JP2017179984A - フォーク式駐車装置 - Google Patents

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Masaharu Okuma
政春 大隈
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Abstract

【課題】同じ敷地面積であっても、従来のフォーク式駐車装置より長い車長の車両を駐車させることができるフォーク式駐車装置を提供する。【解決手段】上下に延びる昇降路3に隣接し車両2を格納する格納棚4と、昇降路3と格納棚4との間で横行可能な櫛型トレイ6と、昇降路3及び格納棚4の車両2の長手方向両端部において車両2の幅方向に延び櫛型トレイ6を横行可能に支持する一対の横行レール8と、櫛型トレイ6を横行させる駆動装置18と、を備える。横行レール8は、幅方向に配列され櫛型トレイ6を載せる複数のローラ12と、長手方向に延びるローラ12の回転軸14と、ローラ12を間に挟んだ回転軸14の両端部を回転可能に支持する一対の鋼板11を有するレール部材10と、を有する。ローラ12の上端部は、レール部材10の上端部より上方に位置する。駆動装置18は、ローラ12を回転させることにより櫛型トレイ6を横行させる。【選択図】図3

Description

本発明は、櫛型ケージを用いるフォーク式駐車装置に関する。
フォーク式駐車装置は、車両を載せて昇降する櫛型ケージと、格納棚に車両を載せて格納する櫛型トレイとを用いて、車両だけを搬送するエレベータ式駐車装置である。
かかるフォーク式駐車装置は、例えば特許文献1に開示されている。
以下の説明において、車両の長手方向を単に「長手方向」とし、車両の幅方向を単に「幅方向」とする。
櫛型ケージと櫛型トレイは、車両の車輪を載せる複数の歯部を有する。これらの歯部は、同一位置で互いに干渉しないように、それぞれ互いに異なる位置に設けられている。
櫛型ケージは、その歯部に車両の車輪を載せて昇降路を昇降し、櫛型トレイは、その歯部に車両の車輪を載せて格納棚と昇降路の間を横行する。
従来のフォーク式駐車装置において、櫛型トレイを格納棚と昇降路の間で横行させるために、格納棚と昇降路の長手方向両端部に、それぞれ横行レールが設けられている。
特開2014−15816号公報
図1は、従来のフォーク式駐車装置101の基準階(格納棚4がある階)の平面図である。図2は、図1のA−A矢視図とB−B矢視図である。図2(A)は図1のA−A矢視図であり、図2(B)は図1のB−B矢視図である。
上述した従来のフォーク式駐車装置101(以下、従来の駐車装置101)の横行レール108は、幅方向に延びる中空の四角柱の角パイプ120、複数のローラ112、及び駆動装置18を備えていた。複数のローラ112は、長手方向に延びて角パイプ120を貫通する回転軸114の長手方向内側端部(櫛型トレイ106に搭載する車両側の端部)に設けられ、駆動装置18がそのローラ112を回転させていた。櫛型トレイ106の長手方向両端部には、長手方向に延びる鉛直面による断面がコの字型であり、幅方向に延び、長手方向外方に開口する溝形鋼122が設けられている。
複数のローラ112は、この溝形鋼122の開口に長手方向外方から嵌ることにより、櫛型トレイ106を支持する。櫛型トレイ106は、駆動装置18がローラ112を回転させることによって横行する。
従来の駐車装置101は、櫛型トレイ106の溝形鋼122の構成により、ローラ112が角パイプ120の長手方向内側の壁面から長手方向内側に突出して設けられている必要があった。
また櫛型トレイ106と車両2の荷重は、ローラ112の回転軸114の長手方向内側端部にかかる。この荷重は、角パイプ120の長手方向内側の壁面と回転軸114との接点を支点として下方にかかる。回転軸114は、角パイプ120の長手方向外側の壁面を貫通している。そのため、回転軸114の長手方向内側端部にかかった荷重は、角パイプ120の長手方向外側の壁面に支持される。このとき、支点から角パイプ120の長手方向外側の壁面までの長さが長いほど、角パイプ120のその壁面にかかる負担は小さくなる。
そのため、従来の駐車装置101は、長手方向における内側の面と外側の面との距離が十分に離れた角パイプ120を使用する必要がある。
