JP2017180936A - ガス器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体部を分解せずとも簡易な部品で内部情報を良好に伝達することが可能なガス器具を提供する。
【解決手段】ガスコンロ1は、筐体部2と、筐体部2の外側に向けて可視光を放出する発光部60と、制御部としてのマイクロコンピュータ50とを備える。マイクロコンピュータ50は、第一条件を満たした場合に発光部60を第一の発光状態に制御し、第二条件を満たした場合に発光部60を第二の発光状態に制御し、第二の発光状態に制御する場合に可視光通信を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス器具に関するものである。
ガス器具の分野では、リモートコントローラから内部情報を取り出せるようにしたシステムが提案されている。例えば、特許文献1で開示される熱源機システムでは、リモコンンに発光素子と発光制御部を設けており、発光素子の発光を制御することにより、熱源機システムの情報を表す光信号を発光素子から外部に出力している。
特開2015−21675号公報
ところで、ガス器具では、特許文献1のようなリモートコントローラは勿論のこと、高機能な表示装置すら搭載していない場合があり、或いは、表示装置があっても故障によって作動しない場合などもある。このように、必ずしも高機能な表示装置を用いて情報伝達を行えるわけではないため、より簡易な部品でより確実に情報を伝達する構成が求められる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、筐体部を分解せずとも簡易な部品で内部情報を良好に伝達することが可能なガス器具を提供することを目的とするものである。
本発明のガス器具は、
筐体部と、
前記筐体部の外側に向けて可視光を放出する発光部と、
前記筐体部の内部に設けられ、第一条件を満たした場合に前記発光部を第一の発光状態に制御し、第二条件を満たした場合に前記発光部を前記第一の発光状態とは異なる第二の発光状態に制御し、前記第二の発光状態に制御する場合に、前記発光部から放出される可視光の発光状態を変化させることで発光状態の変化に対応した情報を外部に送信する可視光通信を行う制御部と、
を含む。
本発明のガス器具は、制御部が可視光通信を行い、発光部から放出される可視光の発光状態を変化させることで発光状態の変化に対応した情報を外部に送信することができる。従って、筐体部を分解せずとも、ガス器具の内部情報を読み取ることができるようになる。また、筐体部に金属成分が含まれる場合、内部情報をRFID技術で読み取ることは困難であるが、この方法によれば内部情報を良好に読み取ることができる。
しかも、本発明のガス器具は、発光部の表示によって、第一条件の成立時であるか、第二条件の成立時であるかを視覚的に把握することができ、第二条件の成立時には、視覚的な表示と可視光通信とが併用され、器具内部からの情報が取得できるようになる。つまり、第二の発光状態によって、可視光通信を行うべき時期を視覚的に把握することができ、可視光通信を行うべき時期に適切な対応をとりやすくなる。
本発明において、制御部は、第一条件を満たした場合に発光部を点灯状態に制御し、第二条件を満たした場合に発光部を点灯状態と消灯状態とが繰り返される点滅状態に制御し、発光部が点滅状態に制御されているときの点灯期間に可視光通信を行う。
この構成によれば、発光部において、二種類の発光状態を発生させることができる。ユーザは、点滅状態となったことを視覚的に把握することで、可視光通信が行われるべき期間を知ることができる。
本発明において、制御部は、所定の異常状態が発生した場合に、発光部を第二の発光状態に制御し、第二の発光状態で行う可視光通信により所定の異常状態に関する詳細情報を送信する構成であってもよい。
この構成によれば、ユーザは、第二の発光状態を視覚的に把握することで、異常状態の発生を知ることができる。更に、可視光通信によってその異常状態に関する詳細情報をも取得することができ、異常状態の具体的な内容をより正確かつ詳細に把握可能となる。
