JP2017173647A - 光学フィルム、偏光板、液晶表示装置、及び光学フィルムの製造方法 - Google Patents

光学フィルム、偏光板、液晶表示装置、及び光学フィルムの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017173647A
JP2017173647A JP2016060967A JP2016060967A JP2017173647A JP 2017173647 A JP2017173647 A JP 2017173647A JP 2016060967 A JP2016060967 A JP 2016060967A JP 2016060967 A JP2016060967 A JP 2016060967A JP 2017173647 A JP2017173647 A JP 2017173647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical film
hard coat
coat layer
mass
substituent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016060967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6507116B2 (ja
Inventor
達也 岩▲崎▼
Tatsuya Iwasaki
達也 岩▲崎▼
雅明 鈴木
Masaaki Suzuki
雅明 鈴木
高田 勝之
Katsuyuki Takada
勝之 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2016060967A priority Critical patent/JP6507116B2/ja
Publication of JP2017173647A publication Critical patent/JP2017173647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6507116B2 publication Critical patent/JP6507116B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】薄層の光学フィルムであって、表面硬度が高く、カールの発生が少なく、かつ偏光板保護フィルムとして用いた場合に、偏光板の湿熱経時後の偏光度の低下を抑制することができる光学フィルム、上記光学フィルムを含む偏光板、及び液晶像表示装置、並びに上記光学フィルムの製造方法を提供すること。【解決手段】支持体と、下記(a)および(b)の少なくとも一方と下記(c)とを含み、全固形分を100質量%とした場合に、下記(a)及び(b)の合計の含有量が5質量%以上40質量%以下であるハードコート層形成組成物を用いて形成されたハードコート層を有する光学フィルム、上記光学フィルムを含む偏光板、及び液晶像表示装置、並びに上記光学フィルムの製造方法。(a)明細書に記載の一般式(1)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物(b)明細書に記載の一般式(2)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物(c)分子内に3個以上のエチレン性不飽和二重結合性基を有する化合物【選択図】なし

Description

本発明は、光学フィルム、偏光板、液晶表示装置、及び光学フィルムの製造方法に関する。
陰極線管(CRT)を利用した表示装置、プラズマディスプレイパネル(PDP)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、蛍光表示ディスプレイ(VFD)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)、及び液晶ディスプレイ(LCD)のような画像表示装置では、表示面への傷付きを防止するために、透明支持体上にハードコート層を有する光学フィルム(「ハードコートフィルム」ともいう)を設けることが好適である。
ハードコートフィルムはディスプレイの最表面に用いられるため、高い表面硬度が要求される。一方、画像表示装置は薄型化が進んでおり、ハードコートフィルムの薄層化が強く要求されている。
ハードコートフィルムを薄層化するためには、透明支持体の薄層化が必要であるが、透明支持体を薄層化していくと、表面硬度が低下することに加え、ハードコート層を形成するための重合性化合物の硬化収縮により発生する力に透明支持体が耐えられなくなり、カールが発生し、ハードコートフィルムの製造、加工での取り扱い性が難しくなるという問題が起こっていた。
特許文献1には、この問題を改善するために、ハードコート層を形成するための重合性化合物としてエポキシ系化合物を用いる発明が提案されている。
また、特許文献2には、ハードコートフィルムの薄層化については記載されていないが、特定のエポキシ系化合物と特定のアクリレート系化合物を用いて表面硬度の高いハードコートフィルムを作製することが記載されている。
特開2007−237483号公報 特開2003−195005号公報
しかしながら、特許文献1又は2に記載された発明では、カール改良効果が認められるものの、フィルム表面硬度が低下してしまい、カール改良と表面硬度とを両立することが困難であった。
更に、薄層の光学フィルムであっても、偏光板保護フィルムとして用いた場合に、偏光板の湿熱経時後の偏光度の低下を抑制することができる光学フィルムが求められている。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、膜厚が35μm以下の薄層の光学フィルムであって、表面硬度が高く、カールの発生が少なく、かつ偏光板保護フィルムとして用いた場合に、偏光板の湿熱経時後の偏光度の低下を抑制することができる光学フィルム、上記光学フィルムを含む偏光板、及び液晶像表示装置、並びに上記光学フィルムの製造方法を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題は、下記の手段である本発明により解決することができる。
<1>
支持体とハードコート層とを有する光学フィルムであって、
上記光学フィルムの全膜厚が35μm以下であり、
上記光学フィルムを平置きしたときの上記ハードコート層方向へのフィルムカールが4mm以下であり、
上記光学フィルムの上記ハードコート層表面の鉛筆硬度がH以上であり、
上記ハードコート層は、ハードコート層形成組成物を用いて形成された層であり、
上記ハードコート層形成組成物は、下記(a)および(b)の少なくとも一方と下記(c)とを含み、上記ハードコート層形成組成物の全固形分を100質量%とした場合に、下記(a)及び(b)の合計の含有量が5質量%以上40質量%以下である、光学フィルム。
(a)下記一般式(1)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物
Figure 2017173647
一般式(1)中、
nは1〜4の整数を表す。
は単結合、又は、置換基を有しても良いアルキレン基、置換基を有しても良いアリーレン基、置換基を有しても良いアラルキレン基、エステル結合、エーテル結合、カルボニル結合、−NH−、若しくはこれらを組み合わせてなる連結基を表す。
(b)下記一般式(2)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物
Figure 2017173647
一般式(2)中、m及びkはそれぞれ独立に1〜4の整数を表す。
は、単結合、又は、置換基を有しても良いアルキレン基、置換基を有しても良いアリーレン基、置換基を有しても良いアラルキレン基、エステル結合、エーテル結合、カルボニル結合、−NH−、若しくはこれらを組み合わせてなる連結基を表す。
