JP2017182719A - ユーザ端末装置、広告提供システム、サーバ装置及びプログラム - Google Patents
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Description
しかしながら、プッシュ通知では、ユーザ端末装置側からの要求に対する応答として配信を行うのではなく、サーバで定めた条件に基づいてユーザ端末装置に一斉配信を行う。つまり、プッシュ通知による広告配信では、ユーザの状況等に関わらずユーザ端末装置に広告が配信され、その旨がユーザに通知されることから、ユーザにとっては煩わしいと感じられる場合がある。
そこで、ユーザ端末装置がプッシュ通知された店舗の宣伝データを受信した場合に、その店舗の位置から当該ユーザ端末装置の現在位置までの距離が所定範囲内であることを条件に、受信された宣伝データを出力するようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような構成であれば、場所的な制約に従ってプッシュ通知された宣伝データを出力する機会が制限されることになる。
以下、本発明の一実施形態による広告提供システムについて図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における広告提供システムの全体的な構成例を示している。同図に示されるように、本実施形態における広告提供システムは、ユーザ端末装置100と、広告サーバ200(サーバ装置の一例)とを備える。
ユーザ端末装置100は、広告サーバ200が配信(送信)する広告を受信し、受信した広告を出力する。本実施形態における広告の出力は、ユーザ端末装置100における表示部に対する表示である。
また、本実施形態の広告サーバ200は、広告プッシュ通知(広告に関する通知、即ち広告通知メッセージの一例)を行う。広告プッシュ通知とは、ユーザ端末装置100のユーザに広告を提供するためのプッシュ通知である。
ユーザ端末装置100は、広告サーバ200から広告プッシュ通知を受信すると、受信後における所定のタイミングで、受信された広告プッシュ通知を表示、音などにより出力し、ユーザに通知することができる。
また、上記の広告サーバ200から送信された広告プッシュ通知の受信に応じたプッシュ着信通知も広告閲覧アプリケーションによって行われる。
また、本実施形態のユーザ端末装置100は、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System)に対応する測位機能を備えることで自己の位置を示す位置情報を取得することができる。本実施形態の広告閲覧アプリケーションは、取得された位置情報を広告サーバ200に通知(送信)する。
本実施形態における広告サーバ200は、ユーザ端末装置100から受信した位置情報に基づいて、しかるべきタイミングでユーザ端末装置100に広告プッシュ通知を行う。
ビーコン端末装置BTMの通信距離は、配置されたテナントエリアまたは店舗の出入口に存在するユーザ端末装置100と通信が行われるように、数メートル〜十数メートル程度に設定される。従って、ビーコン端末装置BTMが送信するビーコン信号は、広告閲覧アプリケーションがインストールされたユーザ端末装置100が、店舗STに存在しているときに受信することができる。
また、広告閲覧アプリケーションがインストールされたユーザ端末装置100は、ビーコン信号を受信すると、ビーコン端末装置BTMからビーコン信号を受信した旨を通知するビーコン受信通知を広告サーバ200に送信する。
本実施形態においてビーコン端末装置BTMが送信するビーコン信号は、送信元のビーコン端末装置BTMを示すビーコン端末装置IDを含む。ビーコン受信通知は、受信されたビーコン信号に含まれていたビーコン端末装置IDと広告閲覧アプリケーションのユーザを示すユーザIDとを含む。
広告サーバ200は受信されたビーコン受信通知を集計する。広告サーバ200は、ビーコン端末装置ごとにビーコン端末装置IDと設置された店舗STとを対応付けて管理している。これにより、ビーコン受信通知を集計することによっては、広告閲覧アプリケーションのユーザごとについての店舗STに来店した履歴の情報が得られる。このような情報は、例えば広告主が広告効果を確認する際の1つの参考材料として利用することができる。
つまり、通知対象エリアAR−1については、店舗STの最寄り駅の1つである駅STA−1を中心位置PT1として、中心位置PT1から所定の距離L1の半径を有する円形のエリアとして設定されている。
通知対象エリアAR−2については、店舗STのもう1つの最寄り駅である駅STA−2を中心位置PT2として、中心位置PT2から所定の距離L2の半径を有する円形のエリアとして設定されている。
通知対象エリアAR−3については、店舗STのさらにもう1つの最寄り駅である駅STA−3を中心位置PT3として、中心位置PT3から所定の距離L3の半径を有する円形のエリアとして設定されている。
即ち、広告主は、中心位置と中心位置からの距離(半径)とを設定することで、任意の位置及び大きさによる通知対象エリアARの範囲を設定することができる。
しかしながら、通知対象エリアARの中心位置をどのような場所に設定するのかは、広告主の判断によって任意である。例えば、店舗STの近くで待ち合わせなどによく利用される広場などを通知対象エリアARとして設定することもできる。
ただし、本実施形態においては、通知対象エリアARについて待機時間が設定される。待機時間は、通知対象エリアARにおけるユーザ端末装置100(即ち、ユーザ端末装置100を所持するユーザ)の存在が検知されてから広告プッシュ通知を行うまでの時間である。待機時間は、通知対象エリアARごとに店舗STとしての広告主が任意に設定を行うことができる。