したがって、従来よりも車長の長い車両2を駐車させるために横行レール108の省スペース化を図ろうとしても、横行レール108の設置に必要な長手方向の長さを小さくすることができなかった。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、従来のフォーク式駐車装置と同じ敷地面積であっても、従来のフォーク式駐車装置より長い車長の車両を駐車させることができるフォーク式駐車装置を提供することにある。
本発明によれば、上下に延びる昇降路に隣接し車両を格納する格納棚と、前記昇降路と前記格納棚との間で横行可能な櫛型トレイと、前記昇降路及び前記格納棚の前記車両の長手方向両端部において前記車両の幅方向に延び前記櫛型トレイを横行可能に支持する一対の横行レールと、前記櫛型トレイを横行させる駆動装置と、を備えたフォーク式駐車装置であって、
前記横行レールは、幅方向に配列され前記櫛型トレイを載せる複数のローラと、
前記長手方向に延びる前記ローラの回転軸と、
前記ローラを間に挟んだ前記回転軸の両端部を回転可能に支持する一対の鋼板を有するレール部材と、を有し、
前記ローラの上端部は、前記レール部材の上端部より上方に位置し、
前記駆動装置は、前記ローラを回転させることにより前記櫛型トレイを横行させる、フォーク式駐車装置が提供される。
また、前記櫛型トレイは、前記ローラ上で幅方向に延びる一対の水平部材と、
前記長手方向に延び一対の前記水平部材を連結する連結材と、
前記連結材から前記幅方向に延び前記車両の車輪を載せる複数の歯部と、を有する。
また、前記車両を位置させる空間である格納スペースを前記櫛型トレイ上に有し、
前記格納スペースの長手方向上端部に、隅切りが設けられている。
また、前記櫛型トレイは、前記ローラ上で幅方向に延びる平板と、該平板の前記長手方向内側端部から下方に延びる垂直板と、を有する一対のアングルと、
前記長手方向に延び対向する前記垂直板を連結する連結材と、
前記連結材から前記幅方向に延び前記車両の車輪を載せる複数の歯部と、を有する。
また、前記鋼板は、前記ローラを間に挟んで対向し該ローラの上端部より下方で互いに連結される。
また、前記レール部材は、前記長手方向に延びる鉛直面による断面がU字型であるU字型鋼材であり、
前記鋼板は、前記U字型鋼材の長手方向内側の壁面と長手方向外側の壁面であり、
前記U字型鋼材は、一対の鋼板の間で上方に開口する溝を有する。
また、前記回転軸は、前記ローラより長手方向外側の鋼板から長手方向外方に延び、
前記駆動装置は、前記長手方向外側の鋼板より長手方向外方に位置する前記回転軸を回転させる。
上述した本発明の装置によれば、横行レールが、複数のローラを一対の鋼板の間に有し、回転軸の両端部を鋼板で支持するので、従来のフォーク式駐車装置における角パイプからローラの長手方向内側端面までの距離の分、横行レールの長手方向長さを短く設定できる。
また、ローラにかかる櫛型トレイと車両との下向きの荷重は、一対の鋼板の両方で支持することとなるため、支点を中心とするトルクが回転軸に発生しない。それにより、それぞれの鋼板にかかる負担の増減は、一対の鋼板の間隔に依存しない。
したがって、鋼板の間隔を短く設定しても、それぞれの鋼板にかかる負担は変わらないため、鋼板の間隔を長く設ける必要が無い。
そのため本発明の装置は、横行レールの長手方向の長さを短く設定できるので、その分、対向する横行レールの間隔を広く設けることができる。それにより、従来のフォーク式駐車装置と敷地面積が同じであったとしても、櫛型トレイの長手方向長さを長くすることができ、従来のフォーク式駐車装置より車長の長い車両を駐車させることができる。
従来のフォーク式駐車装置の基準階(格納棚がある階)の平面図である。 図1のA−A矢視図とB−B矢視図である。 本発明のフォーク式駐車装置の基準階(格納棚がある階)の平面図である。 図3のC−C矢視図である。 櫛型トレイが第1実施例であるときのD−D矢視図である。 櫛型トレイが第1実施例であるときの図3のE−E矢視図である。 櫛型トレイが第2実施例であるときの図3のD−D矢視図である。 櫛型トレイが第2実施例であるときの図3のE−E矢視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図3は、本発明のフォーク式駐車装置1の基準階(格納棚4がある階)の平面図である。図4は、図3のC−C矢視図である。
本発明のフォーク式駐車装置1(以下、駐車装置1)は、昇降路3、格納棚4、櫛型ケージ16、櫛型トレイ6、横行レール8、及び駆動装置18を備える。
