JP2017179922A - 作業機の油圧システム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1の走行系の油圧システムは、低速(1速)と高速(2速)とに切り換え可能なHSTモータと、HSTモータを1速又は2速に切換可能な油圧切換弁と、複数の位置に可能な方向切換弁とを備えている。特許文献1では、方向切換弁を所定の位置に切り換えることによって、油圧切換弁の受圧部に作用する作動油の圧力が変化し、その結果、油圧切換弁が1速に対応する第1位置に切り換わったり、2速に対応する第2位置に切り換わっていた。即ち、走行系の油圧システムでは、方向切換弁を所定位置に切り換えることによって、油圧切換弁(HSTモータ)を1速又は2速に切り換えていた。
作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、前記切換位置に切り換わる作動油の切換圧よりも低い圧力であって所定の圧力である付与圧を前記油圧切換弁に付与可能な比例弁と、前記油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、前記油圧切換弁に付与された作動油の圧力を検出可能な測定装置と、を備え、前記比例弁は、前記測定装置で検出された作動油の圧力が、前記付与圧が所定以上である場合に、前記比例弁による与圧を停止する。
弁は、前記走行油圧装置の速度を減速した際には、前記油圧切換弁に作用する作動油の圧力を付与圧未満にする。
前記比例弁は、前記走行油圧装置の速度の変更後に、付与圧の付与を停止する。
作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、前記作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、前記切換位置に切り換わる作動油の切換圧よりも低い圧力であって所定の圧力である付与圧を前記油圧切換弁に付与可能な比例弁と、前記油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、作動油の圧力に応じて前記走行油圧装置を制動する制動状態と前記制動状態を解除する解除状態とに切換可能な制動装置と、前記制動装置を制動状態にする制動位置と前記制動装置を解除状態にする解除位置とに切換可能な作動弁と、を備え、前記比例弁は、前記作動弁が制動位置である場合には、作動油を前記油圧切換弁に付与する付与圧を所定以上にする。
作業機の油圧システムは、前記走行油圧装置の操作を行う操作部材を備え、前記操作部材の操作が行われていない状態で前記作動弁が解除位置である場合には、前記走行油圧ポンプへの作動油の付与を停止する。
作業機の油圧システムは、外気の温度を検出可能な第2測定装置を備え、前記比例弁は、前記第2測定装置で測定した外気の温度が所定以下である場合に、前記付与圧を所定以上にする。
測定した作動油の圧力に基づいて前記比例弁を制御する制御装置と、を備えている。
前記制御装置は、前記測定装置で検出された作動油の圧力が、前記付与圧に一致するように前記比例弁を制御する。
作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、前記切換位置に切り換わる作動油の切換圧よりも低い圧力であって所定の圧力である付与圧を前記油圧切換弁に付与可能な比例弁と、前記油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、前記油圧切換弁に付与された作動油の圧力を検出可能な測定装置と、前記比例弁を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記測定装置で検出された作動油の圧力と前記付与圧とが一致するように前記比例弁を制御する。
[第1実施形態]
まず、作業機の全体の構成から説明する。
作業機の全体の構成について説明する。図18,19は、作業機1の一例としてトラッ
クローダを示している。作業機はトラックローダに限定されず、例えば、トラクタ、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ、バックホー等であってもよい。尚、本実施形態において、作業機1の運転席に着座した運転者の前側(図18に示す矢印Fが指す方向)を前方、運転者の後側(図18に示す矢印Rが指す方向)を後方、運転者の左側(図18の紙面に向かって手前側)を左方、運転者の右側(図18の紙面に向かって奥側)を右方として説明する。
