JP6422750B2 - 吐水装置とそれを備える洗面台 - Google Patents
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Description
羽根車には複数の羽根が形成され、羽根車の側面には間隔をあけて複数の側壁が配列される。
偶数枚の羽根の外端部の連結または開放により、側壁部分(遮蔽部分)と開放部分を交互に並べることで羽根車のバランスを保ちやすくなる。
羽根車の底面部には、内側(回転軸側)よりも外側(外周側)の方が水圧が大きくなりやすい。そこで、内側半部の開口面積よりも外側半部の開口面積を大きくすることで通水口全体における水圧を平準化し、むらのない手当たり感を実現しやすくなる。内側半部とは通水口をその径において二分割したときの回転軸側の領域であり、外側半部とは通水口をその径において二分割したときの外周側の領域であるが、詳細は後述する。
羽根車のバランスが崩れたとき、側壁の回転前側端(羽根車の回転方向における前側)は回転後側端(羽根車の回転方向における後側)よりも外部部材に接触しやすい。そこで、側壁の回転前側端をあらかじめ内側に形成することにより、このような接触を未然に防ぎやすくなる。
羽根車のバランスが崩れたとき、対向面の外周側は回転軸側よりも散水板部材と接触しやすい。そこで、外周側を回転軸側よりも散水部材から傾斜や段差等により離れるように形成することで、このような接触を未然に防ぎやすくなる。
このような突起を設けることで、羽根車と散水板部材の接触箇所を突起に局在化することができるため、羽根車の回転性がよくなる。更に、突起の周縁に溝を形成することにより、羽根車を樹脂成形するとき突起の側面を急峻化しやすくなる。突起の尖度が高くなると、突起が回転によって損耗しても回転性能を長期間にわたって維持しやすくなる。
洗面台100は、水栓110および洗面ボール104を含む。洗面ボール104は、支持部材116によって壁面120に取り付けられる。洗面台100の上面は洗面台カバー118によって覆われ、洗面台カバー118の上に水栓110(吐水装置)が取り付けられる。
水栓110の吐水部124は、洗面台100のカウンタ上に露出する。吐水部124は、吐水管140と、吐水管140の付け根から側方に延びる操作盤142を有する。操作盤142のスイッチ144により、後述の人体検知センサ146による人体検知の有無にかかわらず、手動操作によって吐水口148からの吐水を制御できる。
吐水管140は、上端部に吐水装置150と人体検知センサ146を内蔵する。吐水装置150と人体検知センサ146は、保持部材164により支持される。第2給水管112は保持部材164を介して吐水装置150に連結される。第2給水管112から送られた水は保持部材164から吐水装置150に入り、吐水口148から排出される。
吐水装置150は羽根車174を内蔵する。羽根車174の底面部176には8枚の羽根部178が形成され(図6〜図8参照)、羽根車174の側面には隣り合う羽根部178の外端部を連結する4枚の側壁180が形成される。より具体的には、図7,8を参照すると、羽根部178aと羽根部178bを連結する側壁180a、羽根部178cと羽根部178dを連結する側壁180b、羽根部178eと羽根部178fを連結する側壁180c、羽根部178gと羽根部178hを連結する側壁180dが形成される。羽根部178bの外端部と羽根部178cの外端部の間は開放され、羽根部178dの外端部と羽根部178eの外端部の間も開放され、羽根部178fの外端部と羽根部178gの外端部の間も開放され、羽根部178hの外端部と羽根部178aの外端部の間も開放される。このように、羽根車174の側面には開放領域と遮蔽領域(側壁180)が交互に配列される。
図7に示す様に、通水口182は内側から外側に広がる扇形状を有する。回転する羽根車174の底面部176には回転軸184に近い側(内側)よりも外周側(外側)の方に大きな水圧がかかる。そこで、本実施形態においては、通水口182の内側を比較的狭くし、外側を比較的広くすることにより、通水口182全体としての水圧を平準化している。本実施形態における通水口182は、羽根部178や側壁180の形状にあわせて扇形としているが、通水口182の形状は任意である。ただし、少なくとも、通水口182の径方向の長さをrとし、内側r/2の領域を内側半部224、外側r/2の領域を外側半部226としたとき、内側半部224の開口面積よりも外側半部226の開口面積の方を大きくすることが望ましい。外側半部226には大きな水圧がかかるかわりにその開口面積を大きくすることで内外水圧差を平準化し、むらのない手当たり感を実現できる。
図10(a)は、理想的な形状の回転突起200である。羽根車174の回転突起200は経年により少しずつ損耗していく。したがって、回転突起200は、損耗が生じても回転性能を長く維持しやすい形状であることが望ましい。図10(a)に示す回転突起200の場合には、回転突起200の側面が対向面222に対して直立しているため、回転突起200が損耗しても回転突起200の径x1は変化しない。
羽根車174の使用を続けると、ノズルシート押圧部材196は回転突起200によって少しずつ削られくぼんでくる。また、回転突起200も部分的に損耗していく。たとえば、図11に示すように回転突起200の側面が損耗し、ノズルシート押圧部材196のくぼみが深くなると羽根車174は安定的に回転しなくなる。回転突起200は頂部から損耗していくとは限らない。図10(c)に示したように、回転突起200の側面を急峻にすることで回転を長期間安定させることはできるが、回転突起200の損耗が大きくなると羽根車174は回転軸が安定せずに歳差運動をするようになる。
本実施形態の羽根車174は、側面部から水を逃がすことにより、底面部176への水圧を抑制できるため、羽根車174にかかる荷重を低減できる。これにより、羽根車174の回転性能を長期間にわたって良好に維持できる。また、羽根車174の側壁180の形状や対向面222の形状を工夫することにより、羽根車174が歳差運動をしてもそのまわりの部材(特に、水流噴射部材172とノズルシート押圧部材196)と接触しにくくしている。
Claims (7)
- 通水方向を軸方向として回転することにより、水流を断続通過させる羽根車と、
前記羽根車の下流側に位置する散水板部材と、を備え、
前記羽根車には複数の羽根が形成され、前記羽根車の側面には間隔をあけて複数の側壁が配列され、
前記側壁は、隣り合う前記羽根を連結することを特徴とする吐水装置。 - 通水方向を軸方向として回転することにより、水流を断続通過させる羽根車と、
前記羽根車の下流側に位置する散水板部材と、を備え、
前記羽根車には複数の羽根が形成され、前記羽根車の側面には間隔をあけて複数の側壁が配列され、
前記羽根車の底面部からは偶数枚の羽根が屹立し、
第1の羽根の外端部と前記第1の羽根に隣接する第2の羽根の外端部を側壁によって連結し、前記第2の羽根の外端部と前記第2の羽根に隣接する第3の羽根の外端部の間を開放することにより、前記羽根車の側面部において側壁部分と開放部分が交互に並ぶように前記複数の側壁が配列されることを特徴とする吐水装置。 - 通水方向を軸方向として回転することにより、水流を断続通過させる羽根車と、
前記羽根車の下流側に位置する散水板部材と、を備え、
前記羽根車には複数の羽根が形成され、前記羽根車の側面には間隔をあけて複数の側壁が配列され、
前記羽根車の底面部には、径方向に延びる通水口が形成され、
前記通水口は、内側半部の開口面積よりも外側半部の開口面積が大きいことを特徴とする吐水装置。 - 通水方向を軸方向として回転することにより、水流を断続通過させる羽根車と、
前記羽根車の下流側に位置する散水板部材と、を備え、
前記羽根車には複数の羽根が形成され、前記羽根車の側面には間隔をあけて複数の側壁が配列され、
前記羽根車に形成される側壁は、前記羽根車の回転前側端における外側面が回転後側端における外側面よりも内側に形成されることを特徴とする吐水装置。 - 通水方向を軸方向として回転することにより、水流を断続通過させる羽根車と、
前記羽根車の下流側に位置する散水板部材と、を備え、
前記羽根車には複数の羽根が形成され、前記羽根車の側面には間隔をあけて複数の側壁が配列され、
前記羽根車の前記散水板部材との対向面においては、前記対向面の回転軸側よりも外周側の方が前記散水板部材から離れるように形成されることを特徴とする吐水装置。 - 通水方向を軸方向として回転することにより、水流を断続通過させる羽根車と、
前記羽根車の下流側に位置する散水板部材と、を備え、
前記羽根車には複数の羽根が形成され、前記羽根車の側面には間隔をあけて複数の側壁が配列され、
前記羽根車の前記散水板部材との対向面における回転中心には、前記散水板部材と当接する突起が形成され、かつ、前記突起の周縁には溝が形成されることを特徴とする吐水装置。 - 請求項1から6のいずれかに記載の吐水装置を内蔵する水栓と、
前記水栓からの吐水を受ける洗面ボールと、
を備えることを特徴とする洗面台。
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Family Applications (1)
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