JP2017187372A - 車両用表示装置及びその製造方法 - Google Patents

車両用表示装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017187372A
JP2017187372A JP2016076063A JP2016076063A JP2017187372A JP 2017187372 A JP2017187372 A JP 2017187372A JP 2016076063 A JP2016076063 A JP 2016076063A JP 2016076063 A JP2016076063 A JP 2016076063A JP 2017187372 A JP2017187372 A JP 2017187372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
display
hole
adhesion
hooking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016076063A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6519516B2 (ja
Inventor
角屋 実
Minoru Kadoya
実 角屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2016076063A priority Critical patent/JP6519516B2/ja
Publication of JP2017187372A publication Critical patent/JP2017187372A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6519516B2 publication Critical patent/JP6519516B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Details Of Measuring Devices (AREA)

Abstract

【課題】本体部に対して表示板の組付を容易にしつつ、正規の位置又は角度に固定配置された車両用表示装置を提供する。【解決手段】車両の状態を表示する車両用表示装置100は、視認側への表示を行なう表示面22と、表示面22の裏側に設けられた裏面24と、表示面22と裏面24との間を貫通する貫通穴26aが設けられた貫通穴部26と、を有する表示板20を備える。また車両用表示装置100は、裏面24と対向する対向面部55と、貫通穴部26を引っかける引っかけ部58と、を有する本体部50を備える。また車両用表示装置100は、裏面24と対向面部55との間に配置され、表示板20と本体部50とを接着している接着部70と、裏面24と対向面部55との間において、引っかけ部58を包含すると共に表示板20の外縁間を直線的に貫く帯状の範囲に、接着部70よりも接着力が規制された接着規制帯80と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、車両の状態を表示する車両用表示装置及びその製造方法に関する。
車両の状態を表示する車両用表示装置に適用可能な技術として、指示計器が特許文献1に開示されている。この指示計器は、視認側への表示を行なう表示面と、当該表示面の裏側に設けられた裏面と、表示面と裏面との間を貫通する貫通穴が設けられた貫通穴部を有する表示板を有している。また、指示計器は、裏面と対向する対向面部を有している。
さらに、裏面と対向面部との間において、貫通穴周辺に、表示板と本体部とを接着する接着部が設けられている。
実公平4−30499号公報
しかしながら、貫通穴周辺に接着部を設けただけの構成では、他の部分で表示板の浮き上がりが発生する可能性があり、また、貫通穴周辺においても、例えば接着部の経年劣化により、接着力が弱まると、表示板が浮き上がる可能性がある。
そこで、本発明者は、裏面と対向面部との間の大部分に接着部を設け、さらに、本体部に、貫通穴部を引っかける引っかけ部を設ける構成について鋭意検討した。ところが、本体部に表示板を組み付ける組付工程において、貫通穴部を引っかけ部に引っかけようとする間に、表示板が本体部に貼り付いてしまい、正規の位置又は角度に表示板を固定配置することが困難であった。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、本体部に対して表示板の組付を容易にしつつ、正規の位置又は角度に固定配置された車両用表示装置を提供することにある。
開示される発明のひとつは、車両の状態を表示する車両用表示装置であって、
視認側への表示を行なう表示面(22)と、表示面の裏側に設けられた裏面(24)と、表示面と裏面との間を貫通する貫通穴(26a,226a)が設けられた貫通穴部(26,226)と、を有する表示板(20,220)と、
裏面と対向する対向面部(55,255)と、貫通穴部を引っかける引っかけ部(58,258)と、を有する本体部(50,250)と、
裏面と対向面部との間に配置され、表示板と本体部とを接着している接着部(70)と、
裏面と対向面部との間において、引っかけ部を包含すると共に表示板の外縁(20a)間を直線的に貫く帯状の範囲に、接着部よりも接着力が規制された接着規制帯(80,280,380)と、を備える。
このような発明によると、接着規制帯が、裏面と対向面部との間において、引っかけ部を包含すると共に表示板の外縁間を直線的に貫く帯状の範囲に設けられている。このようにすると、本体部に表示板を組み付ける際、表示板を接着規制帯に合わせて裏面が凸となる円筒面状に反らせた状態で、貫通穴部を引っかけ部に引っかけることで、接着部に係る箇所の裏面と対向面部との接触を極力回避することができる。接着規制帯に係る箇所において裏面と対向面部とが接触したとしても、接着規制帯では接着部よりも接着力が規制されているため、引っかけようとする間の表示板の本体部への貼り付きが抑制され、正規の位置に表示板を配置し易くなる。
そして、接着部が表示板と本体部とを接着しているので、表示板の浮き上がりが抑制される。加えて、引っかけ部が貫通穴部を引っかけているので、万が一接着部の経年劣化により接着力が弱まっても、表示板の浮き上がりが回避される。以上により、本体部に対して表示板がしっかり固定配置された車両用表示装置を提供することができる。
また、開示される発明の他のひとつは、視認側への表示を行なう表示面(22)と、表示面の裏側に設けられた裏面(24)と、表示面と裏面との間を貫通する貫通穴(26a,266a)が設けられた貫通穴部(26,226)と、を有する表示板(20,220)と、
裏面と対向する対向面部(55,255)と、貫通穴部を引っかける引っかけ部(58,258)と、を有する本体部(50,250)と、
裏面と対向面部との間に配置され、表示板と本体部とを接着している接着部(70)と、
裏面と対向面部との間において、引っかけ部を包含すると共に表示板の外縁(20a)間を直線的に貫く帯状の範囲に、接着部よりも接着力が規制された接着規制帯(80,280,380)と、を備える車両用表示装置の製造方法であって、
裏面及び対向面部のうち少なくとも一方の面上に、接着部の形成のために、接着剤を配置する接着剤配置工程(S10)と、
接着剤配置工程の後、表示板を接着規制帯に合わせて、裏面が凸となる円筒面状に反らせた状態で、貫通穴部を引っかけ部に引っかける引っかけ工程(S20,S220)と、
引っかけ工程の後、裏面を対向面部に対向させて、接着部により表示板を本体部に接着する接着工程(S30)と、を含む。
このような発明によると、裏面及び対向面部のうち少なくとも一方の面上に、接着部の形成のために、接着剤を配置する。そして、表示板を接着規制帯に合わせて裏面が凸となる円筒面状に反らせた状態で、貫通穴部を引っかけ部に引っかける。表示板を反らせることで、接着剤を配置した箇所の裏面と対向面部との接触を極力回避することができる。接着規制帯に係る箇所において裏面と対向面部とが接触したとしても、接着規制帯では接着部よりも接着力が規制されているため、引っかけようとする間の表示板の本体部への貼り付きが抑制され、正規の位置に表示板を配置し易くなる。
その後、接着部により表示板を本体部に接着する。こうして製造される車両用表示装置では、確実に表示板と本体部とを接着することができ、表示板の浮き上がりが抑制される。加えて、引っかけ部が貫通穴部を引っかけているので、万が一接着部の経年劣化により接着力が弱まっても、表示板の浮き上がりが回避される。したがって、本体部に対して表示板がしっかり固定配置された車両用表示装置を容易に提供することができる。
なお、括弧内の符号は、記載内容の理解を容易にすべく、後述する実施形態において対応する構成を例示するものに留まり、発明の内容を限定することを意図したものではない。
第1実施形態における車両用表示装置の正面図である。 図1のII−II線断面図である。 第1実施形態における本体部を示す正面図である。 第1実施形態における貫通穴部、挿通部、引っかけ部を拡大して示す正面図である。 第1実施形態における表示板の裏面、接着部、及び接着規制帯を示す背面図である。 第1実施形態における車両用表示装置の製造方法を示すフローチャートである。 第1実施形態における引っかけ工程を説明するための図である。 第2実施形態における図5に対応する図である。 第2実施形態における図2に対応する図である。 第2実施形態における図4に対応する図である。 第2実施形態における図6に対応する図である。 第2実施形態における図7に対応する図である。 第3実施形態における図5に対応する図である。 第4実施形態における図3に対応する図である。 第4実施形態における隙間の寸法の関係を説明するための拡大図であって、(a)引っかけ爪と挟み壁との隙間の寸法、(b)突出ピンとピン穴との隙間の寸法をそれぞれ示している。 第5実施形態における本体部及び表示板を示す正面図である。 変形例1における図5に対応する図である。 変形例2における図5に対応する図である。 変形例3における図5に対応する図である。 変形例5における図5に対応する図である。 変形例6のうち一例における図5に対応する図である。 変形例6のうち他の一例における図5に対応する図である。 変形例7における図5に対応する図である。 変形例11における図5に対応する図である。 変形例15における図16に対応する図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態における車両用表示装置100は、車両に搭載され、視認者が着座する座席と対向するインストルメントパネルに設置されている。車両用表示装置100は、図1に示すように、指針30が指示対象指標22aを指示することによりアナログ表示と、画像表示パネル10によりデジタル表示とを組み合わせたコンビネーションメータを構成しており、視認側へ向けて表示を行なう。これにより、車両用表示装置100に対して視認側に位置する視認者は、表示される情報を知覚することができる。表示される情報としては、例えば車両の速度、エンジン回転数、燃料残量、エンジン冷却水の水温、電動モータの電流値、その他車両の異常等の車両の状態が挙げられる。その他、表示される情報としては、例えば警報、道路情報、視界補助情報、電子メール等の各種情報が挙げられる。
このような車両用表示装置100は、画像表示パネル10、表示板20、指針30、加飾部材40、カバー部材42及び本体部50等を備えている。
画像表示パネル10は、視認側へ向けて画像を表示するパネル状の表示素子であり、装置の略中央に配置されている。本実施形態では、画像表示パネル10として、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)を用いた液晶パネルであって、2次元方向に配列された複数の液晶画素から形成されるアクティブマトリクス型の液晶パネルが採用されている。
表示板20は、一般的に文字板とも呼ばれており、中央で分割されていることにより、画像表示パネル10を挟んで一対設けられている。ここで各表示板20は、例えばポリカーボネイト樹脂ないしはアクリル樹脂等の合成樹脂からなる透光性の基材の視認側の表面に、半透光性又は遮光性の印刷が部分的に又は全体的に施されて、平板状に形成されている。なお、印刷に代えて、塗装が施されていてもよい。表示板20の厚みは薄目に設定されているため、表示板20は弾性変形可能となっている。
各表示板20は、図2にも示すように、表示面22、及び当該表示面22の裏側に設けられた裏面24を有している。表示面22は、表示板20において視認側を向く表面であり、上述の印刷により、指標22a,22bが形成されている。指標22a,22bとしては、指針30の指示の対象となる指示対象指標22a、及び指針30とは無関係に独立して表示を行なう独立指標22bが設けられている。
指示対象指標22aは、円周状に形成された目盛及び文字からなり、透光性を有している。指示対象指標22aは、指針30の指示により、例えば車両の速度、エンジン回転数等を表示することができる。独立指標22bは、各表示板20に複数設けられ、例えば方向指示器の作動状況を示すマーク、ヘッドランプの向きを示すマーク、その他警告等を示すマーク等となっており、透光性を有している。なお、図1において独立指標22bの図示が一部省略されている。こうして表示面22は、視認側への表示を行なう。
各表示板20は、指示対象指標22aに囲まれた貫通穴部26を有している。貫通穴部26には、表示面22と裏面24との間を貫通する貫通穴26aが設けられている。貫通穴26aには、指針30の回転軸36が挿通されている。また貫通穴部26には、貫通穴26aの縁から当該貫通穴26aの中心に向かって突出する引っかけ爪26bが設けられている。貫通穴26aは、引っかけ爪26bの突出方向の寸法が当該突出方向と垂直な方向よりも僅かに長い略円形状を呈している。
また本実施形態において各表示板20は、表示面22と裏面24との間を貫通する一対のピン穴28を有している。一対のピン穴28は、表示板20の外周部であって貫通穴部26を挟んだ両側に、1つずつ設けられている。
指針30は、各表示板20に対応して複数設けられている。特に本実施形態では、各表示板20に1つずつ設けられている。各指針30は、ボス部32及び当該ボス部32から延びる針状部34を有しており、表示板20よりも視認側に配置されている。各指針30は、ボス部32と連結されている回転軸36の周りに回動可能となっており、針状部34により指示対象指標22aを指示する。
加飾部材40は、例えば合成樹脂により、円環状に形成されている。加飾部材40は、表示板20よりも視認側に、指示対象指標22aを外周側から囲んで配置されている。詳細は図示しないが、加飾部材40は、例えば、本体部50の外周部から視認側に突出したカバー部材90と、当該本体部50との間に挟まれること等により、本体部50に対して保持されている。
本体部50は、指針30及び加飾部材40とは、表示板20を挟んだ反対側に配置されている。本体部50は、ケース52並びに当該ケース52に収容された基板60、ステッピングモータ62、及び照明素子64等を有している。ケース52は、例えばポリプロピレン樹脂ないしはABS樹脂等の遮光性の合成樹脂により形成されている。
基板60は、例えばガラスエポキシ樹脂等の合成樹脂により平板状に形成され、例えばケース52と締結されている。基板60は、制御回路を実装すると共に、画像表示パネル10、ステッピングモータ62及び照明素子64等を保持している。ステッピングモータ62は、制御回路により制御されることで、回転軸36を介して指針30を回動させる。
照明素子64は、例えば発光ダイオード素子であり、基板60上に複数配置されている。各照明素子64は、制御回路を通じて電源と接続されることで視認側の表示板20へ向けて照明光を発する。より詳細に、各照明素子64は、各指標22a,22bに個別に対応して配置されており、制御回路により各照明素子64の点灯及び消灯が個別に制御される。
ここで各指標22a,22bは、上述の透光性により、対応する照明素子64からの照明光を透過することで、表示を行なう透過部を構成している。したがって、対応する照明素子64が点灯していれば、指標22a,22bは表示状態となる一方、対応する照明素子64が消灯していれば、指標22a,22bは視認側からの視認が比較的困難である非表示状態となる。
以下では、一対の表示板20のうち視認側からみて左方に位置する表示板20に対応する箇所について説明する。他方の表示板20に対応する箇所についても同様であるため、説明を省略する。
前述の個別の点灯及び消灯を実現するために、ケース52は、図2,3に示すように、各指標22a,22bに個別に対応して、複数の照明筒部53を有している。各照明筒部53のうち独立指標22bに対応する照明筒部は、例えば表示板20の板厚方向に沿って、延伸する矩形筒状に形成されている。各照明筒部53のうち指示対象指標22aに対応する照明筒部は、例えば表示板20の板厚方向に沿って延伸する円環状の外筒部及び円環状の内筒部に挟まれることにより、ドーナツ筒状に形成されている。
基板60上の各照明筒部53の内壁よりも内側に対応する範囲には、前述の照明素子64が配置されている。照明筒部53の基板側端部には導光穴53aが開けられており、照明筒部53は、照明素子64からの照明光を視認側へ導光する。照明筒部53の視認側端部53bは、滑らかな平面状に形成されている対向面55aとして対向面部55の一部を構成している。このような視認側端部53bに囲まれた範囲に、指標22a,22bは配置されているのである。
本体部50のケース52における対向面部55は、表示板20の裏面24と対向している。対向面部55は、互いに同じ高さまで視認側に突出した複数の対向面55aにより構成されている。対向面55aは、滑らかな平面状に延設されており、当該対向面55aが形成されない一部分が照明筒部53の内周穴として基板60側に凹むような形態となっている。
また、ケース52は、表示板20のうち指示対象指標22aが形成された箇所よりも外周側において、表示板20の各ピン穴28に合わせた箇所に、対向面55aから表示板20の板厚方向に沿って視認側に突出する突出ピン56を一対有している。各突出ピン56の断面積は、各ピン穴28の断面積よりも小さく形成されており、各突出ピン56が各ピン穴28に挿入された状態となっている。
図1,2に示すように、各突出ピン56及び各ピン穴28は、視認側からカバー部材90に覆われることで、隠されている。なお、カバー部材90よりも視認側に例えばアクリルガラス等の透光部材が配置されているが、図1,2では図示を省略している。
また、ケース52は、図4に拡大して示すように、指針30の回転軸36を挿通する挿通部57を有している。挿通部57は、一部が表示板20よりも視認側に突出し、貫通穴26aよりも一回り小さい円筒状に形成されている。挿通部57において引っかけ爪26bと対向する箇所には、挿通部57の外周側表面から内周側に向かって貫通して開けられた引っかけ穴58aが設けられている。表示板20が延設されている延設方向のうち貫通穴部26の引っかけ爪26bの突出方向と実質一致する受入方向IDから、当該引っかけ爪26bが引っかけ穴58aの内部に受け入れられた状態となっていることで、ケース52は、貫通穴部26を引っかける引っかけ部58を有している。具体的に引っかけ部58では、引っかけ穴58aの内周壁が視認側から引っかけ爪26bを覆うことで、当該引っかけ爪26bの視認側への移動が規制されている。
引っかけ穴58aは、表示板20の延設方向のうち、引っかけ爪26bの突出方向と交差する交差方向(特に本実施形態では突出方向と垂直な方向)において、当該引っかけ爪26bを両側から挟む挟み壁58bを有している。本実施形態では、この交差方向における引っかけ爪26bと挟み壁58bとの隙間の寸法は、当該交差方向における突出ピン56とピン穴28との隙間の寸法よりも大きく設定されている。
挿通部57及び引っかけ部58は、視認側を指針30のボス部32に覆われているため、視認側から視認し難い。
このような車両用表示装置100において、表示板20と本体部50のケース52とは、接着されている。以下、接着について詳細に説明する。
車両用表示装置100は、図2,5に示すように、表示板20の裏面24と、本体部50の対向面部55との間に、接着部70及び接着規制帯80を備えている。
接着部70は、裏面24と対向面部55との間に部分的に配置され、表示板20と本体部50とを接着している。接着部70は、接着力を有する接着剤により構成されている。一方、接着規制帯80は、裏面24と対向面部55との間において、引っかけ部58を包含すると共に表示板20の外縁20a間を直線的に貫く帯状の範囲に、接着部70よりも接着力が規制されることで設けられている。ここで引っかけ部58の包含とは、接着規制帯80が引っかけ部58と表示板20の板厚方向に重なる箇所を包含していることを意味する。なお、本実施形態では、裏面24と対向面部55との間の接着規制帯80を除く箇所においても、接着部70が設けられていない箇所(例えば透過部と重なる箇所)がある。
本実施形態における「接着力」とは、表示板20の各箇所を本体部50から引き剥がすために必要な力である。また、本実施形態における「接着部70よりも接着力が規制されること」とは、接着力が規制された箇所(以下、規制箇所)と接着部70に対応する箇所(以下、対応箇所)とで接着力を比較した場合、規制箇所の接着力が対応箇所の接着力よりも小さいことを意味し、また、規制箇所において接着力がない(すなわち実質0である)ことが含まれるものとする。
また、接着規制帯80は、貫通穴26aの中心を包含している。具体的に、接着規制帯80は、当該接着規制帯80の幅方向のうち引っかけ爪26bの突出方向側に貫通穴26aの中心(本実施形態の中心は、回転軸36が通る位置)を超えた箇所まで達している。
本実施形態において、接着部70は、接着剤が面状に配置された面状配置部72を有している。一方、接着規制帯80は、露出対向部82及び点状配置部84を有している。露出対向部82では、裏面24と対向面部55とが互いに露出した状態で対向している。これにより、露出対向部82では接着力がない状態となっているため、接着部70よりも接着力が規制されている。点状配置部84では、接着部70における接着剤の成分と同様の接着剤が点状に配置されている。点状配置部84では、単位面積当たりの接着剤の裏面24及び対向面部55への接触面積が面状配置部72よりも小さくなっているため、接着部70よりも接着力が規制されている。
点状配置部84の配置について詳細に説明する。点状配置部84は、接着規制帯80のうち、特定照明筒部54の垂直辺54bと重なる箇所に配置されている。より詳細に本実施形態では、点状配置部84は、接着規制帯80のうち、特定照明筒部54の垂直辺54bと重なる箇所にのみ配置されている。
ここで特定照明筒部54とは、照明筒部53のうち、視認側端部53bの少なくとも一部が接着規制帯80と重なって配置されている特定の照明筒部である。本実施形態において特定照明筒部54は、視認側端部53bを垂直辺54b及び平行辺54aにより形成された矩形状となっている。垂直辺54bは、この矩形状の視認側端部53bのうち、引っかけ部58において規定されている受入方向IDに垂直な垂直方向に沿って延びる辺である。一方、平行辺54aは、受入方向IDに沿って延びる辺である。
接着規制帯80のうち点状配置部84を除く箇所は露出対向部82となっているので、接着規制帯80のうち平行辺54aと重なる箇所は、露出対向部82となっている。したがって、接着規制帯80のうち、平行辺54aと重なる箇所の接着力は、垂直辺54bと重なる箇所の接着力よりも規制されている。こうして対向面部55は、部分的に接着剤を介して裏面24と対向しているのである。
なお、図5は、表示板20の背面図であり断面図ではないが、例外的に接着剤の配置箇所にハッチングを施すと共に、非配置箇所にハッチングを施さないことにより、接着剤の配置が示されている。後述の図8,13〜21についても同様である。
また接着規制帯80とずれた箇所に、上述の突出ピン56及びピン穴28は配置されている。詳細に、突出ピン56及びピン穴28は、接着規制帯80を挟んだ両側に一対設けられている。接着規制帯80が表示板20の外縁20a間を貫く方向を帯方向BDと定義し、当該接着規制帯80を挟んだ両側の突出ピン56及びピン穴28を結ぶ方向を結び方向PDと定義すると、帯方向BDと結び方向PDとがなす角度は45度より大きく設定されている。特に本実施形態では、帯方向BDと結び方向PDとが実質直交している。
次に、こうした車両用表示装置100の製造方法について、特に、本体部50に対して表示板20を組み付ける方法を中心に、図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、接着剤配置工程S10では、表示板20の裏面24及び本体部50の対向面部55のうち少なくとも一方の面上に、接着部70の形成のために、接着剤を配置する。本実施形態では、裏面24の面上のうち、接着部70の面状配置部72に対応する箇所及び接着規制帯80の点状配置部84に対応する箇所に、接着剤をスクリーン印刷することで、接着剤が配置される。なお、スクリーン印刷に代えて、両面テープを貼り付けることで、接着剤が配置されてもよい。
接着剤配置工程S10後の引っかけ工程S20では、図7に示すように、表示板20を接着規制帯80に合わせて、裏面24が凸となる円筒面状に反らせた状態で、貫通穴部26を引っかけ部58に引っかける。
具体的に、まず、接着規制帯80の帯方向BDと、裏面24が凸となる部分円筒面状に反ったときの母線の延伸方向とが一致するように、表示板20を弾性変形にて反らせる。
次に、上述の表示板20を反らせた状態で、貫通穴部26の引っかけ爪26bが本体部50における引っかけ部58の引っかけ穴58aから少し受入方向IDの逆側に位置するように、対向面部55に対して裏面24を接触させる。すると、接着規制帯80が引っかけ部58を包含するように設定されているので、接着規制帯80に係る箇所において裏面24と対向面部55とが接触することとなる。
次に、接触状態で、本体部50に対して表示板20を受入方向IDに沿ってスライドさせる。これにより、引っかけ穴58aに、引っかけ爪26bが受け入れられた状態となる。こうして貫通穴部26を引っかけ部58に引っかける。
引っかけ工程S20後の接着工程S30では、裏面24を対向面部55に対向させて、接着部70により表示板20を本体部50に接着する。具体的に、表示板20の反らせた状態を元に戻しながら各突出ピン56を各ピン穴28に挿通させることで、本体部50に対して表示板20を位置決めする。そして裏面24を対向面部55に対向させると、接着部70が対向面部55と接触することとなり、表示板20と本体部50とを接着することができる。
以上により、表示板20が本体部50に対して正規の位置に固定配置される。その後、加飾部材40及びカバー部材90が組み付けられる等して、車両用表示装置100が完成する。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に説明する。
第1実施形態によると、接着規制帯80が、裏面24と対向面部55との間において、引っかけ部58を包含すると共に表示板20の外縁20a間を直線的に貫く帯状の範囲に設けられている。このようにすると、本体部50に表示板20を組み付ける際、表示板20を接着規制帯80に合わせて裏面24が凸となる円筒面状に反らせた状態で、貫通穴部26を引っかけ部58に引っかけることで、接着部70に係る箇所の裏面24と対向面部55との接触を極力回避することができる。接着規制帯80に係る箇所において裏面24と対向面部55とが接触したとしても、接着規制帯80では接着部70よりも接着力が規制されているため、引っかけようとする間の表示板20の本体部50への貼り付きが抑制され、正規の位置に表示板20を配置し易くなる。
そして、接着部70が表示板20と本体部50とを接着しているので、表示板20の浮き上がりが抑制される。加えて、引っかけ部58が貫通穴部26を引っかけているので、万が一接着部70の経年劣化により接着力が弱まっても、表示板20の浮き上がりが回避される。以上により、本体部50に対して表示板20がしっかり固定配置された車両用表示装置100を提供することができる。
また、第1実施形態によると、接着規制帯80は、裏面24と対向面部55とを、互いに露出させた状態で対向させることにより、接着力がない露出対向部82を有する。露出対向部82により、容易に接着規制帯80の接着力を規制することができるため、引っかけようとする間の表示板20の本体部50への貼り付きが抑制され、正規の位置に表示板20を配置し易くなる。
また、第1実施形態によると、突出ピン56及びピン穴28が、接着規制帯80を挟んだ両側に一対設けられている。接着規制帯80において接着力が規制されても、一対の突出ピン56及びピン穴28により、本体部50に対する表示板20の角度ずれ等を抑制することができるので、本体部50に対して表示板20がしっかり固定配置される。
また、第1実施形態によると、帯方向BDと結び方向PDとがなす角度は、45度より大きい。このようにすることで、本体部50に表示板20を組み付ける際、表示板20を接着規制帯80に合わせて裏面24が凸となる円筒面状に反らせた状態にて、突出ピン56が邪魔になり難いので、容易に貫通穴部26を引っかけ部58に引っかけることができる。
また、第1実施形態によると、透過部としての指示対象指標22a又は独立指標22bは、照明筒部53の視認側端部53bに囲まれた範囲に配置され、照明光を透過することで、表示を行なう。ここで照明光は、照明素子64から発せられ、視認側端部53bが対向面部55の一部を構成する筒状の照明筒部53により導光される。接着規制帯80及び引っかけ部58を用いて実現される表示板20が浮き難い本実施形態の構成では、照明光が視認側端部53bと表示板20との間から透過部外に漏光することが抑制できるので、視認側への表示を確実に行なうことができる。
また、第1実施形態によると、引っかけ部58は、表示板20が延設されている延設方向のうち受入方向IDから貫通穴部26を受け入れた状態で、貫通穴部26を引っかけている。このようにすると、本体部50に表示板20を組み付ける際、表示板20を接着規制帯80に合わせて裏面24が凸となる円筒面状に反らせた状態で、例えば対向面部55に沿って表示板20を受入方向IDにスライドさせることで、貫通穴部26を引っかけ部58に引っかけることができる。
ここで、本体部50に表示板20を組み付ける際、接着規制帯80に係る箇所において裏面24と対向面部55の一部を構成する平行辺54aとが接触した状態で受入方向IDにスライドさせても、平行辺54aと重なる箇所の接着力は、垂直辺54bと重なる箇所の接着力よりも規制されているので、引っかけようとする間の表示板20の平行辺54aへの貼り付きが抑制される。したがって、正規の位置に表示板20を配置し易くなり、本体部50に対して表示板20がしっかり固定配置される。
そして、垂直辺54bと重なる箇所の接着力は、平行辺54aと重なる箇所の接着力よりも規制されていないので、視認側端部53bのうち少なくとも一部が接着規制帯80と重なって配置されている特定照明筒部54の周辺においても表示板20が浮き上がり難くなり、照明光が透過部外に漏光することが抑制できる。
また、第1実施形態によると、接着規制帯80は、貫通穴26aの中心を包含している。このような設定範囲では、本体部50に表示板20を組み付ける際、貫通穴26aの周辺が対向面部55と貼り付いてしまうことが抑制されるので、正規の位置に表示板20をより配置し易くなる。
また、第1実施形態によると、接着部70は、接着剤が面状に配置された面状配置部72を有し、接着規制帯80は、接着剤が点状に配置された点状配置部84を有する。このような点状配置部84では、裏面24と対向面部55との接着剤を介した面積が確実に減少するため、接着規制帯80の接着力を、接着部70よりも規制することができる。
また、第1実施形態における製造方法によると、裏面24及び対向面部55のうち少なくとも一方の面上に、接着部70の形成のために、接着剤を配置する。そして、表示板20を接着規制帯80に合わせて裏面24が凸となる円筒面状に反らせた状態で、貫通穴部26を引っかけ部58に引っかける。表示板20を反らせることで、接着剤を配置した箇所の裏面24と対向面部55との接触を極力回避することができる。接着規制帯80に係る箇所において裏面24と対向面部55とが接触したとしても、接着規制帯80では接着部70よりも接着力が規制されているため、引っかけようとする間の表示板20の本体部50への貼り付きが抑制され、正規の位置に表示板20を配置し易くなる。
その後、接着部70により表示板20を本体部50に接着する。こうして製造される車両用表示装置100では、確実に表示板20と本体部50とを接着することができ、表示板20の浮き上がりが抑制される。加えて、引っかけ部58が貫通穴部26を引っかけているので、万が一接着部70の経年劣化により接着力が弱まっても、表示板20の浮き上がりが回避される。したがって、本体部50に対して表示板20がしっかり固定配置された車両用表示装置100を容易に提供することができる。
また、第1実施形態における製造方法によると、表示板20を反らせた状態、かつ、接着規制帯80に係る箇所において裏面24と対向面部55とを接触させた状態で、本体部50に対して表示板20を受入方向IDに沿ってスライドさせることにより、貫通穴部26を引っかけ部58に引っかける。このようにすることで、接着剤を配置した箇所の裏面24と対向面部55との接触を極力回避しつつ、安定的に貫通穴部26を引っかけ部58に引っかけることができる。したがって、引っかけようとする間の表示板20の本体部50への貼り付きを抑制しつつ、正規の位置に表示板20をより配置し易くなる。
また、第1実施形態において表示板20がしっかり固定配置されると、車両の振動が表示板20に伝わっても、異音としての表示板20と本体部50との衝突音を発生し難くすることができる。
(第2実施形態)
図8〜12に示すように、本発明の第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第2実施形態における接着部70は、図8に示すように、第1実施形態と同様に、接着剤が面状に配置された面状配置部72を有している。一方、接着規制帯280も、接着部70における接着剤の成分と同様の接着剤が面状に配置された面状配置部286を有している。
第2実施形態における対向面部255は、第1実施形態と同様に、例えばポリプロピレン樹脂ないしはABS樹脂等の遮光性の合成樹脂により形成されている本体部250のケース252に設けられている。
図9に示すように、対向面部255のうち、接着部70の面状配置部72と対向する箇所には、第1実施形態と同様の滑らかな平面状に形成されている対向面255aが設けられている。一方、対向面部255側の面状配置部286と対向する箇所には、対向面部255の一部分として、裏面24とは反対側に凹む部分的な凹部255bが設けられている。凹部255bにより、対向面部255と面状配置部286との間に部分的な空間が設けられている。
こうした接着規制帯280では、単位面積当たりの接着剤の対向面部255への接触面積が接着部70よりも小さくなっているため、当該接着部70よりも接着力が規制されている。
また、図10に示すように、第2実施形態における貫通穴226aは、その輪郭を略円形状に開けられており、貫通穴部226において引っかけ爪258aは設けられていない。一方、挿通部257においても引っかけ穴58aが設けられていない。その代わり、挿通部257において貫通穴部226よりも視認側の箇所から、表示板220の延設方向に沿って突出する引っかけ爪26bが設けられている。延設方向のうち引っかけ爪258aの突出方向とは逆向きの受入方向IDから、貫通穴部226が当該引っかけ爪258aに受け入れられた状態となっていることで、本体部250のケース252は、貫通穴部226を引っかける引っかけ部258を有している。
こうした第2実施形態における引っかけ工程S220(図11参照)では、第1実施形態と同様に、表示板220を接着規制帯280に合わせて、裏面24が凸となる円筒面状に反らせた状態で、貫通穴部226を引っかけ部258に引っかける。
具体的に図12に示すように、まず、第1実施形態と同様に、接着規制帯280の帯方向BDと、裏面24が凸となる部分円筒面状に反ったときの母線の延伸方向とが一致するように、表示板220を弾性変形にて反らせる。
次に、上述の表示板220を反らせた状態で、貫通穴部226の受入箇所が本体部250における引っかけ部258の引っかけ爪258aから少し受入方向IDの逆側に位置するように、対向面部255に対して裏面24を接触させる。すると、接着規制帯280が引っかけ部258を包含するように設定されているので、接着規制帯280に係る箇所において裏面24と対向面部255とが接触することとなる。
次に、接触状態で、本体部250に対して表示板220を受入方向IDに沿ってスライドさせる。これにより、引っかけ爪258aに、貫通穴部226の受入箇所が受け入れられた状態となる。こうして貫通穴部226を引っかけ部258に引っかける。
このような第2実施形態においても、車両用表示装置200は、接着部70よりも接着力が規制された接着規制帯280を備えているので、第1実施形態に準じた作用効果を発揮することが可能となる。
また、第2実施形態によると、接着規制帯280は、接着剤が配置された配置部として、面状配置部286を有し、対向面部255側の面状配置部286と対向する箇所に部分的な凹部255bが設けられている。このような凹部255bにより、裏面24と対向面部255との接着剤を介した面積が確実に減少するため、接着規制帯280の接着力を、接着部70よりも規制して、正規の位置に表示板220を配置し易くすることができるのである。
(第3実施形態)
図13に示すように、本発明の第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第3実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第3実施形態における接着部70は、第1実施形態と同様に、接着剤が面状に配置された面状配置部72を有している。一方、接着規制帯380は、接着剤が網目状に配置された網目状配置部388を有している。網目状配置部388は、例えば接着規制帯380のうち、対向面部55と重なる全範囲に設けられている。
網目状配置部388では、網目の間の隙間部分に接着剤が存在しない分、単位面積当たりの接着剤の裏面24及び対向面部55への接触面積が面状配置部72よりも小さくなっているため、接着部70よりも接着力が規制されている。
なお、図13において、網目状配置部388は、クロスハッチングにより示されている。
このような第3実施形態においても、車両用表示装置300は、接着部70よりも接着力が規制された接着規制帯380を備えているので、第1実施形態に準じた作用効果を発揮することが可能となる。
また、第3実施形態によると、接着部70は、接着剤が面状に配置された面状配置部72を有し、接着規制帯380は、接着剤が網目状に配置された網目状配置部388を有する。このような網目状配置部388では、裏面24と対向面部55との接着剤を介した面積が確実に減少するため、接着規制帯380の接着力を、接着部70よりも規制することができる。
(第4実施形態)
図14,15に示すように、本発明の第4実施形態は第1実施形態の変形例である。第4実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。なお、図14は、車両用表示装置400の車両への搭載状態を示したものではなく、本体部50が実線、表示板20のうち一部が2点鎖線で示されている。
第4実施形態における一対の突出ピン456とピン穴428とは、接着規制帯80を挟んだ片側のみに設けられている。特に本実施形態の突出ピン456とピン穴428とは、接着規制帯80の幅方向のうち、受入方向ID側のみに1つずつ設けられている。
また第1実施形態と同様、引っかけ穴458aは、引っかけ爪26bの突出方向と交差する交差方向ISD(特に本実施形態では突出方向と垂直な方向)において、当該引っかけ爪26bを両側から挟む挟み壁458bを有している。ただし、この交差方向ISDにおける引っかけ爪26bと挟み壁458bとの隙間の寸法Ghは、当該交差方向ISDにおける突出ピン456とピン穴428との隙間の寸法Gp以下に設定されている。特に本実施形態では、寸法Ghと寸法Gpが実質等しく設定されている。なお、寸法Gh,Gpは、図15に示すように、両側の隙間を合算した寸法を表している。
このような第4実施形態においても、車両用表示装置400は、接着部70よりも接着力が規制された接着規制帯80を備えているので、第1実施形態に準じた作用効果を発揮することが可能となる。
また、第4実施形態によると、寸法Ghが寸法Gp以下なので、引っかけ部58により、交差方向ISDの位置ずれを規制する機能が発揮される。したがって、突出ピン456及びピン穴428の設置数を抑制しつつ、本体部50に対する表示板20の当該交差方向の位置ずれを抑制することができる。
(第5実施形態)
図16に示すように、本発明の第5実施形態は第1実施形態の変形例である。第5実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。なお、図16は、車両用表示装置400の車両への搭載状態を示したものではなく、指針30及びカバー部材90等が組み付けられる前の状態を示している。
第5実施形態における一対の突出ピン556とピン穴528a,528bとは、接着規制帯80を挟んだ片側のみに設けられている。特に本実施形態の突出ピン556とピン穴528a〜bとは、接着規制帯80の幅方向のうち、受入方向ID側に2つずつ設けられている。
こうして、突出ピン556及びピン穴528a〜bは、接着規制帯80から外れた箇所に、特に表示板20のうち指示対象指標22aが形成された箇所よりも外周側となる箇所に、一対設けられている。特に第5実施形態では、帯方向BDと結び方向PDとが略平行となっている。
また第1実施形態と同様、引っかけ穴58aは、引っかけ爪26bの突出方向と交差する交差方向(特に本実施形態では突出方向と垂直な方向)において、当該引っかけ爪26bを両側から挟む挟み壁58bを有している。
ただし、第5実施形態では、断面円形状の突出ピン556に対して、一対のピン穴528a〜bのうち、一方のピン穴528aが円穴状に形成されており、他方のピン穴528bが、交差方向に延伸する長穴状に形成されている。こうした形状によって、交差方向における引っかけ爪26bと挟み壁58bとの隙間の寸法は、当該交差方向における突出ピン556とピン穴528a〜bとの隙間の寸法のうち、ピン穴528aに対応する隙間の寸法よりは大きく、ピン穴528bに対応する隙間の寸法よりは小さく設定されている。
このような第5実施形態においても、車両用表示装置500は、接着部70よりも接着力が規制された接着規制帯80を備えているので、第1実施形態に準じた作用効果を発揮することが可能となる。
また、第5実施形態によると、突出ピン556及びピン穴528a〜bは、接着規制帯80を挟んだ片側に一対設けられている。このようにすると、突出ピン556及びピン穴528a〜bが設けられない側の表示スペースが広くなるので、表示の自由度を高めつつ、本体部50に対する表示板20の位置ずれを抑制することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に変形例1としては、図17に示すように、接着規制帯80は、点状配置部84及び網目状配置部388を有しておらず、当該接着規制帯80のうち対向面部55と重なる全範囲を露出対向部82とした構成であってもよい。
変形例2としては、接着規制帯80は、引っかけ部258を包含すると共に表示板20の外縁20a間を直線的に貫く帯状の範囲に設けられていれば、図18に示すように、接着規制帯80に隣接し、かつ、照明筒部53の受入方向IDと垂直な垂直方向に沿って延びる垂直辺に重なる箇所PPに、接着部70の面状配置部72が配置されてもよい。
変形例3としては、図19に示すように、点状配置部84が接着規制帯80のうち、対向面部55と重なる全範囲に設けられていてもよい。
変形例4としては、接着部70は、接着剤が面状に配置された面状配置部72を有し、一方接着規制帯80は、接着部70における接着剤とは異なる成分により当該接着部70の接着剤よりも接着力が小さい別の接着剤が面状に配置された面状配置部を有する構成としてもよい。
変形例5としては、図20に示すように、接着部70は、例えば照明筒部53の周辺と重なる箇所のみに部分的に設けられていてもよい。
変形例6としては、帯方向BDは、図21に示すように受入方向IDに沿ったものであってもよく、図22に示すように受入方向IDに対して斜めであってもよい。
変形例7としては、図23に示すように、帯方向BDに対して結び方向PDが直交しない位置に、突出ピン56及びピン穴28が配置されていてもよい。
変形例8としては、表示板20が突出ピンを有し、本体部50のケース52がピン穴を有していてもよい。
変形例9としては、突出ピン56及びピン穴28が設けられていなくてもよい。
第2実施形態に関する変形例10としては、対向面55aを粗面状とすることにより、対向面部255のうち接着規制帯280の面状配置部286と対向する箇所に部分的な凹部255bが設けられていてもよい。また、部分的な凹部255bは、配置部であれば、点状配置部84又は網目状配置部388と対向する箇所に設けられていてもよい。
変形例11としては、表示板20は、中央で分割されておらず、車両用表示装置100に単一的に設けられたものであってもよい。図24のように、1つの表示板20に対して複数の引っかけ部58が設けられている場合には、接着規制帯80は、複数の引っかけ部58を包含すると共に表示板20の外縁20a間を直線的に貫く帯状の範囲に設けられることが好ましい。
変形例12としては、接着剤配置工程S10において、対向面部255の面上に接着剤を配置してもよい。
変形例13としては、接着規制帯80は、貫通穴26aの中心から外れていてもよい。
第4実施形態に関する変形例14としては、突出ピン456とピン穴428とは、接着規制帯80の幅方向のうち、受入方向IDとは反対側のみに1つずつ設けられていてもよい。
第5実施形態に関する変形例15としては、図25に示すように、一対のピン穴528a〜bの両方が交差方向に延伸する長穴状に形成されていてもよい。交差方向における引っかけ爪26bと挟み壁58bとの隙間の寸法は、当該交差方向における突出ピン556とピン穴528a〜bとの隙間の寸法よりも小さくなっていてもよい。
100,200,300 車両用表示装置、20,220 表示板、20a 外縁、22 表示面、22a 指示対象指標(透過部)、22b 独立指標(透過部)、24 裏面、26,226 貫通穴部、26a,226a 貫通穴、26b 引っかけ爪、28,428,528a,528b ピン穴、50,250 本体部、53 照明筒部、53b 視認側端部、54 特定照明筒部、54a 平行辺、54b 垂直辺、55,255 対向面部、56 突出ピン、58,258 引っかけ部、58a,458a 引っかけ穴、58b,458b 挟み壁、64 照明素子、70 接着部、72 面状配置部、80,280,380 接着規制帯、82 露出対向部、84 点状配置部、255b 凹部、286 面状配置部、388 網目状配置部、BD 帯方向、PD 結び方向、ID 受入方向、ISD 交差方向、Gh,Gp 寸法

Claims (14)

  1. 車両の状態を表示する車両用表示装置であって、
    視認側への表示を行なう表示面(22)と、前記表示面の裏側に設けられた裏面(24)と、前記表示面と前記裏面との間を貫通する貫通穴(26a,226a)が設けられた貫通穴部(26,226)と、を有する表示板(20,220)と、
    前記裏面と対向する対向面部(55,255)と、前記貫通穴部を引っかける引っかけ部(58,258)と、を有する本体部(50,250)と、
    前記裏面と前記対向面部との間に配置され、前記表示板と前記本体部とを接着している接着部(70)と、
    前記裏面と前記対向面部との間において、前記引っかけ部を包含すると共に前記表示板の外縁(20a)間を直線的に貫く帯状の範囲に、前記接着部よりも接着力が規制された接着規制帯(80,280,380)と、を備える車両用表示装置。
  2. 前記接着規制帯は、前記裏面と前記対向面部とを、互いに露出させた状態で対向させることにより、接着力がない露出対向部(82)を有する請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記本体部は、照明光を発する照明素子(64)と、前記照明光を視認側へ導光し、視認側端部(53b)が前記対向面部の一部を構成する筒状の照明筒部(53)と、をさらに有し、
    前記表示板は、前記視認側端部に囲まれた範囲に配置され、前記照明光を透過することで、前記表示を行なう透過部(22a,22b)をさらに有する請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記引っかけ部は、前記表示板が延設されている延設方向のうち受入方向(ID)から前記貫通穴部を受け入れた状態で、前記貫通穴部を引っかけており、
    前記本体部は、前記照明筒部として、前記視認側端部のうち少なくとも一部が前記接着規制帯と重なって配置されている特定照明筒部(54)を有し、
    前記特定照明筒部の前記視認側端部は、前記受入方向に沿って延びる平行辺(54a)と、前記受入方向と垂直な垂直方向に沿って延びる垂直辺(54b)と、を有し、
    前記接着規制帯において、前記平行辺と重なる箇所の接着力は、前記垂直辺と重なる箇所の接着力よりも、規制されている請求項3に記載の車両用表示装置。
  5. 前記接着部は、接着剤が面状に配置された面状配置部(72)を有し、
    前記接着規制帯は、前記接着剤が点状に配置された点状配置部(84)を有する請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  6. 前記接着部は、接着剤が面状に配置された面状配置部を有し、
    前記接着規制帯は、前記接着剤が網目状に配置された網目状配置部(388)を有する請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  7. 前記接着規制帯は、接着剤が配置された配置部(286)を有し、前記対向面部側の前記配置部と対向する箇所に部分的な凹部(255b)が設けられることにより、前記接着部よりも接着力が規制されている請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  8. 前記接着規制帯は、前記貫通穴の中心を包含している請求項1から7のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  9. 前記表示板及び前記本体部のうち一方は、前記表示板の板厚方向に沿って突出する突出ピン(56)を有し、かつ他方は、前記突出ピンが挿入された状態のピン穴(28)を有し、
    前記突出ピン及び前記ピン穴が、前記接着規制帯を挟んだ両側に一対設けられている請求項1から8のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  10. 前記接着規制帯が前記外縁間を貫く方向を帯方向(BD)と定義し、
    前記両側の前記突出ピン及び前記ピン穴同士を結ぶ方向を結び方向(PD)と定義すると、
    前記帯方向と前記結び方向とがなす角度は、45度より大きい請求項9に記載の車両用表示装置。
  11. 前記表示板及び前記本体部のうち一方は、前記表示板の板厚方向に沿って突出する突出ピン(456)を有し、かつ他方は、前記突出ピンが挿入された状態のピン穴(428)を有し、
    前記貫通穴部は、前記貫通穴の縁から中心に向かって突出する引っかけ爪(26b)を有し、
    前記引っかけ部は、前記引っかけ爪を内部に受け入れた状態の引っかけ穴(458a)を有し、
    前記引っかけ穴は、前記引っかけ爪の突出方向と交差する交差方向(ISD)において、前記引っかけ爪を両側から挟む挟み壁(458b)を有し、
    前記交差方向における前記引っかけ爪と前記挟み壁との隙間の寸法(Gh)は、前記交差方向における前記突出ピンと前記ピン穴と隙間の寸法(Gp)以下である請求項1から8のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  12. 前記表示板及び前記本体部のうち一方は、前記表示板の板厚方向に沿って突出する突出ピン(556)を有し、かつ他方は、前記突出ピンが挿入された状態のピン穴(528a,528b)を有し、
    前記突出ピン及び前記ピン穴は、前記接着規制帯を挟んだ片側に一対設けられている請求項1から8のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  13. 視認側への表示を行なう表示面(22)と、前記表示面の裏側に設けられた裏面(24)と、前記表示面と前記裏面との間を貫通する貫通穴(26a,226a)が設けられた貫通穴部(26,226)と、を有する表示板(20,220)と、
    前記裏面と対向する対向面部(55,255)と、前記貫通穴部を引っかける引っかけ部(58,258)と、を有する本体部(50,250)と、
    前記裏面と前記対向面部との間に配置され、前記表示板と前記本体部とを接着している接着部(70)と、
    前記裏面と前記対向面部との間において、前記引っかけ部を包含すると共に前記表示板の外縁(20a)間を直線的に貫く帯状の範囲に、前記接着部よりも接着力が規制された接着規制帯(80,280,380)と、を備える車両用表示装置の製造方法であって、
    前記裏面及び前記対向面部のうち少なくとも一方の面上に、前記接着部の形成のために、接着剤を配置する接着剤配置工程(S10)と、
    前記接着剤配置工程の後、前記表示板を前記接着規制帯に合わせて、前記裏面が凸となる円筒面状に反らせた状態で、前記貫通穴部を前記引っかけ部に引っかける引っかけ工程(S20,S220)と、
    前記引っかけ工程の後、前記裏面を前記対向面部に対向させて、前記接着部により前記表示板を前記本体部に接着する接着工程(S30)と、を含む車両用表示装置の製造方法。
  14. 前記引っかけ部は、前記表示板が延設されている延設方向のうち受入方向(ID)から前記貫通穴部を受け入れた状態で、前記貫通穴部を引っかけており、
    前記引っかけ工程において、前記表示板を反らせた状態、かつ、前記接着規制帯に係る箇所において前記裏面と前記対向面部とを接触させた状態で、前記本体部に対して前記表示板を前記受入方向に沿ってスライドさせることにより、前記貫通穴部を前記引っかけ部に引っかける請求項13に記載の車両用表示装置の製造方法。
JP2016076063A 2016-04-05 2016-04-05 車両用表示装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP6519516B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016076063A JP6519516B2 (ja) 2016-04-05 2016-04-05 車両用表示装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016076063A JP6519516B2 (ja) 2016-04-05 2016-04-05 車両用表示装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017187372A true JP2017187372A (ja) 2017-10-12
JP6519516B2 JP6519516B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=60045503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016076063A Expired - Fee Related JP6519516B2 (ja) 2016-04-05 2016-04-05 車両用表示装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6519516B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0430499Y2 (ja) * 1985-04-30 1992-07-23
JPH0665824U (ja) * 1993-02-24 1994-09-16 矢崎総業株式会社 計器の文字板固定構造
JPH11311550A (ja) * 1998-04-27 1999-11-09 Denso Corp 指針計器
JP2006292648A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Yazaki Corp メータ装置
US20070068717A1 (en) * 2005-09-27 2007-03-29 Austin James B Hidden fastening system for motor vehicle instrument panels
WO2009028263A1 (ja) * 2007-08-30 2009-03-05 Nippon Seiki Co., Ltd. 表示装置及び表示装置用表示板の組み付け方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0430499Y2 (ja) * 1985-04-30 1992-07-23
JPH0665824U (ja) * 1993-02-24 1994-09-16 矢崎総業株式会社 計器の文字板固定構造
JPH11311550A (ja) * 1998-04-27 1999-11-09 Denso Corp 指針計器
JP2006292648A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Yazaki Corp メータ装置
US20070068717A1 (en) * 2005-09-27 2007-03-29 Austin James B Hidden fastening system for motor vehicle instrument panels
WO2009028263A1 (ja) * 2007-08-30 2009-03-05 Nippon Seiki Co., Ltd. 表示装置及び表示装置用表示板の組み付け方法
JP2009058244A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置及び表示装置用表示板の組み付け方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6519516B2 (ja) 2019-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9659489B2 (en) Display apparatus
US20190212606A1 (en) Display apparatus
US9109927B2 (en) Pointer-type meter
JP6458776B2 (ja) 車両用表示装置
US8988888B2 (en) Instrument device
JP6201321B2 (ja) 表示装置
JP2017187372A (ja) 車両用表示装置及びその製造方法
JP2011242378A (ja) 計器装置
JP2018103669A (ja) 車両用表示装置及びその製造方法
JPWO2020009092A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ
US20140165903A1 (en) Pointer cap for cluster gauge
JP6597561B2 (ja) 車両用表示装置
JP6002555B2 (ja) 指針構造
JP5432803B2 (ja) 指針装置及び表示装置
JP2007322343A (ja) 車両用計器
JP6729462B2 (ja) 表示装置
JP2014113856A (ja) 車両用表示装置
JP5513812B2 (ja) 表示装置
JP5477623B2 (ja) 指針式計器
EP4372267A1 (en) Planar lighting device
JP2018091761A (ja) 表示ユニット
JP6837103B2 (ja) 車両用表示装置
JP6755340B2 (ja) 液晶表示装置
JP6790649B2 (ja) 面発光装置および表示装置
JP2016013814A (ja) 車両用表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180618

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190320

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190408

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6519516

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees