JP5513669B1 - コンテンツ送受信システム、コンテンツ受信方法及びコンテンツ送信方法 - Google Patents

コンテンツ送受信システム、コンテンツ受信方法及びコンテンツ送信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セキュアなコンテンツ送受信を実現する。
【解決手段】対象を検出可能であるユーザ端末(モバイル端末)で実行されるアプリケーションが、範囲とIDとを範囲毎に含みユーザ端末に格納されているメタデータであるID管理情報を参照し、検出した対象に適合する範囲に対応したIDを、サーバに送信する。サーバが、IDを受信し、複数のコンテンツにそれぞれ関連付けられた複数のコンテンツ配信範囲の中から、受信したIDに対応する範囲に適合するコンテンツ配信範囲を特定し、特定したコンテンツ配信範囲に関連付けられているコンテンツをアプリケーションに送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータを用いてコンテンツを送信又は受信する技術に関する。
コンテンツ配信の目的の1つとして、ユーザを所望の場所に誘導することがあり、それは、例えばマーケティング活動の一環として行われることがある。マーケティングに関して、例えば特許文献1の技術が知られている。
特許第5313091号公報
ユーザを所望の店舗に誘導する1つの方法として、ユーザにその店舗で使用可能なクーポンを配布する方法が知られている。例えば、ユーザは、サーバからそのユーザのモバイル端末にクーポンをダウンロードし、クーポンに記載のサービスを受けることを目的として店舗に足を運ぶ。そして、ユーザは、そのクーポンの表示画面を店舗の店員に見せる等して、クーポンに記載にサービスを受けることができる。
一般的に、店舗の遠くにいるユーザよりも店舗の近くにいるユーザの方がその店舗へ誘導し易いと考えられる。ユーザが店舗の近くにいるか否かをサーバが知るための方法として、サーバが、ユーザのモバイル端末からそのモバイル端末の位置データ(モバイル端末の位置検出部により検出された位置(例えば緯度経度)を表すデータ)を受信し、その緯度経度データが表すユーザ位置と店舗の位置との距離を基に判断する方法が考えられる。モバイル端末の位置検出部は、例えば、GPS(Global Positioning System)衛星から発されるGPS信号を受信しそのGPS信号を基に現在位置を検出するデバイス(モジュール)である。
しかし、もし、モバイル端末からサーバへの位置データが盗聴されてしまうと、そのモバイル端末のユーザの位置が盗聴者に知られてしまうことになる。このため、ユーザの住まいが盗聴者に知られてしまうおそれがある。
この種の問題は、ユーザの誘導先が店舗である場合、及び、ユーザを定義された場所に誘導するためのデジタルコンテンツであるユーザ誘導コンテンツがクーポンである場合に限られない。
また、この種の問題は、配信するコンテンツが、ユーザ誘導コンテンツである場合に限られない。すなわち、この種の問題は、コンテンツ配信の目的がユーザを定義された場所に誘導する場合に限られない。
更に、この種の問題は、検出される対象が位置である場合に限られない。例えば、検出された対象が、年月日時分秒で表現される時刻の場合、その時刻を表す時刻データがモバイル端末からサーバに送信されることになるが、時刻データが盗聴されてしまうと、時刻データは一般に位置データ等の他種のデータと関連付けられているので、他種のデータから特定される位置等がどの時刻での位置等であるかが盗聴者に知られてしまうことになる。
本発明の目的は、セキュアなコンテンツ送受信を実現することにある。
対象検出部を有するユーザ端末で実行されるアプリケーションが、範囲とIDとを範囲毎に含みユーザ端末に格納されているメタデータであるID管理情報を参照し、検出した対象に適合する範囲に対応したIDを、サーバに送信する。サーバが、IDを受信し、複数のコンテンツにそれぞれ関連付けられた複数のコンテンツ配信範囲の中から、受信したIDに対応する範囲に適合するコンテンツ配信範囲を特定し、特定したコンテンツ配信範囲に関連付けられているコンテンツをアプリケーションに送信する。ここで言う「対象」としては、時刻(例えば年月日時分秒)、位置(例えば緯度経度)等、種々の対象を採用し得る。また、ここで言う「コンテンツ」は、ユーザを定義された場所へ誘導するためのユーザ誘導コンテンツ(例えば、クーポン)でもよいし、ユーザ誘導コンテンツ以外のコンテンツでもよい。例えば、コンテンツが広告である場合、その広告は、広告対象(商品又はサービス)の提供時期に関する情報を含み提供場所に関する情報を含まない非ユーザ誘導コンテンツであってもよいし、少なくとも広告対象の提供場所を含んだユーザ誘導コンテンツであってもよい。
実施例に係るシステムの概要を示す。 実施例に係るシステムの構成を示す。 サプライヤ計算機の記憶デバイスに格納されるプログラムを示す。 サーバの記憶デバイスに格納されるデータ及びプログラムを示す。 ユーザ端末の記憶デバイスに格納されるデータ及びプログラムを示す。 クーポン管理データベース(DB)の構成を示す。 エリアID管理DBの構成を示す。 大エリアテーブルの構成を示す。 エリアID管理テーブルの構成を示す。 ユーザ行動テーブルの構成を示す。 実施例における全体的な処理の流れを示す。 クーポン登録画面の一例を示す。
