JP2017172246A - 開閉部材制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに並んだウィンドウガラス及びサンシェードを同じ向きに同時に移動させる開閉部材制御装置の使い勝手を向上させる。【解決手段】ウィンドウガラスを開閉移動させるために駆動するパワーウィンドウ用モータ11と、パワーウィンドウ用モータ11を制御するパワーウィンドウ用ECU12と、を有する開閉部材制御装置において、ウィンドウガラスと隣り合って並んでいるサンシェード及びウィンドウガラスの双方を同じ向きに同時に移動させる際、パワーウィンドウ用ECU12は、サンシェードの現在位置を示す指標を取得し、該指標に応じた移動速度にてウィンドウガラスが移動するようにパワーウィンドウ用モータ11を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、開閉部材制御装置に係り、特に、第一開閉部材と当該第一開閉部材と隣り合って並んでいる第二開閉部材の双方を同じ向きに同時に移動させることが可能な開閉部材制御装置に関する。
パワーウィンドウ装置のようにモータの回転力を利用して開閉部材を開閉移動させる装置(開閉部材制御装置)は、既に公知である。また、開閉部材制御装置の中には、ある開閉部材と、その開閉部材と隣り合う位置にある他の開閉部材と、をそれぞれ開閉移動させることが可能なものが存在する。例えば、特許文献1に記載の装置では、第一の開閉部材であるウィンドウガラスをモータの駆動力によって開閉させるとともに、第二の開閉部材であるサンシェードを同じくモータの駆動力によって開閉させる。
特開2007−145295号公報
ところで、第一開閉部材及び第二開閉部材の双方を同じ向きに同時に移動させる場合、第一開閉部材及び第二開閉部材の一方が他方を著しく追い抜いてしまう等の理由により、各開閉部材の現在位置が離間してしまうことがある。このように各開閉部材を同じ向きに同時に移動させている間に開閉部材同士が互いに離れてしまうと、各開閉部材の開閉がスムーズに行われず、ユーザにとっての使い勝手が損なわれてしまう虞がある。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、互いに並んだ第一開閉部材及び第二開閉部材を同じ向きに同時に移動させる開閉部材制御装置として、ユーザにとって使い勝手の良い装置を提供することにある。
前記課題は、本発明の開閉部材制御装置によれば、第一開閉部材を開閉移動させるために駆動するモータと、該モータを制御する制御部と、を有し、前記第一開閉部材、及び、前記第一開閉部材と隣り合って並んでいる第二開閉部材の双方を同じ向きに同時に移動させる際、前記制御部は、前記第二開閉部材の移動範囲における前記第二開閉部材の現在位置を示す指標を取得し、該指標に応じた移動速度にて前記第一開閉部材が移動するように前記モータを制御することにより解決される。
上記のように構成された本発明の開閉部材制御装置では、互いに隣り合って並んだ第一開閉部材及び第二開閉部材を同じ向きに同時に移動させる際、第二開閉部材の現在位置を示す指標に応じた移動速度にて第一開閉部材が移動するようにモータを制御する。これにより、両方の開閉部材を同じ向きに同時に移動させる間に開閉部材同士が離れてしまう事態を回避し、各開閉部材をスムーズに開閉することが可能となる。以上の構成により、ユーザにとっての使い勝手が良い開閉部材制御装置が実現されることになる。
また、上記の開閉部材制御装置に関して、前記モータは、前記第一開閉部材を開閉移動させるために駆動する第一モータであり、前記制御部は、前記第一モータを制御する第一制御部であり、前記第二開閉部材を開閉移動させるために駆動する第二モータと、該第二モータを制御する第二制御部と、を有し、前記第一開閉部材及び前記第二開閉部材の双方を同じ向きに同時に移動させる際、前記第一制御部による前記第一モータの回転開始に連動して、前記第二制御部が前記第二モータを回転させるとよい。
上記の構成であれば、第一開閉部材及び第二開閉部材の各々をモータの回転力によって開閉移動させる開閉部材制御装置として、ユーザにとっての使い勝手が良い装置を実現することが可能となる。
また、上記の開閉部材制御装置に関して、前記第二モータが単位回転数だけ回転する度に信号を出力する信号出力器を備え、前記第一制御部は、前記信号出力器から出力された信号のカウント数を前記指標として取得し、該カウント数に基づいて前記第一モータを制御するとよい。
上記の構成であれば、信号出力器から出力された信号のカウント数に基づいて第一モータを制御することにより、第二開閉部材の現在位置に応じて第一モータを適切に制御することが可能となる。
また、上記の開閉部材制御装置に関して、前記第一モータが単位回転数だけ回転する度にパルス信号を出力する第一パルス信号出力器を更に備え、前記信号出力器は、前記第二モータが単位回転数だけ回転する度にパルス信号を出力する第二パルス信号出力器であり、前記第一制御部は、前記第一パルス信号出力器から出力されたパルス信号のカウント数と前記第二パルス信号出力器から出力されたパルス信号のカウント数との差分に基づいて前記第一モータを制御すると更によい。
上記の構成では、第一パルス信号出力器から出力されたパルス信号のカウント数と、第二パルス信号出力器から出力されたパルス信号のカウント数と、の差分に基づいて第一モータを制御する。つまり、第一開閉部材の現在位置と第二開閉部材の現在位置との間のズレに基づいて第一モータを制御する。このような構成であれば、両方の開閉部材を同じ向きに同時に移動させる間に開閉部材同士が離れてしまう事態を、より効果的に回避することが可能となる。
