JP2007294848A - キャパシタおよび電子回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャパシタの極性による容量値の差を抑制することが可能なキャパシタおよび電子回路を提供すること
【解決手段】本発明は、基板(10)上に設けられた下部電極(12a、12b)と、下部電極(12a、12b)上に設けられた誘電体膜(14a、14b)と、誘電体膜(14a、14b)上に設けられた上部電極(16a、16b)とを有する2つのサブキャパシタ(20a、20b)と、2つのサブキャパシタ(20a、20b)のそれぞれの下部電極(12a、12b)は、それぞれ他方の上部電極(16b、16a)と相互に接続する2つの接続部(L1,L2)と、を具備するキャパシタおよび電子回路である。
【選択図】図2

Description

本発明は、キャパシタおよび電子回路に関し、特に、2つのサブキャパシタを有するキャパシタおよび電子回路に関する。
基板上に下部電極、誘電体膜および上部電極を形成したMIM(Metal Insulator Metal)キャパシタは例えば集積回路等の電子回路に用いられている。電子回路の中には、対称な2つの回路を有する電子回路がある。このような対称な2つの回路は対称に動作することが求められる。対称な2つの回路を有する電子回路として、例えばフッシュプル型増幅回路がある。プッシュプル型増幅回路は、2組の増幅回路が対称に接続され、互いに逆相で動作する増幅回路である。プッシュプル型増幅回路によれば、入力アナログ信号を例えばバランを用い逆相の2つの信号に分離し、それぞれの信号をそれぞれ増幅回路に入力する。2つの増幅回路の出力信号を例えばバランを用い合成し、出力信号とする。これにより、大電力を増幅(例えばB級動作)させる場合も歪を低減することができる。
特許文献1には、複数のキャパシタの電極の極性を交互に配置したMIMキャパシタが開示されている。
特開2005−72311号公報
従来の課題について図1を参照に説明する。裏面に裏面金属膜30が設けられた基板10の表面上に下部電極12、誘電体膜14および上部電極16からなるMIMキャパシタ20が設けられている。下部電極12は端子T1、上部電極16は端子T2に接続されている。このようなキャパシタ20においては、誘電体膜14による真性容量C0以外に、下部電極12と裏面金属膜30との間に寄生容量Cfが付加される。このため、端子T1には真性容量C0に加え寄生容量Cfに関連した容量が付加される。一方、端子2には寄生容量Cfに関連した容量は付加されない。よって、端子T1と端子T2の極性を入れ換えると(つまりキャパシタの極性により)、その容量値が異なってしまう。
例えば、プッシュプル型増幅回路の2組の増幅回路の間に接続されたキャパシタにおいては、極性によって容量値が異なると、2つの増幅回路は対称な動作とはならない。よって、プッシュプル型増幅回路の出力信号の2次歪が増加してしまう。このように、対称な2つの回路の間に接続されたキャパシタはキャパシタの極性による容量値の差が小さいことが求められている。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、キャパシタの極性による容量値の差を抑制することが可能なキャパシタおよび電子回路を提供することを目的とする。
本発明は、基板上に設けられた下部電極と、該下部電極上に設けられた誘電体膜と、該誘電体膜上に設けられた上部電極とを有する2つのサブキャパシタと、前記2つのサブキャパシタのそれぞれの下部電極は、それぞれ他方の上部電極と相互に接続する2つの接続部と、を具備することを特徴とするキャパシタである。本発明によれば、キャパシタの極性による容量値の差を抑制することが可能となる。
上記構成において、前記下部電極が設けられている基板表面の反対の面である基板裏面に設けられた金属膜を具備する構成とすることができる。この構成によれば、基板表面に設けられた下部電極と基板裏面に設けられた金属膜とからなる寄生容量に起因したキャパシタの極性による容量値の差を抑制することが可能となる。
上記構成において、前記2つのサブキャパシタのそれぞれの下部電極の面積は同じである構成とすることができる。この構成によれば、キャパシタの極性による容量値の差を一層抑制することができる。