本発明の駐車装置1は、車両2を載せて昇降する櫛型ケージ16と、格納棚4に車両2を載せて格納する櫛型トレイ6とを用いて、車両2だけを搬送するエレベータ式駐車装置である。
櫛型ケージ16は、その歯部16dに車両2の車輪2aを載せて昇降路3を昇降する。
櫛型ケージ16は、櫛型トレイ6と同一位置で、櫛型トレイ6の歯部6aとは異なる位置に歯部16dを有する。同一位置で櫛型ケージ16の歯部16dと櫛型トレイ6の歯部6aが互いにすれ違うため、これらの歯部6a、16dは互いに干渉しない。
昇降路3は、櫛型ケージ16が昇降する上下に延びる通路である。
格納棚4は、昇降路3に隣接し、車両2を格納する。各格納棚4に格納される車両2は、櫛型トレイ6の歯部6aに載せられて、格納される。
横行レール8は、昇降路3及び格納棚4の長手方向両端部に一対設けられ、幅方向に延び、櫛型トレイ6を横行可能に支持する。それにより横行レール8は、櫛型トレイ6を格納棚4と昇降路3の間で横行させる。
本発明の横行レール8は、レール部材10、回転軸14、及び複数のローラ12を有する。
また、レール部材10は、向かい合う一対の鋼板11を有する。以下、レール部材10の長手方向内側で上下方向に延びる鋼板11を「内板10b」とし、長手方向外側で上下方向に延びるレール部材10の鋼板11を「外板10c」とする。
複数のローラ12は、昇降路3及び格納棚4の長手方向両端部で幅方向に配列する。ローラ12の上端部は、レール部材10の上端部より上方に位置する。この構成により、ローラ12は、その上部に櫛型トレイ6を載せ、回転により櫛型トレイ6を横行させる。
回転軸14は、ローラ12の回転軸であり、長手方向に延びる。
ローラ12を間に挟んだ回転軸14の両端部は、回転可能に一対の鋼板11に支持される。
回転軸14は、レール部材10の外板10c(すなわちローラ12より長手方向外側に位置する鋼板11)からさらに長手方向外方に延びる。例えば図4の例では、外板10cより長手方向外方に位置する部分の回転軸14にスプロケット14aが取り付けられている。スプロケット14aには、チェーン14bが巻き付けられており、チェーン14bが回転することによって、スプロケット14aが回転する。回転軸14は、スプロケット14a及びローラ12と同期して回転する。
次に横行レール8のレール部材10について説明する。
図3においてレール部材10は、昇降路3及び格納棚4の長手方向両端部に一対設けられ、幅方向に延びる水平の部材である。レール部材10は、図示しない部材を介して棚柱や梁に固定されている。
レール部材10は、図3に示すように、格納棚4又は昇降路3の幅方向一端部から他端部にかけて、幅方向に延びていてもよい。しかしそれに限らず、レール部材10は、1つ又は複数のローラ毎に分割されて、図示しない部材を介して棚柱や梁に固定されていてもよい。
図4の例において、レール部材10は、長手方向に延びる鉛直面による断面がU字型のU字型鋼材であり、上方に開口した溝10aを有する。
図4の鋼板11は、U字型鋼材の長手方向内側の壁面(内板10b)と長手方向外側の壁面(外板10c)である。溝10aは、内板10bと外板10cの間に形成される。内板10bと外板10cは、下端部で互いに連結され、U字型鋼材のU字型の断面形状を形成する。
図4の例のローラ12は、溝10aの内部に複数設けられ、その上部が溝10aから上方に突出する。またこの図の回転軸14は、内板10bと外板10cに両端部を支持され、溝10aを横切って長手方向に延びる。
溝10aは、レール部材10の全長にわたって連続して設けられていてもよく、断続的に設けられていてもよい。
なお、レール部材10の構成は、U字型鋼材に限らない。
本発明のレール部材10の形状は、対向する一対の鋼板11が幅方向に延び、ローラ12を間に挟んだ状態で回転軸14の両端部を回転可能に鋼板11で支持する形状であればよい。一対の鋼板11は、そのローラ12の上端部より下方で互いに連結されていてもよく、一対の鋼板11のそれぞれが、各々図示しない部材を介して棚柱や梁に固定されていてもよい。
レール部材10は、図4の例のように一体に成形されていてもよく、別々に設けられた鋼板11を連結することにより成形してもよい。
駆動装置18は、櫛型トレイ6を横行させる装置である。例えば駆動装置18は、スプロケット14aに巻き付けられたチェーン14bを回転させることにより、外板10cより長手方向外方に位置する回転軸14を回転させる。それにより駆動装置18は、ローラ12を回転させて、櫛型トレイ6を横行させる。