また、上記の開閉部材制御装置に関して、前記第一開閉部材及び前記第二開閉部材の双方が、いずれも車両に設けられた開口に設けられている構成において、前記制御部は、前記第一開閉部材を開閉するためにユーザによって操作される操作部から出力された信号を受信すると、前記モータを回転させるとよい。
より好適には、前記第一開閉部材よりも前記第二開閉部材が車室側に位置している構成において、前記第一開閉部材及び前記第二開閉部材の双方を、前記開口を開ける全開位置に向けて同時に移動させるとき、前記制御部は、前記第一開閉部材の現在位置が前記第二開閉部材の現在位置よりも前記全開位置から遠ざかった状態を保つことが可能な移動速度にて前記第一開閉部材が移動するように前記モータを制御するのがよい。
上記の構成では、第一開閉部材よりも第二開閉部材が車室側に位置している構成において、両方の開閉部材の双方を同じ向きに同時に移動させる際、第一開閉部材の現在位置が第二開閉部材の現在位置よりも開口を開ける位置(全開位置)から遠ざかった状態を保てるようにモータ(換言すると、第一開閉部材の移動速度)を制御する。これにより、車室側に位置する第二開閉部材が露出したままで外気に晒されてしまうのを抑制することが可能となる。
また、上記の開閉部材制御装置に関して、前記モータは、前記第一開閉部材としてのウィンドウガラスを開閉させるために駆動し、前記ウィンドウガラス、及び、前記第二開閉部材としての日よけ部材の双方を同じ向きに同時に移動させる際、前記制御部は、前記日よけ部材の現在位置を示す指標を取得し、該指標に応じた移動速度にて前記ウィンドウガラスが移動するように前記モータを制御するとよい。
上記の構成では、ウィンドウガラス及び日よけ部材の双方を同じ向きに同時に移動させる場合に、ウィンドウガラス及び日よけ部材が互いに離れてしまう事態を回避し、ウィンドウガラス及び日よけ部材の双方をスムーズに開閉することが可能となる。
本発明の開閉部材制御装置によれば、互いに隣り合って並んでいる第一開閉部材及び第二開閉部材の双方を同じ向きに同時に移動させる際、開閉部材同士が離れてしまう事態を回避し、各開閉部材がスムーズに開閉するようになる。この結果、ユーザにとって使い勝手が良い開閉部材制御装置が実現されることになる。
本発明の一実施形態に係る開閉部材制御装置の構成を示すブロック図である。 第一モータを制御する際の流れを示す図である。 第一開閉部材及び第二開閉部材を同じ向きに同時に移動させる際の制御内容を示す図である。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)に係る開閉部材制御装置について、図1乃至3を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る開閉部材制御装置の構成を示すブロック図である。図2は、第一モータ(具体的には後述するパワーウィンドウ用モータ11)を制御する際の流れを示す図である。図3は、第一開閉部材及び第二開閉部材を同じ向きに同時に移動させる際の制御内容を示す図である。なお、図3の横軸が制御開始からの経過時間を示し、左側の縦軸がモータへの印加電圧を示し、右側の縦軸が各開閉部材の位置を示している。
なお、以下に示す実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
本実施形態の開閉部材制御装置(以下、本装置1)は、車両に搭載されており、車両ドアに設けられたウィンドウガラスを開閉移動させるとともに、ウィンドウガラスと近接して配置されたサンシェードを開閉移動させる。ウィンドウガラスは、本実施形態において第一開閉部材に該当する。サンシェードは、本実施形態において第二開閉部材に該当する。ウィンドウガラス及びサンシェードは、いずれも車両ドアに設けられた開口を開閉するために設けられ、当該開口を開く位置(全開位置)と当該開口を閉じる位置(全閉位置)との間を移動する。
サンシェードについて詳しく説明すると、サンシェードは、シート状の日よけ部材であり、ウィンドウガラスと隣り合って並び、ウィンドウガラスよりも車室側に配置されている。サンシェードは、全開位置に在るときには車両ドアのドアトリム内に格納され、全閉位置に在るときには車両ドアの開口を塞ぐ。なお、サンシェードは、車両ドアの開口を閉じるのに十分な大きさとなっている。したがって、ウィンドウガラス及びサンシェードの双方が全閉位置に在るとき、サンシェードは、ウィンドウガラスの略全体を車室側から覆うことになる。
本装置1の構成について説明すると、本装置1は、図1に示すように、パワーウィンドウ部10と、サンシェード駆動部30と、これらを仲介する本体ECU(Electric Control Unit)50とによって構成されている。
パワーウィンドウ部10は、本装置1のうち、ウィンドウガラスの開閉移動を制御する部分である。このパワーウィンドウ部10は、駆動源としてのモータ(以下、パワーウィンドウ用モータ11)と、ウィンドウガラスを昇降させる昇降機構(不図示)とを備えている。パワーウィンドウ用モータ11は、本実施形態において第一モータに該当し、ウィンドウガラスを開閉移動させるために回転駆動する。昇降機構は、パワーウィンドウ用モータ11の回転力を利用して作動することでウィンドウガラスを昇降(開閉移動)させる。なお、昇降機構の具体的な構成に関しては、説明を省略するが、昇降機構としては、公知の機構(例えば、Xアーム方式の昇降機構等)が利用可能である。