図1においては、或る時刻においてユーザが通知対象エリアAR−1に進入した状態を示している。
ユーザ端末装置100は、例えば一定時間ごとに位置情報を送信している。なお、位置情報には、送信元のユーザ端末装置100のユーザを示すユーザIDが含まれている。この際、広告サーバ200は、ユーザ端末装置100から順次送信される位置情報が示す位置の変化から、ユーザが通知対象エリアAR−1に進入したことを判定する。そこで、広告サーバ200は、ユーザが通知対象エリアAR−1に進入してから、通知対象エリアAR−1に継続して存在している時間が、通知対象エリアAR−1に対応して設定された待機時間を経過するまで待機する。
これに対して、通知対象エリアAR−1にユーザが位置している状態が継続したまま待機時間が経過すると、広告プッシュ通知の送信を許可する条件の1つが満たされたことになる。つまり、「通知対象エリアARにユーザが位置している状態が継続したまま待機時間が経過すること」という第1通知許可条件が満たされたことになる。
本実施形態においては、第1通知許可条件のほか、第2通知許可条件及び第3通知許可条件による3つの通知許可条件を満たすことにより広告プッシュ通知の送信が許可される。
広告サーバ200は、以下のように第2通知許可条件及び第3通知許可条件が満たされているか否かについても判定する。
広告サーバ200は、ユーザ端末装置100に送信した電子チラシの送信結果に基づいてユーザごとに電子チラシ閲覧履歴の情報を管理している。そこで、広告サーバ200は、通知対象エリアAR−1に位置しているユーザの電子チラシ閲覧履歴を参照して、店舗STに関連する電子チラシを閲覧しているか否かについて判定する。
店舗STに関連する電子チラシをユーザが既に閲覧していた場合には、第2通知許可条件が満たされなかったことになる。この場合、広告サーバ200は、広告プッシュ通知を送信しない。
一方、店舗STに関連する電子チラシをユーザが未だ閲覧していなければ、店舗STの広告プッシュ通知を行うことにより、ユーザを店舗STに誘導させられる可能性があることになる。また、ユーザとしては、未だ店舗STに関する広告を受けてはいないので、広告プッシュ通知を受けたとしても煩わしさを覚える可能性も低い。
そこで、本実施形態においては、第2通知許可条件を定めることで、店舗STに関連する電子チラシをユーザが既に閲覧していた場合には、広告プッシュ通知が行われないようにする。一方、店舗STに関連する電子チラシをユーザが閲覧していない場合には、広告プッシュ通知が行われるようにする。
本実施形態における広告閲覧アプリケーションの使用にあたり、ユーザは、特に自分にとって関心のある1以上の任意の店舗を、注目店舗(お気に入り店舗)として登録することができる。ユーザは、注目店舗の登録を、広告閲覧アプリケーションが動作するユーザ端末装置100に対する操作によって行うことができる。注目店舗の情報は、広告サーバ200にて管理される。
通知対象エリアAR−1に位置しているユーザが、店舗STを注目店舗として登録している場合、ユーザは、普段から店舗STに関心があり、店舗STを利用する頻度も高いといえる。一方、店舗STを注目店舗として登録していない場合、ユーザは、店舗STを知ってはいるが関心はなく、店舗STを利用する頻度も低いといえる。
このようなことを考慮すると、店舗STに対する関心の高いユーザと、関心の低いユーザとで同じ広告プッシュ通知を行うよりは、それぞれのユーザに対してより適したものとなるように広告プッシュ通知の内容を分ければ、広告効果も高められることになる。
そこで、店舗STに対応する広告主は、同じ店舗STに対応する広告プッシュ通知として、店舗STを注目店舗に登録しているユーザ(登録ユーザ)向けの広告プッシュ通知と、店舗STを注目店舗に登録していないユーザ(未登録ユーザ)向けの広告プッシュ通知とを広告サーバ200に登録する。そして、広告サーバ200は、通知対象エリアAR−1に位置しているユーザが、登録ユーザである場合には、登録ユーザ向けの広告プッシュ通知を送信し、未登録ユーザである場合には、未登録ユーザ向けの広告プッシュ通知を送信する。
このようにして、本実施形態においては、ユーザが所持するユーザ端末装置100への広告プッシュ通知の送信が行われる。なお、このような広告プッシュ通知の送信は、他の通知対象エリアAR−2、AR−3においても、各通知対象エリアARに対応して設定された待機時間を待機したうえで、同様にして行われる。本実施形態のユーザ端末装置100は、広告プッシュ通知が受信されたことに応じて、プッシュ通知の出力を行う。
例えば、上記のように広告プッシュ通知を受けたユーザが通知対象エリアAR−1の外に移動した。この後において、ユーザが、通知対象エリアAR−1にて受けた広告プッシュ通知の有効期間内において、通知対象エリアAR−1、AR−2、AR−3のいずれかに移動した。このときに、再び第1通知許可条件及び第2通知許可条件が満足された状況となったとして、ユーザは、既に1回、広告プッシュ通知を受けている。このような場合、広告サーバ200は、広告プッシュ通知を送信しない。つまり、本実施形態においては、「広告プッシュ通知の出力は1回のみであること」という第3通知許可条件が定められている。
このような第3通知許可条件が定められることにより、本実施形態では1つのユーザ端末装置100に対する同じ広告プッシュ通知の送信が1回に制限される。このため、ユーザにとっては、同じ内容の広告プッシュ通知を何度も受けることがなくなり、煩わしさを覚えにくくなる。