上記構成において、前記2つの接続部のそれぞれは、前記2つのサブキャパシタの隣接する辺に複数設けられてなる構成とすることができる。この構成によれば、他の素子との磁界結合を抑制することができる。
上記構成において、前記基板と前記下部電極との間に設けられた絶縁膜を具備する構成とすることができる。この構成によれば、基板と下部電極との間に絶縁膜が設けられた場合もキャパシタの極性による容量値の差を抑制することができる。なお、前記絶縁膜が、単層または多層の配線を含む膜のであってもキャパシタの極性による容量値の差を抑制することができる。
上記構成において、前記上部電極上に設けられた別の誘電体膜と、該別の誘電体膜上に設けられた配線と、を具備する構成とすることができる。この構成によれば、上部電極と配線との間に生じる寄生容量に起因したキャパシタの極性による容量値の差を抑制することができる。
上記構成において、前記配線は、グランド配線である構成とすることができる。この構成によれば、上部電極と配線との間に生じる寄生容量が存在する場合もキャパシタの極性による容量値の差を抑制することができる。
また、上記構成において、前記配線はグランドプレートであり、前記配線上に1層または複数層の配線層が設けられている構成とすることができる。この構成によれば、上部電極と配線との間に生じる寄生容量がグランド配線より大きい場合もキャパシタの極性による容量値の差を抑制することができる。
本発明は、2つの対称な回路と、前記2つの対称な回路の間に接続されたキャパシタと、を具備し、前記キャパシタは、基板上に設けられた下部電極と、該下部電極上に設けられた誘電体膜と、該誘電体膜上に設けられた上部電極とを有する2つのサブキャパシタと、前記2つのサブキャパシタのそれぞれの下部電極は、それぞれ他方の上部電極と相互に接続する2つの接続部と、を具備することを特徴とする電子回路である。本発明によれば、2つの対称な回路を対称に動作させることができる。
上記構成において、前記下部電極が設けられている基板表面の反対の面である基板裏面に設けられた金属膜を具備する構成とすることができる。この構成によれば、基板表面に設けられた下部電極と基板裏面に設けられた金属膜とからなる寄生容量に起因したキャパシタの極性による容量値の差を抑制し、2つの対称な回路を対称に動作させることができる。
上記構成において、前記2つのサブキャパシタのそれぞれの下部電極の面積は同じである構成とすることができる。この構成によれば、2つの対称な回路を一層対称に動作させることができる。
上記構成において、前記2つの接続部のそれぞれは、前記2つのサブキャパシタの隣接する辺に複数設けられてなる構成とすることができる。この構成によれば、キャパシタと他の素子との磁界結合を抑制することができる。
上記構成において、前記2つの対称な回路はプッシュプル型増幅回路を構成する構成とすることができる。この構成によれば、プッシュプル型増幅回路の2次歪を抑制することができる。
本発明によれば、キャパシタの極性による容量値の差を抑制することが可能なキャパシタおよび電子回路を提供することができる。
以下に、図面を参照に本発明の実施例について説明する。
図2は実施例1に係るキャパシタの断面模式図である。GaAs基板10の裏面(基板裏面)に例えば金からなる裏面金属膜30が設けられている。基板10の表面(裏面と反対の面である基板表面)上に例えば金からなる下部電極12aおよび12b、下部電極12aおよび12b上にそれぞれ例えば窒化シリコン膜からなる誘電体膜14aおよび14b、並びに誘電体膜14aおよび14b上に例えば金からなる上部電極16aおよび16bが設けられている。つまり、下部電極12aおよび12bが設けられている基板表面の反対の面である基板裏面に裏面金属膜30が設けられている。下部電極12aおよび12b、誘電体膜14aおよび14b並びに上部電極16aおよび16bはそれぞれ真性容量C01およびC02のサブキャパシタ20aおよび20bを構成する。
下部電極12aと上部電極16bとは接続部L1により接続され、下部電極12bと上部電極16aとは接続部L2により接続されている。このように、2つの接続部L1およびL2は、2つのサブキャパシタ20aおよび20bの一方の下部電極12aまたは12bと他方の上部電極16bまたは16aとを交互に接続している。つまり、下部電極12aと上部電極16bとが接続され、下部電極12bと上部電極16aとが接続されている。2つのサブキャパシタ20aおよび20b並びに接続部L1およびL2はキャパシタ21を形成している。キャパシタ21からの出力は下部電極12aおよび12bに接続する端子T1およびT2により行われる。端子T1およびT2はそれぞれ上部電極16aおよび16bに接続されていても良い。つまり、キャパシタ21の出力は、2つの下部電極12aおよび12bまたは2つの上部電極16aまたは16bから引き出されている。
