JP2017180744A - 電動弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】部材間の同芯性を容易に確保する。
【解決手段】ロータの回転運動を、雄ネジ部材と雌ネジ部材とのネジ結合により直線運動に変換し、この直線運動に基づいて弁本体内に収容された弁体を弁体案内部材の案内によって軸方向に移動させる電動弁であって、前記雌ネジ部材が前記弁体案内部材に圧入されて組み立てられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、冷凍サイクルなどに使用される電動弁に関する。
従来より、大型のパッケージエアコンや冷凍機に用いられる流量制御弁が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この流量制御弁においては、流量制御用として複数使用されていた電動弁を1つにまとめるなどの制御機器合理化等の背景から、大口径かつ高圧力差が生じた際にも良好な作動性を発揮できる性能が望まれるが、比較的大口径の流量制御は、マグネットのトルクにより発生するねじの推力に対し圧力差によって発生する弁体への負荷が大きく、弁体を作動させるために大きな駆動力が必要となる。
そこで、かかる弁体の作動性を向上させるべく、以下に説明するような構造が採用されている。たとえば、図6に示す流量制御弁101では、筒状保持部材114の内周面に摺接する弁体120にシール部材137を装着して弁室107の上方側に背圧室129を画成するとともに、弁ポート119内の圧力を弁体120に設けられた導通路124を介して背圧室129内に導入し、背圧室129内の圧力(背圧)を利用することで、閉弁状態における弁体120に作用する押し下げ力(閉弁方向に作用する力)と押し上げ力(開弁方向に作用する力)との圧力差による力をキャンセルし、弁体120に対する負荷を小さくしている。
この流量制御弁においては、弁漏れを防止し、かつ耐久性を向上させるべく、弁軸ホルダ106、筒状保持部材114、および弁本体130を高い精度で組み付ける必要がある。なお、弁軸ホルダ106、筒状保持部材114、および弁本体130を高い精度で組み付ける必要性については、圧力差による力をキャンセルする方式以外の方式を採用した流量制御弁であっても同様に要求される。
特開2014−35006号公報
ところで、上述の流量制御弁においては、弁軸ホルダ106を筒状保持部材114に組み付ける際に、図7(a)(図6の円F内)に示すように、フランジ部106fを筒状保持部材114の上端に形成された段差部分114aに係合させて芯出しを行った後に、フランジ部106fと筒状保持部材114の上端を溶接で固定している。この場合、弁軸ホルダ106と筒状保持部材114の同芯性を確保するためには、高精度の寸法公差が要求される上に、組み立て精度も必要とされる。
同様に、筒状保持部材114を弁本体130に組み付ける際には、図7(b)(図6の円G内)に示すように、筒状保持部材114に形成された段差部分114bを弁本体130に形成された段差部分130aに係合させ、気密性と耐圧強度を確保しながら筒状保持部材114と弁本体130をろう付けで固定している。この場合においても、組み付け時に筒状保持部材114と弁本体130の同芯性を確保するためには高精度の寸法公差が要求される。
本発明の目的は、部材間の同芯性を容易に確保することができる電動弁を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の電動弁は、
ロータの回転運動を、雄ネジ部材と雌ネジ部材とのネジ結合により直線運動に変換し、この直線運動に基づいて弁本体内に収容された弁体を弁体案内部材の案内によって軸方向に移動させる電動弁であって、
前記雌ネジ部材が前記弁体案内部材に圧入されて組み立てられていることを特徴とする。
これにより、電動弁を組み立てる場合において、高度の組み立て精度がなくても、容易に部材間の同芯性を容易に確保することができる。
また、本発明の電動弁は、
さらに前記弁体案内部材が前記弁本体に圧入されて組み立てられていることを特徴とする。
これにより、電動弁を組み立てる際に、容易に弁本体、弁体案内部材、および雌ネジ部材(弁軸ホルダ)の同芯性を確保することができ、弁本体、弁体案内部材、および雌ネジ部材(弁軸ホルダ)の位置決めや固定が的確になされる。
また、本発明の電動弁は、
前記弁体案内部材に段差を設けることにより、前記弁体案内部材に第1圧入部分と前記段差によって前記第1圧入部分よりも径を小さくした第2圧入部分を形成し、