本発明において、詳細情報は、当該ガス器具の種類を特定する器具種特定情報と、当該ガス器具で生じた異常の種類を特定する異常種特定情報とを含んでいてもよい。
この構成によれば、異常状態が発生した場合に、ガス器具の種類と異常の種類を電子情報として正確に把握することが可能となり、異常の解析、対応をより適切に行うことができるようになる。
本発明は、電池と、電池が所定の出力低下状態となったことを検出する検出部と、を備えていてもよい。発光部は、ランプとして構成されていてもよい。制御部は、電池が所定の出力低下状態となったことを検出部が検出した場合にランプを第一の発光状態とし、所定の出力低下状態とは異なるエラー状態が発生した場合にランプを第二の発光状態に制御して可視光通信を行う構成であってもよい。
この構成によれば、電池を備えたガス器具において、必要性の高い表示部(ランプ)を効率的に利用し、より簡易な形で情報を出力できるようになる。
本発明は、当該ガス器具には、発光する部品として単一のランプのみが設けられていてもよい。
このように、発光する部品として単一のランプのみを設けることで、部品数をより抑えることができ、構成を極めて簡素化することができる。このような構成では、詳細な情報表示が困難になるが、本構成のように可視光通信を行うようにすれば、簡素化を図った器具であっても詳細な情報を伝達することが可能となる。
図1は、実施例1のガスコンロの一部を概略的に示す正面図である。 図2は、実施例1のガスコンロの一部を概略的に示す平面図である。 図3は、実施例1のガスコンロの電気的構成を例示するブロック図である。 図4は、実施例1で行われる表示制御の流れを例示するフローチャートである。 図5は、実施例1で行われる点滅表示を説明する説明図である。 図6は、点滅表示中の点灯期間に送信される可視光信号を説明する説明図である。 図7(A)は、可視光通信によって送信する内容を例示する説明図であり、図7(B)は、可視光通信によって送信する内容の別例を示す説明図である。 図8は、他の実施例のガスコンロを概略的に示す正面図である。 図9は、図8とは異なる他の実施例のガスコンロを概略的に示す正面図である。
<実施例1>
以下、本発明の一例を具現化したガスコンロ1について、図面に基づいて説明する。これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下に記載されている装置の構造などは、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1、図2で示すガスコンロ1は、天板部3と筐体本体4によって筐体部2が構成されており、筐体部2がガスコンロ1の外壁部を構成し、ガスバーナ5,6に供給するガスの流路等を収容している。筐体部2は、筐体本体4に対して板状に構成された天板部3が着脱可能に取り付けられてなるものである。
筐体本体4は、例えば金属材料によって上方側が開放した箱状のケース体として構成され、前後左右が壁部によって囲まれた内部空間に各種部品を収容する構成をなす。筐体本体4は、ガスコンロ1の前壁部を構成する前面部4Aを備え、この前面部4Aの後方側に図示しない後面部が設けられている。更に、左右に対をなして側面部が設けられており、これら前面部4A、後面部、側面部によって箱状のケース体を構成している。
天板部3は、金属製の板状部材として構成され、筐体本体4の上方側の開口を閉塞する形で筐体本体4に対して上方側から組み付けられる。この天板部3は、図1、図2のように筐体本体4に組みつけられた状態でガスコンロ1の上面部として機能する。天板部3は、筐体本体4に対して着脱可能とされており、天板部3の左右両側には天板部3を厚さ方向に貫通した形で開口部が形成されている。
図1、図2のように、天板部3の左側の開口部の内側にはガスバーナ5が設けられ、右側の開口部の内側にはガスバーナ6が設けられている。それぞれの開口部の各上部には五徳11,12が各々設けられている。五徳11,12は、それぞれの上面に調理鍋(図示略)等の調理容器を載置し得る構成となっている。ガスバーナ5,6は、燃焼ガスを燃焼させて五徳11,12に載置された調理容器を加熱するように機能する。