図3は実施例1に係るキャパシタの平面図である。基板10上に2つのサブキャパシタ20aおよび20bが形成され、サブキャパシタ20aおよび20bは2つの接続配線18a、18b(接続部L1およびL2に相当する)により接続されている。図4は図3のA−A断面図である。サブキャパシタ20aの下部電極12aとサブキャパシタ20bの上部電極16bとが金からなる接続配線18aにより接続されている。接続配線18aが下部電極12aに接続する領域の誘電体膜14aおよび上部電極16aは図3および図4の領域19のように除去されている。これにより、接続配線18aは下部電極12aと接続することができる。
実施例1によれば、図2のように、サブキャパシタ20aの下部電極12aには寄生容量Cf1が付加され、サブキャパシタ20bの下部電極12bには寄生容量Cf2が付加される。2つのサブキャパシタ20aおよび20bの上部電極および下部電極が2つの接続部L1およびL2により交互に接続されている。これにより、端子T1には寄生容量Cf1に関連した容量が付加され、端子T2には寄生容量Cf2に関連した容量が付加される。よって、キャパシタ20の極性による容量値の差を抑制することができる。
また、2つのサブキャパシタ20aおよび20bのそれぞれの下部電極12aおよび12bの面積を同じとすることが好ましい。これにより、寄生容量Cf1とCf2はほとんど同じとなり、キャパシタ20の極性による容量値の差を一層抑制することができる。
また、図3において、接続配線18aおよび18bは近づけることが好ましい。接続配線18aと18bには逆方向の電流が流れるため、電流のループが発生する。このため、キャパシタ20以外の素子との磁界結合が生じてしまう。接続配線18aおよび18bは近づけることにより、電流のループを小さくし磁界結合の発生を抑制することができる。
図5は実施例2に係るキャパシタの平面図である。実施例1と同じ部材は同じ符号を付し説明を省略する。実施例2においては、2つの接続配線18aおよび18bがそれぞれ複数設けられている。つまり、2つの接続配線18aおよび18bのそれぞれは、2つのサブキャパシタ20aおよび20bの隣接する辺(図5のサブキャパシタ20aと20bとの間の辺)に複数設けられている。これにより、サブキャパシタ20aとサブキャパシタ20bとの間を流れる電流を分散することができる。よって、電流のループに起因した他の素子との磁界結合を抑制することができる。
実施例1および実施例2において、マイクロ波用回路は配線をマイクロストリップラインとして用いるため基板10の裏面に裏面金属膜30が設けられる。よって、下部電極12に寄生容量Cfが付加される。このように、マイクロストリップラインを用いたマイクロ波回路に実施例1および実施例2のキャパシタを用いることが有効である。
また、実施例1および実施例2においては、基板10としてGaAs基板を用いた例を示した。基板10はSiやInP等の半導体基板を用いることもできる。また、セラミック基板等の絶縁基板を用いることもできる。特に、トランジスタ等の能動素子とキャパシタを同じ基板に集積化するモノリシックICにおいては、キャパシタ20が設けられる基板10の厚さは100μm程度となり寄生容量Cfが大きくなる。よって、実施例1および2を用いることが有効である。
実施例1および実施例2の下部電極12a、12b、上部電極16a、16b、裏面金属膜30および接続配線18aおよび18bは金の例であったが、アルミニウム、銅等、その他の金属膜を用いることができる。また、誘電体膜は窒化シリコン以外にも酸化シリコン等、その他の誘電体膜を用いることができる。接続部L1およびL2として、接続配線18aおよび18bを用いる例であったが、サブキャパシタ20aおよび20bの下部電極12a、12bと上部電極16a、16bとを交互に接続していれば配線には限られない。
実施例3は実施例1に係るキャパシタを2つの対称な回路を有する電子回路に用いた例であり、プッシュプル型増幅回路の例である。図6は、実施例3に係る電子回路の回路図である。2つの対称な増幅回路40と50(回路)とが設けられている。増幅回路40はFET41を有している。入力されたRF信号の入力RFin1はFET41のゲートと、抵抗45およびキャパシタ44を介しRF信号の出力RFout1と、抵抗46を介し電源Vgとに接続される。FET41のソースは、抵抗47を介し接地され、増幅回路50と共通のキャパシタ60に接続される。FET41のドレインは出力RFout1に接続される。出力RFout1には例えば12Vが印加されている。増幅回路50は増幅回路40と対称に設けられ、各FET、キャパシタおよび抵抗はGaAs基板10上に形成されている。
2つの増幅回路40および50の間に接続されたキャパシタ60が極性により容量値が異なると、増幅回路40および50は逆位相のRF信号を非対称に増幅してしまう。そうすると、増幅回路40および50の出力を合成した際、2次歪が生じてしまう。実施例2によれば、キャパシタ60として実施例1のキャパシタを用いることにより、増幅回路40および50を対称に動作させることができる。よって、2次歪を抑制することができる。
キャパシタ60に用いる実施例1のキャパシタ21を構成する2つのサブキャパシタ20aおよび20bのそれぞれの下部電極12aおよび12bの面積は、2次歪を抑制する範囲で任意に設定することができる。特に、これらの面積を同じとすることが好ましい。これにより、キャパシタ20の極性による容量値の差を一層抑制することができる。また、実施例2に係るキャパシタをキャパシタ60に用いることもできる。
実施例3においては、2つの対称な回路を有する電子回路としてプッシュプル型増幅回路を例に説明した。2つの対称に回路を有する電子回路においては、2つの回路は対称に動作することが求められる。よって、2つの回路の間に接続されたキャパシタに極性による容量値の差があると、2つの回路は対称に動作することができない。よって、このような電子回路に実施例1または実施例2のキャパシタを用いることにより、2つの回路を対称に動作させることができる。
図7は実施例4に係るキャパシタを示す断面模式図である。図7を参照に、基板10上に絶縁膜11が設けられ、絶縁膜11上にサブキャパシタ20aおよび20bの下部電極12aおよび12bが設けられている。その他の構成は実施例1の図2と同じであり説明を省略する。実施例4のように、基板10と下部電極12aおよび12bとの間に絶縁膜11を設けてもよい。このように、本発明は、下部電極が基板上に直に設けられる構造に限定されるものではない。基板10と下部電極12aおよび12bとの間に絶縁膜11を設けられている場合も、下部電極12aおよび12b下の寄生的な容量成分Cf1およびCf2の影響を抑制することができる。また、絶縁膜11は単層または多層の配線を含む層間絶縁膜であってもよい。
図8は実施例5に係るキャパシタを示す断面模式図である。図8を参照に、上部電極16aおよび16b上に層間絶縁膜のような別の誘電体膜32が設けられ、別の誘電体膜32上に配線34が設けられている。配線34の上に層間絶縁膜33、35および37が積層されている。層間絶縁膜33、35および37の上にはそれぞれ配線36、38および39が設けられている。その他の構成は実施例1の図2と同じであり説明を省略する。
実施例5の構成によれば、上部電極16aおよび16bと配線34との間に生じる寄生容量Cf1´およびCf2´に起因したキャパシタの極性による容量値の差を抑制することができる。また、配線34がグランド配線の場合、寄生容量Cf1´およびCf2´が存在するため実施例1のように、2つの接続部L1およびL2は、2つのサブキャパシタ20aおよび20bのそれぞれの下部電極12aおよび12bがそれぞれ他方の上部電極16bおよび16aと相互に接続することが有効である。
さらに、実施例5は配線34上に1層または複数層の配線層が設けられた構成を有している。配線34をグランド配線とし全体を覆うパターン(グランドプレーン)とすることにより、1層または複数層の配線層(配線36、38、39)と配線34とでマイクロストリップラインを形成することができる。また、配線34がグランドプレートとなることにより、上部電極16a、16bと配線34との寄生容量Cf1´、Cf2´が前記グランド配線の場合よりも大きくなる。よって、2つの接続部L1およびL2は、2つのサブキャパシタ20aおよび20bのそれぞれの下部電極12aおよび12bがそれぞれ他方の上部電極16bおよび16aと相互に接続することが有効である。
実施例1から実施例5において、裏面金属膜30が接地されている場合、寄生容量Cf1およびCf2が大きくなる、よって、2つの接続部L1およびL2は、2つのサブキャパシタ20aおよび20bのそれぞれの下部電極12aおよび12bがそれぞれ他方の上部電極16bおよび16aと相互に接続することが有効である。
さらに、実施例2のキャパシタに実施例4の絶縁膜11を設けることもできる。また、実施例5の別の誘電体膜32および配線34を設けることもできる。さらに、実施例3のキャパシタ60に実施例4のキャパシタ21aまたは実施例5のキャパシタ21bを用いることもできる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1は従来のキャパシタの断面模式図である。 図2は実施例1に係るキャパシタの断面模式図である。 図3は実施例1に係るキャパシタの平面図である。 図4は図3のA−A断面図である。 図5は実施例2に係るキャパシタの平面図である。 図6は実施例3に係る電子回路の回路図である。 図7は実施例4に係るキャパシタの断面模式図である。 図8は実施例5に係るキャパシタの断面模式図である。
符号の説明
10 基板
11 絶縁膜
12、12a、12b 下部電極
14、14a、14b 誘電体膜
16、16a、16b 上部電極
18a、18b 接続配線
20a、20b サブキャパシタ
21、21a、21b キャパシタ
30 裏面金属膜
32 別の誘電体膜
33、35、37 層間絶縁膜
34 配線
36、38,39 配線
40、50 増幅回路

Claims (14)

  1. 基板上に設けられた下部電極と、該下部電極上に設けられた誘電体膜と、該誘電体膜上に設けられた上部電極とを有する2つのサブキャパシタと、
    前記2つのサブキャパシタのそれぞれの下部電極は、それぞれ他方の上部電極と相互に接続する2つの接続部と、を具備することを特徴とするキャパシタ。
  2. 前記下部電極が設けられている基板表面の反対の面である基板裏面に設けられた金属膜を具備することを特徴とする請求項1記載のキャパシタ。
  3. 前記2つのサブキャパシタのそれぞれの下部電極の面積は同じであることを特徴とする請求項1記載のキャパシタ。
  4. 前記2つの接続部のそれぞれは、前記2つのサブキャパシタの隣接する辺に複数設けられてなることを特徴とする請求項1記載のキャパシタ。
  5. 前記基板と前記下部電極との間に設けられた絶縁膜を具備することを特徴とする請求項1記載のキャパシタ。
  6. 前記上部電極上に設けられた別の誘電体膜と、該別の誘電体膜上に設けられた配線と、を具備することを特徴とする請求項1記載のキャパシタ。
  7. 前記配線は、グランド配線であることを特徴とする請求項6記載のキャパシタ。
  8. 前記配線はグランドプレートであり、前記配線上に1層または複数層の配線層が設けられていることを特徴とする請求項6記載のキャパシタ。
  9. 前記絶縁膜は、単層または多層の配線を含むことを特徴とする請求項5記載のキャパシタ。
  10. 2つの対称な回路と、前記2つの対称な回路の間に接続されたキャパシタと、を具備し、
    前記キャパシタは、基板上に設けられた下部電極と、該下部電極上に設けられた誘電体膜と、該誘電体膜上に設けられた上部電極とを有する2つのサブキャパシタと、
    前記2つのサブキャパシタのそれぞれの下部電極は、それぞれ他方の上部電極と相互に接続する2つの接続部と、を具備することを特徴とする電子回路。
  11. 前記下部電極が設けられている基板表面の反対の面である基板裏面に設けられた金属膜を具備することを特徴とする請求項10記載の電子回路。
  12. 前記2つのサブキャパシタのそれぞれの下部電極の面積は同じであることを特徴とする請求項10記載の電子回路。
  13. 前記2つの接続部のそれぞれは、前記2つのサブキャパシタの隣接する辺に複数設けられてなることを特徴とする請求項10記載の電子回路。
  14. 前記2つの対称な回路はプッシュプル型増幅回路を構成することを特徴とする請求項10記載の電子回路。
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