JP2002191518A - ジェットバス - Google Patents

ジェットバス

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JP2002191518A
JP2002191518A JP2000395664A JP2000395664A JP2002191518A JP 2002191518 A JP2002191518 A JP 2002191518A JP 2000395664 A JP2000395664 A JP 2000395664A JP 2000395664 A JP2000395664 A JP 2000395664A JP 2002191518 A JP2002191518 A JP 2002191518A
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JP
Japan
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suction
suction port
bathtub
port
cover
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Application number
JP2000395664A
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English (en)
Inventor
Hironobu Azuma
宏宣 東
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SEIOO GIKEN KK
Original Assignee
SEIOO GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 髪の毛の吸込口への吸い込みが防止されると
共に、万一、吸い込まれた場合に、髪の毛を容易に引き
抜くことが出来る、新規な構造の吸込カバーを備えたジ
ェットバスを提供する。 【解決手段】 吸込口の浴槽内への開口部を覆うように
して浅い有底筒形状の吸込カバー88を配設せしめて、
該吸込カバー88の底壁部87と筒壁部85にそれぞれ
吸込孔94,97を複数設ける一方、底壁部87におけ
る吸込孔94の総開口面積を筒壁部87における吸込孔
97の総開口面積より大きくすると共に、かかる筒壁部
87における各吸込孔97の最大開口方向の内法寸法を
10mm以下とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、吸込口から吸引した浴湯をエア
と共に浴槽内に噴出させるようにしたジェットバスに係
り、特に、浴槽内に開口せしめられた浴湯の吸込口に髪
の毛やタオル等が吸い込まれることに起因して発生する
事故等を防止するための技術に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、浴槽内に開口する吸込口と噴出
口を設けて、それら吸込口と噴出口を接続する配管路上
に循環ポンプを設置することにより、吸込口から吸引し
た浴湯を、別途吸引したエアと共に、噴出口から浴槽内
に噴出せしめるようにしたジェットバスが知られてい
る。そして、このようなジェットバスは、近年、公衆の
浴場等だけでなく、一般家庭の浴室への備え付けも増加
しており、噴出口からエアと共に噴出される浴湯による
快適な入浴を、家庭内でも楽しむようになってきてい
る。
【0003】ところで、このようなジャットバスにおい
ては、一般に、それぞれ浴槽内に開口せしめられた吸込
口と噴出口を接続する配管路として数十mmφ以上の管体
が採用されており、かかる管体が浴湯内に開口せしめら
れている。そして、ジェットバスの作動中には、循環ポ
ンプによって、吸込口から浴湯が連続的に吸引されると
共に、噴出口からエア混入された浴湯が連続的に噴出さ
れるようになっている。
【0004】また、吸込口の浴槽内への開口部には、異
物の吸込みに起因する循環ポンプの損傷や機能低下を防
止するために、一般に、カバーが取り付けられており、
吸込口が、該カバーによって形成された小孔乃至は細孔
の吸込孔を通じて、浴槽内に開口連通されている。そし
て、かかる吸込口のカバーとしては、従来から、(a)
吸込口から浴槽内に離隔して無孔の皿状カバーを配設せ
しめて、該皿状カバーの外周縁部と吸込口の開口周縁部
との隙間に形成された環状の細孔によって、吸込口を浴
槽内に連通せしめる吸込孔を構成した構造のものと、
(b)吸込口を覆うようにして浅底有底円筒形状を有す
る蓋状カバーを配設せしめて、該蓋状カバーの底壁部と
周壁部の両方に形成された多数の小孔によって、吸込口
を浴槽内に連通せしめる吸込孔を構成した構造のもの
が、知られている。
【0005】ところが、本発明者が検討した結果、この
ような従来構造のカバーを吸込口に装着すると、浴湯が
吸引されるカバーの吸込孔から入浴者の髪の毛が吸引さ
れた場合に、吸引された髪の毛が吸込口内で引っ掛かっ
てしまい、無理に抜き取った場合に髪の毛が損傷してし
まうおそれのあることが明らかとなったのであり、相当
な力を加えても髪の毛を抜き難くなる場合もあることが
明らかとなった。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、浴槽内に開口せしめられた吸込口からの異
物の吸込を防止することが出来ると共に、髪の毛等が吸
い込まれた場合にも、その抜き出し抵抗が小さく抑えら
れて、吸い込まれた髪の毛等を容易に抜き出すことの出
来る、新規な構造のジェットバスおよびジェットバス用
吸込カバーを提供することにある。
【0007】
【解決手段】かかる課題を解決するために、本発明者が
多数の実験を行い、鋭意検討を加えた結果、吸込カバー
の吸込孔から髪の毛が毛先から吸い込まれた場合には殆
ど抵抗なく抜き取ることが出来るが、髪の毛の長さ方向
中央部分から吸込孔に吸い込まれた場合には大きな抜き
取り抵抗が発生して、髪の毛を抜き取り難くなる場合の
あることが明らかとなったのである。また、特に開口方
向に平行に貫設されたカバーの吸込孔に髪の毛が吸い込
まれた場合には、抜き取り抵抗が小さいが、開口方向に
対して略直角な方向に開口せしめられた吸込孔に髪の毛
が吸い込まれた場合には、髪の毛の抜き取り抵抗が一層
大きくなるおそれがある、との新たな知見も得たのであ
る。
【0008】なお、このような新たな知見に基づいて、
本発明者が更なる検討と実験を重ねた結果、髪の毛の中
央部分から吸い込まれた場合に、毛先から吸い込まれた
場合よりも抜き取り抵抗が大きくなるのは、吸い込まれ
た髪の毛が吸込口内で絡まり易いからであり、特に、蓋
状カバーの筒壁部や皿状カバーの周上に形成された吸込
孔から吸い込まれた浴湯は、蓋状カバーの底壁部(前
面)に開口形成された吸込孔から吸い込まれた浴湯に比
して、吸込口内で流れ方向が大きく変更して顕著な乱流
状態を発生し易いために、吸い込まれた髪の毛が一層絡
まり易いという理由に起因するものであろうとの理解を
得るに至ったのである。
