JP2017183568A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬液ノズル(13)が基板(W)上方を移動する際、供給バルブ(32)の故障等により、予期せぬタイミングで基板に向けて薬液が落下する場合がある。【解決手段】薬液ノズルに、流入口(13a)、吐出口(13c)、排気口(13b)を設ける。流入口から吐出口までの流路内、または、吐出口近傍に排気口を接続する。排気口と負圧源(42)を接続し、薬液ノズルが基板上方を通過する際、吸引動作を行う。これにより、基板への薬液の落下を防止することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、処理液を用いて基板を処理する基板処理装置、および処理液を吐出する処理液吐出方法に関する。処理液を用いた処理の対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板、太陽電池用基板などが含まれる。
下記特許文献1には、基板を一枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置が開示されている。前記基板処理装置は、基板を水平に保持して回転させる保持手段と、保持手段に保持されている基板の上面に向けて処理液を吐出する吐出ノズルとを含む。基板処理装置は、処理液の吐出後に吐出ノズルの先端から配管の上流側に処理液を引き戻すことにより、処理液の基板へのボタ落ちを防止する。
特開2002−170803号公報
前述の基板処理装置では、処理液の吐出後に配管中の処理液が吐出ノズルの先端から配管の上流側に引き戻される。しかし、処理液の吐出を制御する開閉弁に異常が発生すると、配管中の処理液は徐々に吐出ノズル先端付近まで移動し、ボタ落ちする場合がある。基板上にボタ落ちした処理液は、基板上でパーティクルの原因になったり、また処理液の種類によっては発熱反応などの混触を引き起こすおそれがある。また基板が搬出された後のチャンバーにボタ落ちした場合も同様の問題を引き起こす場合がある。
そこで、本発明の目的は、処理液の吐出を停止した後のボタ落ちを抑制する基板処理装置を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、基板を保持するための基板保持ユニットと、前記基板を処理するための処理液を吐出する処理液ノズルと、前記処理液ノズルに接続され、処理液供給ユニットからの処理液を前記処理液ノズルに供給する処理液配管と、前記処理液配管の開閉を行う処理液バルブと、前記処理液ノズルに接続された排気配管と、前記排気配管の開閉を行う排気バルブと、前記処理液ノズルを前記基板の上方を経由して所定の位置に配置する駆動手段と、前記処理液バルブおよび排気バルブを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記駆動手段を用いて前記処理液ノズルを前記基板の上方である所定の処理位置に配置する間、前記処理液バルブを閉止し、かつ、前記排気バルブを開成することを特徴とする基板処理装置である。
この構成によれば、処理液ノズルが基板の上方に配置される間、処理液ノズルから処理液が落下することを防止することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記制御部は前記駆動手段を用いて、前記処理液ノズルが前記基板と平面視において重複しない範囲である退避位置と、前記処理液ノズルが前記基板と平面視において重複する範囲である処理位置との間で前記処理液ノズルの配置を変更させることを特徴とする。
この構成によれば、処理液ノズルが退避位置まで退避するまで、処理液ノズルから処理液が落下すること防止することにより、基板への悪影響を低減させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記処理液ノズルは、前記処理液配管と接続される流入口と、前記流入口から吐出口に向けて流通させる流路と、当該流路における前記流入口と前記吐出口との途中で分岐し、前記排気配管と接続される排気口と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、簡便な構成により、処理液ノズルから基板への処理液の落下を防止することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記処理液ノズルは、前記処理液配管と接続される流入口と、前記処理液ノズル内において前記流入口から流入する処理液を吐出する吐出口と、前記処理液ノズル内において、前記吐出口から吐出された処理液を吸引する、前記排気配管と接続される排気口と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、簡便な構成により、処理液ノズルから基板への処理液の落下を防止することができる。
また、請求項5に記載の発明は、基板に対して処理液ノズルから処理液を吐出し、処理を行う基板処理方法において、処理液ノズルを基板の上方に位置する状態で処理液を供給し、基板に吐出する吐出工程と、処理液ノズルが基板の上方に位置する状態で処理液ノズルへの処理液の供給を停止し、かつ、処理液ノズルに対して吸引動作を行う吸引工程と、を行うことを特徴とする基板処理方法である。
この方法によれば、処理液ノズルが基板の上方に位置する間、処理液ノズルから処理液が落下することを防止することができる。
本発明の実施形態に係る基板処理装置の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置の配管部分を示す模式図である。 ノズルから基板に向けて処理液を吐出している状態を示す図である。 処理液の吐出を停止した後の状態を示す図である。 本発明の実施形態における制御部の制御フローを示す図である。 本発明の第1の変形例を示す図である。 本発明の第2の変形例を示す図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る基板処理装置1を水平方向に見た模式図である。
基板処理装置1は、半導体ウエハなどの円板状の基板Wを一枚ずつ処理する枚葉式の装置である。基板処理装置1は、処理液を用いて基板Wを処理する処理ユニット2と、処理ユニット2に基板Wを搬送する搬送ロボット(図示しない)と、薬液供給ユニット(処理液供給部)3とを含む。
処理ユニット2および薬液供給ユニット3は、共通の装置の一部であってもよいし、互いに独立したユニット(互いに独立して移動させることができるユニット)であってもよい。すなわち、処理ユニット2および薬液供給ユニット3が同一の装置内に備えていてもよいし、処理ユニット2を含む装置と、離れた位置に配置された薬液供給ユニット3とにより、基板処理装置1が構成されていてもよい。また、図1では、薬液供給ユニット3が1つのみ図示されているが、薬種を複数設ける場合には、その薬種に応じた個数の薬液供給ユニット3を設けてもよい。
処理ユニット2は、箱形の処理チャンバ4と、処理チャンバ4内で、基板Wを水平に保持しながら基板Wの中央部を通る鉛直な回転軸線A1まわりに基板Wを回転させるスピンチャック(基板保持部)5と、スピンチャック5に保持されている基板Wに向けて処理液を吐出する一または複数の処理液ノズルとを含む。
スピンチャック5は、水平な姿勢で保持された円板状のスピンベース6と、スピンベース6の上方で基板Wを水平な姿勢で保持する複数の挟持ピン7と、スピンベース6の中央部から下方に延びるスピン軸8と、スピン軸8を回転させることにより基板Wおよびスピンベース6を回転軸線A1まわりに回転させるスピンモータ9とを含む。スピンチャック5は、複数の挟持ピン7を基板Wの周端面に接触させる挟持式のチャックに限らず、非デバイス形成面である基板Wの裏面(下面)をスピンベース6の上面に吸着させることにより基板Wを水平に保持するバキューム式のチャックであってもよい。
処理ユニット2は、スピンチャック5に保持されている基板Wの上面に向けてリンス液を下方に吐出するリンス液ノズル10と、リンス液供給源からのリンス液をリンス液ノズル10に導くリンス液配管11と、リンス液配管11の内部を開閉するリンス液バルブ12とを含む。リンス液は、たとえば、純水(脱イオン水:Deionized water)である。リンス液は、純水に限らず、炭酸水、電解イオン水、水素水、オゾン水、および希釈濃度(たとえば、10〜100ppm程度)の塩酸水のいずれかであってもよい。
処理ユニット2は、スピンチャック5に保持されている基板Wの上面に向けて薬液を下方に吐出する薬液ノズル13と、薬液供給ユニット3からの薬液を薬液ノズル13に導く薬液配管(処理液配管)16と、薬液ノズル13に接続され、薬液ノズル13と薬液供給ユニット3内の排気部に接続される排気配管17とをさらに含む。薬液配管16および排気配管17については、後述する。
リンス液ノズル10から吐出されたリンス液、および薬液ノズル13から吐出された薬液(以後、両者を含めて、処理液とも称する)は、スピンチャック5により回転される基板Wに吐出されたのち、カップCにより受け止められ、排液される。カップCはスピンチャック5に保持されている基板Wの周囲を取り囲み、基板Wに吐出された処理液を受ける部材である。
処理ユニット2は、薬液ノズル13がその先端に配置されたアーム14、およびアーム14を駆動するアーム駆動機構15(駆動手段)とを含む。アーム14は、基板側の一端に薬液ノズル13が取り付けられ、他端がアーム駆動機構15に接続される、水平方向に延びる部材である。アーム駆動機構15は、アーム14を鉛直な回転軸線A2まわりに回転させるモータなどにより構成されている。アーム駆動機構15を駆動させることにより、基板Wの中央上方を通過する水平面に沿って薬液ノズル13を相対的に移動させる。またアーム駆動機構15はアーム14および薬液ノズル13の高さ方向を変化させるアクチュエータなどを備えていてもよい。
図2は、本発明の実施形態に係る基板処理装置1の配管部分を示す模式図である。薬液ノズル13は、流入口13a、排気口13b、吐出口13cを備える。薬液ノズル13は、樹脂や金属で形成され、内部に流路が形成されている。本実施形態では、流入口13aは薬液ノズル13の上部に形成され、直線的な流路により吐出口13cと連通している。また流路の中央部にて流路と直交する方向に分岐し、排気口13bに連通している。
薬液供給ユニット3は、工場から供給される薬液を、流量計31および、処理液の開閉を行う処理液バルブとしての薬液バルブ32を介して、薬液配管16に流通させる。流量計31および薬液バルブ32は制御部90により開閉が制御される。制御部90が薬液バルブ32を開くことにより、薬液は流量計31および薬液バルブ32を介して、薬液配管16を通過して薬液ノズル13の流入口13aに接続される。薬液ノズル13の流入口13aに供給された薬液は、吐出口13cから下方に向けて吐出される。
なお、薬液配管16には、薬液の吐出量を調節するニードルバルブなどが接続されてもよいし、薬液バルブ32の開度を調節することにより薬液の吐出量が調節される機能などが用いられてもよい。流量計31が示す薬液の流量は制御部90にフィードバックされ、制御部90により薬液の流量が制御されてもよい。
工場から薬液配管16に供給される薬液は、たとえば、硫酸、酢酸、硝酸、塩酸、フッ酸、アンモニア水、過酸化水素水、有機酸(たとえばクエン酸、蓚酸など)、有機アルカリ(たとえば、TMAH:テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドなど)、有機溶剤(たとえば、IPA:イソプロピルアルコールなど)、および界面活性剤、腐食防止剤の少なくとも1つを含む液である。
薬液供給ユニット3は、工場から供給されるドライエアを、ドライエアバルブ41、およびコンバム42を介するように、ドライエア配管40に流通させる。コンバム42は、排気バルブ43を介して薬液ノズル13の排気口13bと接続される。ドライエアバルブ41、および排気バルブ43は制御部90により開閉が制御される。制御部90がドライエアバブル41を開くことにより、ドライエアがコンバム42を通過して排気部に流通する。これによりコンバム42には負圧が発生する。この状態で、コンバム42に接続している排気配管17の排気バルブ43を開くと、薬液ノズル13の排気口13bに負圧が発生し、薬液ノズル13内の薬液が排気配管17、およびコンバム42を経由して、排気部に吸引される。
図3は、薬液ノズル13から基板Wに向けて薬液Lを吐出している状態を示す図である。図示の都合上、薬液ノズル13を断面図で書いているがハッチングを省略している。また図3では、薬液配管16は機能として薬液を「供給」することを表し、実際に供給動作が行われていることを、薬液配管16を太い実線で示している。また図3では、排気配管17は機能として薬液を「吸引」することを表し、吸引機能が実行されていないことを、排気配管17を細い実線にすることで示している。すなわち、図3に示す状態は、薬液配管16を介して薬液Lが薬液ノズル13に供給され、吸引口13bからは吸引が行われていない状態を示している。
このように流入口13aに供給された薬液Lは、供給圧力および重力により流路内を流通し、吐出口13cから吐出される。このとき、流路に直交する排気口13b方向には薬液Lは流通しない。
図4は、薬液ノズル13から薬液Lの吐出を停止している状態を示す図である。制御部90により薬液配管16からの薬液の供給動作が停止される。その後(または同時に)、制御部90により排気配管17からの吸引動作が開始される。吸引動作が開始されると、薬液ノズル13内の薬液Lは排気口13b方向に流通する。流入口13aからの供給が停止されているため、流入口13aから流路内における分岐部までの一部を除き、流路内の薬液Lは排気口13bまたは吐出口13cから排出される。
本発明の実施形態においては、少なくとも薬液ノズル13が基板Wの上方に位置する状態で、薬液ノズル13から薬液Lを吐出が行われない状態では、常に吸引動作が行われている。すなわち、制御部90は図3に示す吐出状態が必要なタイミング以外は、常に図4に示す吸引状態を維持する。この吸引状態において、薬液ノズル13は基板Wの中央上方を通過する水平面に沿って駆動される。
図5は、本発明の実施形態において、基板Wに対して薬液処理を行う場合に、制御部90が行う制御フローである。まず、基板Wが図示しない搬送手段により、処理ユニット2に搬入される。このとき、薬液ノズル13はカップCよりも外側に退避している。そのため、搬送手段により基板WがカップC内のスピンチャックに挟持される時には、薬液ノズル13は基板Wとは離間した位置に配置されている。
次に基板Wに対して薬液処理を開始する(ステップS1)。基板Wに対して薬液ノズル13から薬液処理を行うためには、カップCよりも外側にある薬液ノズルを基板Wの上方に移動させる必要がある。そのため、制御部90は吸引動作を開始する(ステップS2)。具体的には、図2に示すドライエアバルブ41、および排気バルブ43を開くことにより、コンバム42に負圧を発生させる。それにより、薬液ノズル13の流路内が吸引された状態となる。
吸引動作を開始したのち、制御部90はアームを駆動させる(ステップS3)。具体的には、制御部90は図1のアーム駆動機構15を駆動させることにより、アーム14の先端の薬液ノズル13を基板Wの上方を通過させながら、所定の処理位置(例えば基板Wの中央部の上方)に向けて移動させる。この間、薬液ノズル13の流路内はコンバム42の負圧により吸引されているため、薬液ノズル13内の液が基板W上に落下することが抑制される。
例えば図2に示す薬液バルブ32が故障した場合など、意図しないタイミングで薬液が薬液ノズル13に流入する場合がある。このようなタイミングで薬液ノズル13が基板Wの上方を通過した場合、薬液が基板W上に落下する。本発明の実施形態においては、基板W上を薬液ノズル13が通過するタイミングでは薬液ノズル13内部の流路が常に負圧に引かれているため、上述のような故障の場合においても、基板Wを保護することが可能となる。
次に、制御部90は薬液ノズル13が所定の吐出位置にあるかどうかを確認する(ステップS4)。薬液ノズル13の位置は、具体的にはアーム駆動機構の回転角度により薬液ノズル13の位置を特定される。これにより、薬液ノズル13が所定の吐出位置になるまで、アーム駆動機構によりアームが駆動される。
薬液ノズル13が所定の吐出位置(具体的には、基板Wの中央部の上方)まで駆動された事を確認すると、制御部90は薬液の吐出を開始する(ステップS5)。具体的には、制御部90は図2に示すドライエアバルブ41を閉じることにより、コンバム42を停止させる。また、排気バルブ43を閉じ、かつ、薬液バルブ32を開く。これにより、薬液ノズル13の流入口に向けて薬液を供給する。薬液ノズル13の流入口13aに流入した薬液は、吐出口13cから基板Wに向けて吐出される。
所定の処理時間が経過したのち、制御部90は薬液の吐出を停止させる(ステップS6)。具体的には、制御部90は薬液ノズル32を閉じ、かつ、排気バルブ43を開ける。また、ドライエアバルブを開くことにより、コンバム42を駆動する。これにより、薬液ノズル13内の流路内に負圧を発生させる。排気口13bに発生した負圧は、薬液ノズル13の流路内の処理液を排気口13bへ吸引する。これにより、前述のように薬液バルブ32の故障などが発生した場合においても、基板Wへの薬液の落下を防止し、基板Wを保護することが可能となる。
吸引動作を開始したのち、制御部90はアームを駆動させる(ステップS7)。具体的には、制御部90は図1のアーム駆動機構15を駆動させることにより、アーム14の先端の薬液ノズル13を基板Wの上方を通過させながら、カップCの外側である退避位置に向けて移動させる。この間、前述と同様に薬液ノズル13が吸引されているため、基板W上に薬液が落下することが抑制される。
薬液ノズルが退避位置に移動したことを確認したのち、制御部90は吸引動作を停止し(ステップS8)、薬液処理動作が終了し、次のリンス処理などの動作に移行する(ステップS9)。
以上のように、少なくとも薬液ノズル13が基板W上を通過する間、負圧状態となるようすることにより、基板Wに対して薬液が意図しないタイミングで落下すること抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明を行ったが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。図6は本発明の第1の変形例である薬液ノズル53の断面を示す図である。
薬液ノズル53は、上部に供給配管16と接続される流入口53aを備える。そして薬液流路は、薬液ノズル内を下方に流下し、T字に分岐する。図示右方向に分岐した一方は途中で下方に曲がり、吐出口53cにて開放される。また、左方向に分岐した他方は、排気口53bにて排気配管17に接続される。このように構成される薬液ノズル53においては、より吸引動作をスムーズに行うことができるため、基板Wへの薬液の流下をより確実に抑制することができる。
また、図7は本発明の第2の変形例である薬液ノズル54の断面を示す図である。薬液ノズル54は、ノズル本体55、および、カバー56を備える。
ノズル本体55の上部には供給配管16と接続される流入口54aを備え、流路を経由してノズル本体55の下部に形成される吐出口54cから薬液を吐出する。排気口54bは、ノズル本体55の吐出口54cよりもさらに下部の、カバー56の側面に形成されている。排気口54bに負圧が発生した状態では、吐出口54cから意図せず流下された薬液が排気口54bを介して吸引される。これにより上述の実施形態と同様に、基板Wへの薬液の流下を抑制することできる。
また、上述の実施形態や変形例では、薬液ノズルに対して基板Wへの落下を防止する説明を行ったがこれに限られるものではない。リンス液ノズル10が薬液ノズル13等のように吸引配管を備えてもよい。この場合は、リンス処理前後の基板Wへのリンス液の落下を防止することができる。
1・・・基板処理装置
2・・・処理ユニット
3・・・薬液供給ユニット
4・・・処理チャンバ
5・・・スピンチャック
6・・・スピンベース
7・・・挟持ピン
8・・・スピン軸
9・・・スピンモータ
10・・・リンス液ノズル
11・・・リンス液配管
12・・・リンス液バルブ
13・・・薬液ノズル
13a・・・流入口
13b・・・排気口
13c・・・吐出口
14・・・アーム
15・・・アーム駆動機構
16・・・薬液配管
17・・・排気配管
31・・・流量計
32・・・薬液バルブ
40・・・ドライエア配管
41・・・ドライエアバルブ
42・・・コンバム
43・・・排気バルブ
53・・・薬液ノズル
53a・・・流入口
53b・・・排気口
53c・・・吐出口
90・・・制御部

Claims (5)

  1. 基板を保持するための基板保持ユニットと、
    前記基板を処理するための処理液を吐出する処理液ノズルと、
    前記処理液ノズルに接続され、処理液供給ユニットからの処理液を前記処理液ノズルに供給する処理液配管と、
    前記処理液配管の開閉を行う処理液バルブと、
    前記処理液ノズルに接続された排気配管と、
    前記排気配管の開閉を行う排気バルブと、
    前記処理液ノズルを前記基板の上方を経由して所定の位置に配置する駆動手段と、
    前記処理液バルブおよび排気バルブを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記駆動手段を用いて前記処理液ノズルを前記基板の上方である所定の処理位置に配置する間、前記処理液バルブを閉止し、かつ、前記排気バルブを開成することを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、前記制御部は前記駆動手段を用いて、前記処理液ノズルが前記基板と平面視において重複しない範囲である退避位置と、前記処理液ノズルが前記基板と平面視において重複する範囲である処理位置との間で前記処理液ノズルの配置を変更させることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1に記載の基板処理装置において、前記処理液ノズルは、前記処理液配管と接続される流入口と、
    前記流入口から吐出口に向けて流通させる流路と、
    当該流路における前記流入口と前記吐出口との途中で分岐し、前記排気配管と接続される排気口と、を備えることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1に記載の基板処理装置において、前記処理液ノズルは、前記処理液配管と接続される流入口と、
    前記処理液ノズル内において前記流入口から流入する処理液を吐出する吐出口と、
    前記処理液ノズル内において、前記吐出口から吐出された処理液を吸引する、前記排気配管と接続される排気口と、を備えることを特徴とする基板処理装置。
  5. 基板に対して処理液ノズルから処理液を吐出し、処理を行う基板処理方法において、
    処理液ノズルを基板の上方に位置する状態で処理液を供給し、基板に吐出する吐出工程と、
    処理液ノズルが基板の上方に位置する状態で処理液ノズルへの処理液の供給を停止し、かつ、処理液ノズルに対して吸引動作を行う吸引工程と、
    を行うことを特徴とする基板処理方法。
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