JP2017172661A - 湯水混合水栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】水栓本体の内部流路を簡単な経路にすることにより水栓本体の外形寸法を小型化することができると共に、デザイン性を高めることができる湯水混合水栓を提供する。
【解決手段】本発明の湯水混合水栓1は、湯水混合弁ユニット6と、流量調整弁ユニット12と、水栓本体2と、湯水混合弁ハウジング4と、流量調整弁ハウジング14と、を有し、流量調整弁ユニットは、その一端が水栓本体の他端側から流量調整弁ハウジングを介して挿入された状態で水栓本体2の筒状部34内に保持されると共に、湯水混合弁ユニット側から流量調整弁ユニット内に流入した湯水混合水を流出させる流出口46a,46bを備え、流量調整弁ハウジングは、流量調整弁ユニットの各流出口46a,46bと水栓本体2の各排出口26a,32aとが互いに直接的に重なり合うように水栓本体の他端と筒状部の他端との間に配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、湯水混合水栓に係り、特に、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水混合水を吐止水する湯水混合水栓に関する。
従来から、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓として、例えば、特許文献1に記載されているように、湯水混合弁と流量調整弁とが水栓本体内に直接的に挿入されて収納されたものが知られている。また、湯水混合弁と流量調整弁とが収納された状態の水栓本体内の壁面等には、湯や水の複雑な流路が確保されている。
特開2006−329304号公報
しかしながら、上述した従来の湯水混合水栓においては、一般的には、水栓本体が鋳型成形品であることから、製造時には、水栓本体に対して湯や水の複雑な内部流路を形成するための特殊な鋳型を用いた鋳型成形や、水栓本体の内壁等に特別な機械加工等が必要となるため、製造効率が低下するという問題がある。
また、水栓本体に湯や水の複雑な流路を確保することにより、水栓本体の外形寸法(例えば、水栓本体の外径等)が大きくなることによるデザイン性の低下や、水栓本体の重量増による製造コストが増大するという問題がある。
さらに、近年では、国内外における様々な設置状況に応じて要求される湯水混合水栓の仕様が異なる場合がある。例えば、設置状況によっては、通常の仕様よりも湯水混合水栓の長手方向の外形寸法が長尺な仕様のものを使用する場合や、湯水混合水栓の湯流入口と水流入口との軸心間距離(湯水混合水栓の湯流入口の中心軸線と水流入口の中心軸線との距離)がより長い仕様のものを使用する場合等があり、これらの場合、水栓本体の湯流入口及び水流入口のそれぞれから水栓本体の排出口に至るまでの内部流路の経路が複雑になり、経路長さも長くなるため、このような内部流路を確保するための製造コストもさらに増大するという問題がある。
したがって、水栓本体の内部流路をいかに簡単な経路にするかが要請された課題となっている。
また、上述した従来の湯水混合水栓においては、水栓本体が鋳型成形品であるため、特に、水栓本体における湯側領域の表面や混合湯水の排出口付近の表面において、内部の通湯温度の熱が伝わり、使用者が表面に触れることができない程度に熱くなる場合もあるため、水栓本体のデザイン性を高めつつ、水栓本体の表面が熱くならないように通水させるための通水路等の内部流路をいかに確保するかについても要請された課題となっている。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題や要請された課題を解決するためになされたものであり、水栓本体の内部流路を簡単な経路にすることにより水栓本体の外形寸法を小型化することができると共に、デザイン性を高めることができる湯水混合水栓を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水混合水を吐止水する湯水混合水栓であって、上記湯水混合水を生成する湯水混合弁ユニットと、上記湯水混合水の流量を調整する流量調整弁ユニットと、上記給湯源から供給される湯が流入する湯流入口、上記給水源から供給される水が流入する水流入口、及び上記湯水混合水が排出される排出口がそれぞれ形成される筒状の水栓本体であって、その内部に長軸方向に延びる筒状部を形成すると共に、上記湯水混合弁ユニット及び上記流量調整弁ユニットのそれぞれが上記水栓本体の一端側及び他端側のそれぞれから挿入されて収納される上記水栓本体と、上記水栓本体の他端側から挿入されることにより上記筒状部の他端に水密に接続されて上記流量調整弁ユニットを保持する流量調整弁ハウジングと、を有し、上記流量調整弁ユニットは、その一端が上記水栓本体の他端側から上記流量調整弁ハウジングを介して挿入された状態で上記筒状部内に保持されると共に、上記湯水混合弁ユニット側から上記流量調整弁ユニット内に流入した上記湯水混合水を流出させる流出口を備え、上記流量調整弁ハウジングは、上記流量調整弁ユニットの流出口と上記水栓本体の排出口とが互いに直接的に重なり合うように上記水栓本体の他端と上記筒状部の他端との間に配置されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、流量調整弁ユニットが、その一端が水栓本体の他端側から流量調整弁ハウジングを介して挿入された状態で筒状部内に保持される共に、湯水混合弁ユニット側から流量調整弁ユニット内に流入した湯水混合水を流出させる流出口を備えており、流量調整弁ユニットの流出口と水栓本体の排出口とが互いに直接的に重なり合うように流量調整弁ハウジングが水栓本体の他端と筒状部の他端との間に配置されていることにより、流量調整弁ユニットの流出口と水栓本体の排出口との間の流路を最短に形成することができる。
したがって、水栓本体の内部流路を簡単な経路にすることができ、水栓本体の外形寸法(例えば、水栓本体の外径等)を小型化することができるため、湯水混合水栓のデザイン性を高めることができる。
また、流量調整弁ハウジングにより、水栓本体と流量調整弁ハウジングとの間における水栓本体の排出口の近傍にも通水路が形成されるため、使用者が水栓本体の表面に触れたとしても熱くない湯水混合水栓とすることができる。
本発明において、好ましくは、上記流量調整弁ユニットは、さらに、上記筒状部内に設けられて上記流量調整弁ユニットの流出口が周面に形成された円筒状の弁座部材と、この弁座部材内に同軸に回転可能に設けられて周面に開口が形成された円筒状の弁部材と、を備え、上記円筒状の弁部材は、その回転角度に応じて上記弁部材の開口と上記円筒状の弁座部材の上記流出口とが上記弁部材及び上記弁座部材の半径方向に重なり合う開弁状態、又は上記弁部材の周面が上記弁座部材の上記流出口を閉鎖する閉弁状態のいずれかの状態に切り替え可能であり、上記流量調整弁ユニットには、上記湯水混合弁ユニットを通過した上記湯水混合水が上記流量調整弁ユニットの長軸方向から上記弁部材内に流入する流入流路が形成されると共に、上記開弁状態で上記弁部材の上記開口及び上記弁座部材の上記流出口から流出する流出流路が形成され、上記流量調整弁ユニットの上記流入流路と上記流出流路とが互いに直交している。
このように構成された本発明においては、流量調整弁ユニットが、さらに、水栓本体の筒状部内に設けられて流量調整弁ユニットの流出口が周面に形成された円筒状の弁座部材と、この弁座部材内に同軸に回転可能に設けられて周面に開口が形成された円筒状の弁部材とを備えており、円筒状の弁部材が、その回転角度に応じて弁部材の開口と円筒状の弁座部材の流出口とが弁部材及び弁座部材の半径方向に重なり合う開弁状態、又は弁部材の周面が弁座部材の流出口を閉鎖する閉弁状態のいずれかの状態に切り替え可能であり、流量調整弁ユニットには、湯水混合弁ユニットを通過した湯水混合水が流量調整弁ユニットの長軸方向から弁部材内に流入する流入流路が形成されると共に、開弁状態で弁部材の開口及び弁座部材の流出口から流出する流出流路が形成され、流量調整弁ユニットの流入流路及び流出流路が互いに直交しているため、開弁状態では、湯水混合弁ユニットを通過した湯水混合水が、流量調整弁ユニットの長軸方向から流量調整弁ユニットの弁部材に流入した後、弁部材の開口を経て弁座部材の流出口から弁部材及び弁座部材の半径方向に流出し、流量調整弁ユニットの流出口と直接的に重なり合う水栓本体の排出口から流出することできる。
また、流量調整弁ユニットにおける湯水混合水の流入流路と流出流路とが互いに直交していることにより、流量調整弁ユニットの流出口から水栓本体の排出口までの下流側の流路を水栓本体に設ける必要がなくなり、水栓本体をより小型化させることができる。
本発明において、好ましくは、上記水栓本体の排出口の中心軸線は、上記水栓本体の湯流入口の中心軸線と上記水栓本体の水流入口の中心軸線との中間又はその近傍を通る。
このように構成された本発明においては、水栓本体の排出口の中心軸線が、水栓本体の湯流入口の中心軸線と水栓本体の水流入口の中心軸線との中間又はその近傍を通ることにより、水栓本体の湯流入口及び水流入口のそれぞれが水栓本体の排出口に対してほぼ等距離に配置されるため、湯水混合水栓のデザイン性を高めると共に、湯水混合水栓の長手方向の両端のいずれかの側からも使用者が排出口にアクセスしやすくすることができる。
本発明において、好ましくは、上記水栓本体の排出口の中心軸線は、上記水栓本体の長手方向の中心又はその近傍を通る。
このように構成された本発明においては、水栓本体の排出口の中心軸線が水栓本体の長手方向の中心又はその近傍を通ることにより、水栓本体の排出口が水栓本体の長手方向の両端部から等距離の位置に形成されるため、湯水混合水栓のデザイン性を高めると共に、湯水混合水栓の長手方向の両端のいずれかの側からも使用者が排出口にアクセスしやすくすることができる。
本発明の湯水混合水栓によれば、水栓本体の内部流路を簡単な経路にすることにより水栓本体の外形寸法を小型化することができると共に、デザイン性を高めることができる。
