JP2017183373A - Mim容量素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】周波数の高い領域で使用することができ、高容量かつ容量値が正確なMIM容量素子を簡便な構造で実現する。
【解決手段】MIM容量素子は、上部電極207aと下部電極208a間に誘電体膜209aを配置したMIM構造と、上部電極207bと下部電極208b間に誘電体膜209bを配置したMIM構造とを備え、2つのMIM構造を、基板210の法線を含み信号の流れ方向と非平行な対称面203に対して面対称に配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高周波電気信号を扱う回路技術に係り、特に高周波回路に使用されるMIM容量素子に関するものである。
集積化された高周波増幅回路において容量を形成するために金属−絶縁体−金属(Metal Insulator Metal:MIM)構造を有するMIM容量素子が用いられてきた。MIM容量素子は、2枚の薄い金属膜を電極として、電極間に高誘電率を有する誘電体膜を配置することで、電極間に静電容量を形成したものである。MIM容量素子は、いわゆる並行平板型容量の基本的な構成であり、容易に小容量を形成することが可能である。MIM容量素子の値Cは、次式により近似される。
C=εS/d ・・・(1)
εは誘電体膜の誘電率、Sは電極面積、dは電極間距離である。ここで、MIM容量素子をより高周波で高精度に設計する手法について考える。MIM容量素子を高周波で使用できるようにすることは、MIM容量素子の自己共振周波数をより高くすることと言える。なぜなら、自己共振周波数以上の周波数において、もはやMIM容量素子は式(1)に示される容量性を示さず、その特性は不定となるからである。
自己共振周波数を高くする一般的な方法としては、MIM容量素子の構造の持つ寄生インダクタンスや寄生容量の影響を低減させるために、MIM容量素子を構成する電極形状全体を、周波数に反比例して微細化する方法がある。しかし、MIM容量素子の電極を微細化すると、MIM容量素子の容量値Cも小さくなる。
一方、MIM容量素子の容量値Cを増加させる方法として、誘電体膜を薄膜化したり、誘電体膜を高誘電率化したりする方法がある。しかし、MIM容量素子に用いられる誘電体膜の厚さは、耐電圧値の要求からあまり薄くすることができない。また、誘電体膜の材質には、既にSiO2,SiON,SiN等の高誘電率の誘電体が用いられており、さらにTaO,ZrO2などの金属酸化膜を用いて高誘電率化するには成膜技術上の困難性が高まる(例えば、非特許文献1参照)。
以上の事実は、現状では高周波回路になるほど、形成可能なMIM容量素子の容量値の上限が低下することを意味しており、様々な周波数の信号が混在する集積回路におけるMIM容量素子の形成において、しばしば問題となってきた。別の方法として単位面積あたりの容量値を増やすために、MIM容量素子の電極を3層以上に多層化する方法(非特許文献2参照)や、電極形状を凹凸化する方法などが考えられる。これらはMIM容量素子の形状を3次元的に拡張することで、MIM容量素子の構造を小型化する方法である。しかし、これらの方法にも加工プロセスの複雑化や加工ステップ数の増加につながるという問題があった。
図7(A)は従来のMIM容量素子の平面図、図7(B)は図7(A)のMIM容量素子の断面図である。この例では、上部電極107と下部電極108と誘電体膜109とからなるMIM容量素子115が形成されている。基板110上に形成された線路101と上部電極107は、接続装置106(金属線)により結ばれている。下部電極108は線路102と直接繋がるように基板110上に形成されている。下部電極108には基板110による寄生容量114が発生する。また、上部電極107には寄生インダクタンス112が発生する。
これら寄生容量114と寄生インダクタンス112の作用を集中定数とみなすと、図7(A)、図7(B)に示した構造の等価回路は図8に示すようになる。図8におけるCMはMIM容量素子の容量値である。この等価回路から、寄生インダクタンス112はポート104側に集まり、寄生容量114はポート105側に集まることが分かる。よって、寄生インダクタンス112や寄生容量114が大きな作用を示す高周波では、ポート104,105が、非対称かつ異なる値のSパラメータ周波数依存性を持つようになる。