走行装置4は、クローラ式走行油圧装置により構成されている。走行装置4は、機体2の左側の下方及び機体2の右側の下方に設けられている。走行装置4は、後述する油圧駆動式の走行油圧装置44の駆動力によって、走行可能である。
バケット23は装着ブラケット27に着脱自在である。装着ブラケット27は、バケット23を取り外せば、各種のアタッチメント(油圧アクチュエータを有する油圧駆動式の作業具)を取り付けることができ、掘削以外の各種の作業(又は他の掘削作業)を行えるように構成されている。
次に、作業機の油圧システムについて説明する。
図1は、作業機の走行系の油圧システムを示す図である。図2は、作業機の作業系の油圧システムを示している。
便宜上、制御圧又は信号圧としての作動油のことを「パイロット油」、パイロット油の圧力のことを「パイロット圧」という。
第1走行油圧ポンプ66Aは、原動機29の動力によって駆動される斜板形可変容量アキシャルポンプである。また、第1走行油圧ポンプ66Aは、パイロット圧が作用する受圧部66aと受圧部66bとを備えている。受圧部66a,66bに作用するパイロット圧によって斜板の角度が変更可能である。斜板の角度が変更すると、作動油の吐出方向や吐出量が変わり、これによって第1走行モータ80Aの回転出力を変更する。
第1走行モータ80Aは、カムモータ(ラジアルピストンモータ)で構成されている。この第1走行モータ80Aは、稼動時における容量(モータ容量)の大きさを変更できる容量可変型であって、モータ容量を変更することによって出力軸の回転やトルクを変更することができる。詳しくは、第1走行モータ80Aは、第1モータ81と、第2モータ82とを有している。第1モータ81及び第2モータ82の両方に作動油を供給することにより、モータ容量は大きくなり、第1走行モータ80Aは1速となる。また、第1モータ81と第2モータ82とのいずれかに作動油を供給することによって、モータ容量は小さくなり、第1走行モータ80は2速となる。なお、第2走行モータ80Bは、第1走行モータ80Aと同様の構成であり、1速又は2速に変更可能である。
詳しくは、第1油圧切換弁90Aの受圧部91に作用するパイロット油の圧力が、予め定められた所定圧力である切換圧に満たない場合、油圧切換弁90は、バネによって第1位置90aに保持される。第1油圧切換弁90Aが第1位置90aである場合、第1モータ81及び第2モータ82の両方に作動油が供給され、第1走行モータ80Aは1速となる。第1油圧切換弁90Aの受圧部91に作用するパイロット油の圧力が、切換圧以上である場合、第1油圧切換弁90Aは、中立位置90cを経て第2位置90bに切り換えられる。第1油圧切換弁90Aが第2位置90bである場合、第1モータ81だけに作動油が供給され、第1走行モータ80Aは2速となる。
作動弁45は、油圧切換弁(第1油圧切換弁90A、第2油圧切換弁90B)に作用する作動油の圧力(流量)を変更可能な弁であって、当該油圧切換弁が所定の切換位置に切り換わらない程度に作動油の圧力を付与することが可能な弁である。作動弁45は、後述する制御装置110から出力された制御信号によって開度を変更可能である。この実施形態では、作動弁45は、電磁比例弁(比例弁)であって、制御信号により開度が変更される。作動弁45の開度を変更することによって、油圧切換弁に作用(供給)する作動油の圧力が変わる。
すなわち、走行レバー40を左斜め前側に傾動操作すると該走行レバー40の傾動角度に対応した速度で作業機1が前進しながら左旋回する。走行レバー40を右斜め前側に傾動操作すると該走行レバー40の傾動角度に対応した速度で作業機1が前進しながら右旋回する。走行レバー40を左斜め後側に傾動操作すると該走行レバー40の傾動角度に対応した速度で作業機1が後進しながら左旋回する。走行レバー40を右斜め後側に傾動操
作すると該走行レバー40の傾動角度に対応した速度で作業機1が後進しながら右旋回する。
図2に示すように、第1油圧ポンプP1には、油路108が接続されている。油路108には、複数の制御弁70が接続されている。複数の制御弁70は、ブーム制御弁70A、バケット制御弁70B、予備制御弁70Cである。ブーム制御弁70Aは、パイロット方式の直動スプール型3位置切換弁であって、リフトシリンダ26を制御する。バケット制御弁70Bは、パイロット方式の直動スプール型3位置切換弁であって、チルトシリンダ28を制御する。予備制御弁70Cは、パイロット方式の直動スプール型3位置切換弁であって、予備アタッチメントの油圧アクチュエータ76を制御する。予備制御弁70Cは、パイロット圧によって、第1位置79a、第2位置79b、第3位置79cに切換可能である。なお、第3位置79cは中立位置である、