本発明の一実施形態による湯水混合水栓の概略斜視図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓の分解斜視図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓の平面断面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓の正面断面図である。 図1のV−V線に沿った本発明の一実施形態による湯水混合水栓の中央側面断面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓の湯水混合弁ユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓の湯水混合弁ハウジングの斜視図である。 図1のVIII−VIII線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓の湯水混合弁保持ハウジングの斜視図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓の流量調整弁ユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓の流量調整弁ハウジングの斜視図である。
つぎに、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による湯水混合水栓について説明する。
まず、図1は、本発明の一実施形態による湯水混合水栓の概略斜視図であり、図2は、本発明の一実施形態による湯水混合水栓の分解斜視図である。
また、図3は、本発明の一実施形態による湯水混合水栓の平面断面図であり、図4は、本発明の一実施形態による湯水混合水栓の正面断面図であり、図5は、図1のV−V線に沿った本発明の一実施形態による湯水混合水栓の中央側面断面図である。
まず、図1〜図4に示すように、本発明の一実施形態による湯水混合水栓1は、水栓本体2と、湯水混合水を生成するほぼ円筒状の湯水混合弁ハウジング4(詳細は後述する)及びほぼ円筒状の湯水混合弁ユニット6と、この湯水混合弁ユニット6を保持するほぼ円筒状の湯水混合弁保持ハウジング8(詳細は後述する)と、湯水混合弁ユニット6を操作する湯温調節用ダイヤル10とを備えている。
つぎに、図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態による湯水混合水栓1は、湯水混合水の流量を調整するほぼ円筒状の流量調整弁ユニット12(詳細は後述する)及び流量調整弁ハウジング14(詳細は後述する)と、流量調整弁ユニット12に接続される接続ユニット16と、この接続ユニット16を介して流量調整弁ユニット12を操作する吐止水切替ハンドル18とを備えている。
つぎに、図1〜図5を参照して、水栓本体2の具体的な構造について説明する。
まず、図2〜図5に示すように、水栓本体2は、水平方向にほぼ円筒状に延びるように形成された金属製の鋳型成形品である。
この水栓本体2の背面側には、給湯源(図示せず)から供給される湯が流入する湯流入口20、及び給水源(図示せず)から供給される水が流入する水流入口22がそれぞれ形成されている。
また、図1、図2及び図5に示すように、水栓本体2の長手方向の中央部の上方には、前方側に突出するスパウト24が一体的に形成されており、このスパウト24内には、スパウト吐水用の排出流路26が形成されている。このスパウト吐水用の排出流路26の入口は、水栓本体2内のスパウト吐水用の湯水混合水が排出される水栓本体2の排出口であるスパウト吐水用の排出口26aとなり、スパウト吐水用の排出流路26の出口は、スパウト24の先端部に形成されたスパウト吐水用の吐水口26bとなっている。
さらに、図1、図4及び図5に示すように、水栓本体2の長手方向の中央部の下方には、シャワーホース28が接続されるシャワーホース接続管30が下側に突出するように一体に形成されており、このシャワーホース接続管30内には、シャワー吐水用の排出流路32が形成されている。このシャワー吐水用の排出流路32の入口は、水栓本体2内のシャワー吐水用の湯水混合水が排出される水栓本体2の排出口であるスパウト吐水用の排出口32aとなり、スパウト吐水用の排出流路26の出口は、シャワーホース接続管30の下端に位置している。
また、図3〜図5に示すように、水栓本体2の内部の中央部付近には、水栓本体2の長軸方向にほぼ円筒状に延びる筒状部34が水栓本体2に対して一体に形成されており、いわゆる二重管構造になっている。
さらに、筒状部34の一端部(湯水混合弁ハウジング4側の端部)の近傍の内周面には、筒状部34の内径が小さくなるように全周に亘って突起34aが形成されている。
なお、本実施形態では、水栓本体2がほぼ円筒形状に形成された形態について説明するが、水栓本体は円筒形状に限られず、筒状のものであれば、例えば、水栓本体の横断面が円形以外の矩形断面や異形断面(楕円形、卵形等)であってもよい。