前記弁体案内部材が、前記第1圧入部分を前記弁本体に圧入させて前記弁本体に組み付けられ、
前記雌ネジ部材が、前記弁体案内部材の前記第2圧入部分に圧入させて前記弁本体に組み付けられていることを特徴とする。
このように、弁体案内部材に段差を形成することにより、第1圧入部分と雌ネジ部材(弁軸ホルダ)との間、および第2圧入部分と弁本体との間にそれぞれ空間が形成され、弁体案内部材が径方向に弾性変形することを可能となる。このため、弁本体に弁体案内部材を、また弁体案内部材に雌ネジ部材(弁軸ホルダ)をそれぞれ円滑に圧入させることができ、電動弁を組み立て易くすることができる。また、弁体案内部材に段差を設けて空間を形成することにより、圧入を行う過程で弁体案内部材や雌ネジ部材(弁軸ホルダ)が傾いたとしても、弁体案内部材が径方向に弾性変形するため弁体案内部材や雌ネジ部材(弁軸ホルダ)が傾いたまま組み付けられることがなく、弁本体、弁体案内部材、および雌ネジ部材(弁軸ホルダ)のそれぞれの同芯性を的確に確保することができる。
本発明に係る電動弁によれば、部材間の同芯性を容易に確保することができる。
第1の実施の形態に係る電動弁の断面図である。 第1の実施の形態に係る電動弁の弁軸ホルダ(雌ネジ部材)の構造を示す図である。 図1に示した電動弁の要部拡大断面図である。 第2の実施の形態に係る電動弁の断面図である。 図4に示した電動弁の要部拡大断面図である。 特開2014−35006号公報に開示されている従来の流量制御弁の断面図である。 図6に示す従来の流量制御弁の要部拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る電動弁について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る電動弁2を示した断面図である。なお、本明細書において、「上」あるいは「下」とは図1の状態で規定したものである。すなわち、ロータ4は弁体17より上方に位置している。
この電動弁2では、非磁性体製で筒状のカップ形状をなすケース60の開口側の下方に、弁本体30が溶接などにより一体的に接続されている。
ここで、弁本体30は、ステンレス鋼板等の金属材料をプレス加工して製作されたプレス成型品であり、内部に弁室11を有している。また、弁本体30には、弁室11に直接連通するステンレス製や銅製の第1の管継手12が固定装着されている。さらに、弁本体30の下方内側には、断面円形の弁ポート16が形成された弁座部材30Aが組み込まれている。弁座部材30Aには、弁ポート16を介して弁室11に連通するステンレス製や銅製の第2の管継手15が固定装着されている。
ケース60の内周には、回転可能なロータ4が収容され、ロータ4の軸芯部分には、ブッシュ部材33を介して弁軸41が配置されている。ブッシュ部材33で結合されたこの弁軸41とロータ4とは、回転しながら上下方向に一体的に移動する。なお、この弁軸41の中間部付近の外周面には雄ネジ41aが形成されている。本実施の形態では、弁軸41が雄ネジ部材として機能している。
ケース60の外周には、図示しないヨーク、ボビン、およびコイルなどからなるステータが配置され、ロータ4とステータとでステッピングモータが構成されている。
ケース60の天井面にはガイド支持体52が固定されている。ガイド支持体52は、円筒部53と、円筒部53の上端側に形成された傘状部54とを有し、全体をプレス加工により一体成型されている。傘状部54はケース60の頂部内側と略同形状に成型されている。
ガイド支持体52の円筒部53内には、弁軸41のガイドを兼ねる筒部材65が嵌合されている。筒部材65は、金属あるいは合成樹脂による潤滑材入り素材あるいは表面処理を施された部材により構成され、弁軸41を回転可能に保持している。
弁軸41のブッシュ部材33より下方には、後述するように弁軸41との間でネジ結合Aを構成するとともに弁軸41の傾きを抑制する機能を有する弁軸ホルダ6が、弁本体30に対して相対的に回転不能に固定されている。
図2は、弁軸ホルダ6の構造を示す図である。ここで、図2(a)は、弁軸ホルダ6の側面図であり、図2(b)は、弁軸ホルダ6を上方から視た上面図である。また、図2(c)は、これを下方から視た下面図であり、図2(d)は、図2(b)のA−A断面図である。