図9はポート104,105から見たSパラメータをプロットしたスミスチャートである。113は理想系のSパラメータを示し、104sはポート104から見たSパラメータを示し、105sはポート105から見たSパラメータを示している。図9によれば、ポート104,105で異なるSパラメータを示し、高周波になるほど理想系からの乖離幅が大きくなることが分かる。このように従来のMIM容量素子115の構造では、寄生成分が片側へ集まるため、より大きな寄生効果が現れ、Sパラメータの非対称性も顕著である。また、MIM容量素子115の大きさに比例して寄生インダクタンス112や寄生容量114が増加するため、高容量かつ容量値が正確なMIM容量素子115の形成は困難であった。
Hyuk-Min Kwon,Sung-Kyu Kwon,Kwang-Seok Jeong,Sung-Kwen Oh,Sun-Ho Oh,Woon-Il Choi,Tae-Woo Kim,Dae-Hyun Kim,Chang-Yong Kang,Byoung Hun Lee,Paul Kirsch,and Hi-Deok Lee,"A Correlation Between Oxygen Vacancies and Reliability Characteristics in a Single Zirconium Oxide Metal-Insulator-Metal Capacitor",IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES,VOL.61,NO.8,p.2619-2627,2014 K.Fischer,et al.,"Low-k Interconnect Stack with multi-layer Air Gap and Tri-Metal-Insulator-Metal Capacitors for 14 nm High Volume Manufacturing",Interconnect Technology Conference and 2015 IEEE Materials for Advanced Metallization Conference (IITC/MAM),p.5-8,2015
従来、高周波集積回路におけるMIM容量素子の容量値の上限は、MIM容量素子の構造の持つ寄生インダクタンスや寄生容量の影響を一定以下に低減するために、周波数に反比例して減少する傾向にあった。この問題を改善する様々な方法、すなわち、誘電体膜の高誘電率化、誘電体膜の薄層化、3層以上の電極構造、電極面の凹凸化による容量増加などの方法にも限界があった。
また、従来のMIM容量素子の構造においては、電極を形成する上下金属層の対称性が崩れており、等価回路における非対称な要素の影響が大きくなり、また片側の入力ポートから評価したインピーダンスと反対側のポートから評価したインピーダンスに大きな違いがみられるという問題があった。その結果、MIM容量素子の容量値の誤差が大きくなり、使用することのできる上限周波数が低くなり、回路設計上の障壁となっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、周波数の高い領域で使用することができ、高容量かつ容量値が正確なMIM容量素子を簡便な構造で実現することを目的とする。
本発明のMIM容量素子は、基板上に形成され、信号の入力側に配置される第1の信号線路と接続される第1のMIM構造と、前記基板上に形成され、前記信号の出力側に配置される第2の信号線路と接続される第2のMIM構造とを備え、前記第1、第2のMIM構造を、前記基板の法線を含み前記信号の流れ方向と非平行な面に対して面対称に配置するか、あるいは前記基板の法線に対して回転対称に配置することを特徴とするものである。
また、本発明のMIM容量素子の1構成例において、前記第1のMIM構造は、前記基板上に形成され、前記第1の信号線路と接続される第1の下部電極と、この第1の下部電極上に形成される第1の誘電体膜と、この第1の誘電体膜上に形成される第1の上部電極とから構成され、前記第2のMIM構造は、前記基板上に形成され、前記第2の信号線路と接続される第2の下部電極と、この第2の下部電極上に形成される第2の誘電体膜と、この第2の誘電体膜上に形成される第2の上部電極とから構成され、さらに、前記第1の下部電極と前記第2の上部電極とを接続する第1の金属線と、前記第2の下部電極と前記第1の上部電極とを接続する第2の金属線とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明のMIM容量素子の1構成例は、前記第1、第2の金属線をそれぞれ複数設けることを特徴とするものである。
また、本発明のMIM容量素子の1構成例は、前記第1、第2のMIM構造の信号の流れ方向と垂直な方向の幅を、前記第1、第2の信号線路の幅よりも広くすることを特徴とするものである。