また、本実施形態では、水栓本体2の長手方向の中央部の下方には、シャワーホース28が接続されるシャワーホース接続管30が下側に突出するように形成され、このシャワーホース接続管30の先端部にシャワーホース28が接続された形態について説明するが、変形例として、このシャワーホース接続管30を水栓本体2の長手方向の中央部の上側に突出させて、シャワーホース28の代わりに上下方向に延びるシャワー管路を形成する棒部材である、いわゆる、「シャワーバー」の一部とされた形態であってもよい。
つぎに、図2〜図4及び図6を参照して、湯水混合弁ユニット6について説明する。
図6は、本発明の一実施形態による湯水混合水栓の湯水混合弁ユニットの斜視図である。
ここで、図6に示す湯水混合弁ユニット6においては、その湯側流入口6a及び水側流入口6bを外側から覆う網部材6c(図2参照)が取り外された状態を示している。
図2〜図4及び図6に示すように、湯水混合弁ユニット6は、水栓本体2の一端側(図3及び図4に示す水栓本体2の長手方向の左側端部)から挿入されて水栓本体2内に収納され、水栓本体2の湯流入口20から供給された湯の量と水栓本体2の水流入口22から供給された水の量を調節して混合して湯水混合水を生成すると共に、この湯水混合水の温度調節を行うものである。
なお、湯水混合弁ユニット6の構造については、従来のものと同様であるため、具体的な説明は省略するが、湯水混合弁ユニット6に内蔵されている部品を簡単に説明すると、湯水混合弁ユニット6の湯側流入口6a及び水側流入口6b(図6参照)のそれぞれの開度を調整する可動弁体、この可動弁体を位置決めする際に湯温調節用ダイヤル10の操作により可動弁体を付勢するバイアスばね、及び湯水混合弁ユニット6内で混合された湯水混合水の温度に応じて可動弁体を付勢する付勢力を調整する感温ばね等が内蔵されている。
つぎに、図2〜図5及び図7を参照して、湯水混合弁ハウジング4について説明する。
図7は、本発明の一実施形態による湯水混合水栓の湯水混合弁ハウジングの斜視図である。
図2〜図4及び図7に示すように、湯水混合弁ハウジング4は、水栓本体2の一端側(図3及び図4に示す水栓本体2の左側端部)から挿入されることにより筒状部34の一端(図3及び図4に示す筒状部34の左側端部)に水密に接続される接続部36(図7参照)を備えており、この接続部36が水栓本体2の筒状部34の一端側に接続される接続部となっている。
より具体的に説明すると、図3、図4及び図7に示すように、湯水混合弁ハウジング4の接続部36の外周面には、全周に亘って溝36a(図7参照)が形成されており、この溝36aには、シール部材であるOリング38(図3及び図4参照)が嵌め込まれている。
これにより、湯水混合弁ハウジング4は、水栓本体2の一端側から水栓本体2内に挿入された状態で、接続部36の軸方向の一端面がこれと軸方向に対向する筒状部34内の突起34aの軸方向の片側端面(図3に示す突起34aの左側端面)と当接すると共に、水栓本体2の筒状部34の内周面と湯水混合弁ハウジング4の接続部36の溝36aとの間がOリング38により水密に接続されるようになっている。
なお、本実施形態では、湯水混合弁ハウジング4の接続部36に設けられているシール部材として、Oリング38を用いた形態について説明するが、Oリング以外のシール部材であるヒレパッキン等を用いてもよい。
つぎに、図7に示すように、湯水混合弁ハウジング4における湯水混合弁保持ハウジング8側の端部の外周面には、複数の開口40が湯水混合弁ハウジング4の周方向に等間隔に形成されており、水栓本体2の水流入口22から流入した水が湯水混合弁ハウジング4の複数の開口40のそれぞれから湯水混合弁ユニット6の水側流入口6b(図6参照)に流入可能となっている。
なお、本実施形態では、湯水混合弁ハウジング4の複数の開口40が周方向に等間隔に形成された形態について説明するが、複数の開口40については、湯水混合弁ユニット6の内部で湯と水との混合斑を抑制することができる状態であれば、必ずしも等間隔に配置されていなくてもよい。
つぎに、図2〜図4、図8及び図9を参照して、湯水混合弁保持ハウジング8について説明する。
図8は、図1のVIII−VIII線に沿った断面図であり、図9は、本発明の一実施形態による湯水混合水栓の湯水混合弁保持ハウジングの斜視図である。
図2〜図4、図8及び図9に示すように、湯水混合弁ユニット6を保持する湯水混合弁保持ハウジング8は、湯水混合弁ハウジング4の長軸方向の外側端部から離間して配置され、湯流入口20付近の水栓本体2内に支持されている。
また、湯水混合弁保持ハウジング8には、水栓本体2の湯流入口20(図8参照)及び湯水混合弁ユニット6の湯側流入口6a(図6参照)の双方と重なり合う通湯口42(図2、図3、図8及び図9参照)が形成されている。
さらに、図9に示すように、湯水混合弁保持ハウジング8の外周面や通湯口42を取り囲む外周部には、Oリング38(図3、図4及び図8参照)が保持される溝44が形成されており、この溝44に保持されたOリング38により水栓本体2の内面と湯水混合弁保持ハウジング8の外周面との間の水密性が確保されている。