以下、図面を参照して、一実施例を説明する。
なお、以下の説明では「プログラム」を主語として説明を行う場合があるが、プログラムはプロセッサによって実行されることで定められた処理を行うため、プログラムを主語とした処理の主語は、プロセッサであってもよいし、そのプロセッサを含んだ装置であってもよい。また、プログラムが行う処理の一部または全ては専用ハードウェアによって実現されてもよい。また、プログラムは、プログラム配布サーバ又は記憶メディアからインストールされてもよい。
また、以下の説明では、「記憶デバイス」は、メモリ及びメモリ以外の記憶デバイス(典型的には補助記憶デバイスのような不揮発性記憶デバイス)のうちの少なくともメモリでよい。メモリは、主記憶デバイスのような揮発性メモリを含んでよい。
また、以下の説明では、検出される対象は、位置であり、故に、対象検出部は、位置検出部であるとする。なぜなら、ユーザ端末は、サーバ側でコンテンツを特定するためのメタデータを格納し、サーバが、ユーザ端末の位置に属するエリアに基づいたサービスを展開するためである。メタデータ中のIDは、エリアIDとされる。なお、もし、対象が位置以外の対象、例えば時刻の場合、メタデータ中のIDは、時刻範囲IDでよい。
また、以下の説明では、コンテンツは、ユーザを定義された場所へ誘導するためのユーザ誘導コンテンツであるとする。また、ユーザの誘導先が店舗であり、ユーザ誘導コンテンツが、クーポンであるとする。
図1は、一実施例に係るシステムの概要を示す。
商品又はサービスを店舗にて提供するサプライヤ(典型的には企業)により使用される計算機(以下、サプライヤ計算機)1が、クーポン(電子的なクーポン)とそのクーポンの配信範囲(配信先のエリア範囲)とを、サーバ2に登録する。クーポンは、例えば、所定の店舗で使用可能なクーポンである。また、配信範囲は、例えば、所定の店舗を中心とした半径N(例えば単位はkm)の範囲である。Nの値は、固定値であっても良いしユーザ任意の値でもよい。
ユーザが所持するユーザ端末3は、スマートデバイスとも総称される持ち運び可能な(モバイル型の)情報処理端末であり、本実施例では、スマートフォンである。スマートフォンは、スマートデバイスの一種である。スマートデバイスは、単なる計算処理だけではなく、多種多様な用途に使用可能な多機能のデバイスであり、典型的には、iPhone(登録商標)のようなスマートフォン、及び、iPad(登録商標)のようなタブレットPC(Personal Computer)であり、ウェアラブルな情報処理端末を含む。勿論、ユーザモバイル端末3は、スマートフォン以外のスマートデバイスでも良いし、スマートデバイスではなく、スマートデバイスの部類には属さない携帯電話機でも良いし、その他のモバイル型の情報処理端末であっても良い。
クーポン管理アプリケーション321が、ユーザ端末3の記憶デバイス32に格納され、実行される。また、ユーザ端末3の記憶デバイス32が、エリアID管理テーブル322を記憶する。エリアID管理テーブル322は、複数のエリアにそれぞれ対応した複数のエリアIDを含む。
クーポン管理アプリケーション321が、ユーザ端末3の位置検出部38が検出した緯度経度を表す緯度経度データを取得し、その緯度経度データが表す緯度経度を含んだエリアのエリアIDをエリアID管理テーブル322から探す。そのようなエリアIDが見つかれば、クーポン管理アプリケーション321が、そのエリアIDをサーバ2に送信する。位置検出部38は、ここではGPS(Global Positioning System)衛星から発されるGPS信号を受信して位置を検出する位置検出手段で構成しており、そのため検出される位置は緯度経度を用いて表現されているが、位置検出手段はこれに限定されず、携帯端末の基地局やWi-Fi(Wireless Fidelity)等と通信することで位置を検出する手段等、任意の位置検出手段であってよく、検出される位置を表すデータも、緯度経度データに限定されず、採用された位置検出手段により表現される位置データでよい。
サーバ2は、ユーザ端末3からエリアIDを受信し、そのエリアIDから特定されるエリアがクーポン323に関連付けられている配信範囲に適合するか否か(例えば、エリアが配信範囲に含まれている又は少なくとも一部が重なっているか否か)を判定する。その判定の結果が真の場合、サーバ2は、その配信範囲に関連付けられているクーポン323をユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3のクーポン管理アプリケーション321が、クーポン323をサーバ2から受信し、受信したクーポン323を記憶デバイス32に格納する。クーポン管理アプリケーション321は、クーポン323を表示する。ユーザは、クーポン323の表示画面を見て、そのクーポン323を使用可能な店舗に足を運ぶことができる。クーポン323をユーザ端末3に送信するタイミングは、サーバ2がユーザ端末3からエリアIDを受信し、そのエリアIDが表すエリアがクーポン323の配信範囲に適合するとサーバ2により判断したタイミングが挙げられるが、これに限定されない。例えばサーバ2がユーザ端末3からエリアIDを受信し、そのエリアIDが表すエリアがクーポン323の配信範囲に適合するとサーバ2により判断したタイミングではサーバ2がユーザ端末3にクーポンがある旨の通知を送り、クーポン323はユーザがユーザ端末3により通知を開いたタイミングで送る等してもよい。