また、パワーウィンドウ部10は、図1に示すように、パワーウィンドウ用ECU12と、操作スイッチ13と、パワーウィンドウ用回転検出センサ14と、を有する。操作スイッチ13は、本実施形態において操作部に相当し、ウィンドウガラスを開閉するために車両の乗員(ユーザ)によって操作される。パワーウィンドウ用ECU12は、本実施形態において制御部に該当し、厳密にはパワーウィンドウ用モータ11を制御する第一制御部に該当する。このパワーウィンドウ用ECU12は、図1に示すように、マイコン15、モータ駆動回路16、入力回路17、出力回路18及び通信インターフェース19(図中では通信I/Fと表記)を有する。
マイコン15は、パワーウィンドウ用ECU12の中枢をなし、5V電源回路20にて降圧された電源電圧が印加されることで起動する。また、マイコン15は、通信インターフェース19を介してLIN(Local Ineteconnect Network)方式にて本体ECU50と通信可能に接続されている。
また、マイコン15は、操作スイッチ13から出力されてくる信号(指令信号)を、入力回路17を通じて受信する。また、マイコン15は、指令信号を受信すると、これに連動する形で信号(命令信号)を出力する。かかる命令信号は、出力回路18を通じて操作スイッチ13に向けて伝送され、操作スイッチ13によって受信される。そして、操作スイッチ13が命令信号を受信すると、スイッチ内に組み込まれたLED13dが発光する。
さらに、マイコン15は、操作スイッチ13から受信した指令信号に応じてモータ駆動回路16の通電状態を切り換える。これにより、パワーウィンドウ用モータ11が制御される。具体的に説明すると、モータ駆動回路16は、電源とパワーウィンドウ用モータ11との間に配置されている。モータ駆動回路16には不図示のリレースイッチが内蔵されており、かかるリレースイッチのオンオフによってモータ駆動回路16の通電状態が切り替わる。
そして、マイコン15は、操作スイッチ13から出力された駆動信号を受信すると、上記のリレースイッチをオンし、モータ駆動回路16を通電オン状態に切り替える。これにより、パワーウィンドウ用モータ11が回転駆動するようになる。
より詳しく説明すると、本実施形態に係る操作スイッチ13は、二段階操作可能な揺動型スイッチによって構成され、閉スイッチ13a、開スイッチ13b及びオートスイッチ13cを有する。例えば、操作スイッチ13の一端部が一段階操作されると、閉スイッチ13aがオンになる。これにより、指令信号としての通常閉信号が操作スイッチ13から出力される。マイコン15は、通常閉信号を受信すると、通常閉信号を受信している時間だけパワーウィンドウ用モータ11を回転させる。これにより、ウィンドウガラスは、通常閉動作(スイッチ操作している時間だけ上昇する動作)を行うようになる。
また、操作スイッチ13の一端部が二段階操作されると、閉スイッチ13aと共にオートスイッチ13cがオンになる。これにより、指令信号としてのオート閉信号が操作スイッチ13から出力される。マイコン15は、オート閉信号を受信すると、ウィンドウガラスが全閉位置に到達するまでパワーウィンドウ用モータ11を連続回転させる。これにより、ウィンドウガラスは、オート閉動作(スイッチ操作を止めた後にも上昇し続ける動作)を行うようになる。
また、操作スイッチ13の他端部が一段階操作されると、開スイッチ13bがオンになる。これにより、指令信号としての通常開信号が操作スイッチ13から出力される。マイコン15は、通常開信号を受信すると、通常開信号を受信している時間だけパワーウィンドウ用モータ11を回転させる。これにより、ウィンドウガラスは、通常開動作(スイッチ操作している時間だけ下降する動作)を行うようになる。
また、操作スイッチ13の他端部が二段階されると、開スイッチ13bと共にオートスイッチ13cがオンになる。これにより、指令信号としてのオート開信号が操作スイッチ13から出力される。マイコン15は、オート開信号を受信すると、ウィンドウガラスが全開位置に到達するまでパワーウィンドウ用モータ11を連続回転させる。これにより、ウィンドウガラスは、オート開動作(スイッチ操作を止めた後にも下降し続ける動作)を行うようになる。
ちなみに、マイコン15は、パワーウィンドウ用モータ11が回転している期間中、状況に応じてパワーウィンドウ用モータ11の回転速度(換言すると、ウィンドウガラスの移動速度)を制御する機能を有する。具体的に説明すると、マイコン15は、設定されたディーティ比に従ってモータ駆動回路16中のリレースイッチをオンオフすることで、パワーウィンドウ用モータ11への印加電圧(出力電圧)をパルス幅変調方式にて制御する。これにより、パワーウィンドウ用モータ11の回転速度が上記デューティ比に応じた速度に制御されるようになる。
ところで、パワーウィンドウ用ECU12(厳密には、マイコン15)は、操作スイッチ13から受信した指令信号に基づいてパワーウィンドウ用モータ11を制御する他、パワーウィンドウ用モータ11の回転状態やウィンドウガラスの現在位置を特定する機能を備えている。具体的に説明すると、マイコン15は、パワーウィンドウ用モータ11が回転している期間中、定期的にパワーウィンドウ用回転検出センサ14からパルス信号を受信する。このパワーウィンドウ用回転検出センサ14は、本実施形態において第一パルス信号出力器に相当し、例えばホール素子によって構成されている。そして、パワーウィンドウ用回転検出センサ14は、パワーウィンドウ用モータ11が単位回転数(具体的には一回転)だけ回転する度にパルス信号を出力する。換言すると、当該パルス信号は、パワーウィンドウ用モータ11の一回転に相当する分の距離をウィンドウガラスが移動する度に出力されることになる。
