JP2017182704A - 画像処理装置、画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】料理のレシピを探すユーザーの手間を軽減可能な画像処理装置、及び画像処理方法を提供すること。【解決手段】画像処理装置20は、画像取得部251によって取得された食材に関する情報が掲載されるチラシの画像データに基づいて、チラシに掲載された特定食材に関する食材情報を抽出する食材抽出部253と、食材抽出部253によって抽出された食材情報に基づいて、特定食材を用いた特定料理のレシピに関するレシピ情報を取得するレシピ取得部257と、レシピ取得部257によって取得されたレシピ情報を出力する出力処理部259と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、及び画像処理装置で実行される画像処理方法に関する。
コピー機のような画像処理装置では、原稿から読み取られた画像データに基づいて前記原稿の画像が印刷される。例えば、原稿の画像データに基づく印刷物に広告画像を付加することが可能な画像処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−13817号公報
ところで、画像処理装置のユーザーは、食費を抑えるために、スーパーのような食料品販売店のチラシに掲載された食材を用いて調理を行うことがある。この場合、ユーザーにおいて、チラシに掲載された食材を用いた料理のレシピを探す手間が生じる。
本発明の目的は、料理のレシピを探すユーザーの手間を軽減可能な画像処理装置、及び画像処理方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像処理装置は、食材抽出部と、レシピ取得部と、出力処理部とを備える。前記食材抽出部は、食材に関する情報が掲載されるチラシの画像データに基づいて、前記チラシに掲載された特定食材に関する食材情報を抽出する。前記レシピ取得部は、前記食材抽出部によって抽出された前記食材情報に基づいて、前記特定食材を用いた特定料理のレシピに関するレシピ情報を取得する。前記出力処理部は、前記レシピ取得部によって取得された前記レシピ情報を出力する。
本発明の他の局面に係る画像処理方法は、第1ステップと、第2ステップと、第3ステップとを含む。前記第1ステップでは、食材に関する情報が掲載されるチラシの画像データに基づいて、前記チラシに掲載された特定食材に関する食材情報が抽出される。前記第2ステップでは、前記第1ステップによって抽出された前記食材情報に基づいて、前記特定食材を用いた特定料理のレシピに関するレシピ情報が取得される。前記第3ステップでは、前記第2ステップによって取得された前記レシピ情報が出力される。
本発明によれば、料理のレシピを探すユーザーの手間を軽減可能な画像処理装置、及び画像処理方法が実現される。
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像処理システムに含まれる画像処理装置の構成を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像処理システムで実行されるレシピ出力処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態に係る画像処理システムの記憶部に記憶されるテーブルデータの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像処理システムの操作表示部に表示される設定操作画面の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る画像処理システムの操作表示部に表示される選択操作画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[画像処理システム100]
本発明の実施形態に係る画像処理システム100は、図1に示されるように、携帯端末10と、画像処理装置20とを備える。画像処理システム100では、携帯端末10及び画像処理装置20の間で無線によるデータ通信が実行される。
[携帯端末10]
携帯端末10は、画像処理装置20のユーザーなどによって持ち運ばれるスマートフォン又はウェアラブル端末などの移動通信端末である。具体的に、携帯端末10は、図1に示されるように、制御部11、操作表示部12、通信部13、及び記憶部14を備える。なお、携帯端末10は、携帯電話、タブレット端末、ノートパソコン、又はPDAなどであってもよい。
操作表示部12は、制御部11からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部11に各種の情報を入力するタッチパネルなどの操作部を有する。
通信部13は、画像処理装置20などの外部の通信機器との間で、無線によるデータ通信を実行可能な通信インターフェイスである。例えば、通信部13は、前記通信機器との間でBluetooth(登録商標)によって規定された所定の通信プロトコルに従って無線によるデータ通信を実行する。例えば、通信部13は、クラス2と称される電波強度(2.5mW)で、携帯端末10から約10mの範囲に存在する前記通信機器との間でBluetoothによる無線通信を実行可能である。なお、通信部13は、前記通信機器との間で無線LANの通信規格に従った無線通信を実行してもよい。
ここで、携帯端末10では、予め画像処理装置20との間で、Bluetooth通信における通信相手の認証手続であるペアリングが実行されている。前記ペアリングでは、Bluetooth通信を行う機器相互間で、通信相手の認証のために必要となるペアリングIDが交換される。そして、前記ペアリングにより携帯端末10が取得した画像処理装置20の前記ペアリングIDが、記憶部14に記憶されている。これにより、その後、携帯端末10と画像処理装置20との間でBluetoothによる無線通信が可能である。
記憶部14は、フラッシュメモリー等の不揮発性の記憶部であり、制御部11によるデータの読み書きが可能である。なお、記憶部14には、画像処理装置20の前記ペアリングIDが記憶されている。