ブーム22、バケット23の操作は、運転席13の周囲に設けられた操作部材71によって行うことができる。操作部材71は、中立位置から、前後、前後と直交する幅方向及び斜め方向に傾動可能に支持されている。操作部材71を傾動操作することにより、操作部材71の下部に設けられたリモコン弁72A、72B、72C、72Dを操作することができる。
操作部材71を後側に傾動させると、リモコン弁72Bが操作されて当該リモコン弁72Bからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、ブーム制御弁70Aの受圧部に作用し、当該ブーム制御弁70Aに入った作動油をリフトシリンダ26のボトム側に供給することにより、ブームは上昇する。
操作部材71を右側に傾動させると、リモコン弁72Cが操作され、バケット制御弁70Bの受圧部にパイロット油が作用する。その結果、バケット制御弁70Bは、チルトシリンダ28を伸長させる方向に作動し、操作部材71の傾動量に比例した速度でバケット23がダンプ動作する。
即ち、バケット制御弁70Bは、操作部材71の操作によって設定された作動油の圧力(リモコン弁72Cによって設定されたパイロット圧、リモコン弁72Dによって設定されたパイロット圧)に応じて、チルトシリンダ28に流れる作動油の流量を制御可能である。つまり、リモコン弁72A、72B、72C、72Dは、操作部材71の操作に応じて作動油の圧力を変化させ且つ変化後の作動油を、ブーム制御弁70A、バケット制御弁70Bに供給する。
部70C1に油路77aを介して接続される第1比例弁73Aと、予備制御弁70Cの受圧部70C2に油路77bを介して接続される第2比例弁73Bとを含んでいる。第1比例弁73Aが開くと、油路77aを介して受圧部70C1にパイロット油が作用する。また、第2比例弁73Bが開くと、油路77bを介して受圧部70C2にパイロット油が作用する。したがって、予備制御弁70Cの受圧部70C1又は受圧部70C2にパイロット油が作用すると予備制御弁70Cが切り換わり、予備アタッチメントの油圧アクチュエータ76は、予備制御弁70Cから供給された作動油によって作動する。なお、第1比例弁73A及び第2比例弁73Bの操作は、制御装置110によって行う。制御装置110には、運転席13の周囲に設けられた操作部材78が接続されている。操作部材78は、例えば、揺動自在なシーソ型スイッチ、スライド自在なスライド型スイッチ、或いは、押圧自在なプッシュ型スイッチで構成されている。操作部材78の操作量は、制御装置110に入力される。制御装置110は、操作部材78の操作量に応じた制御信号(例えば、電流)を第1比例弁73A、又は、第2比例弁73Bに出力する。比例弁73(第1比例弁73A、第2比例弁73B)は、制御装置110から出力された制御信号によって開閉する。したがって、比例弁73(第1比例弁73A、第2比例弁73B)に出力された作動油が所定以上に達すると、予備制御弁70Cは、第1位置79a、第2位置79b、第3位置79cに切り換わり、油圧アタッチメント76を操作することができる。
制御装置110は、切換圧CP1よりも低い付与圧F1、付与圧F1に対応する比例弁45の開度(付与開度)、付与開度に対応する電流値(付与電流値)のいずれかを記憶している。この実施形態では、付与圧F1に対応する付与電流値を記憶しているものとして説明を進める。なお、付与圧F1又は付与開度を記憶している場合は、これら付与圧F1又は付与開度を、制御装置110が制御信号(付与電流)に変換することで、比例弁45を制御することができる。
ここで、制御装置110は、付与電流を比例弁45に出力した後、即ち、付与期間では、測定装置118で検出した作動油の検出圧F2、即ち、実付与圧F2を監視する。具体的には、図3に示すように、制御装置110によって油圧切換弁に対して付与圧F1を付与する制御を行っている状況下(1速時)において、制御装置110は、実付与圧F2が予め定められた警戒圧F3以上であるか否かを判断する。警戒圧F3は、制御装置110に予め設定された付与圧F1と切換圧CP1との間に設定された圧力である。実付与圧F2が警戒圧F3以上になった場合、即ち、何らかの事情(例えば、作業時等における負荷