マイコン15は、パワーウィンドウ用回転検出センサ14から出力されたパルス信号を受信し、その受信間隔からパワーウィンドウ用モータ11の回転状態、より詳しくは回転速度を算出する。回転速度の算出手順について説明すると、マイコン15は、受信したパルス信号の波形を特定し、当該波形の立上がり部又は立下り部、すなわちパルスエッジを検出する。そして、マイコン15は、パルスエッジの間隔からパワーウィンドウ用モータ11の回転速度を算出する。また、この際、マイコン15は、各パルス信号の位相差からパワーウィンドウ用モータ11の回転方向を割り出す。
さらに、マイコン15は、割り出したパワーウィンドウ用モータ11の回転方向に基づいて、ウィンドウガラスが移動している向きを特定する。さらにまた、マイコン15は、受信したパルス信号のパルスエッジをカウントすることにより、ウィンドウガラスの移動範囲における当該ウィンドウガラスの現在位置を特定する。ウィンドウガラスの現在位置を特定する手順について説明すると、先ず、ウィンドウガラスの移動範囲における基準位置(例えば、全閉位置)でのパルスエッジのカウント数を0(零)に設定する。一方、マイコン15は、パルスエッジのカウント数と基準位置からの距離との対応関係を示すデータを内部メモリ15aに記憶している。
そして、マイコン15は、パワーウィンドウ用モータ11の回転に連動してパルスエッジのカウント数が増減すると、上記の対応関係に基づいて現時点でのカウント数に対応する位置、すなわち、ウィンドウガラスの現在位置(基準位置からの距離)を特定する。ちなみに、パルスエッジのカウント数は、パワーウィンドウ用回転検出センサ14から出力されたパルス信号のカウント数に相当する。
次に、サンシェード駆動部30の構成について説明する。サンシェード駆動部30は、本装置1のうち、サンシェードの開閉移動を制御する部分である。このサンシェード駆動部30は、駆動源としてのモータ(以下、サンシェード駆動用モータ31)と、サンシェードを昇降させる昇降機構(不図示)とを備えている。サンシェード駆動用モータ31は、本実施形態において第二モータに該当し、サンシェードを開閉移動させるために回転駆動する。昇降機構は、サンシェード駆動用モータ31の回転力を利用して作動することによりサンシェードを昇降(開閉移動)させる。なお、昇降機構の具体的な構成に関しては、説明を省略するが、昇降機構としては、公知の機構(例えば、Xアーム方式の昇降機構等)が利用可能である。
また、サンシェード駆動部30は、図1に示すように、サンシェード駆動用ECU32と、サンシェード駆動用回転検出センサ33と、を有する。サンシェード駆動用ECU32は、本実施形態において第二制御部に該当する。このサンシェード駆動用ECU32は、図1に示すように、マイコン34、モータ駆動回路35及び通信インターフェース36(図中では通信I/Fと表記)を有する。
マイコン34は、サンシェード駆動用ECU32の中枢をなし、5V電源回路37にて降圧された電源電圧が印加されることで起動する。また、マイコン34は、通信インターフェース36を介してCAN(Controller Area Network)方式にて本体ECU50と通信可能に接続されている。したがって、サンシェード駆動用ECU32のマイコン34は、本体ECU50を経由してパワーウィンドウ用ECU12とデータの送受信を行うことが可能である。
具体的に説明すると、パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15は、操作スイッチ13から指令信号を受信すると、これに連動する形で同様の指令信号をサンシェード駆動用ECU32に向けて出力する。かかる出力信号は、通信インターフェース19を通じてパワーウィンドウ用ECU12から発信されると、LIN方式にて本体ECU50へ伝送される。その後、本体ECU50は、受信した信号をサンシェード駆動用ECU32に向けて発信する。そして、本体ECU50から発信された信号は、CAN方式にてサンシェード駆動用ECU32へ伝送され、最終的にサンシェード駆動用ECU32のマイコン34によって受信される。
さらに、マイコン34は、車載ネットワークを通じてパワーウィンドウ用ECU12から受信した信号(指令信号)に応じてモータ駆動回路35の通電状態を切り換える。これにより、サンシェード駆動用モータ31が制御される。なお、モータ駆動回路35の構成や動作例については、パワーウィンドウ用ECU12に備わるモータ駆動回路16と同様であるため、説明を省略することとする。
サンシェード駆動用モータ31の制御について詳しく説明すると、マイコン34は、パワーウィンドウ用ECU12から受信した指令信号に応じてサンシェード駆動用モータ31を回転させる際、サンシェードがウィンドウガラスと同じ向きに移動するようにサンシェード駆動用モータ31を回転させる。