(c)分子内に3個以上のエチレン性不飽和二重結合性基を有する化合物
<2>
透湿度が400g/m/day以下である<1>に記載の光学フィルム。
<3>
上記支持体の厚さが33μm以下である、<1>又は<2>に記載の光学フィルム。
<4>
上記支持体がセルロースアシレートを含有する、<1>〜<3>のいずれか1項に記載の光学フィルム。
<5>
偏光子と、<1>〜<4>のいずれか1項に記載の光学フィルムとを含む偏光板。
<6>
液晶セルと、上記液晶セルの少なくとも一方の面に配置された<5>に記載の偏光板とを含み、上記偏光板の上記光学フィルムが最表面に配置された液晶表示装置。
<7>
支持体とハードコート層とを有する光学フィルムの製造方法であって、
上記光学フィルムの全膜厚が35μm以下であり、
上記光学フィルムを平置きしたときの上記ハードコート層方向へのフィルムカールが4mm以下であり、
上記光学フィルムの上記ハードコート層表面の鉛筆硬度がH以上であり、
上記支持体上に、下記(a)および(b)の少なくとも一方と下記(c)とを含み、かつ下記(a)及び(b)の合計の含有量が全固形分に対して5質量%以上40質量%以下であるハードコート層形成組成物を塗布して塗膜を形成し、上記塗膜に活性エネルギー線を照射して上記ハードコート層を形成する、光学フィルムの製造方法。
(a)下記一般式(1)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物
Figure 2017173647
一般式(1)中、
nは1〜4の整数を表す。
は単結合、又は、置換基を有しても良いアルキレン基、置換基を有しても良いアリーレン基、置換基を有しても良いアラルキレン基、エステル結合、エーテル結合、カルボニル結合、−NH−、若しくはこれらを組み合わせてなる連結基を表す。
(b)下記一般式(2)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物
Figure 2017173647
一般式(2)中、m及びkはそれぞれ独立に1〜4の整数を表す。
は、単結合、又は、置換基を有しても良いアルキレン基、置換基を有しても良いアリーレン基、置換基を有しても良いアラルキレン基、エステル結合、エーテル結合、カルボニル結合、−NH−、若しくはこれらを組み合わせてなる連結基を表す。
(c)分子内に3個以上のエチレン性不飽和二重結合性基を有する化合物
<8>
上記活性エネルギー線の照射を2回以上に分割して行う<7>に記載の光学フィルムの製造方法。
<9>
下記関係式(A)を満たす工程を含む<8>に記載の光学フィルムの製造方法。
関係式(A):
(n回目の活性エネルギー線照射時の温度)−(n−1回目の活性エネルギー線照射時の温度)≧5℃
本発明によれば、膜厚が35μm以下の薄層の光学フィルムであって、表面硬度が高く、カールの発生が少なく、かつ偏光板保護フィルムとして用いた場合に偏光板の湿熱経時後の偏光度の低下を抑制することができる光学フィルム、上記光学フィルムを含む偏光板、及び液晶像表示装置、並びに上記光学フィルムの製造方法を提供することができる。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様に限定されるものではない。なお、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。「(メタ)アクリレート」はアクリレート及びメタクリレートの少なくとも一種を表し、「(メタ)アクリル」はアクリル及びメタクリルの少なくとも一種を表し、「(メタ)アクリロイル」はアクリロイル及びメタクリロイルの少なくとも一種を表す。
<光学フィルム>
本発明の光学フィルムは、
支持体とハードコート層とを有する光学フィルムであって、
上記光学フィルムの全膜厚が35μm以下であり、
上記光学フィルムを平置きしたときの上記ハードコート層方向へのフィルムカールが4mm以下であり、
上記光学フィルムの上記ハードコート層表面の鉛筆硬度がH以上であり、
上記ハードコート層は、ハードコート層形成組成物を用いて形成された層であり、
上記ハードコート層形成組成物は、下記(a)および(b)の少なくとも一方と下記(c)とを含み、上記ハードコート層形成組成物の全固形分を100質量%とした場合に、下記(a)及び(b)の合計の含有量が5質量%以上40質量%以下である、光学フィルムである。
(a)下記一般式(1)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物
Figure 2017173647
一般式(1)中、
nは1〜4の整数を表す。
は単結合、又は、置換基を有しても良いアルキレン基、置換基を有しても良いアリーレン基、置換基を有しても良いアラルキレン基、エステル結合、エーテル結合、カルボニル結合、−NH−、若しくはこれらを組み合わせてなる連結基を表す。
(b)下記一般式(2)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物
Figure 2017173647
一般式(2)中、m及びkはそれぞれ独立に1〜4の整数を表す。
は、単結合、又は、置換基を有しても良いアルキレン基、置換基を有しても良いアリーレン基、置換基を有しても良いアラルキレン基、エステル結合、エーテル結合、カルボニル結合、−NH−、若しくはこれらを組み合わせてなる連結基を表す。
(c)分子内に3個以上のエチレン性不飽和二重結合性基を有する化合物
本発明の光学フィルムの全膜厚は35μm以下であり、10μm以上34μm以下であることが好ましく、15μm以上33μm以下であることがより好ましく、20μm以上32μm以下であることが更に好ましい。
本発明の光学フィルムを平置きしたときの上記ハードコート層方向へのフィルムカールは4mm以下であり、3mm以下であることが好ましく、2mm以下であることがより好ましく、1mm以下であることが更に好ましい。
本発明の光学フィルムのハードコート層表面の鉛筆硬度はH以上であり、2H以上であることが好ましく、3H以上であることがより好ましい。
鉛筆硬度は、JIS K 5600−5−4(1999)に記載の鉛筆硬度評価により測定される。
[(a)一般式(1)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物]
(a)一般式(1)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物(「(a)成分」ともいう)について説明する。
一般式(1)中、nは1〜4の整数を表し、1〜3を表すことが好ましく、2を表すことがより好ましい。
一般式(1)中、Lは単結合、又は、置換基を有しても良いアルキレン基、置換基を有しても良いアリーレン基、置換基を有しても良いアラルキレン基、エステル結合、エーテル結合、カルボニル結合、−NH−、若しくはこれらを組み合わせてなる連結基を表し、酸及び塩基により分解しにくく、鉛筆硬度を低下させないという観点から単結合、又は置換基を有しても良いアルキレン基を表すことが好ましく、単結合を表すことがより好ましい。
(a)成分の重量平均分子量(Mw)は500以上であり、500以上10000以下であることが好ましく、600以上8000以下であることがより好ましく、700以上5000以下であることが更に好ましい。
(a)成分の重量平均分子量が500以上であると、(a)成分を硬化させた場合の体積の収縮が抑えられ、光学フィルムのカールの発生が抑制されるため好ましい。
なお、(a)成分の重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により下記の条件で測定された値である。
[溶離液] テトラヒドロフラン(THF)
[装置名] EcoSEC HLC−8320GPC(東ソー社製)