図2は、実施例に係るシステムの構成を示す。
複数のサプライヤ計算機1及び複数のユーザ端末3が、通信ネットワーク(例えばインターネット)4を介してサーバ2と通信する。
サプライヤ計算機1は、通信ネットワーク4を介して通信するための通信インタフェースデバイス(I/F)14と、記憶デバイス12と、表示デバイス13と、入力デバイス(例えばキーボード及びポインティングデバイス)15と、それらに接続されたCPU(Central Processing Unit)11とを有する。
サーバ2は、通信ネットワーク4を介して通信するための通信インタフェースデバイス(I/F)24と、記憶デバイス22と、それらに接続されたCPU21とを有する。
ユーザ端末3は、前述したように例えばスマートフォンであり、タッチパネル33と、記憶デバイス32と、通信ネットワーク4を介して通信するための通信インタフェースデバイス(I/F)34と、状況検出部39と、それらに接続されたCPU31とを有する。タッチパネル33に代えて、入力デバイスと表示デバイスが別々に存在してもよい。状況検出部39は、ユーザ端末3の状況を検出する機構であり、GPS信号を基にユーザ端末3の位置(緯度及び経度)を検出する位置検出部38を含む。また、状況検出部39は、更に、ユーザ端末3の状況(例えば内部又は外部の状況)を検出する複数のセンサ、例えば、照度センサ、傾きセンサ、加速度センサ、磁気センサ、近接センサ、温度センサ、ジャイロセンサ、圧力センサ、大気温度センサ、湿度センサ、回転軌道センサ及び重力加速度センサのうちの少なくとも2以上のセンサを含んでよい。
図3は、サプライヤ計算機1の記憶デバイス12に格納されるプログラムを示す。
記憶デバイス12には、CPU11に実行されるプログラムとして、例えば、Webブラウザ121が格納されている。サプライヤは、Webブラウザ121経由で、クーポン及びそのクーポンの配信範囲(配信先のエリア範囲)をサーバ2に登録することができる。
図4は、サーバ2の記憶デバイス22に格納されるデータ及びプログラムを示す。
記憶デバイス22には、データとして、例えば、クーポン管理データベース(DB)223及びエリアID管理DB224が格納される。DB223及び224は、サーバ2の外部ストレージ装置(図示せず)に格納されてもよい。また、記憶デバイス22には、CPU21に実行されるプログラムとして、例えば、クーポン登録プログラム221及びクーポン提供プログラム223が格納される。
クーポン管理DB223は、クーポン毎にクーポン及びエリア範囲を表す情報を含む。エリアID管理DB224は、クーポン毎に各エリアのエリアIDを含む。なお、DBが、サプライヤ毎に存在し、各サプライヤのDBに、そのサプライヤに対応したDB223及び224が含まれてもよい。
クーポン登録プログラム221は、サプライヤ計算機1からクーポン及び配信範囲を受けてそれらをクーポン管理DB223に登録する。クーポン提供プログラム223は、エリアIDをユーザ端末3から受信し、そのエリアIDから特定されるエリアが適合する配信範囲に対応したクーポンをクーポン管理DB223から取得し、そのクーポンをユーザ端末3に提供する。
図5は、ユーザ端末3の記憶デバイス32に格納されるデータ及びプログラムを示す。
記憶デバイス32には、データとして、例えば、エリアID管理テーブル322、クーポン323、大エリアテーブル324及びユーザ行動テーブル325が格納される。また、記憶デバイス32には、CPU31に実行されるプログラムとして、例えば、クーポン管理アプリケーション321が格納される。
エリアID管理テーブル322は、エリア毎にエリアIDとエリア範囲情報(エリアの範囲を定義した情報)を有する。クーポン323は、サーバ2から配信された(ダウンロードされた)電子的なクーポンである。クーポン323は、そのクーポン323を使用可能な店舗に関する情報(名称、住所等)と、受けられるサービスを表す情報と、有効期間等を含んでいる。大エリアテーブル324は、大エリア毎に大エリアIDと大エリア範囲情報(大エリアの範囲を定義した情報)とを有する。大エリアとは、エリアよりも大きな範囲である。例えば、エリアを市町村の範囲とした場合、大エリアは都道府県の範囲である。ユーザ行動テーブル325は、ユーザ端末3で検出された結果情報を含む。ユーザ端末3で検出される結果情報には、状況検出部39で得られるユーザ状況情報(例えば位置検出部38から得られる位置情報や加速度センサ等から得られる推定移動状態情報等)と、状況検出部39以外により得られる情報(例えば時刻情報)とが含まれる。ユーザ行動テーブル325は、ユーザ状況情報とその情報を特定するための識別符号とを含む。識別符号は、これと紐づけられたユーザ状況情報の検出時刻を表す情報を含んでよく、検出時刻を表す情報を含むことで、ユーザ状況情報のログの役割を果たすとともに、各ユーザ状況情報を一意に特定することで当該ユーザ状況情報と他の情報とをマッチングする役割を果たすことができる。例えば、状況検出部39以外により得られた情報中の時刻情報が表す情報(例えば時刻)と、ユーザ状況情報に関連付けられている識別符号中の情報(例えば検出時刻)とのうちの一方を基に、他方に関連付けられている情報を識別することができる。