具体的に説明すると、パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15がオート閉信号を操作スイッチ13から受信したときには、サンシェード駆動用ECU32のマイコン34もオート閉信号を受信することになる。これにより、サンシェードが全閉位置に到達するまでサンシェード駆動用モータ31が回転し、サンシェードがオート閉動作を行うようになる。同様に、パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15がオート開信号を操作スイッチ13から受信したときには、サンシェード駆動用ECU32のマイコン34もオート開信号を受信することになる。これにより、サンシェードが全開位置に到達するまでサンシェード駆動用モータ31が回転し、サンシェードがオート開動作を行うようになる。
以上のように本実施形態では、車両の乗員が操作スイッチ13を操作してウィンドウガラスを開閉移動させる際、サンシェードが連動してウィンドウガラスと同じ向きに移動する。すなわち、本実施形態では、操作スイッチ13を操作すると、ウィンドウガラス及びサンシェードの双方が同じ向きに同時に移動する。より厳密に説明すると、パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15が操作スイッチ13から指令信号を受信してパワーウィンドウ用モータ11を回転させ始めると、これに連動する形で、サンシェード駆動用ECU32のマイコン34がサンシェード駆動用モータ31を回転させる。
ところで、サンシェード駆動用ECU32(厳密には、マイコン34)は、サンシェード駆動用モータ31が回転している間、サンシェード駆動用モータ31の回転状態やサンシェードの現在位置を特定する機能を備えている。具体的に説明すると、マイコン34は、サンシェード駆動用モータ31が回転している期間中、定期的にサンシェード駆動用回転検出センサ33からパルス信号を受信する。このサンシェード駆動用回転検出センサ33は、本実施形態において信号出力器に該当し、厳密には第二パルス信号出力器に相当する。サンシェード駆動用回転検出センサ33は、例えばホール素子によって構成されており、サンシェード駆動用モータ31が単位回転数(具体的には一回転)だけ回転する度にパルス信号を出力する。換言すると、当該パルス信号は、サンシェード駆動用モータ31の一回転に相当する分の距離をサンシェードが移動する度に出力されることになる。
マイコン34は、サンシェード駆動用回転検出センサ33から出力されたパルス信号を受信し、その受信間隔からサンシェード駆動用モータ31の回転状態、より詳しくは回転速度を算出する。回転速度の算出手順については、前述した手順と同様であるため、説明を省略することとする。また、マイコン34は、サンシェード駆動用モータ31の回転速度を算出する際、その回転方向を割り出す。さらに、マイコン34は、サンシェード駆動用モータ31の回転方向に基づいて、サンシェードが移動している向きを特定する。
さらにまた、マイコン34は、サンシェード駆動用回転検出センサ33から受信したパルス信号のパルスエッジをカウントすることにより、サンシェードの移動範囲における当該サンシェードの現在位置を特定する。サンシェードの現在位置を特定する手順は、ウィンドウガラスの現在位置を特定する手順と同様である。すなわち、マイコン34は、パルスエッジのカウント数と基準位置からの距離との対応関係を示すデータを内部メモリ34aに記憶している。そして、マイコン34は、サンシェード駆動用モータ31の回転に連動してパルスエッジのカウント数が増減すると、上記の対応関係に基づいて現時点でのカウント数に対応する位置、すなわち、サンシェードの現在位置(基準位置からの距離)を特定する。
ここで、サンシェード駆動用ECU32のマイコン34がカウントしたパルスエッジの数(カウント数)は、サンシェード駆動用回転検出センサ33から出力されたパルス信号のカウント数に相当する。また、上記パルスエッジのカウント数は、前述したようにサンシェードの現在位置を特定するために用いられるため、サンシェードの現在位置を示す指標であると言える。
さらに、本実施形態では、サンシェード駆動用ECU32のマイコン34がパルスエッジのカウント数を示すデータを生成し、当該データを本体ECU50経由でパワーウィンドウ用ECU12に向けて送信する。パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15は、上記のデータを受信すると、当該データが示すパルスエッジのカウント数に基づいてパワーウィンドウ用モータ11を制御する。より具体的に説明すると、パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15は、サンシェード駆動用ECU32側でカウントされたパルスエッジのカウント数を取得し、当該カウント数に応じた移動速度にてウィンドウガラスが移動するようにパワーウィンドウ用モータ11を制御する。
ここで、サンシェード駆動用ECU32側でカウントされたパルスエッジのカウント数は、前述したように、サンシェードの現在位置を示す指標である。つまり、本実施形態では、サンシェードの現在位置に応じてウィンドウガラス駆動用のモータ(すなわち、パワーウィンドウ用モータ11)を制御する。これにより、ウィンドウガラス及びサンシェードの双方を同じ向きに同時に移動させる際には当該双方を適切に移動させることが可能となる。かかる構成が本実施形態の特徴であり、以下、当該特徴的構成について図2及び図3を参照しながら説明する。
なお、以下では、操作スイッチ13からオート開信号が出力されるケース、すなわち、ウィンドウガラス及びサンシェードの双方が全開位置に到達するまで移動し続けるケースを想定して説明する。より厳密に説明すると、以下では、ウィンドウガラス及びサンシェードがそれぞれ全閉位置から全開位置へ向かって移動する場合を例に挙げて説明する。
パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15は、操作スイッチ13からオート開信号を受信すると、モータ駆動回路16中のリレースイッチをオンしてパワーウィンドウ用モータ11を回転させる。これにより、ウィンドウガラスが下降し、ウィンドウガラスの位置が図3に示すように全開位置に向かって徐々に変位する。なお、図3中の曲線C1は、ウィンドウガラスの位置の経時変化(操作スイッチ13が操作された時点からの経時変化)を示している。
ちなみに、パワーウィンドウ用モータ11を回転させるにあたり、パワーウィンドウ用モータ11に電源電圧が印加されるが、回転開始直後には比較的高い起動電圧が印加される。その後、パワーウィンドウ用モータ11への印加電圧は、パワーウィンドウ用ECU12によって制御される結果、図3中の曲線C3が示す挙動にて変化する。なお、パワーウィンドウ用モータ11への印加電圧の制御パターンについては、後に詳述する。
また、パワーウィンドウ用モータ11の回転開始時から所定時間が経過すると、パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15がオート開信号を本体ECU50経由でサンシェード駆動用ECU32に向けて出力する。サンシェード駆動用ECU32のマイコン34は、本体ECU50経由でオート開信号を受信すると、モータ駆動回路35のリレースイッチをオンしてサンシェード駆動用モータ31を回転させる。これにより、サンシェードが下降し、サンシェードの位置が図3に示すように全開位置に向かって徐々に変位する。なお、図3中の曲線C2は、サンシェードの位置の経時変化(操作スイッチ13が操作された時点からの経時変化)を示している。
ちなみに、サンシェード駆動用モータ31を回転させるにあたり、サンシェード駆動用モータ31に電源電圧が印加されるが、当該印加電圧の大きさは、図3に示すように矩形波状に変化する。すなわち、サンシェード駆動用モータ31への印加電圧は、モータ回転開始時点から回転終了時点まで一定の大きさにて保持される。なお、図3中の曲線C4は、サンシェード駆動用モータ31への印加電圧の経時変化(操作スイッチ13が操作された時点からの経時変化)を示している。
ところで、パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15は、パワーウィンドウ用モータ11が回転している間、パワーウィンドウ用モータ11が一回転する度にパワーウィンドウ用回転検出センサ14からパルス信号を受信する。そして、マイコン15は、パワーウィンドウ用回転検出センサ14からパルス信号を受信する都度、そのパルスエッジをカウントする(図2中のS001)。なお、このとき、マイコン15は、パルスエッジのカウント数に基づいてウィンドウガラスの現在位置を特定する。
一方で、サンシェード駆動用ECU32のマイコン34は、サンシェード駆動用モータ31が回転している間、サンシェード駆動用モータ31が一回転する度にサンシェード駆動用回転検出センサ33からパルス信号を受信する。そして、マイコン34は、サンシェード駆動用回転検出センサ33からパルス信号を受信する都度、そのパルスエッジをカウントする。また、マイコン34は、パルスエッジのカウント数を示すデータを生成し、当該データを本体ECU50経由でパワーウィンドウ用ECU12に向けて出力する。パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15は、本体ECU50経由で上記のデータを受信することで、サンシェード駆動用ECU32側でカウントされたパルスエッジのカウント数を取得する(図2中のS002)。
また、パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15は、パワーウィンドウ用モータ11が回転している間、定期的に差分計算処理を実行する(図2中のS003)。差分計算処理とは、パワーウィンドウ用ECU12側でカウントされたパルスエッジのカウント数(以下、P1)とサンシェード駆動用ECU32側でカウントされたパルスエッジのカウント数(以下、P2)との差分、すなわち、P1−P2を求める処理である。
上記の差分(P1−P2)について捕捉しておくと、当該差分が正であることは、ウィンドウガラスの現在位置がサンシェードの現在位置よりも全開位置に近いことを意味している。反対に、上記の差分が負であることは、ウィンドウガラスの現在位置がサンシェードの現在位置よりも全開位置から遠ざかっていることを意味している。
そして、パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15は、上記の差分に応じてパワーウィンドウ用モータ11への印加電圧の大きさ、具体的にはデューティ比を変更することによりパワーウィンドウ用モータ11の回転速度を制御する(図2中のS004)。これにより、ウィンドウガラスは、上記の差分に応じた移動速度にて移動するようになる。
ここで、図2を参照しながらデューティ比の設定ルールについて説明すると、上記の差が正であった場合にはデューティ比を50%に設定する(図2中のS005)。また、上記の差分が負で、かつ、その絶対値が閾値を超えている場合にはデューティ比を100%に設定する(図2中のS006)。また、上記の差分が負で、かつ、その絶対値が閾値以下である場合にはデューティ比を可変値とし、具体的には差分に応じて適宜変更する(図2中のS007)。