ユーザが広告プッシュ通知の出力に気付き、例えば広告プッシュ通知の内容を表示させる操作を行うと、図2(b)に示すように、広告閲覧アプリケーション上で、広告プッシュ通知の広告主に対応する店舗STの広告(電子チラシ)の画像(広告画像)が表示される。また画面に表示するのは、図2(b)に示したような電子チラシではなくてもよく、例えばSNS(Social Networking Service)のような写真画像や文字情報からなる投稿等であってもよい。本実施形態においては、これらの態様も広告に含められる。
通信部101は、ネットワークなどの通信網を経由して広告サーバ200と通信を行う。
制御部102は、広告閲覧アプリケーションのプログラムの実行により実現される機能として、位置情報処理部121、ビーコン対応処理部123及び広告出力部122を備える。
つまり、ビーコン対応処理部123は、例えばBluetoothによるビーコン機能を用いたビーコン端末装置BTMとの近距離無線通信により、ビーコン端末装置BTMが送信するビーコン信号を受信する。
そして、ビーコン対応処理部123は、受信されたビーコン信号から、ビーコン信号送信元のビーコン端末装置BTMを示すビーコン端末装置IDを取得する。ビーコン対応処理部123は、広告サーバ200に対して、ビーコン信号から取得したビーコン端末装置IDと、広告閲覧アプリケーションのユーザを示すユーザIDとを含むビーコン受信通知を送信する。
操作部105は、ユーザ端末装置100における操作子や操作デバイスを一括して示している。操作部105に含まれる操作子や操作デバイスに対して操作が行われるのに応じて、操作部105は操作信号を制御部102に出力する。制御部102は入力された操作信号に応じて所定の制御を実行する。
また、本実施形態の表示部104はタッチパッドが組み合わされることで、タッチパネルとして構成されてもよい。この場合、操作部105には、タッチパネルを構成するタッチパッドを含む。
通信部101は、ネットワーク経由でユーザ端末装置100と通信を行う。
制御部202は、広告プッシュ通知に対応する機能部として、端末存在判定部221と広告送信制御部222とを備える。
つまり、広告送信制御部222は、端末存在判定部221によりユーザ端末装置100が通知対象エリアAR内に存在していると判定されている状態が一定時間以上継続しているとの条件(第1通知許可条件である)を満たしているか否かについて判定する。具体的には、広告送信制御部222は、端末存在判定部221によりユーザ端末装置100が通知対象エリアAR内に進入してから、通知対象エリアAR内に存在している状態が継続したまま、予め設定された待機時間を経過したか否かについて判定する。
そして、広告送信制御部222は、第1通知許可条件を満たしたことに基づいて広告プッシュ通知の送信が許可された場合に以下の制御を行う。つまり、広告送信制御部222は、通知対象エリアAR内に存在していると判定されているユーザ端末装置100のユーザに対応して、広告プッシュ通知の広告主の店舗が注目店舗として登録されているか否かに応じて、広告プッシュ通知についての送信の態様を変更する。
具体的には、広告送信制御部222は、広告プッシュ通知の広告主の店舗が注目店舗として登録されているか否かに応じて、送信対象とする広告プッシュ通知の内容を異ならせる。つまり、広告送信制御部222は、店舗が注目店舗として登録されている場合には、店舗を注目店舗として登録しているユーザ(登録ユーザ)に向けた内容の広告プッシュ通知を送信対象とする。一方、広告送信制御部222は、店舗が注目店舗として登録されていない場合には、店舗を注目店舗として登録していないユーザ(未登録ユーザ)に向けた内容の広告プッシュ通知を送信する。
図5はユーザ情報テーブルの一例を示している。ユーザ情報テーブルにおける1レコード(1行)が1ユーザに対応するユーザ情報である。1ユーザに対応するユーザ情報は、ユーザID、配信指定エリア、注目店舗、広告プッシュ通知送信履歴及び広告閲覧履歴の各情報の領域を含む。
ユーザIDの領域は、対応のユーザを一意に示すユーザIDを格納する。
配信指定エリアの領域は、ユーザが配信を受ける電子チラシの店舗が位置する地域(エリア)を指定する配信指定エリア情報を格納する。配信指定エリア情報は、例えば郵便番号によりエリアを指定する情報であればよい。
注目店舗(お気に入り店舗)の領域は、ユーザが登録した1以上の注目店舗ごとの店舗IDを格納する。
広告プッシュ通知送信履歴の領域は、対応のユーザのユーザ端末装置100への広告プッシュ通知の送信の履歴を示す情報(広告プッシュ通知送信履歴情報)を格納する。
電子チラシ閲覧履歴の領域は、対応のユーザのユーザ端末装置100への電子チラシの送信についての履歴を示す情報(電子チラシ閲覧履歴情報)を格納する。
図6は、通知対象エリア情報テーブルの一例を示している。同図における1レコード(1行)が1つの通知対象エリアに対応する通知対象エリア情報である。
同図のように、1つの通知対象エリアに対応する通知対象エリア情報は、通知対象エリアID、エリア範囲、待機時間、広告プッシュ通知ID及び広告主店舗IDの各情報を格納する領域を含む。
エリア範囲の領域は、対応の通知対象エリアとしての位置と範囲を特定するエリア範囲情報を格納する。エリア範囲情報は、例えば、対応の通知対象エリアについて設定された中心位置と距離(半径)との情報を含む。前述のように、エリア範囲としての中心位置と距離は、広告主によって指定される。
待機時間の領域は、対応の通知対象エリアについて設定された待機時間を示す情報を格納する。待機時間は広告主によって指定される。