また、記憶部14には、ユーザーの日々のスケジュールに関するスケジュール情報が記憶されている。例えば、前記スケジュール情報は、操作表示部12におけるユーザーの操作に応じて作成又は編集されて、記憶部14に記憶される。また、前記スケジュール情報は、操作表示部12におけるユーザーの操作に応じて、記憶部14から読み出されて操作表示部12に表示される。
制御部11は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部であり、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。制御部11では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、携帯端末10が制御部11により統括的に制御される。なお、制御部11は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、携帯端末10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
また、制御部11は、図1に示されるように、取得処理部111を含む。具体的に、制御部11は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている制御プログラムを実行する。これにより、制御部11は、取得処理部111として機能する。なお、制御部11は、前記CPUを用いて記憶部14にインストールされるアプリケーションプログラムを実行することで、取得処理部111として機能してもよい。
取得処理部111は、ユーザーの健康状態に関する健康情報を取得する。例えば、前記健康情報には、ユーザーの歩数、脈拍、睡眠情報、及び視線移動量が含まれる。例えば、前記睡眠情報には、ユーザーの就寝時刻及び起床時刻が含まれる。
例えば、取得処理部111は、携帯端末10に搭載される加速度センサー及び光センサーなどの不図示のセンサーを用いて、ユーザーの歩数、及び脈拍を検出し、検出された前記健康情報を記憶部14に記憶させる。例えば、取得処理部111は、前記センサーで検出されるユーザーの1日当たりの歩数をカウントして、カウントされたユーザーの歩数を記憶部14に記憶させる。また、取得処理部111は、予め定められたタイミング毎にユーザーの脈拍を検出して、検出されたユーザーの脈拍を記憶部14に記憶させる。
また、取得処理部111は、ユーザー操作に応じてユーザーの就寝時刻及び起床時刻(前記睡眠情報)を取得し、取得された前記睡眠情報を記憶部14に記憶させる。なお、取得処理部111は、前記センサーで検出されるユーザーの就寝中の活動量等からユーザーの睡眠状態(レム睡眠であるか、ノンレム睡眠であるか等)を判定して、判定結果を前記睡眠情報として記憶部14に記憶させてもよい。
また、取得処理部111は、視線移動を検出可能な外部の眼鏡型端末と無線によるデータ通信を実行して、前記眼鏡型端末で検出されるユーザーの視線移動量を取得し、取得されたユーザーの視線移動量を記憶部14に記憶させる。なお、取得処理部111は、外部の検出装置と無線によるデータ通信を実行して、前記検出装置で検出されるユーザーの歩数、脈拍、及び前記睡眠情報を取得してもよい。
[画像処理装置20]
画像処理装置20は、画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、スキャン機能、ファクシミリ機能、及びコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。具体的に、画像処理装置20は、図1及び図2に示されるように、ADF21、画像読取部22、画像形成部23、給紙部24、制御部25、操作表示部26、通信部27、及び記憶部28を備える。なお、画像処理装置20は、スキャナー、プリンター装置、ファクシミリ装置、コピー機、パーソナルコンピューター、スマートフォン、タブレット端末などであってもよい。
ADF21は、原稿セット部、複数の搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部を備え、画像読取部22によって読み取られる原稿を搬送する自動原稿搬送装置である。画像読取部22は、原稿台、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCD(Charge Coupled Device)を備え、原稿から画像データを読み取る。
画像形成部23は、画像読取部22で読み取られた画像データ又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて、電子写真方式でカラー又はモノクロの画像を形成する画像形成処理(印刷処理)を実行することが可能である。具体的に、画像形成部23は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、及びK(ブラック)に対応する複数の画像形成ユニット、光走査装置(LSU)、中間転写ベルト、二次転写ローラー、定着装置、及び排紙トレイを備える。そして、画像形成部23では、給紙部24から供給されるシートにカラー又はモノクロの画像が形成されて、画像形成後の前記シートが前記排紙トレイに排出される。
制御部25は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部であり、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。制御部25では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像処理装置20が制御部25により統括的に制御される。なお、制御部25は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像処理装置20を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
また、制御部25は、図1に示されるように、認証処理部250を含む。具体的に、制御部25は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている制御プログラムを実行する。これにより、制御部25は、認証処理部250として機能する。
