JP5477623B2 - 指針式計器 - Google Patents

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本発明は、文字板や表示器等からなる表示部材の前方を回動する指針を備えた指針式計器に関するものである。
従来、この種の指針式計器にあっては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の指針式計器は、所定の意匠部(例えば数字や目盛)を有する文字板からなる表示部材と、この表示部材の背後に配置される回路基板と、この回路基板の背後に導通装着され指針軸が回路基板に設けた孔部を貫通して表示部材側に突出する駆動装置と、この駆動装置の指針軸に連結され指針軸を回転中心として旋回することにより前記意匠部を指示する指針とを備えている。
指針は、表示部材を避けるように略コの字状に形成され、表示部材の背面側を前記回転中心方向とは反対方向である反回転中心方向に向けて延びる略棒状の腕片からなる第1の指針部と、表示部材の側方周囲と表示部材の前方側に配設され、第1の指針部に連結される略L字形状の連結体とを有している。
この連結体は、透光性合成樹脂からなり、表示部材の側方周囲に位置する第2の指針部と、表示部材の前方側を前記意匠部を指示するように前記回転中心方向に延びる指示部としての第3の指針部とが一体形成されたもので、第2の指針部の下端部分に対応する第1の指針部箇所には貫通孔が形成され、この貫通孔に第2の指針部の下端部分が嵌め込まれることで、第1の指針部と連結体とが連結される。そして、第2の指針部の下端部分の背面に光源を固定(配設)した構成となっている。
かかる光源は、第2の指針部を介して第1の指針部と連結されてなる第3の指針部(前記指示部)を発光させる発光体からなり、光源から発せられる照明光は、光源の真上に位置する第2の指針部を通じて第3の指針部へと導光され、これにより第3の指針部が発光することになる。また、特許文献1に記載の指針式計器では、光源に点灯用電力を供給すべく、光源と回路基板とがフレキシブル配線板からなる可撓性基板を介して導通接続されている。そして、この可撓性基板は、指針の回動に追従するために、表示部材の背後に配置される駆動装置の指針軸に巻き付くように設けられており、その中間部に所定の弛みを備えたものであった。
他方、特許文献2に記載されているような指針式計器も知られている。この特許文献2に記載の指針式計器では、前述した特許文献1に記載の指針式計器にて採用していた文字板に代えて液晶表示器のごとき表示器を表示部材として採用し、この表示器の周囲を取り巻くとともに表示器を視認可能な窓部が形成された表示板を表示器の前方に別途、追加した構成となっており、指針が表示器と表示板の双方を迂回するように略S字状に屈曲して延びている。なお、前記表示器には走行距離情報や燃費情報等の各種情報が表示されるとともに、前記表示板は数字や目盛等の指標部を有している。
また特許文献2に記載の指針式計器に備えられる指針は、指針軸の周囲に位置しつつ表示器の背面側を前記反回転中心方向に向けて延びる第1の指針部と表示器の厚み方向に延びる第2の指針部と表示器よりも前方側であって表示器と表示板との間を前記回転中心方向に延びる第3の指針部とでなる基部である迂回部と、第3の指針部に連続し表示板の窓部の内周を表示板の厚み方向に延びる第4の指針部と、この第4の指針部に連続し表示板の前方側を前記反回転中心方向に延び前記指標部を指示する指示部としての第5の指針部とを有している。
国際公開第2006/5821号 特開2005−181301号公報
以下、特許文献1に記載の指針式計器の構成を基本構成として、かかる基本構成に対し、その一部を特許文献2に記載の指針式計器の構成部品で置き換えた場合の他の指針式計器の構成について述べる。
他の指針式計器の一構成例として、特許文献1に記載の指針式計器に備えられる文字板としての表示部材を特許文献2に記載されているような前述した表示器に置き換えるとともに、特許文献1に記載の指針式計器に備えられる略コの字状の指針を特許文献2に記載されているような前述した略S字状の指針に置き換えた構成が考えられる。当然、この場合、指針として略S字状の指針を用いているので、上述した特許文献2の記載の指針式計器のごとく、前記表示器の前方に、第5の指針部によって指示される指標部を有する表示板を設ける必要がある。
