JP7314997B2 - タイムライン表示装置、タイムライン表示方法およびタイムライン表示プログラム - Google Patents

タイムライン表示装置、タイムライン表示方法およびタイムライン表示プログラム Download PDF

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Description

本発明は、タイムライン表示装置、タイムライン表示方法およびタイムライン表示プログラムに関する。
従来、ウィンドウを基本としたGUI(Graphical User Interface)をもつPCは、様々な業務分野において不可欠な存在であり、このPCを使った作業の効率改善は大きな効果をもたらす。PCの作業効率の改善には、まず、PC上の作業履歴を記録・分析し、問題点を明らかにすることが有効である。
その際の分析手法として、例えば、タイムライン形式で可視化する手法がある(非特許文献1参照)。タイムライン形式の表示(以下、タイムライン表示と記す)とは、x軸(またはy軸)方向を時間軸とし、y軸(またはx軸)方向に、横長の矩形で表現した操作履歴要素を表示する方法である。タイムライン表示では、各要素の継続時間や前後関係・共起関係をわかりやすく表示することができる。そのため、タイムライン表示は、ウィンドウの利用状況を直観的に把握する定性的な評価には適している。
八木佐也香、他3名、「業務実態把握を目的とした複数ウィンドウ併用状況の可視化手法の検討」、信学技報、2018年11月、vol.118、no.303、ICM2018-29、pp.27-32
しかしながら、従来の技術では、ウィンドウの利用状況を定量的に分析することが困難であった。例えば、タイムライン表示は図形による表現のため、特定パターンが発生している時間の長さを測ったり、特定パターンが発生した回数を数えたりする等の定量的な評価には適していない。定量的な評価のために、タイムライン表示を利用せず、例えば、操作履歴ログを直接加工して所要時間や回数を集計することも可能である。しかし、「開始時間」、「終了時刻」、およびウィンドウ固有の情報等の文字情報の集合である操作履歴ログを、タイムライン表示の助けを借りずに加工することは容易ではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、発見された定性的な特徴を用いて、ウィンドウの利用状況の定量的な評価を容易に可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るタイムライン表示装置は、操作の開始時刻および終了時刻を含み、該操作を表す図形を時間軸に沿って表示するためのイベントデータを記憶する記憶部と、表示された前記図形の出現パターンを指定する検索条件を取得する検索条件取得部と、取得された前記検索条件に合致する前記イベントデータを検索する検索部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、発見された定性的な特徴を用いて、ウィンドウの利用状況の定量的な評価が容易に可能となる。
図1は、本実施形態のタイムライン表示装置の概略構成を例示する模式図である。 図2は、イベントデータのデータ構成を例示する図である。 図3は、ウィンドウ特定情報のデータ構成を例示する図である。 図4は、検索条件取得部の処理を説明するための図である。 図5は、検索結果の画面表示例を示す図である。 図6は、タイムライン表示処理手順を示すフローチャートである。 図7は、順序モードの検索処理手順を説明するための図である。 図8は、順序モードの検索処理を説明するための図である。 図9は、順序モードの検索処理を説明するための図である。 図10は、割合モードの検索処理手順を説明するための図である。 図11は、割合モードの検索処理を説明するための図である。 図12は、存在モードの検索処理手順を説明するための図である。 図13は、存在モードの検索処理を説明するための図である。 図14は、タイムライン表示プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
[タイムライン表示装置の構成]
図1は、本実施形態のタイムライン表示装置の概略構成を例示する模式図である。図1に例示するように、本実施形態のタイムライン表示装置10は、パソコン等の汎用コンピュータで実現され、入力部11、出力部12、通信制御部13、記憶部14、および制御部15を備える。
入力部11は、キーボードやマウス等の入力デバイスを用いて実現され、操作者による入力操作に対応して、制御部15に対して処理開始などの各種指示情報を入力する。出力部12は、液晶ディスプレイなどの表示装置、プリンター等の印刷装置等によって実現される。例えば、出力部12には、後述するタイムライン表示処理の結果が表示される。
通信制御部13は、NIC(Network Interface Card)等で実現され、LAN(Local Area Network)やインターネットなどの電気通信回線を介した外部の装置と制御部15との通信を制御する。例えば、通信制御部13は、等に関する各種情報を管理する管理装置等と制御部15との通信を制御する。
記憶部14は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部14には、タイムライン表示装置10を動作させる処理プログラムや、処理プログラムの実行中に使用されるデータなどが予め記憶され、あるいは処理の都度一時的に記憶される。なお、記憶部14は、通信制御部13を介して制御部15と通信する構成でもよい。
