JP2005246042A - 水石けん吐出装置 - Google Patents

水石けん吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005246042A
JP2005246042A JP2004277759A JP2004277759A JP2005246042A JP 2005246042 A JP2005246042 A JP 2005246042A JP 2004277759 A JP2004277759 A JP 2004277759A JP 2004277759 A JP2004277759 A JP 2004277759A JP 2005246042 A JP2005246042 A JP 2005246042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
soap
water soap
water
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004277759A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4428178B2 (ja
Inventor
Kenichi Aoyanagi
賢一 青柳
Hiroshi Kanamaru
宏 金丸
Masateru Miyazaki
将輝 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2004277759A priority Critical patent/JP4428178B2/ja
Publication of JP2005246042A publication Critical patent/JP2005246042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4428178B2 publication Critical patent/JP4428178B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

【課題】水石けんを吐出させるためにノズルに手を差し出し、誤ってノズルの吐出口を手で塞ごうとした際、水石けんの噴き出しを防止し、快適な水石けん吐出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 人体検知手段からの人体検知信号によりポンプを駆動してタンク内に貯留した水石けんを手洗器のボウル内部に向け通液路が穿設されたノズルから吐出する水石けん吐出装置において、前記ノズルの周囲方向に水石けんを逃がす逃がし穴を備えた構成としたことにより、吐出口を手の平で塞がれて僅かなすき間が発生しても、逃がし穴から水石けんが吐出されることにより、水石けんがそのすき間から予期せぬ方向に噴き出して衣服や顔などを汚すのを防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、人体検知手段により自動的に水石けんを吐出させる水石けん吐出装置に関する。
従来の水石けん吐出装置は、人体検知手段からの人体検知信号によりポンプを駆動してタンク内の貯留した水石けんを手洗器のボウル内部に向け通液路が穿設されたノズルから吐出するものがある。(例えば、特許文献1参照。)
図10は従来の一般的な水石けん吐出装置の全体構成を示すブロック図である。図10に示すように、水石けん吐出装置Aは、カウンター60付の洗面器61に設置され、使用者がスパウト62のノズル63の近傍に手を差し出すと、その手をノズル63近傍に設置された人体検知手段64により検出し、自動的に水石けんを洗面器61に向けて吐出される装置である。図示しないが、この水石けん吐出装置Aは、自動水栓や温風乾燥機と並設され、水石けんの吐出、手洗い用の湯又は水の吐水、濡れた手を乾燥するための温風と一連の手洗い動作ができるよう構成するものも既に提案されている。
また、カウンター60の略下方には水石けんを貯留するためのタンク65が設けられ、タンク65には水石けんを移送するためのポンプ66と、該ポンプ66出口からノズル63までを接続するための水石けんチューブ67と、人体検知手段64からの人体検知信号に基づいて、ポンプ66の動作を制御する制御部68と、該制御部68と人体検知手段64を接続するセンサーコード69とから構成されている。
