JP2017172124A - 噴霧ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明における噴霧ユニットにおいては、外部から供給される水を受け入れる流入口と、流入口と連通し、流入口より内径が小さく形成された霧状の吐水を行う噴霧口と、噴霧口と連通し、下流側に向けて吐水方向を規制する規制空間が形成された噴霧ガイド部と、を備えた噴霧ユニットにおいて、噴霧ガイド部の下流端面の内周は噴霧口の内周より大きく形成されており、噴霧ガイド部には前記規制空間内部と外部を連通する閉塞防止空間を有する。
【選択図】図3
Description
そのため、噴霧ガイド部により噴霧口を直接防ぐことを抑制でき、吐水中に使用者の指などにより噴霧ユニットの先端を押えても水が噴霧ガイド部に設けられた閉塞防止空間内部から外部へ抜ける。そのため、噴霧ガイド部内側の噴霧口は閉塞され難く、流路内での顕著な圧力上昇は発生しないため、装置本体の接続部の抜けや漏水を防止することができる。
そのため、噴霧ユニットの先端を指等で押えても、噴霧ガイド部に設けられた溝の内部空間から水が外部へ抜けるため、流路内の顕著な圧力上昇を防ぐことができる。
そのため、噴霧ユニットの先端にどの方向から指等で抑えられた場合であっても、水を外部へ逃しやすく、流路内の顕著な圧力上昇を抑制しやすくなる。また、噴霧ユニットの一部または全部を着脱可能に構成した場合であっても、方向性がなくなり、組みたてやすい。
そのため、ガイド部の強度を保ったまま閉塞防止空間を設けることが出来る。また、溝が過度に深くならないため、汚れが付着しにくく、付着したとしても除去しやすい。さらには、溝がガイド部の底部まで届かないため、噴霧口の先端部分に水滴が残留した場合であっても、毛細管現象によって溝を通じて外周側まで運ばれてしまうことを抑制できる。
そのため、ガイド部に六角レンチなどを挿入して、簡単に着脱が可能となる。
そのため、着脱のためにガイド部に六角レンチなどを挿入した場合であっても、六角レンチが拡散傾斜部と接触することがなく、拡散傾斜部に傷をつけてしまう恐れがない。これによって、着脱を容易にしながら、拡散傾斜部が傷つき吐水が乱れてしまうことを抑制できる。
そのため、噴霧ユニットの下流端面が波面形状となり凹凸面が形成されているため、水が下流方向への突出端より窪んでいる空間から外部へ抜けるため、流路内の顕著な圧力上昇を防ぐことができる。
また、噴霧ユニットの下流端面が曲面に形成されているため、汚れの付着を抑制することができる。
図1に示したように、洗面化粧台1は、洗面器10と、支持台20と、水栓システム30と、を備える。
なお、支持台20は、収納機能を有していなくてもよい。
また、洗面器10は、例えば、洗面所などの壁面に直接取り付けてもよい。すなわち、支持台20は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
吐水装置31から吐出される水は、上水(水道水)である。
図2は、本発明の実施形態に係る噴霧装置の正面図である。
噴霧装置33は、内部に各種の部材が収納されたケーシング35と、ケーシング35内部に収納され霧状の吐水を形成する噴霧ユニット36と、ケーシング35の前面に設けられた操作部37と、から構成されている。
図3乃至図4を参照しながら、噴霧ユニットの構造について説明する。
図3は本発明の実施形態に係る噴霧ユニットの斜視図である。
なお、噴射口116の形状は様々な多角形でもよく、噴霧ガイド部の内周面にセレーションなどの工具がかりを設けてもよい。
拡散傾斜部122の下流端側にガイド部123を設けることで、外部から拡散傾斜部122よりも上流側への接触を抑制でき、傷をつけてしまうことを防止することが出来るようになる。これにより、噴霧吐水が乱れてしまうことを抑制できる。
なお、流入口111は壁に設けられた水道配管から水道水を受け入れても良い。
本発明の実施形態における噴霧ユニットの変形例について以下に説明する。
図5は図4と同様に噴霧ユニットの変形例を示した図4と同様の断面図である。
変形例における噴霧ユニット36Aでは、ガイド部123の下流端面に溝121が設けられているのではなく、ガイド部123の下流端面が周方向において波面形状123aに形成されている。換言すると、ガイド部123の下流端面が周方向において、凹凸面を交互に繰り返すように形成されている。また、この波面形状123aは周方向においては凹凸面に形成されているが、半径方向においては噴射口116からガイド部123の外周端まで面の形状が変化しない、換言すると凹凸面には形成されていない。
上記よりガイド部123の下流端面が、周方向において凹面と凸面が形成されているため面一でなくなる。
すなわち、ガイド部123の下流端面には下流端部123bから上流端部123cの間に窪んだ空間が形成され閉塞防止空間S2となる。
従って、噴霧ガイド部120の下流端を塞いでも、この閉塞防止空間S2より流路内の水が外部へ抜けるため、流路内の顕著な圧力上昇を防ぐことができる。
また、下流端面が波面形状であり曲面となっているため、汚れの付着を抑制することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10…洗面器
11…洗面ボウル
12…排水口
20…支持台
30…水栓システム
31…吐水装置
32…水栓操作部
33…噴霧装置
34…給水装置
35…ケーシング
36、36A…噴霧ユニット
37…操作部
110…筒状部
111…流入口
112…噴霧口
113…雄ネジ部
114…直進流供給流路
115…旋回流供給流路
116…噴射口
120…噴霧ガイド部
121…溝
122…拡散傾斜部
123…ガイド部
123a…波面形状
123b…下流端部
123c…上流端部
S1…規制空間
S2…閉塞防止空間
CA…中心軸
Claims (7)
- 外部から供給される水を受け入れる流入口と、
前記流入口と連通し、前記流入口より内径が小さく形成された霧状の吐水を行う噴霧口と、
前記噴霧口と連通し、下流側に向けて吐水方向を規制する規制空間が形成された噴霧ガイド部と、を備えた噴霧ユニットにおいて、
前記噴霧ガイド部の下流端面の内周は前記噴霧口の内周より大きく形成されており、
前記噴霧ガイド部には前記規制空間の内部と外部を連通する閉塞防止空間を有することを特徴とする噴霧ユニット。 - 前記噴霧ガイド部の前記下流端面には前記噴霧ガイド部の内周から前記噴霧ガイド部の外周端に伸びる溝を有し、前記溝の内部空間が前記閉塞防止空間となっていることを特徴とする請求項1に記載の噴霧ユニット。
- 前記溝が前記噴霧口を中心として放射状に延びるように、対称的な位置に複数設けられていることを特徴とする請求項2に記載の噴霧ユニット。
- 前記噴霧ガイド部が、拡散傾斜部と、前記拡散傾斜部の下流端と連通し、前記拡散傾斜部の下流端より大きい内径を持つガイド部と、を備え
前記溝の深さが、前記ガイド部の深さよりも浅いことを特徴とする請求項2または3記載の噴霧ユニット。 - 前記ガイド部の内周が多角形であることを特徴とする請求項4に記載の噴霧ユニット。
- 前記ガイド部と、前記拡散傾斜部の下流端との間に段差を有することを特徴とする請求項4または5に記載の噴霧ユニット。
- 前記噴霧ガイド部の前記下流端面の形状は波面形状に形成されており、
前記下流端面の形状において、下流側へ突出している突出端より窪んでいる空間が前記閉塞防止空間となっていることを特徴とする請求項1に記載の噴霧ユニット。
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