【0009】以下、上述の如くして得た新たな知見に基
づいて、前述の如き課題を完成するために為された本発
明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様におい
て採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせ
で採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特
徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書
全体および図面に記載され、或いはそれらの記載から当
業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識さ
れるものであることが理解されるべきである。
【0010】すなわち、本発明の第一の態様は、浴槽内
に開口する吸込口と噴出口を設けて、それら吸込口と噴
出口を接続する配管路上に循環ポンプを設置することに
より、該吸込口から吸引した浴湯を、別途吸引したエア
と共に、前記噴出口から浴槽内に噴出させるようにした
ジェットバスにおいて、前記吸込口の前記浴槽内への開
口部を覆うようにして浅い有底筒形状の吸込カバーを配
設せしめて、該吸込口を該浴槽内に開口連通せしめる吸
込孔を該吸込カバーの底壁部と筒壁部にそれぞれ複数設
ける一方、該底壁部における該吸込孔の総開口面積を該
筒壁部における該吸込孔の総開口面積より大きくすると
共に、かかる筒壁部における各吸込孔の最大開口方向の
内法寸法を10mm以下としたことにある。
【0011】このような本態様に従う構造とされたジェ
ットバスにおいては、特に吸い込まれた髪の毛が絡まり
易い、吸込カバーの筒壁部に形成された吸込孔の開口寸
法を10mm以下に設定したことによって、髪の毛が中央
部分から吸い込まれるのを有利に防止することが出来
る。即ち、従来構造の吸込カバーでは、筒壁部におい
て、30mm程度の周方向長さを有する吸込孔が多く採用
されていたのに対して、本発明者が、吸込孔の大きさを
十分に小さくすることによって、髪の毛が吸い込まれ難
くするだけでなく、髪の毛が中央部分から吸い込まれる
のを防止することが出来るということを、多くの実験に
よって確認し得たのであり、かかる結果データと、上述
の如き新たな知見とに基づいて、安全性に優れたジェッ
トバスを実現するに至ったのである。
【0012】なお、本態様に係るジャットバスにおい
て、吸込カバーは、入浴者の体の当接外力等に対して十
分な強度を有すると共に、浴湯や洗剤等に対して十分な
耐久性と耐蝕性を有する各種の材質が採用可能であり、
特にステンレス等の金属の他、合成樹脂も採用可能であ
る。
【0013】また、本態様においては、例えば、前記筒
壁部において、10mm以下の略一定の幅寸法で周方向に
延びる長手状の貫通孔を周方向に複数個形成すると共
に、それら各貫通孔を該筒壁部の高さ方向に延びる仕切
壁で複数領域に分割することによって各貫通孔に前記吸
込孔を複数形成した構成が、有利に採用される。このよ
うな構成に従えば、最大開口方向の内法寸法を10mm以
下とされた吸込孔を、容易に且つ優れた面積効率をもっ
て、しかも筒壁部の部材強度を有利に確保しつつ、筒壁
部に形成することが可能となる。
【0014】さらに、本発明の第二の態様は、浴槽内に
開口する吸込口と噴出口を設けて、それら吸込口と噴出
口を接続する配管路上に循環ポンプを設置することによ
り、該吸込口から吸引した浴湯を、別途吸引したエアと
共に、前記噴出口から浴槽内に噴出させるようにしたジ
ェットバスにおいて、前記吸込口の前記浴槽内への開口
部を覆うようにして吸込カバーを配設せしめて、該吸込
口を該浴槽内に開口連通せしめる吸込孔を該吸込カバー
に複数設けると共に、それら吸込孔を網状体で覆ったこ
とを、特徴とする。
【0015】このような本態様に従う構造とされたジェ
ットバスにおいては、吸込孔に網状体を配したことによ
り、網状体の網目を適当に設定することによって、吸込
孔を通じての浴湯の吸込量を確保しつつ、吸込孔を通じ
ての髪の毛等の吸込が有利に防止され得る。しかも、た
とえ網目から髪の毛が吸い込まれた場合でも、少なくと
も吸い込まれる髪の毛の量が抑えられることとなり、吸
い込まれた髪の毛の相互の絡み合いを軽減することによ
って抜き取り易くすることが出来るのである。
【0016】なお、本態様に係るジェットバスにおい
て、吸込孔は、吸込カバーの底壁部の他、外周壁部に開
口形成されていても良い。更にまた、吸込孔を覆う網状
体は、例えば、吸込カバーと一体形成することも可能で
あるが、別体形成された金属や合成樹脂等からなる別体
網状体を、吸込カバーの底壁部の表面乃至は裏面に対し
て固着せしめることも可能である。
【0017】また、本発明の第三の態様は、浴槽内に開
口する吸込口と噴出口を設けて、それら吸込口と噴出口
を接続する配管路上に循環ポンプを設置することによ
り、該吸込口から吸引した浴湯を、別途吸引したエアと
共に、前記噴出口から浴槽内に噴出させるようにしたジ
ェットバスにおいて、前記吸込口の前記浴槽内への開口
部を覆うようにして吸込カバーを配設すると共に、該吸
込口を該浴槽内に開口連通せしめる吸込孔を該吸込カバ
ーに複数設ける一方、該吸込孔の全てを該吸込口の開口
中心軸と略平行に貫通形成して該吸込カバーの表面に開
口せしめると共に、該吸込カバーの表面に凹部と凸部を
形成せしめて、前記吸込孔の全てを該凹部に開口位置せ
しめたこと、特徴とする。
【0018】このような本態様に従う構造とされたジェ
ットバスにおいては、吸込口の浴槽内への開口部を覆う
吸込カバーに、吸込口の開口部の中心軸と略平行な、即
ち吸込口の浴槽内への開口方向と略平行な吸込孔のみを
複数設けたことから、髪の毛等が吸引された場合であっ
ても、小さな力で髪の毛を容易に抜き出すことが出来る
のであり、吸い込まれた髪の毛の損傷も軽減乃至は防止
され得る。
【0019】また、本態様においては、吸込カバーの表
面側に凹部と凸部が形成されていると共に、かかる凹部
にのみ吸込孔が開口位置せしめられていることから、入
浴中に体の一部が吸込カバーの表面に当接した場合で
も、体が凸部に当接して凹部への体の当接が回避される
こととなり、凹部に開口せしめられた吸込孔の体の当接
による閉塞と、それに起因する吸込孔全体の開口量の減
少が、有利に軽減乃至は防止され得ることとなる。従っ
て、本態様のジェットバスにおいては、吸込孔全体の開
口面積の減少に伴う浴湯吸引力の予期しない上昇が軽減
乃至は防止され得るのであり、その結果、浴湯吸引力の
予期しない上昇に伴う髪の毛等の吸込口への吸い込み
や、吸い込まれた髪の毛の抜き出し抵抗力の増大が防止
されることとなり、髪の毛の吸い込みに対する安全性が
より一層向上され得るのである。
【0020】また、本発明の第四の態様は、前記第一乃
至第三の何れかの態様に係るジェットバスにおいて、前
記吸込カバーの表面の中央に台地状凸部を形成すると共
に、該台地状凸部の周囲に環状平坦部を形成し、該環状
平坦部に前記吸込孔を開口位置せしめたことを、特徴と