つまり、使用者がノズル63の近傍に手を差し出すと、その手を人体検知手段64より検出し、その人体検知信号が制御部68に入力されて、ポンプ66が駆動して水石けんが水石けんチューブ67に送られ、ノズル63から吐出される構成となっている。
図11は特許文献1に示す水石けん吐出装置50のノズル部を示す斜視図である。図11に示すように、使用者が水石けんを使用するために水石けん供給装置50に手を差し出したとすると水石けん装置側センサー51が使用を感知し、図示しない制御部を介して空気供給手段を運転させると同時に開閉弁を開成させる。その結果、水石けんタンク内の圧力が高まり、水石けんが吐出口52より吐出されることになる。
また、使用者が水を使用するために、吐水装置側に手を差し出したとすると吐水装置側センサー53が使用を感知し、図示しない開閉弁を開成させる。その結果、空気混入部において空気が気泡の状態で水に混入され、吐水口54から吐水されることになり、水跳ねのない非常にまろやかな吐水が実現できることになる。
特開2001−25447号公報
このような従来の水石けん吐出装置50を図10に示すブロック図のよう構成した場合は、ノズル52の近くに手を近づけると制御部68が石けん装置側センサー51からの人体検知信号によりポンプ66を駆動させ、水石けんを吐出口52から吐出させる。しかしながら、使用者が本装置を人体感知式だと気づかず、手動式の水石けん入れと勘違いして吐出口52を押す行為を行うことがある。つまり、吐出口52を押そうとすると使用者の手の平が吐出口52を塞いでしまい、その吐出口52の塞ぎ方が不完全で手の平との間に僅かなすき間があった場合、水石けん装置側センサー51が手を検知し、ポンプ66が駆動するため、その僅かなすき間から水石けんが出るのでかなりの勢いとなって噴き出す可能性があり、その場合は、顔や衣服に付着し使用者に不快感を与えるものであった。
本発明では上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の課題は水石けんを吐出させるためにノズルに手を差し出し、誤ってノズルの吐出口を手で塞ごうとした際、水石けんの噴き出しを防止し、快適な水石けん吐出装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1では、人体検知手段からの人体検知信号によりポンプを駆動してタンク内に貯留した水石けんを手洗器のボウル内部に向け通液路が穿設されたノズルから吐出する水石けん吐出装置において、前記ノズルの周囲方向に水石けんを逃がす逃がし穴を備えたことを特徴としている。
これにより、吐出口を手の平で塞がれて僅かなすき間が発生しても、逃がし穴から水石けんが吐出されることにより、水石けんがそのすき間から予期せぬ方向に噴き出して衣服や顔などを汚すのを防止することができる。
本発明の請求項2では、前記逃がし穴を通液路の径よりも小さい径であることを特徴としている。
これにより、吐出口を手の平で塞がれて僅かなすき間が発生しても、逃がし穴から水石けんが吐出されることにより、水石けんがそのすき間から噴き出して衣服や顔やボウルの外などを汚すのを防止することができ、前記逃がし穴を通液路の径よりも小さい径とすることで、通常水石けんが吐出するときに逃がし穴から水石けんが漏れ出る量を少なくすることができる。
本発明の請求項3では、前記逃がし穴に一定の圧力で開放する逃がし弁を設けたことを特徴としている。
これにより、吐出口を手の平で塞がれて僅かなすき間が発生しても、逃がし穴から水石けんが吐出されることにより、水石けんがそのすき間から噴き出して衣服や顔やボウルの外などを汚すのを防止することができ、吐出口を手の平で塞がれて僅かなすき間が発生しても逃がし弁が開いて水石けんが出るので、僅かなすき間から水石けんが噴出すことがなく、正常な使用状態のときは通液路が開放しているため、逃がし穴に設けた逃がし弁にはほとんど圧力がかからず、逃がし穴から水石けんが漏れ出ることを防止することができる。
本発明の請求項4では、前記逃がし穴が前記ノズルの通液路の出口に設けられた拡径部に設けたことを特徴としている。
これにより、正常な使用状態で吐出口を手の平で塞がないとき、水石けんの吐出中に逃がし穴から水石けんが漏れ出ることがなく、ノズルを塞いだときに初めて逃がし穴から水石けんがでるため、水石けんの無駄が少ない。
本発明の請求項5では、前記逃がし穴の出口からノズル後端部へ延設する溝を配設したことを特徴としている。
これにより、吐出口を手の平で塞がれて僅かなすき間が発生しても、逃がし穴から後方に延設した溝によって、使用者に向かう吐出口から離れる方向へ導かれて水石けんが吐出されることにより、水石けんがそのすき間から予期せぬ方向に噴き出して衣服や顔などを汚すのをより一層効果的に防止することができる。
本発明の請求項6では、人体検知手段からの人体検知信号によりポンプを駆動してタンク内に貯留した水石けんを手洗器のボウル内部に向け通液路が穿設されたノズルから吐出する水石けん吐出装置において、前記ノズルの吐出口より吐出方向前方に突出した突起部を設けたことを特徴としている。
これにより、吐出口を手の平で塞ごうとしてもノズルの吐出口より吐出方向前方に突出した突起部によって吐出口と手の間に大きなすき間ができるため、そのすき間から水石けんがノズルの周囲に飛散することになるため、使用者の衣服や顔に向かって噴き出すことがない。
本発明の請求項7では、前記突起部を前記ノズルと一体にて設けたことを特徴としている。
これにより、吐出口を手の平で塞ごうとしても前記ノズルの吐出口より吐出方向前方に突出した前記ノズルと一体に設けられた突起部によって吐出口と手の間に大きなすき間ができるため、そのすき間から水石けんがノズルの周囲に飛散することになるため、使用者の衣服や顔に向かって噴き出すことがない。
本発明の請求項8では、前記突起部を前記ノズルと別体にて前記ノズルの通液路を貫通した棒状体としたことを特徴としている。
これにより、吐出口を塞ごうとしても前記棒状体が手の平に当たり、吐出口と手の平との間に大きなすき間ができるため、そのすき間から水石けんが噴出すことがなく、前記棒状体はノズルと別体であり従来のノズルをそのまま流用することができるため、安価で実現することができる。
本発明の請求項9では、前記突起部を前記ノズルの外周に別体にて設けたことを特徴としている。
これにより、吐出口を塞ごうとしても側壁に手の平が当たり、吐出口と手の間に大きなすき間ができるため、そのすき間から水石けんが噴出すことがなく、側壁がノズルと別体であり従来のノズルをそのまま流用することができるため、安価で実現することができる。
以上のように水石けん吐出装置のノズル部分を構成することで、吐出口を手の平で塞がれて僅かなすき間が発生しても、ボウル内部を向いた逃がし穴から水石けんが吐出されることにより、水石けんがそのすき間から噴き出して衣服や顔やボウルの外などを汚すのを防止することができる。
以下に図面を参照して本発明をより具体的に説明する。尚、本発明に係わる水石けん吐出装置の駆動構造は、一般的な水石けん吐出装置の全体構成を示すブロック図である図10の構成と同じであるので、説明は省略する。
図1は本発明に係る水石けん吐出装置の第1の実施例を示す部分拡大図である。図1に示すように、本発明の水石けん吐出装置Bは金属製の本体30を湾曲状に構成して成り、その内部に水石けんを吐出するノズル1を内包している。ノズル1は、その先端部に水石けんを吐出する小径の通液路2を開口した吐出口4を備え、その上流側は円錐状に拡径するよう構成されている。ノズル1は金属或いはポリアセタール等の樹脂でも構わないが、双方共、耐薬品性を有するものが好ましく、本実施例において、ノズル1は金属製であり、外表面にNi−Crめっき処理を施している。
ノズル1はその後端部31に継手32を介し、Oリング43にて密接に接続されている。継手32は、下流側に石けん水を貯留するための液溜り部33を備え、その上流側にはノズル1の通液路2より若干大径の通液路34を備え、上流側はチューブ35と接続されている。
チューブ35と継手32とは、継手32の上流側に具備する接続部36とで接続されており、その形状はたけのこ状である。図1に示すチューブ35はナイロン或いはポリプロピレン等の耐薬品性を有する樹脂が好ましい。
さらに、継手32の上部には人の手を感知するセンサー37が載置され、該センサー37はコード38、さらにコード外皮部材39に接続される構成となっている。ここで、コード外皮部材39は図示しない制御部へ連通するコード類を纏めるようにしたものである。また、本体30の下部には本体30と継手32とをビス40にて固定するため、その開口部に雌ネジ加工されており、ビス40の根元が挿通される嵌合部41が配設されている。
図1のように水石けん吐出装置Bを構成することで、使用者が水石けんを出そうという場合、まず、センサー37に手を近づけ、ノズル1の先端に開口された吐出口4から石けん水を供給することが可能になる。
さらに、本発明においては、図1に示すようにノズル1に通液路2の径よりも小さい径で通液路2とは別方向、つまりノズル1の外周方向に水石けんが飛散されるように逃がし穴3を設けたものである。
このとき、逃がし穴3の方向は手洗い器のボウル内部を向いていた方が望ましい。