本実施形態において、記憶部14は、イベントデータ14a、検索条件14b等を記憶する。これらの情報は、後述するタイムライン表示処理に先立って、記憶部14に記憶される。なお、これらの情報は、記憶部14に記憶される場合に限定されず、例えば、後述するタイムライン表示処理が実行される際に取得されてもよい。その場合には、例えば、後述する情報取得部15aが、表示加工部15bおよび検索部15dの処理に先立って、操作履歴ログを取得してイベントデータ14aを生成してもよい。また、検索条件取得部15cが、検索部15dの処理に先立って、入力部11あるいは通信制御部13を介して検索条件14bを取得してもよい。
イベントデータ14aは、操作の開始時刻および終了時刻を含み、該操作を表す図形を時間軸に沿って表示するためのデータである。例えば、イベントデータ14aは、操作履歴ログのタイムライン表示を行うためのデータである。イベントデータ14aは、後述する情報取得部15aにより、ユーザが操作する情報端末や情報端末の操作履歴ログを管理する管理装置等から取得された操作履歴ログを用いて生成される。そして、後述する表示加工部15bがイベントデータ14aを加工して、出力部12が操作を表す図形を時間軸に沿ってタイムライン表示する。
図2は、イベントデータのデータ構成を例示する図である。図2に例示するように、イベントデータ14aの各行は、「開始時刻」「終了時刻」「ウィンドウハンドル」「ウィンドウタイトル」「exe名」「URL/パス名」「ウィンドウ状態」「ウィンドウ露出レベル」等の情報を含む。なお、イベントデータには、画面上に表示されているウィンドウの情報のみが含まれており、最小化されているウィンドウの情報は含まれていない。
ここで、「開始時刻」「終了時刻」により、タイムライン表示において操作を表す図形の時間軸上の大きさが特定される。また、「ウィンドウタイトル」「exe名」「URL/パス名」により、操作対象のウィンドウが特定される。
「ウィンドウ状態」は、ウィンドウがActive状態かInactive状態かを表す。ここで、Active状態とは、ウィンドウを基本としたGUIを持つPC上で、マウスやキーボード等の入力操作を受け付けるウィンドウの状態を意味する。Inactive状態とは、Active状態ではないウィンドウの状態を意味する。
「ウィンドウハンドル」は、画面上のウィンドウやオブジェクトを識別するための数値であり、ウィンドウが生成される度に変化する。また、「ウィンドウ露出レベル」は、複数のウィンドウが重なっている部分や画面から外れた部分を除いたウィンドウの露出部分が画面上に占める割合を表す。
図1の説明に戻る。検索条件14bは、後述する検索部15dの処理対象を特定するための条件であり、後述する検索条件取得部15cにより、入力部11あるいは通信制御部13を介して取得される。検索条件14dは、表示された操作を表す図形の出現パターンを指定する情報を含む。具体的には、検索条件14bは、表示状態、検索モード、ウィンドウ特定情報、時間適合率、および許容インターバルを含む。
表示状態は、後述する検索部15dの処理対象を、Active状態のウィンドウのみとするか、Inactive状態のウィンドウを含めるかを指定する情報である。
ここで、PC上で同時に複数のウィンドウが表示されている場合において、Active状態のウィンドウは、同時に1つのみ存在する。ユーザは、Inactive状態のウィンドウをActive状態に切り替えながらPC操作を行う。
表示状態がYesの場合には、Active状態のウィンドウのみを検索対象とし、表示状態がNoの場合には、Active状態とInactive状態との双方の状態のウィンドウを検索対象とする。
検索モードは、後述する検索部15dの処理方式を指定する情報であり、順序モード、割合モード、存在モードが定義されている。順序モードは、操作を表す図形の出現する順序に応じて検索を行う処理方式である。割合モードは、図形の出現時間の割合に応じて検索を行う処理方式である。存在モードは、同時刻に出現している複数の図形に応じて検索を行う処理方式である。
なお、表示状態がYes、すなわちActive状態のウィンドウのみを検索対象とする場合には、順序モード、割合モードのいずれかが選択され得る。また、表示状態がNo、すなわちInactive状態のウィンドウを検索対象に含む場合には、存在モードが選択され得る。
ウィンドウ特定情報は、タイムライン表示されているウィンドウのうち、検索対象のウィンドウを特定する情報である。ここで、図3は、ウィンドウ特定情報のデータ構成を例示する図である。図3に例示するように、ウィンドウ特定情報の各行は、「通番」「出現時間」「ウィンドウハンドル」「ウィンドウタイトル」「exe名」「URL/パス名」の情報を含む。
ここで、「通番」は、各行のウィンドウの出現順序を表す項目であり、検索モードが順序モードの場合にのみ指定される。「出現時間」は、当該行のウィンドウの表示が継続した時間を示す項目であり、検索モードが順序モード、または割合モードの場合に指定される。
「ウィンドウハンドル」「ウィンドウタイトル」「exe名」「URL/パス名」の各値が指定されていない場合には、後述する検索部15dの処理において、イベントデータ14aの任意の値にマッチするものとされる。また、指定されている値については、部分一致によるマッチングが行われる。
なお、画面上のウィンドウやオブジェクトを識別するための「ウィンドウハンドル」等のようにウィンドウが生成される度に変化する値は検索条件として有用性が低いため、ウィンドウ特定情報に含まれなくてもよい。