する。このような本態様においては、凸部の周囲に凹部
を形成したことによって、凸部によって凹部への体の当
接を有利に防止せしめつつ、凹部の面積、延いては凹部
に開口形成された吸込孔の全体としての開口面積を有利
に確保することが可能となると共に、凹部に開口せしめ
られた吸込孔の体の当接による閉塞と、それに起因する
吸込孔全体の開口量の減少も軽減乃至は防止され得るこ
ととなる。従って、本態様のジェットバスにおいては、
吸込孔全体の開口面積の減少に伴う浴湯吸引力の予期し
ない上昇が軽減乃至は防止され得て、浴湯吸引力の予期
しない上昇に伴う髪の毛等の吸込口への強力な吸い込み
や、吸い込まれた髪の毛の抜き出し抵抗力の増大が防止
されることとなり、髪の毛の吸い込みに対する安全性が
より一層向上され得るのである。
【0021】さらに、本発明の第五の態様は、浴槽内に
開口する吸込口と噴出口を設けて、それら吸込口と噴出
口を接続する配管路上に循環ポンプを設置することによ
り、該吸込口から吸引した浴湯を、別途吸引したエアと
共に、前記噴出口から浴槽本体内に噴出させるようにし
たジェットバスに採用されて、前記吸込口の前記浴槽内
への開口部を覆うようにして配設されるジェットバス用
吸込カバーであって、底壁部と筒壁部を備えた浅い有底
筒形状を有すると共に、前記吸込口を前記浴槽内に開口
連通せしめる吸込孔をそれら底壁部と筒壁部にそれぞれ
複数設ける一方、該底壁部における該吸込孔の総開口面
積を該筒壁部における該吸込孔の総開口面積より大きく
すると共に、かかる筒壁部における各吸込孔の最大開口
方向の内法寸法を10mm以下としたことを特徴とするジ
ェットバス用吸込カバーを、特徴とする。
【0022】このような本態様に従う構造とされた吸込
カバーにあっては、ジェットバスにおいて、吸込口の浴
槽内への開口部を覆うように組み付けることによって、
浴槽の吸込口に吸い込まれた髪の毛を容易に引き抜き出
すことが出来る等といった、第一の実施形態と同様の効
果が何れも有効に発揮され得るのである。
【0023】また、本発明の第六の態様は、浴槽内に開
口する吸込口と噴出口を設けて、それら吸込口と噴出口
を接続する配管路上に循環ポンプを設置することによ
り、該吸込口から吸引した浴湯を、別途吸引したエアと
共に、前記噴出口から浴槽内に噴出させるようにしたジ
ェットバスにおいて、前記吸込口から前記噴出口に至る
配管路上にストレーナを配設すると共に、該ストレーナ
の存在を検出するセンサ手段を採用し、更に該ストレー
ナが取り外された状態下で前記循環ポンプの作動を停止
せしめる第一の安全スイッチを設けたことを、特徴とす
る。
【0024】このような本態様に従う構造とされたジェ
ットバスにおいては、ストレーナが取り外された状態で
の運転が防止されることとなり、ストレーナの取り外し
に伴う、設計上予定されていない大きな吸引力の作用に
起因する髪の毛の吸い込みが防止されて、髪の毛の吸い
込みに対する安全性が一層向上され得るのである。
【0025】なお、本態様におけるセンサ手段として
は、例えば、ストレーナの当接によって装着状態を検出
するマイクロスイッチ等が、構造が簡単で有利に採用さ
れることとなり、また、非接触式の近接スイッチ等を採
用すれば、配管路の密閉性を確保しつつセンサ手段を容
易に設置することが可能となる。
【0026】また、本発明の第七の態様は、前記第六の
態様に従う構造とされたジェットバスにおいて、前記ス
トレーナを、前記吸込口の前記浴湯への開口部に配設せ
しめて、前記第五の態様に記載の吸込カバーの背後に位
置せしめたことを、特徴とする。このような本態様に従
う構造とされたジェットバスにおいては、十分に目の細
かいストレーナを採用することによって、髪の毛が配管
内の奥まで吸い込まれることをストレーナで防止するこ
とが可能となり、髪の毛の吸い込みに対する安全性が向
上され得る。しかも、ストレーナの構造を適当に選定す
ることによって吸込口に吸い込まれた浴湯に対する整流
効果も発揮され得る。また、ストレーナが吸込カバーの
背後に位置せしめられていることから、吸込カバーを取
り外すだけでストレーナを着脱することが可能となっ
て、ストレーナ清掃等のメンテナンス性が向上され得
る。
【0027】また、本発明の第八の態様は、浴槽内に開
口する吸込口と噴出口を設けて、それら吸込口と噴出口
を接続する配管路上に循環ポンプを設置することによ
り、該吸込口から吸引した浴湯を、別途吸引したエアと
共に、前記噴出口から浴槽内に噴出させるようにしたジ
ェットバスにおいて、前記吸込口から前記噴出口に至る
配管路上に圧力検出手段を配設せしめて、該圧力検出手
段による検出値が予め設定された設定値を超えた場合に
前記循環ポンプの作動を停止せしめる第二の安全スイッ
チを設けたことを、特徴とする。
【0028】このような本態様に従う構造とされたジェ
ットバスにおいては、第二の安全スイッチの設定値を適
当に調節することにより、例えば髪の毛が吸込孔から吸
い込まれる等の異常が発生した際に、圧力検出手段によ
る配管路内の圧力変化に基づいて、そのような異常事態
の発生を検知して、吸込作動を速やかに停止させること
が可能となる。それ故、髪の毛が吸込口から吸い込まれ
た際に、髪の毛で狭窄されて一層強い吸込力が髪の毛に
継続的に作用せしめられることに起因する髪の毛の吸込
口への更に奥方までの吸い込みや、吸込口が髪の毛で狭
窄されて乱流状態となることに起因する吸込口内での髪
の毛の絡まりなどが、自動的に防止され得て、髪の毛の
吸い込みに対する安全性が向上され得るのである。
【0029】また、本態様のジェットバスにおいては、
吸込口から異物が配管内に吸引された場合にも、配管内
の圧力変化を検知して、循環ポンプの作動が速やかに停
止されることから、循環ポンプへの過大な負荷作用が防
止されて、循環ポンプの損傷等も有利に回避され得るこ
ととなる。
【0030】なお、本態様は、前記第一乃至第七の何れ
かの態様と組み合わせて採用することも可能であり、そ
れによって、特に髪の毛の吸い込みに対する安全性が一
層有利に向上され得る。
【0031】また、本発明の第九の態様は、浴槽内に開
口する吸込口と噴出口を設けて、それら吸込口と噴出口
を接続する配管路上に循環ポンプを設置することによ
り、該吸込口から吸引した浴湯を、別途吸引したエアと
共に、前記噴出口から浴槽内に噴出させるようにしたジ
ェットバスにおいて、所定の操作用パネルに対して、前
記循環ポンプの作動を中止させるOFFスイッチを設け
て、該OFFスイッチの一回の単純押圧操作で該循環ポ
ンプを直ちに停止せしめるようにする一方、前記循環ポ
ンプの作動を開始させるに際して、ONスイッチの一回
の単純押圧操作を無効とするチャイルドロック機構を設
けたことを、特徴とする。
【0032】このような本態様に従う構造とされたジェ
ットバスにおいては、子供の悪戯や誤操作等により、不
意に循環ポンプが作動して、髪の毛が吸い込まれること
を防止することが出来るのであり、それによって、髪の
毛の吸い込みに対する安全性が向上され得る。
【0033】なお、本態様は、前記第一乃至第八の何れ
かの態様と組み合わせて採用することが可能であり、そ