このように構成すれば、吐出口4を手で塞がれて僅かなすき間が発生しても手洗器のボウル内部を向いた逃がし穴3から水石けんが吐出されることにより、水石けんが手と吐出口4とのすき間から噴き出して衣服や顔やボウルの外などを汚すのを防止することができる。
図2は本発明に係る水石けん吐出装置の第2の実施例を示す部分断面図である。図1と構成が同じ部分については同符号を付し、説明は省略することにする。
図2は第二の実施例を示したものであり、図2に示すようにノズル5の周囲方向に逃がし穴6を穿設し、逃がし穴6に一定の圧力で開放する逃がし弁7を設けたものである。
このとき、逃がし穴6の方向は第一の実施例と同様に手洗い器のボウル内部を向いていた方が望ましい。
逃がし弁7は、円筒形あるいは円柱形状を呈しており、その内側にバネを配置し、上流側にはケーシングの開口部を押圧、閉止することが可能なボール又はプレート状の閉止部材を配置している。しかも、バネは通常の水石けん吐出時の閉止部材にかかる荷重よりも強いものを選択している。すなわち、吐出口9が塞がれて、閉止部材に所定以上の荷重がかかると、バネが圧縮し、逃がし弁7の下流側となるノズル5の逃がし穴6から水石けんが吐出されるよう構成されている。
このように構成すれば、吐出口9を手の平で塞がれて僅かなすき間が発生しても逃がし弁7が開いて水石けんが出るため、手の平と吐出口9との僅かなすき間から水石けんが噴出すことがなく、正常な使用状態、すなわち吐出口9を塞がないようにノズル5に手を差し出したときは通液路8が開放されているため、逃がし弁7にはほとんど圧力がかからず、逃がし穴6から水石けんが漏れ出ることを防止することができる。
図3は本発明に係る水石けん吐出装置の第3の実施例を示す部分断面図である。
図3に示すようにノズル10の通液路11の出口に拡径部12を設け、拡径部12にノズル10の周囲方向に向いた逃がし穴13を設けたものである。
このとき、逃がし穴13の方向は第一の実施例と同様に手洗い器のボウル内部を向いていた方が望ましい。
このような構成にすれば、正常な使用状態で吐出口14を手で塞がないときには、水石けんの出口は通液路11の出口となり、水石けんの吐出の勢いにより拡径部12の側壁には水石けんがかからないため、逃がし穴13から漏れ出ることがなく、吐出口14を塞いだときに初めて逃がし穴13から水石けんがでるため、水石けんの無駄が少ない。
図4、図5は、本発明に係る水石けん吐出装置のノズルにおけるノズルの周囲方向に水石けんを逃がす逃がし穴のその他の実施例であり、図4は、逃がし穴をスリット状としたもので、図5は、逃がし穴をノズルの先端の一部を切り欠き状としたものである。
図4に示すように、ノズル100は、その先端部に水石けんを吐出する小径の通液路2を開口した吐出口4を備え、ノズル100の先端部から3〜5mmの深さで通液路2とノズル外部が繋がるようなスリット状の逃がし穴101を設けた。
このとき、逃がし穴101の方向は手洗い器のボウル内部を向いていた方が望ましい。
このように構成すれば、吐出口4を手で塞がれて僅かなすき間が発生しても手洗器のボウル内部を向いた逃がし穴101から水石けんが吐出されることにより、水石けんが手と吐出口4とのすき間から噴き出して衣服や顔やボウルの外などを汚すのを防止することができる。
図5に示すように、ノズル110は、その先端部に水石けんを吐出する小径の通液路2を開口した吐出口4を備え、ノズル110の先端部から3〜5mmにおいてノズルの半分を切除した切欠き状の逃がし穴111を設けた。
このとき、逃がし穴111の方向は手洗い器のボウル内部を向いていた方が望ましい。
このように構成すれば、吐出口4を手で塞がれて僅かなすき間が発生しても手洗器のボウル内部を向いた逃がし穴111から水石けんが吐出されることにより、水石けんが手と吐出口4とのすき間から噴き出して衣服や顔やボウルの外などを汚すのを防止することができる。
図6は本発明に係る水石けん吐出装置の第4の実施例を示す部分断面図で、図7は、図6のノズル部分の斜視図である。
図6、図7に示すように、ノズル15の先端部aに吐出口16より吐出方向前方に突出した突起17を設けたものである。
このように構成すれば、吐出口16を手の平で塞ごうとしても、水石けんはノズル15の先端部aに設けられた突起17に当たり、吐出口16と手の平との間に大きなすき間(距離)ができるため、そのすき間から水石けんがノズル15の周囲に飛散することになるため、使用者の衣服や顔に向かって噴き出すことがない。
図8は本発明に係る水石けん吐出装置の第5の実施例を示す部分断面図である。