図3に例示するウィンドウ特定情報では、順序モードによる検索の対象とするウィンドウの出現パターンが指定されている。つまり、まず、exe名が「iexplore.exe」の文字列を含み、ウィンドウタイトルが「オーダ一覧」の文字列を含むウィンドウが227秒表示されることが指定されている。次に、exe名が「iexplore.exe」の文字列を含み、ウィンドウタイトルが「オーダ詳細」の文字列を含むウィンドウが178秒表示されることが指定されている。次に、exe名が「EXCEL.EXE」の文字列を含み、ウィンドウタイトルが「特殊オーダリスト.xlsx」の文字列を含むウィンドウが156秒表示されることが指定されている。
図1の説明に戻る。時間適合率は、イベントデータ14aとの間で操作を表す図形の出現時間が合致すると判定する範囲を指定する時間適合情報である。時間適合率により、出現時間がどの程度厳密に考慮されるかが決まる。例えば、図3に示した例において、通番「1」のウィンドウ特定情報で出現時間が227秒のウィンドウが指定されているが、出現時間が厳密に227秒であるイベントデータを検索してもほとんど意味がないため、時間適合率で所定の幅を持たせて検索を行う。
例えば、時間適合率1.0の場合には、厳密に出現時間が一致するイベントデータ14aのみが検索される。一方、時間適合率0.0の場合には、出現時間が検索条件として考慮されない。時間適合率が1.0および0.0を除いた中間の値の場合には、下限を[出現時間]×[時間適合率]、上限を[出現時間]÷[時間適合率]とした時間範囲(適合時間範囲)で適合するイベントデータ14aが検索される。例えば、時間適合率0.5の場合には、出現時間227秒に対して、113.5秒~454秒の範囲でイベントデータ14aが検索される。
なお、時間適合率と適合時間範囲との関係は、上記に限定されない。例えば、所定の関数を用いて関係が定義されてもよい。また、上限と下限とに対して、異なる時間適合率が適用されてもよい。また、時間適合率の代わりに適合時間が指定されてもよい。時間適合率はパーセント表示でユーザに提示されてもよい。
許容インターバルは、操作を表す複数の図形が切り替わる際に許容される時間間隔の範囲を指定する間隔情報である。許容インターバルは、検索モードが順序モードまたは割合モードの場合に有効である。
例えば、ユーザがウィンドウAからウィンドウBに切り替える際に、作業上の意味が特になくてもウィンドウCを経由したり、一旦全ウィンドウを閉じたりして、ウィンドウAから直接ウィンドウBに切り替わらない場合がある。そこで、ウィンドウの切り替えの時間間隔(インターバル時間)に幅(許容範囲)を持たせている。許容インターバルとはこの許容範囲のことである。
例えば、許容インターバルが5秒としてウィンドウAからウィンドウBへの切り替えのパターンを検索する場合には、ウィンドウAからウィンドウBへの切り替えが5秒以内に行われていれば、ウィンドウAからウィンドウBに切り替わった、と判定される。
なお、3つ以上のウィンドウの切り替えを検索する場合に指定される2つ以上の許容インターバルは、同一の値でもよいし、それぞれが異なる値でもよい。許容インターバルは上記のように秒単位で表されてもよいし、検索するウィンドウの表示時間に対する割合で表されてもよい。例えば、ウィンドウAからウィンドウBへの切り替えの許容インターバル0.1のように定義できる。この場合には、ウィンドウAが40秒表示された後、ウィンドウBが20秒表示された際、表示時間60秒に対する割合0.1以内、すなわち6秒以内に表示されれば、ウィンドウAからウィンドウBに切り替わったと判定される。
制御部15は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて実現され、メモリに記憶された処理プログラムを実行する。これにより、制御部15は、図1に例示するように、情報取得部15a、表示加工部15b、検索条件取得部15c、および検索部15dとして機能する。なお、これらの機能部は、それぞれ、あるいは一部が異なるハードウェアに実装されてもよい。また、制御部15は、その他の機能部を備えてもよい。
情報取得部15aは、ユーザが操作する情報端末や情報端末の操作履歴ログを管理する管理装置等から、入力部11あるいは通信制御部13を介して操作履歴ログを取得し、取得した操作履歴ログを用いてイベントデータ14aを生成し、記憶部14に記憶させる。なお、上記したように、情報取得部15aは、生成したイベントデータ14aを記憶部14に記憶させずに、表示加工部15bおよび検索部15dに転送してもよい。
表示加工部15bは、出力部12が操作を表す図形を時間軸に沿って表示するように、イベントデータ14aを加工する。具体的には、表示加工部15bは、操作を表す矩形等の図形、並び順、色、グルーピング等のタイムライン表示での表示状態を指定する所定の表示設定情報を用いてイベントデータ14aを加工して、出力部12に出力する。出力部12は、加工されたイベントデータ14aのタイムライン表示を描画する。なお、表示設定情報は、入力部11あるいは通信制御部13を介してタイムライン表示装置10に入力される。
検索条件取得部15cは、表示された操作を表す図形の出現パターンを指定する検索条件14bを取得する。検索条件取得部15cは、入力部11あるいは通信制御部13を介して検索条件14bの入力を受け付けて、記憶部14に記憶させる。なお、上記のとおり、検索条件取得部15cは、取得した検索条件14bを記憶部14に記憶させずに、検索部15dに転送してもよい。
検索条件取得部15cは、ユーザとの間でインタラクティブに検索条件14bの入力を受け付けてもよい。これにより、ユーザが容易に検索条件14bを入力することが可能となる。
