし、シリアル番号301=「2」でタイトル304=「電卓」をアクティブウィンドウに変更し、図10のシリアル番号321=「1」でBrowserの帳票入力から電卓にデータペーストを行う。さらに、ユーザはシリアル番号321=「2」でタイトル=「電卓」から「報告書類」へデータのペーストを行っている。つまり、ユーザは帳票入力の業務からデータのコピーだけを行い、コピーしたデータを電卓で加工してから報告書類に貼り付けたことが推定できる。したがって、作業名定義プログラム210Aは、図18で示すように、タイトル304=「帳票入力」の作業名306=「文書作成」と補正することにより、ユーザが行った業務の内容をコピー及びペーストの履歴から高精度で分析を行うことが可能となるのである。
なお、上記第1及び第2の実施形態では、業務内容を分析する作業名定義プログラム210、210Aをサーバコンピュータ100で実行した例を示したが、クライアントコンピュータ1−A〜1−Nでそれぞれ作業名定義プログラム210を実行しても良い。あるいは、サーバコンピュータ100で操作情報収集プログラム20と、データ授受情報収集プログラム21を実行し、クライアントコンピュータ1−A〜1−Nの業務モニタエージェント25は操作メッセージを取得してサーバコンピュータ100へ送信するようにしてもよい。
以上のように、本発明はコンピュータを用いた業務の内容を分析する業務分析システムや、業務分析ソフトウェアに適用することができる。
第1の実施形態を示し、本発明を適用する計算機システムの一例を示すブロック図である。 クライアントコンピュータとサーバコンピュータで稼動するソフトウェアの機能を示すブロック図である。 クライアントコンピュータの操作情報収集プログラムで行われる処理の一例を示すフローチャートである。 クライアントコンピュータのデータ授受情報収集プログラムで行われるコピーまたはカットが発生したときの処理の一例を示すフローチャートである。 クライアントコンピュータのデータ授受情報収集プログラムで行われるペーストが発生したときの処理の一例を示すフローチャートである。 サーバコンピュータの作業名定義プログラムの処理の一例を示すフローチャートである。 あるユーザの操作情報を蓄積した操作情報蓄積部の一例を示す説明図である。 予め設定された作業名定義格納部の一例を示す説明図である。 操作情報のみで作業名定義格納部から作業名を特定した後の操作情報蓄積部の一例を示す説明図である。 あるユーザのデータ授受情報を蓄積したデータ授受情報蓄積部の一例を示す説明図である。 操作情報に加えてデータ授受情報で作業名定義格納部から作業名を特定した後の操作情報蓄積部の一例を示す説明図である。 コピーとペーストの履歴から推定した作業名を反映した操作情報蓄積部GUIにて表示したウィンドウの一例を示す画面イメージである。 データ授受情報蓄積部の内容をウィンドウに表示した例を示す画面イメージ。 第2の実施形態を示し、サーバコンピュータで稼動するソフトウェアの機能を示すブロック図である。 第2の実施形態を示し、クライアントコンピュータの操作情報収集プログラムで行われる処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態を示し、作業名定義プログラムで行われる処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態を示し、作業名を特定する前の操作情報蓄積部の一例を示す説明図である。 第2の実施形態を示し、作業名を特定した後の操作情報蓄積部の一例を示す説明図である。
符号の説明
1−A〜1−N クライアントコンピュータ
100 サーバコンピュータ
30 OS
31 クリップボード
20 操作情報収集プログラム
21 データ授受情報収集プログラム
41 操作情報
42 データ授受情報
210 作業名定義プログラム
300 操作情報蓄積部
310 作業名定義格納部
320 データ授受情報格納部

Claims (13)

  1. プロセッサと記憶部と入力装置及び出力装置を備えた計算機と、前記計算機で稼動するOS上で実行される複数のソフトウェアと、を備え、前記ソフトウェアに対する前記入力装置からの操作の履歴に基づいて前記計算機の使用者が行った業務の内容を前記計算機で分析する作業内容分析方法において、
    前記プロセッサに実行されるOSが、前記入力装置からのコピーまたはカットの指令に基づいて前記ソフトウェアのデータを保持し、前記入力装置からのペーストの指令に基づいて前記保持したデータを選択されたソフトウェアに送信する記憶領域を前記記憶部に設定するステップと、
    前記ソフトウェアを特定する情報に前記業務の名称を対応付けた作業名定義を予め前記記憶部に設定するステップと、
    前記入力装置からの指令によって前記OS上で稼動する複数のソフトウェアのうちのひとつに切り替えられたことを検知し、前記切り替えられたソフトウェアの第1の識別子と前記指令のあった第1の時刻を操作情報として生成するステップと、
    前記取得した操作情報を前記記憶部へ蓄積するステップと、
    前記入力装置からの指令によって前記記憶領域に対するコピーまたはカットを行ったデータの送信元のソフトウェアの第2の識別子と、前記記憶領域からのペーストを行ったデータの送信先のソフトウェアの第3の識別子及び第2の時刻をデータ授受情報として生成するステップと、
    前記取得したデータ授受情報を前記記憶部へ蓄積するステップと、