クーポン管理アプリケーション321は、ユーザ端末3で実行されるアプリケーションプログラムであり、サーバ2、別の機関のサーバ又は可搬型の記憶メディア等からインストールされてよい。クーポン管理アプリケーション321は、位置検出部38を含む状況検出部39からの検出結果(各センサで検出された値)を定期的に取得し取得されたユーザ状況情報と検出時刻をユーザ行動テーブル325に登録する。ユーザ状況情報は、ユーザ端末3の緯度経度を含んでよい。クーポン管理アプリケーション321は、検出された緯度経度を含んだエリアのエリアIDをエリアID管理テーブル322から取得し、取得したエリアIDをサーバ2に送信する。そして、クーポン管理アプリケーション321は、そのエリアIDに対応したクーポン323をサーバ2から受信し、そのクーポン323を記憶デバイス32に格納する。なお、位置検出部38を含む状況検出部39からのユーザ状況情報を定期的に取得し取得されたユーザ状況情報と検出時刻をユーザ行動テーブル325に登録する処理は、クーポン管理アプリケーション321とは別のアプリケーションプログラム又はユーザ端末3のOS(オペレーティングシステム)により行われてもよい。また、クーポン管理アプリケーション321は、ユーザ行動テーブル325が表す検出時刻とユーザ状況情報との履歴から、クーポン管理アプリケーション321によりユーザの行動を推測し、推測された行動に応じて、エリアIDを送信するか否かを制御することができる。ユーザの行動は、ユーザ行動テーブル325に代えて又は加えて、ユーザ端末3が管理するユーザスケジュールデータ(例えばカレンダーとユーザの予定が記録されているデータ)から推測されてもよい。
以下、サーバ2及びユーザ端末3内のデータを説明する。まず、サーバ2が管理するDB223及び224を説明する。
図6は、クーポン管理DB223の構成を示す。
クーポン管理DB223は、クーポン毎にレコードを有し、各レコードが、クーポンのIDであるクーポンID701と、クーポンに関する条件を表す情報であるクーポン条件703と、ユーザ端末に送信されるクーポン323を構成する情報を含んだ情報であるクーポン702とを有する。クーポン条件703は、例えば、クーポンの配信範囲を定義した情報である配信範囲704と、クーポンの有効期間を表す情報である有効期間705とを含む。配信範囲704は、緯度経度を用いて範囲を定義しており、例えば、中心位置の緯度経度と半径とを含んでよい。
図7は、エリアID管理DB224の構成を示す。
エリアID管理DB224は、本実施例ではクーポン毎に存在するが、サプライヤ毎に存在し一サプライヤが提供する複数のクーポンに共通であってもよい。エリアID管理DB224は、エリア毎にレコードを有し、各レコードが、エリアを含んだ大エリアのIDである大エリアID602と、エリアのIDであるエリアID603と、エリアの範囲を定義した情報であるエリア範囲604とを有する。エリア範囲604は、緯度経度の値を使用した情報でよい。例えば、エリアが円の場合、そのエリアのエリア範囲604は、中心位置の緯度経度と半径でよい。また、例えば、エリアが矩形の場合、そのエリアの4隅の緯度経度でよい。エリアID管理DB224に関連付けられているクーポンを使用可能な店舗の商圏や、そのクーポンを使用するユーザに提供されるサービスの内容等によって、エリアの属性(粒度、面積及び形状等)が異なっていてよく、その観点から、本実施例のように、エリアID管理DB224はクーポン毎に存在してよい。
次に、ユーザ端末3に格納されるテーブル324、322及び325を説明する。
図8は、大エリアテーブル324の構成を示す。
大エリアテーブル324は、メタデータの一種であり、ユーザ端末3の記憶デバイス32に予め格納されていてよい。大エリアは、複数のエリアを含み、複数のエリアはグルーピングされていてもよい。大エリアは、サプライヤ毎に使用頻度等で複数のエリアをグルーピングしたエリア群として利用できる。あるいは、複数のサプライヤが複数のエリアを束ねた大エリアを共同で利用することもできる。大エリアテーブル324は、サプライヤ毎に存在していてもよいが、本実施例では、全てのサプライヤに共通のテーブルである。大エリアテーブル324は、大エリア毎にレコードを有し、各レコードが、大エリアのIDである大エリアID801と、大エリアの範囲を定義した情報である大エリア範囲802とを有する。大エリア範囲802は、緯度経度の値を使用した情報でよい。或いは、大エリア範囲802は、都道府県のように所定の単位で記述されてよく、ユーザ端末3がどの大エリアに存在するかは、位置検出部38により検出された緯度経度とユーザ端末3が有する地図情報(図示せず)とを基に検出された住所を基に検出されてもよい。
図9は、エリアID管理テーブル322の構成を示す。
エリアID管理テーブル322は、サーバ2から配信されたテーブルであり、エリアID管理DB224の一部分、具体的には、エリアID管理DB224のうちの、ユーザ端末3からサーバ2に送信された大エリアIDに対応した部分である。従って、エリアID管理テーブル322は、エリア毎にエリアID902とエリア範囲を定義した情報であるエリア範囲903とを有する。エリアID902及びエリア範囲903は、図7に示したエリアID603及びエリア範囲604と同じである。
図10は、ユーザ行動テーブル325の構成を示す。
ユーザ行動テーブル325は、ユーザ端末3の位置等が検出された時刻毎にレコードを有し、各レコードが、時刻を表す検出時刻1001と、ユーザ端末3の検出された位置を表す検出位置1002と、状況検出部39のうち位置検出部38以外のセンサからのユーザ状況情報を表すセンサ値1003とを有する。ユーザ行動テーブル325は、クーポン管理アプリケーション321(又は別のプログラム)により定期的に又は不定期的に更新される。
以下、本実施例で行われる処理流れを説明する。
図11は、実施例における全体的な処理の流れを示す。
クーポン登録が行われる(S1101)。具体的には、例えば、サプライヤ計算機1で実行されるWebブラウザ121が、サーバ2にアクセスし、サプライヤがWebブラウザ121経由でクーポン登録をサーバ2に要求する。サーバ2のクーポン登録プログラム221が、その登録を受けて、例えば図12に示すようなクーポン登録画面1200をWebブラウザ121経由で表示する。クーポン登録画面1200は、配信範囲登録領域1201と、クーポン登録領域1202と、クーポンID入力欄1203と、有効期間入力欄1204と、登録ボタン1205とを有する。サプライヤは、配信範囲登録領域1201に、ユーザ誘導先店舗の位置を中心としサプライヤ所望の半径の円を配信範囲として指定する(配信範囲には必ずしもユーザ誘導先が含まれていなくてもよい)。また、サプライヤは、クーポン登録領域1202にクーポン(例えば、使用可能な店舗の名称、サービスの内容、有効期間等の情報)を入力する。また、サプライヤは、クーポンID入力欄1203にクーポンIDを入力し、有効期間入力欄1204に有効期間を入力する。サプライヤは、指定した配信範囲及び入力したクーポンを登録する場合、登録ボタン1205を押す。サプライヤは、これらの操作を、Webブラウザ121により表示デバイス13に表示されたクーポン登録画面1200を見ながら入力デバイス15を使用して行う。Webブラウザ121が、登録ボタン1205が押されたことをクーポン登録プログラム221に通知し、クーポン登録プログラム221が、サプライヤから指定及び入力された情報、すなわち、クーポンID、配信範囲、有効期間及びクーポンをクーポン管理DB223に登録する(S1102)。
ユーザ端末3において、クーポン管理アプリケーション321は、位置検出部38により検出された緯度経度を表す緯度経度データを取得し、その緯度経度が属する大エリア範囲802を大エリアテーブル324から特定する。クーポン管理アプリケーション321は、特定した大エリア範囲802に対応した大エリアID801を大エリアテーブル324から取得し、取得した大エリアIDをサーバ2に送信する(S1103)。サーバ2が大エリアIDを受信し、サーバ2において、クーポン提供プログラム223が、エリアID管理DB224のうちの、受信した大エリアIDに対応する部分を、エリアID管理テーブル322として取得し(S1104)、取得したテーブル322をユーザ端末3に送信する(S1105)。ユーザ端末3において、クーポン管理アプリケーション321が、エリアID管理テーブル322をサーバ2から受信し、そのテーブル322を記憶デバイス32に格納する。(S1106)。サーバ2(クーポン提供プログラム223)は、複数のエリアID管理DB224がある場合は、各エリアID管理DB224から大エリアIDに対応する部分を取得し各部分(テーブル)をユーザ端末2に送信してもよい。
ユーザ端末3において、エリアIDを送信する条件が満たされているか否かが判断される(S1107)。具体的には、例えば、クーポン管理アプリケーション321は、ユーザ端末3の位置(位置検出部38からの緯度経度)がエリアID管理テーブル322におけるいずれかのエリア範囲903に適合するか否かを判断する。この判断の結果が真の場合、条件が満たされているとして(S1107:Yes)、その適合したエリア範囲903に対応するエリアID902が、クーポン管理アプリケーション321により、サーバ2に送信されてよい(S1108)。また、適合するエリア範囲903があっても、クーポン管理アプリケーション321は、ユーザ行動テーブル325から推測されるユーザ行動(ユーザ状況)がエリアID非通知条件を満たしている場合は、条件が満たされていないとして(S1107:No)、そのエリア範囲903に対応するエリアID902を送信しないでよい。例えば、エリアID非通知条件は、加速度センサの値の履歴や緯度経度の履歴を基に算出されるユーザ端末3の移動速度が所定値を超えている、でよい。このような場合には、クーポンを配信してもユーザがクーポン使用可能な店舗に来る可能性が低いと考えられ、クーポン管理アプリケーション321は、ユーザ端末3の位置に適合するエリア範囲903に対応したエリアIDの送信をスキップしてよい。