[カラム] TSKgel SuperHZM−H、TSKgel SuperHZ4000、TSKgel SuperHZ200(東ソー社製))
[カラム温度] 40℃
[流速] 0.35ml/min
一般式(1)で表される構造の具体例を以下に示すが、これらに限定されるものではない。
Figure 2017173647
(a)成分は公知の方法で合成することができる。また、(a)成分は市販品を用いることもできる。例えば、株式会社ダイセル製のEHPE3150(製品名)などが挙げられる。
[(b)一般式(2)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物]
(b)一般式(2)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物(「(b)成分」ともいう)について説明する。
一般式(2)中、mは1〜4の整数を表し、1〜3を表すことが好ましく、2を表すことがより好ましい。
一般式(2)中、Lは単結合、又は、置換基を有しても良いアルキレン基、置換基を有しても良いアリーレン基、置換基を有しても良いアラルキレン基、エステル結合、エーテル結合、カルボニル結合、−NH−、若しくはこれらを組み合わせてなる連結基を表し、酸又は塩基により分解しにくく、鉛筆硬度を低下させないという観点から単結合、又は置換基を有しても良いアルキレン基を表すことが好ましく、単結合を表すことがより好ましい。
(b)成分の重量平均分子量(Mw)は500以上であり、500以上10000以下であることが好ましく、700以上6000以下であることがより好ましく、900以上5000以下であることが更に好ましい。
(b)成分の重量平均分子量が500以上であると、(b)成分を硬化させた場合の体積の収縮が抑えられ、光学フィルムのカールの発生が抑制されるため好ましい。
なお、(b)成分の重量平均分子量は上記(a)成分と同様に測定される。
一般式(2)で表される構造の具体例を以下に示すが、これらに限定されるものではない。
Figure 2017173647
(b)成分は公知の方法で合成することができる。また、(b)成分は市販品を用いることもできる。
本発明におけるハードコート層形成組成物は、ハードコート層形成組成物の全固形分を100質量%とした場合に、(a)成分及び(b)成分の合計の含有量が5質量%以上40質量%以下である。(a)成分及び(b)成分の合計の含有量が5質量%以上であることで、光学フィルムのカールの発生を抑制することができる。また、(a)成分及び(b)成分の合計の含有量が40質量%以下であることで、後述する(c)成分の含有量を一定以上にすることができるため光学フィルムの表面硬度を高くすることができ、また、光学フィルムを偏光板保護フィルムとして用いた偏光板の湿熱経時後の偏光度の低下を抑制することができる。
(a)成分及び(b)成分の合計の含有量は、7質量%以上35質量%以下であることが好ましく、8質量%以上30質量%以下であることがより好ましく、10質量%以上25質量%以下であることが更に好ましい。
なお、本発明におけるハードコート層形成組成物は、(a)成分及び(b)成分の合計の含有量が5質量%以上40質量%以下であればよく、(a)成分及び(b)成分を両方含有する態様でもよいし、(a)成分を含有せず、かつ(b)成分の含有量が5質量%以上40質量%以下である態様でもよいし、(b)成分を含有せず、かつ(a)成分の含有量が5質量%以上40質量%以下である態様でもよい。
[(c)分子内に3個以上のエチレン性不飽和二重結合性基を有する化合物]
(c)分子内に3個以上のエチレン性不飽和二重結合性基を有する化合物(「(c)成分」ともいう)について説明する。
(c)成分は、分子内に3個以上のエチレン性不飽和二重結合性基を有するため、硬化させることにより、高い表面硬度を発現できる。
(c)成分としては、多価アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル、ビニルベンゼン及びその誘導体、ビニルスルホン、(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。中でも表面硬度を高くすることができる観点から、3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物が好ましく、本業界で広範に用いられる高硬度の硬化物を形成するアクリレート系化合物が挙げられる。このような化合物としては、多価アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル{例えば、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド(EO)変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド(PO)変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、EO変性リン酸トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,2,3−クロヘキサンテトラメタクリレート、ポリウレタンポリアクリレート、ポリエステルポリアクリレート、カプロラクトン変性トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート等が挙げられる。
また、(c)成分は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明におけるハードコート層形成組成物は、ハードコート層形成組成物の全固形分を100質量%とした場合に、(c)成分の含有量が40質量%以上95質量%以下であることが好ましい。(c)成分の含有量が40質量%以上であることで、光学フィルムの表面硬度を高くすることができる。また、(c)成分の含有量が95質量%以下であることで、光学フィルムのカールの発生を抑制することができる。
(c)成分の含有量は、42質量%以上90質量%以下であることがより好ましく、45質量%以上85質量%以下であることがより好ましく、50質量%以上80質量%以下であることが更に好ましい。
[(d)ラジカル重合開始剤]
本発明におけるハードコート層形成用組成物は、(d)ラジカル重合開始剤(「(d)成分」ともいう)を含有することが好ましい。
エチレン性不飽和二重結合性基を有する化合物の重合は、光ラジカル重合開始剤又は熱ラジカル重合開始剤の存在下、電離放射線の照射又は加熱により行うことができる。
光及び熱重合開始剤としては市販の化合物を利用することができ、それらは、「最新UV硬化技術」(p.159,発行人;高薄一弘,発行所;(株)技術情報協会,1991年発行)や、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)のカタログに記載されている。
(d)成分は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(d)成分の含有量は、本発明におけるハードコート層形成組成物の全固形分を100質量%とした場合に、0.1〜10質量%であることが好ましく、1〜5質量%であることがより好ましく、2〜4質量%であることが更に好ましい。
[(e)カチオン重合開始剤]
本発明におけるハードコート層形成用組成物は、(e)カチオン重合開始剤(「(e)成分」ともいう)を含有することが好ましい。
(e)成分としては、光カチオン重合の光開始剤、色素類の光消色剤、光変色剤、或いは、マイクロレジスト等に使用されている公知の酸発生剤等、公知の化合物及びそれらの混合物等が挙げられる。
例えば、オニウム化合物、有機ハロゲン化合物、ジスルホン化合物が挙げられる。有機ハロゲン化合物、ジスルホン化合物のこれらの具体例は、上記ラジカルを発生する化合物の記載と同様のものが挙げられる。