図1のように、ガスバーナ5の中心にはセンサ部15が設けられ、ガスバーナ6の中心にはセンサ部16が設けられている。センサ部15,16は上下方向に出退可能であり且つバネ(図示略)により上方に付勢されている。センサ部15は図3で示すサーミスタ7を備えたものであり、五徳11に調理鍋が載置された際に下方向へ押し下げられる構成をなすとともに、サーミスタ7によってその載置された調理鍋の下面温度を検出する。センサ部16は図3で示すサーミスタ8を備えたものであり、五徳12に調理鍋が載置された際に下方向へ押し下げられる構成をなすとともに、サーミスタ8によってその載置された調理鍋の下面温度を検出する。
図2のようにガスコンロ1の上面側において、天板部3の前端寄り且つ右端寄りの領域には、天板部3を貫通した形で点火スイッチ21,22がそれぞれ設けられている。点火スイッチ21,22はいずれも天板部3の上方側に突出した形で配置され、左側の点火スイッチ21は、ガスバーナ5の点火操作を行うためのスイッチとなっている。また、右側の点火スイッチ22は、ガスバーナ6の点火操作を行うためのスイッチとなっている。なお、天板部3の後端寄りの領域には、図示しないグリル排気口を覆う形で排気カバー部13が天板部3の一部として構成され、この排気カバー部13には複数の排気孔13Aが形成されている。
図1、図2に示すように、ガスコンロ1の前面にはグリル扉17とグリル点火スイッチ23とが各々設けられている。グリル点火スイッチ23は、図示しないグリルバーナの点火操作を行うためのスイッチとして構成されている。
図3のように、ガスバーナ5、ガスバーナ6及びグリルバーナには、イグナイタ25〜27が各々設けられている。イグナイタ25〜27は点火スイッチ21〜23の点火操作に夫々連動して火花を放電させて各種バーナに点火する機器である。また、ガスコンロ1には、ガスバーナ5にガスを供給する為の第1ガス供給管(図示略)と、ガスバーナ6にガスを供給する為の第2ガス供給管(図示略)と、グリルバーナにガスを供給する為の第3ガス供給管(図示略)とが設けられる。
図3を参照して、ガスコンロ1の電気的構成について説明する。
ガスコンロ1において、筐体本体4の内部には電源部40が収容されている。この電源部40は、例えば2本の乾電池が直列に接続された構成となっており、筐体本体4に対し直接又は他部材を介して間接的に固定されている。また、筐体本体4の内部には、基板本体に各種電子部品が実装されてなるメイン基板9が設けられ、このメイン基板9も筐体本体4に対して直接又は他部材を介して間接的に固定されている。
メイン基板9には、制御回路として機能するマイクロコンピュータ(以下、マイコンともいう)50が設けられている。このマイクロコンピュータ50は、CPU、ROM、RAM等に加え、更に、図示しないタイマやI/Oインタフェイス等を備える。マイクロコンピュータ50のCPUは、ガスコンロ1の各種動作を統括制御するものであり、各種演算処理を行い得る。また、マイクロコンピュータ50のROMにはガスコンロ1の各種制御プログラムが記憶されている。
マイクロコンピュータ50には、電源回路41、スイッチ入力回路42、サーミスタ入力回路43、イグナイタ回路45、安全弁回路46、電磁弁回路47、駆動回路62等が各々接続されている。
電源回路41は電源部40(例えば電池ボックスに搭載される2つの乾電池)からの電力供給を受け、各種回路に印加する直流電源を生成する機能を有する。スイッチ入力回路42は、点火スイッチ21〜23の押下を各々検出する。イグナイタ回路45は各種バーナのイグナイタ25〜27を各々駆動する。安全弁回路46は上述した第1〜第3ガス供給管にそれぞれ設けられた各安全弁28〜30の開閉を行う。電磁弁回路47は上述した第1、第2ガス供給管にそれぞれ設けられた各電磁弁31,32の開閉を行う。なお、マイクロコンピュータ50は、ガスバーナ5へと続く第1ガス供給管に設けられた電磁弁31や安全弁28の開放や閉塞を制御し得る部分であり、ガスバーナ6へと続く第2ガス供給管に設けられた電磁弁32や安全弁29の開放や閉塞を制御し得る部分である。