図8に示すように、ノズル18に穿設された通液路19を貫通し吐出口20より突出させた棒状体21を設けたものである。棒状体21は継手32の下流側に設けられた液溜り部33に内嵌される内嵌部42を備えた構造となっている。
このように構成すれば、吐出口20を手で塞ごうとしても棒状体21が手に当たり、吐出口20と手の間に大きなすき間ができるため、そのすき間から水石けんが噴出すことがなく、さらに棒状体21はノズル18と別体であり従来のノズルをそのまま流用することができるため、安価で実現することができる。
図9は本発明に係る水石けん吐出装置の第6の実施例を示す部分断面図である。
図9に示すように、ノズル22の外周を吐出口23より吐出方向前方まで突出した側壁24を設けたものである。
このように構成すれば、吐出口23を手で塞ごうとしても側壁24に手が当たり、吐出口23と手の間に大きなすき間(距離)ができるため、そのすき間から水石けんが噴出すことがなく、側壁24はノズル22と別体であり従来のノズルをそのまま流用することができるため、安価で実現することができる。本実施例では、ノズル22の外周を側壁24で囲っているが、顔や、衣服に水石けんが付着しないようにすればよく例えば、突起状や、ノズルの外周の一部を囲う構造でもよい。
図12は本発明に係る水石けん吐出装置の第7の実施例を示す部分断面図である。(a)は側断面を示し、(b)はノズルの底面図である。図12(a)に示すようにノズル50の周囲方向に逃がし穴52を穿設し、さらに逃がし穴52の出口付近からノズル50の後端部31へ向けて溝53が延設するよう配設されている。また、図12(b)に示すように、溝53の形状は一定の深さ、約2mm程度で、略長方矩形状となるよう加工が施されている。
このとき、逃がし穴52の方向は他の実施例と同様に手洗い器のボウル内部を向いていた方が望ましい。
このように構成すれば、吐出口51を手の平で塞がれて僅かなすき間が発生しても水石けんは逃がし穴52を通じて溝53から吐出するため、手の平と吐出口51との僅かなすき間から水石けんが噴出すことがなく、衣服や顔やボウルの外などを汚すのを防止することができる。なお、溝53はノズル50の後端部31へ向かって延びているため、逃がし穴52から吐出した水石けんは、この溝53によって使用者から離れる方向に導かれるため、使用者に向けた飛び散りを一層効果的に防止できる。しかも、溝53はのノズル50の前後方向に長く形成されており、この溝53の窪んだ位置に逃がし穴52が設けられているため、使用者の指が逃がし穴52近傍のノズルに接したとしても、逃がし穴52及び溝部52全体が塞がれてしまい、この逃がし流路が機能しなくなることを防いでいる。
図13は本発明に係る水石けん吐出装置の第8の実施例を示す部分断面図である。ノズル70先端の吐出口71部分からノズル70後方に向かい逃がし穴72が穿設され、さらに、ノズル70の外周と連接するよう溝73が配設されている。
このとき、溝73の方向は他の実施例と同様に手洗い器のボウル内部を向いていた方が望ましい。
図14は第8の実施の形態において溝73を指で塞いだ状態をを示す部分断面図である。使用者が水石けんを出そうとして吐水口71付近に手の平を近づけ、指が吐水口71後方に配設された溝73に当接した状態を示している。この図14に示すように、指が溝73のに当接したとしても、後方に向かって開口している逃がし穴72は指で塞がれることは無く、また、溝73はノズル73の前後方向に長く形成されているため指との間に隙間を生じせしめることができる。従って、このように指が溝73に当接した状態で吐出口71を手の平で塞がれて僅かなすき間が発生しても、水石けんは逃がし穴72を通じて指と溝73との僅かなすき間から吐出するため、手の平と吐出口71との僅かなすき間から水石けんが噴出すことがなく、衣服や顔やボウルの外などを汚すのを防止することができる。
本件発明における第1の実施の形態を示す部分断面図である。 本件発明における第2の実施の形態を示す部分断面図である。 本件発明における第3の実施の形態を示す部分断面図である。 本発明に係る水石けん吐出装置のノズルの逃がし穴をスリット状とした図である。 本発明に係る水石けん吐出装置のノズルの逃がし穴を切欠き状とした図である。 本件発明における第4の実施の形態を示す部分断面図である。 図6のノズル部分の斜視図 本件発明における第5の実施の形態を示す部分断面図である。 本件発明における第6の実施の形態を示す部分断面図である。 従来の水石けん吐出装置の全体構成を示すブロック図である。 従来の水石けん吐出装置のノズル部分を示す斜視図である。 本件発明における第7の実施の形態を示す部分断面図である。 本件発明における第8の実施の形態を示す部分断面図である。 本件発明における第8の実施の形態において溝を指で塞いだ状態をを示す部分断面図である。