オニウム化合物としては、ジアゾニウム塩、アンモニウム塩、イミニウム塩、ホスホニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、アルソニウム塩、セレノニウム塩等が挙げられ、例えば特開2002−29162号公報の段落番号[0058]〜[0059]に記載の化合物等が挙げられる。
(e)成分としては、オニウム塩が挙げられ、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、イミニウム塩が、光重合開始の光感度、化合物の素材安定性等の点から好ましく、中でも耐光性の観点でヨードニウム塩が最も好ましい。
オニウム塩の具体例としては、例えば、特開平9−268205号公報の段落番号[0035]に記載のアミル化されたスルホニウム塩、特開2000−71366号公報の段落番号[0010]〜[0011]に記載のジアリールヨードニウム塩又はトリアリールスルホニウム塩、特開2001−288205号公報の段落番号[0017]に記載のチオ安息香酸S−フェニルエステルのスルホニウム塩、特開2001−133696号公報の段落番号[0030]〜[0033]に記載のオニウム塩等が挙げられる。
他の例としては、特開2002−29162号公報の段落番号[0059]〜[0062]に記載の有機金属/有機ハロゲン化物、o−ニトロベンジル型保護基を有する光酸発生剤、光分解してスルホン酸を発生する化合物(イミノスルフォネート等)等の化合物が挙げられる。
ヨードニウム塩系のカチオン重合開始剤の具体的な化合物としては、B2380(東京化成製)、BBI−102(みどり化学製)、WPI−113(和光純薬工業製)、WPI−124(和光純薬工業製)、WPI−169(和光純薬工業製)、WPI−170(和光純薬工業製)、DTBPI−PFBS(東洋合成化学製)を用いる事ができる。
(e)成分としては、1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
(e)成分の含有量は、本発明におけるハードコート層形成組成物の全固形分を100質量%とした場合に、0.1〜10質量%であることが好ましく、0.5〜3.0質量%であることがより好ましい。
本発明におけるハードコート層形成用組成物は、(d)成分と(e)成分とをともに含むことが好ましい。
[(f)エポキシ基又はエチレン性不飽和二重結合性基との反応性を有する無機微粒子]
本発明におけるハードコート層形成組成物は、(f)エポキシ基又はエチレン性不飽和二重結合性基との反応性を有する無機微粒子(「(f)成分」ともいう)を含有していてもよい。
ハードコート層形成組成物に無機微粒子を添加することで硬化収縮量を低減できるため、カールを低減できる。更に、エポキシ基又はエチレン性不飽和二重結合性基との反応性を有する無機微粒子を用いることによって、表面硬度を向上させることが可能である。無機微粒子としては例えば、シリカ粒子、二酸化チタン粒子、酸化ジルコニウム粒子、酸化アルミニウム粒子などが挙げられる。中でもシリカ粒子が好ましい。
(f)成分の含有量は、塗膜の硬さと脆性のバランスを考慮して、本発明におけるハードコート層形成組成物の全固形分を100質量%とした場合に、5〜40質量%が好ましく、10〜30質量%がより好ましい。
無機微粒子のサイズ(平均1次粒径)は、10nm〜100nmが好ましく、更に好ましくは10〜60nmである。微粒子の平均粒径は電子顕微鏡写真から求めることができる。
[(g)紫外線吸収剤]
本発明におけるハードコート層形成組成物は、(g)紫外線吸収剤(「(g)成分」ともいう)を含有していてもよい。
紫外線吸収剤については特に制限はなく、特開2006−184874号公報[0107]〜[0185]段落に記載の化合物を挙げることができる。高分子紫外線吸収剤も好ましく用いることができ、特に特開平6−148430号公報に記載の高分子紫外線吸収剤が好ましく用いられる。
(g)成分の含有量は、化合物の種類、使用条件等により一様ではないが、本発明におけるハードコート層形成組成物の全固形分を100質量%とした場合に、f)成分が0.1〜10質量%であることが好ましい。
紫外線吸収剤を用いた際には、(d)ラジカル重合開始剤の種類は、紫外吸収剤とラジカル開始剤の吸収波長が重ならない様に、組み合わせる事が好ましい。
(溶媒)
本発明におけるハードコート層形成組成物は溶媒を含有してもよい。溶媒としては、各成分を溶解または分散可能であること、塗布工程、乾燥工程において均一な面状となり易いこと、液保存性が確保できること、適度な飽和蒸気圧を有すること、等の観点で選ばれる各種の溶剤が使用できる。
溶媒は1種単独で用いてもよいし、2種類以上のものを混合して用いることができる。
(界面活性剤)
本発明におけるハードコート層形成組成物には各種の界面活性剤を使用することも好適である。一般的に界面活性剤は乾燥風の局所的な分布による乾燥バラツキに起因する膜厚ムラ等を抑制することができる。
界面活性剤としては、フッ素系界面活性剤、又はシリコーン系界面活性剤あるいはその両者を含有することが好ましい。また、界面活性剤は、低分子化合物よりもオリゴマー又はポリマーであることが好ましい。
界面活性剤は、本発明におけるハードコート層形成組成物の全固形分を100質量%とした場合に、0.01〜0.5質量%含有されることが好ましく、0.01〜0.3質量%含有されることがより好ましい。
(マット粒子)
ハードコート層には、内部散乱性付与や表面凹凸付与の目的で、平均粒径が1.0〜10.0μm、好ましくは1.5〜5.0μmのマット粒子を含有してもよい。更に、マット粒子の好ましい添加量は、ハードコート層形成組成物の全固形分を100質量%とした場合に、1.0%〜30質量%含有されることが好ましく、5〜20質量%がより好ましい。また、塗布液の粘度を調整するために、高分子化合物又は無機層状化合物等を含む事もできる。(f)成分をマット粒子として使用してもよい。
本発明の光学フィルムのハードコート層の膜厚は、目標とする硬度に合わせて選択することができるが、1μm以上15μm以下が好ましく、2μm以上10μm以下がより好ましく、3μm以上8μm以下が更に好ましい。
[支持体]
本発明の支持体を形成する材料としては、光学性能透明性、機械的強度、熱安定性、等方性などに優れるポリマーが好ましい。本発明では支持体として透明支持体を用いるのが好ましい。本発明でいう透明とは、可視光の透過率が60%以上であることを示し、好ましくは80%以上であり、特に好ましくは90%以上である。支持体としては、例えば、ポリカーボネート系ポリマー、ポリエチレンテレフタレート又はポリエチレンナフタレート等のポリエステル系ポリマー、ポリメチルメタクリレート等の(メタ)アクリル系ポリマー、ポリスチレンやアクリロニトリル・スチレン共重合体(AS樹脂)等のスチレン系ポリマーなどが挙げられる。また、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、エチレン・プロピレン共重合体の如きポリオレフィン系ポリマー、塩化ビニル系ポリマー、ナイロンや芳香族ポリアミド等のアミド系ポリマー、イミド系ポリマー、スルホン系ポリマー、ポリエーテルスルホン系ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン系ポリマー、ポリフェニレンスルフィド系ポリマー、塩化ビニリデン系ポリマー、ビニルブチラール系ポリマー、アリレート系ポリマー、ポリオキシメチレン系ポリマー、エポキシ系ポリマー、又は上記ポリマーを混合したポリマーも例としてあげられる。また、二層以上の樹脂フィルムを積層したフィルムを用いる事もできる。
また、本発明の支持体を形成する材料としては、トリアセチルセルロースに代表される、セルロース系ポリマー(特に好ましくは、セルロースアシレート)も好ましく用いることができる。また、アクリル系フィルムも好ましく用いることができる。