具体的には、上述の他の指針式計器の一構成例として、前記各種情報を表示する表示器と、指標部を有し表示器の前方周囲を取り巻くとともに表示器を視認可能に配置される表示板と、表示器の背後に配置される駆動装置と、駆動装置の指針軸に連結され指針軸を回転中心として旋回することにより指標部を指示する指針とを有し、指針が、指針軸の周囲に位置する第1の指針部と表示器の側方側に位置する第2の指針部と表示器の前方側に位置する第3の指針部とでなる迂回部(基部)と、第3の指針部に連続し表示板の窓部の内周を表示板の厚み方向に延びる第4の指針部と、この第4の指針部に連続し表示板の前方側を前記反回転中心方向に延び指標部を指示する指示部としての第5の指針部とを備えた構成が考えられる。
また、指針の指示部を発光させるには、特許文献1に記載の技術思想を用いて、第2の指針部の下端部背面に光源を固定し、光源と回路基板とを可撓性基板にて導通接続するとともに第2〜第5の指針部を透光性合成樹脂にて形成し、光源から発せられる照明光を第2の指針部、第3の指針部、第4の指針部を通じて指示部である第5の指針部へと導光させることで、指示部を発光させることが可能となる。
ところで、可撓性基板は、上述のように指針の回動に追従するために、表示器の背後に配置される駆動装置の指針軸に巻き付くように設けられており、その中間部に所定の弛みを備えたものである。このため、上述した他の指針式計器の構成を採用した場合、指針の動きに連動して、可撓性基板の指針軸への巻き付き状態が時々刻々と変化することで、経時変化に伴い可撓性基板が断線する虞がある。可撓性基板が断線した場合には、光源に安定した電力(前記点灯用電力)を供給することができないという問題点があり、この点で更なる改良の余地が残されていた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、光源に安定した電力を供給することが可能な指針式計器の提供を目的とするものである。
本発明は、表示器と、指標部を有し前記表示器の周囲を取り巻くとともに前記表示器を視認可能に配置される表示板と、前記表示器の背後に配置される駆動装置と、前記駆動装置の指針軸に連結され前記指針軸を回転中心として旋回することにより前記指標部を指示する指針とを有し、前記指針が、前記指針軸の周囲に位置する基部と、前記指標部を指示する指示部とを備えてなる指針式計器において、前記駆動装置側に設けられるコイルと、前記指示部を発光させるべく前記指針に配設される光源と、前記コイルと電磁誘導が可能なように前記表示器と前記基部との間に配設されるコイル状配線部及び前記コイル状配線部と前記光源とを導通接続する導電配線部を有する配線部材とを備え、前記コイルと前記コイル状配線部との間の電磁誘導作用により、前記導電配線部を介して前記光源に給電がなされる構成とし、前記駆動装置は、配線パターンが施された回路基板の背面側に位置し、前記コイルは、前記回路基板上に配設された枠体内に収納され、前記コイルと前記枠体との間に第1の磁気シールド部材を介在させたことを特徴とする。
また本発明は、前記コイル状配線部が、前記配線基板の母材となる絶縁基板の表裏に形成された表面側コイル状配線部と背面側コイル状配線部とを備え、前記絶縁基板を挟んで前記表面側コイル状配線部と前記背面側コイル状配線部とが対向していない構成であることを特徴とする。
また本発明は、前記配線部材が、前記基部に密着するように配設されてなることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、光源に安定した電力を供給することが可能な指針式計器を提供できる。
本発明の実施形態による指針式計器の正面図。 図1のA−A断面図。 図2中、B部を拡大して示す拡大断面図。 (a)は同実施形態による表示器側から見たときの配線部材の要部正面図であり、(b)は同実施形態によるコイルユニット側から見たときの配線部材の要部背面図である。
以下、図1から図4に基づいて、本発明を車両に搭載された速度計からなる指針式計器に適用した一実施形態を説明する。