れによって、特に髪の毛の吸い込みに対する安全性が一
層有利に向上され得る。
【0034】
【発明の実施形態】以下、本発明を更に具体的に明らか
にするために、本発明の実施形態について、図面を参照
しつつ、詳細に説明する。
【0035】先ず、図1には、本発明の第一の実施形態
としてのジェットバス用吸込カバーを備えた本発明に係
るジェットバス10の全体概略が示されている。このジ
ェットバス10は、浴槽12内に開口せしめられた吸込
口14と噴出口16を備えており、吸込口14を通じて
浴槽12内の浴湯を吸引し、別途吸引したエアと共に、
噴出口16から浴槽12内に噴出せしめる構造とされて
いる。そして、このようなジェットバス10において
は、良く知られているように、噴出口16からエアと共
に噴出せしめられた浴湯を背中や足等に当てることによ
り、快適な入浴を楽しむことが出来るようになっている
のである。
【0036】より詳細には、浴槽12は、繊維強化樹脂
等によって形成された全体として上面に開口する箱形状
を有しており、その開口周縁部には、外方に突出する外
縁部22が全周に亘って一体形成されている。また、浴
槽12は、一方向に延びた卵形の浴槽形状とされてお
り、周壁部23の長手方向で対向位置する部分には、そ
れぞれ、複数個(本実施形態では各2個)の噴出口16
が形成されている。なお、以下の説明において、周壁部
23における図1中の右上部分に形成された噴出口16
a,16bを足側噴出口16a,16bと称すると共
に、周壁部23における図1中の左下部分に形成された
噴出口16c,16dを背中側噴出口16c,16dと
称する。
【0037】これら足側及び背中側の噴出口16a〜1
6dは、足側及び背中側の噴出ノズル24a〜24dに
よって構成されている。これら各噴出ノズル24a〜2
4dは、所定大きさの円形断面をもってストレートに延
びており、浴槽12の周壁部23を貫通するようにして
配設されて周壁部23に固着されることによって、浴槽
12の浴湯内に開口せしめられていると共に、浴槽12
から外方にストレートに突出せしめられている。
【0038】また、これら各ノズル24a〜24dにお
ける浴槽外側の開口部には、噴出口連結パイプ26が接
続されている。かかる噴出口連結パイプ26は、ABS
樹脂等の合成樹脂管や金属管によって形成されており、
複数本の直管25と略直角なエルボ管27を組み合わせ
ることによって、浴槽12の周壁部23の外周側に沿っ
て浴槽12の略半周に亘って延びるように配設されてい
る。そして、噴出口連結パイプ26の両端部に対して、
それぞれ、T字管やエルボ管を用いて二つのノズル24
a,24b乃至は24c,24dが接続されている。こ
れによって、二つの足側噴出ノズル24a,24bと、
二つの背中側噴出ノズル24c,24dが、噴出口連結
パイプ26によって相互に連通せしめられているのであ
る。
【0039】また、浴槽12の周壁部23において長手
方向一方の側(図1中、左下側)に位置する部分、即ち
背中側噴出口16c、16dが形成する部分には、背中
側噴出口16c,16dよりも底壁部29側に離隔位置
するようにして吸込口14が形成されている。この吸込
口14は、吸込ノズル28によって構成されている。か
かる吸込ノズル28は、所定大きさの円形断面をもって
ストレートに延びており、浴槽12の周壁部23を貫通
するようにして配設されて周壁部23に固着されること
によって、浴槽12の浴湯内に開口せしめられていると
共に、浴槽12から外方にストレートに突出せしめられ
ている。
【0040】更にまた、かかる吸込ノズル28の外方側
開口部に対して、循環ポンプ20のポンプ吸込口32が
接続されている。また、循環ポンプ20のポンプ吐出口
36に対して、循環ポンプ連結パイプ38を通じて噴出
口連結パイプ26が接続されて連通せしめられている。
【0041】この循環ポンプ20は、例えば公知の渦巻
き型遠心ポンプによって構成されており、循環ポンプ駆
動モータ34によって駆動されるようになっている。そ
して、ポンプ吸込口32から吸引された浴湯が、ポンプ
吐出口36から排出されるようになっている。
【0042】これにより、循環ポンプ20によって、浴
槽12の吸込口14から吸込ノズル28を通じて吸引さ
れた浴湯が、噴出口連結パイプ26を通って、足側及び
背中側の噴出ノズル24a〜24dを経て、足側及び背
中側の噴出口16a〜16dから浴槽12内に噴出され
るようになっているのである。なお、このことから明ら
かなように、本実施形態では、噴出口連結パイプ26,
吸込ノズル28および循環ポンプ連結パイプ38を含ん
で、接続管路18が構成されている。
【0043】さらに、足側噴出ノズル24a,24bお
よび背中側噴出ノズル24c,24dには、それぞれ、
足側エア供給管路56aおよび背中側エア供給管路56
bが接続連通せしめられている。足側エア供給管路56
aは、足側噴出ノズル24a,24bから鉛直上方に延
び出しており、その上側先端部分に対してエア吸入用の
一対の足側電磁弁50a,50bが接続されている。ま
た、背中側エア供給管路56bは、背中側噴出ノズル2
4c,24dから鉛直上方に延び出しており、その上側
先端部分に対してエア吸入用の一対の背中側電磁弁50
c,50dが接続されている。これらの電磁弁50a〜
dは、図面上に明示はされていないが、何れも、外部か
ら入力される電気信号によって開閉乃至は開口量が設定
される吸気口を備えている。
【0044】これにより、互いに異なる開口量が設定さ
れた電磁弁50aと50bの何れかおよび50cと50
dの何れかをそれぞれ選択設定することにより、足側及
び背中側の噴出ノズル24a〜dにおける流体流通によ
って生ぜしめられる負圧力の作用に基づいて、電磁弁5
0a〜dの吸気口52を通じて吸引された外部エアが、
足側エア供給管路56aおよび背中側エア供給管路56
bを通じて、足側噴出ノズル24a,24bおよび背中
側噴出ノズル24c,24dに導かれるようになってい
る。そして、それら足側噴出ノズル24a,24bおよ
び背中側噴出ノズル24c,24d内で、流通せしめら
れる浴湯と混合せしめられた後に、多数の泡状となっ
て、気泡混合水流として、足側及び背中側の噴出口16
a〜16dから浴槽12内に噴出せしめられるようにな
っている。
【0045】また、本実施形態のジェットバス10は、
循環ポンプ20や電磁弁50a〜dの作動を制御する制
御ユニット48と、該制御ユニット48との間でコント
ロール信号や表示信号を送受する操作パネル42を備え
ており、操作パネル42を操作して制御ユニット48、
延いてはジェットバス10の作動を制御することが出来
るようになっている。
【0046】すなわち、操作パネル42には、循環ポン
プ20を駆動および停止せしめるためのONスイッチ4
4およびOFFスイッチ46が設けられており、かかる
ONスイッチ44の操作によって駆動電流が制御ユニッ
ト48から循環ポンプ駆動モータ34に供給されること
により、該循環ポンプ駆動モータ34で循環ポンプ20
が駆動せしめられるようになっている。また、OFFス
イッチ46の操作によって、循環ポンプ20を停止せし