以下、櫛型トレイ6について説明する。
櫛型トレイ6は、その複数の歯部6aに車両2の車輪2aを載せて、格納棚4と昇降路3との間で横行する。
(第1実施例)
図5は、櫛型トレイ6が第1実施例であるときの図3のD−D矢視図である。なお、図5において、24は落下防止板である。
本実施例の櫛型トレイ6は、ローラ上で幅方向に延びる一対の水平部材6bと、長手方向に延び一対の水平部材6bを連結する連結材6fと、連結材6fから幅方向に延び車両2の車輪2aを載せる複数の歯部6aと、を有する。
水平部材6bは、例えば溝形鋼や角パイプであってもよい。例えば図4の例では、ローラ12に接する水平部材6bの下面に、下向きの弧を形成し幅方向に延びるローラ接触部材6eが設けられている。
ローラ接触部材6eの厚みは、幅方向両端に向かうに連れて漸減する。ローラ接触部材6eの幅方向両端部にこのようなテーパが設けられていることにより、櫛型トレイ6が昇降路3と格納棚4との間を移動する際に、隣接する横行レール8に円滑に移ることができる。
図6は、櫛型トレイ6が第1実施例であるときの図3のE−E矢視図である。なお、図6において、26は水切り板である。
駐車装置1が本実施例の櫛型トレイ6を備える場合、駐車装置1は、格納スペースQを櫛型トレイ上に有する。ここで、格納スペースQは、車両2を位置させることができる空間である。
本実施例の格納スペースQの長手方向上端部には、隅切りRが設けられている。隅切りRとは、直方体の角を平面で切り落とした形状をいう。本実施例の格納スペースQの長手方向上端部は、隅切りRが設けられることにより、欠けている。この隅切りRには、駐車する車両2の一部が入らない。それにより本実施例の横行レール8は、この格納スペースQの隅切りRに設けられる。
したがって、格納スペースQに隅切りRが設けられることにより、その隅切りRを利用できる。例えば隅切りRに、横行レール8や駆動装置18を配置してもよい。
(第2実施例)
図7は、櫛型トレイ6が第2実施例であるときの図3のD−D矢視図である。なお、図7において、24は落下防止板である。
本実施例の櫛型トレイ6は、一対のアングル6dと、それらを連結する連結材6fと、複数の歯部6aと、を有する。
一対のアングル6dは、ローラ上で幅方向に延びる平板と、平板の長手方向内側端部から下方に延びる垂直板と、を有する。連結材6fは、長手方向に延び、対向する垂直板を連結する。複数の歯部6aは、連結材6fから幅方向に延び、車両2の車輪2aを載せる。
連結材6fがアングル6dの垂直板に連結されることにより、横行レール8とほぼ同じ高さに連結材6fや歯部6aを設けることができる。
図8は、櫛型トレイ6が第2実施例であるときの図3のE−E矢視図である。なお、図8において、26は水切り板である。
図8に示すように、櫛型トレイ6が第2実施例であるときは、横行レール8と櫛型トレイ6の高さがほぼ同じであるため、隅切りRが要らず、格納スペースQが直方体形状となる。それにより、格納スペースQとほぼ同じ大きさであって横から見たときの長手方向上端部の形状が矩形の車両2であっても、横行レール8に衝突させずに、駐車装置1に駐車させることができる。
その他の第2実施例の櫛型トレイ6の構成及び効果は、第1実施例の櫛型トレイ6と同様である。
なお、本発明の櫛型トレイ6は、第1実施例、第2実施例の構成に限らず、その他の構成でもよい。
上述した本発明の装置によれば、横行レール8が、複数のローラ12を一対の鋼板11の間に有し、回転軸14の両端部を鋼板11で支持するので、従来の駐車装置101における角パイプ120より横行レール8の長手方向長さを短く設定できる。つまり、本発明の駐車装置1は、従来の駐車装置101における角パイプ120からローラ12の長手方向内側端面までの距離L1(図2を参照)の分、横行レール8の長手方向長さを短く構成できる。
また、ローラ12にかかる櫛型トレイ6と車両2との下向きの荷重は、一対の鋼板11の両方で支持することとなるため、支点を中心とするトルクが回転軸14に発生しない。それにより、それぞれの鋼板11にかかる負担の増減は、一対の鋼板11の間隔に依存しない。
したがって、鋼板11の間隔が短くても、それぞれの鋼板11にかかる負担は変わらないため、鋼板11の間隔を長く設ける必要が無い。それゆえ、レール部材10の長手方向長さを従来の駐車装置101の角パイプ120より短く設定することができる。
そのため本発明の装置は、横行レール8の長手方向の長さを短く設定できるので、その分、対向する横行レール8の間隔を広く設けることができる。それにより、従来の駐車装置101と敷地面積が同じであったとしても、櫛型トレイ6の長手方向長さを長くすることができ、従来の駐車装置101より車長の長い車両2を駐車させることができる。
また従来の駐車装置101と同じ車長の車両2を駐車させるとしたならば、従来の駐車装置101より敷地面積を小さくすることができる。
それにより、従来の駐車装置101より駐車装置1の建屋の外壁の面積を少なくすることができるので、外壁の施工費用を抑えることができる。また敷地面積が小さくなるので、その分、消火設備の容量を縮小できる。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
1,101 フォーク式駐車装置、2 車両、2a 車輪、
3 昇降路、4 格納棚、6,106 櫛型トレイ、
6a,106a 歯部、6b 水平部材、6d アングル、
6e ローラ接触部材、6f 連結材、
8,108 横行レール、10 レール部材、10a 溝、
10b 内板、10c 外板、11 鋼板、12,112 ローラ、
14,114 回転軸、14a,114a スプロケット、14b チェーン、
16 櫛型ケージ、16d 歯部、18 駆動装置、24 落下防止板、
26 水切り板、120 角パイプ、122 溝形鋼、
Q 格納スペース、R 隅切り

Claims (7)

  1. 上下に延びる昇降路に隣接し車両を格納する格納棚と、前記昇降路と前記格納棚との間で横行可能な櫛型トレイと、前記昇降路及び前記格納棚の前記車両の長手方向両端部において前記車両の幅方向に延び前記櫛型トレイを横行可能に支持する一対の横行レールと、前記櫛型トレイを横行させる駆動装置と、を備えたフォーク式駐車装置であって、
    前記横行レールは、幅方向に配列され前記櫛型トレイを載せる複数のローラと、
    前記長手方向に延びる前記ローラの回転軸と、
    前記ローラを間に挟んだ前記回転軸の両端部を回転可能に支持する一対の鋼板を有するレール部材と、を有し、
    前記ローラの上端部は、前記レール部材の上端部より上方に位置し、
    前記駆動装置は、前記ローラを回転させることにより前記櫛型トレイを横行させる、フォーク式駐車装置。
  2. 前記櫛型トレイは、前記ローラ上で幅方向に延びる一対の水平部材と、
    前記長手方向に延び一対の前記水平部材を連結する連結材と、
    前記連結材から前記幅方向に延び前記車両の車輪を載せる複数の歯部と、を有する、請求項1に記載のフォーク式駐車装置。
  3. 前記車両を位置させる空間である格納スペースを前記櫛型トレイ上に有し、
    前記格納スペースの長手方向上端部に、隅切りが設けられている、請求項2に記載のフォーク式駐車装置。
  4. 前記櫛型トレイは、前記ローラ上で幅方向に延びる平板と、該平板の前記長手方向内側端部から下方に延びる垂直板と、を有する一対のアングルと、
    前記長手方向に延び対向する前記垂直板を連結する連結材と、
    前記連結材から前記幅方向に延び前記車両の車輪を載せる複数の歯部と、を有する、請求項1に記載のフォーク式駐車装置。
  5. 前記鋼板は、前記ローラを間に挟んで対向し該ローラの上端部より下方で互いに連結される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のフォーク式駐車装置。
  6. 前記レール部材は、前記長手方向に延びる鉛直面による断面がU字型であるU字型鋼材であり、
    前記鋼板は、前記U字型鋼材の長手方向内側の壁面と長手方向外側の壁面であり、
    前記U字型鋼材は、一対の鋼板の間で上方に開口する溝を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のフォーク式駐車装置。
  7. 前記回転軸は、前記ローラより長手方向外側の鋼板から長手方向外方に延び、
    前記駆動装置は、前記長手方向外側の鋼板より長手方向外方に位置する前記回転軸を回転させる、請求項1〜6のいずれか一項に記載のフォーク式駐車装置。
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