変動等)で実付与圧F2が付与圧F1よりも上昇して、警戒圧F3以上になった場合、制御装置110は、比例弁45に対する付与圧の制御を停止する。つまり、実付与圧F2が警戒圧F3以上になった場合、制御装置110は、比例弁45に対する付与電流の出力を停止する(比例弁45のソレノイドを消磁する)。即ち、実付与圧F2が警戒圧F3以上になった場合、比例弁45は全閉することによって、油圧切換弁への作動油の付与を停止する。
[第2実施形態]
図6は、第2実施形態の油圧システムを示している。第2実施形態で示す走行系の油圧システムは、上述した第1実施形態の油圧システムに適用可能である。なお、第1実施形態と同様の構成の説明は省略する。
制御装置131は、1速に設定され且つ制動装置130によって制動が行われている場合において、油圧切換弁に対して与圧を付与する際、付与圧F1は高めに設定する。説明の便宜上、制動の解除時に設定する付与圧F1のことを「第1付与圧F1」といい、この付与圧F1と異なる付与圧F6のことを「第2付与圧F6(図示省略)」という。
、第2付与圧F6は、少なくとも第1付与圧F1よりも大きく、例えば、警戒圧F3と同じである。また、第2付与圧F6は、切換圧CP1よりも大きくてもよい。
制御装置131は、1速であること及び制動装置130に制動を行う制御を行っていることを条件として、油圧切換弁に作用させる作動油の圧力を第2付与圧F6に設定する。即ち、操作部材115によって1速の設定が制御装置131に入力された状態で、且つ、制御装置131が作動弁133を消磁している場合、当該制御装置131は、第2付与圧F6に対応する付与電流値を比例弁45に出力する。一方、制御装置131は、上述した条件以外の状態になった場合、例えば、2速の設定が行われた場合、制動装置130による制動が解除された場合等は、第2付与圧F6の作動油の付与は停止する。
[第3実施形態]
図8は、第3実施形態の油圧システムを示している。第3実施形態で示す作業系の油圧システムは、上述した第1実施形態又は第2実施形態の油圧システムに適用可能である。
なお、第1実施形態又は第2実施形態と同様の構成の説明は省略する。
遮断弁(シャット弁)140は、制御弁70と油圧アクチュエータとの間の油路を開放又は遮断する弁である。詳しくは、遮断弁140は、供排油路74の中途部、即ち、油路74a及び油路74bの中途部には、遮断弁140が設けられている。遮断弁140は、供排油路74を開放状態にする第1位置140aと、供排油路74を遮断状態にする第2位置140bとに切換可能な切換弁である。したがって、遮断弁140を第1位置140aにした場合には、油路74a及び油路74bの両方の中途部が繋がり、第2位置140bにした場合には、油路74a及び油路74bの両方を遮断する。
なお、作動油の温度に基づいて、予備制御弁70Cに付与する作動油の圧力(付与圧)を設定してもよい。図8に示すように、制御装置141には、作動油の温度を検出可能な測定装置(第1測定装置)150が接続されている。操作部材78の操作が行われていない場合で、遮断弁140が遮断状態且つ測定装置150で検出された作動油の温度が所定以下である場合、制御装置141は、予備制御弁70Cに作用させる作動油の圧力(付与圧)を、警戒圧F8又は切換圧CP3以上に設定する。例えば、作動油の温度が低温で粘性が高くなった場合に制御装置141は、予備制御弁70Cに作用させる作動油の圧力(
付与圧)を、警戒圧F8又は切換圧CP3以上に設定する。
[第4実施形態]
図10は、第4実施形態の油圧システムを示している。第4実施形態で示す走行系の油圧システムは、上述した第1実施形態〜第3実施形態の油圧システムに適用可能である。なお、第1実施形態〜第3実施形態と同様の構成の説明は省略する。
また、制御装置160は、当該制御装置160に接続された操作部材161に基づいて、比例弁210A及び比例弁210Bの制御を行う。即ち、制御装置160は、走行油圧ポンプ(第1走行油圧ポンプ66A、第2走行油圧ポンプ66B)の制御を行う。
0Bの開度(付与開度)、付与開度に対応する電流値(付与電流値)のいずれかを記憶している。ここで、第2付与圧F9は、少なくとも第1付与圧F8よりも大きく、走行モータが走行油圧ポンプによって回転を始める走行油圧ポンプの最小圧力よりも小さい。
[第5実施形態]