認証処理部250は、予め設定された認証操作に応じてユーザーを認証するログイン処理を実行する。例えば、認証処理部250は、操作表示部26に前記認証操作を行うことが可能な認証画面を必要に応じて表示させる。そして、認証処理部250は、前記認証画面においてユーザーによる操作表示部26に対するログイン情報の入力操作を受け付ける。前記ログイン情報は、ユーザー名及びパスワードである。即ち、前記認証画面における前記ログイン情報の入力操作が、前記認証操作の一例である。
その後、認証処理部250は、操作表示部26から入力された前記ログイン情報が記憶部28に記憶されている認証情報に含まれている場合に認証完了と判断し、ユーザーを画像処理装置20にログインさせる。なお、認証処理部250は、操作表示部26に対するログアウト操作が行われた場合、予め設定された時間が経過した場合、又は他のユーザーをログインさせる場合に、現在ログイン中のユーザーをログアウトさせるログアウト処理を実行する。
操作表示部26は、制御部25からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部25に各種の情報を入力するタッチパネルなどの操作部を有する。
通信部27は、携帯端末10などの外部の通信機器との間で、有線又は無線によるデータ通信を実行可能な通信インターフェイスである。例えば、通信部27は、前記通信機器との間でBluetoothによって規定された所定の通信プロトコルに従って無線によるデータ通信を実行する。例えば、通信部27は、携帯端末10と同様にクラス2の電波強度で、画像処理装置20から約10mの範囲に存在する前記通信機器との間でBluetoothによる無線通信を実行可能である。ここで、画像処理装置20では、予め携帯端末10との間で前記ペアリングが実行されており、携帯端末10の前記ペアリングIDが記憶部28に記憶されている。なお、通信部27は、前記通信機器との間でインターネット又はLAN等の通信ネットワークを介して有線又は無線によるデータ通信を実行してもよい。
記憶部28は、ソリッドステートドライブ(SSD)又はハードディスクドライブ(HDD)などの記憶部である。記憶部28には、ユーザーの前記認証情報が記憶されている。また、記憶部28には、携帯端末10の前記ペアリングIDが記憶されている。また、記憶部28には、画像処理装置20の位置情報が記憶されている。
ここで、画像処理システム100では、ユーザーの前記認証情報が、予めそのユーザーの所持する携帯端末10の前記ペアリングIDに対応付けられて登録されている。具体的に、画像処理装置20の記憶部28では、前記認証情報と前記ペアリングIDとが対応付けられて記憶されている。なお、前記ペアリングIDに替えて、携帯端末10のIPアドレス又はMACアドレスが、前記認証情報と対応付けられて記憶部28に記憶されていてもよい。
ところで、画像処理装置20のユーザーは、食費を抑えるために、スーパーのような食料品販売店のチラシに掲載された食材を用いて調理を行うことがある。この場合、ユーザーにおいて、チラシに掲載された食材を用いた料理のレシピを探す手間が生じる。これに対し、本発明の実施形態に係る画像処理システム100では、料理のレシピを探すユーザーの手間を軽減することが可能である。
具体的に、記憶部28には、制御部25の前記CPUに後述のレシピ出力処理(図3のフローチャート参照)を実行させるためのレシピ出力プログラムが予め記憶されている。なお、前記レシピ出力プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて記憶部28等にインストールされてもよい。
そして、制御部25は、図1に示されるように、画像取得部251、店舗抽出部252、食材抽出部253、第1設定処理部254、疲労情報取得部255、判定処理部256、レシピ取得部257、第2設定処理部258、及び出力処理部259を更に含む。具体的に、制御部25は、前記CPUを用いて記憶部28に記憶されている前記レシピ出力プログラムを実行する。これにより、制御部25は、画像取得部251、店舗抽出部252、食材抽出部253、第1設定処理部254、疲労情報取得部255、判定処理部256、レシピ取得部257、第2設定処理部258、及び出力処理部259として機能する。
画像取得部251は、食材に関する情報が掲載されるチラシの画像データを取得する。ここで、前記チラシは、スーパーマーケットなどの食料品販売店が発行する広告物である。前記チラシには、掲載される商品の一部又は全部である食材に関する情報が含まれる。例えば、前記チラシには、食材の名称、食材の販売価格、食材の産地、食材の画像、前記チラシを発行した店舗の名称、及び店舗の位置などの情報が含まれる。なお、前記チラシは、前記チラシに掲載される情報が電子化された電子チラシであってもよい。
例えば、画像取得部251は、画像読取部22を用いて前記チラシの原稿から前記チラシの画像データを取得する。具体的に、画像取得部251は、ADF21の前記原稿セット部に前記チラシの原稿が載置されている場合には、ADF21及び画像読取部22を用いて、前記原稿セット部に載置された前記チラシの原稿から前記チラシの画像データを読み取る。また、画像取得部251は、画像読取部22の前記原稿台に前記チラシの原稿が載置されている場合には、画像読取部22を用いて、前記原稿台に載置された前記チラシの原稿から前記チラシの画像データを読み取る。
また、画像取得部251は、携帯端末10などの外部の情報処理装置から送信される前記チラシの画像データを受信することで、前記チラシの画像データを取得してもよい。また、画像取得部251は、画像読取部22によって読み取られて、又は外部の情報処理装置から送信されて記憶部28に格納された前記チラシの画像データを読み出すことで、前記チラシの画像データを取得してもよい。
店舗抽出部252は、画像取得部251によって取得された前記チラシの画像データに基づいて、前記チラシを発行した特定店舗に関する店舗情報を抽出する。ここで、前記店舗情報には、前記特定店舗の名称、及び位置情報などの情報が含まれる。ここに、店舗抽出部252が、本発明における位置情報抽出部の一例である。