つぎに、図2〜図5、図10及び図11を参照して、流量調整弁ユニット12及び流量調整弁ハウジング14について説明する。
図10は、本発明の一実施形態による湯水混合水栓の流量調整弁ユニットの斜視図である。
まず、図2〜図5及び図10に示すように、流量調整弁ユニット12は、水栓本体2の他端側(図3及び図4に示す水栓本体2の長手方向の右側端部)から挿入されて水栓本体2内に収納されるものである。
具体的には、図10に示すように、流量調整弁ユニット12は、その一端が水栓本体2の筒状部34の他端側(図3及び図4に示す筒状部34の右側)から挿入されて筒状部34内に水密に保持される円筒状の弁座部材46と、この弁座部材46内に同軸に回転可能に設けられた円筒状の弁部材48とを備えている。
また、図3、図4及び図10に示すように、弁座部材46の周面には、流量調整弁ユニット12の流出口であるスパウト吐水用の流出口46a及びシャワー吐水用の流出口46bがそれぞれ複数形成されている。
さらに、弁部材48の周面についても、弁座部材46のスパウト吐水用の流出口46a及びシャワー吐水用の流出口46bのそれぞれと連通可能な弁部材48の開口である、スパウト吐水用の開口48a及びシャワー吐水用の開口48bがそれぞれ複数形成されている。
また、図3、図4及び図10に示すように、弁座部材46の外周面には、その全周に亘って複数の溝46cが形成されており、各溝46cには、シール部材であるOリング38がそれぞれ保持されようになっている。そして、弁座部材46は、その軸方向の一端面(図3及び図4に示す弁座部材46の左側端面)がこれと軸方向に対向する筒状部34内の突起34aの軸方向の片側端面(図3及び図4に示す突起34aの右側端面)と当接すると共に、水栓本体2の筒状部34の内周面と弁座部材46の外周面との間が複数のOリング38により水密に保持されている。
また、図2〜図5及び図10に示すように、流量調整弁ユニット12は、一端が弁部材48の軸方向に連結されて回転軸部材50を備え、この回転軸部材50は、接続ユニット16を介して吐止水切替ハンドル18に接続されている。
そして、弁部材48は、吐止水切替ハンドル18及び回転軸部材50の回転角度に応じて、弁部材48のスパウト吐水用の開口48aと弁座部材46のスパウト吐水用の流出口46aとが弁部材48及び弁座部材46の半径方向に重なり合うスパウト吐水用の開弁状態に切り替え可能であり、若しくは弁部材48のシャワー吐水用の開口48bと弁座部材46のシャワー吐水用の流出口46bとが弁部材48及び弁座部材46の半径方向に重なり合うシャワー吐水用の開弁状態に切り替え可能であり、又は弁部材48の周面が弁座部材46の各流出口46a,46bを閉鎖する閉弁状態に切り替え可能となっている。
さらに、図3〜図5及び図10に示すように、流量調整弁ユニット12には、湯水混合弁ユニット6の内部を通過した湯水混合水が流量調整弁ユニット12の長軸方向から弁部材48内に流入する流量調整弁ユニット12の流入流路52が形成されるようになっている。
また、図3〜図5及び図10に示すように、流量調整弁ユニット12には、開弁状態で弁部材48の開口48a及び弁座部材46の流出口46aから流出するスパウト吐水用の流出流路54a、又は開弁状態で弁部材48の開口48b及び弁座部材46の流出口46bから流出するシャワー吐水用の流出流路54bが形成されるようになっている。
ここで、図10に示すように、流量調整弁ユニット12の流入流路52の方向F1は、弁座部材46及び弁部材48の長軸方向であり、流出流路54a,54bの方向F2は、弁座部材46及び弁部材48のそれぞれの半径方向外側方向となるため、流量調整弁ユニット12における流入流路52及び流出流路54は互いに直交している。
なお、本実施形態では、湯水混合水の流量を調整する流量調整弁ユニット12としては、スパウト吐水とシャワー吐水とを切り替える切り替え機能を有するものについて説明したが、スパウト吐水又はシャワー吐水のいずれかの吐水のみについて吐止水する単なる切替弁や開閉弁等からなる流量調整弁ユニットであってもよい。
つぎに、図11は、本発明の一実施形態による湯水混合水栓の流量調整弁ハウジングの斜視図である。
図2〜図4及び図11に示すように、流量調整弁ハウジング14は、その一端側が水栓本体2の他端側(図3及び図4に示す水栓本体2の長手方向の右側端部)から挿入された状態で筒状部34内の他端部に接続させる一端側の接続部56と、水栓本体2の他端部の内面に接続される他端側の接続部58とを備えたほぼ円筒状の部材であり、その内部には、流量調整弁ユニット12の回転軸部材50と接続ユニット16が保持されている。
また、流量調整弁ハウジング14の接続部56,58のそれぞれの外周面には、シール部材であるOリング38が嵌め込まれる溝56a,58aが全周に亘って形成されているが、流量調整弁ハウジング14の外周面を貫く開口等は設けられていない。