支持体の厚さは33μm以下であることが好ましく、10μm〜33μmであることがより好ましく、更に好ましくは10m〜30μmであり、15μm〜28μmが特に好ましく、15μm〜25μmであることが最も好ましい。支持体の厚みを薄くする事によって、フィルム全体の厚みを低減する事ができる。
[透湿度]
本発明の光学フィルムは、JIS Z−0208(1976)の手法による、40℃、相対湿度90%で24時間経過後の透湿度が、400g/m/day以下であることが好ましく、350g/m/day以下であることがより好ましく、300g/m/day以下であることが更に好ましい。
[偏光板]
本発明の偏光板は、偏光子と、本発明の光学フィルムとを含む偏光板である。
偏光子には、ヨウ素系偏光子、二色性染料を用いる染料系偏光子、及びポリエン系偏光子がある。ヨウ素系偏光子及び染料系偏光子は、一般にポリビニルアルコール系フィルムを用いて製造する。
[画像表示装置]
本発明の光学フィルム又は偏光板は、液晶表示装置、プラズマディスプレイパネル、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、又は陰極管表示装置のような画像表示装置に用いることができる。
特に、液晶セルと、液晶セルの少なくとも一方の面に配置された本発明の偏光板とを含み、本発明の光学フィルムが最表面に配置された液晶表示装置が好ましい。
<光学フィルムの製造方法>
本発明の光学フィルムの製造方法は、
支持体とハードコート層とを有する光学フィルムの製造方法であって、
上記光学フィルムの全膜厚が35μm以下であり、
上記光学フィルムを平置きしたときの上記ハードコート層方向へのフィルムカールが4mm以下であり、
上記光学フィルムの上記ハードコート層表面の鉛筆硬度がH以上であり、
上記支持体上に、下記(a)および(b)の少なくとも一方と下記(c)とを含み、下記(a)及び(b)の合計の含有量が全固形分に対して5質量%以上40質量%以下であるハードコート層形成組成物を塗布して塗膜を形成し、上記塗膜に活性エネルギー線を照射して上記ハードコート層を形成する、光学フィルムの製造方法である。
(a)下記一般式(1)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物
Figure 2017173647
一般式(1)中、
nは1〜4の整数を表す。
は単結合、又は、置換基を有しても良いアルキレン基、置換基を有しても良いアリーレン基、置換基を有しても良いアラルキレン基、エステル結合、エーテル結合、カルボニル結合、−NH−、若しくはこれらを組み合わせてなる連結基を表す。
(b)下記一般式(2)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物
Figure 2017173647
一般式(2)中、m及びkはそれぞれ独立に1〜4の整数を表す。
は、単結合、又は、置換基を有しても良いアルキレン基、置換基を有しても良いアリーレン基、置換基を有しても良いアラルキレン基、エステル結合、エーテル結合、カルボニル結合、−NH−、若しくはこれらを組み合わせてなる連結基を表す。
(c)分子内に3個以上のエチレン性不飽和二重結合性基を有する化合物
支持体、ハードコート層形成組成物、ハードコート層、及び光学フィルムに関しては前述したとおりである。
本発明の光学フィルムの製造方法においては、ハードコート層形成組成物を支持体上に塗布して塗膜を形成し、塗膜に活性エネルギー線照射して上記ハードコート層を形成する。
[塗布方式]
ハードコート層形成用組成物は以下の塗布方法により形成することができるが、この方法に制限されない。ディップコート法、エアーナイフコート法、カーテンコート法、ローラーコート法、ワイヤーバーコート法、グラビアコート法、スライドコート法やエクストルージョンコート法(ダイコート法)(特開2003−164788号明細書参照)、マイクログラビアコート法等の公知の方法が用いられ、その中でもマイクログラビアコート法、ダイコート法が好ましい。
[乾燥、硬化条件]
本発明では、活性エネルギー線照射と、照射の前、照射と同時又は照射後の熱処理とを組み合わせることにより、硬化することが有効である。
以下に、いくつかの製造工程のパターンを示すが、これらに限定されるものではない。(以下の「−」は熱処理を行っていないことを示す。)
照射前 → 照射と同時 → 照射後
(1)熱処理 → 活性エネルギー線照射 → −
(2)熱処理 → 活性エネルギー線照射 → 熱処理
(3) − → 活性エネルギー線照射 → 熱処理
その他、活性エネルギー線照射時に同時に熱処理を行う工程も好ましい。
本発明においては、上記のとおり、活性エネルギー線照射と組み合わせて熱処理を行うことが好ましい。熱処理は、光学フィルムの支持体、ハードコート層を含めた構成層を損なうものでなければ特に制限はないが、好ましくは40〜150℃、更に好ましくは40〜80℃である。
熱処理に要する時間は、使用成分の分子量、その他成分との相互作用、粘度などにより異なるが、15秒〜1時間、好ましくは20秒〜30分、最も好ましくは30秒〜5分である。
活性エネルギー線の種類については、特に制限はなく、X線、電子線、紫外線、可視光、赤外線などが挙げられるが、紫外線が広く用いられる。例えば塗膜が紫外線硬化性であれば、紫外線ランプにより10mJ/cm〜1000mJ/cmの照射量の紫外線を照射して塗膜を硬化するのが好ましい。
活性エネルギー線の照射の際には、上記エネルギーを一度に当ててもよいし、分割して照射することもできる。
本発明においては、得られる光学フィルムの透湿度を低くすることができるという理由から、活性エネルギー線の照射を2回以上に分割して行うことが好ましい。
また、初期に例えば100mJ/cm以下の低照射量の活性エネルギー線を照射し、その後、例えば300mJ/cm以上の高照射量の活性エネルギー線を照射し、かつ初期よりも後期の方で高い照射量を当てることが好ましい。
2回以上に分割して照射することにより、反応熱によるフィルムの昇温を抑制し、カチオン重合反応を効率的に進行させることができる。カチオン重合でエポキシ基が開環することにより、光学フィルムを低透湿化することができる。
本発明においては、フィルムのカール、透湿度を低下させ、かつ硬度を向上させるという観点で、下記関係式(A)を満たす工程を含むことが好ましく(すなわち、n回目の活性エネルギー線照射時の温度とn−1回目の活性エネルギー線照射時の温度との温度差が5℃以上となることが好ましく)、上記温度差は10℃以上がより好ましく、20℃以上が更に好ましい。
関係式(A):
(n回目の活性エネルギー線照射時の温度)−(n−1回目の活性エネルギー線照射時の温度)≧5℃
活性エネルギー線照射時の温度が低温ではカチオン重合反応が進行しやすく、高温ではラジカル重合が進行しやすい。温度を変えてエネルギー線照射を行うことで、両方の重合反応を効率的に進めることが可能である。関係式(A)を満たすことで、カール、透湿度、及び硬度の全ての観点で優れた光学フィルムを得ることができる。
本発明を詳細に説明するために、以下に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(ハードコート層塗布液の調製)
以下の表1及び表2に示す組成で各成分を添加し、孔径10μmのポリプロピレン製フィルターでろ過してハードコート層塗布液(ハードコート層形成用組成物)A01〜A20を調製した。
表1及び表2中、溶媒以外の成分の含有量はハードコート層形成用組成物の全固形分を100質量%とした場合の各成分の含有率(質量%)であり、溶媒については全溶媒を100質量%とした場合の各溶媒の含有率(質量%)である。
ハードコート層形成用組成物の全固形分濃度は、35質量%とした。
MEKはメチルエチルケトンを表し、MiBKはメチルイソブチルケトンを表す。
Figure 2017173647
Figure 2017173647
・EHPE3150:株式会社ダイセル製の下記構造の化合物。重量平均分子量2200。
Figure 2017173647
・化合物B−1:下記構造の化合物。重量平均分子量3500。
Figure 2017173647
・化合物B−2:下記構造の化合物。重量平均分子量4000。
Figure 2017173647
・DPHA:KAYARD DPHA(ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、日本化薬(株)製)
・A−TMMT:ペンタエリスリトールテトラアクリレート(新中村化学工業(株)製)
・IRGACURE184:重合開始剤(BASF社製)
・光カチオン重合開始剤(I):下記構造の化合物。
Figure 2017173647
・TTA−22:Tetrachem製。下記構造の化合物。
Figure 2017173647
・CEL8000:ダイセル製。下記構造の化合物。
Figure 2017173647
・MEK−AC−2140Z:平均粒径10〜20nmの球形シリカ微粒子、日産化学工業(株)製。
・AEROSIL RX300:日本アエロジル(株)製。
・Tinuvin928:BASF社製。
・FP−1:下記含フッ素化合物。重量平均分子量25000。
Figure 2017173647
(ハードコート層の塗設)
ロール形態の25μm又は15μmの厚さのトリアセチルセルロースフィルムをそれぞれ巻き出して、ハードコート層用塗布液A01〜A20を塗布し、硬膜後のハードコート層の膜厚が6μmになる様に調整し、ハードコートフィルム(光学フィルム)S01〜S29を作製した。
具体的には、特開2006−122889号公報実施例1記載のスロットダイを用いたダイコート法で、搬送速度30m/分の条件で各塗布液を塗布し、50℃で150秒乾燥の後、更に窒素パージ下酸素濃度約0.1体積%で下記表3〜5に記載の条件で紫外線を照射して塗布層を硬化させてハードコート層を形成した後、巻き取った。各実施例及び比較例において、紫外線照射は、表3〜5に記載したように1〜3回行った。表3〜5において、1回目の紫外線照射時の温度を「UV1温度」、1回目の紫外線照射時の照射量を「UV1照射量」とし、2回目の紫外線照射時の温度を「UV2温度」、2回目の紫外線照射時の照射量を「UV2照射量」とし、3回目の紫外線照射時の温度を「UV3温度」、3回目の紫外線照射時の照射量を「UV3照射量」と記載した。
(厚さ25μmのトリアセチルセルロースフィルム(25μmTAC)の作製)
(コア層セルロースアシレートドープの作製)
下記の組成物をミキシングタンクに投入し攪拌して、各成分を溶解し、セルロースアセテート溶液を調製した。
・アセチル置換度2.88 重量平均分子量260000のセルロースアセテート 100質量部
・フタル酸エステルオリゴマーA 10質量部
・化合物(A−1) 4質量部
・紫外線吸収剤U−1(下記構造式の化合物、BASF社製) 2.7質量部
・TINUVIN123 (HA−1、BASF社製) 0.18質量部
・テークランDO(N−アルケニルプロピレンジアミン三酢酸、ナガセケムテックス(株)社製) 0.02質量部
・メチレンクロライド(第1溶媒) 430質量部
・メタノール(第2溶剤) 64質量部
フタル酸エステルオリゴマーA 重量平均分子量:750
Figure 2017173647
化合物(A−1)
Figure 2017173647
紫外線吸収剤U−1
Figure 2017173647
(外層セルロースアシレートドープの作製)
上記のコア層セルロースアシレートドープ90質量部に下記のマット剤溶液を10質量部加え、外層セルロースアセテート溶液を調製した。
・平均粒子サイズ20nmのシリカ粒子(AEROSIL R972、日本アエロジル(株)製) 2質量部
・メチレンクロライド(第1溶媒) 76質量部
・メタノール(第2溶剤) 11質量部
・コア層セルロースアシレートドープ 1質量部
(セルロースアシレートフィルムの作製)
上記コア層セルロースアシレートドープとその両側に外層セルロースアシレートドープとを3層同時に流延口から20℃のドラム上に流延した。溶剤含有率20質量%の状態で剥ぎ取り、フィルムの幅方向の両端をテンタークリップで固定し、残留溶剤が3〜15質量%の状態で、横(幅)方向に1.18倍延伸しつつ乾燥した。その後、熱処理装置のロール間を搬送することにより、さらに乾燥し、厚さ25μmのセルロースアシレートフィルムを作製した(可視光透過率:92%)。
(厚さ15μmのトリアセチルセルロースフィルム(15μmTAC)の作製)
流延時の膜厚を薄くした以外は25μmのトリアセチルセルロースフィルムと同様の方法で、15μmのトリアセチルセルロースフィルムを作製した(可視光透過率:92%)。
(ハードコート層の膜厚)
ハードコート層の膜厚は接触式の膜厚計で作製したハードコートフィルムの膜厚を測定し、そこから同様に測定した支持体厚みを引いて算出した。
(鉛筆硬度)
JIS K 5600−5−4(1999)に記載の鉛筆硬度評価を行った。ハードコートフィルムを温度25℃、湿度60%で2時間調湿した後、JIS S 6006(2007)に規定するH〜3Hの試験用鉛筆を用いて、4.9Nの荷重にてハードコート層表面を引っ掻いた。表3〜5中に記載している数値は各鉛筆で5回引っ掻いた際の、傷が発生しなかった本数である。
下記基準でハードコートフィルムの鉛筆硬度を評価した。
3H以上:3H鉛筆で5回引っ掻いた際、傷が発生しないのが3本以上であった。
2H以上:2H鉛筆で5回引っ掻いた際、傷が発生しないのが3本以上であったが、3H鉛筆で5回引っ掻いた際、傷が発生しないのは2本以下であった。
H以上:H鉛筆で5回引っ掻いた際、傷が発生しないのが3本以上であったが、2H鉛筆で5回引っ掻いた際、傷が発生しないのは2本以下であった。
(カール評価)
ハードコートフィルムを60mm×60mmのサイズで切り出し、温度25℃、相対湿度60%環境下で3時間以上調湿する。その後、同環境下(温度25℃、相対湿度60%)で、ハードコートフィルムをハードコート層が上になるように平置きし、フィルムの一辺の端部から1cmの位置に200gの重りを載せて1分間放置し、その端部の立ち上がり高さ=カール値(K)を測定する(したがって、カール値(K)は最大で10mmとなる)。この測定を、ハードコートフィルムの四辺全てに対して行い、得られた値を平均し、ハードコート層方向へのフィルムカールを求めた。
カールの評価は、下記基準で判定した。
A:カール値(K)が2.0mm以下
B:カール値(K)が2.0mmを超え、4.0mm以下
C:カール値(K)が4.0mmを超える
(透湿度)
直径70mmに切り出したハードコートフィルム試料を40℃、相対湿度90%で24時間調湿し、JIS Z−0208(1976)記載の方法により測定した。
A:透湿度が300g/m/day以下
B:透湿度が300g/m/day超、400g/m/day以下
C:透湿度が400g/m/day超
(偏光板P01〜P29の作製)
ハードコートフィルムS01〜S29と、これらハードコートフィルムで用いた支持体を、2.3mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液に、55℃で3分間浸漬した。20℃の水洗浴槽中で洗浄し、30℃で0.05mol/Lの硫酸を用いて中和した。再度、20℃の水洗浴槽中で洗浄し、さらに100℃の温風で乾燥した。このようにして、上記フィルムの表面鹸化処理を行った。
上記の鹸化後のハードコートフィルムS01〜S29のハードコート層を積層していない面、延伸したヨウ素系ポリビニルアルコール偏光子、鹸化後の支持体をこの順番で、ポリビニルアルコール系接着剤で貼合し、熱乾燥し偏光板P01〜P29を得た。なお、偏光子としては膜厚12μmのもの又は7μmのものを用いた。
この際、偏光子のロールの長手方向とハードコートフィルムS01〜S29の長手方向とが平行になるように配置した。また、偏光子のロールの長手方向と上記支持体のロールの長手方向とが、平行になるように配置した。