例えば、店舗抽出部252は、画像取得部251によって取得された前記チラシの画像データに基づいて、前記チラシの画像データに含まれる文字を認識するOCR(光学文字認識)処理を実行する。そして、店舗抽出部252は、前記OCR処理の実行結果に基づいて、前記店舗情報を抽出する。また、店舗抽出部252は、画像取得部251によって複数枚の前記チラシ各々の画像データが取得された場合は、前記チラシ各々の前記店舗情報を抽出する。
食材抽出部253は、画像取得部251によって取得された前記チラシの画像データに基づいて、前記チラシに掲載された特定食材に関する食材情報を抽出する。例えば、前記食材情報には、前記特定食材の名称、販売価格、及び産地などの情報が含まれる。
例えば、食材抽出部253は、店舗抽出部252によって実行された前記OCR処理の実行結果に基づいて、前記チラシに掲載された複数の前記特定食材各々に関する前記食材情報を抽出する。また、食材抽出部253は、画像取得部251によって複数枚の前記チラシ各々の画像データが取得された場合は、同一の前記チラシから抽出される前記店舗情報及び前記食材情報を互いに関連付ける。
第1設定処理部254は、ユーザー操作に応じて前記特定食材を絞り込む第1絞込条件を設定する。例えば、前記第1絞込条件には、前記特定食材の産地が予め指定された地域に含まれること、前記特定食材が予め指定された食材に該当しないこと、及び前記特定食材を掲載する前記チラシが予め指定された距離の範囲内の前記特定店舗で発行されたこと、などが含まれる。
例えば、第1設定処理部254は、画像取得部251によって前記チラシの画像データが取得された場合に、前記第1絞込条件、及び後述する第2絞込条件の設定に用いられる設定操作画面を操作表示部26に表示させる。そして、第1設定処理部254は、前記設定操作画面におけるユーザー操作に応じて、前記第1絞込条件を設定する。
なお、前記第1絞込条件は、画像処理装置20にログイン可能なユーザーごとに予め画像処理装置20に登録されていてもよい。例えば、ユーザーによって設定された前記第1絞込条件が、記憶部28における前記ユーザーに割り当てられた記憶領域に予め記憶されていてもよい。
疲労情報取得部255は、ユーザーの疲労状態に関する疲労情報を取得する。ここで、前記疲労情報には、前記健康情報及び前記スケジュール情報が含まれる。即ち、前記健康情報及び前記スケジュール情報が、本発明における疲労情報の一例である。
例えば、疲労情報取得部255は、ユーザーが画像処理装置20にログインしている場合には、ログイン中のユーザーに対応する携帯端末10から、前記健康情報及び前記スケジュール情報を取得する。具体的に、疲労情報取得部255は、ログイン中のユーザーの前記認証情報に対応付けられた前記ペアリングIDによって識別される携帯端末10から前記健康情報及び前記スケジュール情報を取得する。
また、疲労情報取得部255は、ユーザーが画像処理装置20にログインしていない場合には、操作表示部26に前記認証画面を表示させる。そして、疲労情報取得部255は、前記認証画面における前記認証操作によりユーザーが画像処理装置20にログインした場合に、ログインしたユーザーに対応する携帯端末10から前記健康情報及び前記スケジュール情報を取得する。
判定処理部256は、疲労情報取得部255によって取得された前記疲労情報に基づいて、ユーザーが疲労しているか否かを判定する。
例えば、判定処理部256は、前記疲労情報に含まれる歩数が予め設定された基準歩数を超える場合に、ユーザーが疲労していると判定する。また、判定処理部256は、前記疲労情報に含まれる予め定められた起床時刻に検出された脈拍が予め設定された基準脈拍数以上である場合に、ユーザーが疲労していると判定する。また、判定処理部256は、前記疲労情報に含まれる前記睡眠情報によって算出される睡眠時間が予め定められた第1基準時間未満である場合に、ユーザーが疲労していると判定する。また、判定処理部256は、前記疲労情報に含まれる視線移動量が予め定められた基準移動量を超える場合に、ユーザーが疲労していると判定する。また、判定処理部256は、前記疲労情報に含まれる前記スケジュール情報によって示されるユーザーの自由時間が予め設定された第2基準時間未満である場合に、ユーザーが疲労していると判定する。なお、判定処理部256は、前記疲労情報に含まれる歩数、脈拍、前記睡眠情報、視線移動量、及び前記スケジュール情報のいずれか一つ又は複数に基づいてユーザーが疲労していると判定してもよい。また、判定処理部256による判定方法は、以上と異なるものであってもよい。
レシピ取得部257は、食材抽出部253によって抽出された前記食材情報に基づいて、前記特定食材を用いた特定料理のレシピに関するレシピ情報を取得する。例えば、前記レシピ情報には、前記特定料理のレシピと共に、前記特定料理のレシピに含まれる前記特定食材の前記食材情報、前記特定食材を販売する前記特定店舗の前記店舗情報、前記特定料理のコスト、及び前記特定料理の摂取カロリーなどの情報が含まれる。また、前記レシピ情報には、前記特定料理の画像、及び前記特定食材の画像が含まれていてもよい。
具体的に、レシピ取得部257は、食材抽出部253によって抽出された前記食材情報のうち、第1設定処理部254により設定された前記第1絞込条件を充足する前記特定食材に関する前記食材情報に基づいて、前記レシピ情報を取得する。例えば、画像処理装置20では、複数の料理のレシピを含むデータベースが予め記憶部28に記憶されている。レシピ取得部257は、前記第1絞込条件を充足する前記特定食材に関する前記食材情報に基づいて、記憶部28に記憶されている前記データベースから、前記第1絞込条件を充足する前記特定食材を用いた前記特定料理のレシピを取得する。
なお、前記特定食材が前記第1絞込条件を充足するか否かの判断は、食材抽出部253が行ってもよい。即ち、食材抽出部253は、前記第1絞込条件を充足する前記特定食材に関する前記食材情報のみを抽出してもよい。また、前記データベースは、予め定められた外部の情報処理装置の備える記憶部に記憶されていてもよい。この場合、レシピ取得部257は、前記外部の情報処理装置と通信を行うことで、前記外部の情報処理装置から前記特定食材を用いた前記特定料理のレシピを取得する。
