JP2017187699A - ヒンジ並びにこのヒンジを備えた事務機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、原稿自動送り装置付きの原稿圧着板の装置本体に対しての平行度を調整することのできるコストダウン可能なヒンジ等を提供せんとする。【解決手段】装置本体に対して原稿圧着板を開閉可能に連結するヒンジであって、前記装置本体の上面に設けた取付穴に着脱可能に挿入保持される合成樹脂製の取付ケースと、前記取付ケースに挿入係止され前後方向へ移動可能なような取付脚部を設けた同じく合成樹脂製の取付部材と、ヒンジピンにより前記取付部材に対して回動可能に取り付けられる前記原稿圧着板を支持する同じく合成樹脂製の支持部材と、前記取付ケースと前記取付部材との間に作用し、前記取付ケースに対して前記取付部材を前後方向へ移動できる調整ネジを有する調整機構と、を備えることにより解決した。【選択図】図1

Description

本発明は、とくに複写機、複合機(複写機にファクシミリやプリンター機能を搭載させたもの)、印刷機、ファクシミリ、スキャナー等の原稿圧着板を有する事務機器に用いて好適なヒンジ並びにこのヒンジを備えた事務機器に関するものである。
上記のような事務機器に用いるヒンジとしては、原稿圧着板を支持する支持部材を回転可能に取り付ける取付部材を、装置本体の後部上面に取付ネジを用いて取り付けるタイプのものと、この取付部材に取付脚部を設け、この取付脚部を装置本体の後端部に設けた取付穴へ着脱可能に挿入させるタイプのものがあるが、本発明に係るヒンジは後者のものに属する。さらに、このようなヒンジは、装置本体への着脱が容易で、メンテナンス作業がしやすいという利点を持っている。また、事務機器の1例としての複写機は、装置本体に対して原稿圧着板を開閉可能に支承するために、左右1対のヒンジが用いられるが、原稿圧着板は、通常、左側に重量の大きな原稿自動送り装置を装備しているため、特許文献1に記載されているように、向かって左側には弾力の強い圧縮コイルスプリングを用いた大型のヒンジを使用し、右側には単に原稿圧着板のバランスを維持するだけの軽量、小型のヒンジを用いている。本発明は、この右側に用いるヒンジに関する。
このような取付脚部を用いたヒンジ(原稿圧着板開閉装置とも言う。)としては、特許文献2と3に記載されたような構成のものが公知であるが、取付部材の前後方向の取付位置を調整することができる調整機構を設けたものは見当たらない。この調整機構は原稿圧着板をコンタクトガラスに対して平行に設置するために必要な機構である。また、近年では、ヒンジのコストダウンを図るため、取付部材や支持部材といった構成部材にSUSのような金属プレートのプレス加工品に替えて、機械的強度の強いABSのような合成樹脂成型品が用いられるようになって来ている。
特開2006−139008号公報 特開2011−28078号公報 特開2012−155096号公報
そこで、本発明の目的は、取付部材に取付脚部を取り付けたヒンジにおいて、この取付部材の前後方向の取り付け位置を調整できる調整機構を備えた構造簡単で製造コストの安価なヒンジを提供せんとするにある。
上述した目的を達成するために、本発明に係るヒンジは、装置本体に対して原稿圧着板を開閉可能に連結するヒンジであって、前記装置本体の上面に設けた取付穴に着脱可能に挿入保持される合成樹脂製の取付ケースと、前記取付ケースに挿入係止され前後方向へ移動可能なような取付脚部を設けた同じく合成樹脂製の取付部材と、ヒンジピンにより前記取付部材に対して回動可能に取り付けられる前記原稿圧着板を支持する同じく合成樹脂製の支持部材と、前記取付ケースと前記取付部材との間に作用し、前記取付ケースに対して前記取付部材を前後方向へ移動できる調整ネジを有する調整機構と、を備えたことを特徴とする。
好ましい実施例において、前記調整機構は、前記取付ケースに対して回転可能かつ軸方向には移動不可能なように取り付けられた前記調整ネジと、前記取付部材に対して固定されたところの前記調整ネジが螺合され当該取付部材と共に移動可能なナットと、前記取付部材に設けられたスライド溝を介して前記取付けケースに取り付けられた締付けネジとから構成されたことを特徴とする。