図2に示すように、弁軸ホルダ6は、上部側の筒状小径部6aと下部側の筒状大径部6bと弁本体30の内周部側に収容される嵌合部6cと嵌合部6cから張り出したフランジ部6fとからなる部材である。ここで、筒状小径部6a、筒状大径部6b、および嵌合部6cは、たとえばPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂等の樹脂材料で形成されており、フランジ部6fは、ステンレス等の金属で形成されている。
また、図2(b)、(d)に示すように、嵌合部6cには、外周の四方に突出する突出部6c1が設けられている。さらに、この突出部6c1の外壁面によって形成される嵌合部6cの最大外径は、弁本体30の内周面側の直径よりも小さくならないように形成されている。このため、弁軸ホルダ6を弁体案内部材72に圧入すると、弁軸ホルダ6の突出部6c1を弁体案内部材72の大径部72aの内周面に密に係止させることができ、弁軸ホルダ6が弁体案内部材72に対して移動しないようにすることができる。また、フランジ部6fは、筒状大径部6bの下端を囲繞するリング形状を有している。
また、この弁軸ホルダ6の筒状小径部6aの上部開口部6gから所定の深さまで下方に向かって雌ネジ6dが形成されている。このため、本実施の形態では、弁軸ホルダ6が雌ネジ部材として機能している。なお、弁軸41の外周に形成された雄ネジ41aと、弁軸ホルダ6の筒状小径部6aの内周に形成された雌ネジ6dとにより、図1に示すネジ結合Aが構成されている。
さらに、弁軸ホルダ6の内部には、弁ガイド18を収容する収容室6hが形成されている。また、弁軸ホルダ6の筒状大径部6bの側面には、均圧孔51が穿設され、この均圧孔51により、図1に示すように、筒状大径部6b内の弁軸ホルダ室83と、ロータ収容室67(第2の背圧室)との間が連通している。このように均圧孔51を設けることにより、ケース60のロータ4を収容する空間と、弁軸ホルダ6内の空間とを連通することにより、弁軸ホルダ6の移動動作をスムーズに行うことができる。
また、弁軸41の下方には、筒状の弁ガイド18が弁軸ホルダ6の収容室6hに対して摺動可能に配置されている。この弁ガイド18は天井部21側がプレス成型により略直角に折り曲げられている。そして、この天井部21には貫通孔18aが形成されている。また、弁軸41の下方には、さらに鍔部41bが形成されている。
ここで、弁軸41は、弁ガイド18に対して回転可能、かつ径方向に変位可能となるように弁ガイド18の貫通孔18aに遊貫状態で挿入されており、鍔部41bは、弁ガイド18に対して回転可能、かつ、径方向に変位可能となるように弁ガイド18内に配置されている。また、弁軸41は貫通孔18aを挿通し、鍔部41bの上面41cが、弁ガイド18の天井部21に対向するように配置されている。なお、鍔部41bが弁ガイド18の貫通孔18aより大径であることにより、弁軸41の抜け止めがなされている。
弁軸41と弁ガイド18とが互いに径方向に移動可能であることにより、弁軸ホルダ6および弁軸41の配置位置に関して、さほど高度な同芯取付精度を求められることなく、弁ガイド18および弁体17との同芯性が得られる。
弁ガイド18の天井部21と弁軸41の鍔部41bとの間には、中央部には貫通孔が形成されたワッシャ70が設置されている。ワッシャ70は、高滑性表面の金属製ワッシャ、フッ素樹脂等の高滑性樹脂ワッシャあるいは高滑性樹脂コーティングの金属製ワッシャなどであることが好ましい。
さらに、弁ガイド18内には、圧縮された弁バネ27とバネ受け35とが収容されている。
また、弁本体30の内側には、弁体17の軸方向への移動を案内する弁体案内部材72が配置され、弁体17と弁体案内部材72との間には、シール部材48が介装されている。
ここで、弁体17内には、縦方向の孔部17bと横方向の導通孔17cが均圧路として形成されている。弁ポート16(第2の管継手15内)の圧力は、均圧路である孔部17b、導通孔17cを介して背圧室28に導かれる。
弁体案内部材72は、内部が貫通した筒体であり、最上位に位置するフランジ部72cと、その下方の大径部72aと、その下方の小径部72bとを有したもので、ステンレス鋼板等の金属材料をプレス成形することによって形成されている。また、弁体案内部材72の大径部72aの外周面側の直径は、弁本体30の内周面側の直径より若干大きく形成されている。このため、弁体案内部材72を弁本体30に圧入すると、弁体案内部材72の大径部72aを弁本体30の内周面に密に係止させることができ、弁体案内部材72が弁本体30に対して移動しないようにすることができる。