符号の説明
1…ノズル
2…通液路
3…逃がし穴
4…吐出口
5…ノズル
6…逃がし穴
7…逃がし弁
8…通液路
9…吐出口
10…ノズル
11…逃がし穴
12…拡径部
13…逃がし穴
14…吐出口
15…ノズル
16…吐出口
17…突起
18…ノズル
19…通液路
20…吐出口
21…棒状体
22…ノズル
23…吐出口
24…側壁
100…ノズル
101…逃がし穴
110…ノズル
111…逃がし穴


Claims (9)

  1. 人体検知手段からの人体検知信号によりポンプを駆動してタンク内に貯留した水石けんを手洗器のボウル内部に向け通液路が穿設されたノズルから吐出する水石けん吐出装置において、前記ノズルの周囲方向に水石けんを逃がす逃がし穴を備えたことを特徴とする水石けん吐出装置。
  2. 前記逃がし穴が通液路の径よりも小さい径であることを特徴とする請求項1記載の水石けん吐出装置。
  3. 前記逃がし穴に一定の圧力で開放する逃がし弁を設けたことを特徴とする請求項1記載の水石けん吐出装置。
  4. 前記逃がし穴が前記ノズルの通液路の出口に設けられた拡径部に設けたことを特徴とする請求項1記載の水石けん吐出装置。
  5. 前記逃がし穴の出口からノズル後端部へ延設する溝を配設したことを特徴とする請求項4記載の水石けん吐出装置。
  6. 人体検知手段からの人体検知信号によりポンプを駆動してタンク内に貯留した水石けんを手洗器のボウル内部に向け通液路が穿設されたノズルから吐出する水石けん吐出装置において、前記ノズルの吐出口より吐出方向前方に突出した突起部を設けたことを特徴とする水石けん吐出装置。
  7. 前記突起部を前記ノズルと一体にて設けたことを特徴とする請求項6記載の水石けん吐出装置。
  8. 前記突起部を前記ノズルと別体にて前記ノズルの通液路を貫通した棒状体としたことを特徴とする請求項6記載の水石けん吐出装置。
  9. 前記突起部を前記ノズルの外周に別体にて設けたことを特徴とする請求項6記載の水石けん吐出装置。



JP2004277759A 2004-02-03 2004-09-24 水石けん吐出装置 Expired - Fee Related JP4428178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004277759A JP4428178B2 (ja) 2004-02-03 2004-09-24 水石けん吐出装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004026235 2004-02-03
JP2004277759A JP4428178B2 (ja) 2004-02-03 2004-09-24 水石けん吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005246042A true JP2005246042A (ja) 2005-09-15
JP4428178B2 JP4428178B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=35027074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004277759A Expired - Fee Related JP4428178B2 (ja) 2004-02-03 2004-09-24 水石けん吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4428178B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037628A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Toto Ltd 水石けん吐出装置
JP2007262727A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Toto Ltd 自動水栓
JP2007289216A (ja) * 2006-04-20 2007-11-08 Inax Corp 水石鹸の自動吐出装置及びこれを備えた手洗装置