本発明によれば、第1、第2のMIM構造を、基板の法線を含み信号の流れ方向と非平行な面に対して面対称に配置するか、あるいは基板の法線に対して回転対称に配置することにより、電極形成による寄生容量と寄生インダクタンスの影響を入力側と出力側で均等化することができ、入出力から見たインピーダンスおよび等価回路についても対称性を実現することができる。これにより、本発明では、従来のMIM容量素子と比較して寄生成分の影響を抑制することができ、従来よりも周波数の高い領域で使用することができ、高容量かつ容量値が正確なMIM容量素子を簡便な構造で実現することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るMIM容量素子の平面図および断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るMIM容量素子の等価回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係るMIM容量素子のポートから見たSパラメータをプロットしたスミスチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るMIM容量素子の平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るMIM容量素子の平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るMIM容量素子の平面図である。 従来のMIM容量素子の平面図および断面図である。 従来のMIM容量素子の等価回路図である。 従来のMIM容量素子のポートから見たSパラメータをプロットしたスミスチャートである。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1(A)は本発明の第1の実施の形態に係るMIM容量素子の平面図、図1(B)は図1(A)のMIM容量素子の断面図である。本実施の形態のMIM容量素子214は、例えば表面に絶縁膜を形成したシリコンウエハを基板210として、この基板210に垂直な対称面203について完全に面対称な位置に電極配置を行う。そして、対称面203を跨ぐようにして接続装置206a,206bを形成することで電極間を接続する。
具体的には、MIM容量素子214は、基板210上に形成された金属からなる下部電極208aと、下部電極108aと面対称な、基板210上の位置に形成された金属からなる下部電極208bと、下部電極208a,208b上に形成された誘電体膜209a,209bと、誘電体膜209a,209b上に形成された金属からなる上部電極207a,207bと、下部電極208aと上部電極207bとを接続する接続装置206a(金属線)と、下部電極208bと上部電極207aとを接続する接続装置206b(金属線)とから構成される。
入力ポート204側の下部電極208aは、入力側の信号線路201と一体で基板210上に形成されている。同様に、出力ポート205側の下部電極208bは、出力側の信号線路202と一体で基板210上に形成されている。なお、信号線路201と信号線路202とは、互いの中心線が一致するように配置されている。
上記の面対称の説明から明らかなように、下部電極208aの幅(図1(A)上下方向の寸法)は下部電極208bの幅と同一で、下部電極208aの長さ(図1(A)左右方向の寸法)は下部電極208bの長さと同一であり、下部電極208aの厚さは下部電極208bの厚さと同一である。誘電体膜209aの幅は誘電体膜209bの幅と同一で、誘電体膜209aの長さは誘電体膜209bの長さと同一であり、誘電体膜209aの厚さは誘電体膜209bの厚さと同一である。また、上部電極207aの幅は上部電極207bの幅と同一で、上部電極207aの長さは上部電極207bの長さと同一であり、上部電極207aの厚さは上部電極207bの厚さと同一である。つまり、上部電極207aと下部電極208a間に誘電体膜209aを配置したMIM構造と、上部電極207bと下部電極208b間に誘電体膜209bを配置したMIM構造とは、同一の大きさを有する。
図1(A)、図1(B)の構造の等価回路を図2に示す。図2におけるCM/2は上部電極207aと下部電極208a間に誘電体膜209aを配置したMIM構造と、上部電極207bと下部電極208b間に誘電体膜209bを配置したMIM構造のそれぞれの容量値を示している。
図2から明らかなように、本実施の形態では、上部電極207a,207bに生じる寄生インダクタンス212が、2つのポート204,205へ均等に分配されており、入力ポート204側の寄生インダクタンス212の値と出力ポート205側の寄生インダクタンス212の値は、従来のMIM容量素子の寄生インダクタンス112の値(2L)の約1/2に減少する。