める停止信号が制御ユニット48に入力されると、循環
ポンプ駆動モータ34への駆動電流が停止されて、直ち
に循環ポンプ20の作動が停止せしめられるようになっ
ている。
【0047】そこにおいて、特に本実施形態では、OF
Fスイッチ46の一回の単純押圧操作によって循環ポン
プ駆動モータ34への給電停止の制御信号が出力される
ようになっている一方、ONスイッチ44は、一回の単
純押圧操作によっては循環ポンプ駆動モータ34への給
電開始の制御信号が出力されることのない、チャイルド
ロック機構が設けられている。具体的には、かかるチャ
イルドロック機構は、例えば、ONスイッチ44を一定
時間以上押圧し続けることによって、或いは所定時間内
に複数回連続押圧することによって、或いはまたONス
イッチ44と他のスイッチを同時に押圧することによっ
て、初めて循環ポンプ駆動モータ34への給電開始の制
御信号が出力されるように構成されている。なお、この
チャイルドロック機構は、当初からそのようにプログラ
ムされている他、所定の設定操作によって任意的にチャ
イルドロック機構が作動されるようにプログラムされて
いても良い。
【0048】また、操作パネル42には、足側噴出ノズ
ル24a,24bより噴出される気泡流の強さを切り換
えるための足側切換スイッチ58および背中側噴出ノズ
ル24c,24dより噴出される気泡流の強さを切換え
るための背中側切換スイッチ60が設けられている。そ
して、例えば、足側切換スイッチ58の強スイッチが押
されることにより、操作パネル42から制御ユニット4
8を介して、大きな吸気口を有する電磁弁50aに信号
が伝達されて、かかる電磁弁50aが開状態となり、大
容量のエアが吸気口から足側噴出ノズル24a,24b
に流入し、浴湯が大気泡流となって浴槽12内に噴出せ
しめられるのである。
【0049】また、背中側噴出ノズル24dに接続され
ている噴出口連結パイプ26には、背中側エア供給管路
56bが接続されている位置よりも循環ポンプ20側に
圧力計62が設けられている。この圧力計62は、噴出
口連結パイプ26内の圧力を検出し得るものであれば良
く、例えばベンチュリ管を利用した負圧計など、従来か
ら公知の各種圧力計が採用可能である。そして、かかる
圧力計62による検出値が、予め設定された設定値を越
えるほどに噴出口連結パイプ26内の圧力が低下して流
量が減少した場合には、圧力計62が接続された制御ユ
ニット48から、循環ポンプ駆動モータ34に停止信号
が出力されるようになっている。そして、かかる停止信
号により、循環ポンプ駆動モータ34が停止されて、循
環ポンプ20が速やかに停止されるようになっている。
【0050】さらに、図2〜3に示されているように、
吸込ノズル28によって構成されて、浴槽12の周壁部
23に開口せしめられた吸込口14には、ストレーナ7
8と吸込カバー88が装着されている。
【0051】詳細には、吸込ノズル28の開口部には、
吸込口フランジ64が螺着されている。この吸込口フラ
ンジ64は、軸方向にストレートに延びる円筒状部66
を有しており、その軸方向一方の端部には、円環形状の
フランジ部68が一体形成されている。また、円筒状部
68の外周面には、吸込ノズル28の内周面に形成され
たネジ溝部に螺合可能なネジ山部が形成されている。そ
して、吸込口14の外方に糸巻き形状を有するゴムパッ
キング74を介して吸込ノズル28が配設されていると
共に、吸込口14の内方にゴムパッキング74及び薄肉
円環形状のリテーナ76を介して吸込口フランジ64が
配設されており、吸込口フランジ64のネジ山部が吸込
ノズル28のネジ溝部に螺合されることにより、吸込ノ
ズル28が浴槽12の周壁部の外側に固定されるように
なっている。なお、かかる固定状態下において、ゴムパ
ッキング74は、吸込口フランジ64と吸込ノズル28
によって圧接されており、その結果、吸込口14の内周
縁部が流体密に閉塞されて、吸込口14から浴槽12の
外部への浴湯の漏れが防止されるようになっている。
【0052】また、吸込口フランジ64の円筒状部66
には、径方向内方に離隔してストレーナ78が挿通配置
されている。このストレーナ78は、全体として有底円
筒形状とされており、円環形状のフランジ部82と円板
形状の底壁部77が中心軸方向で離隔配置されていると
共に、複数本の支柱80で相互に固定されており、外周
壁部が金網81で覆われることによって構成されてお
り、それによって、外周壁部が多数の小孔を備えた流体
通過性とされている。そして、かかるストレーナ78
は、吸込口フランジ64に内挿されて、吸込口フランジ
64の中心軸上に配設されており、かかる配設状態下に
おいて、ストレーナ78のフランジ部82は、吸込口フ
ランジ64のフランジ部68の内周縁部に形成された円
環形状の支持部84に当接支持せしめられている。
【0053】また、ストレーナ78の底壁部77は、上
述の如き配設状態下において、吸込ノズル28の内側に
突出せしめられたセンサ86に当接せしめられている。
このセンサ86は、マイクロスイッチ等によって構成さ
れており、ストレーナ78の底壁部77でスイッチレバ
ー83が押圧操作されることにより、ストレーナ78が
装着されていることを検出するようになっている。そし
て、ストレーナ78の装着状態が検出された場合にだ
け、センサ86から制御ユニット48に対して、循環ポ
ンプ作動可能信号が伝達されて、循環ポンプ20が作動
可能とされるようになっている。また、ストレーナ78
が装着されておらず、センサ86のスイッチレバー83
が押圧されていない状態では、センサ86から制御ユニ
ット48に対して、循環ポンプ作動不可能信号が伝達さ
れて、循環ポンプ20が作動不可能とされるようになっ
ている。
【0054】また、吸込口フランジ64の軸方向外方に
は、吸込カバー88が配設されている。この吸込カバー
88は、ABS樹脂等の合成樹脂によって形成されてお
り、図2に示されているように、底壁部87と筒壁部8
5を備えた、全体として浅底の有底円筒形状乃至は円形
カップ状を有していると共に、底壁部87の外周角部8
9には、全周に亘って角面取りが施されている。なお、
底壁部87の表面92は平坦な円板形状を有しており、
この表面92には、中央部分を除く全体の円環状部分に
対して、多数の吸込孔94が略均等に分散して形成され
ている。これら各吸込孔94は、表面92の周方向に沿
って湾曲した長手形状とされており、略一定の断面形状
で底壁部87を軸方向(厚さ方向)に貫通するように形
成されている。また、吸込孔94は、底壁部87の表面
92の周方向に沿って等間隔に複数個(本実施形態では
12個)形成されていると共に、表面92の径方向にも
等間隔に複数個(本実施形態では3個)形成されてい
る。要するに、吸込孔94は、径方向に所定の間隔を有
するように形成された表面92の中心を中心とする複数
(本実施形態では三つ)の同心円上において、周方向に
等間隔に複数個(本実施形態では12個)形成されてい
るのである。
【0055】また、径方向寸法が最大の同心円は、表面
92の外径寸法よりも僅かに小さな径方向寸法を有して