なお、広告主の意向で、登録ユーザと未登録ユーザとで共通の広告プッシュ通知を送信するようにしてもよい。この場合には、例えば登録ユーザ領域と未登録ユーザ領域とのうちのいずれか一方の領域に広告プッシュ通知IDを格納し、他方の領域には広告プッシュ通知IDを格納しないようにすればよい。広告サーバ200は、登録ユーザ領域と未登録ユーザ領域とのうちのいずれか一方にのみ広告プッシュ通知IDが格納されている場合、格納された広告プッシュ通知IDが示す広告プッシュ通知を登録ユーザと未登録ユーザとの両者に対して送信すればよい。
また、広告プッシュ通知IDの領域は、広告プッシュ通知IDに代えて、例えば送信対象の広告プッシュ通知が置かれている場所を示すURL(Uniform Resource Locator)などの情報を格納してもよい。
広告プッシュ通知IDの領域に格納される広告プッシュ通知IDの広告プッシュ通知は、広告主によって広告サーバ200に登録(アップロード)され、広告主によって、通知対象エリアとの対応付が設定される。
広告送信制御部222は、端末存在判定部221の判定結果を監視することで、通知対象エリアARに進入するユーザの検知を待機する(ステップS101−NO)。つまり、広告送信制御部222は、ステップS101において、端末存在判定部221による判定結果について、これまで通知対象エリアARに存在していないとの判定から、通知対象エリアARに存在するとの判定に変化するか否かについて判定する。
電子チラシが閲覧済みか否かの判定は、例えば以下のように行われる。広告送信制御部222は、ユーザ端末装置100から送信される位置情報に含まれるのと同じユーザIDを含むユーザ情報をユーザ情報記憶部231から検索する。広告送信制御部222は、検索されたユーザ情報に含まれる電子チラシ閲覧履歴情報を参照し、通知対象エリアARに対応する店舗が広告主であって、有効期限内の電子チラシが閲覧済みであるか否かを判定する。
このために、広告送信制御部222は、時間計測を開始する(ステップS103)。
時間計測を開始して以降、広告送信制御部222は、ステップS101に対応して通知対象エリアARに進入したユーザが、通知対象エリアARから退出したか否かについて判定する(ステップS104)。具体的に、広告送信制御部222は、端末存在判定部221による判定結果について、これまで通知対象エリアARに存在するとの判定から、通知対象エリアARに存在しないとの判定に変化するか否かについて判定する。
また、待機時間が経過する前のタイミングで、ユーザが退出したことが判定されると(ステップS104−YES)、同図の処理が終了される。この場合には、第1通知許可条件が満たされなかったことにより、通知対象エリアARに進入したユーザのユーザ端末装置100に対する広告プッシュ通知の送信は行われないことになる。
このため、広告送信制御部222は、ユーザ端末装置100から送信される位置情報に含まれるのと同じユーザIDを含むユーザ情報をユーザ情報記憶部231から検索する。広告送信制御部222は、検索されたユーザ情報に含まれる注目店舗の情報において、通知対象エリアARに対応する店舗が示されているか否かを判定する。
一方、注目店舗としての登録が行われていなかった場合(ステップS106−NO)、広告送信制御部222は、未登録ユーザ向けの広告プッシュ通知を送信対象として選択する(ステップS108)。
一方、送信済みでないことが判定された場合(ステップS109−NO)、広告送信制御部222は、ステップS107またはステップS108により送信対象として選択された広告プッシュ通知を広告記憶部233から取得し、取得した広告プッシュ通知を通知先ユーザのユーザ端末装置100に送信する。
また、本実施形態では、通知先ユーザが広告プッシュ通知に対応する店舗を注目店舗として登録しているか否かによって、広告プッシュ通知の内容が異なるようにされている。これにより、ユーザが店舗STに注目しているか否かを基準にしてユーザに適した内容の広告プッシュ通知を行うことができる。
即ち、本実施形態によっては、適切なタイミングと内容とによる広告のプッシュ通知を行うことが可能になる。
なお、上記の例では、ユーザが店舗STに関連の電子チラシを閲覧済みであるか否かに応じて、広告プッシュ通知を送信しないあるいは送信する、というように広告プッシュ通知の送信の態様を変更している。しかしながら、ユーザが店舗STに関連の電子チラシを閲覧済みであるか否かに応じて、異なる内容の広告プッシュ通知が送信されるようにしてもよい。例えば、電子チラシを閲覧済みであるユーザに向けては、電子チラシに掲載されていない情報などの限定的な内容の広告プッシュ通知を送信し、電子チラシを閲覧していないユーザに向けては、包括的な内容の広告プッシュ通知を送信することができる。この場合、第2通知許可条件は、通知許可条件に含まれない。
続いて、第2実施形態について説明する。先の図1での第1実施形態の説明では、1つの店舗STとしての広告主により設定された複数の通知対象エリアARについて、それぞれが互いに重なり合う部分が無い例を示していた。
同図においては、3つの通知対象エリアAR−11、AR−12、AR−13が存在している。この場合において、通知対象エリアAR−11、AR−12、AR−13は、それぞれ異なる店舗が設定したものである。
ここで、通知対象エリアAR−11については待機時間が15分に設定されている。また、通知対象エリアAR−12については待機時間が10分に設定されている。また、通知対象エリアAR−13については待機時間が5分に設定されている。
そして、通知対象エリアAR−11、AR−12、AR−13は、同図の状態により互いの一部が重なり合っている。なお、以降の説明にあたっても、通知対象エリアAR−11、AR−12、AR−13について特に区別しない場合には通知対象エリアARと記載する。