同様に、本実施の形態では、下部電極208a,208bに生じる寄生容量211が、2つのポート204,205へ均等に分配されており、入力ポート204側の寄生容量211の値と出力ポート205側の寄生容量211の値は、従来のMIM容量素子の寄生容量114の値(2C)の約1/2に減少する。また好ましいことに、寄生容量211は並列容量として、寄生インダクタンス212は直列要素として信号線路201,202に接続される。つまり、信号線路201,202の持つ特性インピーダンスへのこれら寄生成分の波及効果が減少する。
図3はポート204,205から見たSパラメータの周波数依存性の1例を示すスミスチャートである。213は理想系のSパラメータを示し、204sは入力ポート204から見たSパラメータを示し、205sは出力ポート205から見たSパラメータを示している。図3によれば、ポート204,205とも、理想系213からの乖離幅が減少し、より理想的な特性へ漸近していることが分かる。
以上のように、本実施の形態では、回路図上で概念的に表現される容量の特性を実現可能な容量素子をMIM構造で形成することができる。本実施の形態では、2つのMIM構造を、基板の法線を含み信号の流れ方向(図1(A)左右方向)と垂直な対称面について面対称に配置することで、電極形成による寄生容量と寄生インダクタンスの影響を入力ポートと出力ポートで均等化することができ、入出力ポートから見たインピーダンスおよび等価回路についても対称性を実現することができる。これにより、本実施の形態では、従来のMIM容量素子と比較して寄生成分の影響を抑制することができ、従来よりも周波数の高い領域で使用することができ、高容量かつ容量値が正確なMIM容量素子を簡便な構造で実現することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図4は本発明の第2の実施の形態に係るMIM容量素子の平面図である。本実施の形態のMIM容量素子215は、第1の実施の形態のMIM容量素子214において、下部電極208aと上部電極207bとを接続する接続装置206a(金属線)を複数個にし、同様に下部電極208bと上部電極207aとを接続する接続装置206b(金属線)を複数個にしたものである。
第1の実施の形態で説明した2つのMIM構造の接続に伴う寄生インダクタンスを低減するために、できるだけ多くの点で接続することが好ましい。そこで、本実施の形態では、それぞれ複数個(図4の例では2個)の接続装置206a,206bを用いている。他の構成は第1の実施の形態で説明したとおりである。
なお、第1、第2の実施の形態において構造の対称性を保つため、接続装置206a,206bの配置に関しても、対称面203について面対称に近いことが好ましい。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図5は本発明の第3の実施の形態に係るMIM容量素子の平面図である。第1、第2の実施の形態では、信号線路201,202の幅(図1(A)、図4上下方向の寸法)と下部電極208a,208bの幅とが同一であった。
これに対して、本実施の形態のMIM容量素子216は、下部電極208a,208bの幅(図5上下方向の寸法)を信号線路201,202の幅よりも広くしている。これにより、2つのMIM構造の幅が信号線路201,202の幅よりも広くなり、第1、第2の実施の形態と比較してMIM容量素子の容量値が大きくなる。こうして、本実施の形態では、対称面203についてMIM構造の面対称性を維持しつつ、MIM容量素子216の容量値を大きくすることができる。他の構成は第1、第2の実施の形態で説明したとおりである。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図6は本発明の第4の実施の形態に係るMIM容量素子の平面図である。第1〜第3の実施の形態では、上部電極207aと下部電極208a間に誘電体膜209aを配置したMIM構造と、上部電極207bと下部電極208b間に誘電体膜209bを配置したMIM構造のそれぞれの平面形状を四角形とし、これら2つのMIM構造を対称面203について面対称に配置した。
これに対して、本実施の形態のMIM容量素子217は、基板に垂直な対称軸218(信号線路201,202の中心を通る基板法線)について2つのMIM構造を回転対称に配置したものである。他の構成は第1の実施の形態で説明したとおりである。本実施の形態においても、ポート204,205から見たSパラメータの対称性は維持されており、従来のMIM容量素子の構造に比べて寄生効果を抑制することができる。なお、本実施の形態に第2、第3の実施の形態を適用してもよいことは言うまでもない。
第1〜第4の実施の形態では、本発明のMIM容量素子を直線マイクロストリップ信号線路またはコプレーナ信号線路の途中に直列に挿入することを想定しているので、構造の対称性を維持するため、少なくともMIM容量素子の近傍については入力側の信号線路201と出力側の信号線路202が対称面203について面対称(第1〜第3の実施の形態)、または対称軸218について回転対称(第4の実施の形態)であることが望ましい。
例えば第4の実施の形態の場合、信号線路201と信号線路202の中心線が一致しなくてもよい(すなわち、対称軸218が信号線路201,202の中心を通らなくてもよい)。ただし、この場合でも、MIM容量素子の近傍の信号線路201と信号線路202が対称軸218について回転対称であることが望ましい。
本発明は、高周波回路技術に適用することができる。
201,202…信号線路、203…対称面、204,205…ポート、206a,206b…接続装置、207a,207b…上部電極、208a,208b…下部電極、209a,209b…誘電体膜、210…基板、214〜217…MIM容量素子、218…対称軸。
本発明のMIM容量素子は、基板上に形成され、信号の入力側に配置される第1の信号線路と接続される第1のMIM構造と、前記基板上に形成され、前記信号の出力側に配置される第2の信号線路と接続される第2のMIM構造とを備え、前記第1、第2のMIM構造を、前記基板の法線を含み前記信号の流れ方向と非平行な面に対して面対称に配置するか、あるいは前記基板の法線に対して回転対称に配置し、前記第1、第2のMIM構造の近傍において前記第1、第2の信号線路は、前記基板の法線を含み前記信号の流れ方向と非平行な面に対して面対称あるいは前記基板の法線に対して回転対称であることを特徴とするものである。
また、本発明のMIM容量素子の1構成例において、前記第1のMIM構造は、前記基板上に形成され、前記第1の信号線路と接続される第1の下部電極と、この第1の下部電極上に形成される第1の誘電体膜と、この第1の誘電体膜上に形成される第1の上部電極とから構成され、前記第2のMIM構造は、前記基板上に形成され、前記第2の信号線路と接続される第2の下部電極と、この第2の下部電極上に形成される第2の誘電体膜と、この第2の誘電体膜上に形成される第2の上部電極とから構成され、さらに、前記第1の下部電極と前記第2の上部電極とを接続する第1の金属線と、前記第2の下部電極と前記第1の上部電極とを接続する第2の金属線とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明のMIM容量素子の1構成例は、前記第1、第2の金属線をそれぞれ複数設けることを特徴とするものである。
また、本発明のMIM容量素子の1構成例は、前記第1、第2のMIM構造の信号の流れ方向と垂直な方向の幅を、前記第1、第2の信号線路の幅よりも広くすることを特徴とするものである。

Claims (4)

  1. 基板上に形成され、信号の入力側に配置される第1の信号線路と接続される第1のMIM構造と、
    前記基板上に形成され、前記信号の出力側に配置される第2の信号線路と接続される第2のMIM構造とを備え、
    前記第1、第2のMIM構造を、前記基板の法線を含み前記信号の流れ方向と非平行な面に対して面対称に配置するか、あるいは前記基板の法線に対して回転対称に配置することを特徴とするMIM容量素子。
  2. 請求項1記載のMIM容量素子において、
    前記第1のMIM構造は、前記基板上に形成され、前記第1の信号線路と接続される第1の下部電極と、この第1の下部電極上に形成される第1の誘電体膜と、この第1の誘電体膜上に形成される第1の上部電極とから構成され、
    前記第2のMIM構造は、前記基板上に形成され、前記第2の信号線路と接続される第2の下部電極と、この第2の下部電極上に形成される第2の誘電体膜と、この第2の誘電体膜上に形成される第2の上部電極とから構成され、
    さらに、前記第1の下部電極と前記第2の上部電極とを接続する第1の金属線と、
    前記第2の下部電極と前記第1の上部電極とを接続する第2の金属線とを備えることを特徴とするMIM容量素子。
  3. 請求項2記載のMIM容量素子において、
    前記第1、第2の金属線をそれぞれ複数設けることを特徴とするMIM容量素子。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のMIM容量素子において、
    前記第1、第2のMIM構造の信号の流れ方向と垂直な方向の幅を、前記第1、第2の信号線路の幅よりも広くすることを特徴とするMIM容量素子。
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