逆に言えば、クーポン管理アプリケーション321は、ユーザ端末3の位置に適合するエリア範囲903があり、且つ、ユーザ行動テーブル325から推測されるユーザ行動がエリアID非通知条件を満たしていない場合に、そのエリア範囲903に対応するエリアID902をサーバ2に送信する(S1108)。ユーザ行動テーブル325から推測されるユーザ行動を利用したエリアIDの送信制御の他の例としては、例えば、(1)適合するエリア範囲903に至るまでのユーザの行動履歴に競合店への立ち寄りがある場合、クーポン使用可能性が高いと考えられるためエリアIDを送信する、(2)ユーザが複数エリア内に比較的長時間滞在していることがユーザ行動テーブル325から特定された場合、ユーザがぶらぶら歩きをしていると推測され故に来店誘導効果が高いと考えられるので、クーポン管理アプリケーション321がサーバ2にエリアIDを送信する、(3)ユーザが目的地らしきエリアにまっすぐに移動していることがユーザ行動テーブル325から特定された場合、来店誘導効果が低いと考えられるので、クーポン管理アプリケーション321がサーバ2にエリアIDの送信をしない、といった例が挙げられる。「目的地らしきエリア」は、例えば、ユーザ端末3が参照するスケジュールデータに登録されている場所が属するエリアであってもよいし、ユーザ端末3に入力された目的地(例えばナビゲーション機能の利用のために入力された目的地)が属するエリアであってよい。また、時刻単位で変動する動的な情報であるユーザ行動の他にユーザの静的な情報(性別や居住地、年代等)を参照してエリアIDを送信するか否かを制御してもよい。
サーバ2において、クーポン提供プログラム222が、エリアIDをクーポン管理アプリケーション321から受信し、受信したエリアIDに一致するエリアID603に対応したエリア範囲604をエリアID管理DB224から特定する。そして、クーポン提供プログラム222が、クーポン管理DB223を参照し、特定したエリア範囲604を有するエリアID管理DB224に対応するクーポンIDに対応した配信範囲704が表す範囲が、特定したエリア範囲604が表す範囲に適合するか否か(例えば、エリア範囲604が表す範囲が、配信範囲704が表す範囲に少なくとも部分的に重複するか(例えば完全に含まれるか)))を判断する(S1109)。この判断の結果が真の場合(S1109:Yes)、そのクーポンIDに対応したクーポン702が有する一部又は全ての情報を含んだクーポン323をユーザ端末3のクーポン管理アプリケーション321に送信する(S1110)。クーポン管理アプリケーション321が、クーポン323を受信し、クーポン323を記憶デバイス32に格納する(S1111)。ユーザは、ユーザ端末3のタッチパネル33にクーポン323を表示し、そのクーポン323中の情報(例えば使用可能な店舗の住所、地図等)を基に、クーポン323を使用可能な店舗へ移動することができる。
上述した実施例によれば、ユーザ端末3からサーバ2に送信される情報は、緯度経度ではなくエリアIDである。エリアIDが盗聴されてもユーザの位置は正確にはわからない。このため、セキュアなユーザ誘導支援を実現することができる。また、ユーザ端末3は、自身が位置するエリアのエリアIDをサーバ2に送信してそのエリアに関連するクーポンを効率的に取得し、自身が位置しないエリアのクーポンを持たないため、ユーザ端末3が保持するクーポンデータ量を抑制できる。つまり、ユーザ端末3は、サーバ2が提供可能なクーポンのうち、自身の位置が属するエリアに対応したクーポンのみを記憶し、故に、ユーザ端末3が保持するクーポンデータ量を抑制できる。更に、ユーザ端末3に初めに格納されるデータは、エリアID管理テーブル322(及び大エリアテーブル324)のようなメタデータであり、クーポン323それ自体は初め格納されない。このため、ユーザ端末3が保持するデータ量を更に抑制できる。
また、上述した実施例において、クーポン管理アプリケーション321は、定期的に、位置検出部38からの緯度経度データに適合したエリアのエリアIDをエリアID管理テーブル322から特定してよい。そして、クーポン管理アプリケーション321は、特定されたエリアIDを送信するか否かを、ユーザ行動テーブル325(又は、そのテーブル325に代えて又は加えて、前述したユーザスケジュールデータのような他のデータ)に基づき推測されるユーザ行動を基に制御してよい。このため、無駄にユーザIDをサーバ2に送信しないことにより通信負荷を軽減することができる。
上述した実施例は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をその実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなく、その他の様々な態様でも実施することができる。
例えば、ユーザの誘導先は、店舗に限らずイベント会場その他施設等であっても良いし、ユーザ誘導コンテンツは、クーポンに限らず電子メール、広告データ等であってもよい。また、電子メール及び広告データ等は、ユーザ誘導コンテンツ以外のコンテンツであってもよい。