例えば、図4は、検索条件取得部の処理を説明するための図である。図4に例示したように、検索条件取得部15cは、ウィンドウ特定情報の入力をユーザとの間でインタラクティブに受け付けてもよい。図4に示す例では、太破線で囲んで示すように、ユーザがマウス等でタイムライン上の矩形を選択することにより、ウィンドウ特定情報に設定するウィンドウの情報が指定されている。このように、検索条件取得部15cは、タイムライン表示上のユーザ操作を受け付けて、ウィンドウ特定情報の自動入力を行う。
あるいは、検索条件取得部15cは、検索条件指定の負担を軽減するため、特定の検索目的に特化したウィザード機能を用いて対話形式で検索条件14bの入力を受け付けてもよい。例えば、検索条件取得部15cは、「特定のウィンドウの遷移」を検索目的として検索条件14bへの入力を受け付けるウィザードを用意する。このウィザードでは、検索条件取得部15cは、タイムライン表示上で、検索したい遷移順にActive状態のウィンドウを選択させることにより、ウィンドウ特定情報を設定し、検索条件14bの他の条件は固定とする。例えば、検索条件取得部15cは、表示状態はYes(Activeのみ)、検索モードは順序モード、時間適合率は0.0、許容インターバルは5秒というように設定する。これにより、Active状態のウィンドウの遷移している時間範囲を検索するための検索条件14bが設定される。
また、検索条件取得部15cは、「特定のウィンドウの利用割合」を検索目的として検索条件14bへの入力を受け付けるウィザードを用意する。このウィザードでは、検索条件取得部15cは、タイムライン表示上で、検索したいActive状態のウィンドウを選択させることにより、ウィンドウ特定情報を設定し、検索条件14bの他の条件は固定とする。例えば、検索条件取得部15cは、表示状態はYes、検索モードは割合モード、時間適合率は0.5、許容インターバルは5秒というように設定する。これにより、Active状態のウィンドウが所定の割合で利用されている時間範囲を検索するための検索条件14bが設定される。
また、検索条件取得部15cは、「ウィンドウが頻繁に切り替わる期間」を検索目的として検索条件14bへの入力を受け付けるウィザードを用意する。このウィザードでは、検索条件取得部15cは、切り替わるウィンドウの回数を入力させることにより、入力された回数に等しい行数のウィンドウ特定情報を設定する。その際、検索条件取得部15cは、「ウィンドウハンドル」「ウィンドウタイトル」「exe名」「URL/パス名」は指定せず、あらゆるウィンドウにマッチングするように設定する。また、検索条件取得部15cは、ウィンドウを使ったと見なすためのActive状態での所定の秒数に応じて、適切な出現時間(例えば30秒)を「出現時間」に設定する。また、検索条件取得部15cは、検索条件14bの他の条件は固定とする。例えば、検索条件取得部15cは、表示状態はYes、検索モードは順序モード、時間適合率は0.5、許容インターバルは5秒というように設定する。これにより、頻繁にウィンドウが切り替わる時間範囲を検索するための検索条件14bが設定される。
図1の説明に戻る。検索部15dは、取得された検索条件14bに合致するイベントデータ14aを検索する。具体的には、検索部15dは、イベントデータ14aとウィンドウ特定情報とを比較して、検索条件14bで指定されたウィンドウの出現パターンと合致する時間範囲(合致時間範囲)を特定する。
その際に、検索部15dは、イベントデータ14aのうち、ウィンドウ特定情報で指定されている列との部分一致条件による検索を行う。なお、検索部15dは、部分一致条件による検索に限定されず、より高度な正規表現等で指定される条件による検索を行ってもよい。
検索部15dは、操作を表す図形の出現する順序、図形の出現時間の割合、または同時刻に出現している複数の図形に応じて検索を行う。すなわち、検索部15dは、指定された検索モードに応じて、順序モード、割合モード、または存在モードで検索処理を実行する。各検索モードでの詳細な手順の実施例については後述する。
検索部15dは、検索結果を出力部12に出力する。例えば、検索部15dは、特定した合致時間範囲を表示する。ここで、図5は、検索結果の画面表示例を示す図である。検索部15dは、例えば、図5の領域Aに示すように、検索条件14bに合致したイベントデータ14aの合致時間範囲を、タイムライン表示上に重ねて表示する。加えて、合致時間範囲の情報をツールチップなどで文字情報としても表示できるようにする。これにより、ユーザがタイムライン表示で着目したウィンドウ表示パターンの時間や回数等、ウィンドウの利用状況の定量的な評価を容易に行うことが可能となる。
[タイムライン表示処理]
次に、図6を参照して、本実施形態に係るタイムライン表示装置10によるタイムライン表示処理について説明する。図6は、タイムライン表示処理手順を示すフローチャートである。図6のフローチャートは、例えば、ユーザが開始を指示する操作入力を行ったタイミングで開始される。
まず、検索部15dは、イベントデータ14aと検索条件14bとを取得する(ステップS1~S2)。そして、検索部15dは、検索条件14bを参照し、検索対象の表示状態がActive状態のウィンドウのみかInactive状態のウィンドウを含むかを確認する(ステップS3)。
検索対象の表示状態がActive状態のウィンドウのみの場合には(ステップS3、Yes)、検索部15dは、イベントデータ14aのうち、Active状態のウィンドウの行のみを残す(ステップS4)。また、検索部15dは、イベントデータ14aのうち、検索条件14bのウィンドウ特定情報の各行で指定されているウィンドウと合致する行のみを残す(ステップS5)。