(偏光板の湿熱経時後の偏光度)
作製した偏光板を4cm×4cmに裁断し、ハードコート層が表面になるようにして、粘着剤SK2057(綜研化学製)で5cm×5cmのガラス板に貼合した。このガラス板付き偏光板を85℃、相対湿度85%の環境下で経時させ、10日後の偏光度を測定した。偏光度は自動偏光フィルム測定装置(VAP−7070、日本分光株式会社製)を用いて測定した。
湿熱経時後の偏光度の評価は、下記基準で判定した。
A:絶対値が99.5%以上
B:絶対値が99.0%以上99.5%未満
C:絶対値が99.0%未満
Figure 2017173647
Figure 2017173647
Figure 2017173647

Claims (9)

  1. 支持体とハードコート層とを有する光学フィルムであって、
    前記光学フィルムの全膜厚が35μm以下であり、
    前記光学フィルムを平置きしたときの前記ハードコート層方向へのフィルムカールが4mm以下であり、
    前記光学フィルムの前記ハードコート層表面の鉛筆硬度がH以上であり、
    前記ハードコート層は、ハードコート層形成組成物を用いて形成された層であり、
    前記ハードコート層形成組成物は、下記(a)および(b)の少なくとも一方と下記(c)とを含み、前記ハードコート層形成組成物の全固形分を100質量%とした場合に、下記(a)及び(b)の合計の含有量が5質量%以上40質量%以下である、光学フィルム。
    (a)下記一般式(1)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物
    Figure 2017173647

    一般式(1)中、
    nは1〜4の整数を表す。
    は単結合、又は、置換基を有しても良いアルキレン基、置換基を有しても良いアリーレン基、置換基を有しても良いアラルキレン基、エステル結合、エーテル結合、カルボニル結合、−NH−、若しくはこれらを組み合わせてなる連結基を表す。
    (b)下記一般式(2)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物
    Figure 2017173647

    一般式(2)中、m及びkはそれぞれ独立に1〜4の整数を表す。
    は、単結合、又は、置換基を有しても良いアルキレン基、置換基を有しても良いアリーレン基、置換基を有しても良いアラルキレン基、エステル結合、エーテル結合、カルボニル結合、−NH−、若しくはこれらを組み合わせてなる連結基を表す。
    (c)分子内に3個以上のエチレン性不飽和二重結合性基を有する化合物
  2. 透湿度が400g/m/day以下である請求項1に記載の光学フィルム。
  3. 前記支持体の厚さが33μm以下である、請求項1又は2に記載の光学フィルム。
  4. 前記支持体がセルロースアシレートを含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学フィルム。
  5. 偏光子と、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学フィルムとを含む偏光板。
  6. 液晶セルと、前記液晶セルの少なくとも一方の面に配置された請求項5に記載の偏光板とを含み、前記偏光板の前記光学フィルムが最表面に配置された液晶表示装置。
  7. 支持体とハードコート層とを有する光学フィルムの製造方法であって、
    前記光学フィルムの全膜厚が35μm以下であり、
    前記光学フィルムを平置きしたときの前記ハードコート層方向へのフィルムカールが4mm以下であり、
    前記光学フィルムの前記ハードコート層表面の鉛筆硬度がH以上であり、
    前記支持体上に、下記(a)および(b)の少なくとも一方と下記(c)とを含み、かつ下記(a)及び(b)の合計の含有量が全固形分に対して5質量%以上40質量%以下であるハードコート層形成組成物を塗布して塗膜を形成し、前記塗膜に活性エネルギー線を照射して前記ハードコート層を形成する、光学フィルムの製造方法。
    (a)下記一般式(1)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物
    Figure 2017173647

    一般式(1)中、
    nは1〜4の整数を表す。
    は単結合、又は、置換基を有しても良いアルキレン基、置換基を有しても良いアリーレン基、置換基を有しても良いアラルキレン基、エステル結合、エーテル結合、カルボニル結合、−NH−、若しくはこれらを組み合わせてなる連結基を表す。
    (b)下記一般式(2)で表される構造を有する、重量平均分子量が500以上である化合物
    Figure 2017173647

    一般式(2)中、m及びkはそれぞれ独立に1〜4の整数を表す。
    は、単結合、又は、置換基を有しても良いアルキレン基、置換基を有しても良いアリーレン基、置換基を有しても良いアラルキレン基、エステル結合、エーテル結合、カルボニル結合、−NH−、若しくはこれらを組み合わせてなる連結基を表す。
    (c)分子内に3個以上のエチレン性不飽和二重結合性基を有する化合物
  8. 前記活性エネルギー線の照射を2回以上に分割して行う請求項7に記載の光学フィルムの製造方法。
  9. 下記関係式(A)を満たす工程を含む請求項8に記載の光学フィルムの製造方法。
    関係式(A):
    (n回目の活性エネルギー線照射時の温度)−(n−1回目の活性エネルギー線照射時の温度)≧5℃
JP2016060967A 2016-03-24 2016-03-24 光学フィルム、偏光板、液晶表示装置、及び光学フィルムの製造方法 Active JP6507116B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016060967A JP6507116B2 (ja) 2016-03-24 2016-03-24 光学フィルム、偏光板、液晶表示装置、及び光学フィルムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016060967A JP6507116B2 (ja) 2016-03-24 2016-03-24 光学フィルム、偏光板、液晶表示装置、及び光学フィルムの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017173647A true JP2017173647A (ja) 2017-09-28
JP6507116B2 JP6507116B2 (ja) 2019-04-24

Family

ID=59971136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016060967A Active JP6507116B2 (ja) 2016-03-24 2016-03-24 光学フィルム、偏光板、液晶表示装置、及び光学フィルムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6507116B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11305007A (ja) * 1998-04-20 1999-11-05 Tomoegawa Paper Co Ltd 反射防止材料及びそれを用いた偏光フィルム
JP2003252954A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Toppan Printing Co Ltd 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物およびその成形体
JP2004141732A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Fuji Photo Film Co Ltd 硬化性組成物、それを用いたハードコート処理物品及び画像表示装置
JP2006251224A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Fuji Photo Film Co Ltd 偏光板の製造方法
JP2008003541A (ja) * 2006-01-27 2008-01-10 Fujifilm Corp 偏光板保護フィルムとそれを用いた偏光板及び液晶表示装置
JP2012215705A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Fujifilm Corp ハードコートフィルムの製造方法、及びハードコートフィルム
WO2013175927A1 (ja) * 2012-05-24 2013-11-28 富士フイルム株式会社 偏光板及び液晶表示装置
JP2014206725A (ja) * 2013-03-19 2014-10-30 富士フイルム株式会社 偏光板および液晶表示装置
JP2015217654A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 大日本印刷株式会社 ハードコートフィルム、並びにこれを用いた表示素子の前面板及び表示装置、並びに薄型ハードコートフィルムの塗膜の耐剥離性の改良方法
JP2016166307A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 大日本印刷株式会社 保護層形成用光硬化性樹脂組成物、及びその硬化物、並びに光学フィルム

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11305007A (ja) * 1998-04-20 1999-11-05 Tomoegawa Paper Co Ltd 反射防止材料及びそれを用いた偏光フィルム
JP2003252954A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Toppan Printing Co Ltd 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物およびその成形体
JP2004141732A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Fuji Photo Film Co Ltd 硬化性組成物、それを用いたハードコート処理物品及び画像表示装置
JP2006251224A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Fuji Photo Film Co Ltd 偏光板の製造方法
JP2008003541A (ja) * 2006-01-27 2008-01-10 Fujifilm Corp 偏光板保護フィルムとそれを用いた偏光板及び液晶表示装置
JP2012215705A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Fujifilm Corp ハードコートフィルムの製造方法、及びハードコートフィルム
WO2013175927A1 (ja) * 2012-05-24 2013-11-28 富士フイルム株式会社 偏光板及び液晶表示装置
JP2014206725A (ja) * 2013-03-19 2014-10-30 富士フイルム株式会社 偏光板および液晶表示装置
JP2015217654A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 大日本印刷株式会社 ハードコートフィルム、並びにこれを用いた表示素子の前面板及び表示装置、並びに薄型ハードコートフィルムの塗膜の耐剥離性の改良方法
JP2016166307A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 大日本印刷株式会社 保護層形成用光硬化性樹脂組成物、及びその硬化物、並びに光学フィルム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6507116B2 (ja) 2019-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100916172B1 (ko) 방현성 하드코트 필름, 편광판 및 화상표시장치
US8767295B2 (en) Polarizing plate manufacturing method
US20080026182A1 (en) Hard-coated film, polarizing plate and image display including the same, and method of manufacturing hard-coated film
JP2008151998A (ja) ハードコートフィルムの製造方法、ハードコートフィルム、偏光板および画像表示装置
JP6167090B2 (ja) ハードコートフィルム、ハードコートフィルムの製造方法、偏光板、及び液晶表示装置
CN104854491B (zh) 光学层叠体、使用其的偏振片及图像显示装置
CN104903763A (zh) 光学层叠体、其制造方法以及使用其的偏振片及液晶显示装置
JP2021532423A (ja) 反射防止フィルム、偏光板およびディスプレイ装置
TWI663225B (zh) 硬塗膜之製造方法、硬塗膜、偏光板、及液晶顯示裝置
KR20160001688A (ko) 편광판 보호 필름, 편광판, 화상 표시 장치, 및 편광판 보호 필름의 제조 방법
KR20160037117A (ko) 광학 필름 및 그것을 구비한 편광판, 액정 표시 장치, 및 광학 필름의 제조 방법
WO2020203062A1 (ja) 成型用積層フィルム
JP6333218B2 (ja) 偏光板保護フィルム、偏光板、液晶表示装置、及び偏光板保護フィルムの製造方法
JP6507116B2 (ja) 光学フィルム、偏光板、液晶表示装置、及び光学フィルムの製造方法
JP2006119476A (ja) 反射防止積層体および光学部材
JP6388570B2 (ja) 積層フィルムおよびその製造方法、偏光板、液晶パネル、ならびに液晶表示装置
JP6586363B2 (ja) 膜形成用組成物、ハードコートフィルム、偏光板、及び親水化ハードコートフィルムの製造方法
JP2015039860A (ja) タッチパネル用透明導電性フィルムのベースフィルム、タッチパネル用透明導電性フィルムおよびその製造方法
WO2017057526A1 (ja) ハードコートフィルム、偏光板及び画像表示装置
TWI496691B (zh) A hard coat film, a polarizing plate, and an image display device
KR101763427B1 (ko) 방현성 반사방지 필름의 제조방법
JP5250475B2 (ja) アクリル樹脂積層体、アクリル樹脂積層体の製造方法及び表示装置。
JP2016071033A (ja) 偏光板保護フィルムの製造方法、偏光板保護フィルム及びそれを備えた偏光板、液晶表示装置、及び光学フィルムの製造方法
JP6335858B2 (ja) 防眩フィルム、偏光板及び画像表示装置
KR20130026269A (ko) 하드코팅 필름, 이를 포함하는 편광판 및 표시 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6507116

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250