このような事例の1つについて、同じ図8を参照して説明する。ここで、ユーザ端末装置100を所持するユーザが、エリアpar1に進入し、5分滞在していた。エリアpar1は、通知対象エリアAR−11において他の通知対象エリアAR−12、AR−13のいずれとも重なり合っていないエリアである。エリアpar1における滞在時間が5分を経過しても、通知対象エリアAR−11に設定された待機時間は15分であることから、通知対象エリアAR−11において第1通知許可条件は満たされない。
エリアpar1に滞在した後、ユーザはエリアpar2に進入した。エリアpar2は、通知対象エリアAR−11と通知対象エリアAR−12とが重複しているが通知対象エリアAR−13は重複していないエリアである。ユーザは、エリアpar2に5分間滞在した。エリアpar2での滞在時間が5分経過した段階では、通知対象エリアAR−11における滞在時間は10分であり、通知対象エリアAR−12における滞在時間は5分である。通知対象エリアAR−12に設定された待機時間は10分である。従って、このタイミングでは、通知対象エリアAR−11、AR−12のいずれにおいても第1通知許可条件は満たされない。
この後、ユーザは、エリアpar3に進入した。エリアpar3は、通知対象エリアAR−11、通知対象エリアAR−12及び通知対象エリアAR−13のそれぞれの一部が重なり合うエリアである。
ここで、ユーザは、エリアpar3に滞在している状態のもとで5分を経過した。このようにエリアpar3にて5分を経過したタイミングでは、通知対象エリアAR−11での滞在時間は15分となるため、通知対象エリアAR−11における第1通知許可条件が満たされる。また、通知対象エリアAR−12での滞在時間は10分となるため、通知対象エリアAR−12における第1通知許可条件も満たされる。また、通知対象エリアAR−13での滞在時間は5分となるため、通知対象エリアAR−13における第1通知許可条件も満たされる。
このように、上記の例では、ユーザがエリアpar1に進入してから15分を経過したタイミングで、通知対象エリアAR−11、AR−12、AR−13において同時に第1通知許可条件が満たされる。
この場合、3つの通知許可条件が満たされた複数の通知対象エリアARごとに対応する広告プッシュ通知を、ユーザ端末装置100に送信することが可能である。しかし、この場合には、1つのユーザ端末装置100に対して一度に複数の広告プッシュ通知が送信されてくる。この場合、送信されてくる複数の広告プッシュ通知がそれぞれ異なる広告主に応じた異なる内容を有しているとしても、ユーザ端末装置100にて同時にプッシュ通知が行われることから、ユーザが煩わしさを覚える可能性が高い。
そこで、本実施形態の広告サーバ200は、複数の通知対象エリアARにおいて同時に3つの通知許可条件が成立する状態となった場合、複数の通知対象エリアARのそれぞれに対応する複数の広告プッシュ通知のうちから1つを送信対象として選択する。広告サーバ200は、送信対象として選択した広告プッシュ通知をユーザ端末装置100に送信する。このような構成とすることで、複数の通知対象エリアARについて同時のタイミングで通知許可条件が満たされた状態になったとしても、ユーザ端末装置100にて出力される広告プッシュ通知は、或る1つの通知対象エリアARに対応する1つのみとなる。
図9のフローチャートは、本実施形態における広告サーバ200が、1つの通知対象エリアARにおける1ユーザを対象とする広告プッシュ通知の送信トリガの発行に関連して実行する処理手順例を示している。ここでの送信トリガは、広告送信制御部222が発行するトリガであり、第1通知許可条件、第2通知許可条件、及び第3通知許可条件の全ての通知許可条件が満たされたことを以て、広告プッシュ通知をユーザ端末装置100にて出力させる許可が得られたことを通知するトリガである。
ステップS209にて、ステップS207またはステップS208により選択された広告プッシュ通知が送信済みではないと判定された場合、広告送信制御部222は、送信トリガを発行する(ステップS210)。発行される送信トリガには、送信対象として選択された広告プッシュ通知を示す広告プッシュ通知IDが対応付けられている。
広告サーバ200において、広告送信制御部222は、自己が実行する図9の処理により送信トリガが発行されるのを待機している(ステップS301−NO)。
送信トリガが発行されたことを判定すると(ステップS301−YES)、広告送信制御部222は、今回判定された送信トリガの発行が、複数であるか否かについて判定する(ステップS302)。送信トリガの発行が複数であるということは、図8に例示したように、複数の通知対象エリアARのそれぞれにおいて同時のタイミングで全ての通知許可条件が満たされ、同時のタイミングで複数の送信トリガが発行されたということである。
一方、発行された送信トリガが1つであった場合(ステップS302−NO)、広告送信制御部222は、今回発行された1つの送信トリガを有効送信トリガとして設定する(ステップS304)。
広告送信制御部222は、ステップS303により選択された有効送信トリガ、またはステップS304により設定された有効送信トリガに対応付けられた広告プッシュ通知IDが示す広告プッシュ通知を広告記憶部233から読み出す。広告送信制御部222は、読み出された広告プッシュ通知をユーザ端末装置100に送信する(ステップS305)。
このような処理によって、複数の通知対象エリアARにおいて同時に通知許可条件を満たした場合には、複数の通知対象エリアARのうちのいずれか1つに対応する広告プッシュ通知のみを送信対象として選択し、ユーザ端末装置100に送信することができる。
続いて、第3実施形態について説明する。先の第1実施形態及び第2実施形態においては、広告サーバ200が通知許可条件を満たすか否かについて判定している。そして、広告サーバ200は、通知許可条件が満たされたことに応じて、ユーザ端末装置100に対して広告プッシュ通知を送信するようにしている。しかしながら、この場合の広告サーバ200は、同時に複数のユーザ端末装置100ごとに対応して通知許可条件を満たすか否かについての判定に関する処理を実行することになる。このため、ユーザ端末装置100の数が多くなるのにつれて広告サーバ200の処理負荷が増大する。
そこで、本実施形態としては、以下に説明するように通知許可条件を満たすか否かについての判定をユーザ端末装置が行うように構成する。これにより、広告サーバが通知許可条件を満たすか否かについての判定の処理を実行しなくてもよくなるため、広告サーバ200の処理負荷の軽減を図る。
同図のユーザ端末装置100Aの制御部102Aにおいて、位置情報処理部121Aは、位置測定部106により測定されたユーザ端末装置100Aの位置を示す位置情報を取得する。位置情報処理部121Aは、取得した位置情報を広告出力部122Aに出力する。
また、制御部102Aにおいて、広告出力部122Aは、位置情報と、広告プッシュ通知記憶部131に記憶される広告プッシュ通知に含まれる通知対象エリア情報とに基づいて、ユーザ端末装置100Aの位置が通知対象エリア内に存在していると判定されている状態が一定時間以上継続しているとの条件を満たしたことに基づいて広告プッシュ通知を出力する。そのうえで、広告出力部122Aは、広告プッシュ通知を出力するにあたり、出力対象とされた広告プッシュ通知の広告主に対応する店舗が注目店舗として登録されているか否かに応じて、広告プッシュ通知の出力態様を変更する。
広告プッシュ通知としてのメッセージは、例えば広告サーバ200と通信可能に接続された広告主の端末に対する投稿(登録)の操作に応じて、広告主の端末から広告サーバ200に対してアップロードが行われる。広告サーバ200に対してアップロードされた広告プッシュ通知は、所定のデータ形式により広告記憶部233に記憶される。このようにして、広告プッシュ通知の登録が行われ、広告サーバ200からの広告プッシュ通知の送信(配信)が可能となる。
広告送信部223は、広告プッシュ通知が登録されるごとに、登録に応じたタイミングで広告プッシュ通知を送信してよい。あるいは、広告送信部223は、予め定められた時刻に到達した、あるいは未送信の広告プッシュ通知の数が一定数に達した、などの条件が満たされたことに応じて送信するようにしてもよい。
また、広告プッシュ通知には、例えば配信対象エリアが設定されている。広告送信部223は、配信対象エリアが配信指定エリアとして設定されているユーザのユーザ端末装置100Aに対して、広告プッシュ通知を送信すればよい。これにより、ユーザにとって無関係の地域に対応する広告プッシュ通知が送信されないようにできる。広告送信部223は、配信指定エリアについて、ユーザ情報記憶部231が記憶するユーザ情報を参照することで取得できる。あるいは、広告送信部223は、例えばユーザ端末装置100Aから受信した位置情報が示す位置を配信指定エリアとする広告プッシュ通知を、位置情報の送信元のユーザ端末装置100Aに送信するようにしてもよい。
同図の広告プッシュ通知は、メタデータ部D1とメッセージ部D2とを有する。メタデータ部D1は、広告プッシュ通知に付加されるメタデータを格納する領域である。同図のメタデータ部D1は、広告プッシュ通知ID、広告主店舗ID、有効期間情報及び通知対象エリア情報の各情報を格納する領域を含む。
広告プッシュ通知IDの領域は、広告プッシュ通知を一意に示す識別子である広告プッシュ通知を格納する。
広告主店舗IDの領域は、広告プッシュ通知の広告主に対応する店舗を一意に示す識別子である広告主店舗IDを格納する。
有効期限情報の領域は、広告プッシュ通知の有効期間を示す有効期間情報を格納する。有効期間情報は、例えば有効期間の開始日時と終了日時とにより有効期間を示す。
通知対象エリア情報の領域は、広告プッシュ通知の通知が行われる通知対象エリアARの範囲を示す通知対象エリア情報を格納する。通知対象エリア情報は、図6のエリア範囲の情報と同様に、通知対象エリアARについて設定された中心位置と距離(半径)とにより通知対象エリアARの範囲を示す。
登録ユーザ向けメッセージは、広告主店舗IDが示す店舗を注目店舗として登録しているユーザに対応する内容を有する。未登録ユーザ向けメッセージは、広告主店舗IDが示す店舗を注目店舗として登録していないユーザに対応する内容を有する。
なお、登録ユーザ向けと未登録ユーザ向けとでメッセージの内容が共通である場合には、メッセージ部D2において登録ユーザ向けと未登録ユーザ向けとで共通となる1つのメッセージが格納されればよい。
そのうえで、広告出力部122Aは、ユーザ端末装置100A(即ち、ユーザ端末装置100Aを所持するユーザ)が通知対象エリアARに進入するのを待機する(ステップS401−NO)。即ち、広告出力部122Aは、ステップS401において、位置情報処理部121Aから入力した位置情報により示される位置が通知対象エリアARに含まれていない状態から、通知対象エリアARに含まれる状態に変化したか否かについて判定する。
広告サーバ200Aは、関連電子チラシ閲覧履歴問合せの受信に応答して、関連電子チラシ閲覧履歴問合せに含まれているのと同じユーザIDを含むユーザ情報の電子チラシ閲覧履歴情報を参照する。広告サーバ200Aは、電子チラシ閲覧履歴情報を参照して、関連電子チラシ閲覧履歴問合せに含まれている広告主店舗IDが示す店舗に関連する電子チラシ(関連電子チラシ)が閲覧済みであるか否かについて判定する。広告サーバ200Aは、関連電子チラシが閲覧済みであると判定した場合、関連電子チラシが閲覧済みであることを示す問合せ応答を送信する。一方、広告サーバ200Aは、関連電子チラシが閲覧済みでないと判定した場合、関連電子チラシが閲覧済みでないことを示す問合せ応答を送信する。
このために、広告出力部122Aは、時間計測を開始する(ステップS404)。
時間計測を開始して以降、広告出力部122Aは、ステップS401に対応して通知対象エリアARに進入したと判定されたユーザ端末装置100Aが、通知対象エリアARから退出したか否かについて判定する(ステップS405)。具体的に、広告出力部122Aは、位置情報処理部121Aから入力した位置情報により示される位置がこれまで通知対象エリアARに存在するとの判定から、通知対象エリアARに存在しないとの判定に変化するか否かについて判定する。
また、待機時間が経過する前のタイミングで、ユーザが退出したことが判定されると(ステップS405−YES)、同図の処理が終了される。この場合には、第1通知許可条件が満たされなかったことにより、広告プッシュ通知の出力は行われない。
一方、注目店舗としての登録が行われていなかった場合(ステップS407−NO)、広告出力部122Aは、広告プッシュ通知に格納されるメッセージのうち未登録ユーザ向けメッセージを出力対象として選択する(ステップS409)。
広告出力部122Aは、ステップS410により出力されたメッセージの広告プッシュ通知を、広告プッシュ通知記憶部131から削除する(ステップS411)。
上記のステップS410、S411の処理によれば、広告サーバ200Aから送信されユーザ端末装置100Aにて記憶された広告プッシュ通知は、1回の出力が行われたことに応じてユーザ端末装置100Aから削除される。これにより、本実施形態においては、先の実施形態における第3通知許可条件が定められているのと同じように、ユーザ端末装置100Aにおける広告プッシュ通知の出力が1回に限定される。
なお、例えば広告プッシュ通知の出力を2回以上の所定の規定回数で制限する場合には、例えば広告プッシュ通知ごとに出力回数を示す出力回数情報をユーザ端末装置100Aに記憶させておくようにする。そのうえで、広告出力部122Aは、出力回数情報に基づいて、今回の広告プッシュ通知の出力が最後の回であることを判定したのであれば、広告プッシュ通知の出力後に広告プッシュ通知を消去するようにしてもよい。
また、広告プッシュ通知は消去せずに記憶させておいたままとしてもよい。そのうえで、広告出力部122Aは、出力回数情報に基づいて、規定回数を越えて広告プッシュ通知が出力されないように制御してもよい。
そのうえで、本実施形態においては、通知許可条件を満たしたか否かの判定をユーザ端末装置100A側で行うようにされている。これにより、本実施形態における広告サーバ200Aが多数のユーザ端末装置100Aに対応して通知許可条件を満たしたか否かの判定を行う必要がなくなるため、広告サーバ200Aの処理負荷が軽減される。
続いて第4実施形態について説明する。本実施形態は、第3実施形態と同様にユーザ端末装置100Aが通知許可条件を満たしたか否かの判定を行う。そのうえで、本実施形態は、先の第2実施形態に準じて、図8の例のように複数の通知対象エリアARにおいて同時に通知許可条件が満たされた場合には、複数の通知対象エリアARのうちのいずれか1つに対応する広告プッシュ通知が選択され、ユーザ端末装置100Aにて出力される。
図15のフローチャートは、本実施形態におけるユーザ端末装置100Aが、1つの通知対象エリアARにおける広告プッシュ通知の出力トリガの発行に関連して実行する処理手順例を示している。出力トリガは、広告出力部122Aが発行するトリガであり、第1通知許可条件及び第2通知許可条件の各通知許可条件が満たされたことを以て、広告プッシュ通知をユーザ端末装置100にて出力させる許可が得られたことを通知するトリガである。
ステップS508またはステップS509により登録ユーザ向けメッセージまたは未登録ユーザ向けメッセージを出力対象として選択すると、広告出力部122Aは、出力トリガを発行する(ステップS510)。発行される出力トリガには、出力対象として選択されたメッセージを特定するメッセージ特定情報が対応付けられる。メッセージ特定情報は、出力対象として選択されたメッセージに対応する広告プッシュ通知IDと、選択されたメッセージが登録ユーザ向けと未登録ユーザ向けとのいずれであるのかを示す情報とを含む。
ユーザ端末装置100Aにおいて、広告出力部122Aは、自己が実行する図15の処理により出力トリガが発行されるのを待機している(ステップS601−NO)。
出力トリガが発行されたことを判定すると(ステップS601−YES)、広告出力部122Aは、今回判定された出力トリガの発行が、複数であるか否かについて判定する(ステップS602)。即ち、広告出力部122Aは、複数の通知対象エリアARのそれぞれについて、同時のタイミングで複数の出力トリガが発行されたか否かについて判定する。
一方、発行された出力トリガが1つであった場合(ステップS602−NO)、広告出力部122Aは、今回発行された1つの出力トリガを有効出力トリガとして設定する(ステップS604)。
広告出力部122Aは、ステップS603により選択された有効出力トリガ、またはステップS604により設定された有効出力トリガに対応付けられたメッセージ特定情報が示す広告プッシュ通知のメッセージを広告プッシュ通知記憶部131から読み出す。広告出力部122Aは、読み出されたメッセージをプッシュ通知として出力する(ステップS605)。
広告出力部122Aは、ステップS605により出力されたメッセージの広告プッシュ通知を、広告プッシュ通知記憶部131から削除する(ステップS606)。
このような処理によって、ユーザ端末装置100A側で通知許可条件が満たされたか否かの判定を行う構成のもとでも、複数の通知対象エリアARにおいて同時に通知許可条件を満たした場合には、複数の通知対象エリアARのうちのいずれか1つに対応する広告プッシュ通知のみをユーザ端末装置100Aにて出力させることができる。
また、通知許可条件が同時に満たされた複数の通知対象エリアARのうちから送信対象もしくは出力対象とする広告プッシュ通知を選択するにあたっては、例えば2つ選択するなど、複数の広告プッシュ通知をもしくは出力対象として選択するようにしてもよい。
Claims (8)
- 自己の位置を示す位置情報を取得する位置情報処理部と、
広告に関する通知であって対応の通知対象エリアを示す通知対象エリア情報を含む広告通知メッセージが広告サーバから送信されたことに応じて、受信された広告通知メッセージを記憶部に記憶させる広告通知メッセージ受信処理部と、
前記位置情報と、前記記憶部に記憶される広告通知メッセージに含まれる通知対象エリア情報とに基づいて、自己の位置が通知対象エリア内に存在していると判定されている状態が一定時間以上継続しているとの条件を満たしたことに基づいて広告通知メッセージを出力するにあたり、出力対象とされた広告通知メッセージの広告主に対応する店舗が注目店舗として登録されているか否かに応じて、広告通知メッセージの出力態様を変更する広告出力部と
を備えるユーザ端末装置。 - 前記広告出力部は、
前記広告通知メッセージの広告主の店舗が注目店舗として登録されている場合と注目店舗として登録されていない場合とで、出力する広告通知メッセージを異ならせる
請求項1に記載のユーザ端末装置。 - 前記広告出力部は、
前記広告サーバから送信される電子チラシのうち、前記広告通知メッセージの広告主の店舗に関する電子チラシが前記ユーザ端末装置にて閲覧されたか否かに応じて、広告通知メッセージの出力態様を変更する
請求項1または2に記載のユーザ端末装置。 - 前記広告出力部は、
複数の通知対象エリアごとに対応して広告通知メッセージの出力が同時に許可された場合には、前記複数の通知対象エリアごとに対応する広告通知メッセージのうちから選択した広告通知メッセージを出力対象とする
請求項1から3のいずれか一項に記載のユーザ端末装置。 - ユーザ端末装置と、広告サーバとを備え、
前記ユーザ端末装置は、
自己の位置を示す位置情報を前記広告サーバに送信する位置情報処理部と、
広告に関する通知である広告通知メッセージが受信されたことに応じて、受信された広告通知メッセージを出力する広告出力部とを備え、
前記広告サーバは、
前記ユーザ端末装置から受信した前記位置情報に基づいて、前記ユーザ端末装置が通知対象エリア内に存在しているか否かについて判定する端末存在判定部と、
前記端末存在判定部により前記ユーザ端末装置が前記通知対象エリア内に存在していると判定されている状態が一定時間以上継続しているとの条件を満たしたことに基づいて広告通知メッセージの送信を許可し、前記通知対象エリア内に存在していると判定されている前記ユーザ端末装置のユーザに対応して前記広告通知メッセージの広告主の店舗が注目店舗として登録されているか否かに応じて、広告通知メッセージについての送信の態様を変更する広告送信制御部と
を備える広告提供システム。 - ユーザ端末装置から受信した位置情報に基づいて、前記ユーザ端末装置が通知対象エリア内に存在しているか否かについて判定する端末存在判定部と、
前記端末存在判定部により前記ユーザ端末装置が前記通知対象エリア内に存在していると判定されている状態が一定時間以上継続しているとの条件を満たしたことに基づいて広告通知メッセージの送信を許可し、前記通知対象エリア内に存在していると判定されている前記ユーザ端末装置のユーザに対応して前記広告通知メッセージの広告主の店舗が注目店舗として登録されているか否かに応じて、広告通知メッセージについての送信の態様を変更する広告送信制御部と
を備えるサーバ装置。 - ユーザ端末装置としてのコンピュータを、
自己の位置を示す位置情報を取得する位置情報処理部、
広告に関する通知であって対応の通知対象エリアを示す通知対象エリア情報を含む広告通知メッセージが広告サーバから送信されたことに応じて、受信された広告通知メッセージを記憶部に記憶させる広告通知メッセージ受信処理部、
前記位置情報と、前記記憶部に記憶される広告通知メッセージに含まれる通知対象エリア情報とに基づいて、自己の位置が通知対象エリア内に存在していると判定されている状態が一定時間以上継続しているとの条件を満たしたことに基づいて広告通知メッセージを出力するにあたり、出力対象とされた広告通知メッセージの広告主に対応する店舗が注目店舗として登録されているか否かに応じて、広告通知メッセージの出力態様を変更する広告出力部
として機能させるためのプログラム。 - サーバ装置としてのコンピュータを、
ユーザ端末装置から受信した位置情報に基づいて、前記ユーザ端末装置が通知対象エリア内に存在しているか否かについて判定する端末存在判定部、
前記端末存在判定部により前記ユーザ端末装置が前記通知対象エリア内に存在していると判定されている状態が一定時間以上継続しているとの条件を満たしたことに基づいて広告通知メッセージの送信を許可し、前記通知対象エリア内に存在していると判定されている前記ユーザ端末装置のユーザに対応して前記広告通知メッセージの広告主の店舗が注目店舗として登録されているか否かに応じて、広告通知メッセージについての送信の態様を変更する広告送信制御部
として機能させるためのプログラム。
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