    前記蓄積した操作情報で前記作業名定義を検索し、前記操作情報に対応する前記業務の名称を特定し、前記特定した業務の名称を当該操作情報の作業名として設定するステップと、
    前記データ授受情報で前記作業名定義を検索し、前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を特定し、当該データ授受情報に対応する前記操作情報の作業名として前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を設定するステップと、
    を含むことを特徴とする作業内容分析方法。
  2. 請求項1に記載の作業内容分析方法であって、
    前記蓄積した操作情報で前記作業名定義を検索し、前記操作情報に対応する前記業務の名称を特定し、前記特定した業務の名称を当該操作情報の作業名として設定するステップは、
    前記操作情報に含まれる前記ソフトウェアの第1の識別子が、前記作業名定義の前記ソフトウェアを特定する情報と一致したときに、当該作業名定義の前記業務の名称を当該操作情報の作業名として設定し、
    前記データ授受情報で前記作業名定義を検索し、前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を特定し、当該データ授受情報に対応する前記操作情報の作業名として前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を設定するステップは、
    前記操作情報に含まれる前記ソフトウェアの第1の識別子が、前記作業名定義の前記ソフトウェアを特定する情報と一致しない場合には、前記送信元のソフトウェアの第2の識別子が前記操作情報に含まれる前記ソフトウェアの第1の識別子と一致する前記データ授受情報を検索し、前記送信元のソフトウェアの第2の識別子が前記操作情報に含まれる前記ソフトウェアの第1の識別子と一致した前記データ授受情報があった場合には、当該データ授受情報の前記送信先のソフトウェアの第3の識別子で前記作業名定義を検索し、前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を特定し、当該データ授受情報に対応する前記操作情報の作業名として前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を設定することを特徴とする作業内容分析方法。
  3. 請求項1に記載の作業内容分析方法であって、
    前記操作情報は、前記選択されたソフトウェアのデータが更新されたか否かを示す更新情報を含み、
    前記データ授受情報で前記作業名定義を検索し、前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を特定し、当該データ授受情報に対応する前記操作情報の作業名として前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を設定するステップは、
    前記操作情報に含まれる前記ソフトウェアの第1の識別子が、前記作業名定義の前記ソフトウェアを特定する情報と一致し、かつ、前記更新情報がデータの更新が行われていないことを示す場合には、前記送信元のソフトウェアの第2の識別子が前記操作情報に含まれる前記ソフトウェアの第1の識別子と一致する前記データ授受情報を検索し、前記送信元のソフトウェアの第2の識別子が前記操作情報に含まれる前記ソフトウェアの第1の識別子と一致した前記データ授受情報があった場合には、当該データ授受情報の前記送信先のソフトウェアの第3の識別子で前記作業名定義を検索し、前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を特定し、当該データ授受情報に対応する前記操作情報の作業名として前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を設定することを特徴とする作業内容分析方法。
  4. 請求項1に記載の作業内容分析方法であって、
    前記入力装置からの指令によって前記OS上で稼動する複数のソフトウェアのうちのひとつに切り替えられたことを検知し、前記切り替えられたソフトウェアの第1の識別子と前記指令のあった第1の時刻を操作情報として生成するステップは、
    前記入力装置からの指令があったときに当該指令を取得するステップと、
    当該指令のあった時刻と、前回の指令があった時刻の差が所定値を越えたか否かを判定し、前記差が所定値を超えていた場合には、前記ソフトウェアの第1の識別子として入力がないことを設定し、前記第1の時刻には前回の指令があった時刻を設定するステップと、
    を含むことを特徴とする作業内容分析方法。
  5. 請求項1に記載の作業内容分析方法であって、
    前記作業名を設定された前記操作情報を、前記第1の時刻の時系列で前記出力装置に表示するステップをさらに含むことを特徴とする作業内容分析方法。
  6. 請求項5に記載の作業内容分析方法であって、
    前記作業名を設定された前記操作情報を、前記第1の時刻の時系列で前記出力装置に表示するステップは、
    前記操作情報に対応する前記データ授受情報を前記第2の時刻の時系列で前記出力装置に表示することを特徴とする作業内容分析方法。