図11は、第5実施形態の油圧システムを示している。第5実施形態で示す走行系の油圧システムは、上述した第1実施形態〜第4実施形態の油圧システムに適用可能である。なお、第1実施形態〜第4実施形態と同様の構成の説明は省略する。図11に示す油圧システムは、排出油路108、第1絞り部109a及び第2絞り部109bが設けられていない。
制御装置170は、付与圧F1、付与圧F1に対応する比例弁45の開度(付与開度)、付与開度に対応する電流値(付与電流値)のいずれかを記憶している。この実施形態では、付与圧F1に対応する付与電流値を記憶しているものとして説明を進める。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
すように、第1油圧切換弁200A及び第2油圧切換弁200Bは、受圧部に作用したパイロット圧が切換圧CP4未満である場合は、第1位置200aであり、パイロット圧が切換圧CP4以上になると、第2位置200bになる。
板切換シリンダに読み替えればよい。
4 走行装置
44 走行油圧装置
45 比例弁
73 比例弁
74 供排油路
76 油圧アクチュエータ
78 操作部材
90 油圧切換弁
110 制御装置
115 操作部材
130 制動装置
131 制御装置
133 作動弁
140 遮断弁
141 制御装置
150 測定装置(第1測定装置)
151 測定装置(第2測定装置)
160 制御装置
161 操作部材
170 制御装置
180 接続部
Claims (17)
- 作動油を吐出する油圧ポンプと、
作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、
前記切換位置に切り換わる作動油の切換圧よりも低い圧力であって所定の圧力である付与圧を前記油圧切換弁に付与可能な比例弁と、
前記油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、
前記油圧切換弁に付与された作動油の圧力を検出可能な測定装置と、
を備え、
前記比例弁は、前記測定装置で検出された作動油の圧力が、前記付与圧が所定以上である場合に、前記比例弁による与圧を停止する作業機の油圧システム。 - 作動油を吐出する油圧ポンプと、
前記作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、
前記切換位置に切り換わる作動油の切換圧よりも低い圧力であって所定の圧力である付与圧を前記油圧切換弁に付与可能な比例弁と、
前記油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、
を備え、
前記比例弁は、前記走行油圧装置の速度を減速した際には、前記油圧切換弁に作用する作動油の圧力を付与圧未満にする作業機の油圧システム。 - 前記比例弁は、前記油圧切換弁に作用する作動油の圧力を所定時間、付与圧未満に保持する請求項1又は2に記載の作業機の油圧システム。
- 前記比例弁は、前記走行油圧装置の速度の変更後に、付与圧の付与を停止する請求項2に記載の作業機の油圧システム。
- 作動油を吐出する油圧ポンプと、
前記作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、
前記切換位置に切り換わる作動油の切換圧よりも低い圧力であって所定の圧力である付与圧を前記油圧切換弁に付与可能な比例弁と、
前記油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、
作動油の圧力に応じて前記走行油圧装置を制動する制動状態と前記制動状態を解除する解除状態とに切換可能な制動装置と、
前記制動装置を制動状態にする制動位置と前記制動装置を解除状態にする解除位置とに切換可能な作動弁と、
を備え、
前記比例弁は、前記作動弁が制動位置である場合には、作動油を前記油圧切換弁に付与する付与圧を所定以上にする作業機の油圧システム。 - 作動油を吐出する油圧ポンプと、
作動油の圧力に応じて斜板の角度が変更可能な走行油圧ポンプと、前記走行油圧ポンプの斜板の角度に応じて回転数が変化する走行モータとを有する走行油圧装置と、
所定の圧力である付与圧を前記走行油圧ポンプに付与可能な比例弁と、
作動油の圧力に応じて前記走行油圧装置を制動する制動状態と前記制動状態を解除する解除状態とに切換可能な制動装置と、
前記制動装置を制動状態にする制動位置と前記制動装置を解除状態にする解除位置とに切換可能な作動弁と、
を備え、