JP2011122357A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Inax Corp 吐水装置
JP2017128948A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 Toto株式会社 水栓装置
JP2017172124A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 Toto株式会社 噴霧ユニット
JP2018102697A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 コイト電工株式会社 流体吐出装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037628A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Toto Ltd 水石けん吐出装置
JP4591265B2 (ja) * 2005-08-01 2010-12-01 Toto株式会社 水石けん吐出装置
JP2007262727A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Toto Ltd 自動水栓
JP4635932B2 (ja) * 2006-03-28 2011-02-23 Toto株式会社 自動水栓
JP2007289216A (ja) * 2006-04-20 2007-11-08 Inax Corp 水石鹸の自動吐出装置及びこれを備えた手洗装置
JP2011122357A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Inax Corp 吐水装置
JP2017128948A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 Toto株式会社 水栓装置
JP2017172124A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 Toto株式会社 噴霧ユニット
JP2018102697A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 コイト電工株式会社 流体吐出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4428178B2 (ja) 2010-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8499375B2 (en) Washbasin
JP3747323B1 (ja) シャワーノズル
JP4661689B2 (ja) 洋風便器装置
JP4428178B2 (ja) 水石けん吐出装置
JP4591265B2 (ja) 水石けん吐出装置
JP4718364B2 (ja) 水石鹸の自動吐出装置及びこれを備えた手洗装置
KR20160003378U (ko) 수전부의 손 건조장치
JP4591540B2 (ja) ノズル装置とそれを使用した衛生洗浄装置
JP2006288789A (ja) 膣洗浄具
JP2002356889A (ja) 自動吐水機器
KR20100077253A (ko) 좌변기용 비데
JP2001259488A (ja) 吐出装置
JPH04216727A (ja) 洗面器洗浄装置付き洗面台
JP7439574B2 (ja) 局部洗浄装置
KR101852004B1 (ko) 비데용 노즐팁
JP5093030B2 (ja) ノズル装置とそれを使用した衛生洗浄装置
JP3114347U (ja) 通水アダプタ
JP3104320U (ja) 鼻洗用ノズル
KR100957889B1 (ko) 출수방향 및 출수량 조절이 가능한 노즐
KR200384911Y1 (ko) 비데용 급수 커넥터
KR200291545Y1 (ko) 미용제 공급장치
JP2523049Y2 (ja) 洗面器
KR200332945Y1 (ko) 소변 비산방지 기능을 구비한 비데
JP2003003537A (ja) 手洗装置
JP4721545B2 (ja) 手洗装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4428178

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees