JP2018091761A - 表示ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】作動異常の回避と表示光像の視認性確保とを両立させる表示ユニットの提供。【解決手段】表示ユニット1は、表示前方へ向かって凸面状に湾曲している表示前面500と、表示前方へ向かって凹面状に湾曲している表示背面501とを、表示パネル20の表示前方に有する透光性の湾曲型外郭パネル50と、表示パネル20の側方スペースSsに露出して配置された駆動回路30を保護するために、表示領域Adを含む表示画面200全域と表示背面501との間から、側方スペースSsと表示背面501との間に跨って配置されている透光性の保護体60と、保護体60と表示背面501との間に封止されて硬化されている透光性の光学接着材70とを、備える。【選択図】図1

Description

本発明は、表示ユニットに関する。
従来、表示画面に表示光像を形成する表示パネルに対し、その表示前方に例えばタッチパネル又は加飾パネル等の外郭パネルを配置した表示ユニットは、広く知られている。
このような表示ユニットの一種として特許文献1の開示ユニットでは、表示画面を平面状に形成した表示パネルと、表示前面及び表示背面を平面状に形成した外郭パネルとが、組み合わされている。ここで特許文献1の開示ユニットでは、表示パネルにおける平面状の表示画面と外郭パネルにおける平面状の表示背面との間にて、透光性の光学接着材が封止状態で硬化されている。これにより、表示パネルの表示画面に形成された表示光像は、空気層を通さずに光学接着材を通して外郭パネルへと入射することで、外郭パネルの表示背面等での反射を抑制されるため、ユーザによる当該表示光像の視認性が確保されることとなる。
特開2016−164633号公報
さて、特許文献1の開示ユニットでは、表示パネルの表示画面のうち表示光像を形成する表示領域の外側部分と、外郭パネルの表示背面との間にて、樹脂部材がダム状に介装されている。これによりダム状の樹脂部材は、硬化前の光学接着材が表示画面と表示背面との間から表示パネルの側方スペースへと漏出するのを、抑制可能となっている。
ここで表示パネルの側方スペースには、表示パネルを駆動して表示光像を形成するための駆動回路を、露出して配置する構造が考えられる。また、表示パネルの側方スペースと連通する表示パネルの側方スペースには、表示パネルを透過照明して表示光像を発光させるためのバックライトを、露出して配置する構造が考えられる。こうした想定構造では、硬化前の光学接着材が表示ユニットの側方スペースに漏出するのを抑制することで、当該漏出接着材が駆動回路又はバックライトに付着して作動異常を招くのを回避可能となる。
しかしながら近年、表示前方へ向かって凸面状に湾曲している表示前面と、表示前方へ向かって凹面状に湾曲している表示背面とを有した、湾曲型外郭パネルの使用が求められるようになってきている。そこで、こうした湾曲型外郭パネルを特許文献1の開示ユニットに適用した場合、凹面状の表示背面と樹脂部材との間には隙間が生じ易くなるため、当該隙間を通じて硬化前の光学接着材が表示パネルの側方スペースに漏出することで、作動異常を招くおそれがある。しかも、表示パネルの表示画面において大きく確保することが望ましい表示領域に、その外側部分から樹脂部材が食み出して表示光像の視認性が低下するのを回避すべく、樹脂部材を狭く形成すると、作動異常を招く光学接着材の漏出はさらに生じ易くなってしまう。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、作動異常の回避と表示光像の視認性確保とを両立させる表示ユニットの提供にある。
以下、課題を達成するための発明の技術的手段について、説明する。尚、発明の技術的手段を開示する特許請求の範囲及び本欄に記載された括弧内の符号は、後に詳述する実施形態に記載された具体的手段との対応関係を示すものであり、発明の技術的範囲を限定するものではない。
まず、上述の課題を解決するために開示された第一発明は、
平面状の表示画面(200)に設定されている表示領域(Ad)に表示光像(2)を形成する表示パネル(20)と、
表示パネルの側方スペース(Ss)に露出して配置されており、表示パネルを駆動して表示光像を形成するための駆動回路(30)と、
表示前方へ向かって凸面状に湾曲している表示前面(500)と、表示前方へ向かって凹面状に湾曲している表示背面(501)とを、表示パネルの表示前方に有する透光性の湾曲型外郭パネル(50)と、
駆動回路を保護するために、表示領域を含む表示画面全域と表示背面との間から、側方スペースと表示背面との間に跨って配置されている透光性の保護体(60)と、
保護体と表示背面との間に封止されて硬化されている透光性の光学接着材(70)とを、備える。
このように第一発明によると、表示パネルにおいて表示領域を含む平面状の表示画面全域と、湾曲型外郭パネルにおいて凹面状に湾曲している表示背面との間から、表示パネルの側方スペースと当該表示背面との間に跨って、保護体が配置されている。これによれば、表示画面全域及び側方スペースを広く覆うことになる保護体と表示背面との間に、光学接着材が封止されることから、硬化前の光学接着材が側方スペースには漏出し難くなる。
故に、側方スペースに露出して配置された駆動回路を、光学接着材の付着から保護し得る。しかも、表示画面の表示領域に形成される表示光像は、表示画面全域及び側方スペースを覆う透光性保護体から、当該保護体と表示背面との間の透光性光学接着材を透過することで、視認性を阻害され難くなる。
以上のことから第一発明では、駆動回路への光学接着材の付着による作動異常についての回避を、表示光像の視認性確保と両立させることが可能となる。
次に、上述の課題を解決するために開示された第二発明は、
平面状の表示画面(200)に設定されている表示領域(Ad)に表示光像(2)を形成する表示パネル(20)と、
表示パネルの側方スペース(Ss)と連通する表示パネルの後方スペース(Sb)に露出して配置されており、表示パネルを透過照明して表示光像を発光させるバックライト(40)と、
表示前方へ向かって凸面状に湾曲している表示前面(500)と、表示前方へ向かって凹面状に湾曲している表示背面(501)とを、表示パネルの表示前方に有する透光性の湾曲型外郭パネル(50)と、
バックライトを保護するために、表示領域を含む表示画面全域と表示背面との間から、側方スペースと表示背面との間に跨って配置されている透光性の保護体(60)と、
保護体と表示背面との間に封止されて硬化されている透光性の光学接着材(70)とを、備える。
このように第二発明によると、表示パネルにおいて表示領域を含む平面状の表示画面全域と、湾曲型外郭パネルにおいて凹面状に湾曲している表示背面との間から、表示パネルの側方スペースと当該表示背面との間に跨って、保護体が配置されている。これによれば、表示画面全域及び側方スペースを広く覆うことになる保護体と表示背面との間に、光学接着材が封止されることから、硬化前の光学接着材が側方スペースには漏出し難くなる。
故に、側方スペースと連通する表示パネルの後方スペースに露出して配置されたバックライトを、光学接着材の付着から保護し得る。しかも、表示画面の表示領域に形成される表示光像は、表示画面全域及び側方スペースを覆う透光性保護体から、当該保護体及び表示背面間の透光性光学接着材を透過することで、視認性を阻害され難くなる。
以上のことから第二発明では、バックライトへの光学接着材の付着による作動異常についての回避を、表示光像の視認性確保と両立させることが可能となる。
本発明の一実施形態による表示ユニットを示す断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1の表示ユニットの構成要素を分解して示す分解斜視図である。 図1の表示ユニットの製造方法を示す模式図である。 図1の表示ユニットの製造方法を示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態による表示ユニット1は、例えばインストルメントパネル又はセンターコンソール等、車両内のユーザにより視認容易且つ操作容易な箇所に、搭載される。これにより、車載式タッチパネルとして機能する表示ユニット1は、ユーザに提供する情報を表示しつつ、ユーザの手指によるタッチ操作に反応して当該表示の形態を切り替えることが可能となっている。尚、表示ユニット1における上下方向は、水平面上における車両の鉛直方向と実質一致している。
本実施形態の表示ユニット1は、図2に示すように、例えば地図、自車両の現在位置、進行方向、目的地への案内経路及びナビ操作ボタン等といったナビゲーション情報を表示光像2としてユーザに表示しつつ、当該ナビゲーション情報に関連したタッチ操作をユーザから受ける、カーナビゲーション装置に適用される。但し、表示ユニット1は、例えば車両内温度、風量及び空調操作ボタン等といった空調情報を表示光像2として表示しつつ、当該空調情報に関連したタッチ操作をユーザから受ける、エアコンパネルに適用されてもよい。あるいは表示ユニット1は、例えば車両内音量及び音響操作ボタン等といった音響情報を表示光像2として表示しつつ、当該音響情報に関連したタッチ操作をユーザから受ける、音響パネルに適用されてもよい。またあるいは表示ユニット1は、それらパネル以外の各種車載電装品に適用されても、勿論よい。
図1に示すように表示ユニット1は、ハウジング10、表示パネル20、駆動回路30、バックライト40、湾曲型外郭パネル50、保護体60及び光学接着材70を備えている。
ハウジング10は、例えば不透明樹脂又は金属等により矩形のカップ状に形成されて、遮光性を与えられている。ハウジング10の開口部100は、車両内においてユーザの着座する座席側となる表示前方Dfに、向けられている。
表示パネル20は、全体として矩形の平板状に形成されている。表示パネル20は、ハウジング10内のうち開口部100の近傍箇所に配置されている。図1〜3に示すように、表示パネル20の左右及び上下の側方箇所には、駆動回路30を配置するための側方スペースSsが確保されている。表示パネル20の背後の後方箇所には、バックライト40を配置するための後方スペースSbが確保されている。表示パネル20は、図1,2の如く表示前方Dfを向く平面状の表示画面200を、形成している。表示パネル20は、例えば表示ECU等の車載ECUと接続するために、図1,3の如くハウジング10の内部から外部へと張り出す可撓性のFPC基板21を、有している。
図1に示すように本実施形態の表示パネル20は、一対の偏光板22,23間にフィルタ基板24及びTFT基板25を積層して構成されたカラーTFT液晶パネルである。TFT基板25は、FPC基板21を介して駆動回路30と接続されている。TFT基板25は、表示光像2(図2を参照)を形成する複数画素を、有している。TFT基板25の各画素は、車載ECUから受ける制御指令に従って駆動回路30により駆動されることで、互いに共同して表示光像2を形成する。フィルタ基板24は、TFT基板25の有する各画素の表示前方Dfに対応させて、RGBのうちいずれかの色を透過させる複数のカラーフィルタを、有している。TFT基板25の各画素駆動により形成される表示光像2は、フィルタ基板24のカラーフィルタを透過することで、カラー表示される。
図1,2に示すようにフィルタ基板24の外周部には、カラーフィルタの設けられない代わりに、光の透過を遮断する遮光部240が設けられている。これにより、矩形の枠状を呈する遮光部240に囲まれてカラー表示の表示光像2を形成する矩形の表示領域Adが、表示パネル20の表示画面200に設定されている。それと共に表示画面200には、遮光部240により表示光像2を表示させない非表示領域Anが矩形の枠状に設定されている。
駆動回路30は、表示パネル20のうちTFT基板25の各画素を駆動して表示光像2を形成するための回路部品31を、複数有している。回路部品31は、例えばゲートドライバIC310、ソースドライバIC311、抵抗素子312及びコンデンサ313等である。ここでゲートドライバIC310及びソースドライバIC311は、向かって右側及び下側の側方箇所へとTFT基板25を延出させてなる延出部250に実装されることで、ハウジング10内のうち表示パネル20の側方スペースSsに露出して配置されている。また一方で抵抗素子312及びコンデンサ313は、TFT基板25との接続箇所から下側の側方箇所へと延出させたFPC基板21に実装されることで、ハウジング10内のうち表示パネル20の側方スペースSsに露出して配置されている。
図1に示すようにバックライト40は、全体として矩形の平板状に形成されている。バックライト40は、ハウジング10内のうち表示パネル20の後方スペースSbに、配置されている。バックライト40は、ライトケース41、光源42、導光板43及び光学フィルム44を有している。
ライトケース41は、例えば不透明樹脂又は金属等により矩形のカップ状に形成されて、遮光性を与えられている。ライトケース41の開口部410は、表示パネル20側としての表示前方Dfに向けられている。ライトケース41の内部は、開口部410を通じて表示パネル20の後方スペースSbに露出している。かかるライトケース41の内部には、バックライト40の他の構成要素41,42,43,44が配置されている。
複数の光源42は、例えば白色光を発するLEDチップ等から構成されている。各光源42は、ライトケース41の側壁部411に沿って、互いに間隔をあけて配置されている。各光源42は、専用配線及びFPC基板21を介して駆動回路30に接続されている。これにより各光源42は、車載ECUから受ける制御指令に従って駆動回路30により通電されることで、光を発する。
導光板43は、例えば透明樹脂等により矩形の平板状に形成されて、透光性を与えられている。導光板43は、自身の側面430を各光源42と対向させて配置されている。複数の光学フィルム44は、例えば拡散剤を分散させた透明樹脂等により矩形のシート状に形成されて、光拡散性を与えられている。各光学フィルム44は、導光板43の表示前方Dfへ向かって順に並んで配置されている。
以上の如きバックライト40の構成下、各光源42から発せられた光は、導光板43を通じて各光学フィルム44へと導かれることで、順次拡散される。こうして拡散された光は、表示前方Dfへと放射されることで、表示パネル20を背後から透過照明する。これにより、表示パネル20の形成する表示光像2がカラーで発光表示されることとなる。
図1,3に示すように湾曲型外郭パネル50は、例えば透明ガラス等により湾曲板状に形成されて、透光性を与えられている。湾曲型外郭パネル50は、開口部100を外部から覆う状態にて、ハウジング10に固定されている。湾曲型外郭パネル50は、表示パネル20の表示前方Dfに表示前面500及び表示背面501を有している。表示前面500は、表示前面500の背後にて上下に所定の曲率を持って湾曲することで、表示前方Dfへと向かって突出した凸面状を呈している。表示背面501は、上下に所定の曲率を持って湾曲することで、表示前方Dfへと向かって凹んだ凹面状を呈している。
但し、本実施形態の表示前面500と表示背面501とは、左右ではストレートとなる実質同一の部分円筒面状に形成されることで、湾曲型外郭パネル50の全域に亘って実質均一の厚さが設定されている。また、図1に示す本実施形態の表示前面500のうち、表示パネル20の非表示領域An及び側方スペースSsを表示前方Dfから覆っている部分は、遮光性の印刷層が積層されて湾曲型外郭パネル50を加飾する加飾面部502として、形成されている。
図1,3に示すように保護体60は、全体として矩形のシート状に形成されている。保護体60には、例えば厚さが0.1mm程度のPETフィルムと同等以上の剛性が、与えられる。保護体60は、例えば透明樹脂母材に透明電極を内包又は積層等して構成されることで、透光性を与えられている。保護体60は、表示パネル20のうち表示領域Adを含む表示画面200の全域と湾曲型外郭パネル50のうち表示背面501との間から、表示パネル20の側方スペースSsと同背面501との間に跨って、配置されている。これにより保護体60は、駆動回路30及びバックライト40の内部を、光学接着材70から保護可能となっている。
図1に示す保護体60において透明電極は、専用配線及びFPC基板21を介して駆動回路30に接続されることで、タッチセンサとして機能する。具体的に透明電極は、表示前方Dfの湾曲型外郭パネル50のうち表示前面500に接触したユーザの手指との間に生じる静電容量を、当該ユーザによる表示前面500へのタッチ操作として感知する。透明電極は、こうして感知した静電容量を、FPC基板21を介して車載ECUに出力する。これにより車載ECUは、ユーザによるタッチ操作に反応して表示光像2の表示形態を切り替えるように、駆動回路30へ与える制御指令を出力する。
図1,3に示す保護体60において表示パネル20側の保護背面600は、表示画面200の全域に面接触した接触面部601と、側方スペースSsに露出した露出面部602とを、形成している。特に本実施形態の接触面部601は、図1の如く遮光部240の表示前方Dfに位置する部分を、表示画面200の非表示領域Anに周方向全域での面接触状態にて固着される固着面部601aとして、表示領域Adを囲む矩形の枠状に確保している。ここで固着面部601aは、例えば両面テープ等により、表示画面200の非表示領域Anに固着されている。
光学接着材70は、OCRとして知られる例えばシリコン系若しくはアクリル系等の光学弾性樹脂をUV硬化、二液硬化又は加熱硬化等することで、透光性を与えられている。光学接着材70は、保護体60のうち表示前方Dfを向く保護前面603と、湾曲型外郭パネル50のうち表示背面501との間にて、封止された状態で硬化されている。これにより保護前面603は、表示領域Adを含む表示画面200全域の表示前方Dfから側方スペースSsの表示前方Dfに跨る矩形の範囲にて、表示背面501との間に光学接着材70を挟む光学面部604を、形成している。それと共に保護前面603は、側方スペースSsの表示前方Dfにて表示背面501に周方向全域で接触している外周部を、光学面部604の外側に隣接した接触面部605として、矩形の枠状に形成している。ここで特に本実施形態の接触面部605は、背後の露出面部602と共に表示背面501に沿って湾曲することで、当該表示背面501には面接触している。
ここまで説明した構成の表示ユニット1は、例えば次の方法により製造される。具体的には、まず図4に示すように、湾曲型外郭パネル50の表示背面501のうち後工程にて保護体60の光学面部604と対向させる矩形領域Al(図4の斜め右上がりハッチング部分)に、硬化前である液状の光学接着材70を塗布する。
次に図5に示すように、バックライト40と駆動回路30(図示は省略)とが組み付けられた表示パネル20の表示画面200に固着面部601aにて固着された保護体60の保護前面603を、湾曲型外郭パネル50上の光学接着材70及び同パネル50の表示背面501に同時的に押し当ててから、光学接着材70を硬化させる。このとき光学接着材70は、保護前面603のうち接触面部605と表示背面501との間の接触界面からは漏出しない限りにて、当該接触界面へと滲み出させてもよい。またこのとき、保護体60のうち表示画面200には保持されていない露出面部602の形成部分では、撓みを抑制することが望ましい。そこで、露出面部602の所定箇所を吸着治具により吸着しながら、保護体60の保護前面603を光学接着材70及び表示背面501に押し当てることで、撓みの抑制が可能となる。
こうして硬化した光学接着材70により、保護前面603のうち光学面部604が表示背面501にオプティカルボンディングされると、表示パネル20とバックライト40と駆動回路30との一体物を、図1の如くハウジング10内に収容させる。さらに、例えば螺子留め等によって湾曲型外郭パネル50をハウジング10に固定することで、表示ユニット1が完成する。
(作用効果)
以上説明した表示ユニット1による作用効果を、以下に説明する。
表示ユニット1によると、表示パネル20において表示領域Adを含む平面状の表示画面200全域と、湾曲型外郭パネル50において凹面状に湾曲している表示背面501との間から、表示パネル20の側方スペースSsと当該表示背面501との間に跨って、保護体60が配置されている。これによれば、表示画面200全域及び側方スペースSsを広く覆うことになる保護体60と表示背面501との間に、光学接着材70が封止されることから、硬化前の光学接着材70が側方スペースSsには漏出し難くなる。
故に、側方スペースSsに露出して配置された駆動回路30を、光学接着材70の付着から保護し得る。それと共に、側方スペースSsと連通する表示パネル20の後方スペースSbに露出して配置されたバックライト40を、光学接着材70の付着から保護し得る。しかも、表示画面200の表示領域Adに形成される表示光像2は、表示画面200全域及び側方スペースSsを覆う透光性保護体60から、当該保護体60と表示背面501との間の透光性光学接着材70を透過することで、視認性を阻害され難くなる。
以上のことから表示ユニット1では、駆動回路30及びバックライト40への光学接着材70の付着による作動異常についての回避を、表示光像2の視認性確保と両立させることが可能となる。
また表示ユニット1によると、保護体60と表示背面501との間の光学接着材70は、側方スペースSsの表示前方Dfにて面接触した保護体60と表示背面501との接触界面から漏出して側方スペースSsまで回り込むのを、抑制され得る。これによれば、表示光像2の視認性確保と両立させて、作動異常を確実に回避することが可能となる。
さらに表示ユニット1によると、表示領域Adを含む表示画面200全域の表示前方Dfから側方スペースSsの表示前方Dfに跨る範囲にて光学接着材70は、保護体60のうち光学面部604と表示背面501との間に挟まれている。これにより、保護体60のうち光学面部604の外側に隣接した接触面部605と表示背面501との接触界面には、表示領域Adに形成された表示光像2の入射が規制され得るので、当該接触界面の空気層により表示光像2の視認性が低下するのを抑制し得る。しかも光学接着材70は、接触面部605及び表示背面501の接触界面よりも内側となる光学面部604及び表示背面501の間からは、当該接触界面を抜ける漏出により側方スペースSsまで回り込むのを確実に抑制され得る。これらによれば、表示光像2の視認性確保と作動異常の回避とを確実に両立させることが可能となる。
またさらに表示ユニット1によると、表示前面500へのタッチ操作を感知するタッチセンサ機能を果たす保護体60が、光学接着材70の付着から駆動回路30及びバックライト40を保護する機能も果たすこととなる。これによれば、二つの機能を保護体60に集約させて構造の簡素化を図ることが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
具体的に変形例1としては、例えばカバー部材等により完全に覆われた駆動回路30を、ハウジング10内のうち表示パネル20の側方スペースSs又は他のスペースに、配置してもよい。またあるいは変形例2としては、例えば少なくとも表示パネル20側に透光性の与えられたライトケース41により完全に覆われてなるバックライト40を、ハウジング10内のうち表示パネル20の後方スペースSb又は他のスペースに、配置してもよい。さらにあるいは変形例3としては、開口部410を表示パネル20により覆うことで、ライトケース41の内部を後方スペースSbには露出させなくてもよい。
変形例4としては、湾曲型外郭パネル50の表示前面500及び表示背面501を、上下には湾曲させず、左右に所定の曲率を持って湾曲させてもよい。またあるいは変形例5としては、湾曲型外郭パネル50の表示前面500及び表示背面501を、上下及び左右のそれぞれに所定の曲率を持って湾曲させてもよい。
変形例6としては、表示領域Adを含む表示画面200全域の表示前方Dfまでは覆うものの、側方スペースSsの表示前方Dfには跨らない範囲にて、光学接着材70を保護体60の光学面部604と湾曲型外郭パネル50の表示背面501との間に挟んでもよい。またあるいは変形例7としては、表示画面200のうち表示領域Adの表示前方Dfまでは覆うものの、同画面200のうち非表示領域Anと側方スペースSsとの表示前方Dfには跨らない範囲にて、光学接着材70を保護体60の光学面部604と湾曲型外郭パネル50の表示背面501との間に挟んでもよい。
変形例8としては、例えばPET等の透明樹脂のみから形成されて透明電極が設けられていないことで、タッチセンサとしては機能しない保護体60を、採用してもよい。また変形例9としては、保護体60の透明電極を、FPC基板21とは別の経路にて車載ECUに接続させてもよい。さらにまた変形例10としては、バックライト40の各光源42を、FPC基板21とは別の経路にて車載ECUに接続させてもよい。
変形例11としては、例えばカラーTFT以外の液晶パネル又は有機ELパネル等を、表示パネル20に採用してもよい。また変形例12としては、車載以外の表示ユニット1に本発明を適用してもよい。
1 表示ユニット、2 表示光像、10 ハウジング、20 表示パネル、30 駆動回路、40 バックライト、50 湾曲型外郭パネル、60 保護体、70 光学接着材、200 表示画面、500 表示前面、501 表示背面、600 保護背面、601 接触面部、601a 固着面部、602 露出面部、603 保護前面、604 光学面部、605 接触面部、Ad 表示領域、Al 矩形領域、An 非表示領域、Df 表示前方、Sb 後方スペース、Ss 側方スペース

Claims (5)

  1. 平面状の表示画面(200)に設定されている表示領域(Ad)に表示光像(2)を形成する表示パネル(20)と、
    前記表示パネルの側方スペース(Ss)に露出して配置されており、前記表示パネルを駆動して前記表示光像を形成するための駆動回路(30)と、
    表示前方へ向かって凸面状に湾曲している表示前面(500)と、表示前方へ向かって凹面状に湾曲している表示背面(501)とを、前記表示パネルの表示前方に有する透光性の湾曲型外郭パネル(50)と、
    前記駆動回路を保護するために、前記表示領域を含む前記表示画面全域と前記表示背面との間から、前記側方スペースと前記表示背面との間に跨って配置されている透光性の保護体(60)と、
    前記保護体と前記表示背面との間に封止されて硬化されている透光性の光学接着材(70)とを、備える表示ユニット。
  2. 平面状の表示画面(200)に設定されている表示領域(Ad)に表示光像(2)を形成する表示パネル(20)と、
    前記表示パネルの側方スペース(Ss)と連通する前記表示パネルの後方スペース(Sb)に露出して配置されており、前記表示パネルを透過照明して前記表示光像を発光させるバックライト(40)と、
    表示前方へ向かって凸面状に湾曲している表示前面(500)と、表示前方へ向かって凹面状に湾曲している表示背面(501)とを、前記表示パネルの表示前方に有する透光性の湾曲型外郭パネル(50)と、
    前記バックライトを保護するために、前記表示領域を含む前記表示画面全域と前記表示背面との間から、前記側方スペースと前記表示背面との間に跨って配置されている透光性の保護体(60)と、
    前記保護体と前記表示背面との間に封止されて硬化されている透光性の光学接着材(70)とを、備える表示ユニット。
  3. 前記保護体は、前記側方スペースの表示前方にて前記表示背面に面接触している請求項1又は2に記載の表示ユニット。
  4. 前記保護体は、
    前記表示領域を含む前記表示画面全域の表示前方から前記側方スペースの表示前方に跨る範囲にて、前記表示背面との間に前記光学接着材を挟んでいる光学面部(604)と、
    前記光学面部の外側に隣接しており、前記側方スペースの表示前方にて前記表示背面に面接触している接触面部(605)とを、形成している請求項3に記載の表示ユニット。
  5. 前記保護体は、前記表示前面へのタッチ操作を感知するタッチセンサとして機能する請求項1〜4のいずれか一項に記載の表示ユニット。
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