例えば、レシピ取得部257は、取得された前記特定料理のレシピ、及び前記特定料理のレシピに含まれる前記特定食材の前記食材情報に基づいて、前記特定料理のコストを算出する。ここで、複数の前記チラシから前記食材情報が抽出される場合に、前記特定料理のレシピに含まれる一つの前記特定食材に関する前記食材情報が複数存在することがある。この場合、レシピ取得部257は、前記特定食材の販売価格が最も安い前記食材情報を含む前記レシピ情報を取得する。なお、レシピ取得部257は、前記特定店舗の位置が最も近い前記チラシから抽出された前記食材情報を含む前記レシピ情報を取得してもよい。
また、レシピ取得部257は、取得された前記特定料理のレシピに基づいて、前記特定料理の摂取カロリーを算出する。例えば、画像処理装置20では、予め記憶部28に食材と食材の摂取カロリーとが対応付けられたテーブルデータが記憶されている。図4に、記憶部28に記憶されている前記テーブルデータの一例を示す。レシピ取得部257は、記憶部28に記憶されている前記テーブルデータを参照して、前記特定料理のレシピに含まれる前記特定食材各々の摂取カロリーを取得して合算することで、前記特定料理の摂取カロリーを算出する。
なお、記憶部28に替えて、予め定められた外部の情報処理装置の備える記憶部に、前記テーブルデータが記憶されていてもよい。この場合、レシピ取得部257は、前記外部の情報処理装置と通信を行うことで、前記外部の情報処理装置から前記特定料理のレシピに含まれる前記特定食材各々の摂取カロリーを取得する。
ここで、レシピ取得部257は、判定処理部256によってユーザーが疲労していると判定された場合には、複数の前記チラシ各々の画像データのうち、前記特定店舗までの距離が最も近い前記チラシの画像データから抽出される前記食材情報に基づいて、前記レシピ情報を取得可能である。
例えば、レシピ取得部257は、判定処理部256によってユーザーが疲労していると判定された場合に、前記レシピ情報の取得方法を変更するか否かの選択に用いられる選択操作画面を操作表示部26に表示させる。そして、レシピ取得部257は、前記選択操作画面におけるユーザー操作に応じて、前記特定店舗までの距離が最も近い前記チラシの画像データから抽出される前記食材情報に基づいて、前記レシピ情報を取得する。
例えば、レシピ取得部257は、店舗抽出部252によって抽出された前記店舗情報、及び記憶部28に記憶されている画像処理装置20の位置情報に基づいて、前記特定店舗までの距離が最も近い前記チラシの画像データを特定する。そして、レシピ取得部257は、特定された前記チラシの画像データから抽出された前記食材情報に基づいて、前記特定料理のレシピ、前記特定料理のコスト、及び前記特定料理の摂取カロリーを取得する。なお、レシピ取得部257は、携帯端末10から、携帯端末10においてGPS機能により取得される位置情報を取得してもよい。
第2設定処理部258は、ユーザー操作に応じて前記特定料理のレシピを絞り込む第2絞込条件を設定する。例えば、前記第2絞込条件には、前記特定料理の種類が予め指定された種類に該当すること、前記特定料理のコストが予め指定された予算以下であること、前記特定料理の摂取カロリーが予め指定されたカロリー以下であること、前記特定料理に含まれる前記特定食材の数が予め指定された数以上であること、などが含まれる。
例えば、第2設定処理部258は、前記設定操作画面におけるユーザー操作に応じて、前記第2絞込条件を設定する。なお、前記第2絞込条件は、前記第1絞込条件と同様に、画像処理装置20にログインするユーザーごとに予め画像処理装置20に登録されていてもよい。
出力処理部259は、レシピ取得部257によって取得された前記レシピ情報を出力する。
具体的に、出力処理部259は、第2設定処理部258により設定された前記第2絞込条件を充足する前記特定料理のレシピに関する前記レシピ情報を出力する。例えば、出力処理部259は、前記第2絞込条件を充足する前記特定料理のレシピに関する複数の前記レシピ情報のうち、前記特定料理のレシピに含まれる前記特定食材の数が最も多い前記レシピ情報を出力する。なお、出力処理部259は、前記特定料理のコストが最も安い前記レシピ情報を出力してもよい。また、出力処理部259は、前記特定料理のレシピに含まれる前記特定食材の数が多い順で列挙された複数の前記レシピ情報を出力してもよい。また、出力処理部259は、前記特定料理のコストが安い順で列挙された複数の前記レシピ情報を出力してもよい。
なお、前記特定料理のレシピが前記第2絞込条件を充足するか否かの判断は、レシピ取得部257が行ってもよい。即ち、レシピ取得部257は、前記第2絞込条件を充足する前記特定料理のレシピに関する前記レシピ情報を取得してもよい。
例えば、出力処理部259は、操作表示部26におけるユーザー操作に応じて、前記レシピ情報を印刷、又は携帯端末10に送信して出力する。
[レシピ出力処理]
以下、図3を参照しつつ、画像処理装置20において制御部25により実行されるレシピ出力処理の手順の一例と共に、本発明の画像処理方法の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部25により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、制御部25は、操作表示部26に対して前記レシピ出力処理の実行を指示する旨のユーザー操作が行われた場合に、前記レシピ出力処理を実行する。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部25は、前記チラシの画像データを取得する。ここで、ステップS11の処理は、制御部25の画像取得部251により実行される。
例えば、制御部25は、画像読取部22を用いて前記チラシの原稿から前記チラシの画像データを取得する。具体的に、制御部25は、ADF21の前記原稿セット部に前記チラシの原稿が載置されている場合には、ADF21及び画像読取部22を用いて、前記原稿セット部に載置された前記チラシの原稿から前記チラシの画像データを読み取る。また、制御部25は、画像読取部22の前記原稿台に前記チラシの原稿が載置されている場合には、画像読取部22を用いて、前記原稿台に載置された前記チラシの原稿から前記チラシの画像データを読み取る。
また、制御部25は、携帯端末10などの外部の情報処理装置から送信される前記チラシの画像データを受信することで、前記チラシの画像データを取得してもよい。また、制御部25は、画像読取部22によって読み取られて、又は外部の情報処理装置から送信されて記憶部28に格納された前記チラシの画像データを読み出すことで、前記チラシの画像データを取得してもよい。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部25は、ステップS11で取得された前記チラシの画像データに基づいて、前記店舗情報を抽出する。ここで、ステップS12の処理は、制御部25の店舗抽出部252により実行される。なお、ステップS12の処理は省略されてもよい。
例えば、制御部25は、ステップS11で取得された前記チラシの画像データに基づいて前記OCR処理を実行する。そして、制御部25は、前記OCR処理の実行結果に基づいて、前記店舗情報を抽出する。また、制御部25は、ステップS11で複数枚の前記チラシ各々の画像データが取得された場合は、前記チラシ各々の前記店舗情報を抽出する。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部25は、ステップS11で取得された前記チラシの画像データに基づいて、前記食材情報を抽出する。ここに、ステップS13の処理が、本発明における第1ステップの一例であって、制御部25の食材抽出部253により実行される。
例えば、制御部25は、ステップS12で実行された前記OCR処理の実行結果に基づいて、前記チラシに掲載された複数の前記特定食材各々に関する前記食材情報を抽出する。また、制御部25は、ステップS11で複数枚の前記チラシ各々の画像データが取得された場合は、同一の前記チラシから抽出される前記店舗情報及び前記食材情報を互いに関連付ける。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部25は、操作表示部26に前記設定操作画面を表示させる。
ここで、ステップS14で操作表示部26に表示される前記設定操作画面の一例を図5に示す。図5に示される設定操作画面G10には、メッセージ表示欄G11、第2絞込条件設定欄G12〜G15、第1絞込条件設定欄G16〜G18、出力方法設定欄G19、操作キーG20〜G21が含まれる。
メッセージ表示欄G11には、ユーザーへのメッセージが表示される。第2絞込条件設定欄G12〜G15では、前記第2絞込条件を設定することが可能である。例えば、ユーザーは、設定操作画面G10の第2絞込条件設定欄G12にタッチ操作を行うことで、前記特定料理の種類を指定することが可能である。また、ユーザーは、設定操作画面G10の第2絞込条件設定欄G13にタッチ操作を行うことで、前記特定料理の予算を指定することが可能である。また、ユーザーは、設定操作画面G10の第2絞込条件設定欄G14にタッチ操作を行うことで、前記特定料理の摂取カロリーを指定することが可能である。また、ユーザーは、設定操作画面G10の第2絞込条件設定欄G15にタッチ操作を行うことで、前記特定料理に含まれる前記特定食材の数を指定することが可能である。
第1絞込条件設定欄G16〜G18では、前記第1絞込条件を設定することが可能である。例えば、ユーザーは、設定操作画面G10の第1絞込条件設定欄G16にタッチ操作を行うことで、前記特定食材の産地を指定することが可能である。また、ユーザーは、設定操作画面G10の第1絞込条件設定欄G17にタッチ操作を行うことで、除外される前記特定食材を指定することが可能である。また、ユーザーは、設定操作画面G10の第1絞込条件設定欄G18にタッチ操作を行うことで、前記特定店舗までの距離を指定することが可能である。
出力方法設定欄G19では、前記レシピ情報の出力方法を設定することが可能である。例えば、ユーザーは、設定操作画面G10の出力方法設定欄G19にタッチ操作を行うことで、前記レシピ情報の出力方法を印刷、又は携帯端末10への送信に設定することが可能である。操作キーG20〜G21は、設定操作画面G10における設定内容の確定及び取り消しの操作に用いられる。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部25は、ステップS14で表示された前記設定操作画面におけるユーザーの設定操作が終了したか否かを判断する。例えば、制御部25は、ユーザーによって設定操作画面G10の操作キーG20が操作された場合に、前記設定操作画面におけるユーザーの設定操作が終了したと判断する。
ここで、制御部25は、前記設定操作画面におけるユーザーの設定操作が終了したと判断すると(S15のYes側)、処理をステップS16に移行させる。また、前記設定操作画面におけるユーザーの設定操作が終了していなければ(S15のNo側)、制御部25は、ステップS15で前記設定操作画面におけるユーザーの設定操作の終了を待ち受ける。
<ステップS16>
ステップS16において、制御部25は、前記設定操作画面におけるユーザー操作に応じて、前記第1絞込条件を設定する。ここで、ステップS14〜ステップS16の処理は、制御部25の第1設定処理部254により実行される。
例えば、制御部25は、設定操作画面G10の操作キーG20の操作時における第1絞込条件設定欄G16〜G18の入力内容に応じて、前記第1絞込条件を設定する。これにより、ユーザーが所望する条件を満たす前記特定食材を用いた前記特定料理のレシピに関する前記レシピ情報を出力することが可能となる。
<ステップS17>
ステップS17において、制御部25は、前記設定操作画面におけるユーザー操作に応じて、前記第2絞込条件を設定する。ここで、ステップS17の処理は、制御部25の第2設定処理部258により実行される。
例えば、制御部25は、設定操作画面G10の操作キーG20の操作時における第2絞込条件設定欄G12〜G15の入力内容に応じて、前記第2絞込条件を設定する。これにより、ユーザーが所望する条件を満たす前記特定料理のレシピに関する前記レシピ情報を出力することが可能となる。
なお、前記第1絞込条件及び前記第2絞込条件は、画像処理装置20にログイン可能なユーザーごとに予め画像処理装置20に登録されていてもよい。この場合、ステップS14〜ステップS17の処理は省略されてもよい。
<ステップS18>
ステップS18において、制御部25は、前記疲労情報を取得する。ここで、ステップS18の処理は、制御部25の疲労情報取得部255により実行される。
例えば、制御部25は、ユーザーが画像処理装置20にログインしている場合には、ログイン中のユーザーに対応する携帯端末10から、前記健康情報及び前記スケジュール情報を取得する。また、制御部25は、ユーザーが画像処理装置20にログインしていない場合には、操作表示部26に前記認証画面を表示させる。そして、制御部25は、前記認証画面における前記認証操作によりユーザーが画像処理装置20にログインした場合に、ログインしたユーザーに対応する携帯端末10から前記健康情報及び前記スケジュール情報を取得する。
<ステップS19>
ステップS19において、制御部25は、ステップS18で取得された前記疲労情報に基づいて、ユーザーが疲労しているか否かを判定する。ここで、ステップS19の処理は、制御部25の判定処理部256により実行される。
例えば、制御部25は、前記疲労情報に含まれる歩数が前記基準歩数を超える場合に、ユーザーが疲労していると判定する。また、制御部25は、前記疲労情報に含まれる前記起床時刻に検出された脈拍が前記基準脈拍数以上である場合に、ユーザーが疲労していると判定する。また、制御部25は、前記疲労情報に含まれる前記睡眠時間が前記第1基準時間未満である場合に、ユーザーが疲労していると判定する。また、制御部25は、前記疲労情報に含まれる視線移動量が前記基準移動量を超える場合に、ユーザーが疲労していると判定する。また、制御部25は、前記疲労情報に含まれる前記スケジュール情報によって示されるユーザーの自由時間が前記第2基準時間未満である場合に、ユーザーが疲労していると判定する。
<ステップS20>
ステップS20において、制御部25は、ステップS19でユーザーが疲労していると判定されたか否かを判断する。
ここで、制御部25は、ステップS19でユーザーが疲労していると判定されたと判断すると(S20のYes側)、処理をステップS21に移行させる。また、ステップS19でユーザーが疲労していると判定されていなければ(S20のNo側)、制御部25は、処理をステップS201に移行させる。
<ステップS201>
ステップS201において、制御部25は、ステップS13で抽出された前記食材情報に基づいて、前記レシピ情報を取得する。ここに、ステップS201の処理が、本発明における第2ステップの一例であって、制御部25のレシピ取得部257により実行される。
具体的に、制御部25は、ステップS13で抽出された前記食材情報のうち、ステップS16で設定された前記第1絞込条件を充足する前記特定食材に関する前記食材情報に基づいて、前記レシピ情報を取得する。例えば、制御部25は、前記第1絞込条件を充足する前記特定食材に関する前記食材情報に基づいて、記憶部28に記憶されている前記データベースから、前記第1絞込条件を充足する前記特定食材を用いた前記特定料理のレシピを取得する。
また、制御部25は、取得された前記特定料理のレシピ、及び前記特定料理のレシピに含まれる前記特定食材の前記食材情報に基づいて、前記特定料理のコストを算出する。また、制御部25は、取得された前記特定料理のレシピに基づいて、前記特定料理の摂取カロリーを算出する。例えば、制御部25は、記憶部28に記憶されている前記テーブルデータを参照して、前記特定料理のレシピに含まれる前記特定食材各々の摂取カロリーを取得して合算することで、前記特定料理の摂取カロリーを算出する。
<ステップS21>
ステップS21において、制御部25は、操作表示部26に前記選択操作画面を表示させる。
ここで、ステップS21で操作表示部26に表示される前記選択操作画面の一例を図6に示す。図6に示される選択操作画面G30には、メッセージ表示欄G31、及び操作キーG32〜G33が含まれる。
メッセージ表示欄G31には、ユーザーへのメッセージが表示される。操作キーG32〜G33は、前記レシピ情報の取得方法を変更するか否かの選択の操作に用いられる。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部25は、前記レシピ情報の取得方法の変更を選択する操作が行われたか否かを判断する。例えば、制御部25は、ユーザーによって選択操作画面G30の操作キーG32が操作された場合に、前記レシピ情報の取得方法の変更を選択する操作が行われたと判断する。一方、制御部25は、ユーザーによって選択操作画面G30の操作キーG33が操作された場合には、前記レシピ情報の取得方法の変更を選択する操作が行われなかったと判断する。
ここで、制御部25は、前記レシピ情報の取得方法の変更を選択する操作が行われたと判断すると(S22のYes側)、処理をステップS23に移行させる。また、前記レシピ情報の取得方法の変更を選択する操作が行われなければ(S22のNo側)、制御部25は、処理をステップS201に移行させる。
<ステップS23>
ステップS23において、制御部25は、ステップS13で抽出された前記食材情報のうち、前記特定店舗までの距離が最も近い前記チラシの画像データから抽出される前記食材情報に基づいて、前記レシピ情報を取得する。ここで、ステップS23の処理は、レシピ取得部257により実行される。
例えば、制御部25は、ステップS12で抽出された前記店舗情報、及び記憶部28に記憶されている画像処理装置20の位置情報に基づいて、前記特定店舗までの距離が最も近い前記チラシの画像データを特定する。そして、制御部25は、特定された前記チラシの画像データからステップS13で抽出された前記食材情報に基づいて、前記特定料理のレシピ、前記特定料理のコスト、及び前記特定料理の摂取カロリーを取得する。これにより、ユーザーが疲労している場合に、ユーザーにおいて前記特定食材の調達にかかる負担の小さい前記レシピ情報を出力することが可能である。
なお、ステップS18〜ステップS23の処理は省略されてもよい。この場合、制御部25は、ステップS17の処理の後にステップS201の処理を実行する。
<ステップS24>
ステップS24において、制御部25は、ステップS201又はステップS23で取得された前記レシピ情報を出力する。ここに、ステップS24の処理が、本発明における第3ステップの一例であって、制御部25の出力処理部259により実行される。
具体的に、制御部25は、ステップS17で設定された前記第2絞込条件を充足する前記特定料理のレシピに関する前記レシピ情報を出力する。例えば、制御部25は、前記第2絞込条件を充足する前記特定料理のレシピに関する複数の前記レシピ情報のうち、前記特定料理のレシピに含まれる前記特定食材の数が最も多い前記レシピ情報を出力する。
例えば、制御部25は、設定操作画面G10の操作キーG20の操作時における出力方法設定欄G19の入力内容に応じて、前記レシピ情報を印刷、又は携帯端末10に送信して出力する。
このように、前記レシピ出力処理では、前記チラシの画像データに基づいて、前記チラシに掲載された前記特定食材に関する前記食材情報が抽出される。そして、抽出された前記食材情報に基づいて、前記特定食材を用いた前記特定料理のレシピに関する前記レシピ情報が取得されて出力される。これにより、料理のレシピを探すユーザーの手間を軽減することが可能である。
なお、出力処理部259は、判定処理部256によってユーザーが疲労していると判定された場合に、予め設定された第3絞込条件を充足する前記レシピ情報を出力してもよい。例えば、前記第3絞込条件が、前記特定料理に予め定められた食材が含まれること、である場合には、ユーザーの疲労の回復に寄与する前記特定食材を用いた前記特定料理のレシピに関する前記レシピ情報を出力することが可能である。また、前記第3絞込条件が、前記特定料理のレシピに含まれる調理手順の数が予め定められた数以下であること、である場合には、ユーザーにおいて調理にかかる負担の小さい前記レシピ情報を出力することが可能である。
また、レシピ取得部257は、判定処理部256によってユーザーが疲労していると判定された場合には、前記第1絞込条件における前記特定店舗までの距離の指定を予め設定された距離に変更してもよい。この場合にも、ユーザーにおいて前記特定食材の調達にかかる負担の小さい前記レシピ情報を出力することが可能である。
また、携帯端末10の制御部11が、画像取得部251、店舗抽出部252、食材抽出部253、第1設定処理部254、疲労情報取得部255、判定処理部256、レシピ取得部257、第2設定処理部258、及び出力処理部259を備えていてもよい。この場合、携帯端末10が本発明における画像処理装置の他の一例である。
10:携帯端末
11:制御部
111:取得処理部
12:操作表示部
13:通信部
14:記憶部
20:画像処理装置
21:ADF
22:画像読取部
23:画像形成部
24:給紙部
25:制御部
250:認証処理部
251:画像取得部
252:店舗抽出部
253:食材抽出部
254:第1設定処理部
255:疲労情報取得部
256:判定処理部
257:レシピ取得部
258:第2設定処理部
259:出力処理部
26:操作表示部
27:通信部
28:記憶部
100:画像処理システム

Claims (7)

  1. 食材に関する情報が掲載されるチラシの画像データに基づいて、前記チラシに掲載された特定食材に関する食材情報を抽出する食材抽出部と、
    前記食材抽出部によって抽出された前記食材情報に基づいて、前記特定食材を用いた特定料理のレシピに関するレシピ情報を取得するレシピ取得部と、
    前記レシピ取得部によって取得された前記レシピ情報を出力する出力処理部と、
    を備える画像処理装置。
  2. ユーザー操作に応じて前記特定食材を絞り込む第1絞込条件を設定する第1設定処理部を更に備え、
    前記レシピ取得部は、前記第1絞込条件を充足する前記特定食材に関する前記食材情報に基づいて、前記レシピ情報を取得する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. ユーザー操作に応じて前記特定料理のレシピを絞り込む第2絞込条件を設定する第2設定処理部を更に備え、
    前記出力処理部は、前記第2絞込条件を充足する前記特定料理のレシピに関する前記レシピ情報を出力する請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記チラシの画像データに基づいて、前記チラシを発行した特定店舗の位置情報を抽出する位置情報抽出部と、
    ユーザーの疲労状態に関する疲労情報を取得する疲労情報取得部と、
    前記疲労情報取得部によって取得された前記疲労情報に基づいて、前記ユーザーが疲労しているか否かを判定する判定処理部と、を更に備え、
    前記レシピ取得部は、前記判定処理部によって前記ユーザーが疲労していると判定された場合には、複数の前記チラシ各々の画像データのうち前記特定店舗までの距離が最も近い前記チラシの画像データから抽出される前記食材情報に基づいて、前記レシピ情報を取得可能である請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記出力処理部は、前記判定処理部によって前記ユーザーが疲労していると判定された場合には、予め設定された第3絞込条件を充足する前記レシピ情報を出力する請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 画像データに基づいて画像を形成可能な画像形成部を更に備え、
    前記出力処理部は、前記レシピ情報を印刷して出力可能である請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 食材に関する情報が掲載されるチラシの画像データに基づいて、前記チラシに掲載された特定食材に関する食材情報を抽出する第1ステップと、
    前記第1ステップによって抽出された前記食材情報に基づいて、前記特定食材を用いた特定料理のレシピに関するレシピ情報を取得する第2ステップと、
    前記第2ステップによって取得された前記レシピ情報を出力する第3ステップと、
    を含む画像処理方法。
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