図1、図2において、指針式計器Mは、車両の速度を表示する速度計からなり、表示器10と、表示板20と、縁部材30と、導光体40と、回路基板50と、駆動装置60と、指針70と、発光体80とから主に構成されている。
表示器10は、例えば液晶パネルからなり、表示板20の後述する第1の窓部の形状に対応した円形の外形形状を有し、回路基板50を通じて電気的に駆動されることにより走行距離情報や燃費情報等をはじめとする各種情報を表示する。
表示板20は、表示器10側に配置される第1の表示板21と、この第1の表示板21よりも観察者(運転者)に近い位置に配置される第2の表示板22とに分割形成されてなる。これら表示板21、22は、例えば透光性基板の表面に周知のスクリーン印刷等の印刷技術を用いて後述する指標部とこの指標部の背景となる背景部とを印刷してなる。
第1の表示板21は、例えば円形の平板として形成され、前記印刷技術を用いて、透光性を有する速度数字からなる白色の第1の指標部21aと、遮光性を有する黒色の第1の背景部21bとが形成されてなる。
この第1の表示板21は、表示器10の外形端部並びに表示器10の情報表示を行わない周囲領域を取り巻いて覆うように表示器10の前方側(前記観察者に対面する側)に配置されるとともに、表示器10の情報表示エリアを視認可能とする第1の窓部21cが形成されている。かかる第1の窓部21cは、本例では表示器10の情報表示エリアを露出する円形の開口部として形成されているが、例えば前記情報表示エリアを覆う透明な透視部として形成すること可能である。
第2の表示板22は、第1の表示板21側となる深部から前記観察者側に向けて徐々にラッパ形に拡径する(径が広がる)とともに第1の表示板21よりも大きな円錐部22aとその外周部とを有している。かかる第2の表示板22は、前記印刷技術を用いて、例えば透光性を有する速度目盛からなる白色の第2の指標部22bと、遮光性を有する黒色の第2の背景部22cとが形成されているとともに、周知の絞り加工技術を用いて円錐部22a等の立体造形部が形成されている。なお、上述した第1、第2の指標部21a、22bは、後述する本願発明の請求項1における指標部に相当する。
また第2の表示板22は、第1の表示板21の外形端部並びにその周囲領域を取り巻いて覆うように第1の表示板21の前方側に配置されるとともに、前記情報表示エリアや第1の表示板21の第1の指標部21aを視認可能とする円形の第2の窓部22dが形成されている。
なお、これら第1、第2の表示板21、22は、第1、第2の窓部21c、22dが後述する回転中心に対し同心関係になるように、空間部23を介して前記観察者の視線方向に積層され、この空間部23に指針70の後述する迂回部の一部が位置する構成となっている。
縁部材30は、例えば断面略三角形状で正面視形状が円形の合成樹脂材の表面に金属調のメッキまたは塗装を施した装飾部材からなり、第1の窓部21cの内縁に沿うように表示器10の前面側に配置されることにより、表示器10の前記情報表示エリアを縁取るものである。
導光体40は、例えば透光性合成樹脂からなり、表示器10並びに第1の表示板21の背面(前記観察者側とは反対側に位置する面)に沿うように配置され、発光体80からの照明光を受けて表示器10及び第1、第2の表示板21、22(第1、第2の指標部21a、22b)を背後側(前記観察者側とは反対側)からバックライト照明する。
回路基板50は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板からなり、この回路基板50上には、発光体80と、コイルユニット51とが載置(搭載)されてなる。
また回路基板50は、発光体80と、コイルユニット51に備えられる後述するコイルと、駆動装置60の駆動・制御を行う駆動回路(図示せず)と、表示器10の表示制御を行う表示器駆動回路(図示せず)と、発光体80の発光制御を行う発光体駆動回路(図示せず)と、抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図示せず)とが前記配線パターンに導通接続されている。
コイルユニット51は、図3に示すようにコイル52と、枠体53と、第1の磁気シールド部材54とを備えている。
コイル52は、同一平面内で渦巻き状に形成された平面コイル(扁平コイル)で構成されており、回路基板50側となる駆動装置60に備えられる後述する指針軸の末端部分を取り巻くように、駆動装置60側となる回路基板50上に設けられている。
枠体53は、前記指針軸の末端部分を取り巻く貫通部53aを有する概略円環形状の板材からなり、その材質は合成樹脂からなる。かかる枠体53は、回路基板50上に配設され、内側環状突出部53bと、外側環状突出部53cと、内側環状突出部53bの下端側と外側環状突出部53cの下端側とを繋ぐ略円環板状の円環板部53dとを備えている。
内側環状突出部53bは、貫通部53aを取り巻くように表示器10側(導光体40側)に突出している。また外側環状突出部53cは、内側環状突出部53bの外側に位置し、且つ内側環状突出部53bと同様に表示器10側(導光体40側)に突出している。なお、円環板部53dとこれに対応する回路基板50箇所とは、両面テープ等(図示せず)により密着固定され、これによりコイルユニット51(枠体53)が回路基板50上に固定(配設)された状態となる。
そして、内側環状突出部53bと外側環状突出部53cと円環板部53dとで囲まれる窪み部分に渦巻き状に形成された平面コイルからなるコイル52が埋設された構成となっている。つまり、このことは、コイル52が、枠体53内に収納された状態であることを意味してなる。
第1の磁気シールド部材54は、例えば強磁性体において軟磁性体に分類されるSPC(冷間圧延鋼板)からなり、前記指針軸の末端部分を取り巻くように円環状に形成され、コイル52と円環板部53dとの間に介在するように枠体53内に収容される。かかる第1の磁気シールド部材54は、回路基板50側となるコイルユニット51の背後側への磁力線の放出を遮断する機能を備えてなる。
なお、第1の磁気シールド部材54を、前記冷間圧延鋼板ではなく、例えば詳細図示は省略するがPETフィルム等の樹脂フィルム上に強磁性金属薄膜からなる強磁性膜を被膜形成した構成を適用することも可能である。この場合、強磁性膜がコイル52側に位置するように、第1の磁気シールド部材54が枠体53内に配置される。
駆動装置60は、可動磁石式計器またはステッピングモータからなり、導光体40(表示器10)の背後に配置され、指針軸61が表示器10側に突出している。かかる駆動装置60は、その本体部が回路基板50の背面側に位置し、指針軸61は、回路基板50を貫通して導光体40側(表示器10側)に突出する構成となっている。なお、この場合、指針軸61は、その回転により回転中心軸R1を形成するように前方側(表示器10側)に延びている。
指針70は、例えば透光性合成樹脂からなり、表示器10の背面側から側面側を通り表示器10の前方側(前記観察者側)を回転中心軸R1側となる回転中心方向(図2中、矢印C1方向)に折れ曲がる基部である迂回部71と、第2の表示板22の前方側を反回転中心方向(矢印C1方向とは逆方向)に延び第1、第2の指標部21a、22bを指示する指示部72とを備えている。
迂回部71は、略コの字状に形成され、表示器10の背面側を回転中心軸R1を横切るように表示器10の長手方向に沿って外側に延び、指針軸61に連結されるとともに指針軸61の周囲に位置する腕片からなる第1の指針部73と、この第1の指針部73の端部から所定角度(この場合、略90度)折れ曲がり、表示器10の側面側を前方に向けて回転中心軸R1と平行に延びる第2の指針部74と、この第2の指針部74の端部から所定角度(この場合、略90度)折れ曲がり、表示器10及び第1の表示板21の前面側と第2の表示板22の背面側との間にて規定される空間部23内を回転中心軸R1方向(つまり矢印C1方向)に向けて延びる第3の指針部75とを備えている。
そして、指針軸61側となる第1の指針部73の根本部分には、指針軸61の末端部分62とは反対側に位置する指針軸61の先端部分63を貫通させるための略円形の孔部73aが形成されている(図3参照)。また、本例では、第1の指針部73と第2の指針部74との境界部分に第1の曲面部S1を設けるとともに、第2の指針部74と第3の指針部75との境界部分に第2の曲面部S2を設けた構成としている。
一方、指示部72は、迂回部71に連結され、第2の表示板22の前面に沿って前記反回転中心方向に直線状に延び、駆動装置60の作動に伴って指針軸61が回転すると、指針軸61(回転中心軸R1)を回転中心として第2の表示板22上を旋回し、第1、第2の指標部21a、22bを指示する。そして、この指示部72と第3の指針部75との境界部には、空所76が設けられ、かかる空所76に光源77が配設されてなる。
この光源77は、適宜色を発する発光ダイオードからなり、指示部72に照明光を供給し指示部72を発光させるための発光体であり、可撓性基板90(つまり可撓性基板90に備えられる前記導電配線部)上に実装されてなる。
この配線部材である可撓性基板90は、図3(図2)に示すようにポリイミド等からなる軟質の絶縁基板91にコイル状配線部92と導電配線部93とでなる配線部94が設けられたフレキシブル配線板からなり、迂回部71に密着するように配設されてなる。
この場合、可撓性基板90の母材となる絶縁基板91は、指針軸60の先端部分63が挿通する略円形の挿通孔95aを有し、第1の指針部73前面に密着してなるリング状の円環部95と、この円環部95の配設位置以外となる第1の指針部73の前面箇所、第1の曲面部S1の内周面、第2の指針部74の内周面、第2の曲面部S2の内周面並びに第3の指針部75背面に密着してなる略細長帯状の帯状部96とが一体形成された構成となっている。
そして、円環部95にはコイル52(コイルユニット51)の前方側(真上)にコイル状配線部92が設けられ、帯状部96にはコイル状配線部92と光源77とを導通接続するための導電配線部93が設けられている。
コイル状配線部92は、コイル52と電磁誘導が可能なように表示器10と迂回部71における第1の指針部73との間に配設されてなる。かかるコイル状配線部92は、絶縁基板91の表裏にそれぞれ形成された構成となっており、図4(a)に示すように円環部95(絶縁基板91)の表面に渦巻き状に形成された表面側コイル状配線部F1と、図4(b)に示すように円環部95(絶縁基板91)の背面に渦巻き状に形成された背面側コイル状配線部F2とを備えている。
表面側コイル状配線部F1は、その一端側G1が円環部95の内方となる挿通孔95aの近傍に位置し、且つ、その他端側H1が円環部95の外方となる円環部95と帯状部96との境界部付近に位置するような渦巻き状の配線パターンとなっており、同様に背面側コイル状配線部F2は、その一端側G2が表面側コイル状配線部F1の一端側G1に対応するように挿通孔95aの近傍に位置し、且つ、その他端側H2が前記境界部付近に位置するような渦巻き状の配線パターンとなっている。
そして、表面側コイル状配線部F1の一端側G1と背面側コイル状配線部F2の一端側G2とは、円環部95(絶縁基板91)の表裏を貫通する導電性のスルーホールである第1のスルーホール95bを介して導通接続された構成となっている。
また本実施形態では、回路基板50側とは反対側となる表示器10側から円環部95を正視したとき、図2、図3に示すように円環部95(絶縁基板91)を挟んで表面側コイル状配線部F1と背面側コイル状配線部F2とが重ならない(対向していない)ような位置関係(構成)となっている。
なお、詳細図示は省略するが、円環部95(表面側コイル状配線部F1)の前面には、前述した第1の磁気シールド部材54と略同一形状を有する第2の磁気シールド部材が円環部95を覆うように配置されている。かかる第2の磁気シールド部材は、末端部分62と先端部分63との間に位置する指針軸60箇所を取り巻くように略円環状に形成され、コイル52からコイル状配線部92へと至る磁力線の表示器10側への放出を遮断する機能を備えてなる。
一方、導電配線部93は、光源77に備えられる一対の給電端子(図示せず)に後述する電力を供給するための配線パターンからなり、帯状部96の表裏面に形成されている。
具体的には、導電配線部93は、図4(a)に示すごとく表面側コイル状配線部F1の他端側H1を始点とし、図4(a)中、他端側H1の左方に位置する第1の配線連結部J1を終点とするように帯状部96の表面に形成されるライン状の第1の配線パターンK1と、図4(b)に示すごとく第1の配線連結部J1の真下となる帯状部96の背面箇所(以下、これを第2の配線連結部J2と定義する)から光源77側へと延在するように帯状部96に形成されるライン状の第2の配線パターンK2と、同じく図4(b)に示すごとく背面側コイル状配線部F2の他端側H2から光源77側へと延在し、第2の配線パターンK2と平行状態をなすように帯状部96に形成される第3の配線パターンK3とを備えてなる。
ここで、第1の指針部73の略中央部に位置するように帯状部96に形成された第1の配線連結部J1とこの第1の配線連結部J1に対応するように帯状部96に形成された第2の配線連結部J2とは、帯状部96(絶縁基板91)の表裏を貫通する導電性の第2のスルーホール96aを介して導通接続されているものとする。
そして、第2の配線パターンK2の第2の配線連結部J2とは反対側(つまり光源77側)に位置する図示しない第1の実装部と、第3の配線パターンK3の前述した他端側H2とは反対側(つまり光源77側)に位置し、前記第1の実装部と並設される図示しない第2の実装部上に、光源77に備えられる前記一対の給電端子がそれぞれ実装される構成となっている。
ところで、回路基板50に設けられた電源回路(図示せず)が動作した場合、前記電源回路の動作に伴い、前記電源回路と接続されたコイル52に交流電流が供給される。
すると、コイル52と電磁誘導が可能なように可撓性基板90に形成されたコイル状配線部92(表面側コイル状配線部F1及び背面側コイル状配線部F2)には電磁誘導作用によって電力(前記交流電流)が伝送され、かかる電力は、コイル状配線部92(表面側コイル状配線部F1、背面側コイル状配線部F2)、導電配線部93(各配線パターンK1〜K3)を経て、導電配線部93に備えられる前記第1、第2の実装部に導通接続された光源77へと伝送される。これにより光源77が点灯し、指示部72が光輝(発光)することになる。つまり、このことは、コイル52に前記交流電流が供給されると、コイル52とコイル状配線部92との間の前記電磁誘導作用により、コイル状配線部92と電気的に接続された導電配線部93を介して光源77に給電がなされ、指示部72が光輝することを意味してなる。
発光体80は、適宜色を発する発光ダイオードからなり、表示器10及び第1、第2の表示板21、22をバックライト照明するものである。
以上のように、本実施形態では表示器10と、指標部21a、22bを有し表示器10の周囲を取り巻くとともに表示器10を視認可能に配置される表示板21、22と、表示器10の背後に配置される駆動装置60と、この駆動装置60の指針軸61に連結され指針軸61を回転中心として旋回することにより指標部21a、22bを指示する指針70とを有し、指針70が、指針軸61の周囲に位置する基部である迂回部71と、指標部21a、22bを指示する指示部72とを備えてなる指針式計器Mにおいて、駆動装置60側に設けられるコイル52と、指示部72を発光させるべく指針70に配設される光源77と、コイル52と電磁誘導が可能なように表示器10と迂回部71(第1の指針部73)との間に配設されるコイル状配線部92及びコイル状配線部92と光源77とを導通接続する導電配線部93を有する可撓性基板90とを備え、コイル52とコイル状配線部92との間の電磁誘導作用により、導電配線部93を介して光源77に給電がなされる構成である。また可撓性基板90が、基部である迂回部71に密着するように固定(配設)されているものである。
従って、従来のように可撓性基板を駆動装置の指針軸に巻き付け、指針の動き(回動)に連動して、可撓性基板の指針軸への巻き付き状態が時々刻々と変化する構成ではなく、コイル52と迂回部(基部)71に密着固定されたコイル状配線部92との間の電磁誘導作用を利用し、コイル状配線部92と導通接続可能に迂回部(基部)71に密着固定された導電配線部93を介して光源77に電力供給を行う構成であるから、可撓性基板90が断線する虞がなくなる。これにより光源77に安定した電力を供給することが可能な指針式計器を提供することができる。
また本実施形態では、コイル状配線部92が、円環部95(可撓性基板90の母材となる絶縁基板91)の表裏に形成された表面側コイル状配線部F1と背面側コイル状配線部F2とを備え、円環部95(絶縁基板91)を挟んで表面側コイル状配線部F1と背面側コイル状配線部F2とが対向していない構成であることにより、前記電磁誘導作用に伴う前記電力が、コイル52との距離が近い背面側コイル状配線部F2だけでなはくコイル52との距離が背面側コイル状配線部F2よりも若干、遠い表面側コイル状配線部F1においても受信可能となるため、前記電磁誘導作用に伴う前記電力をより効率よくコイル状配線部92へと伝送させることが可能となる。
また本実施形態では、第2の表示板22を略円錐形状としたが、例えば第1の表示板21と同じ平板状に形成し、第1の表示板21と平行に配置してもよい。
また本実施形態では、第1の表示板21に速度数字としての第1の指標部21aを設けるとともに第2の表示板22に速度目盛としての第2の指標部22bを設けた例について説明したが、例えば第1の表示板21と第2の表示板22のうち、何れか一方の表示板にのみ全ての指標部21a、22bを形成し、他方の表示板は背景部21b、22cのみを有した背景板として使用することも可能である。
なお本実施形態では、基部である迂回部71が略コの字状に形成されるとともに指示部72が第2の表示板22の前面側に位置している例について説明したが、例えば指示部72を廃止して第3の指針部75に指示部としての機能を持たせ、且つ指針軸61の周囲に位置する第1の指針部73に前記基部としての機能を持たせるべく指針70を略コの字状とするとともに、第2の指針部74と第3の指針部75との境界付近に位置する第3の指針部75の背面箇所に凹部形状からなる空所を設け、この空所に導電配線部93を介してコイル状配線部92と導通接続可能な光源を配設する構成としてもよい。なお、この場合、光源は、その発光面が第3の指針部75先端側に向くように空所に配設され、また第1の表示板21に全ての指標部21a、22bを形成する必要がある。
10 表示器
20 表示板
21 第1の表示板
21a 第1の指標部(指標部)
22 第2の表示板
22b 第2の指標部(指標部)
50 回路基板
51 コイルユニット
52 コイル
60 駆動装置
61 指針軸
70 指針
71 迂回部(基部)
72 指示部
73 第1の指針部
74 第2の指針部
75 第3の指針部
77 光源
90 可撓性基板(配線部材)
91 絶縁基板
92 コイル状配線部
93 導電配線部
94 配線部
95 円環部
96 帯状部
F1 表面側コイル状配線部
F2 背面側コイル状配線部
R1 回転中心軸

Claims (3)

  1. 表示器と、
    指標部を有し前記表示器の周囲を取り巻くとともに前記表示器を視認可能に配置される表示板と、
    前記表示器の背後に配置される駆動装置と、
    前記駆動装置の指針軸に連結され前記指針軸を回転中心として旋回することにより前記指標部を指示する指針とを有し、
    前記指針が、前記指針軸の周囲に位置する基部と、前記指標部を指示する指示部とを備えてなる指針式計器において、
    前記駆動装置側に設けられるコイルと、
    前記指示部を発光させるべく前記指針に配設される光源と、
    前記コイルと電磁誘導が可能なように前記表示器と前記基部との間に配設されるコイル状配線部及び前記コイル状配線部と前記光源とを導通接続する導電配線部を有する配線部材とを備え、
    前記コイルと前記コイル状配線部との間の電磁誘導作用により、前記導電配線部を介して前記光源に給電がなされる構成とし
    前記駆動装置は、配線パターンが施された回路基板の背面側に位置し、
    前記コイルは、前記回路基板上に配設された枠体内に収納され、
    前記コイルと前記枠体との間に第1の磁気シールド部材を介在させたことを特徴とする指針式計器。
  2. 前記コイル状配線部が、前記配線基板の母材となる絶縁基板の表裏に形成された表面側コイル状配線部と背面側コイル状配線部とを備え、
    前記絶縁基板を挟んで前記表面側コイル状配線部と前記背面側コイル状配線部とが対向していない構成であることを特徴とする請求項1記載の指針式計器。
  3. 前記配線部材が、前記基部に密着するように配設されてなることを特徴とする請求項1記載の指針式計器。
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