いると共に、径方向寸法が最小の同心円は、表面92の
外形寸法の1/2弱の径方向寸法を有している。更に、
各同心円上に形成された吸込孔94は、表面92を中心
として径方向に延びる複数本の放射線上に配列するよう
に形成されている。
【0056】また、吸込孔94は、各同心円上において
は、略同じ大きさで形成されていると共に、同心円の径
方向寸法が大きくなるに従って、その大きさが大きくな
るようになっている。要するに、最大径方向寸法を有す
る同心円上に形成された吸込孔94の開口面積が最大と
なっていると共に、最小内径寸法を有する同心円上に形
成された吸込孔94の開口面積が最小となっているので
ある。なお、本実施形態では、最大径方向寸法を有する
同心円上に形成された吸込孔94の大きさは、最小径方
向寸法を有する同心円上に形成された吸込孔94の略2
倍の大きさとされている。
【0057】さらに、筒壁部85は円筒形状を有してお
り、この筒壁部85には、軸方向中間部分で厚さ方向に
貫通する多数の貫通孔95が形成されている。かかる貫
通孔95は、一定の幅寸法:Bで周方向に長さ:Lで延
びる長孔形状とされており、好ましくは、2mm≦B≦1
0mmとされている。更に、貫通孔95内には、幅方向に
延びる複数本(本実施形態では2本)の薄板形状の仕切
壁101が形成されており、これら仕切壁101で貫通
孔95が仕切られることによって、各貫通孔95内にお
いて、筒壁部85の内外に貫通する複数の吸込孔97が
形成されている。特に、各吸込孔97の周方向長さ:l
は略同一とされており、特に好ましくは2mm≦l≦10
mmとされている。また、貫通孔95は、筒壁部85の周
方向に等間隔に複数個(本実施形態では10個)形成さ
れている。
【0058】そして、かかる吸込カバー88は、図3に
示されているように、吸込口フランジ64のフランジ状
部68の外周縁部に周方向に等間隔に形成された図示し
ない複数の切欠に対して、吸込カバー88の開口端部の
内周面に吸込口フランジ64のフランジ状部68に設け
られた切欠の形状に対応した取付片96が嵌め込まれた
後、吸込カバー88が周方向に所定角度だけ回転せしめ
られることにより、吸込カバー88が吸込口フランジ6
4に対して係止固定されているのである。また、吸込カ
バー88の底壁部には、内方に突出するように形成され
た円筒形状の固定突部98が複数個形成されており、吸
込カバー88が吸込口フランジ64に固定された状態下
において、かかる固定突部98がストレーナ78のフラ
ンジ部82に当接されており、それによって、ストレー
ナ78は軸方向に移動不能とされている。更に、吸込カ
バー88が吸込口フランジ64に固定された状態下にお
いて、吸込カバー88に形成された吸込孔94は、吸込
口14の開口方向と略平行な方向に開口されるようにな
っている。
【0059】上述の如き構造とされたジェットバス10
においては、例えば、以下の如くして作動せしめられる
こととなる。即ち、先ず、ストレーナ78が吸込口フラ
ンジ64に内挿されて、センサ86がストレーナ78の
存在を感知し、循環ポンプ駆動可能信号がセンサ86か
ら制御ユニット48に伝達されて、循環ポンプ駆動モー
タ34が駆動可能となる。次に、吸込カバー88を吸込
口フランジ64に固定した後に浴槽12内に所定量の浴
湯を貯蔵する。続いて、操作パネル42のONスイッチ
44を数秒間押しつづけることにより、操作パネル42
から制御ユニット48を介して循環ポンプ駆動モータ3
4に循環ポンプ駆動信号が入力されて、循環ポンプ駆動
モータ34が駆動せしめられる。それに伴って、循環ポ
ンプ20が駆動せしめられて、浴槽12内の浴湯が吸込
口14から循環ポンプ20内に吸引される。そして、循
環ポンプ20内に吸引された浴湯が噴出口連結パイプ2
6を介して、足側及び背中側噴出ノズル24a〜24d
に流入する。
【0060】また、足側及び背中側の電磁弁50a,5
0b,50c,50dの吸気口からエアが吸引されて、
吸気管56から足側及び背中側の噴出ノズル24a,2
4b,24c、24dに取り入れられ、足側及び背中側
の噴出ノズル24a,24b,24c、24dに流入せ
しめられた浴湯に混入されて気泡流として浴槽12内に
噴出される。
【0061】更にまた、故意にストレーナ78を取り外
した場合には、センサ86から循環ポンプ駆動不可能信
号が制御ユニット48を介して循環ポンプ駆動モータ3
4に伝達され、循環ポンプ駆動モータ34が停止せしめ
られ、それに伴って、循環ポンプ20が停止乃至は作動
不能とされるようになっている。また、入浴中に、吸込
口14から髪の毛やタオル等が吸いこまれて、圧力計6
2の検出値が予め設定された設定値を超えた場合(しき
い値よりも大気圧側になった場合)には、圧力計62か
ら制御ユニット48を介して、循環ポンプ駆動モータ3
4に循環ポンプ駆動不可能信号が伝達されて、循環ポン
プ駆動モータ34が停止せしめられ、それに伴って、循
環ポンプ20が停止せしめられるようになっている。こ
のことから明らかなように、本実施形態では、センサ8
6と制御ユニット48によって、第一の安全スイッチが
構成されていると共に、圧力計62と制御ユニット48
によって第二の安全スイッチが構成されているのであ
る。
【0062】このような構造とされたジェットバス10
においては、吸込口14の浴槽12内への開口部を覆う
吸込カバー88に対して、表面92に開口して吸込口1
4の開口方向と略平行となるように複数個の吸込孔94
を形成すると共に、周壁部85には、最大開口方向の内
法寸法を10mm以下とした多数の吸込孔97を設けたこ
とから、髪の毛が長さ方向の中間部分から吸込口内に吸
い込まれるのを防止することが出来ると共に、万一、吸
い込まれた場合であっても、ほとんど抵抗なく抜き取る
ことが出来るのであり、髪の毛の引き込みに対する安全
性が向上され得るのである。
【0063】また、本実施形態では、OFFスイッチ4
6の一回の単純押圧操作によって循環ポンプ20を直ち
に停止せしめる一方、ONスイッチ44の一回の単純押
圧操作によって循環ポンプ20が駆動しないチャイルド
ロック機構が設けられていることから、誤って循環ポン
プ20を駆動せしめることを防止できる。
【0064】また、本実施形態においては、ストレーナ
78が取り外された場合に循環ポンプ20の作動を停止
せしめるようになっていることから、ストレーナ78を
取り外すことによって大きくなる吸引力によって髪の毛
等が吸込まれやすくなることを防止することが可能とな
り、髪の毛の吸い込みに対する安全性が向上され得る。
【0065】また、本実施形態では、髪の毛等が吸込口
14から吸引されて噴出口連結パイプ26の圧力が変化
した際に循環ポンプ20の作動を停止せしめることが可
能となっており、それによって、髪の毛等の吸い込みに
対する安全性が向上され得る。
【0066】また、本実施形態では、エアを吸引する手
段として電磁弁50a〜50dが採用されていることか
ら、エアの吸引量を高精度に制御することが可能とな
り、所望の強さを有する気泡流を噴出させることが出来
るのである。
【0067】以上、本発明の第一の実施形態としての吸
込カバーを備えた本発明に係るジェットバスについて詳
述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明
は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何
等、限定的に解釈されるものではない。
【0068】例えば、前記実施形態において採用されて
いた吸込カバー88の代わりに、図4に示されているよ
うな、本発明の第二の実施形態としての吸込カバー99
を採用することも可能である。なお、以下の説明におい
て、前記実施形態と同様の部材および部位については、
図中に、前記実施形態と同じ符号を付すことにより、そ
れらの詳細な説明を省略する。
【0069】すなわち、本実施形態の吸込カバー99
は、筒壁部85において、貫通孔95や吸込孔97が形
成されていない。また、底壁部87には、吸込孔94が
形成されていない中央部分に位置して、軸方向外方に向
って突出する突起90が一体的に形成されている。この
突起90は、円錐台形状とされており、その高さ寸法
は、3〜20mmに設定されることが望ましい。これによ
って、吸込カバー88の底壁部87の表面92には、凸
部としての突起90が形成されていると共に、突起90
の径方向外方において、凹部としての円環形状の環状平
坦部93が形成されている。そして、かかる環状平坦部
93には、前記第一の実施形態と同様に多数の吸込孔9
4が形成されている。
【0070】このような構造とされた吸込カバー99
は、第一の実施形態と同様にして、ジェットバスの吸込
口に装着されることとなる。そこにおいて、本実施形態
の吸込カバー99においては、吸込カバー88の底壁部
の表面側に突起90と環状平坦部93が形成されている
と共に、かかる凹部としての環状平坦部93にのみ吸込
口14の開口方向と略平行な多数の吸込孔94が貫通形
成されていることから、入浴中に体の一部がもたれかか
ること等によって、吸込孔94が塞がれて開口量が減少
することを軽減乃至は防止することが可能となる。その
結果、吸込孔94の開口量が減少せしめられて吸引力が
上昇することにより、髪の毛やタオル等を吸込易くなる
ことを回避することが出来るのであり、髪の毛の引き込
みに対する安全性が向上され得るのである。
【0071】次に、図5には、本発明の第三の実施形態
としての吸込カバー100が示されている。なお、以下
の説明において、前記第二の実施形態と同様の部材およ
び部位については、図中に、前記第二の実施形態と同じ
符号を付すことにより、それらの詳細な説明を省略す
る。
【0072】すなわち、かかる吸込カバー100は、前
記第二の実施形態の実施形態の吸込カバー(99)に比
して、突起(90)が形成されていないが、吸込カバー
100の底壁部の表面には、突起(90)の代わりに、
外方に突出するようにして複数の突起102が設けられ
ている。この突起102は、中実の円形凸状とされてお
り、最小径方向寸法を有する同心円上に形成された吸込
孔94よりも径方向内方において、周方向に等間隔に複
数個(本実施形態では6個)一体的に形成されている。
また、最大径方向寸法を有する同心円上に形成された吸
込孔94よりも径方向内方において、且つ、最大径方向
寸法の次に大きな径方向寸法を有する同心円上に形成さ
れた吸込孔94よりも径方向外方において、周方向に等
間隔に複数個(本実施形態では6個)一体的に形成され
ている。
【0073】そして、このような構造とされた吸込カバ
ー100を、吸込口フランジ(64)に対して固定する
ことにより、前記第二の実施形態と同様の効果を得るこ
とが出来るのである。
【0074】また、図6には、本発明の第四の実施形態
としての吸込カバー104が示されている。なお、以下
の説明において、前記第二の実施形態と同様の部材及び
部位については、図中に、前記第二の実施形態と同一の
符号を付すことにより、それらの詳細な説明を省略す
る。
【0075】すなわち、かかる吸込カバー104におい
ては、前記第二の実施形態の吸込カバー(99)の吸込
孔94における軸方向内方の開口部を覆うようにして、
網目状カバー106が設けられた構造とされている。こ
の網目状カバー106は、ABS樹脂等の合成樹脂によ
って形成されており、各吸込孔94内において、特に本
実施形態では吸込口94の一方の側(内側)開口端縁部
において、その全体を覆うようにして吸込カバー104
と一体成形されている。要するに、吸込カバー104
は、複数の吸込孔94を有しており、且つそれら全ての
吸込孔94の孔内に網目状カバー108が一体形成され
ているのである。なお、浴湯は、かかる吸込孔94より
網目状カバー108を通じて浴湯が吸引されるのであ
る。
【0076】そして、このような構造とされた吸込カバ
ー104においては、各吸込孔94の全てが網目状カバ
ー108が覆われていることにより、全ての吸込孔94
において、トータルの開口面積を有利に確保しつつ、吸
込口14の浴湯への各開口部の孔の大きさが小さく設定
され得るのであり、それ故、吸込口14の浴湯への全体
としての開口面積を有利に確保しつつ、髪の毛等に対す
る吸込口14からの吸い込み量や、吸い込み力を軽減せ
しめて、髪の毛の吸い込みに対する安全性を一層向上さ
せることが可能となる。
【0077】また、このような吸込カバー104におい
ては、周壁部に吸込孔を設けることも可能であり、その
際には、周壁部に形成された吸込孔の断面積よりも小さ
な断面積を有する貫通孔を、周壁部に形成された吸込孔
の開口部付近に形成することが望ましい。なお、かかる
周壁部の吸込孔は、例えば全周に亘って周方向に連続し
ていても良いし、周方向に適当な長さで延びる独立した
孔であっても良い。
【0078】また、吸込口の形成位置は、前記実施形態
の位置に限定されるものではなく、例えば、浴槽の幅方
向の周壁部に形成することも可能である。
【0079】さらに、前記実施形態では、電磁弁50
は、足側及び背中側噴出ノズル24に対して、2個ずつ
設けられていたが、3個異常設けることも可能であり、
それによって、気泡流の強さの選択範囲が広がるように
なる。
【0080】また、第二〜四の実施形態に係る吸込カバ
ーにおいて、底壁部に形成される凸部の数,形成位置お
よび形状は、実施形態のものに限定されない。更に、吸
込カバーに形成される凹部の数,形成位置および形状
も、実施形態のものに限定されない。
【0081】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
【0082】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされたジェットバスおよび吸込カバーにお
いては、何れも、吸込カバーにおける吸込孔を通じての
髪の毛の長さ方向中央部分からの吸い込みが、効果的に
軽減乃至は防止され得るのであり、また、たとえ髪の毛
が吸込孔から吸い込まれたとしても容易に引き抜くこと
が出来るのであり、髪の毛の吸い込みに対する安全性が
向上され得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態としての吸込カバーを
備えたジェットバスの斜視図である。
【図2】図1に示されたジェットバスに採用されている
本発明の第一の実施形態としての吸込カバーの斜視図で
ある。
【図3】図1に示されたジェットバスの吸込口の断面図
である。
【図4】本発明の第二の実施形態としての吸込カバーの
斜視図である。
【図5】本発明の第三の実施形態としての吸込カバーの
断面図である。
【図6】本発明の第四の実施形態としての吸込カバーの
断面図である。
【符号の説明】
10 ジェットバス 12 浴槽 14 吸込口 16 噴出口 20 循環ポンプ 88 吸込カバー 90 突起 92 表面 94 吸込孔 95 貫通孔 97 吸込孔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内に開口する吸込口と噴出口を設け
    て、それら吸込口と噴出口を接続する配管路上に循環ポ
    ンプを設置することにより、該吸込口から吸引した浴湯
    を、別途吸引したエアと共に、前記噴出口から浴槽内に
    噴出させるようにしたジェットバスにおいて、 前記吸込口の前記浴槽内への開口部を覆うようにして浅
    い有底筒形状の吸込カバーを配設せしめて、該吸込口を
    該浴槽内に開口連通せしめる吸込孔を該吸込カバーの底
    壁部と筒壁部にそれぞれ複数設ける一方、該底壁部にお
    ける該吸込孔の総開口面積を該筒壁部における該吸込孔
    の総開口面積より大きくすると共に、かかる筒壁部にお
    ける各吸込孔の最大開口方向の内法寸法を10mm以下と
    したことを特徴とするジェットバス。
  2. 【請求項2】 前記筒壁部において、10mm以下の略一
    定の幅寸法で周方向に延びる長手状の貫通孔を周方向に
    複数個形成すると共に、それら各貫通孔を該筒壁部の高
    さ方向に延びる仕切壁で複数領域に分割することによっ
    て各貫通孔に前記吸込孔を複数形成した請求項1に記載
    のジェットバス。
  3. 【請求項3】 浴槽内に開口する吸込口と噴出口を設け
    て、それら吸込口と噴出口を接続する配管路上に循環ポ
    ンプを設置することにより、該吸込口から吸引した浴湯
    を、別途吸引したエアと共に、前記噴出口から浴槽内に
    噴出させるようにしたジェットバスにおいて、 前記吸込口の前記浴槽内への開口部を覆うようにして吸
    込カバーを配設せしめて、該吸込口を該浴槽内に開口連
    通せしめる吸込孔を該吸込カバーに複数設けると共に、
    それら吸込孔を網状体で覆ったことを特徴とするジェッ
    トバス。
  4. 【請求項4】 浴槽内に開口する吸込口と噴出口を設け
    て、それら吸込口と噴出口を接続する配管路上に循環ポ
    ンプを設置することにより、該吸込口から吸引した浴湯
    を、別途吸引したエアと共に、前記噴出口から浴槽内に
    噴出させるようにしたジェットバスにおいて、 前記吸込口の前記浴槽内への開口部を覆うようにして吸
    込カバーを配設すると共に、該吸込口を該浴槽内に開口
    連通せしめる吸込孔を該吸込カバーに複数設ける一方、
    該吸込孔の全てを該吸込口の開口中心軸と略平行に貫通
    形成して該吸込カバーの表面に開口せしめると共に、該
    吸込カバーの表面に凹部と凸部を形成せしめて、前記吸
    込孔の全てを該凹部に開口位置せしめたことを特徴とす
    るジェットバス。
  5. 【請求項5】 前記吸込カバーの表面の中央に台地状凸
    部を形成すると共に、該台地状凸部の周囲に環状平坦部
    を形成し、該環状平坦部に前記吸込孔を開口位置せしめ
    た請求項1乃至4の何れかに記載のジェットバス。
  6. 【請求項6】 浴槽内に開口する吸込口と噴出口を設け
    て、それら吸込口と噴出口を接続する配管路上に循環ポ
    ンプを設置することにより、該吸込口から吸引した浴湯
    を、別途吸引したエアと共に、前記噴出口から浴槽本体
    内に噴出させるようにしたジェットバスに採用されて、
    前記吸込口の前記浴槽内への開口部を覆うようにして配
    設されるジェットバス用吸込カバーであって、 底壁部と筒壁部を備えた浅い有底筒形状を有すると共
    に、前記吸込口を前記浴槽内に開口連通せしめる吸込孔
    をそれら底壁部と筒壁部にそれぞれ複数設ける一方、該
    底壁部における該吸込孔の総開口面積を該筒壁部におけ
    る該吸込孔の総開口面積より大きくすると共に、かかる
    筒壁部における各吸込孔の最大開口方向の内法寸法を1
    0mm以下としたことを特徴とするジェットバス用吸込カ
    バー。
  7. 【請求項7】 浴槽内に開口する吸込口と噴出口を設け
    て、それら吸込口と噴出口を接続する配管路上に循環ポ
    ンプを設置することにより、該吸込口から吸引した浴湯
    を、別途吸引したエアと共に、前記噴出口から浴槽内に
    噴出させるようにしたジェットバスにおいて、 前記吸込口から前記噴出口に至る配管路上にストレーナ
    を配設すると共に、該ストレーナの存在を検出するセン
    サ手段を採用し、更に該ストレーナが取り外された状態
    下で前記循環ポンプの作動を停止せしめる第一の安全ス
    イッチを設けたことを特徴とするジャットバス。
  8. 【請求項8】 前記ストレーナを、前記吸込口の前記浴
    湯への開口部に配設せしめて、請求項6に記載の吸込カ
    バーの背後に位置せしめた請求項7に記載のジェットバ
    ス。
  9. 【請求項9】 浴槽内に開口する吸込口と噴出口を設け
    て、それら吸込口と噴出口を接続する配管路上に循環ポ
    ンプを設置することにより、該吸込口から吸引した浴湯
    を、別途吸引したエアと共に、前記噴出口から浴槽内に
    噴出させるようにしたジェットバスにおいて、 前記吸込口から前記噴出口に至る配管路上に圧力検出手
    段を配設せしめて、該圧力検出手段による検出値が予め
    設定された設定値を超えた場合に前記循環ポンプの作動
    を停止せしめる第二の安全スイッチを設けたことを特徴
    とするジャットバス。
  10. 【請求項10】 浴槽内に開口する吸込口と噴出口を設
    けて、それら吸込口と噴出口を接続する配管路上に循環
    ポンプを設置することにより、該吸込口から吸引した浴
    湯を、別途吸引したエアと共に、前記噴出口から浴槽内
    に噴出させるようにしたジェットバスにおいて、 所定の操作用パネルに対して、前記循環ポンプの作動を
    中止させるOFFスイッチを設けて、該OFFスイッチ
    の一回の単純押圧操作で該循環ポンプを直ちに停止せし
    めるようにする一方、前記循環ポンプの作動を開始させ
    るに際して、ONスイッチの一回の単純押圧操作を無効
    とするチャイルドロック機構を設けたことを特徴とする
    ジェットバス。
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