シール部材48は、断面L字状の環状パッキン48aの間に環状の補強板48bを挟んで形成された環状の部材である。なお、シール部材48においては、上方に配置された環状パッキン48aの上側、および下方に配置された環状パッキン48aの下側に、それぞれ環状パッキン48aを常に外側に付勢する板バネが配置されるのが好ましい。
次に、第1の実施の形態における電動弁2の要部について説明する。図3は、第1の実施の形態に係る電動弁2の要部を拡大した断面図である。図3に示すように、電動弁2においては、弁軸ホルダ6、弁体案内部材72、および弁本体30がそれぞれ独立した部材から構成されている。
ここで、電動弁2を組み立てる場合においては、まず弁体案内部材72が、弁本体30の内周面に大径部72aの外周面を接触させて弁本体30に圧入される。また、弁軸ホルダ6は、嵌合部6cの外周から突出する突出部6c1を弁体案内部材72の大径部72aの内周面に接触させて弁体案内部材72に圧入される。圧入後、弁軸ホルダ6のフランジ部6fの下面と、弁本体30の上端部と、弁体案内部材72のフランジ部72cとの間が溶接により一体的に全周に亘って密閉した状態に固定される。
このように、弁本体30の内周面に弁体案内部材72の大径部72aの外周面を接触させて弁体案内部材72を弁本体30に圧入させた場合、弁体案内部材72を弁本体30に密に係止させることができるため、弁体案内部材72は、自ずと弁本体30と同芯になる位置に配置される。同様に、弁軸ホルダ6の突出部6c1を弁体案内部材72の大径部72aの内周面に接触させて弁軸ホルダ6を弁体案内部材72に圧入させた場合、弁軸ホルダ6の突出部6c1を弁体案内部材72に密に係止させることができるため、弁軸ホルダ6は、自ずと弁体案内部材72と同芯になる位置に配置される。
したがって、第1の実施の形態に係る発明によれば、電動弁2を組み立てる際に、高度の組み立て精度がなくても、容易に弁本体30、弁体案内部材72、および弁軸ホルダ6の同芯性を確保することができ、弁本体30、弁体案内部材72、および弁軸ホルダ6の位置決めや固定が的確になされる。このため、同芯性を確保するために治具等を用いる必要もない。また、弁体案内部材72を弁本体30密に係止させることにより、弁体17の外方に形成される第1の部屋26と、弁体17と弁軸ホルダ6とで形成される背圧室28との間が確実に密閉されため、第1の部屋26と背圧室28との間の圧力漏れを防止することができる。
次に、図面を参照して第2の実施の形態に係る電動弁について説明する。この第2の実施の形態に係る電動弁は、第1の実施の形態において、弁体案内部材72に段差を設けたものである。従って、第1の実施の形態と同様の構成についての説明は省略し、異なる部分のみについて説明する。
図4は、第2の実施の形態に係る電動弁の断面図である。図4に示すように、弁体案内部材72は、大径部72a、下方の小径部72b、フランジ部72cを備えている。また、大径部72aには、全周に亘って段差74が形成されている。図5は、電動弁202の要部である段差74の近傍を拡大した断面図である。図5に示すように、弁体案内部材72の大径部72aは、段差74を境に径を変えて構成され、段差74の上方に形成された第1圧入部分75と、段差74の下方に形成された第1圧入部分75よりも径の小さな第2圧入部分76を備えている。なお、このように、弁体案内部材72の大径部72aに段差74を形成することにより、第1圧入部分75と弁軸ホルダ6との間に空間82が形成され、第2圧入部分76と弁本体30との間に空間84が形成される。このため、弁体案内部材72を径方向に弾性変形させることができる。
また、第1圧入部分75の外周面側の直径は、弁本体30の内周面側の直径より若干大きく形成されているため、弁体案内部材72を弁本体30に圧入すると、第1圧入部分75が弁本体30の内周面に密に係止される。同様に、突出部6c1の外壁面によって形成される弁軸ホルダ6の嵌合部6cの最大外径は、第2圧入部分76の内周面側の直径よりも小さくならないように形成されているため、弁軸ホルダ6を弁体案内部材72に圧入すると、弁軸ホルダ6の突出部6c1が第2圧入部分76の内周面に密に係止される。
ここで、電動弁202を組み立てる場合において、弁体案内部材72は、弁本体30の内周面に大径部72aの第1圧入部分75の外周面を接触させて弁本体30に圧入される。この場合、第1圧入部分75と弁軸ホルダ6との間には空間82が形成されているため、弁本体30の内周面の反力によって第1圧入部分75が径方向に収縮可能となり、弁体案内部材72に段差74がない場合と比較して円滑に弁本体30に圧入される。
また、弁軸ホルダ6は、嵌合部6cの外周から突出する突出部6c1を弁体案内部材72の大径部72aの第2圧入部分76の内周面に接触させて弁体案内部材72に圧入される。この場合、第2圧入部分76と弁本体30との間には空間84が形成されているため、弁軸ホルダ6の突出部6c1によって第2圧入部分76が径方向に拡張可能となり、弁軸ホルダ6は、円滑に弁体案内部材72に圧入される。
圧入後、弁軸ホルダ6のフランジ部6fの下面と、弁本体30の上端部と、弁体案内部材72のフランジ部72cとの間が溶接により一体的に全周に亘って密閉した状態に固定される。
この第2の実施の形態に係る発明によれば、大径部72aに段差74を設けて空間82、空間84を形成し、弁体案内部材72が径方向に弾性変形することを可能とすることにより、弁本体30に弁体案内部材72を、また弁体案内部材72に弁軸ホルダ6をそれぞれ円滑に圧入させることができ、電動弁202を組み立て易くすることができる。また、弁体案内部材72の両サイドに段差74によって形成された空間82、空間84を設けることにより、圧入を行う過程で弁体案内部材72や弁軸ホルダ6が傾いたとしても、弁体案内部材72が径方向に弾性変形するため弁体案内部材72や弁軸ホルダ6が傾いたまま組み付けられることがなく、弁本体30、弁体案内部材72、および弁軸ホルダ6のそれぞれの同芯性を的確に確保することができる。
なお、上述の各実施の形態においては、均圧路として孔部17b、導通孔17cを弁体17内に設けた場合を例に説明しているが、必ずしも弁体17内に均圧路を設けなくてもよい。たとえば、弁体17内に均圧路を設けることに代えて、別途、弁ポート16の圧力を背圧室28に導く配管部材を配置してもよい。
さらに、上述の各実施の形態においては、弁体17と弁体案内部材72との間にシール部材48を介装し、弁ポート16の圧力を均圧路によって背圧室28に導くことで弁体17に作用する圧力による力を打ち消す構造を備えた電動弁2を例に説明しているが、このような構造を備えない電動弁であってもよい。
2 電動弁
6 弁軸ホルダ(雌ネジ部材)
6c 嵌合部
6c1 突出部
6d 雌ネジ
17 弁体
30 弁本体
41 弁軸
41a 雄ネジ
48 シール部材
72 弁体案内部材
72a 大径部
72b 小径部
72c フランジ部
74 段差
75 第1圧入部分
76 第2圧入部分
82 空間
84 空間
また、図2(b)、()に示すように、嵌合部6cには、外周の四方に突出する突出部6c1が設けられている。さらに、この突出部6c1の外壁面によって形成される嵌合部6cの最大外径は、弁体案内部材72の大径部72aの内周面側の直径よりも小さくならないように形成されている。このため、弁軸ホルダ6を弁体案内部材72に圧入すると、弁軸ホルダ6の突出部6c1を弁体案内部材72の大径部72aの内周面に密に係止させることができ、弁軸ホルダ6が弁体案内部材72に対して移動しないようにすることができる。また、フランジ部6fは、筒状大径部6bの下端を囲繞するリング形状を有している。
ここで、弁軸41は、弁ガイド18に対して回転可能、かつ径方向に変位可能となるように弁ガイド18の貫通孔18aに遊貫状態で挿入されており、鍔部41bは、弁ガイド18に対して回転可能、かつ、径方向に変位可能となるように弁ガイド18内に配置されている。また、弁軸41は貫通孔18aを挿通し、鍔部41bの上面が、弁ガイド18の天井部21に対向するように配置されている。なお、鍔部41bが弁ガイド18の貫通孔18aより大径であることにより、弁軸41の抜け止めがなされている。

Claims (3)

  1. ロータの回転運動を、雄ネジ部材と雌ネジ部材とのネジ結合により直線運動に変換し、この直線運動に基づいて弁本体内に収容された弁体を弁体案内部材の案内によって軸方向に移動させる電動弁であって、
    前記雌ネジ部材が前記弁体案内部材に圧入されて組み立てられていることを特徴とする電動弁。
  2. さらに前記弁体案内部材が前記弁本体に圧入されて組み立てられていることを特徴とする請求項1記載の電動弁。
  3. 前記弁体案内部材に段差を設けることにより、前記弁体案内部材に第1圧入部分と前記段差によって前記第1圧入部分よりも径を小さくした第2圧入部分を形成し、
    前記弁体案内部材が、前記第1圧入部分を前記弁本体に圧入させて前記弁本体に組み付けられ、
    前記雌ネジ部材が、前記弁体案内部材の前記第2圧入部分に圧入させて前記弁本体に組み付けられていることを特徴とする請求項2記載の電動弁。
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