以上の設定ルールを適用してパワーウィンドウ用モータ11を実際に制御する場面について図3を参照しながら説明すると、パワーウィンドウ用モータ11が回転し始めた直後の期間(図中、記号X1にて示す期間)には、サンシェードの位置に関係なくデューティ比100%にてパワーウィンドウ用モータ11に電源電圧を印加する。
期間X1の経過後、暫くはウィンドウガラスのみが全開位置に向かって移動(下降)し、その後、サンシェード駆動用モータ31が回転し始めてウィンドウガラス及びサンシェードが同時に下降するようになる。そして、期間X1の経過後にサンシェードが移動し始めてから暫くの間(図3中、記号X2にて示す期間)は、上記の差分が正となる。このため、当該期間X2において、パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15は、デューティ比を50%に変更してパワーウィンドウ用モータ11に電源電圧を印加する。これにより、期間X2中におけるウィンドウガラスの移動速度が期間X1中の移動速度よりも低速になり、厳密にはサンシェードの移動速度よりも幾分低速となる。
以上の結果、サンシェードが移動し始めてから暫くすると、サンシェードの現在位置がウィンドウガラスの現在位置よりも全開位置に近付くようになる。かかる時点以降、ウィンドウガラスが全開位置に到達するまで、パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15は、パルスエッジのカウント数の差分を随時監視しつつ、当該差分に応じてパワーウィンドウ用モータ11を制御する(図2中のS008)。
より具体的に説明すると、サンシェードの現在位置がウィンドウガラスの現在位置を超えた時点から暫くの間(図3中、記号X3にて示す期間)では、上記の差分が負となり、その絶対値が閾値以下となる。このため、当該期間X3において、パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15は、デューティ比を可変値とし、上記の差分に応じて適宜変更しながらパワーウィンドウ用モータ11に電源電圧を印加する。これにより、同期間X3において、ウィンドウガラスは、サンシェードの移動速度よりも若干低い移動速度にて移動(下降)するようになる。このため、期間X3中、ウィンドウガラスは、その現在位置がサンシェードの現在位置よりも全開位置から遠ざかった状態を維持しながら移動(下降)することになる。
また、期間X3が経過してから、サンシェードが全開位置に到達するまでの期間(図3中、記号X4にて示す期間)では、上記の差分が負となり、その絶対値が閾値を超える。このため、当該期間X4において、パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15は、デューティ比を100%に設定してパワーウィンドウ用モータ11に電源電圧を印加する。これにより、同期間X4において、ウィンドウガラスは、サンシェードの移動速度と略移動速度にて移動(下降)するようになる。このため、期間X4中、ウィンドウガラスは、期間X3に引き続き、その現在位置がサンシェードの現在位置よりも全開位置から遠ざかった状態を維持しながら移動(下降)することになる。
そして、期間X4以降の期間(図3中、記号X5にて示す期間)には、ウィンドウガラスが全開位置に到達するまで段階的にデューティ比を下げていく。そして、パワーウィンドウ用ECU12のマイコン15は、ウィンドウガラスが全開位置に到達した時点でパワーウィンドウ用モータ11を停止し(図2中のS009、S010)、かかる時点で一回のオート開動作に係るモータ制御フローが終了する。
以上までに説明した制御により、本実施形態では、ウィンドウガラス及びサンシェードの双方を全開位置に向けて同時に下降させる期間中(厳密には、期間X3、X4及びX5の間)、ウィンドウガラスは、その現在位置がサンシェードの現在位置よりも全開位置から遠ざかった状態を保つことが可能な移動速度にて移動(下降)する。これにより、車室側に位置するサンシェードが露出したままで外気に晒されてしまうのを抑制することが可能となる。
より具体的に説明すると、ウィンドウガラスが先に全開位置に到達し、暫くしてからサンシェードが全開位置に到達するような構成では、サンシェードが外気に晒され、特に強風時には風に煽られる場合がある。これに対して、本実施形態では、サンシェードの現在位置に応じてウィンドウガラスの移動速度を制御することにより、サンシェードが先に全開位置に到達するようになり、この結果、サンシェードが外気に晒されてしまう状況を未然に回避することが可能となる。
以上のように、本実施形態では、ウィンドウガラス及びサンシェードの双方を同じ向きに同時に移動させる際、ウィンドウガラス及びサンシェードが大きく離れてしまう事態を回避し、それぞれがスムーズに開閉するようになる。これにより、本装置1がユーザにとって使い勝手が良いものとなる。
以上までに本発明の開閉制御部材について一例を挙げて説明してきたが、上記の実施形態は、あくまで一例にすぎず、他の例も考えられる。例えば、上記の実施形態では、車両ドアに設けられたウィンドウガラス及びサンシェードを開閉させる装置について説明したが、上記以外の開閉部材を開閉移動させる装置にも本発明は適用可能である。例えば、車両以外の乗物に設けられたウィンドウガラス及びサンシェードの開閉移動を制御する装置、車両側部に設けられた内側スライドドア及び外側スライドドアの開閉移動を制御する装置、乗物の天井に配置されたサンルーフ及びサンシェードの開閉移動を制御する装置、あるいは乗物以外の物(例えば、建物や設備等)において互いに近接して配置された2つの開閉部材の開閉移動を制御する装置に対しても本発明は適用可能である。