好ましい実施例において、前記取付ケースの内部の両側部に前後方向へ延びる1対のガイドレールが形成され、前記取付部材の底板の下面には、前記ガイドレールと係合し、前記取付部材の前後方向への移動時に前記ガイドレールに沿って摺動する先端部に係合爪を有する1対の取付脚部が設けられたことを特徴とする。
そして、本発明に係る事務機器は、上記の如き構成のヒンジを備えたことを特徴とする。
本発明は上記構成を有することにより、従来公知のヒンジに比べて簡単な構成を有する安価なヒンジで、原稿自動送り装置付きの原稿圧着板の装置本体に対しての平行度を調整することのできるヒンジ並びにこのヒンジを用いた事務機器を提供し得るものである。
本発明の一実施例に係るヒンジを用いた事務機器の一例としての複写機の実施例を模式的に示す断面図である。 図1に示した本発明に係るヒンジの外観図であり、(a)は斜め前方から見た外観斜視図、(b)は斜め後方から見たから見た外観斜視図である。 図2に示したヒンジの分解斜視図である。 図2に示したヒンジの(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図、(d)(c)におけるB−B断面図である。 図2に示した本発明に係るヒンジにおける取付ケースを示す(a)斜め前方から見た外観斜視図、(b)底面図である。 図2に示した本発明に係るヒンジにおける取付部材を示す(a)斜め前方から見た外観斜視図、(b)平面図、(c)正面図、(d)背面図、(e)(c)におけるC−C断面図である。 図2に示した本発明に係るヒンジにおける支持部材を示す(a)正面図、(b)(a)におけるD−D断面図、(c)底面図である。 図2に示した本発明に係るヒンジの調整動作を段階的に示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施例について具体的に説明する。以下の説明では事務機器として複写機や複合機に用いられる原稿圧着板の開閉用のヒンジとして説明するが、本発明に係るヒンジは他にも印刷機、ファクシミリ、スキャナー等の事務機器にも用いることが可能である。そして、添付の各図において、同一の指示記号を付したものは、同一または同等の構成及び機能を有する部材等を示している。尚、本発明は、図示した実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲内における各種の変更実施例を包摂するものである。
図1〜図5には、本発明に係るヒンジ1が示されている。図面によれば、図1において、複写機30は、装置本体31、原稿圧着板32、コンタクトガラス33、等々を備えている。複写機30の装置本体31に対して原稿圧着板32を開閉可能に支持するために、通常左右1対のヒンジが用いられ、通常、図示を省略してあるが、左側に重量の大きな原稿自動送り装置を装備している。したがって、向かって左側には原稿圧着板32の開閉操作を容易にすると共に、急激な落下を防止するために、高弾性力を有するスプリングを内蔵した大型のヒンジを使用し、右側には単に原稿圧着板のバランスを維持するだけの軽量、小型のヒンジを用いることが多い。本発明に係るヒンジ1は、この右側に設置される小型軽量のヒンジに関する。尚、図1中に示したヒンジ1の部分の断面は、図4の(b)におけるA−A断面に相当する。
本発明に係るヒンジ1は、図1に示したように、複写機30の装置本体31の上面に設けた取付穴34へ挿入、保持される取付ケース2と、この取付ケース2の上面に沿って前後方向(使用者へ向けて近づく方向と離れる方向)へ移動可能なように取り付けられる取付部材3と、固定ネジ10によって原稿圧着板32が取り付けられると共に、ヒンジピン5により取付部材3に対して回動可能に取り付けられる支持部材4と、取付ケース3と取付部材4との間に作用し、取付部材3に対して支持部材4を前後方向へ移動させる調整ネジ7を有する調整機構6と、を備えている。
上記調整機構6は、図示した実施例において、取付ケース2の後部上端に形成された立上げリブ2fに対して回転可能かつ軸方向には移動不可能なように取り付けられた調整ネジ7と、取付部材3のナット嵌込み枠3m内に収容され、取付部材3に対して回転不可能かつ軸方向にも移動不可能なように固定されると共に、調整ネジ7が螺合され、当該取付部材3と共に移動可能なナット8と、取付部材3に設けられたスライド溝3dを介して取付けケース2に取り付けられた締付けネジ9と、から構成されている。したがって、締付けネジ9を緩め、調整ねジ7をナット8に対してねじ込んだり緩めたりすることにより、そのナット8の動きと一緒に取付部材3が前後方向に移動し、これにより、取付部材3に回動可能に取り付けられた支持部材4に固定された原稿圧着板32も前後方向に移動して、その前後方向の位置調整により、装置本体に対しての平行度の調節が可能となるものである。調整後は締付けネジ9を締めつけて取付部材3を取付ケース2上に固定する。
取付ケース2は、例えば機械的強度に優れたABS合成樹脂製の成型品であって、とくに図5に示したように、底部解放の角筒状を呈し、正面壁2aと、右側面壁2bと、左側面壁2cと、背面壁2dと、上面板2eと、立上げリブ2fと、ネジ係止溝2gと、上面開口2hと、ネジ孔2iと、目盛2jと、係止突起2kと、ガイドレール2l、2mと、膨出部2n〜2qとを具えている。正面壁2aの下端外面に設けた係止突起2kは、ヒンジ1を装置本体31の取付穴34に取り付ける際に、この係止突起2kがある側を下にした斜めの状態で取付穴34内に挿入を開始し、取付穴34の前方内壁に形成した縦溝34a内に係止突起2kが進入した後、ヒンジ1を垂直姿勢にして取付ケース2全体を押して取付穴34内に収容するようにする。係止突起2kは、また、本などの厚物原稿をコンタクトガラス33上に載置して複写する際に、コンタクトガラス33に対して斜め位置となる原稿圧着板32を下押しして当該コンタクトガラス33に対して水平にする必要がある。この際にヒンジ1全体が上方へ持ち上げられて取付ケース2が取付穴34から抜け出すのを防止するストッパーの役割を果たす。
取付ケース2の上面板2e上には、同じく機械的強度に優れたABS合成樹脂の成型品から成る取付部材3が前後方向に移動可能なように取り付けられている。取付部材3の底板3aの下面には一対の取付脚部3e、3fが設けられ、これらの1対の取付脚部3e、3fが、取付ケース2の上面開口2hから取付ケース2内へ挿入されるようになっている。取付ケース2の上面板2eには、取付部材3が前後方向へ移動した際に当該取付部材3を取付ケース2へ固定するための締付けネジ9用のネジ孔2iが明けられると共に、取付部材3の移動距離を知るための目盛2jが設けられている。また、取付ケース2の内部には、その両側部の右側板3bと左側板3cとにそれぞれ内側へ突出した一対のガイドレール2l、2mがそれぞれ設けられ、取付部材3の底板3aの下面に設けた取付脚部3e、3fの係合爪3g、3hがこのガイドレール2l、2mに前後方向へ移動可能に係止されている。
取付ケース2の上面板2eの後端縁には、立上げリブ2fが一体的に形成され、その上端縁に形成したネジ係止溝2gに、調整ネジ7が嵌め込まれることにより、調整ネジ7は回転は可能であるが、軸方向には移動できないように装着されるようになっている。更に、取付ケース2の正面壁2a、右側面壁2b、左側面壁2c、背面壁2dの外面上部には、それぞれ膨出部2n、2o、2p、2qが形成され、取付ケース2が装置本体31の前記取付穴34に挿入保持されたときの安定性を向上させ得るようになっている。
取付部材3も上記したようにABS合成樹脂製の成型品であって、図示(図6は取付部材3を単品として示す)したように、底板3aと、右側板3bと、左側板3cと、スライド溝3dと、取付脚部3e、3fと、係合爪3g、3hと、シャフト孔3i、3jと、後側板3kと、ナット嵌込み枠3mと、前枠板3nと、右枠板3oと、左枠板3pと、調整ネジ挿通孔3q、3rと、を具えている。取付部材3の底板3aには前後方向に延びるスライド溝3dが明けられ、このスライド溝3に挿通された締付けネジ9を取付ケース2のネジ孔2iにねじ込むことにより、取付ケース2上に取付部材3が固定されるように構成されている。取付部材3の両側部には右側板3b及び左側板3cが設けられ、これらの側板に設けたシャフト孔3i、3jにヒンジピン5を軸装すると共に、このヒンジピン5上に支持部材4を軸支することにより、支持部材4を取付部材3に対して回動可能に取り付けるようになっている。
取付部材3の後部には、後側板3kと、前枠板3nと、右枠板3oと、左枠板3pとが設けられ、これらの部材によりナット嵌込み枠3mが形成されるようになっている。このナット嵌込み枠3mの内部にはナット8が収容され、ナット8の側面は前記右枠板3o、左枠板3p及び底面3sに接することにより、ナット8はナット嵌込み枠3mの内部で回転不能なように、かつ、軸方向にも移動不可能なように保持されるようになっている。後側板3kと前枠板3nには、調整ネジ7を回転自在に挿通するための調整ネジ挿通孔3q、3rがそれぞれ明けられる。
取付部材3の底板3aの下面には、前記の如く、1対の取付脚部3e、3fが設けられ、この取付脚部3e、3fの先端に設けた係合爪3g、3hが前記ガイドレール2l、2mに前後方向へ移動可能に係止され、このガイドレールに沿って前後方向に移動するようになっている。取付部材3の取付脚部3e、3fは所定の弾性を有することにより、この取付脚部3e、3fを取付ケース2の前記上面開口2hから挿入すると、係合爪3g、3hの傾斜した外側面が前記ガイドレール2l、2mの表面に接触し、取付脚部3e、3fが僅かに内側へ湾曲した状態で押し入れられ、ガイドレール2l、2mの下端に達した所で広がって、係合爪3g、3hが自動的にガイドレール2l、2mの下端面に係止される。
調整ネジ7は、図示(図1、図3等参照)した如く構成され、頭部7a、ネジ部7b、鍔部7c、くびれ部7dを有している。そのくびれ部7dは、前記の如く、取付ケース2の立上げリブ2fのネジ係止溝2gに嵌め込まれ、そのネジ部7bは取付部材3の後側板3kに明けた調整ネジ挿通孔3qを通じてナット8のネジ孔にねじ入れられ、更にその先端は前枠板3nに明けた調整ネジ挿通孔3rを通じて前方へ伸び出るようになっている。ここで、ドライバー等の工具を用いて調整ネジ7をナット8にねじ込む方向に回転させると、調整ネジ7は前記の如く立上げリブ2fのネジ係止溝2gに嵌め込まれていて軸方向の動きが不可能なため、ナット8の方が調整ネジ7の頭部7aに近づく方向(後方)へ移動し、これと一緒に取付部材3も後方へ向けて移動する。同様に、調整ネジ7をナット8から緩める方向に回転させると、ナット8が調整ネジ7の頭部7aから遠ざかる方向(前方)へ移動し、これと一緒に取付部材3も前方へ向けて移動する。
次に、支持部材4は、これも同じく機械的強度を有するABS合成樹脂の成型品であって、図示(図7は支持部材4を単品として示す)したように、右取付部4aと、左取付部4bと、中間取付部4cと、右軸支部4dと、左軸支部4eと、ネジ孔4f〜4hと、ピン孔4i、4jと、ストッパー部4kとを具えている。この支持部材4は、右軸支部4dに設けたピン孔4iと、左軸支部4eに設けたピン孔4iに前記ヒンジピン5を挿通し、ヒンジピン5の両端を前記取付部材3のシャフト孔3i、3jにそれぞれ軸装することにより、取付部材3に対して回動可能に軸支される。支持部材4には、その右取付部4aに設けたネジ孔4f、左取付部4bに設けたネジ孔4g、中間取付部4cに設けたネジ孔4hにそれぞれ挿通される固定ネジ10を用いて、原稿圧着板32が取り付けられる。尚、取付ケース2、取付部材3、及び支持部材4を構成する合成樹脂は、ABS合成樹脂のほかPOM(ポリアセタール)の他にポリアミド、ポリカーボネートなどの機械的強度を有する合成樹脂を用いることができる。
次に、上記の如く構成された本発明に係るヒンジ1を用いた複写機30において、そのコンタクトガラス33に対する原稿圧着板32の平行位置を確保するための操作について、図1及び図8を参照しつつ説明する。原稿圧着板32を支持する2個のヒンジのうちの左側に位置する一方のヒンジ側の位置出しは済ませた状態において、もう一方のヒンジ(本発明に係るヒンジ1)により原稿圧着板32のコンタクトガラスに対する平行位置を確保するための調整を行うものとする。前記の如く、ドライバー等の工具を用いて締付けネジ9を弛め、次いで調整ネジ7をナット8にねじ込む方向に回転させると、調整ネジ7は立上げリブ2fのネジ係止溝2gに嵌め込まれていて軸方向の動きが不可能なため、ナット8の方が調整ネジ7の頭部7aに近づく方向(後方)へ移動し、これと一緒に取付部材3も後方へ向けて移動する。図8の(a)から(b)に示す如くである。その移動量は、取付部材3の前端位置を、取付ケース2に設けた目盛2jによって視認することによって知ることができる。同様に、調整ネジ7をナット8から緩める方向に回転させると、ナット8が調整ネジ7の頭部7aから遠ざかる方向(前方)へ移動し、これと一緒に取付部材3も前方へ向けて移動する。例えば、図1において、取付部材3が実線で示す位置にあったものが、破線3’で示す位置へ移動(同様に、支持部材4が実線で示す位置にあったものが、破線4’で示す位置へ移動し、ヒンジピン5が実線で示す位置にあったものが、破線5’で示す位置へ移動)する如くであり、これにより原稿圧着板32の位置調整が可能であり、その移動量は、目盛2jによって知ることができる。調整後は締付けネジ9を締めつけると取付部材3は取付ケース2上へ固定される。
原稿圧着板32は、もう一方の図示してないヒンジと共に本発明に係るヒンジ1によって、コンタクトガラス33に対し開閉されるが、その開成角度は、ヒンジ1の支持部材4の後部に設けたストッパー部4kが取付部材3の後側板3kに当接することにより規制される。実施例のものは、図8に示したように、約80°であるが、この開成角度に限定されるものではない。
本発明に係る事務機器は、また、上記の如き構成を有する本発明に係るヒンジ1を装置本体31と原稿圧着板32との間に設けたことを特徴とする事務機器である。
尚、本発明は上記の実施例に限定されるものではない。例えば、装置本体31に対する取付ケース2の取付形態、取付ケース2に対する取付部材3の前後方向移動手段の形態、取付部材3や支持部材4の形態、等々については、必要に応じて適宜設計変更することが可能である。したがって、本発明は、上記の説明から当業者が容易に想到し得るすべての変更実施例を包摂するものである。
本発明は上記構成を有することにより、従来公知のヒンジに比べて簡単な構成を有する安価なヒンジで、原稿自動送り装置付きの原稿圧着板の装置本体に対しての平行度を調整することのできるヒンジ並びにこのヒンジを用いた事務機器を提供し得るものである。
1 ヒンジ
2 取付ケース
2l、2m ガイドレール
3 取付部材
3a 底板
3d スライド溝
3e、3f 取付脚部
3g、3h 係合爪
4 支持部材
5 ヒンジピン
6 調整機構
7 調整ネジ
8 ナット
9 締付けネジ
30 事務機器(複写機)
31 装置本体
32 原稿圧着板
34 取付穴

Claims (4)

  1. 装置本体に対して原稿圧着板を開閉可能に連結するヒンジであって、
    前記装置本体の上面に設けた取付穴に着脱可能に挿入保持される合成樹脂製の取付ケースと、
    前記取付ケースに挿入係止され前後方向へ移動可能なような取付脚部を設けた同じく合成樹脂製の取付部材と、
    ヒンジピンにより前記取付部材に対して回動可能に取り付けられる前記原稿圧着板を支持する同じく合成樹脂製の支持部材と、
    前記取付ケースと前記取付部材との間に作用し、前記取付ケースに対して前記取付部材を前後方向へ移動できる調整ネジを有する調整機構と、
    を備えたことを特徴とする、ヒンジ。
  2. 前記調整機構が、前記取付ケースに対して回転可能かつ軸方向には移動不可能なように取り付けられた前記調整ネジと、前記取付部材に対して固定されたところの前記調整ネジが螺合され当該取付部材と共に移動可能なナットと、前記取付部材に設けられたスライド溝を介して前記取付けケースに取り付けられた締付けネジとから構成されたことを特徴とする、請求項1に記載のヒンジ。
  3. 前記取付ケースの内部の両側部に前後方向へ延びる1対のガイドレールが形成され、前記取付部材の底板の下面には、前記ガイドレールと係合し、前記取付部材の前後方向への移動時に前記ガイドレールに沿って摺動する先端部に係合爪を有する1対の取付脚部が設けられたことを特徴とする、請求項1に記載のヒンジ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジを設けたことを特徴とする、事務機器。
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