さらに、流量調整弁ハウジング14の各接続部56,58の各溝56a,58に嵌め込まれた各Oリング38により、流量調整弁ハウジング14の一端側の接続部56の外周面と水栓本体2の筒状部34の他端側(図3及び図4に示す水栓本体2の筒状部34の長手方向の右側端部)の内周面との間が水密に接続されると共に、流量調整弁ハウジング14の他端側の接続部58の外周面と水栓本体2内の他端側(図3及び図4に示す水栓本体2の長手方向の右側端部)の内周面との間がOリング38によって水密に接続されている。
これにより、図3〜図5に示すように、流量調整弁ユニット12のスパウト吐水用の流出口46aとその下流側の水栓本体2のスパウト吐水用の排出口26aとが互いに直接的に重なり合うと共に、流量調整弁ユニット12のシャワー吐水用の流出口46bとその下流側の水栓本体2のシャワー吐水用の排出口32aとが互いに直接的に重なり合うように、流量調整弁ハウジング14は水栓本体2の他端と筒状部34の他端との間に配置されている。
すなわち、流量調整弁ハウジング14は、流量調整弁ユニット12の各流出口46a,46bと水栓本体2の各排出口26a,32aとが互いに直接的に重なり合うように流量調整弁ユニット12を水栓本体2の筒状部34内に配置するためのスペーサとして機能するようになっている。
つぎに、図1及び図3〜図5に示すように、本実施形態の湯水混合水栓1においては、水栓本体2のスパウト吐水用の吐水口26bの中心軸線A1及びシャワー吐水用の排出口32aの中心軸線A2については、水栓本体2の湯流入口20の中心軸線A3と水栓本体2の水流入口22の中心軸線A4との中間を通るように設定されているが、中心軸線A3と中心軸線A4との中間の近傍を通るように設定されてもよい。
なお、本実施形態では、水栓本体2の湯流入口20の中心軸線A3と水栓本体2の水流入口22の中心軸線A4との距離L1(図3参照)については、例えば、90mm又は150mmに設定されるのが好ましい。
また、図1及び図3〜図5に示すように、本実施形態の湯水混合水栓1においては、水栓本体2のシャワー吐水用の排出口32aの中心軸線A2が、水栓本体2の長手方向の中心O1を通るように設定されているが、この中心O1の近傍を通るように設定されてもよい。
さらに、変形例として、スパウト吐水用の排出口26aの中心軸線A5(図3参照)が水栓本体2の長手方向の中心O1を通るように設定されてもよい。
つぎに、図2〜図4を参照して、本発明の一実施形態による湯水混合水栓1の組み付け方法について説明する。
図2〜図4に示すように、本実施形態による湯水混合水栓1の組み付ける際、まず、湯水混合弁ハウジング4、湯水混合弁ユニット6及び湯水混合弁保持ハウジング8について、水栓本体2の一端側(図3及び図4に示す水栓本体2の長手方向の左側端部)から挿入することにより、湯水混合弁ハウジング4の接続部36を水栓本体2の筒状部34内の一端側にOリング38を介して水密に接続すると共に、湯水混合弁保持ハウジング8の通湯口42と水栓本体2内の湯流入口20とが直接的に重なり合うように湯水混合弁保持ハウジング8が水栓本体2内の一端部でOリング38を介して水密に保持される。
これにより、水栓本体2内では、互いに離間した湯水混合弁ハウジング4と湯水混合弁保持ハウジング8との2つの部材によって、湯水混合弁ユニット6が水密に支持されることになる。
ここで、湯水混合弁ハウジング4、湯水混合弁ユニット6及び湯水混合弁保持ハウジング8が水栓本体2の一端側から挿入される際には、これらの3つの部品4,6,8を予め組み付けた一部品の状態で挿入されてもよいし、単品の湯水混合弁ハウジング4が最初に挿入された後、順次、湯水混合弁ユニット6及び湯水混合弁保持ハウジング8が別々に挿入されてもよい。
つぎに、図2〜図4に示すように、流量調整弁ユニット12、流量調整弁ハウジング14、及び接続ユニット16ユニットについて、水栓本体2の他端側(図3及び図4に示す水栓本体2の長手方向の右側端部)から挿入されることにより、流量調整弁ユニット12の弁座部材46について、その内部に弁部材48を組み込んだ状態で水栓本体2の筒状部34の他端側から挿入され、これらの弁座部材46及び弁部材48がOリング38を介して筒状部34内に水密に保持される。
また、流量調整弁ハウジング14の一端が水栓本体2の筒状部34内の他端にOリング38を介して水密に接続され、流量調整弁ハウジング14が水栓本体2の他端と筒状部34の他端との間に配置される。
これにより、流量調整弁ユニット12のスパウト吐水用の流出口46aとその下流側の水栓本体2のスパウト吐水用の排出口26aとが互いに直接的に重なり合うと共に、流量調整弁ユニット12のシャワー吐水用の流出口46bとその下流側の水栓本体2のシャワー吐水用の排出口32aとが互いに直接的に重なり合う。
よって、湯水混合弁ユニット6は、その下流側が湯水混合弁ハウジング4を介して流量調整弁ユニットのみと連通可能に配置され、流量調整弁ユニット12は、その下流側が水栓本体2の各排出口26a,32aを含む各排出流路26,32のみと連通可能に配置される。
また、これらの組み付けが完了した状態の湯水混合水栓1の水栓本体2の内部には、水栓本体2の湯流入口20と湯水混合弁ユニット6の湯側流入口6aとのみを連通させる通湯路B1(図3及び図8参照)が形成され、かつ水栓本体2の水流入口22と湯水混合弁ユニットの水側流入口6bとのみを連通させる通水路C1(図3及び図5参照)が形成され、この通水路C1が、水栓本体2と流量調整弁ハウジング14との間(図3及び図4参照)、水栓本体2と筒状部34との間(図3〜図5参照)、水栓本体2と湯水混合弁ハウジング4との間(図3及び図4参照)、及び水栓本体2と湯水混合弁保持ハウジング8との間(図3、図4及び図8)にそれぞれ形成された状態となる。
したがって、通水路C1の水が水栓本体2の内側の最外周に通水されることになるため、使用者が水栓本体2の表面に触れたとしても熱くない湯水混合水栓1とすることができる。
上述した本発明の一実施形態による湯水混合水栓1によれば、流量調整弁ユニット12が、その一端が水栓本体2の他端側から流量調整弁ハウジング14を介して挿入された状態で筒状部34内に保持される共に、湯水混合弁ユニット6側から流量調整弁ユニット12内に流入した湯水混合水を流出させる流出口46a,46bを備えており、流量調整弁ユニット12の各流出口46a,46b及び水栓本体2の各排出口26a,32aが互いに直接的に重なり合うように流量調整弁ハウジング14が水栓本体2の他端と筒状部34の他端との間に配置されていることにより、流量調整弁ユニット12の各流出口46a,46bと水栓本体2の各排出口26a,32aとの間の流路を最短に形成することができる。
したがって、水栓本体2の内部流路を簡単な経路にすることができ、水栓本体2の外形寸法(例えば、水栓本体2の外径φ1(図5参照)等)を小型化することができるため、湯水混合水栓1のデザイン性を高めることができる。
なお、水栓本体2の外径φ1については、例えば、45mm程度に設定されるのが好ましい。
また、流量調整弁ハウジング14により、水栓本体2と流量調整弁ハウジング14との間における水栓本体2の各排出口26a,32aの近傍にも通水路C1が形成されるため、使用者が水栓本体2の表面に触れたとしても熱くない湯水混合水栓1とすることができる。
また、本実施形態による湯水混合水栓1によれば、流量調整弁ユニット12が、さらに、水栓本体2の筒状部34内に設けられて流量調整弁ユニット12の各流出口46a,46bが周面に形成された円筒状の弁座部材46と、この弁座部材46内に同軸に回転可能に設けられて周面に開口が形成された円筒状の弁部材48とを備えており、円筒状の弁部材48が、その回転角度に応じて弁部材48の各開口48a,48bと円筒状の弁座部材46の各流出口46a,46bとが弁部材48及び弁座部材46の半径方向に重なり合う開弁状態、又は弁部材48の周面が弁座部材46の各流出口46a,46bを閉鎖する閉弁状態のいずれかの状態に切り替え可能であり、流量調整弁ユニット12には、湯水混合弁ユニット6を通過した湯水混合水が流量調整弁ユニット12の長軸方向から弁部材48内に流入する流入流路52が形成されると共に、開弁状態で弁部材48のスパウト吐水用の開口48a及び弁座部材46のスパウト吐水用の流出口46a、又は弁部材48のシャワー吐水用の開口48b及び弁座部材46のシャワー吐水用の流出口46bから流出する流出流路が形成され、流量調整弁ユニット12の流入流路52及び流出流路が互いに直交しているため、開弁状態では、湯水混合弁ユニット6を通過した湯水混合水が、流量調整弁ユニット12の長軸方向から流量調整弁ユニット12の弁部材48に流入した後、弁部材48の各開口48a,48bを経て弁座部材46の流出口から弁部材48及び弁座部材46の半径方向に流出し、流量調整弁ユニット12の各流出口46a,46bと直接的に重なり合う水栓本体2の各排出口26a,32aから各排出流路26,32へ流出することできる。
また、流量調整弁ユニット12における湯水混合水の流入流路52と流出流路とが互いに直交していることにより、流量調整弁ユニット12の各流出口46a,46bから水栓本体2の各排出口26a,32aまでの下流側の流路を水栓本体2に設ける必要がなくなり、水栓本体2をより小型化させることができる。
さらに、本実施形態による湯水混合水栓1によれば、水栓本体2のスパウト吐水用の吐水口26bの中心軸線A1及びシャワー吐水用の排出口32aの中心軸線A2が、水栓本体2の湯流入口20の中心軸線A3と水栓本体2の水流入口22の中心軸線A4との中間を通ることにより、水栓本体2の湯流入口20及び水流入口22のそれぞれが水栓本体2のスパウト吐水用の吐水口26bを含むスパウト24及びシャワー吐水用の排出口32aを含むシャワーホース接続管30のそれぞれに対してほぼ等距離に配置されるため、湯水混合水栓1のデザイン性を高めると共に、湯水混合水栓1の長手方向の両端のいずれかの側からも使用者が水栓本体2のスパウト24及びシャワーホース接続管30のそれぞれにアクセスしやすくすることができる。
また、本実施形態による湯水混合水栓1によれば、水栓本体2のシャワー吐水用の排出口32aの中心軸線A2が水栓本体2の長手方向の中心O1を通ることにより、シャワーホース28が接続される水栓本体2のシャワーホース接続管30が水栓本体2の長手方向の両端部から等距離の位置に形成されるため、湯水混合水栓1のデザイン性を高めると共に、湯水混合水栓1の長手方向の両端のいずれかの側からも使用者が水栓本体2のシャワーホース接続管30にアクセスしやすくすることができる。