  7. プロセッサと記憶部と入力装置及び出力装置を備えた計算機と、前記計算機で稼動するOS上で実行される複数のソフトウェアと、を備え、前記ソフトウェアに対する前記入力装置からの操作の履歴に基づいて前記計算機の使用者が行った業務の内容を前記計算機で分析するプログラムにおいて、
    前記記憶部には、前記入力装置からのコピーまたはカットの指令に基づいて前記ソフトウェアのデータを保持し、前記入力装置からのペーストの指令に基づいて前記保持したデータを選択されたソフトウェアに送信する記憶領域が設定され、
    前記ソフトウェアを特定する情報に前記業務の名称を対応付けた作業名定義を予め前記記憶部に設定する手順と、
    前記入力装置からの指令によって前記OS上で稼動する複数のソフトウェアのうちのひとつに切り替えられたことを検知し、前記切り替えられたソフトウェアの第1の識別子と前記指令のあった第1の時刻を操作情報として生成する手順と、
    前記取得した操作情報を前記記憶部へ蓄積する手順と、
    前記入力装置からの指令によって前記記憶領域に対するコピーまたはカットを行ったデータの送信元のソフトウェアの第2の識別子と、前記記憶領域からのペーストを行ったデータの送信先のソフトウェアの第3の識別子及び第2の時刻をデータ授受情報として生成する手順と、
    前記取得したデータ授受情報を前記記憶部へ蓄積する手順と、
    前記蓄積した操作情報で前記作業名定義を検索し、前記操作情報に対応する前記業務の名称を特定し、前記特定した業務の名称を当該操作情報の作業名として設定する手順と、
    前記データ授受情報で前記作業名定義を検索し、前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を特定し、当該データ授受情報に対応する前記操作情報の作業名として前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を設定する手順と、
    を前記計算機に実行させることを特徴とするプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムであって、
    前記蓄積した操作情報で前記作業名定義を検索し、前記操作情報に対応する前記業務の名称を特定し、前記特定した業務の名称を当該操作情報の作業名として設定する手順は、
    前記操作情報に含まれる前記ソフトウェアの第1の識別子が、前記作業名定義の前記ソフトウェアを特定する情報と一致したときに、当該作業名定義の前記業務の名称を当該操作情報の作業名として設定し、
    前記データ授受情報で前記作業名定義を検索し、前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を特定し、当該データ授受情報に対応する前記操作情報の作業名として前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を設定する手順は、
    前記操作情報に含まれる前記ソフトウェアの第1の識別子が、前記作業名定義の前記ソフトウェアを特定する情報と一致しない場合には、前記送信元のソフトウェアの第2の識別子が前記操作情報に含まれる前記ソフトウェアの第1の識別子と一致する前記データ授受情報を検索し、前記送信元のソフトウェアの第2の識別子が前記操作情報に含まれる前記ソフトウェアの第1の識別子と一致した前記データ授受情報があった場合には、当該データ授受情報の前記送信先のソフトウェアの第3の識別子で前記作業名定義を検索し、前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を特定し、当該データ授受情報に対応する前記操作情報の作業名として前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を設定することを特徴とするプログラム。
  9. 請求項7に記載のプログラムであって、
    前記操作情報は、前記選択されたソフトウェアのデータが更新されたか否かを示す更新情報を含み、
    前記データ授受情報で前記作業名定義を検索し、前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を特定し、当該データ授受情報に対応する前記操作情報の作業名として前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を設定する手順は、
    前記操作情報に含まれる前記ソフトウェアの第1の識別子が、前記作業名定義の前記ソフトウェアを特定する情報と一致し、かつ、前記更新情報がデータの更新が行われていないことを示す場合には、前記送信元のソフトウェアの第2の識別子が前記操作情報に含まれる前記ソフトウェアの第1の識別子と一致する前記データ授受情報を検索し、前記送信元のソフトウェアの第2の識別子が前記操作情報に含まれる前記ソフトウェアの第1の識別子と一致した前記データ授受情報があった場合には、当該データ授受情報の前記送信先のソフトウェアの第3の識別子で前記作業名定義を検索し、前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を特定し、当該データ授受情報に対応する前記操作情報の作業名として前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を設定することを特徴とするプログラム。
  10. 請求項7に記載のプログラムであって、
    前記入力装置からの指令によって前記OS上で稼動する複数のソフトウェアのうちのひとつに切り替えられたことを検知し、前記切り替えられたソフトウェアの第1の識別子と前記指令のあった第1の時刻を操作情報として生成する手順は、
    前記入力装置からの指令があったときに当該指令を取得する手順と、
    当該指令のあった時刻と、前回の指令があった時刻の差が所定値を越えたか否かを判定し、前記差が所定値を超えていた場合には、前記ソフトウェアの第1の識別子として入力がないことを設定し、前記第1の時刻には前回の指令があった時刻を設定する手順と、
    を含むことを特徴とするプログラム。
  11. 請求項7に記載のプログラムであって、
    前記作業名を設定された前記操作情報を、前記第1の時刻の時系列で前記出力装置に表示する手順をさらに含むことを特徴とするプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムであって、
    前記作業名を設定された前記操作情報を、前記第1の時刻の時系列で前記出力装置に表示する手順は、
    前記操作情報に対応する前記データ授受情報を前記第2の時刻の時系列で前記出力装置に表示することを特徴とするプログラム。
  13. プロセッサと記憶部と入力装置及び出力装置を備えた計算機と、前記計算機で稼動するOS上で実行される複数のソフトウェアと、前記ソフトウェアに対する前記入力装置からの操作の履歴に基づいて前記計算機の使用者が行った業務の内容を分析する作業内容分析部を備えた作業内容分析システムにおいて、
    記憶部は、
    前記入力装置からのコピーまたはカットの指令に基づいて前記ソフトウェアのデータを保持し、前記入力装置からのペーストの指令に基づいて前記保持したデータを選択されたソフトウェアに送信する記憶領域と、
    前記ソフトウェアを特定する情報に前記業務の名称を予め対応付けた作業名定義と、を有し、
    作業内容分析部は、
    前記入力装置からの指令によって前記OS上で稼動する複数のソフトウェアのうちのひとつに切り替えられたことを検知し、前記切り替えられたソフトウェアの第1の識別子と前記指令のあった第1の時刻を操作情報として生成し、前記記憶部に蓄積する操作情報収集部と、
    前記入力装置からの指令によって前記記憶領域に対するコピーまたはカットを行ったデータの送信元のソフトウェアの第2の識別子と、前記記憶領域からのペーストを行ったデータの送信先のソフトウェアの第3の識別子及び第2の時刻をデータ授受情報として生成し、前記記憶部へ蓄積するデータ授受情報収集部と、
    前記積した操作情報で前記作業名定義を検索し、前記操作情報に対応する前記業務の名称を特定し、前記特定した業務の名称を当該操作情報の作業名として設定する第1の作業名決定部と、
    前記データ授受情報で前記作業名定義を検索し、前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を特定し、当該データ授受情報に対応する前記操作情報の作業名として前記データ授受情報に対応する前記業務の名称を設定する第2の作業名決定部と、
    を有することを特徴とする作業内容分析システム。
JP2008304556A 2008-11-28 2008-11-28 作業内容分析方法、プログラム及び作業内容分析システム Expired - Fee Related JP5353208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008304556A JP5353208B2 (ja) 2008-11-28 2008-11-28 作業内容分析方法、プログラム及び作業内容分析システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008304556A JP5353208B2 (ja) 2008-11-28 2008-11-28 作業内容分析方法、プログラム及び作業内容分析システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010128916A true JP2010128916A (ja) 2010-06-10
JP5353208B2 JP5353208B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=42329251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008304556A Expired - Fee Related JP5353208B2 (ja) 2008-11-28 2008-11-28 作業内容分析方法、プログラム及び作業内容分析システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5353208B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012133841A1 (ja) 2011-03-30 2012-10-04 日本電気株式会社 データ関連度判定装置、データ関連度判定方法、および、記録媒体
JP2013003794A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Fujitsu Ltd 業務分析装置、業務分析プログラム、及び業務分析方法
JP2013015997A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Kddi Corp 業務フロー解析のための操作履歴取得方法およびプログラム
US9135232B2 (en) 2010-11-30 2015-09-15 International Business Machines Corporation Inputting information into an electronic form
US9384177B2 (en) 2011-05-27 2016-07-05 Hitachi, Ltd. File history recording system, file history management system and file history recording method
JPWO2020250288A1 (ja) * 2019-06-10 2020-12-17
JP2021162975A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 株式会社日立製作所 人材分析システム、方法、およびプログラム
KR102455543B1 (ko) * 2022-04-11 2022-10-17 (주) 바우디움 획득 가능 자원을 관리하는 방법 및 이를 이용한 장치
JP7428057B2 (ja) 2020-04-10 2024-02-06 富士通株式会社 評価支援プログラム、評価支援方法および情報処理装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06348547A (ja) * 1993-06-03 1994-12-22 Nec Corp 入力履歴情報記録編集再実行装置
JPH09218812A (ja) * 1996-02-09 1997-08-19 Nec Corp 情報管理装置
JP2002236679A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Fuji Xerox Co Ltd 文書処理装置
JP2007272655A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nec Corp プロジェクト管理システムおよびプロジェクト管理方法
JP2008097555A (ja) * 2006-09-13 2008-04-24 Ricoh Co Ltd 業務報告書作成プログラム及び業務報告書作成システム
JP2008102911A (ja) * 2006-09-19 2008-05-01 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06348547A (ja) * 1993-06-03 1994-12-22 Nec Corp 入力履歴情報記録編集再実行装置
JPH09218812A (ja) * 1996-02-09 1997-08-19 Nec Corp 情報管理装置
JP2002236679A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Fuji Xerox Co Ltd 文書処理装置
JP2007272655A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nec Corp プロジェクト管理システムおよびプロジェクト管理方法
JP2008097555A (ja) * 2006-09-13 2008-04-24 Ricoh Co Ltd 業務報告書作成プログラム及び業務報告書作成システム
JP2008102911A (ja) * 2006-09-19 2008-05-01 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9218330B2 (en) 2010-11-30 2015-12-22 International Business Machines Corporation Method of inputting information into an electronic form
US9135232B2 (en) 2010-11-30 2015-09-15 International Business Machines Corporation Inputting information into an electronic form
WO2012133841A1 (ja) 2011-03-30 2012-10-04 日本電気株式会社 データ関連度判定装置、データ関連度判定方法、および、記録媒体
US9251242B2 (en) 2011-03-30 2016-02-02 Nec Corporation Data relatedness assessment device, data relatedness assessment method, and recording medium
US9384177B2 (en) 2011-05-27 2016-07-05 Hitachi, Ltd. File history recording system, file history management system and file history recording method
JP2013003794A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Fujitsu Ltd 業務分析装置、業務分析プログラム、及び業務分析方法
JP2013015997A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Kddi Corp 業務フロー解析のための操作履歴取得方法およびプログラム
JPWO2020250288A1 (ja) * 2019-06-10 2020-12-17
JP7314997B2 (ja) 2019-06-10 2023-07-26 日本電信電話株式会社 タイムライン表示装置、タイムライン表示方法およびタイムライン表示プログラム
US11797553B2 (en) 2019-06-10 2023-10-24 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Timeline display device, timeline display method and timeline display program
JP2021162975A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 株式会社日立製作所 人材分析システム、方法、およびプログラム
JP7428057B2 (ja) 2020-04-10 2024-02-06 富士通株式会社 評価支援プログラム、評価支援方法および情報処理装置
KR102455543B1 (ko) * 2022-04-11 2022-10-17 (주) 바우디움 획득 가능 자원을 관리하는 방법 및 이를 이용한 장치
WO2023200060A1 (ko) * 2022-04-11 2023-10-19 (주) 바우디움 획득 가능 자원을 관리하는 방법 및 이를 이용한 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP5353208B2 (ja) 2013-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5353208B2 (ja) 作業内容分析方法、プログラム及び作業内容分析システム
US7246316B2 (en) Methods and apparatus for automatically generating presentations
JP5259387B2 (ja) プロセスガイダンスの提供方法および装置
CN1278266C (zh) 工作流挖掘系统和方法
JP4529213B2 (ja) 要素編成支援装置及び要素編成支援プログラムが記録された記憶媒体
JP7044893B2 (ja) 業務分析方法
US8898178B2 (en) Solution monitoring system
US20110173680A1 (en) Method and system for implementing definable actions
JP3323105B2 (ja) 行為実行管理装置およびその装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US20120109661A1 (en) Associative information linking for business objects
US11416278B2 (en) Presenting hypervisor data for a virtual machine with associated operating system data
JP2009223833A (ja) ワークフロー管理システム
JP2007193685A (ja) 人脈情報表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、人脈情報表示装置、および人脈情報表示方法
JP2007316905A (ja) アプリケーションプログラムを監視する計算機システム及びその方法
JP5856906B2 (ja) 業務課題分析支援システム
JP2010224979A (ja) 情報分析装置及びその方法、情報分析システム、プログラム、記憶媒体
US8782529B2 (en) System and method for offering multiple representations of an IPC ticket
EP1696375A1 (en) A workflow retrieval system
JP4916279B2 (ja) 業務報告書作成プログラム及び業務報告書作成システム
JP4870519B2 (ja) 業務履歴検索プログラム、業務履歴検索装置及び業務履歴検索システム
JP2009151374A (ja) 操作支援装置、操作支援方法および操作支援用プログラム
JP2005327297A (ja) 知識情報収集システムおよび知識情報収集方法
US6944866B1 (en) System and method for coordinating operator efforts using action diaries
US6792609B1 (en) System and method for associating action diaries with a parent class object
JP2001356909A (ja) 作業プロセス管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees