JP2011112356A - 指示計器 - Google Patents

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芳之 岡本
Kenta Ishizawa
賢太 石澤
Ryuji Saito
竜二 斉藤
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Abstract

【課題】 光源に安定した電力を供給することが可能となり、また駆動装置を駆動する駆動回路等を誤動作させる虞のない指示計器を提供する。
【解決手段】 表示部21を有する表示板20と、この表示板20の背後側に配置される駆動装置60と、回転軸61の周囲に位置する基部71と表示部21を指示する指示部72とを有する指示部材70と、この指示部材70に配設される光源77とを備えた指示計器Mにおいて、駆動装置60側に設けられるコイル52と、このコイル52と電磁誘導が可能なように第1のアーム部73(基部71)側に設けられるコイル状配線部92及びコイル状配線部92と光源77とを導通接続する導電配線部93を有する可撓性基板90と、この可撓性基板90に沿うように導電配線部93側に配置されるシールド部材100と、を備えてなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示器や表示板等からなる表示部材の前方を回動する指示部を備えた指示計器に関するものである。
従来、この種の指示計器にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の指示計器は、表示部を有する表示板(表示部材)と、この表示板の背後側に配置される回路基板と、この回路基板の背後に導通装着される駆動装置と、回路基板に設けた孔部を貫通して表示板側に延びる駆動装置の回転軸に装着され、表示板を迂回する略コの字形の指示部材とを備えてなる。
国際公開第2006/5821号
この場合、指示部材は、駆動装置の回転軸に装着され表示板を避けるように表示板と回路基板との間に配設される略棒状の腕片からなる基部と、表示板の側方周囲と表示板の前方側に配設され、基部に連結される略L字形状の連結体とから構成される。
この連結体は、透光性合成樹脂からなり、表示部を指示するように表示板の前方側に位置する指示部と、この指示部と基部との間を繋ぐように表示板の側方周囲に位置する連結部とが一体形成されたもので、この連結部の下端部分に対応する基部箇所には貫通孔が形成され、この貫通孔に連結部の下端部分が嵌め込まれることで、基部と連結体とが連結される。そして、連結部の下端部分の背面に光源を固定(配設)した構成となっている。
かかる光源は、連結部を介して基部と連結されてなる指示部を発光させる発光体からなり、光源から発せられる照明光は、光源の真上に位置する連結部を通じて指示部へと導光され、これにより指示部が発光することになる。また、上述した特許文献1に記載の指示計器では、光源に点灯用電力を供給すべく、光源と回路基板とが導電路(導電配線部)を有するフレキシブル配線板からなる可撓性基板(配線部材)を介して導通接続されている。そして、可撓性基板は、指示部材(指示部)の回動に追従するために、表示板の背後側に配置される駆動装置の回転軸に巻き付くように設けられており、その中間部に所定の弛みを備えたものであった。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の指示計器では、指示部材(指示部)の動きに連動して、可撓性基板の回転軸への巻き付き状態が時々刻々と変化することで、経時変化に伴い可撓性基板が断線する虞がある。可撓性基板が断線した場合には、光源に安定した電力(前記点灯用電力)を供給することができないという問題点がある。
また、特許文献1に記載の指示計器において、光源が交流電流の供給により点灯駆動される際には、回路基板に設けられた電流供給部(電源回路)から可撓性基板の導電路へと例えば高周波の正弦波からなる信号波形(つまり交流波形)が伝送されることに伴い、可撓性基板(前記信号ライン)に導通接続される光源が点灯駆動される構成となる。
しかしながら、この際、前記交流波形の信号波形がある波長の整数倍なる信号波形になっていない場合(例えば図6に示すように交流波形Wの右端部分に波長λではなく波長λ/2の信号波形が存在している場合)、図6中、交流波形Wの振幅Yを等分する等分線Xの上側となる上側領域R1が、等分線Xの下側となる下側領域R2よりも大きな領域を占める(つまり前述した波長λ/2の信号波形が存在している分だけ上側領域R1が下側領域R2よりも大きな領域を占める)ことに起因して、交流波形Wなる信号波形が伝送されることになる可撓性基板(配線部材)の導電路から不要な電磁波(ノイズ)が漏洩され易い条件となり、回路基板に設けられる各種回路(例えば前記駆動装置を駆動させる駆動回路)を誤動作させる虞がある。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、光源に安定した電力を供給することが可能となり、また駆動装置を駆動する駆動回路等を誤動作させる虞のない指示計器の提供を目的とするものである。
本発明は、表示部を有する表示部材と、前記表示部材の背後側に配置される駆動装置と、前記駆動装置の回転軸に装着され、前記回転軸の周囲に位置する基部と前記表示部を指示する指示部とを有する指示部材と、前記指示部を発光させるべく前記指示部材に配設される光源とを備えた指示計器において、前記駆動装置側に設けられるコイルと、前記コイルと電磁誘導が可能なように前記基部側に設けられるコイル状配線部及び前記コイル状配線部と前記光源とを導通接続する導電配線部を有する配線部材と、前記配線部材に沿うように前記導電配線部側に配置されるシールド部材と、を備えてなることを特徴とする。
また本発明は、前記コイル状配線部が、前記配線基板の母材となる絶縁基板の表裏に形成された表面側コイル状配線部と背面側コイル状配線部とを備え、前記絶縁基板を挟んで前記表面側コイル状配線部と前記背面側コイル状配線部とが対向していない構成であることを特徴とする
また本発明は、前記配線部材が、前記基部に密着するように配設されてなることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、光源に安定した電力を供給することが可能となり、また駆動装置を駆動する駆動回路等を誤動作させる虞のない指示計器を提供できる。
本発明の第1実施形態による指示計器の正面図。 図1のA−A断面図。 図2中、B部を拡大して示す拡大断面図。 (a)は同実施形態による表示部材側から見たときの配線部材の要部正面図であり、(b)は同実施形態によるコイルユニット側から見たときの配線部材の要部背面図である。 本発明の第2実施形態による指示計器の要部断面図。 従来技術による回路基板から配線部材へと供給される交流電流の信号波形の一例を示す図。
(第1実施形態)以下、図1から図4に基づいて、本発明を車両に搭載された速度計からなる指示計器に適用した一実施形態を説明する。
図1、図2において、指示計器Mは、車両の速度を表示する速度計からなり、表示器10と、表示板(表示部材)20と、縁部材30と、照明手段40と、回路基板50と、駆動装置60と、指示部材70と、見返し部材80とから主に構成されている。
表示器10は、例えば液晶パネルからなり、表示板20の後述する窓部の形状に対応した円形の外形形状を有し、回路基板50を通じて電気的に駆動されることにより走行距離情報や燃費情報等をはじめとする各種情報を表示する。
表示板20は、例えば円形の平板として形成され、透光性基板の表面に周知のスクリーン印刷等の印刷技術を用いて、透光性を有する白色の表示部21と、この表示部21の背景となる遮光性を有する黒色の背景部22とが形成され、表示部21は、表示器10を取り巻くように形成される速度数字21aと、この速度数字21aをさらに取り巻くように速度数字21aに対応して形成される速度目盛21bとからなる。
また表示板20は、表示器10の外形端部並びに表示器10の情報表示を行わない周囲領域を取り巻いて覆うように表示器10の前方側(観察者に対面する側)に配置されるとともに、表示器10の情報表示エリアを視認可能とする窓部23が形成されている。かかる窓部23は、本例では表示器10の情報表示エリアを露出する円形の開口部として形成されているが、例えば前記情報表示エリアを覆う透明な透視部として形成すること可能である。
縁部材30は、例えば断面略三角形状で正面視形状が円形の合成樹脂材の表面に金属調のメッキまたは塗装を施した装飾部材からなり、窓部23の内縁に沿うように表示器10の前面側に配置されることにより、表示器10の前記情報表示エリアを縁取るものである。
照明手段40は、導光体41と適宜色を発する発光ダイオードからなる発光体42とを有し、導光体41は、例えば透光性合成樹脂からなり、表示器10並びに表示板20の背面(前記観察者側とは反対側に位置する面)に沿うように配置され、発光体42からの照明光を受けて表示器10及び表示板20(表示部21)を背後側(前記観察者側とは反対側)からバックライト照明する。
回路基板50は、例えばガラスエポキシ系基材に所定の配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板からなり、この回路基板50上には、発光体42と、コイルユニット51とが載置(搭載)されてなる。
また回路基板50は、発光体42と、コイルユニット51に備えられる後述するコイルと、駆動装置60の駆動・制御を行う駆動回路(図示せず)と、表示器10の表示制御を行う表示器駆動回路(図示せず)と、発光体42の発光制御を行う発光体駆動回路(図示せず)と、抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図示せず)とが前記配線パターンに導通接続されている。
コイルユニット51は、図3に示すようにコイル52と、枠体53と、第1の磁気シールド部材54とを備えている。
コイル52は、同一平面内で渦巻き状に形成された平面コイル(扁平コイル)で構成されており、駆動装置60の後述する回転軸の末端部分を取り巻くように、駆動装置60側となる回路基板50上に設けられている。
枠体53は、前記回転軸の末端部分を取り巻く貫通部53aを有する概略円環形状の板材からなり、その材質は合成樹脂からなる。かかる枠体53は、回路基板50上に配設され、内側環状突出部53bと、外側環状突出部53cと、内側環状突出部53bの下端側と外側環状突出部53cの下端側とを繋ぐ略円環板状の円環板部53dとを備えている。
内側環状突出部53bは、貫通部53aを取り巻くように表示器10側に突出している。また外側環状突出部53cは、内側環状突出部53bの外側に位置し、且つ内側環状突出部53bと同様に表示器10側に突出している。なお、円環板部53dとこれに対応する回路基板50箇所とは、両面テープ等(図示せず)により密着固定され、これによりコイルユニット51(枠体53)が回路基板50上に固定(配設)された状態となる。
そして、内側環状突出部53bと外側環状突出部53cと円環板部53dとで囲まれる窪み部分に渦巻き状に形成された平面コイルからなるコイル52が埋設された構成となっている。つまり、このことは、コイル52が、枠体53内に収納された状態であることを意味してなる。
第1の磁気シールド部材54は、例えば強磁性体において軟磁性体に分類されるSPC(冷間圧延鋼板)からなり、コイル52と円環板部53dとの間に介在するように枠体53内に収容される。かかる第1の磁気シールド部材54は、回路基板50側となるコイルユニット51の背後側への磁力線の放出を遮断する機能を備えてなる。
なお、第1の磁気シールド部材54を、前記冷間圧延鋼板ではなく、例えば詳細図示は省略するがPETフィルム等の樹脂フィルム上に強磁性金属薄膜からなる強磁性膜を被膜形成した構成を適用することも可能である。この場合、強磁性膜がコイル52側に位置するように、第1の磁気シールド部材54が枠体53内に配置される。
駆動装置60は、可動磁石式計器またはステッピングモータからなり、導光体41(表示板20)の背後側に配置され、その回転軸61が回路基板50を貫通し導光体41側に延在(突出)している。また、駆動装置60は、その本体部が回路基板50の背後に装着され、且つ半田付け等の適宜導通手段により前記配線パターン(前記駆動回路)に導通接続される。
指示部材70は、略コの字形状にて形成され、表示器10(及び表示板20)を避けるように配設される略L字形状の腕片としての基部71と、この基部71に連結され、表示部21を指示するように表示板20(表示器10)の前方に位置する指示部72とを備えてなる(図2参照)。
基部71は、合成樹脂からなり、回路基板50の板面と略平行状態をなし、その一端側が回転軸61に装着された第1のアーム部73と、第1のアーム部73の一端側とは反対側となる第1のアーム部73の他端側から前記板面とは直交するように見返し部材80側に延びる第2のアーム部74とを一体形成したものとなっている。
そして、回転軸61側となる第1のアーム部73箇所には、回転軸61の末端部分62とは反対側に位置する回転軸61の先端部分63を貫通させるための略円形の貫通孔73aが形成されている(図3参照)。なお、本例では、導光体41の背後側であって回転軸61の周囲に位置する第1のアーム部73と表示器10(導光体41)の側方に位置する第2のアーム部74との境界部分に曲面部75を形成した構成となっている。
一方、指示部72側となる第2のアーム部74箇所には、空所76が設けられ、かかる空所76に光源77が配設されてなる。この光源77は、適宜色を発する発光ダイオードからなり、指示部72に照明光を供給し指示部72を発光させるための発光体であり、その発光面が指示部72側を向くように可撓性基板90(つまり可撓性基板90に備えられる後述する導電配線部)上に実装されてなる。
この配線部材である可撓性基板90は、図3(図2)に示すようにポリイミド等からなる軟質の絶縁基板91にコイル状配線部92と導電配線部93とでなる配線部94が設けられたフレキシブル配線板からなり、基部71に密着するように配設されてなる。
この場合、可撓性基板90の母材となる絶縁基板91は、回転軸61の先端部分63が挿通する略円形の挿通孔95aを有し、第1のアーム部73背面に密着してなるリング状の円環部95と、この円環部95の配設位置以外となる第1のアーム部73の背面箇所、曲面部75の外周面並びに第2のアーム部74の外周面に密着してなる略細長帯状の帯状部96とが一体形成された構成となっている。
そして、円環部95にはコイル52(コイルユニット51)の前方側(真上)にコイル状配線部92が設けられ、帯状部96にはコイル状配線部92と光源77とを導通接続するための導電配線部93が設けられている。
コイル状配線部92は、コイル52と電磁誘導が可能なように第1のアーム部73(基部71)の背後側に設けられ、絶縁基板91の表裏にそれぞれ形成された構成となっており、図4(a)に示すように円環部95(絶縁基板91)の表面に渦巻き状に形成された表面側コイル状配線部F1と、図4(b)に示すように円環部95(絶縁基板91)の背面に渦巻き状に形成された背面側コイル状配線部F2とを備えている。
表面側コイル状配線部F1は、その一端側G1が円環部95の内方となる挿通孔95aの近傍に位置し、且つ、その他端側H1が円環部95の外方となる円環部95と帯状部96との境界部付近に位置するような渦巻き状の配線パターンとなっており、同様に背面側コイル状配線部F2は、その一端側G2が表面側コイル状配線部F1の一端側G1に対応するように挿通孔95aの近傍に位置し、且つ、その他端側H2が前記境界部付近に位置するような渦巻き状の配線パターンとなっている。
そして、表面側コイル状配線部F1の一端側G1と背面側コイル状配線部F2の一端側G2とは、円環部95(絶縁基板91)の表裏を貫通する導電性のスルーホールである第1のスルーホール95bを介して導通接続された構成となっている。
また本実施形態では、表示器10(前記観察者)側から円環部95を正視したとき、図2、図3に示すように円環部95(絶縁基板91)を挟んで表面側コイル状配線部F1と背面側コイル状配線部F2とが重ならない(対向していない)ような位置関係(構成)となっている。
なお、詳細図示は省略するが、円環部95(表面側コイル状配線部F1)と第1のアーム部73との間には、前述した第1の磁気シールド部材54と略同一形状を有する第2の磁気シールド部材が配置されている。かかる第2の磁気シールド部材は、末端部分62と先端部分63との間に位置する回転軸61箇所を取り巻くように略円環状に形成され、コイル52からコイル状配線部92へと至る磁力線の表示器10側への放出を遮断する機能を備えてなる。
一方、導電配線部93は、光源77に備えられる一対の給電端子(図示せず)に後述する電力を供給するための配線パターンからなり、帯状部96の表裏面に形成されている。
具体的には、導電配線部93は、図4(a)に示すごとく表面側コイル状配線部F1の他端側H1を始点とし、図4(a)中、他端側H1の左方に位置する第1の配線連結部J1を終点とするように帯状部96の表面に形成されるライン状の第1の配線パターンK1と、図4(b)に示すごとく第1の配線連結部J1の真下となる帯状部96の背面箇所(以下、これを第2の配線連結部J2と定義する)から光源77側へと延在するように帯状部96に形成されるライン状の第2の配線パターンK2と、同じく図4(b)に示すごとく背面側コイル状配線部F2の他端側H2から光源77側へと延在し、第2の配線パターンK2と平行状態をなすように帯状部96に形成される第3の配線パターンK3とを備えてなる。
ここで、第1のアーム部73の略中央部に位置するように帯状部96に形成された第1の配線連結部J1とこの第1の配線連結部J1に対応するように帯状部96に形成された第2の配線連結部J2とは、帯状部96(絶縁基板91)の表裏を貫通する導電性の第2のスルーホール96aを介して導通接続されているものとする。
そして、第2の配線パターンK2の第2の配線連結部J2とは反対側(つまり光源77側)に位置する図示しない第1の実装部と、第3の配線パターンK3の前述した他端側H2とは反対側(つまり光源77側)に位置し、前記第1の実装部と並設される図示しない第2の実装部上に、光源77に備えられる前記一対の給電端子がそれぞれ実装される構成となっている。
なお、この場合、可撓性基板90は、詳細図示は省略するが、前記第1、第2の実装部の配設箇所となる帯状部96の先端側が折り返され、この折り返された前記第1、第2の実装部上に前記一対の給電端子が各々実装されているものとする。
また本例では、可撓性基板90における導電配線部93側を覆うようにシールド部材100が配設された構成となっている。かかるシールド部材100は、例えば柔軟性を有するシート状の磁性体からなり、可撓性基板90に沿うように導電配線部93側に配置されている。
ところで、回路基板50に設けられた電源回路(図示せず)が動作した場合、前記電源回路の動作に伴い、前記電源回路と接続されたコイル52に交流電流が供給される。
すると、コイル52と電磁誘導が可能なように可撓性基板90に形成されたコイル状配線部92(表面側コイル状配線部F1及び背面側コイル状配線部F2)には電磁誘導作用によって電力(前記交流電流)が伝送され、かかる電力は、コイル状配線部92(表面側コイル状配線部F1、背面側コイル状配線部F2)、導電配線部93(各配線パターンK1〜K3)を経て、導電配線部93に備えられる前記第1、第2の実装部に導通接続された光源77へと伝送される。これにより光源77が点灯し、指示部72が光輝(発光)することになる。つまり、このことは、コイル52に前記交流電流が供給されると、コイル52とコイル状配線部92との間の前記電磁誘導作用により、コイル状配線部92と電気的に接続された導電配線部93を介して光源77に給電がなされ、指示部72が光輝することを意味してなる。
ここで、前記電源回路からコイル52、可撓性基板90のコイル状配線部92を介して可撓性基板90の導電配線部93へと、高周波の正弦波からなる信号波形(つまり交流波形)が前記交流電流として伝送され、これにより光源77が点灯駆動されるとする。
このとき、前記交流波形の信号波形が、ある波長の整数倍なる信号波形になっていない場合(つまり従来技術として図6に図示したように交流波形Wの右端部分に波長λではなく半波長である波長λ/2の信号波形が存在している場合)、図6中、交流波形Wの振幅Yを等分する等分線Xの上側となる上側領域R1が、等分線Xの下側となる下側領域R2よりも大きな領域を占めることに起因して、交流波形Wなる信号波形が伝送されることになる可撓性基板90の導電配線部93から不要な電磁波が輻射(漏洩)されても、この電磁波はシールド部材100にて遮蔽(吸収)される。
このように本実施形態によれば、導電配線部93を覆うようにシールド部材100を配置する構成としたから、導電配線部93(可撓性基板90)からの不要な電磁波漏洩が抑制されることで、例えば回路基板50に設けられる各種回路(駆動装置60を駆動する前記駆動回路や前記電源回路等)を誤動作させる虞のない指示計器を提供することができる。
なお、図2に示すようにシールド部材100と、回路基板50に設けられたグランド面をなすアース部55とを導電性材料からなる導電体110を介して導通接続させる構成としてもよい。この場合、導電体110は、回転軸61及びコイルユニット51を取り巻くような略筒形状にて形成され、その先端面が、指示部材70の回動時において、常時、導電配線部93と接触するようになっている。
また、駆動装置60の駆動により表示板20上を回動する指示部72は、略細長棒状の透光性合成樹脂からなり、基部71(第2のアーム部74)に連結固定され、表示部21を指示するようになっている。
見返し部材80は、略環状の遮光性合成樹脂からなり、表示板20の周縁を覆う覆い部材からなり、表示器10や表示部21、指示部72等を前記観察者側に露出させるための開口窓81を備えている。
以上のように、本実施形態では表示部21を有する表示板20と、この表示板20の背後側に配置される駆動装置60と、駆動装置60の回転軸61に装着され、回転軸61の周囲に位置する基部71と表示部21を指示する指示部72とを有する指示部材70と、指示部72を発光させるべく指示部材70(指示部材70に設けられた空所76)に配設される光源77とを備えた指示計器Mにおいて、駆動装置60側に設けられるコイル52と、このコイル52と電磁誘導が可能なように第1のアーム部73(基部71)側に設けられるコイル状配線部92及びコイル状配線部92と光源77とを導通接続する導電配線部93を有する可撓性基板90と、この可撓性基板90に沿うように導電配線部93側に配置されるシールド部材100と、を備えてなるものである。また、可撓性基板90が基部71に密着するように固定(配設)されているものである。
従って、従来のように可撓性基板を駆動装置の回転軸に巻き付け、指示部材の動き(回動)に連動して、可撓性基板の回転軸への巻き付き状態が時々刻々と変化する構成ではなく、コイル52と可撓性基板90におけるコイル状配線部92との間の電磁誘導作用を利用し、コイル状配線部92と導通接続可能に基部71に固定された可撓性基板90の導電配線部93を介して光源77に電力供給を行う構成であるから、可撓性基板90が断線する虞がなくなる。これにより光源77に安定した電力を供給することが可能な指示計器を提供することができる。
さらに、可撓性基板90に沿うように導電配線部93側にシールド部材100を設けたことにより、前記交流波形に前記半波長の信号波形が含まれることに起因して導電配線部93から不要な電磁波が輻射されたとしても、かかる電磁波は導電配線部93を覆うように配置されたシールド部材100によって遮蔽(吸収)されるため、例えば回路基板50に設けられる各種回路(前記駆動回路や前記電源回路等)を誤動作させる虞のない指示計器を提供することができる。
また本実施形態では、コイル状配線部92が、円環部95(可撓性基板90の母材となる絶縁基板91)の表裏に形成された表面側コイル状配線部F1と背面側コイル状配線部F2とを備え、円環部95(絶縁基板91)を挟んで表面側コイル状配線部F1と背面側コイル状配線部F2とが対向していない構成であることにより、前記電磁誘導作用に伴う前記電力が、コイル52との距離が近い背面側コイル状配線部F2だけでなはくコイル52との距離が背面側コイル状配線部F2よりも若干、遠い表面側コイル状配線部F1においても受信可能となるため、前記電磁誘導作用に伴う前記電力をより効率よくコイル状配線部92へと伝送させることが可能となる。
また本実施形態では、単一の円環部95の表裏面に表面側コイル状配線部F1、背面側コイル状配線部F2を各々形成した例について説明したが、例えば本発明の第2実施形態として図5に示すように2つ(複数個)の円環部95を密着するように重ね合わせて、各円環部95に表面側コイル状配線部F1、背面側コイル状配線部F2をそれぞれ設ける構成であっても前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、この場合、円環部95同士を略U字状の連結部120を介して連結し、且つ、詳細図示は省略するが、図5中、上方に位置する円環部95表裏面に設けた表面側コイル状配線部F1と背面側コイル状配線部F2、並びに図5中、下方に位置する円環部95表裏面に設けた表面側コイル状配線部F1と背面側コイル状配線部F2の4つのコイル状配線パターンを所定の導通接続手段を用いて相互に導通接続させる必要がある。
10 表示器
20 表示板(表示部材)
21 表示部
50 回路基板
51 コイルユニット
52 コイル
60 駆動装置
61 回転軸
70 指示部材
71 基部
72 指示部
73 第1のアーム部
74 第2のアーム部
77 光源
90 可撓性基板(配線部材)
91 絶縁基板
92 コイル状配線部
93 導電配線部
100 シールド部材
110 導電体
F1 表面側コイル状配線部
F2 背面側コイル状配線部

Claims (3)

  1. 表示部を有する表示部材と、
    前記表示部材の背後側に配置される駆動装置と、
    前記駆動装置の回転軸に装着され、前記回転軸の周囲に位置する基部と前記表示部を指示する指示部とを有する指示部材と、
    前記指示部を発光させるべく前記指示部材に配設される光源とを備えた指示計器において、
    前記駆動装置側に設けられるコイルと、
    前記コイルと電磁誘導が可能なように前記基部側に設けられるコイル状配線部及び前記コイル状配線部と前記光源とを導通接続する導電配線部を有する配線部材と、
    前記配線部材に沿うように前記導電配線部側に配置されるシールド部材と、を備えてなることを特徴とする指示計器。
  2. 前記コイル状配線部が、前記配線基板の母材となる絶縁基板の表裏に形成された表面側コイル状配線部と背面側コイル状配線部とを備え、
    前記絶縁基板を挟んで前記表面側コイル状配線部と前記背面側コイル状配線部とが対向していない構成であることを特徴とする請求項1記載の指示計器。
  3. 前記配線部材が、前記基部に密着するように配設されてなることを特徴とする請求項1記載の指示計器。
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