1 湯水混合水栓
2 水栓本体
4 湯水混合弁ハウジング
6 湯水混合弁ユニット
6a 湯水混合弁ユニットの湯側流入口
6b 湯水混合弁ユニットの水側流入口
6c 網部材
8 湯水混合弁保持ハウジング
10 湯温調節用ダイヤル
12 流量調整弁ユニット
14 流量調整弁ハウジング
16 接続ユニット
18 吐止水切替ハンドル
20 水栓本体の湯流入口
22 水栓本体の水流入口
24 スパウト
26 スパウト吐水用の排出流路
26a 水栓本体のスパウト吐水用の排出口(水栓本体の排出口)
26b スパウト吐水用の吐水口
28 シャワーホース
30 シャワーホース接続管
32 シャワー吐水用の排出流路
32a 水栓本体のシャワー吐水用の排出口(水栓本体の排出口)
34 水栓本体の筒状部
34a 突起
36 湯水混合弁ハウジングの接続部
36a 溝
38 Oリング
40 湯水混合弁ハウジングの複数の開口
42 湯水混合弁保持ハウジングの通湯口
44 溝
46 弁座部材
46a スパウト吐水用の流出口(流量調整弁ユニットの流出口)
46b シャワー吐水用の流出口(流量調整弁ユニットの流出口)
46c 溝
48 弁部材
48a スパウト吐水用の開口
48b シャワー吐水用の開口
50 回転軸部材
52 流量調整弁ユニットの流入流路
54a 流量調整弁ユニットのスパウト吐水用の流出流路
54b 流量調整弁ユニットのシャワー吐水用の流出流路
56 流量調整弁ハウジングの一端側の接続部
56a 溝
58 流量調整弁ハウジングの他端側の接続部
58a 溝
A1 スパウト吐水用の吐水口の中心軸線
A2 シャワー吐水用の排出口の中心軸線(水栓本体の排出口の中心軸線)
A3 水栓本体の湯流入口の中心軸線
A4 水栓本体の水流入口の中心軸線
A5 スパウト吐水用の排出口の中心軸線
B1 通湯路
C1 通水路
F1 流量調整弁ユニットの流入流路の方向
F2 流量調整弁ユニットの流出流路の方向
O1 水栓本体の長手方向の中心

Claims (4)

  1. 給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水混合水を吐止水する湯水混合水栓であって、
    上記湯水混合水を生成する湯水混合弁ユニットと、
    上記湯水混合水の流量を調整する流量調整弁ユニットと、
    上記給湯源から供給される湯が流入する湯流入口、上記給水源から供給される水が流入する水流入口、及び上記湯水混合水が排出される排出口がそれぞれ形成される筒状の水栓本体であって、その内部に長軸方向に延びる筒状部を形成すると共に、上記湯水混合弁ユニット及び上記流量調整弁ユニットのそれぞれが上記水栓本体の一端側及び他端側のそれぞれから挿入されて収納される上記水栓本体と、
    上記水栓本体の他端側から挿入されることにより上記筒状部の他端に水密に接続されて上記流量調整弁ユニットを保持する流量調整弁ハウジングと、を有し、
    上記流量調整弁ユニットは、その一端が上記水栓本体の他端側から上記流量調整弁ハウジングを介して挿入された状態で上記筒状部内に保持されると共に、上記湯水混合弁ユニット側から上記流量調整弁ユニット内に流入した上記湯水混合水を流出させる流出口を備え、
    上記流量調整弁ハウジングは、上記流量調整弁ユニットの流出口と上記水栓本体の排出口とが互いに直接的に重なり合うように上記水栓本体の他端と上記筒状部の他端との間に配置されていることを特徴とする湯水混合水栓。
  2. 上記流量調整弁ユニットは、さらに、上記筒状部内に設けられて上記流量調整弁ユニットの流出口が周面に形成された円筒状の弁座部材と、この弁座部材内に同軸に回転可能に設けられて周面に開口が形成された円筒状の弁部材と、を備え、
    上記円筒状の弁部材は、その回転角度に応じて上記弁部材の開口と上記円筒状の弁座部材の上記流出口とが上記弁部材及び上記弁座部材の半径方向に重なり合う開弁状態、又は上記弁部材の周面が上記弁座部材の上記流出口を閉鎖する閉弁状態のいずれかの状態に切り替え可能であり、
    上記流量調整弁ユニットには、上記湯水混合弁ユニットを通過した上記湯水混合水が上記流量調整弁ユニットの長軸方向から上記弁部材内に流入する流入流路が形成されると共に、上記開弁状態で上記弁部材の上記開口及び上記弁座部材の上記流出口から流出する流出流路が形成され、
    上記流量調整弁ユニットの上記流入流路と上記流出流路とが互いに直交している請求項1記載の湯水混合水栓。
  3. 上記水栓本体の排出口の中心軸線は、上記水栓本体の湯流入口の中心軸線と上記水栓本体の水流入口の中心軸線との中間又はその近傍を通る請求項1又は2に記載の湯水混合水栓。
  4. 上記水栓本体の排出口の中心軸線は、上記水栓本体の長手方向の中心又はその近傍を通る請求項1乃至3の何れか1項に記載の湯水混合水栓。
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