また、サーバ2から送信されるエリアID管理テーブル322は、クーポンに関連付けられた配信範囲に適合するエリアについてのみのテーブルであってよい。この場合、サーバ2のクーポン提供プログラム222は、エリアIDを受けた場合、図11のS1109のような判断を行うことなく、そのエリアIDに対応したクーポンをクーポン管理DB223から特定し送信してよい。
また、クーポン管理アプリケーション321は、推測されたユーザ行動から、推測時点(現在)から所定時間将来のユーザ位置を予測し、推測時点(現在)のユーザ位置(緯度経度)を含んだエリアのエリアIDに代えて又は加えて、その予測されたユーザ位置(緯度経度)を含んだエリアのエリアIDをサーバ2に送信してもよい。これにより、クーポン管理アプリケーション321に対し、推測時点から所定時間将来のユーザ位置を含んだエリアが適合する配信範囲に対応したクーポンを前もって提供することができる。また、このような処理は、定期的に行われてもよいし(例えば定期的に緯度経度データが取得される都度に行われてもよいし)、S1107でエリアID非通知条件に適合した場合にのみ行われてもよい。後者の場合、1107でエリアID非通知条件に適合した場合にのみ、推測時点から所定時間将来のユーザ位置を含んだエリアのエリアIDをサーバ2に送信することができる。
また、検出される対象として、位置(例えば緯度経度)に代えて又は加えて位置以外の対象がある場合、エリアID管理テーブル322(及び大エリアテーブル324)のようなメタデータに含まれるIDは、その対象の範囲のIDでよい。例えば、対象が、時刻(例えば年月日時分秒)の場合、時刻範囲毎にIDが用意されてよい。クーポン管理アプリケーション321は、検出された時刻を含んだ時刻範囲の時刻範囲IDをメタデータから特定し、特定した時刻範囲IDをサーバ2に送信してよい。サーバ2のクーポン管理DB223では、配信範囲704が、クーポンの配信時刻範囲を含んでよい。サーバ2は、時刻範囲IDを受信した場合、時刻範囲IDに対応する時刻範囲IDに対応する時刻範囲の一部又は全部を含む配信範囲704(及び有効期間705のうちの少なくとも一方)を特定し、特定した配信範囲704(及び有効期間705のうちの少なくとも一方)に対応するクーポンを、その時刻範囲IDの送信元のユーザ端末3に送信してよい。また、時刻範囲IDとエリアIDの両方のように、複数種類の対象範囲のIDがユーザ端末3に格納されるメタデータに含まれていてもよい。これにより、例えば、サーバ2のクーポン管理DB223では、クーポンに対して、クリスマスの17:00に渋谷区にいるという条件を関連付けることもできる。
1:サプライヤ計算機 2:サーバ 3:ユーザ端末

Claims (9)

  1. 対象検出部を有しユーザが使用するモバイル型の情報処理端末であるユーザ端末で実行されるアプリケーションと、
    コンテンツを前記アプリケーションに配信するサーバと
    を有し、
    前記アプリケーションが、前記対象検出部により対象が検出された場合に、商品又はサービスを提供するサプライヤにより設定された情報のメタデータであり範囲とIDとを範囲毎に含み前記ユーザ端末に格納されているメタデータであるID管理メタデータから、前記対象検出部が検出した対象に適合する範囲に対応したIDである対象ID探し、前記対象IDが見つかれば、見つかった対象IDを前記サーバに送信し、前記対象IDが見つからなければ、前記ID管理メタデータにおけるいずれのIDも送信せず、
    前記サーバが、前記アプリケーションから前記対象IDを受信し、複数のコンテンツにそれぞれ関連付けられた複数のコンテンツ配信範囲のうち前記受信した対象IDに対応する範囲に適合するコンテンツ配信範囲を特定し、特定したコンテンツ配信範囲に関連付けられており前記サプライヤにより提供される商品又はサービスに関するコンテンツを前記アプリケーションに送信する、
    コンテンツ送受信システム。
  2. 前記ユーザ端末は、複数のセンサを含んだ状況検出部を有するスマートデバイスであって、
    前記アプリケーションが、前記対象IDが見つかっても、前記状況検出部に含まれる複数のセンサの検出結果の履歴、及び、前記ユーザ端末が記憶し前記ユーザのスケジュールを表すスケジュールデータのうちの少なくとも1つに基づき推測されるユーザ行動が所定の条件に適合しない場合前記対象IDを前記サーバに送信しない
    請求項1記載のコンテンツ送受信システム。
  3. 前記対象検出部により検出される対象は、位置であり、
    前記ID管理メタデータは、エリア範囲とエリアIDとをエリア毎に含
    前記対象IDは、前記対象検出部により検出された位置が属するエリア範囲に対応したエリアIDである、
    請求項1又は2記載のコンテンツ送受信システム。
  4. 前記ユーザ端末は、前記サプライヤにより設定された情報のメタデータであり複数の大エリアにそれぞれ対応した大エリア範囲及び大エリアIDを含んだ大エリアメタデータを記憶し、
    前記サーバは、大エリアID毎にID管理メタデータを記憶し、
    前記アプリケーションは、前記対象検出部により検出された位置が属する大エリア範囲に対応した大エリアIDを前記サーバに送信し、前記サーバが、前記アプリケーションを実行する前記ユーザ端末からの大エリアIDに対応したID管理メタデータを大エリアID毎のID管理メタデータから特定し、特定したID管理メタデータを前記ユーザ端末に送信し、それにより、前記ユーザ端末が、前記対象検出部により検出された位置が属する大エリア範囲に対応したID管理メタデータを受信し記憶する、
    請求項3記載のコンテンツ送受信システム。
  5. 前記対象検出部により検出される対象は、時刻であり、
    前記ID管理メタデータは、時刻範囲と時刻IDとを時刻範囲毎に含む、
    請求項1乃至のうちのいずれか1項に記載のコンテンツ送受信システム。
  6. 対象検出部を有しユーザが使用するモバイル型の情報処理端末であるユーザ端末で実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記対象検出部により対象が検出された場合に、商品又はサービスを提供するサプライヤにより設定された情報のメタデータであり範囲とIDとを範囲毎に含み前記ユーザ端末に格納されているメタデータであるID管理メタデータから、前記対象検出部が検出した対象に適合する範囲に対応したIDである対象ID探し、前記前記対象IDが見つかれば、見つかった対象IDを、前記サプライヤにより提供される商品又はサービスに関するコンテンツを配信するサーバに送信し、前記対象IDが見つからなければ、前記ID管理メタデータにおけるいずれのIDも送信せず、
    複数のコンテンツにそれぞれ関連付けられた複数のコンテンツ配信範囲のうち前記送信した対象IDに対応する範囲に適合するコンテンツ配信範囲に関連付けられており前記サプライヤにより提供される商品又はサービスに関するコンテンツを前記サーバから受信し、受信したコンテンツを前記ユーザ端末に格納する、
    ことを前記ユーザ端末に実行させるコンピュータプログラム。
  7. 対象検出部を有しユーザが使用するモバイル型の情報処理端末であるユーザ端末により、前記対象検出部により対象が検出された場合に、商品又はサービスを提供するサプライヤにより設定された情報のメタデータであり範囲とIDとを範囲毎に含み前記ユーザ端末に格納されているメタデータであるID管理メタデータから、前記対象検出部が検出した対象に適合する範囲に対応したIDである対象ID探し、前記前記対象IDが見つかれば、見つかった対象IDを、前記サプライヤにより提供される商品又はサービスに関するコンテンツを配信するサーバに送信し、前記対象IDが見つからなければ、前記ID管理メタデータにおけるいずれのIDも送信せず、
    前記ユーザ端末により、複数のコンテンツにそれぞれ関連付けられた複数のコンテンツ配信範囲のうち前記送信した対象IDに対応する範囲に適合するコンテンツ配信範囲に関連付けられており前記サプライヤにより提供される商品又はサービスに関するコンテンツを前記サーバから受信し、受信したコンテンツを前記ユーザ端末に格納する、
    コンテンツ受信方法。
  8. 対象検出部を有しユーザが使用するモバイル型の情報処理端末であるユーザ端末商品又はサービスを提供するサプライヤにより設定された情報のメタデータであり範囲とIDとを範囲毎に含むメタデータであるID管理メタデータを送信する手段と、
    前記対象検出部により対象が検出された場合に前記対象検出部が検出した対象に適合する範囲に対応したIDである対象IDが前記ユーザ端末により見つかれば、前記見つかった対象ID前記ユーザ端末から受信し、前記対象IDが前記ユーザ端末により見つからなければ、前記ID管理メタデータにおけるいずれのIDも受信しない受信手段と、
    複数のコンテンツにそれぞれ関連付けられた複数のコンテンツ配信範囲のうち前記受信した対象IDに対応する範囲に適合するコンテンツ配信範囲を特定する特定手段と、
    前記特定したコンテンツ配信範囲に関連付けられており前記サプライヤにより提供される商品又はサービスに関するコンテンツを前記ユーザ端末に送信する送信手段と
    を有するサーバ。
  9. 対象検出部を有しユーザが使用するモバイル型の情報処理端末であるユーザ端末に、商品又はサービスを提供するサプライヤにより設定された情報のメタデータであり範囲とIDとを範囲毎に含むメタデータであるID管理メタデータを、サーバにより送信し、
    前記対象検出部により対象が検出された場合に前記対象検出部が検出した対象に適合する範囲に対応したIDである対象IDが前記ユーザ端末により見つかれば、前記見つかった対象IDを前記サーバにより前記ユーザ端末から受信し、前記対象IDが前記ユーザ端末により見つからなければ、前記ID管理メタデータにおけるいずれのIDも前記サーバにより受信せず、
    複数のコンテンツにそれぞれ関連付けられた複数のコンテンツ配信範囲のうち前記受信した対象IDに対応する範囲に適合するコンテンツ配信範囲を、前記サーバにより特定し、
    前記特定したコンテンツ配信範囲に関連付けられており前記サプライヤにより提供される商品又はサービスに関するコンテンツを、前記サーバにより前記ユーザ端末に送信する、
    コンテンツ送信方法。
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