前記比例弁は、前記作動弁が制動位置である場合には、作動油を前記走行油圧ポンプに
付与する付与圧を所定以上にする作業機の油圧システム。 - 前記比例弁は、前記作動弁が解除位置である場合には、前記走行油圧ポンプへの作動油の付与を停止する請求項6に記載の作業機の油圧システム。
- 前記走行油圧装置の操作を行う操作部材を備え、
前記操作部材の操作が行われていない状態で前記作動弁が解除位置である場合には、前記走行油圧ポンプへの作動油の付与を停止する請求項6又は7に記載の作業機の油圧システム。 - 作動油を吐出する油圧ポンプと、
作動油により作動する油圧アクチュエータと、
前記作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能で且つ前記切換によって前記油圧アクチュエータに出力する作動油を変更可能な油圧切換弁と、
前記油圧切換弁と前記油圧アクチュエータとの間に設けられた供排油路と、
前記切換位置に切り換わる作動油の切換圧よりも低い圧力であって所定の圧力である付与圧を前記油圧切換弁に付与可能な比例弁と、
前記供排油路を開放する開放状態と前記供排油路を遮断する遮断状態とに切換可能な切換弁と、
を備え、
前記比例弁は、前記切換弁が遮断状態である場合に、付与圧を所定以上にする作業機の油圧システム。 - 作動油の温度を検出可能な第1測定装置を備え、
前記比例弁は、前記第1測定装置で測定した作動油の温度が所定以下である場合に、付与圧を所定以上にする請求項9に記載の作業機の油圧システム。 - 外気の温度を検出可能な第2測定装置を備え、
前記比例弁は、前記第2測定装置で測定した外気の温度が所定以下である場合に、前記付与圧を所定以上にする請求項9又は10に記載の作業機の油圧システム。 - 作動油を吐出する油圧ポンプと、
前記作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、
前記切換位置に切り換わる作動油の切換圧よりも低い圧力であって所定の圧力である付与圧を前記油圧切換弁に付与可能な比例弁と、
前記油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、
前記油圧切換弁と前記比例弁とを接続する第1油路と、
前記油圧切換弁の受圧部又は前記第1油路に接続され、且つ、前記第1油路の作動油を排出可能な排出油路と、
前記排出油路に設けられた第1絞り部と、
前記第1油路であって、前記第1油路と前記排出油路とが接続される接続部よりも前記比例弁側に設けられた第2絞り部と、
を備えている作業機の油圧システム。 - 前記油圧切換弁の受圧部、又は、前記第1油路であって前記第2絞り部と前記受圧部との間の作動油の圧力を検出可能な測定装置と、
前記測定装置で測定した作動油の圧力に基づいて前記比例弁を制御する制御装置と、
を備えている請求項12に記載の作業機の油圧システム。 - 前記制御装置は、前記測定装置で検出された作動油の圧力が、前記付与圧に一致するよ
うに前記比例弁を制御する請求項13に作業機の油圧システム。 - 前記比例弁は、制御信号に基づいて作動する弁であり、
前記制御装置は、
前記比例弁に出力する制御信号と前記測定装置で検出した作動油の圧力との関係を記憶する記憶部を有している請求項13又は14に記載の作業機の油圧システム。 - 作動油を吐出する油圧ポンプと、
作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、
前記切換位置に切り換わる作動油の切換圧よりも低い圧力であって所定の圧力である付与圧を前記油圧切換弁に付与可能な比例弁と、
前記油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置と、
前記油圧切換弁に付与された作動油の圧力を検出可能な測定装置と、
前記比例弁を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記測定装置で検出された作動油の圧力と前記付与圧とが一致するように前記比例弁を制御する作業機の油圧システム。 - 前記比例弁は、制御信号に基づいて作動する弁であり、
前記制御装置は、
前記比例弁に出力する制御信号と前記測定装置で検出した作動油の圧力との関係を記憶する記憶部を有している請求項16に記載の作業機の油圧システム。
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