図1、図2で示すガスコンロ1には、発光する部品として単一のランプからなる発光部60のみが設けられている。発光部60は、例えばLEDなど発光素子によって構成されており、前面部4Aにおいて外側(前側)に光を放出する構成をなしている。
マイクロコンピュータ50は、駆動回路62に対し発光部60の駆動指示を与える構成をなす。駆動回路62は、マイクロコンピュータ50からの指令に応じて、発光部60の点灯、消灯を制御する。マイクロコンピュータ50は、制御部の一例に相当し、筐体部2の内部に設けられ、発光部60から放出される可視光の発光状態を変化させることで発光状態の変化に対応した情報を外部に送信する可視光通信を行うように機能する。
マイクロコンピュータ50には、電圧検出回路49が接続されている。電圧検出回路49は、電源部40(電池)の電圧を検出する公知の電圧検出回路として構成されており、マイクロコンピュータ50は、電圧検出回路49からの検出値を監視することで、電池電圧を把握している。
次に、ガスコンロ1で行われる可視光通信について説明する。
図4で示す表示処理は、ガスコンロ1の電源投入後、マイクロコンピュータ50によって所定の短時間毎に繰り返し実行される処理である。図4の処理では、処理開始に伴い、電池残量を判定する(S1)。S1では、電源部40の電圧(電池電圧)が閾値電圧未満であるか否かを判断し、電源部40の電圧(電池電圧)が閾値電圧未満である場合、S1にてYesに進む。S1にてYesに進む場合、発光部60を第1の発光状態(点灯状態)で表示する(S4)。S4で発光部60を点灯させる場合、発光部60を連続的且つ継続的に発光させ続ける。
S1において、電源部40の電圧(電池電圧)が閾値電圧以上であると判断される場合、S1にてNoに進む。S1にてNoに進む場合、所定のエラーが発生しているか否かを判断する(S2)。ガスコンロ1では、所定のエラーとして、着火不良、消火機能の作動、異常加熱防止機能の作動など、予め複数種類のエラー種別が登録されている。
S2の判断処理の時点で、エラーが生じていないと判断される場合、S2にてNoに進み、図4の処理を終了する。S2の判断処理の時点で、いずれかの部分にいずれかのエラーが生じていると判断される場合、S2にてYesに進む。
S2にてYesに進む場合、発光部60を第2の発光状態(点滅状態)で表示する(S3)。S3において点滅状態で表示する場合、例えば数秒程度の点灯状態と数秒程度の消灯状態とを交互に繰り返すように発光部60を点滅表示する。そして、点滅表示中の点灯期間に可視光通信を行う。
このように、本構成では、制御部に相当するマイクロコンピュータ50により表示制御がなされ、第一条件を満たした場合(具体的には、電源部40(電池)が所定の出力低下状態となったことを検出部が検出した場合)に発光部60を第一の発光状態(点灯状態)に制御する。そして、第二条件を満たした場合(電源部40(電池)の所定の出力低下状態とは異なるエラー状態が発生した場合)に発光部60を第一の発光状態(点灯状態)とは異なる第二の発光状態(点灯状態と消灯状態とが繰り返される点滅状態)に制御する。そして、第二の発光状態に制御する場合に可視光通信を行い、発光部60から放出される可視光の発光状態を変化させることで発光状態の変化に対応した情報を外部に送信する。
S2においてエラーが発生していると判断した場合(所定の異常状態が発生した場合)に、マイクロコンピュータ50はS3の処理を行い、発光部60を第二の発光状態に制御するとともに、第二の発光状態で行う可視光通信によりエラー(所定の異常状態)に関する詳細情報を送信する。
S3において点灯状態と消灯状態とを交互に繰り返すように発光部60を点滅表示する場合、点灯状態の期間に可視光信号を重畳させる。図5は、点滅表示のイメージ図であり、点滅表示を行う場合、点灯期間中には微小時間での発光部60の点灯と消灯が繰り返される。消灯期間中は、発光部60が連続的に消灯状態となる。