また、上記の実施形態では、ウィンドウガラスを開閉移動させるために回転駆動するモータ(すなわち、パワーウィンドウ用モータ11)のみを制御することとしたが、これに限定されるものではない。サンシェードを開閉移動させるために回転駆動するモータ(すなわち、サンシェード駆動用モータ31)を併せて制御してもよい。
また、上記の実施形態では、サンシェードの現在位置を示す指標として、サンシェード駆動用回転検出センサ33から出力されたパルス信号のカウント数(厳密には、パルスエッジのカウント数)を用いることとした。ただし、これに限定されるものではなく、サンシェードの現在位置を示すものであればよく、例えば、サンシェード駆動用モータ31の回転時間、若しくはサンシェードの現在位置(基準位置からの距離)を計測したときの計測結果を用いてもよい。
1 本装置(開閉部材制御装置)
10 パワーウィンドウ部
11 パワーウィンドウ用モータ(モータ、第一モータ)
12 パワーウィンドウ用ECU(制御部、第一制御部)
13 操作スイッチ(操作部)
13a 閉スイッチ
13b 開スイッチ
13c オートスイッチ
13d LED
14 パワーウィンドウ用回転検出センサ(第一パルス信号出力器)
15 マイコン
15a 内部メモリ
16 モータ駆動回路
17 入力回路
18 出力回路
19 通信インターフェース
20 5V電源回路
30 サンシェード駆動部
31 サンシェード駆動用モータ(第二モータ)
32 サンシェード駆動用ECU(第二制御部)
33 サンシェード駆動用回転検出センサ(第二パルス信号出力器)
34 マイコン
34a 内部メモリ
35 モータ駆動回路
36 通信インターフェース
37 5V電源回路
50 本体ECU

Claims (7)

  1. 第一開閉部材を開閉移動させるために駆動するモータと、
    該モータを制御する制御部と、を有し、
    前記第一開閉部材、及び、前記第一開閉部材と隣り合って並んでいる第二開閉部材の双方を同じ向きに同時に移動させる際、前記制御部は、前記第二開閉部材の移動範囲における前記第二開閉部材の現在位置を示す指標を取得し、該指標に応じた移動速度にて前記第一開閉部材が移動するように前記モータを制御することを特徴とする開閉部材制御装置。
  2. 前記モータは、前記第一開閉部材を開閉移動させるために駆動する第一モータであり、
    前記制御部は、前記第一モータを制御する第一制御部であり、
    前記第二開閉部材を開閉移動させるために駆動する第二モータと、
    該第二モータを制御する第二制御部と、を有し、
    前記第一開閉部材及び前記第二開閉部材の双方を同じ向きに同時に移動させる際、前記第一制御部による前記第一モータの回転開始に連動して、前記第二制御部が前記第二モータを回転させることを特徴とする請求項1に記載の開閉部材制御装置。
  3. 前記第二モータが単位回転数だけ回転する度に信号を出力する信号出力器を備え、
    前記第一制御部は、前記信号出力器から出力された信号のカウント数を前記指標として取得し、該カウント数に基づいて前記第一モータを制御することを特徴とする請求項2に記載の開閉部材制御装置。
  4. 前記第一モータが単位回転数だけ回転する度にパルス信号を出力する第一パルス信号出力器を更に備え、
    前記信号出力器は、前記第二モータが単位回転数だけ回転する度にパルス信号を出力する第二パルス信号出力器であり、
    前記第一制御部は、前記第一パルス信号出力器から出力されたパルス信号のカウント数と前記第二パルス信号出力器から出力されたパルス信号のカウント数との差分に基づいて前記第一モータを制御することを特徴とする請求項3に記載の開閉部材制御装置。
  5. 前記第一開閉部材及び前記第二開閉部材の双方が、いずれも車両に設けられた開口に設けられている構成において、前記制御部は、前記第一開閉部材を開閉するためにユーザによって操作される操作部から出力された信号を受信すると、前記モータを回転させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の開閉部材制御装置。
  6. 前記第一開閉部材よりも前記第二開閉部材が車室側に位置している構成において、前記第一開閉部材及び前記第二開閉部材の双方を、前記開口を開ける全開位置に向けて同時に移動させるとき、前記制御部は、前記第一開閉部材の現在位置が前記第二開閉部材の現在位置よりも前記全開位置から遠ざかった状態を保つことが可能な移動速度にて前記第一開閉部材が移動するように前記モータを制御することを特徴とする請求項5に記載の開閉部材制御装置。
  7. 前記モータは、前記第一開閉部材としてのウィンドウガラスを開閉させるために駆動し、
    前記ウィンドウガラス、及び、前記第二開閉部材としての日よけ部材の双方を同じ向きに同時に移動させる際、前記制御部は、前記日よけ部材の現在位置を示す指標を取得し、該指標に応じた移動速度にて前記ウィンドウガラスが移動するように前記モータを制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の開閉部材制御装置。
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