そして、検索部15dは、検索条件14bの検索モードを確認し(ステップS6)、ステップS5で抽出された処理対象のイベントデータ14aに対し、指定されている検索モードで検索を行う。つまり、検索モードが順序モードの場合には、検索部15dは、順序モードの検索を行う(ステップS7)。また、検索モードが割合モードの場合には、検索部15dは、割合モードの検索を行う(ステップS8)。
一方、ステップS3の処理において、検索対象の表示状態がInactive状態のウィンドウを含む場合には(ステップS3、No)、検索部15dは、上記のステップS4の処理を行わずにステップS5に処理を進める。その後、検索部15dは、検索モードが存在もードであることを確認し、ステップS5で抽出された処理対象のイベントデータ14aに対し、存在モードの検索を行う(ステップS9)。
検索部15dは、各モードの検索を行った後、検索結果を出力部12に表示出力する(ステップS10)。これにより、一連のタイムライン表示処理が終了する。
[実施例]
次に、図7~図13を参照して、検索処理の実施例について説明する。まず、図7~図9は、順序モードの検索処理を説明するための図である。図7は、順序モードの検索処理(図6のステップS7)の詳細な処理手順を例示している。図8は、順序モードの検索処理で生成されるウィンドウ出現状況配列のデータ構成を例示している。図9は、検索処理で生成される合致時間範囲のデータ構成を例示している。
検索部15dは、処理対象のイベントデータ14aを、時刻情報が古いものから新しいものの順にソートする(ステップS101)。また、検索部15dは、ウィンドウ特定情報の行数Kに対応して、図8に例示するように、配列の長さKのウィンドウ出現状況配列のデータ構造を生成する(ステップS102)。
次に、検索部15dは、N行のイベントデータ14aの各行n(n=1~N)のデータに対し、ステップS103~S118の処理を繰り返す。まず、検索部15dは、ウィンドウ出現状況配列の初期化を行い、初期値として「合致行なし」を意味する「-1」を設定する(ステップS104)。また、検索部15dは、後述する変数iを初期値0として初期化する(ステップS105)。そして、検索部15dは、K行のウィンドウ特定情報の各行k(k=1~K)の情報に対し、ステップS106~S114の処理を繰り返す。
まず、検索部15dは、イベントデータ14aに(n+k+i-1)行目が存在し(ステップS107、Yes)、かつ変数k=1ではない場合には(ステップS108、No)、ウィンドウ出現状況配列のk-1番目に記録されているデータを確認する。そして、検索部15dは、イベントデータ14aの(n+k+i-1)行目のデータの開始時刻と、ウィンドウ出現状況配列のk-1番目に記録されているデータの終了時刻との時間差を計算する(ステップS109)。検索部15dは、計算した時間差が検索条件14bの許容インターバルの範囲内である場合には(ステップS110、Yes)、ステップS111に処理を進め、範囲内ではない場合には(ステップS110、No)、ステップS118に処理を進める。
なお、検索部15dは、変数k=1の場合には(ステップS108、Yes)、ステップS111に処理を進める。また、検索部15dは、イベントデータ14aに(n+k+i-1)行目が存在しない場合(ステップS107、No)には、ステップS118に処理を進める。
ステップS111の処理では、検索部15dは、イベントデータ14aの(n+k+i-1)行目のデータと、ウィンドウ特定情報のk行目の情報とがマッチするか否かをチェックする。その際に、検索部15dは、検索条件14bの時間適合率も考慮する。
マッチした場合には(ステップS112、Yes)、検索部15dは、ウィンドウ出現状況配列のk番目に、マッチしたイベントデータ14aの行番号(n+k+i-1)を記録して(ステップS113)、ウィンドウ特定情報のk行目の情報に対する処理を終了する(ステップS114→S106)。検索部15dは、ウィンドウ特定情報の全行に対する処理を終了した場合に、ステップS117に処理を進める。
また、マッチしなかった場合には(ステップS112、No)、検索部15dは、変数k=1ではない場合には変数iに1を加算して(ステップS115、No→S116)、ステップS107に処理を戻す。また、検索部15dは、変数k=1の場合には(ステップS115、Yes)、ステップS118に処理を進める。また、検索部15dは、ウィンドウ特定情報の全行に対する処理を終了した場合に、ステップS117に処理を進める。
ステップS117の処理では、検索部15dは、ウィンドウ出現状況配列の1番目(最初)に記録されたデータの開始時刻と、K番目(最後)のデータの終了時刻とを、図9に例示したデータ構造に、合致時間範囲として記録する。
ここで、図9に示すように、合致時間範囲は、入れ子構造の連想配列で表される。配列の数は合致時間範囲の数によって動的に伸長し、各配列に、開始時刻と終了時刻とが記録される。
そして、検索部15dは、イベントデータの全行に対する処理を終了したら(ステップS118→S119)、記録された複数の合致時間範囲について、隣接する時間範囲や重複する時間範囲を結合して、検索結果とする(ステップS119)。これにより、一連の順序モードの検索処理が終了する。
なお、上記のステップS119の処理は、検索で合致した範囲をまとめて表示する場合の処理を例示しているが、検索結果の表示方法はこれに限定されない。例えば、検索で合致した範囲が順次表示されてもよい。例えば、文字列「もももすももももものうち」から「ももも」を検索する場合に、文字列上の合致範囲「ももも」の表示位置を4回変えて表示する。その場合には、検索部15dは、ステップS119の処理を行わずに、検索結果を出力部12に順次出力する。
また、図10および図11は、割合モードの検索処理を説明するための図である。図10は、割合モードの検索処理(図6のステップS8)の詳細な処理手順を例示している。図11は、割合モードの検索処理で生成されるウィンドウ合計出現時間配列のデータ構成を例示している。
検索部15dは、処理対象のイベントデータ14aを、時刻情報が古いものから新しいものの順にソートする(ステップS201)。また、検索部15dは、検索条件14bを参照し、適合時間範囲の下限と上限とを算出する(ステップS202)。例えば、検索部15dは、ウィンドウ特定情報の全行の出現時間の合計に時間適合率を乗算して、下限を算出する。また、検索部15dは、ウィンドウ特定情報の全行の出現時間の合計を時間適合率で除算し、許容インターバルを加算して、上限を算出する。
また、検索部15dは、ウィンドウ特定情報の行数Kに対応して、図11に例示するように、配列の長さKのウィンドウ合計出現時間配列のデータ構造を生成する(ステップS203)。
次に、検索部15dは、N行のイベントデータ14aの各行n(n=1~N)のデータに対し、ステップS204~S220の処理を繰り返す。まず、検索部15dは、ウィンドウ合計出現時間配列の初期化を行い、0を設定する(ステップS205)。また、検索部15dは、変数i(i=n~N)について、ステップS206~S219の処理を繰り返す。
つまり、ステップS207の処理では、検索部15dは、イベントデータ14aのn行目のデータの開始時刻からi行目の開始時刻の時間差が適合時間範囲の上限以下か否かを確認する。上限以下ではない場合には(ステップS207、No)、検索部15dは、ステップS220に処理を進める。
上限以下の場合には(ステップS207、Yes)、検索部15dは、K行のウィンドウ特定情報の各行k(k=1~K)の情報に対し、ステップS208~S212の処理を繰り返す。
すなわち、検索部15dは、ウィンドウ特定情報のk行目の情報が、イベントデータ14aのi行目のデータと、出現時間を除いてマッチするか否かをチェックする(ステップS209)。マッチした場合に(ステップS210、Yes)、検索部15dは、ウィンドウ合計出現時間配列のk番目に、イベントデータ14aのi行目のデータの出現時間(終了時刻-開始時刻)を加算して、合計出現時間を記録する(ステップS211)。なお、マッチしなかった場合には(ステップS210、No)、検索部15dは、ステップS211の処理を行わずに、ステップS212に処理を進める。
そして、検索部15dは、ウィンドウ特定情報のk行目の情報に対する処理を終了する(ステップS212→S208)。また、検索部15dは、ウィンドウ特定情報の全行に対する処理を終了した場合に、ステップS213に処理を進める。
次に、検索部15dは、イベントデータ14aのn行目のデータの開始時刻からi行目の開始時刻の時間差が適合時間範囲の下限以上か否かを確認する。下限以上ではない場合には(ステップS213、No)、検索部15dは、ステップS219に処理を進める。
下限以上の場合には(ステップS213、Yes)、検索部15dは、K行のウィンドウ特定情報の各行k(k=1~K)の情報に対し、ステップS214~S216の処理を繰り返す。すなわち、検索部15dは、ウィンドウ合計出現時間配列k番目の合計出現時間が、ウィンドウ特定情報のk行目の情報の出現時間と合致するか否かをチェックする。その際に、検索部15dは、検索条件14bの時間適合率も考慮する(ステップS215)。
そして、検索部15dは、ウィンドウ特定情報のk行目の情報に対する処理を終了する(ステップS216→S214)。また、検索部15dは、ウィンドウ特定情報の全行に対する処理を終了した場合に、ステップS217に処理を進める。
ステップS217の処理では、検索部15dは、ステップS215の処理で、全てのkについて合致したか否か確認する。合致した場合には(ステップS217、Yes)、検索部15dは、イベントデータ14aのn行目のデータの開始時刻とi行目のデータの終了時刻とを、図9に示したように、合致時間範囲として記録する(ステップS218)。合致しなかった場合には(ステップS217、No)、検索部15dは、ステップS219に処理を進める。
検索部15dは、変数iに対する処理を終了する(ステップS219→S206)。また、検索部15dは、全ての変数iに対する処理を終了した場合に、ステップS220に処理を進める。
そして、検索部15dは、イベントデータの全行に対する処理を終了したら(ステップS220→S221)、記録された複数の合致時間範囲について、隣接する時間範囲や重複する時間範囲を結合して、検索結果とする(ステップS221)。これにより、一連の割合モードの検索処理が終了する。
なお、上記のステップS221の処理は、上記ステップS119の処理と同様に、検索で合致した範囲をまとめて表示する場合の処理を例示しているが、検索結果の表示方法はこれに限定されない。例えば、検索で合致した範囲が順次表示されてもよい。その場合には、検索部15dは、ステップS221の処理を行わずに、検索結果を出力部12に順次出力する。
また、図12および図13は、存在モードの検索処理を説明するための図である。図12は、存在モードの検索処理(図6のステップS9)の詳細な処理手順を例示している。図13は、存在モードの検索処理で生成される出現状況フラグ配列のデータ構成を例示している。
検索部15dは、処理対象のイベントデータ14aから、時刻情報(開始時刻および終了時刻)を抽出する(ステップS301)。また、検索部15dは、イベントデータ14aを、時刻情報を古いものから新しいものの順にソートして(ステップS302)、重複する時刻情報を除去する(ステップS303)。また、検索部15dは、ウィンドウ特定情報の行数Kに対応して、図13に例示するように、配列の長さKの出現状況フラグ配列のデータ構造を生成する(ステップS304)。
ここで、図13に示すように、出現状況フラグ配列は、入れ子構造の連想配列で表される。すなわち、出現状況フラグ配列は、(M+1)個の各時刻情報間の時間であるM個の時間ブロックに対応した、長さMの配列のm番目(m=1~M)に格納される時間ブロック連想配列に格納される。この出現状況フラグ配列は、m番目の時間ブロックにおいて、ウィンドウ特定情報で指定されるK種類のウィンドウについて、合致するウィンドウが存在することをtrue、存在しないことをfalseで表す。
検索部15dは、m番目の時間ブロックに対し、ステップS305~S314の処理を繰り返す。また、検索部15dは、N行のイベントデータ14aの各行n(n=1~N)のデータに対し、ステップS306~S313の処理を繰り返す。
ステップS307の処理では、検索部15dは、イベントデータ14aのn行目のデータがm番目の時間ブロックと時間的に重なっているか否かを確認する(ステップS307)。重なっていない場合には(ステップS307、No)、検索部15dは、ステップS313に処理を進める。
重なっている場合には(ステップS307、Yes)、検索部15dは、K行のウィンドウ特定情報の各行k(k=1~K)の情報に対し、ステップS308~S312の処理を繰り返す。
すなわち、検索部15dは、ウィンドウ特定情報のk行目の情報が、イベントデータ14aのn行目のデータとマッチするか否かをチェックする(ステップS309)。その際に、検索部15dは、出現時間は考慮しない。
マッチした場合には(ステップS310、Yes)、検索部15dは、m番目の時間ブロックに対応する出現状況フラグ配列のk番目をtrueとする(ステップS311)。なお、マッチしなかった場合には(S310、No)、検索部15dは、ステップS311の処理を行わずに、ステップS312に処理を進める。
そして、検索部15dは、ウィンドウ特定情報のk行目の情報に対する処理を終了する(ステップS312→S308)。また、検索部15dは、ウィンドウ特定情報の全行に対する処理を終了した場合に、ステップS313に処理を進める。
また、検索部15dは、イベントデータの全行に対する処理および全時間ブロックに対する処理を終了したら(ステップS313→S314→S315)、検索部15dは、出現状況フラグを確認し、全てのウィンドウがtrueである出現状況フラグ対応する時間ブロックを特定し(ステップS315)、特定した時間ブロックの開始時刻および終了時刻(時間ブロック連想配列に記録されている)を、図9に示したように、合致時間範囲として記録する(ステップS316)。
検索部15dは、記録された複数の合致時間範囲について、隣接する時間範囲や重複する時間範囲を結合して、検索結果とする(ステップS317)。これにより、一連の存在モードの検索処理が終了する。
以上、説明したように、本実施形態のタイムライン表示装置10において、記憶部14が、操作の開始時刻および終了時刻を含み、該操作を表す図形を時間軸に沿って表示するためのイベントデータ14aを記憶する。検索条件取得部15cが、表示された図形の出現パターンを指定する検索条件14bを取得する。検索部15dが、取得された検索条件14bに合致するイベントデータ14aを検索する。
これにより、タイムライン表示装置10は、タイムライン表示で発見された定性的な特徴を用いて、ウィンドウの利用状況の定量的な評価が容易に可能となる。
また、検索条件14bは、イベントデータ14aとの間で図形の出現時間が合致すると判定する範囲を指定する時間適合情報を含む。また、検索条件14bは、複数の図形が切り替わる際に許容される該図形間の時間の範囲を指定する間隔情報を含む。これにより、タイムライン表示装置10は、より実効的な検索を行うことが可能となる。
また、検索部15dは、図形の出現する順序、図形の出現時間の割合、または同時刻に出現している複数の図形に応じて検索を行う。これにより、タイムライン表示装置10は、より実効的に定量評価を行うことが可能となる。
また、検索条件取得部15cは、ユーザとの間でインタラクティブに検索条件14bの入力を受け付ける。これにより、ユーザがより容易にウィンドウの利用状況の定量的な評価を行うことが可能となる。
[プログラム]
上記実施形態に係るタイムライン表示装置10が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。一実施形態として、タイムライン表示装置10は、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして上記のタイムライン表示処理を実行するタイムライン表示プログラムを所望のコンピュータにインストールさせることによって実装できる。例えば、上記のタイムライン表示プログラムを情報処理装置に実行させることにより、情報処理装置をタイムライン表示装置10として機能させることができる。ここで言う情報処理装置には、デスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータが含まれる。また、その他にも、情報処理装置にはスマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信端末、さらには、PDA(Personal Digital Assistant)などのスレート端末などがその範疇に含まれる。また、タイムライン表示装置10の機能を、クラウドサーバに実装してもよい。
図10は、タイムライン表示プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1031に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1041に接続される。ディスクドライブ1041には、例えば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が挿入される。シリアルポートインタフェース1050には、例えば、マウス1051およびキーボード1052が接続される。ビデオアダプタ1060には、例えば、ディスプレイ1061が接続される。
ここで、ハードディスクドライブ1031は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094を記憶する。上記実施形態で説明した各情報は、例えばハードディスクドライブ1031やメモリ1010に記憶される。
また、タイムライン表示プログラムは、例えば、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュール1093として、ハードディスクドライブ1031に記憶される。具体的には、上記実施形態で説明したタイムライン表示装置10が実行する各処理が記述されたプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1031に記憶される。
また、タイムライン表示プログラムによる情報処理に用いられるデータは、プログラムデータ1094として、例えば、ハードディスクドライブ1031に記憶される。そして、CPU1020が、ハードディスクドライブ1031に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して、上述した各手順を実行する。
なお、タイムライン表示プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1031に記憶される場合に限られず、例えば、着脱可能な記憶媒体に記憶されて、ディスクドライブ1041等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、タイムライン表示プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、LANやWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述および図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
10 タイムライン表示装置
11 入力部
12 出力部
13 通信制御部
14 記憶部
14a イベントデータ
14b 検索条件
15 制御部
15a 情報取得部
15b 表示加工部
15c 検索条件取得部
15d 検索部

Claims (6)

  1. 操作の開始時刻および終了時刻を含み、該操作を表す図形を時間軸に沿って表示するためのイベントデータを記憶する記憶部と、
    表示された前記図形の出現パターンを指定する検索条件を取得する検索条件取得部と、
    取得された前記検索条件に合致する前記イベントデータを検索する検索部と、
    を備え
    前記検索条件は、前記イベントデータとの間で前記図形の表示が継続した時間を示す出現時間が合致すると判定可能な範囲を指定する時間適合情報を含むことを特徴とするタイムライン表示装置。
  2. 前記検索条件は、複数の前記図形が切り替わる際に許容される該図形間の時間間隔の範囲を指定する間隔情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のタイムライン表示装置。
  3. 前記検索部は、前記図形の出現する順序、前記図形の出現時間の割合、または同時刻に出現している複数の前記図形に応じて検索を行うことを特徴とする請求項1に記載のタイムライン表示装置。
  4. 前記検索条件取得部は、ユーザとの間でインタラクティブに前記検索条件の入力を受け付けることを特徴とする請求項1に記載のタイムライン表示装置。
  5. タイムライン表示装置で実行されるタイムライン表示方法であって、
    前記タイムライン表示装置は、操作履歴を表す図形を時間軸に沿って表示するためのイベントデータを記憶する記憶部を備え、
    表示された前記図形の出現パターンを指定する検索条件を取得する検索条件取得工程と、
    取得された前記検索条件に合致する前記イベントデータを検索する検索工程と、
    を含み、
    前記検索条件は、前記イベントデータとの間で前記図形の表示が継続した時間を示す出現時間が合致すると判定可能な範囲を指定する時間適合情報を含むことを特徴とするタイムライン表示方法。
  6. 操作の開始時刻および終了時刻を含み、該操作を表す図形を時間軸に沿って表示するためのイベントデータを記憶する記憶部を参照し、
    表示された前記図形の出現パターンを指定する検索条件を取得する検索条件取得ステップと、
    取得された前記検索条件に合致する前記イベントデータを検索する検索ステップと、
    をコンピュータに実行させ
    前記検索条件は、前記イベントデータとの間で前記図形の表示が継続した時間を示す出現時間が合致すると判定可能な範囲を指定する時間適合情報を含むことを特徴とするタイムライン表示プログラム。
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