図6のように、点滅表示状態のときの点灯時間T1(点灯状態の期間)には、その点灯時間T1よりも十分小さい単位時間Δt(微小時間)が定められ、単位時間Δtの点灯信号と単位時間Δtの消灯信号と組み合わせた可視光信号が短時間毎に発せられる。なお、図6は、発光部60を駆動する駆動波形を例示したものであり、Lレベルの期間で発光部60が点灯し、Hレベルの期間に発光部60が消灯する。そして、Lレベルの波形が点灯信号であり「1」を表し、Hレベルの波形が消灯信号であり「0」を表す。
図6の例では、可視光信号S1の期間を単位時間Δtごとに区切ると、点灯信号、消灯信号、消灯信号、消灯信号、消灯信号、点灯信号、点灯信号、点灯信号となっており、可視光信号S1は、「10000111」のデータを表す。可視光信号S2の期間を単位時間Δtごとに区切ると、点灯信号、消灯信号、消灯信号、点灯信号、消灯信号、点灯信号、点灯信号、消灯信号となっており、可視光信号S2は、「10010110」のデータを表す。このように、短時間毎に設定される可視光信号S1,S2,S3・・・の各期間では、単位時間Δtの点灯信号によって「1」の値を伝送し、単位時間Δtの消灯信号によって「0」の値を伝送する。このようなデータの伝送によって必要な情報を送信することができる。
図4のS3では、このような可視光信号によって上述した詳細情報を送信する。詳細情報は、例えば、ガスコンロ1に固有に付された固有情報、ガスコンロ1の種類を特定する器具種特定情報、ガスコンロ1で生じた異常の種類を特定する異常種特定情報などを含んでおり、これらの情報は、例えばメモリ52に記憶されている。メモリ52は、記憶部の一例に相当し、例えば、不揮発性メモリなどの公知の半導体メモリによって構成されている。
詳細情報は、例えば、図7(A)のようなデータ構成とすることができる。図7(A)の例では、ガスコンロ1に固有に付された固有情報として固有ID(シリアルナンバー)が含まれている。また、ガスコンロ1の器具種を特定する器具種特性情報として製品番号(品番)やロット番号を含んでいる。これらの情報は予めメモリ52に記憶されており、S3で行われる可視光通信では、メモリ52からこれらの情報を読み出して外部に送信する。
また、S3で行われる可視光通信では、図7(A)のように、送信する情報として、S2で判断されたエラーの種別、そのエラーが生じている部分(エラー場所)などの情報を含めることができる。なお、複数種類のエラーが生じている場合には、図7(A)のように発生しているエラーに関する情報を全て含めることができる。
図4のS3の処理では、このような詳細情報を可視光通信によって発光部60から送信し、外部に設けられた受信装置(可視光信号を受信し、解析しうる装置)に伝送することができる。
以上のように、ガスコンロ1は、制御部に相当するマイクロコンピュータ50が可視光通信を行い、発光部60から放出される可視光の発光状態を変化させることで発光状態の変化に対応した情報を外部に送信することができる。従って、筐体部2を分解せずとも、ガスコンロ1の内部情報を読み取ることができるようになる。また、筐体部2に金属成分が含まれる場合、内部情報をRFID技術で読み取ることは困難であるが、この方法によれば内部情報を良好に読み取ることができる。
しかも、ガスコンロ1は、発光部60の表示によって、第一条件の成立時であるか、第二条件の成立時であるかを視覚的に把握することができ、第二条件の成立時には、視覚的な表示と可視光通信とが併用され、器具内部からの情報が取得できるようになる。つまり、第二の発光状態によって、可視光通信を行うべき時期を視覚的に把握することができ、可視光通信を行うべき時期に適切な対応をとりやすくなる。
制御部に相当するマイクロコンピュータ50は、第一条件を満たした場合に発光部60を点灯状態に制御し、第二条件を満たした場合に発光部60を点灯状態と消灯状態とが繰り返される点滅状態に制御し、発光部60が点滅状態に制御されているときの点灯期間に可視光通信を行う。この構成によれば、発光部60において、二種類の発光状態を発生させることができる。ユーザは、点滅状態となったことを視覚的に把握することで、可視光通信が行われるべき期間を知ることができる。
制御部に相当するマイクロコンピュータ50は、所定の異常状態が発生した場合に、発光部60を第二の発光状態に制御し、第二の発光状態で行う可視光通信により所定の異常状態に関する詳細情報を送信する構成である。この構成によれば、ユーザは、第二の発光状態を視覚的に把握することで、異常状態の発生を知ることができる。更に、可視光通信によってその異常状態に関する詳細情報をも取得することができ、異常状態の具体的な内容をより正確かつ詳細に把握可能となる。
詳細情報は、ガスコンロ1の種類を特定する器具種特定情報と、ガスコンロ1で生じた異常の種類を特定する異常種特定情報とを含んでいる。この構成によれば、異常状態が発生した場合に、ガスコンロ1の種類と異常の種類を電子情報として正確に把握することが可能となり、異常の解析、対応をより適切に行うことができるようになる。
ガスコンロ1は、電源部40(電池)と、電源部40(電池)が所定の出力低下状態となったことを検出する検出部(電圧検出回路49及びマイクロコンピュータ50)とを備え、発光部60は、ランプとして構成されている。制御部に相当するマイクロコンピュータ50は、電源部40(電池)が所定の出力低下状態となったことを検出部が検出した場合に発光部60(ランプ)を第一の発光状態とし、所定の出力低下状態とは異なるエラー状態が発生した場合に発光部60(ランプ)を第二の発光状態に制御して可視光通信を行う。この構成によれば、電池を備えたガスコンロ1において、必要性の高い表示部(ランプ)を効率的に利用し、より簡易な形で情報を出力できるようになる。
ガスコンロ1には、発光する部品として単一のランプのみが設けられている。このように、発光する部品として単一のランプのみを設けることで、部品数をより抑えることができ、構成を極めて簡素化することができる。このような構成では、詳細な情報表示が困難になるが、本構成のように可視光通信を行うようにすれば、簡素化を図った器具であっても詳細な情報を伝達することが可能となる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1では、メモリ52(記憶部)に記憶された情報として、図7(A)のような情報を挙げたが、図7(B)のように、過去に発生したエラーの履歴情報を含んでいてもよい。例えば、エラーが発生する毎にメモリ52に、エラー情報(エラー日時、エラー場所、エラー種別等)を記憶し、可視光通信を行うときにこのようなエラー履歴の情報を送信してもよい。例えば、図4のS3の処理で、図7(B)のような過去に発生したエラー履歴の情報を可視光通信で送信してもよく、ガスコンロ1に対して何らかの特別操作がなされた場合に図7(B)のようなエラー履歴の情報を可視光通信によって送信してもよい。いずれにしても、この構成によれば、筐体部2を分解しなくても過去に発生したエラーの履歴を把握することが可能となり、エラー解析をより簡単に行うことができる。
(2)上述した実施例では、発光部60が前面部に設けられた例を示したが、発光部が天板部に設けられていてもよい。
(3)上述した実施例では、点状或いは円形状の表示部として構成された発光部60を例示したが、これ以外の記号及び図形の少なくともいずれかを表示する表示部として発光部が構成されていてもよい。例えば、図8のように、電池の図形を模した形で発光部260が構成されていてもよい。この場合も、図4と同様の流れで表示処理を行うことができ、S1でYesに進む場合(電池電圧が閾値未満である場合)には、発光部260(電池図形を模した表示部)を点灯させ、電池図形を光らせるように表示制御を行う。一方、S1でNoに進み、S2でYesに進む場合には、実施例1と同様の可視光通信を行い、発光部260(電池図形を模した表示部)の図形では表しきれない情報を伝送することができる。この構成によれば、記号や図形の明示による情報表示と可視光通信による情報送信とを同一部分で兼用できる。特に、表示部を可視光通信に兼用すれば、部品点数の削減、コスト低減を図ることができ、スペース的にも有利になる。
(4)実施例1では、単純な円形タイプのランプとして構成される発光部60を例示したが、例えば、文字や数字を表示しうる表示部として構成されていてもよい。図9では、発光部60に代えて、2ケタの7セグメント方式の発光部360が用いられており、この発光部360では、文字や数字などを表示することができるようになっている。この場合も、図4と同様の流れで表示処理を行うことができ、S1でYesに進む場合(電池電圧が閾値未満である場合)には、例えば発光部360を点灯させ、所定のコード(電池残量不足を示すコード)を表示する。一方、S1でNoに進み、S2でYesに進む場合には、S3において、発生しているエラーのコードを発光部360に表示すると共に、その発光部360からの可視光通信により発光部360の図形では表しきれない情報(例えば、図7のような情報)を伝送することができる。この場合でも、制御部に相当するマイクロコンピュータ50は、少なくとも発光部360(表示部)で表示され得る情報とは異なる情報を可視光通信により外部に送信することができ、発光部360(表示部)によって表示されない情報さえも、外部に出力することが可能となる。
(5)実施例1では、第1の発光状態が点灯状態であり、第2の発光状態が点滅状態である例を示したが、第1の発光状態が点滅状態であり、第2の発光状態が点灯状態であってもよい。
(6)実施例1では、ガス器具の例としてガスコンロを例示したが、ガス給湯器、風呂システムなど、他のガス器具に適用してもよい。
1…ガスコンロ(ガス器具)
2…筐体部
3…天板部
4A…前面部
5,6…ガスバーナ
40…電源部
49…電圧検出回路(検出部)
50…マイクロコンピュータ(制御部、検出部)
60…発光部

Claims (6)

  1. 筐体部と、
    前記筐体部の外側に向けて可視光を放出する発光部と、
    前記筐体部の内部に設けられ、第一条件を満たした場合に前記発光部を第一の発光状態に制御し、第二条件を満たした場合に前記発光部を前記第一の発光状態とは異なる第二の発光状態に制御し、前記第二の発光状態に制御する場合に、前記発光部から放出される可視光の発光状態を変化させることで発光状態の変化に対応した情報を外部に送信する可視光通信を行う制御部と、
    を含むガス器具。
  2. 前記制御部は、前記第一条件を満たした場合に前記発光部を点灯状態に制御し、前記第二条件を満たした場合に前記発光部を点灯状態と消灯状態とが繰り返される点滅状態に制御し、前記発光部が前記点滅状態に制御されているときの点灯期間に前記可視光通信を行う請求項1のガス器具。
  3. 前記制御部は、所定の異常状態が発生した場合に、前記発光部を前記第二の発光状態に制御し、前記第二の発光状態で行う前記可視光通信により前記所定の異常状態に関する詳細情報を送信する請求項1又は請求項2に記載のガス器具。
  4. 前記詳細情報は、当該ガス器具の種類を特定する器具種特定情報と、当該ガス器具で生じた異常の種類を特定する異常種特定情報とを含む請求項3に記載のガス器具。
  5. 電池と、
    前記電池が所定の出力低下状態となったことを検出する検出部と、
    を備え、
    前記発光部は、ランプとして構成され、
    前記制御部は、前記電池が前記所定の出力低下状態となったことを前記検出部が検出した場合に前記ランプを前記第一の発光状態とし、前記所定の出力低下状態とは異なるエラー状態が発生した場合に前記ランプを前記第二の発光状態に制御して前記可視光通信を行う請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガス器具。
  6. 当該ガス器具には、発光する部品として単一の前記ランプのみが設けられている請求項5に記載のガス器具。
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