JP2017183219A - セラミックヒーター - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、セラミックヒーターは、絶縁性のセラミックからなる長尺状の本体部10を備えている。本体部10を構成するセラミックは特に限定されるものではなく、公知のセラミックヒーターに用いられる絶縁性のセラミックを用いることができる。絶縁性のセラミックとしては、例えば、酸化物セラミック、窒化物セラミック、炭化物セラミックが挙げられる。
セラミックヒーターは、セラミックからなる本体部と、発熱抵抗体からなる発熱部と、発熱部の端部に接続される給電部と、給電部に接続されるリード線とを備えている。リード線における給電部に接続される端部の周囲には、金銅合金を含むロウ材からなり、給電部上にリード線を固定するフィレットが形成されている。フィレットにおいて、その表面における平均粒子径が30μm以上である部分を第1部分としたとき、フィレットにおける給電部に接着している部分全体の面積Aに対して、第1部分において給電部に接着している部分の面積A1が占める割合が45〜59%の範囲である。
・上記実施形態において、ニッケルメッキを省略してもよい。この場合、第1部分は、フィレットの表面に直接形成される粒子の形状に基づいて特定することができる。
・給電部に対するリード線の端部の配置は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、給電部の表面に沿うように、リード線の端部を配置してもよい。
図1に示す円柱状のセラミックヒーターを複数、製造して、これらを実施例1〜2、比較例1〜3とした。各実施例及び比較例のセラミックヒーターは、表1に示すように、フィレットにおける給電部に接着している部分全体の面積Aに対して、第1部分において給電部に接着している部分の面積A1が占める割合(A1/A×100)がそれぞれ異なっている。上記割合は、リード線のロウ付け時において、ロウ材を溶融及び接合させるために行う、ロウ材固相線以上の温度(995℃以上の温度)による加熱の温度条件を異ならせることによって、それぞれ異なる値に調整した。
寸法:直径3.2mm×長さ50mm(給電部が設けられている部分の直径2.7mm)
本体部の組成(Al2O3:92質量%、Na2O3:0.32質量%、MgO:0.5質量%、CaO:1.8質量%、SiO2:5.1質量%)
給電部を構成する金属の組成(W:Mo=4:6(質量比))
フィレットを構成するロウ材:金−銅系のロウ材(金:38%、銅62%)
リード線:直径0.6mmのニッケル線
次に、各試験例のセラミックヒーターに対して、室温から400℃まで加熱した後、室温まで冷却する処理を1サイクルとして、これを4500サイクル行った。その後、リード線に引張力を加えてリード線を断線させる操作を行い、リード線が断線する前にフィレットにおいて破壊が生じるか否かを評価した。その結果を表1の耐久性欄に示す。表1の耐久性欄では、リード線が先に断線した場合を「○」で示すとともに、フィレットが先に破壊された場合を「×」で示している。
Claims (2)
- セラミックからなる本体部と、前記本体部の内部に設けられる発熱抵抗体からなる発熱部と、前記発熱部の端部に接続されるとともに、前記本体部の表面に設けられる給電部と、前記給電部に接続されるリード線とを備えるセラミックヒーターであって、
前記リード線における前記給電部に接続される端部の周囲には、金銅合金を含むロウ材からなり、前記給電部上に前記リード線を固定するフィレットが形成されており、
前記フィレットにおいて、その表面における平均粒子径が30μm以上である部分を第1部分としたとき、
前記フィレットにおける前記給電部に接着している部分全体の面積に対して、前記第1部分において前記給電部に接着している部分の面積が占める割合が45〜59%の範囲であることを特徴とするセラミックヒーター。 - 前記フィレットにおける前記給電部に接着している部分全体の面積は、4.0〜5.2mm2の範囲であり、前記第1部分において前記給電部に接着している部分の面積は、2.4mm2以上であることを特徴とする請求項1に記載のセラミックヒーター。
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JP2016072531A JP2017183219A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | セラミックヒーター |
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Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JP2010120840A (ja) * | 2008-10-24 | 2010-06-03 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミック接合体、セラミックヒータおよびガスセンサ |
JP2014170864A (ja) * | 2013-03-05 | 2014-09-18 | Ibiden Co Ltd | 接合体およびその製造方法 |
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- 2016-03-31 JP JP2016072531A patent/JP2017183219A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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